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いやあ1年間終わりましたね。今年は最後になって相場環境が急激に良好になり、大ちゃんも思わず心からの笑顔でニンマリ の幸せな環境でしたが、来年は証券税制大改悪前の「最後の1年」ということもあり、私も少しでも良好なパフォーマンスを上げられるように例年以上に気合を入れて頑張りたいと思っています。具体的には今年以上にPF上位銘柄への様々な角度からの徹底分析と、その結果としての資金集中を加速させ、取れるリスクの限界水準を維持して自分が持つ能力・直観力を最大限に発揮できるように死力を尽くします。 さて私は今日からしばらくの間海外に出かけてきます。遠い国に出かけ、日常を、日本の株式市場を、自らの投資手法を俯瞰し相対化して違う角度から眺め、すっきりとリフレッシュしたいと思っています。 そして同時にお気に入りの投資本をたくさんスーツケースに詰め込み、それらをゆっくりと読み直して、自らの投資理論を少しでも改善できるように読書にも励みたいと思っています。 ツイッターに関しては更新するかもしれませんが、このブログに関しては新年は少しゆったりし、しっかりと放電と再充電をして遅めの再開予定です。 皆様、今年も「優待バリュー株一筋」のこのややクレイジーな私の日記にお付き合い戴き有難う御座いました。来年もよろしくお願いいたします。 みきまる。
Dec 29, 2012
いやあ2012年も終わりましたね。皆様本当にお疲れ様でした。早速今年の成績ですが、対前年末比で+39.1%でのフィニッシュとなりました。 次に主な売買ですが、新規参戦が2131アコーディア・ゴルフ、2179成学社、3169ミサワ、4929アジュバンコスメジャパン、6826本多通信工業の5銘柄、追加参戦が2882イートアンド、4926シーボン、6059ウチヤマHD、9058トランコム(ただし優待廃止前)の4銘柄でした。 売却のほうは、完全撤退は2652まんだらけ(自分には戴いた優待品を有効利用できる能力がどうしても無かった)、3423エスイー(株価急騰)、8245丸栄、8875東栄住宅の4銘柄、部分撤退は2128ノバレーゼ、2695くらコーポレーション、3073ダイヤモンドダイニング、3097物語コーポレーション、3344ワンダーコーポレーション、3376オンリー、7874レック、9384内外トランスライン、9441ベルパークの9銘柄でした。また、期中売買は2198アイ・ケイ・ケイ1銘柄でした。 全体的に見ると、2013年を見据えて相対的な戦闘力が劣ると考えた銘柄を思い切ってバッサリと切り、CPを大きく高める形となりました。 今年は相場環境も良好でしたし、もっと良好なパフォーマンスを目指したかったのですが、ま、TOPIX、日経平均、東証2部平均、ジャスダック平均などの各ベンチマークに対してはアウトパフォームして終われたので、「のんびり優待族」の私としてはトータルでは合格点の良い一年だったと思います。来年も引き続き専門とする優待バリュー株に限りなく特化して頑張っていこうと思っています。
Dec 28, 2012
さて「どうしたら勝てる投資家になれるのか?」を考えるシリーズですが、今日はその第4弾です。率直に言って、 今日の日記が私が資産1億円を達成する原動力となった「みきまる理論」(笑)の神髄になります。 では始めます。 次のポイントは、 2. 裏の取れる自分の直感を信用する。 ことだと思っています。株式投資は「運用」、まさに文字通り運を用いるものなので、どうしても運の要素はあります。勝てる投資家、結果として勝った投資家は私が見たところ大体において「運がいい」。これは間違いなくあると思います。 「なんだ、みきまる、もったいぶっといて結局運の話かよ。」と思われるかもしれませんが、勝てる投資家が運が良いのは決して「ただの偶然」ではなく、幸運を引き寄せられるような必死の努力をし続けた結果なのだと考えています。 私は毎日毎日優待バリュー株投資に明け暮れているわけで、年に数回は「これだ!、この銘柄で勝負だ!」という直感が天から降ってくることがあります。具体的に今年で言うと、3097物語コーポレーションの焼肉店 が突然月次ブレークし、それを見て急いで店舗に偵察に行くと夕方4時半に行ったのに既に満員だった、1時間待ちと言われたのに実際には30分で案内された(お客さんの回転が良い)、そして満員で大忙しの修羅場の中でも店員さんが全員ニコニコして明るく元気に接客している姿を目の当たりにした時に、突然「ここは絶対勝てる!」と直感してすぐに大量に買い増しし、その後の株価急騰で大きな利益を上げることができました。私の直感は正しかったのです。 その一方で長年のファンだった2769ヴィレッジヴァンガードコーポレーション が急落した時には、実際の店舗を何度もしつこく探検した挙句に「大丈夫。そんなに店舗戦闘力は落ちていないし、大多数の投資家が言うほどには悪くない。これは勝てる。」と直感して実際に大量に買い増しし、その後驚愕の業績下方修正と弱気な今期の業績予想が出て、大敗して死にかけました。私はヴィレヴァンが好き過ぎて、お店にお客さんはいてもレジにはあまり並んでいないという事実を見逃していた、つまり目が曇っていたのでした。私の直感はこの時は間違っていたのです。 つまり、私の直感は当然「当たる時もあれば、外れる時もある」わけですが、株式投資には芸術的なそして未来予測が必要な部分が絶対にあり、直観力を鍛える、その精度を高めることなくしては絶対に勝ち上がれません。 そのために私は以下のような努力をしています。 A. 出来る限り毎日この日記を更新することを通じて、頭の思考回路を「勝てる優待バリュー株を論理的に発掘できる。また同時に直感で良い銘柄が分かるようになる。」ように最適化し続ける。 B. 「この銘柄だ!」という直感が空から降ってきたときには、必ずその「裏を取る」ようにする。具体的には、有価証券報告書や決算短信を読み込み、会社の決算説明会の動画がもしもあれば確認し、更にヤフー掲示板や個人のブログ・ツイッターや、アナリストレポートも可能な限り目を通し、疑問点があればすぐに会社に電話してIRに具体的に確認する。その上で、自分が見逃している情報はないか、主力としてホールドしていく上で不安感を抱えたまま未解決として残っている疑問が無いか、どうして今は安いのに今後株価が上昇すると思うのかを分かりやすく他人に説明できるか、を深く考える。 この項目は非常に大切なのでいくつかの補足の説明をします。投資家というのは非常に孤独な存在なので、誰もが「今考えていることをしゃべりたい。アウトプットしたい。」という欲求を持っています。そして現在その主流となっているのがヤフー掲示板や個人のブログ・ツイッターなどです。結果として大勝できるポテンシャルに満ちた銘柄の場合、それらのどこかに「力量と分析力の突出した投資家」が存在し、その銘柄が優れている理由を懇切丁寧に解説してくれていることがあります。