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『森翔平』 久々に広島の選手を見ていきたいと思います。今回は森投手、一昨年に爪痕を残して先発ローテ入りを期待されたものの、またもや春先に調子が上がらずに2軍スタートとなりました。それでも1軍昇格後は先発ローテの一員として投げて12試合に登板して4勝、防御率は4.53という成績を残しました。 まず奪三振率ですが、51.2回を投げて38奪三振で奪三振率は6.62と低い数字となっており、あまり三振を奪うタイプではないのかな?と思います。続いて与四死球率ですが、こちらは11四死球で1.92と非常に優秀な水準となっており、四球で崩れるということはなく、一昨年の4.26から大幅に改善されました。奪三振率は低いものの与四球率が非常に優秀なので、K/BBは3.80と高い水準を記録しています。 次に batted ballですが、78GB:52FB:15LD:18IFFB:7HRとなっており、GB/FBは1.01とほぼ同数となっており、GB%は45.9%とどちらとも言えない割合となっています。そして球威を見ていきますと、被IsoPは.174と非常に危険な水準となっており、被本塁打率の高さ(1.22)や被安打数が投球回数を越えている点など球威面に問題を抱えています。続いて球種ですが、直球が全体の約4割、カットボールが23%、チェンジアップが17%、フォークが7.5%、スライダーが7%、カーブが5%となっています。一昨年と比べるとカットボールの割合が増えてスライダーやカーブの割合が減少、ツーシームを投げないなど変化がありました。興味深いのはフォークやチェンジアップといった縦の変化球は被打率がそれぞれ.227、.250、空振り率はそれぞれ18%、14%とまずまず良い数字を記録しており、奪三振率を上昇させられる下地はあるように思います(ですので縦の変化球を習得するといった記事を拝見したのですが、3つも縦の変化球が必要なのかな?と疑問に思う点も)。一方で問題となるのが直球や横の変化球、直球は球速が伸びたので一昨年よりかはマシになったものの、それでも被打率は.288と高く、カットボールも.280と高くなっています。スライダーに至っては被打率.467とかなり高く、森自身も自信がないと語っていたようにかなり高くなっており、この辺りは後の投球フォームについての話に関連しています。それでも空振り率は二桁を越えており、やはりもっと三振を奪える投手にはなれるのではないでしょうか? 最後に投球フォーム(動画)ですが、非常にオーソドックスで綺麗な投球フォームをしていて個人的には床田よりも好みのタイプです。ただ以前から指摘している事ですが、リリースしていく際にグローブが右胸にしっかりと抱え込めておらず、トップからリリースへ移行するぐらいまでの段階ではへそぐらいの位置にあり、アドゥワのように完全に体から離れてはいないものの、これではやや不十分な形となっています。ですので内外角の制球に甘さが残っており、実際に試合を観ても特に右打者への内角にしっかりとボールを投げ込めておらず、甘く入ったところを痛打されるケースが目立ち、実際に被弾は全て右打者から浴びたものでした。 今年のオフに森は更なる球速のアップや縦のスライダー習得などに取り組んでいるという記事を拝見しましたが、個人的にはそれよりも内外角の制球力向上が飛躍する為に一番必要な事なのではないかな?と考えています。昨季の投球を見ても右打者や左打者相手にしっかりと内角や外角を突けずに直球やスライダー系統が甘く入って打ち込まれてしまう傾向にありました。逆に言えばそこさえ改善されれば縦の変化球は優秀なのですから投球の幅が格段に広がるので一気に成績も向上するのではないかな?と考えています。また、森の直球は球速(最速153キロ、平均140キロ中盤を計測するなど左腕にしては非常に速い)こそ出るものの、球質自体はそこまで優秀ではないだけに、一昨年投げていたツーシームも投げていく事が必要ではないでしょうか?個人的にはかつてのクリス・ジョンソンのような投手になって欲しいと常々言っており、今季こそは社会人時代の調整法から脱却してプロ仕様の調整で開幕ローテを掴み取って欲しいですね。ビタミンC(約3ヶ月分)ポリポリ美味しい 送料無料 ビタミン サプリ チュアブル 食事で不足 サプリメント1粒あたり L-アスコルビン酸 173.7mg配合 日焼け止め では足りない方に ベースサプリメント 透明感 美容 スキンケア オーガランド
2024.01.30