今現在で言うと7605フジ・コーポレーションのヤフー掲示板がまさにそんな状態です。力の突出した投資家の下に多くのフォロワーが集まりアツい議論を交わす「バリュー空間」を作っています。そういったものを見逃さないことが大切です。 次に疑問点があった場合に会社に電話して質問すべきという点に関してですが、これはメールでも構わないといえば構わないのですが、出来れば電話の方がよりベターです。その理由は2点あります。 1つ目は、その銘柄について前もってしっかり勉強していないと当然意味のある質問が出来ないので、電話するプレッシャーが力になり自然に猛勉強が出来るということです。 そして2つ目は、結果として勝てる銘柄ではほとんどの場合はIR担当の方は「アツくそして親切」に質問に答えてくれるからです。つまりその対応次第で投資銘柄に関しての極めて大きなヒントを得ることが出来るということです。 例えば私がPF1位にしていた頃2198アイ・ケイ・ケイのIRに何度も直接質問をしましたが、担当者の成長へ賭ける熱意や躍動感がビンビン伝わってきました。また逆にかつて3320クロスプラスを準主力化しようか悩んでいて疑問点を質問しようと会社に電話したところ、担当してくれた方がまるでユーレイのように声が小さくてかつくぐもっていて良く聞き取れず、しかも非常に投げやりな態度で応対されたことがありました。アイ・ケイ・ケイは皆様ご存知の通り今年の大ヒット株となりましたし、クロスプラスは私が準主力化を見送ってから数年経ちますが未だに株価はヨコヨコです。 皆様もきっと、「そう言われて見ると、この銘柄が来るっ! と直感して、その後実際に思ったとおりになったことがあったなあ。」ということがあると思います。 「裏の取れる自分の直感は信用する」、「直観力を高める努力をし続ける」 これが「結果として運の良い」勝てる投資家になるために極めて大切 なのだと考えています。(続く)
Dec 27, 2012
さて大変な御好評を戴いている「どうしたら勝てる投資家になるのか?」シリーズですが、(昨日のこの日記のアクセス数は開設来最高となる5989でした。トランコムのおかげも少しあるかもしれませんが(笑)) 次の大原則は、 1. 幅広く、そして同時に効率良く多くの銘柄に当たる。 ことだと思っています。 勝てる銘柄に集中投資しないといけないとは言っても、闇雲に適当にやったのではあっという間に資金を失って市場から退場することになってしまいます。「ギャンブルで生き残れるのは資金力のある人間だけ」ですし、株式投資の世界は弱肉強食そのものですから、弱小個人がいい加減な売買をすればあっという間に自分が焼肉定食になってしまいます。 つまり、勝てる銘柄を広くそして同時に効率よく探す、という作業が必要不可欠なのです。 そのための私自身の今現在の手順・思考回路は以下のようなものです。 A. 毎日の生活の中で常に心のアンテナを高く掲げて置く。目に入るもの全てを投資と関連付けて考え、気になるお店・商品などがあればすぐにその会社が上場していないかチェックする。暇があれば必ずイオンなどの巨大ショッピングセンターや繁華街を執念深く練り歩いて、チャンスのかけらを捜し求める。 ちなみに「どのショッピングセンターにも必ずさりげなくお店が入っているし、お客さんもまずまずいる。しかもいつの間にかどんどんお店の数が増殖しているなあ。」と言うことに気付いて主力化し、結果として大きな利益を上げることが出来た具体的な銘柄としては、バッグの小売専門店の9990東京デリカ があります。 B. 世の中は広く、そして自分よりも賢い投資家は無限にいる。自分より成績の良い投資家の方の投資手法 や 手掛けている銘柄 は宝の山なので、その中にもしも自分の知らないやり方や銘柄があれば、謙虚に学ぶ。 C. Bに関連するが、過去長年にわたってベンチマークを確実に上回る成績を上げ、かつそのPFをある程度公開している 投資家 や ファンド は実際に存在している。そういった方々のPF内の銘柄群は「結果として極めて正解に近い」ことが多いので、しらみつぶしに調べ上げる。 D. 上記の調査の中から抽出された良さそうな銘柄は、まず1枚買って「優待株いけす」に入れる。いけすは毎日楽しく眺め、そして同時に主力株概況、PF概況等の形で、その銘柄を保有している理由をアウトプットし続ける。そうすることで、「勝てる銘柄を抽出する思考回路」が徐々に頭の中に出来上がるし、アウトプットするためには日々勉強しなくてはならないので、自然に投資に必要なインプットも出来る。 ただし、いわゆる「四季報通読」も勿論基礎として必要と思いますし、一度はするべきだと思います。実際私もたまに頑張って行っています。その基本の上で上記のようなプロセスを経ることが、勝てる銘柄抽出のために大切であると考えています。(続く)
Dec 26, 2012
さて激ウマ「優待しゃぶしゃぶ肉」優待が廃止になったことで、 ニクソン(肉損)ショック が発動されるかが、我々優待族はもちろん非優待系のバリュー株投資家の方からも強く注目されていた9058トランコムですが、「増配のほうが評価されて、今のところかえって値上がり」という結果となりました。 私は優待バリュー株の条件として良く、「元々指標的に安いコテコテのバリュー株に、更にプラスして魅力的な優待がついている場合」というのを上げるのですが、トランコムはこの条件を完全に満たす銘柄だったため優待よりもバリューの方が勝ったということだと思います。 優待廃止後のトランコムの強い値動きを見て私は、「トランコムは本当に基準優待株に相応しい、素晴らしく立派な優待バリュー株だったなあ。」としみじみと感じました。 私がトランコムの次の絶対的な基準となる「鉄板優待バリュー株」を発掘することは簡単ではなさそうです。
Dec 26, 2012
本日、私のPF17位の準主力株である9058トランコムが優待廃止を発表しました。 私にとってはトランコムはただの優待株ではありませんでした。まずは本当は少し先に公開する予定だった「準主力株概況17位、トランコム」の幻となってしまった下書きを御覧下さい。 17位 9058 トランコム (東1、9月優待) ◎◎ PF時価総額17位の準主力は、全国26拠点、協力会社約10,000社のネットワークを活用し、荷主企業の「荷物があるが車両がない」という貨物情報と、協力輸送会社の「行きは荷物があるが帰りは空っぽ」という空車情報をマッチングさせ、荷主企業と協力輸送会社のニーズを満たし、独自性のあるビジネスモデルで急成長を続ける物流情報サービスのトランコムです。2012年12月、ついに待望の東証1部昇格を果たしました。 現在の株価は1677円、PBR1.02、株主持分比率は54.7%とまずまず、今期予想PER7.07、配当利回り3.0%(50円)、総合利回り4.8%(50+30=80円)で、優待は100株保有で3000円相当の品物(選択性)です。 