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『九里亜蓮』 引き続き、広島の選手を見ていきたいと思います。今回は九里投手、一昨年は球速があまり出ていなかったことで動作解析を行い(最速自体は148キロでしたが)、その成果もあってか140キロ中盤を計測するなど復活、26試合に登板して8勝をあげて防御率は2.53の好成績を収めました。 まずは奪三振率ですが、174.1回を投げて129奪三振で奪三振率は6.66と意外にも低い数字となり、一昨年の7.76よりも下がりました。続いて制球ですが、こちらは59四死球で与四死球率が3.05とまずまず良い水準となっていますが、死球が10個もあり、四球だけならば2.53となり、一昨年の与四死球率3.91よりはかなり良くなりました。奪三振率は低いですが与四球率は良く、K/BBは2.63となっています。 次にbatted ballですが、247GB:163FB:40LD:36IFFB:8HRとなり、GB/FBは1.19となり、GB%は50%とGBの割合が高めとなっています。球威は被IsoPが.094となっており、被安打数は142と投球回数よりもかなり少なくなっているのが特徴的です。ただし、奪三振率がさほどでもない中でさすがにこれは少し幸運にも恵まれた結果ではないかな?と思います。 そして球種ですが、直球やスライダー、ツーシーム、シュート、チェンジアップ、カットボール、ナックルカーブなど多彩な球種を満遍なく投げ分けるスタイルとなっています(フォークも投げている?)。ただ気になるのは直球の被打率は.280と一昨年の.224から大幅に悪化しているのに対し、それ以外の変化球は軒並み被打率が改善しています。これは恐らく一昨年の交わす投球で四隅に投げ分ける窮屈な投球スタイルだったのに対し、昨季は割と大胆にストライクゾーンに投げ込んでいたのでその辺りが影響しているのかも?しれませんね(結果として直球は打たれたものの、変化球でサクッと打ち取れるように?)。その中でもやはりチェンジアップの空振り率が毎年非常に優秀で、昨季は26%と一昨年の27%と変わらず高い水準を維持しており、被打率は.203と一昨年の.261から大幅に改善されました。他には割合は少ないですがフォークも空振りが奪える球種となっています。 最後に投球フォームですが、こちらが昨季の投球フォーム、こちらが一昨年の投球フォームとなっています。比較してみると、体重移動している際に一昨年の場合は前屈み気味に見えるのに対し、昨季は姿勢正しい状態でトップの位置を作ろうとしています。昨季はトップの際の右肩の位置が一昨年に比べると高くなり、更にリリースする際のボールを持つ手と顔が一昨年よりも距離がなくなり、腕の位置も一昨年よりもやや高い位置で投げており、更に肘も一昨年よりも高くなりました。また、最後の投げ終わりも一昨年は失敗して右足が三塁側に下りてしまうシーンをしばしば見かけるものの、昨季は比較的しっかりとできているように思います。ただ踏み込んだ左足が踏ん張り切れずに途中で左足が外側に動いて体全体が一塁方向に流れてしまい、引き上がった右足が一塁側まで流れるようになっています。後はその前足をしっかりと我慢できれば更に良くなっていくのではないかな?と思います。 今季は投球フォームに更なる改良を加えて踏み出す歩幅を狭くするとの事で、確かに映像を見ても左膝が真っすぐ突っ張り切らないところがあるので踏み出しすぎてしまっているきらいがあるのかな?と感じます。ただ7足半?だったのを5足とかなり極端に狭めるだけに、その辺りはどうなるのかが気になるところではありますね。この春季キャンプで5足、6足、6足半と自身の感覚と合う形を模索していって欲しいところですね。一昨年の段階ではそろそろ完全に技巧派へと転身するのかな?と思ったものの球速が復活し、更なる球速球威向上の為に動作解析に取り組むなど研究熱心ぶりには感心します。まだまだ衰え知らずのタフネス右腕に今季も期待したいところです。【ふるさと納税】【令和6年能登半島地震災害支援緊急寄附受付】石川県輪島市災害応援寄附金(返礼品はありません)
2024.01.27
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『床田寛樹』 今回からは先発投手を見ていきたいと思います。最初は床田投手、昨季は24試合に登板して初めて規定投球回に到達、11勝をあげて防御率2.19を記録するなどキャリアハイの好成績を残しました。 まず奪三振率ですが、156回を投げて僅か86奪三振と非常に少ないので奪三振率は4.96と非常に低い水準となっています。続いて制球ですが、こちらは33で与四死球率が1.90となっており、こちらは奪三振率とは反対に非常に高い水準となっています。奪三振数は少ないものの四球数も非常に少ないだけに、K/BBは3.07と3.00を越えてきています。 続いてbatted ballですが、260GB:153FB:38LD:43IFFB:13HRとなっており、GB/FBは1.24と1.00を越えており、GB%は51.3%とGB%が過半数を越えています。球威は被本塁打数が13被弾とそこそこ打たれたものの.099と跳ね上がることはなく、被安打数は144被安打と投球回数よりもかなり少なめに抑え込めています。それでもFIPなどでは3.72と防御率とかなり乖離があり、少々出来過ぎだったのかな?という印象はあります。 