優待族的にはトランコム=「国産黒毛和牛しゃぶしゃぶ肉」 (株主優待だけで優雅な生活 みきまる&WWW9945共著より引用) という有名な方程式がありますので、今年も当然選択しました。 今回はすき焼きにしました。 ↑ ちなみにダシはPF10位の主力である3172ティーライフの優待品を使って取っています。 いつものことですが、やっぱりトランコムの優待しゃぶしゃぶ肉は美味しいです。投資家として「日々戦ってきた報酬を、今まさに手にしている」という実感がありますね。 トランコムは万年不人気であり、激安銘柄だらけの陸運セクターの中では指標的に特別に割安と言うわけではありませんが、四季報を見れば一目瞭然な通り、売上・利益・配当とも過去グングン伸び続けているピカピカの成長株です。現在まで12期連続増配中ですし、大株主2位には「不人気バリュー株頑固投資」で知られる「BBHフォー・フィディリティー・ロー・プライスストック」も登場しています。 つまり、トランコムはただの「優待しゃぶしゃぶ肉」銘柄ではなく、成長力・指標的な割安さ・魅力的な優待の3つを最上級のレベルで兼ね備えた、戦闘力の高い極上の「鉄板優待バリュー株」なのです。 (株主優待だけで優雅な生活 みきまる&WWW9945共著より引用) 私は現在「ある銘柄を主力株に引き上げるか?」を最終判断するときに、「その銘柄はトランコムよりも良い銘柄なのか?」ということを最後に自問するようにしています。ここより総合戦闘力の高い優待バリュー株は決して多くはありません。その意味で、 トランコムは主力株への大きな関門となる、基準優待バリュー株 であると考えています。「基準優待バリュー株」を持つことは非常に大切で、以前は7508 G-7ホールディングス(優待廃止でボツ)や3078 ユニバース(上場廃止でボツ)がその大役を担っていたのですが、今現在はトラちゃんがその役目を負っています。これからも優待ししゃぶしゃぶ肉と会社の成長を楽しみにしながら、ホールドして応援していく予定です。 引用終わり。。。 。 。 。 。 。 。 。 。 オエーッ、吐き気が止まりません。(泣) つまり、私にとってのトランコムは、極めて大きな信頼を置く「鉄板優待株」であり、同時にPF構成の軸となる「基準優待バリュー株」でもありました。 それだけにトランコムの優待廃止のニュースはあまりにも大きな衝撃で、今はもうあまりたくさんのことを書く元気も気力もありませんが、トランコムは待望の東証1部昇格を果たし、もう株主数に気を使わなくてもよくなった、我々優待族を必要としなくなったということでしょう。これはまさに2772ゲンキーと同じパターンですが、 下位市場から東証1部昇格を果たした銘柄には一定の優待廃止リスクがある。 ことを我々優待族は肝に銘じる必要があると、改めて認識しました。 トランコムの今回の優待廃止には同時に増配も伴っていますし、何しろトランコムは純粋にバリュー株としてみてもピカイチなので、明日以降一旦は暴落してもいずれ株価は持ち直すだろうとは推測しています。 ニクソン(肉損)ショック がどれほどのものなのか、優待族としてそしてホルダーとして、最後にしっかりと見届けたいと思っています。(笑) ただ、私は株価推移をゆったりと見ながらですがトランコムとはこれでお別れです。今まで、トランコムから頂いてきた優待、東証1部昇格を見届けることが出来たという楽しい思い出を胸に、私はまた次の優待バリュー株で気持ちを新たに頑張りたいと思っています。
Dec 25, 2012
さて今日から数回に分けて、「どうすれば勝てる投資家になるのか?」という大問題について、現時点で私が考えていることをプレゼンテーションしてみたいと思っています。 ところでいきなり結論を言うと、実はその答えははっきりしています。 0. 極少数の大勝できる銘柄に資金を集中する。卵を一つのお盆にドカンと盛る。 これだけです。 分散投資では絶対に億れない。怖くても卵を一つのお盆に盛るしかない。これが勝てる投資家になるための過酷な現実。 なのです。 「みきまる、おまえ頭イカレてるんじゃないのか?、そんなことは分かってるし、それが難しいからなかなか億れないんだよ。」という声が聞こえてきそうですが、(笑)、結果として大きな資産を築いている投資家の方は、私が見たところほぼ全員がどこかでは「リスクのある大勝負」に出て、その戦いに幸運にも勝利を収めています。 私が株式投資の世界に足を踏み入れた12年前の資産は、飼っていた雑種の極みのでぶ猫に無理矢理10万円の値札をつけたとしても、せいぜい全部で200万円でした。私は慎重な性格ですから、株式投資を始める前に色々な株本を大量に読み漁りました。 「あぁ、そうか、卵は一つのお盆に盛ったらダメなんだな。分散投資が大切なのか。」と最初から、少ない資金(今必死に思い出してみると、多分50万円だったと思います)を更に細切れにして、1414ショーボンド建設やら、自分のじいちゃんも、そして当時信奉していたさわかみのおやびんも持っていた5405住友金属工業(現在は5401新日鉄住金)、そもそもの株を始めるきっかけでどうしても優待券が欲しかった9861吉野家HDなどを買い求めました。 最初は「これでオレも投資家だ。」という高揚感でいっぱいで毎日を超御機嫌で過ごしていたのですが、しばらく経つうちに「いやちょっと待てよ。こんなことしててもいつまでも資金が増えないぞ。」と思い当たりました。 つまり、極少数の大勝できる銘柄に資金を集中し、卵を一つのお盆にドカンと盛らない限り結局は勝てないのです。 私の12年間は、この大原則を追い求めるだけの日々だった とも言えます。次回から、そのための努力の手順の実際について考えて行きたいと思います。(続く)
Dec 24, 2012
さて今日から年末のスペシャル企画として、「どうすれば勝てる投資家になるのか?」を考えて見たいと思います。 今年は相場環境も良く、長年の「日本株冬の時代」を生き抜いてきたタフな投資家の中から資産一億円を達成する、いわゆる「億り人(おくりびと)」が続出しました。 誰もが「勝てる投資家になりたい。」、「自分も億りたい。」と思っていると思います。 勝てる投資家、結果として勝った投資家にはいくつかの「共通する法則」のようなものがおぼろげに見える 私はこの12年間の自分の経験からそう感じています。現段階で私が「どうすれば勝てる投資家になるのか」について考えていることを、自分の頭を整理する意味で次回からシリーズでお送りしたいと思っています。(続く)
Dec 23, 2012