そして球種ですが、基本的に直球(36%)とツーシーム(33%)が多めな点は過去と変わっておらず、続いてスライダー(19%)、パーム(6%)、カーブ(4%)、チェンジアップと続いています。ただ昨季に比べるとパームが大幅に悪化、被打率が.172だったのが.317に跳ね上がり、空振り率も17%から11%と下落しており、あまり使い手のいない変化球でしたが打者も研究してきたのかな?と感じます。他にはスライダーもツーシームも軒並み悪くなってしまっており、変化球が総じて悪くなっている点は気になるところです。個人的には中盤頃でしょうか?直球の球速があまり出ていない登板をしばしば見ましたが、それと何か関係があるのかも?しれませんね。後に紹介する動画では球速が出ていなかった原因は肘に問題があったとの事で、試合記事でも一時期毎回のように「球速が出てないのが心配」と書かせてもらっていたのですが、やはり体に異変があったという事ですね。 最後に投球フォーム(動画)ですが、正面から写された映像を見る限りだと右腕が左打席側の方へ真っすぐ突き出しており、テイクバックの動作を見ても打者側からはボールを持っている手が完全に隠れている上にトップの際でも打者側からは見えず、球の出所やタイミングの取り難い投球フォームをしているのかな?と感じます。ただ踏み込んだ際の右膝が外側を向いていて折れており、投げ終わった際も一塁側に左足が下りてしまっている事が多くなっています。この動画では一昨年の投球フォーム映像も流れているのですが、その際は右膝がそこまで外側を向いていない上にしっかりと突っ張っており、この部分に関しては一昨年の方が良かったのではないでしょうか。個人的な意見ですが、球速が出ていなかった原因は肘だけではなく、下半身の力がしっかりと伝える事ができていなかったような印象も受けました。後は肘の問題ですが、一昨年と昨季のトップからリリースに投げ際の動作を比較してみますと、一昨年の動作はかなり肘に負担のかかりそうな形(2:38)となっており、恐らく昨季の開幕や序盤でもこのような形で投げていたのかな?と感じます。ただ今は一昨年よりもその部分に関しては負担が軽減されそうな形(7:51)となっているだけに、その辺の心配はいらないのかな?と思います。 動画の最後では一昨年のような球速の出る投球と昨季の球速が出ないながらでの変化球を上手く使った投球を組み合わせたいと意気込んでいるようです。ただ奪三振率があまりにも低い点や変化球の被打率自体は高い点、被弾がそこそこある点があり、投球フォームを見ても下半身の力が伝わっていなかったような感がありました。それが原因で上記の結果に繋がってしまっているのではないかな?と感じるのでしっかりと修正して課題改善に取り組んで欲しいところです。それでも同じ変化球でも様々な軌道を使い分けていた事を話しており、工夫を凝らした投球ができるようになっていたからこそ指標では芳しくなかったものの踏ん張ることができたのかなとも思います。本来の球速を取り戻せれば変化球も更に活きてくるはず、まだまだ伸びる余地もあると思うので更なる進化に期待したいところです。【贅沢ピザ】 ★ロッソ店長の集大成PIZZA(20cm)★
2024.01.26
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『今季こそモノにできるか?』 本日はここまでで気になった広島の情報を取り上げてみたいと思います。まずは常廣、どうやら卒業する為の単位取得に専念するという事で自主トレから離脱し、春季キャンプも2軍スタートという事になりました。ただ、個人的にはまだまだ線が細い上に即戦力というより素材型投手だと思っていただけに、2軍でじっくりと体作りからした方が案外良いのかも?しれませんね。そういった意味では高卒2年目の斉藤や人的補償で移籍してきた日高が1軍キャンプスタートですが、変に意識しないように気を配って欲しいところです。 続いては森、このオフもオリックス山岡投手と自主トレを行い、縦のスライダー習得に向けて動き出しているとの事です。ただ森の持ち球を見てみると、フォークやチェンジアップは良いものの、スライダーやカットボールは今一つという結果となっており、縦の変化球を3つ揃えてもどうなのかという印象は残りました。個人的には以前から書いている通り、もっと内外角にある程度投げ分けられるようになって欲しいなと思っています。また、球速自体は153キロを計測するなど左投手にしては球速が出る方ですが、社会人時代の球質分析結果を見てもさほど威力のある直球にはなっておらず、現に被打率も高いだけに、個人的にはもっとボールを動かす事も必要なのではないかな?と思います。 そして遠藤、今年は前田健太と共に自主トレを行っていたとの事で、その際に「右肩が詰まっているように見える」という指摘を受け、腕の位置をやや下げる微調整を行ったとの事です。早速動画を見てみますと、個人的にはテイクバックが大きすぎるが故にトップを作るのが遅れて慌ててリリースしているように見え(踏み込んでいるのにまだ右肘が直角になり切っていないような…)、それを「右肩が詰まっている」と表現しているのかな?