今年も終わりが近づいてきました。年末年始は色々と予定が立て込んでいるので、そろそろこの1年の総括を少しずつして行こうと思っています。 今年も本当に色々なことがありましたが、大きく利益確定できた銘柄は2198アイ・ケイ・ケイ、2786サッポロドラッグストア、3077ダイヤモンドダイニング、3097物語コーポレーション、3258常和HD、4339スターキャットケーブルネットワーク、6630ヤーマン、7458第一興商、9441ベルパーク、9990東京デリカあたりでした。 逆に大きな損害を出した銘柄は、1938日本リーテック、1960サンテック、2769ヴィレッジヴァンガードコーポレーション、7516コーナン商事、9202ANAあたりでした。 全体的な傾向としては、指標的に割安で成長力を併せ持っている銘柄で大勝しやすかった、また逆に、専門外の非優待株、指標的に割安でも成長力が無かったり前期比で減益の銘柄は負けやすかった、とまとめられると思います。 ただ、これはこの1年に限ったことではなく例年の傾向でもあります。来年の課題と反省としては、 1. 指標的な割安さと高い成長力、更に魅力的な優待の3つを併せ持ったキラキラと光り輝く銘柄だけを厳選して主力株とする。 2. 一旦主力株にした銘柄であってもその後「これはダメだ!」と判断した場合には、迅速に撤退して元の「優待株いけす」に戻す。今年も気をつけていたつもりだったが、結果としては決断が遅れる事例が多くてパフォーマンスを悪化させた。ミスは謙虚に反省して出直し、常にその時点で自信と確信を持てるベストの銘柄のみで主力株を構成する。 3. 「この銘柄は勝てる!」と直感し、かつその理由を論理的・客観的に分かりやすく他人に説明できるような銘柄には、確信の度合いに応じて大胆に大きく張る。PF内での比率が突出することを恐れない。最近では良い銘柄は瞬間的に急騰することも多いので、場合によっては「先に買ってから後で深く考える」などの柔軟な戦略も取る。 4. 自分の過去の戦績が極めて悪い非優待株には、よほどの確信と分かりやすい根拠が無い限り手を出さない。自分は専門外の非優待株ではトータルでは勝てていないことを常に十分に認識する。 あたりです。 今年の私の成績は恐らく対前年末比で+30%ちょっとあたりで終わるだろうと思うのですが、今年は相場環境も極めて良好でしたし「もっとやれたはず」という無念の思いが強いです。期待外れの厳しいパフォーマンスに終わった最大の原因は、優待株いけすから見出して準主力以上に引き上げた銘柄が「実はダメな子」だったと分かった時に素早くいけすに戻すことが出来なかったことです。 来年以降は、主力株へと昇格させる基準を今以上に厳密に設定し、また一旦昇格させてもその後基準を下回った場合には即マイナーリーグの優待株いけすに降格させるという原則を徹底し、「資産を増加させる」という目標に全てを賭けて更に精進していきたいと思っています。
Dec 23, 2012
いやあ連休初日ですね。私ものんびりとした気分で過ごしています。さて、今日もPF概況シリーズです。 271位 カッパクリエイトHD (東1、2月優待) △ PF271位は、関東地盤でくるくる寿司業界2位のカッパクリエイトHDです。 現在の株価は1823円、PBR1.42、株主持分比率は37.9%、今期予想PER45.24、配当利回り1.1%(25円)、総合利回り6.6%(25+94.5=119.5円、優待券はヤフオク平均落札価格の額面の90%で換算)で、優待は50株保有で 525円相当の優待券を10枚です。 かっぱ寿司は、業界トップのスシローに較べるとトータルでのお寿司の美味しさがやや劣ると思いますが、それでも値段を考えると十分に満足できると思います。 あおさとさんまつみれの赤だし かにみそ軍艦 小柱軍艦 塩だれ 戻りかつお 特選茶碗蒸し 私は上記のメニューが特に優れていると感じました。 カッパクリエイトはライバルの2695くらコーポレーションと較べると指標的に高く、そのため私は1枚ホールドしているだけです。ただ、かっぱもくらもそしてもちろんスシローも、業態が洗練されかつ極めてコストパフォーマンスの高いメニューを提供していると思いますし、日本国内だけでなく世界中で勝負していけるポテンシャルを秘めているのではないか?といつも感じています。
Dec 22, 2012
今日は2198アイ・ケイ・ケイの東証1部昇格のニュースがありました。ここは今年の前半には PF1位の超主力 として戦っていたこともある思い出深い銘柄であり、感慨深いものがありました。ただ、アイ・ケイ・ケイはこれで一つのゴールを迎えたわけであり、私は次の新しい優待バリュー株を求めてまた頑張って行かなくてはならないと気持ちを引き締めています。さて今日は通常のPF概況シリーズです。 270位 8875 東栄住宅 (東1、1月優待) ○ PF270位は、首都圏中心に戸建て分譲を手掛ける東栄住宅です。 現在の株価は986円、PBR0.72、株主持分比率は48.8%、今期予想PER6.07、配当利回り3.9%(38円)、総合利回り5.9%(38+20=58円)で、優待は100株保有で2000円相当のJCBギフトカードです。 東栄住宅は業績推移も問題なく指標的な割高感もありませんし、貴重な1月優待銘柄でもあります。現行の優待制度が続く限り、これからもホールドして応援していく予定です。
Dec 21, 2012
「準主力株概況13位、シーボン」 の日記は気合が入りすぎて長文となり、楽天ブログで一回に認められている文章量を超えてしまってその結果として書きたい内容を一部削らざるを得ませんでした。それは本望ではないため、シーボンを良い銘柄と思う理由のパートを独立させて改めて加筆・訂正しました。 私がシーボンをPF上位としている理由はまとめると以下の通りです。 1. シーボンは指標的にまずまず割安で、総合利回りも極めて高く、優待品にはオリジナリティがあって品質も良い。更に財務状態も健全そのもの。また営業部隊も姫の潜入取材で明らかになったように、「ほどほどの健全な強引さ」を保って頑張っている。つまり、優待族的には極めて良い銘柄の一つである。 2. シーボンの優待品には女性にしか使用できないという大きな欠点があったが、次回の2013年3月期には 「カンビセイ・スカルプシリーズ」 という、シャンプー、トリートメント、薬用育毛エッセンスの3種セットが選択肢に加わった。これなら男性投資家にとっても魅力的だし、そもそも我々投資家というのは常に高いストレスに晒され続けていて、慢性的に末梢血管の血流低下がありハゲやすいので、この優待拡充は大きな福音ともいえる。 3. 4919ミルボン、4923コタ、4924ドクターシーラボ、4925ハーバー研究所、4928ノエビアHDなどの比較対象となる他の化粧品優待株に対して相対的に極めて安い。元々化粧品会社は総合利回りが高くて一般的に高PBRに評価されやすいので、シーボンの現在の割安さはある意味異質ともいえる。 4. 東証2部昇格から1年となる来年の3月以降には東証1部昇格の期待がある。同業の4928ノエビアHDがしばらく前に同じように東証2部から1部に昇格した時には株価が900円前後から1150円前後まで約25%急騰したことは記憶に新しいが、シーボンもファンダメンタルズ、総合利回りから考えて「第2のノエビア」になっても全く不思議ではないと考える。 5. では何故シーボンは万年割安水準で放置されているのか? 一つには成長力がほとんど無いことだが、それにしても優待族的には今の株価位置は安いと感じる。そしてもう一つは、恐らくこちらの方が大きな理由と思うのだが、シーボンはビジネスモデルが「かなり胡散臭い」ので、それを警戒して敬遠している投資家が多いと考えられる。 投資家のほとんどは、私も機関投資家も含めて「大体おっさん」 なので、シーボンの顧客層からは180度離れたところに存在しており、シーボンについてその実際を100%理解することはほぼ不可能である。つまり、 シーボンは投資家的には「過小評価」されている可能性がある。 ただ、姫の潜入取材の経験からすると、シーボンのビジネスの現場は意外にも「ポジティブな明るさと活気」に満ちており、それなりにうまく回っているという印象が強い。それは過去の堅実なシーボンの業績にも力強く現れているし、我々男性にとって「力」や「強さ」が大切なように、女性にとっては「美しさ」が全てである。本能に根ざした業態は強いし、 シーボンは「女の体育会系銘柄」としてこれからも確実に利益を上げ続ける可能性が高い。 ということです。ま、シーボンでの勝負のポイントは来年に東証1部昇格を実際にできるかにかかっているとは思いますが、いずれにせよ、準主力として楽しくホールドしながら応援していく予定です。
Dec 20, 2012
さて今日から準主力株概況シリーズを始めます。 時価総額500万円以下200万円以上で、「主力にするには後一歩何かが足りないけど、それでも光るところがたくさんある」銘柄群です。 13位 4926 シーボン (東2、3月優待) ◎◎ PF時価総額13位の準主力筆頭銘柄は、イケイケ営業系の化粧品自社製造・販売会社のシーボンです。今年3月めでたく東証2部昇格を果たしました。 現在の株価は1711円、PBR0.83、株主持分比率は76.9%で有利子負債は0、今期予想PER8.54、配当利回り4.7%(80円)、総合利回り9.4%(80+80=160円、優待の自社製品はヤフオク平均落札価格の7000円、自社サロンケア利用券は同1000円で換算)で、優待は100株保有で自社製品+自社サロンケア利用券1枚です。 今年の優待品は、シーボン人気ナンバーワン製品の「トリートメントマセ」でした。 姫によると「メイク落としとマッサージクリームが一緒になっていて、使い終わった後にお肌がしっとりとしてよい。」と高評価でした。 また、サロンケア利用券の実際に関しては、昨年から合計3回姫が様々な店舗に実際に潜入取材をしてくれました。 それによると、「株主招待券で入ると1ミリも勧誘されなくて快適だけど、その分ちょっと事務的というかそっけなくて寂しい感じ。隣の無料体験中の女の人とかはガンガン勧誘されてるのに。」ということでした。 また複数の店舗を体験した感想は、「銀座店が全てが最高。最初に出てくる飲み物も銀座店は種類が多いけど、他のお店はお茶だけだった。また銀座店は大きくて設備が揃っていて綺麗な上に、マッサージも丁寧で上手。他のお店は寂れた雑居ビルの上の方の階にお店が入っていて、薄暗かったり店内に窓もなかったりしてちょっと入るのにひるむ感じ。例えると、韓国とかに良くある妖しいブランド物の偽物屋さんみたいな雰囲気。マッサージのレベルもばらつきがあって銀座店には及ばない。」ということでした。やっぱり旗艦店の銀座店は凄いんですね。 ↑ みきまる&WWW9945共著 株主優待だけで優雅な生活 より引用 シーボンでは化粧品購入で得られるポイントに応じて「無料サロンケア」を受けることができ、それを武器とした営業をしています。 サロンで聞き耳を立ててきてくれた姫によると、無料体験に来たお客さんにはマッサージ中から、「これを最低1年は続けるとすごくいいんですよね。」というトークが入り、マッサージ終了後には、「やっぱり一段顔のトーンが明るくなって、肌が瑞々しくなりましたね。これをずっと続けるといいですよ。」というポジティブな誉め言葉で勧誘していると言うことでした。全体的な印象としては、 強引と言うよりはアツい。 トークで、非常に頑張っていると感じたとのことでした。 (続く)
Dec 20, 2012
いやあ日経平均・TOPIX強いですね。私のPFは小型の優待バリュー株が中心なので指数の上昇に付いて行けずやや苦しい状況です。唯一良かったニュースは、超主力の6059ウチヤマホールディングスに 業績上方修正 があったことくらいですね。 さてそんな中ですが、今日はサロン経由でスキンケア、トイレタリーを販売している4929アジュバンコスメジャパンへ参戦しました。現在の株価は1155円、PBR1.22、株主持分比率は55.2%、今期予想PER8.74、配当利回り3.5%(40円)です。 アジュバンコスメジャパンは12月13日に東証2部へ新規上場しました。IPOの多い12月、地味な業種、東証2部への上場ということで全く人気が出ず、早くも公開価格の1250円を安定して下回る水準で株価は推移しています。 ただ会社のホームページを見ると、すでに株主優待のページが用意されており(内容は現在は空欄)、業種からしても近い将来の優待新設はほぼ確実だろうと見ています。また、直接競合する同業種のライバルの4919ミルボンを見ると、株価は2776円、PBR1.94、株主持分比率87.1%、今期予想PER17.82、配当利回り2.4%(66円)、総合利回り3.6%(66+35=101円、優待は100株保有で5000~9000円相当の自社シャンプー&トリートメントのセット。ヤフオク平均落札価格は3500円)程度に評価されており、アジュバンコスメジャパンも優待の内容によってはもう少し上昇する余地があると見ています。 最近の市場は優待新設を素直に高く評価する傾向が強いので、先回りして参戦する形となりました。実際に優待が新設されるまで粘り強く待ちたいと思っています。
Dec 19, 2012
さて今日は主力株概況シリーズです。 12位 2198 アイ・ケイ・ケイ (東2、4月優待) ◎ PF12位の主力は、九州を地盤に四国、東北、北陸などの敵の少ないエリアを狙い撃ちして展開する「逆張り系」ゲストハウス型ウェディング会社のアイ・ケイ・ケイです。 現在の株価は844円、PBR1.02、株主持分比率45.6%、今期予想PER5.76、配当利回り2.4%(20円)、総合利回り4.1%(20+15=35円)で、優待は100株保有で1500円相当、1000株保有で3000円相当、10000株保有で5000円相当の焼き菓子などです。 アイ・ケイ・ケイは早ければ来年の早い時期にも東証1部に昇格する可能性もあります。ただ最近のIKKは株価が急伸しており、既にある程度昇格を織り込んでいる気もします。実際に東証1部に上がれるのか?、上がったとしてその後に更に株価の伸びしろはあるのか?、それとも3366一六堂のように逆に材料出尽くして下がるのか? いろいろなことを楽しみにしながらアイ・ケイ・ケイをホールドしています。 さて大変ご好評を戴いてきた主力株概況シリーズですが、現在時価総額500万円以上の銘柄を「主力株」と表記しており、アイ・ケイ・ケイが条件を満たす最後の銘柄だったため今回で終了です。皆様お付き合い頂き有難う御座いました。
Dec 18, 2012
さて今日は通常のPF概況シリーズです。 269位 4668 明光ネットワークジャパン (東1、8月優待) △ PF269位は、小中高向け個別指導の補習塾『明光義塾』をFC軸に展開している、明光ネットワークジャパンです。 現在の株価は927円、PBR2.53、株主持分比率は66.6%、今期予想PER10.96、配当利回り2.9%(27円)、総合利回り6.1%(27+30=57円)で、優待は100株保有で3000円相当のクオカードです。 ↑ クオカードも額面3000円ともなると、本当に貰った時の満足感・充実感が大きいですね。 明光ネットワークジャパンは、6月22日に現行の太っ腹優待を発表しました。発表前の四季報記載の株主数は2208人で、今回の四季報記載の株主数は9671人でした。増加した株主数は7463人で、おそらくこれが今の日本の「アクティブな優待族」の実数なのかな?と考えています。つまり総合利回りの高い優待を新設すると、平均的に株主数は7000人増加するということになります。そうすると次の四季報での2769ヴィレッジヴァンガードの株主数は2011+7000≒9000人ということになるのですが、実際にどうなるのかを楽しみにしています。 話を明光ネットワークジャパンに戻すと、かなり高PBRで私の最も苦手とするタイプの銘柄ですが、何しろ優待内容がいいですし、1枚だけホールドしていく分には大きな問題はないと考えています。
Dec 17, 2012
いやあ今日はいよいよ衆議院選挙ですね。私もこれから楽しく選挙に出かけてきます。 ところで話は変わるのですが、様々なバリュー株投資家の方のブログ等を拝読していると、何故か保有銘柄が1900株とか3700株というような中途半端な持ち株になっていることが多いんですね。これは偶然なのでしょうか? 実は私のPFを見てもその傾向は強くあります。例えば昨日紹介した主力の6059ウチヤマHDは現在7900株のホールドです。自分の場合も以前から主力株を「変な株数」で持つ傾向はずっとあったのですが、それが何故なのか私自身にも良く分かっていませんでした。 ところが数年前に WWW9945さんの 「素数と株式心理」 という日記を読んで、それまでの自分の投資行動の謎が解け、それ以来意識的にこういう半端な数になるようにしています。具体的には、買い増しの最後を「違和感の強い株数」でフィニッシュするように心掛けています。 というのは例えば保有株数が4000株だと、キリがいいので「何があってもまったりのんびりホールド」ということに心理的になりやすいんですね。私は「おっとり優待族」なので尚更です。そこを意図的に3700株、4100株、4300株、4700株などの「1とその数自身」以外では割り切れない「素数」の倍数にしておくと、常に精神的にはどうも落ち着かないのですが、その分「臨機応変に総合戦闘力に応じて柔軟に売買」しやすいのです。ここで大切なのは売った後も3100株や2900株などの「変な数」にしておくことです。冗談のような話ですが、私は「主力株を常に素数の倍数で持つ」ようにしてから投資成績が明らかに良くなったんですね。(笑) きっと多くのバリュー株投資家の方は、無意識にそのことを感じていてそれで「素数の倍数で株を持つ」ことが結果として多いのではないか?と考えています。本当のところはどうなんでしょうね?
Dec 16, 2012
さて今日は通常のPF概況シリーズです。 268位 8012 長瀬産業 (東1、3月優待) ○ PF268位は、化学品専門商社首位の長瀬産業です。倒産した岡山の元名門企業の林原(インターフェロンやトレハロースの大量生産に成功したことで世界的に有名)を買収したのがしばらく前に話題になりましたね。 現在の株価は926円、PBR0.57、株主持分比率は44.5%、今期予想PER9.42、配当利回り2.8%(26円)で、優待は100株保有で自社もしくはグループ会社商品です。2012年の優待品は、「トレハロース+入浴剤」のセットでした。 長瀬産業はオリジナル性のある自社製品優待が楽しみですし、指標的な割高感も全くありませんし、PF下位銘柄としてホールドしていくのには何の不足もない、むしろ勿体無いくらいの素晴らしい銘柄であると考えています。
Dec 15, 2012
さて今日は久々に主力株概況シリーズです。 11位 6059 ウチヤマホールディングス (JQS、3月優待) ◎◎◎ PF11位の主力には、介護、カラオケ、飲食店が3本柱で、九州を地盤に全国展開しているウチヤマホールディングスが初登場しました。現在の株価は1399円、PBR0.66、株主持分比率は38.9%、今期予想PER5.82、配当利回り2.9%(40円)、総合利回り4.6%(40+25=65円、今年上場したばかりなので優待は暫定的に額面の50%で換算)で、優待は100株保有で5000円相当の優待券(自社子会社運営カラオケ・居酒屋等で利用可)です。 ウチヤマHDは、介護・カラオケ・飲食店というありきたりで地味な3業種を展開しており、不人気×3=やっぱり不人気ということで(笑)、上場以来安定して株価は低迷していますが、 上記の通り成長のエンジンである介護事業の売上高の伸長には目を見張るものがありますし、 介護・カラオケ・飲食共に、同業他社に較べて高い営業利益率を上げているところも魅力的です。 またカラオケ・飲食に関しては月次開示もあるので、業績推移をフォローしやすい点も安心感があります。 以上のことから私は、ウチヤマHDは成長性・高い利益率・指標的な割安さの3拍子揃った、破格に総合戦闘力の高い銘柄と考えています。 優待に関しては現状では九州地方以外の方には使いにくいかもしれませんが、今後の全国展開によってより価値の高いものになっていくことを期待しています。 ウチヤマHDは上場後日が浅く株価がまだ安定していませんが、見てきたように成長性と高い利益率をバランスよく達成しており、 うまくいけば「第二のコシダカ」になれる可能性もあると考えています。今後超主力の一角として業績推移をしっかりと見ながら、楽しくホールドして応援していく予定です。
Dec 14, 2012
昨日、イマイチな第三四半期決算 を補うため(?)のような、「業績悪いのでこれで許してね」的な 優待新設 を発表した、『unico』ブランドで若い女性向けのスタイリッシュな家具・雑貨店を展開する3169ミサワへ参戦しました。 現在の株価は1120円、PBR2.74、株主持分比率は33.9%、今期予想PER8.01、配当利回り0%(0円)で、優待は100株保有で1月株主に、 1. ライフスタイルショップunicoの15%割引券2枚(利用上限額なし) 2. 下記から1つ選択 unicoオリジナル株主限定商品(5000円相当) 当社レストラン食事券(5000円相当) 当社バイヤーセレクト商品(5000円相当) の2つです。 優待品の価値は実際に到着して見ないと何ともいえないですが、今のところ割引券は1枚2000円(テイストの似ている高感度のセレクトショップの7606ユナイテッドアローズの15%優待割引券のヤフオク平均落札価格が2000円で、同程度以上の価値があると判断)、優待品は額面の50%で2500円あたりかな?と見ています。そのため総合利回りは5.8%(4000+2500=6500円)となります。 ミサワは成長力の高い魅力的な銘柄で、私は非優待株の頃からたまにお店に潜入して探検はしていました。ただ私の最も苦手な高PBR銘柄でかつ3Qもあまり良くなかったことから、今回の優待新設で買うべきかは少し悩みました。 最終的には、非常に貴重な1月優待銘柄であること、15%優待割引券は意外に価値が高いかもしれないな?と考えたことから、本日の参戦となりました。優待を楽しみにしながら業績推移をしっかりとフォローしていく予定です。
Dec 13, 2012
そういえば今月に入ってからツイッターも始めています。基本的にはこのブログの更新状況をお知らせするのと、私自身が有益な情報(株式投資がメインですが他に趣味のF1のことなど)を得ることが目的ですが、たまにツイッターでのみ日々の株式市場での戦いの中で感じたことや直感したことを書くこともありますので、皆様も良かったらたまに覗いてくださいね。 https://twitter.com/mikimarufund
Dec 12, 2012
我々優待族には年2回、事業報告書や優待が集中して届く季節があるわけですが、この数日9月銘柄の到着ラッシュでそれらの仕分けに追われる、いわゆる「優待冬の陣」を過ごしています。 届いた事業報告書に一通り目を通し役立ちそうなところを写真に撮る、到着した優待品を解体し写真を撮り、使い道によって仕分ける、正直どれだけ時間があっても足りない状態で、「優待品と事業報告書の山」に埋もれて嬉しい悲鳴を上げています。 そのため日記の更新が若干滞る可能性もありますが、出来る範囲で頑張っていこうと思っていますので御了承下さい。
Dec 12, 2012
さて今日もPF概況シリーズです。 267位 3837 アドソル日進 (JQS、3・9月優待) △ PF267位は、大企業向け情報系システム開発が主力のアドソル日進です。 現在の株価は920円、PBR0.73、株主持分比率は46.6%、今期予想PER12.17、配当利回り2.7%(25円)、総合利回り3.8%(25+10=35円)で、優待は100株保有で年2回500円相当のクオカード1枚です。1年以上継続保有すると1枚追加となるので、1年経過後の総合利回りは4.9%(25+20=45円)となります。 アドソル日進は指標的には妥当な株価位置ですが、長期株主優遇優待制度があり一定の魅力はあります。これからも優待を楽しみにホールドしていく予定です。
Dec 11, 2012
今日は 準主力の9058トランコム の東証1部昇格のニュースがありました。指標的な割安さ・成長力・優待力の3拍子揃った銘柄ですし、今後東証1部銘柄に相応しい評価を受けることを期待しています。さて今日は通常のPF概況シリーズです。 266位 2412 ベネフィット・ワン (東2、3月優待) △ PF266位は、官公庁や企業の福利厚生業務の運営代行サービスのベネフィット・ワンです。 現在の株価は92200円、PBR2.20、株主持分比率は64.2%で有利子負債は0、今期予想PER12.23、配当利回り3.3%(3000円)で、優待は1株保有で自社福利厚生サービススタンダードAコースです。 ベネフィット・ワンは以前準主力候補として検討したこともありましたが、結局株価上昇により買い増しすることができず、残念ながら1枚ホールドするだけに留まりました。指標的にはやや高いですが、成長力もありますし今のところはホールドの予定です。
Dec 10, 2012
さて今日は久々に主力株概況シリーズです。 10位 2882 イートアンド (東2、3月優待) ◎◎ PF時価総額10位の主力には、中華料理店「大阪王将」を展開するイートアンド が登場しました。ここは「餃子の王将」と似ていて紛らわしいですが、本家の王将フードサービスの創業者の親類が独立して始めた「分家」になるということです。 現在の株価は1028円、PBR1.30、株主持分比率は32.9%、今期予想PER6.76、配当利回り1.5%(15円)、総合利回り4.4%(15+30=45円) で、優待は100株保有で3月株主に3000円相当の自社商品です。 私は今年は5番の冷凍食品の詰め合わせを選択したのですが、 「家の冷凍庫がもしも小さかったらどうするんだ。」というほどの、凶暴・凶悪な圧倒的なボリューム感で大満足でした。私は優待品を見た瞬間に、 「イートアンドの優待品はキテル。勝てるかどうかは別にして、この優待品の圧倒的な生命力・肉弾力からして、まず大きく負けることはないな。」 と直感しました。 お酒の友にぴったりの小籠包 看板商品の餃子 レバニラ炒め 水餃子と若鶏唐揚げ どれも実に美味しかったです。 イートアンドは冷凍食品製造を筆頭とする食料品販売事業(48%) 大阪王将を筆頭とする外食産業(52%) の2本柱の両方がグングンと伸び続けているピカピカの成長株です。皆様のお家の近くでもそういえば「大阪王将」のお店はいつの間にか静かに増えていないでしょうか? そして、上記の通り冷凍食品のクオリティは高く、またお店で実際にご飯を食べてみても全体的にまずまず美味しいです。 イートアンドは餃子のニンニクを独自加工して匂いを大幅にカットすることに成功するなど、新たな需要を掘り起こす才能にも優れています。私は総合的に考えて、 「少しタイプは違うが、イートアンドは第2の3097物語コーポレーションになれるポテンシャルがある。」 と考えており、数年単位で見れば株価2000円を目指せると期待しています。今後の業績推移を慎重に見ながら、優待と会社の成長を楽しみに応援していく予定です。
Dec 7, 2012
昨日、大盤振る舞いの優待新設を発表した、大阪地盤の集団指導塾会社の2179成学社へ参戦しました。 現在の株価は443円、PBR1.49、株主持分比率は31.3%、今期予想PER7.19、配当利回り2.0%(8.7円)、総合利回り6.5%(8.7+20=28.7円)で、優待は年2回(3・9月)100株保有で1000円相当のクオカードです。 成学社は太っ腹な優待新設が評価され今日はストップ高となりました。ライバルの4668明光ネットワークジャパンがしばらく前に100株保有で3000円相当のクオカードという太っ腹優待を新設して株価が急騰したので、 それを横目で見ていて新設したのかな?という気がしますが、いずれにせよ総合利回りもかなり高いですし優待族的にはとても嬉しいことです。ただ、株主優待というのはあくまでも「おまけ」ですし、無理の無い範囲で末永く制度を継続してくれることを願っています。
Dec 6, 2012
いやあ相場環境が良いですね。たまにはこんな時があってもいいですし、私も相場を眺めながらのんびりと過ごしています。今日は昨日の株価急騰でPF1位に復帰した7605フジ・コーポレーションの11月月次が発表になりましたが、対前年同月比で既存店が+23%、全店が+29%と素晴らしい数字でした。 ちなみにPF4位の2769ヴィレッジヴァンガードの11月月次は既存店93.1%、全店97.1%でした。これも今年のVVの成績としては悪くないですが、それにしてもフジ・コーポの数字は凄いと思います。しかもこんな驚異的な月次がもう何年も続いているわけですからね。まさにPF1位で戦うに相応しい珠玉の優待バリュー株であると思っています。後は今日はPF9位の3172ティーライフの1Qも発表になりましたが、こちらは可もなく不可もなくというところでした。さて今日もPF概況シリーズです。 265位 9895 コンセック (JQS、3・9月優待) △ PF265位は、建設向けダイヤモンド工具大手のコンセックです。現在の株価は93円、PBR0.26、株主持分比率は61.4%、今期予想PER21.63、配当利回り0%(0円)、総合利回り 4.3%(0+4=4円、優待品は楽天市場価格の2000円で換算)で、優待は1000株保有で年2回、 2500円相当の自社商品(「健康飲料水 ラ・バモントライト」)です。その優待品なんですが、まさに今日到着しました。 飲んでみると、想定以上に酸っぱくてびっくりしました。焼酎に入れても美味しいらしいのでこれから試して見ようと思っています。 コンセックは利益剰余金マイナスで低PBRのいわゆる「優待ボロ株」ですが、いつも言うようにこの手の銘柄への投資というのは、「10の内1つか2つ急騰するものが出る。」感じで意外にもパフォーマンスは悪くなく、私は割と得意としています。 コンセックに関しても、今後の業績回復と優待を楽しみにしながらのんびりとホールドしていく予定です。
Dec 5, 2012
今日は超主力の7605フジ・コーポレーションの急騰がありました。今まで株価ヨコヨコでPFのお荷物状態だったのでホッと一息というところでした。今年は小型バリュー株を手掛けている投資家の方はほとんどがパフォーマンスが良かったという結果になりそうですが、私も少しでも良い成績を残せるように最後まで気を抜かずに頑張ろうと思っています。さて今日もPF概況シリーズです。 264位 9413 テレビ東京HD (東1、3・9月優待) ○ PF264位は、民放キー局5位で日本経済新聞社系のテレビ東京HDです。現在の株価は910円、PBR0.40、株主持分比率は72.7%、今期予想PER11.91、配当利回り2.8%(25円)、総合利回り3.3%(25+5=30円)で、優待は100株保有で500円相当のオリジナルクオカード(3月のみ)+抽選で自社公開番組招待(3・9月)です。 しかし、テレビ局には財務状態が良くてかつ指標的に安いところが目立ちます。それだけテレビ局の相対的な影響力が落ちたと言うことでしょうが、それにしても魅力的なところが多いですね。
Dec 4, 2012
さて今日は久々にPF概況シリーズです。 263位 9827 リリカラ (JQS、12月優待) △ PF263位はインテリア卸大手のリリカラです。 現在の株価は91円、PBR0.17、株主持分比率は30.7%、今期最終利益は0予想、配当利回り0%(0円)で、優待は1000株保有で自社取扱商品(2011年はエコバッグ)です。 リリカラのPBRは僅かに0.17倍、これはバリュー株投資家の御用達銘柄でもある9866マルキョウと並んで、「低PBR優待株ランキング」堂々の第一位です。しかも、リリカラには業績下方修正癖まであり、マルキョウとは違って「誰からも全く1ミリも期待されていない」銘柄でもあります。そういう私もリリカラに何か大きな期待を抱いているというわけではないのですが(笑)、株式投資の世界では「皆から期待されている銘柄よりは、誰からも期待されていない銘柄の方が安全」というのも事実です。ま、私としては、今後の業績復活と優待を楽しみに今のところはホールドしていく予定です。
Dec 3, 2012
「株主優待だけで優雅な生活」を共著させて頂いたWWW9945さんが、 資産が大台を突破された ということで日記を書かれていました。 個人投資家であれば誰でも「資産1億円」という大きな数字は憧れであり、目標であると思います。私もそこを目指して株式投資の世界に入りましたし、多くの幸運に恵まれて実際に辿りついた時には「やっとここまで来た。」という達成感と共に、地中から太陽の降り注ぐ地上に出てきたような開放感・浮遊感・高揚感でいっぱいになりました。 ただ、実際に大台を達成しても投資家としての毎日が何か変わるわけでは全くありませんでした。投資に資金を注ぎ込むために質素で堅実な節約生活を送ることはすでに体に完全に染み付いていますし、優待と配当で年間の生活費がかなりの部分賄えるとはいえ、まだ仕事を辞めて投資専業でやっていけるほどの資産レベルなわけでもないからです。 私は大台を達成する前から、「投資家としての最終的なゴールはどこにあるのか?」ということをずっと自問してきました。その答えは投資家それぞれで異なるのでしょうが、私の場合は「優待と配当だけで、毎日好きなことをして暮らし、ガンガン旅行にも出かけ、更に資産が自然に増えていく。」という状態になることでした。 その意味で私は現在「資産10億円」を目標に毎日を戦っています。それは高すぎる願いかもしれませんし、投資家としての力が衰え、戦いに敗れて市場から去る日の方が先に来るかもしれないですが、「背伸びをするから背が伸びる。」のが株式市場ですし、これからも選び抜いた主力の優待バリュー株達と共に、楽しく日々精進して行きたいと考えています。 そして今一番強く意識しているのが、「絶対にリスクを恐れない。守りに入らず攻め続ける。」ということです。というのは、資産増加で保守的になり、それまでのバリュー株投資から突然高配当株や利回り重視の債券やREITに急激にシフトする投資家の方がたまにいらっしゃいますが、かえってパフォーマンスが悪化している場合が多いように感じているからです。株式投資の世界は守りに入って生き抜けるような甘いところではありませんし、そもそも資産が増加すればするほどリスク許容度も当然上がります。私はこれからもイケイケの心を失わず、柔軟に臨機応変に勇気を持って戦って行こうと思っています。
Dec 1, 2012
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