と感じました。若干腕を下げた事によってどのような影響がでるのかが気になるところ、それによってスライダーの精度が向上すれば幸いでしょうか。他には下半身の使い方に関する指導を受け、これまで全然下半身を上手く使えていなかった事を指摘されたと話しており、このオフは有意義なものとなったのではないでしょうか。 最後は末包、今年のオフもCHCの鈴木誠也と自主トレを行い、股関節の可動域に関するエクササイズなどをメインにやっていたとの事で、鈴木誠也からは「一生股関節をやっておけ」と言われたそうです。昨季も教えてもらったものの上手くできていなかったと話し、今年の自主トレでは大分良くなったと鈴木誠也のお墨付きも貰ったとの事です。個人的にも社会人時代よりは確かにマシにはなったものの、依然として下半身の使い方に課題があるのかな?と感じており、コメントでも股関節を指摘される声もありましたが、自主トレではウェートトレーニングよりも股関節の練習に時間を割いていたとの事で、どうやら本人も自身の課題をしっかりと把握できていたという点は大きいのではないでしょうか。本人曰く、グレード2との事なのでどれほど良くなったのか是非とも見てみたいですね。【まとめて買うならこれが当店で1番お得】★12枚セット【RCP】【楽ギフ_のし】【楽ギフ_メッセ】【楽ギフ_メッセ入力】
2024.01.25
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『アドゥワ誠』 久々にこちら側に戻してみたいと思います。今回はアドゥワ投手、2018年に中継ぎ、2019年に先発として投げていましたが、以降は故障もあって1軍登板なしに終わりました。昨季は手術を経て腕を下げた投球フォームで挑み、1・2軍で合計32試合に登板するなど復調の兆しを見せました。 まず1軍での成績を見ていきますと、14試合に登板して16.2回を投げて15被安打13奪三振2与四球1与死球で防御率は3.24といった成績を残しています。続いて2軍での成績を見ていきますと、18試合に登板して20.1回を投げて19安打21奪三振4与四球1与死球で防御率は2.21となっています。 まず奪三振率ですが、1軍では7.02、2軍では9.30となっており、2軍では高いものの1軍では7.02とそこまで高い水準にはなっておらず、個人的にも三振を奪うタイプではないように思います。続いて与四死球率ですが、1軍では1.62、2軍では2.21とどちらもかなりの高水準となっており、四死球で自滅するタイプではありません。制球が抜群に優れていた為、K/BBは6.50と非常に高い水準となっています。 続いてbatted ballですが、25GB:17FB:6LD:2IFFB:1HRとなっており、GB/FBは1.25となっており、GB%が49%とゴロが多めとなっており、一時期はゴロを打たせる割合が減少していましたが、また復活したようです。そして球威ですが、昨季は投球回数がそれほど多くない中で1被弾したものの、被IsoPは.079としっかりと抑え込めており、GB%の復活と球速アップの相乗効果が出ているのではないでしょうか。ただ左右の被打率を見ていくと、左打者は被打率.194と抑えている者の、右打者には.273被打率が跳ね上がる上に出した四死球全てが右打者へのものとなっており、右打者への投球が課題となっているでしょうか。 次に球種ですが、直球が64%と意外にもほぼ全体の3分の2を占めており、次にスライダーが23%、チェンジアップ(フォーク?)が8%、これまでになかったシュート(ツーシーム?)も投げ始めています。ただ大きく縦に割れるカーブを投げなくなっており、これは振り下ろす投球フォームから腕を下げたフォームに変更した影響があるでしょうか。直球もスライダーも被打率はまずまず(それぞれ.244、.250)ですが、スライダーの空振り率は14.8%とスライダーにしては割と高めで、チェンジアップは14%とそこまで絶対的な空振り率ではないものの、そこそこは空振りを奪えるでしょうか。直球は最速151キロを越えて平均145キロとパワーアップに成功しています。 最後に投球フォームですが、これらの動画から見ていきたいと思います(動画)(動画)。以前の振り下ろす頃の投球フォームと比べると最初の構えから全然違っており、現在は前屈みの姿勢から静かに足を上げて投げ込んできますが、腕の位置はスリークォーター~サイドハンドの中間ぐらい?の腕の位置となっており、誰に似てるかと問われると横浜の伊勢投手(動画)に近いのかな?と感じます。非常に綺麗な投球フォームで体重移動も申し分ないと思いますが、唯一気になるのはやはりグローブを抱えて込めていない点、リリースする段階には左胸どころか完全に体から離れてしまっており、これが高低で勝負するタイプの投手ならばまだしもアドゥワの場合はそうではないだけに、左右の制球力向上の為にはしっかりと抱え込めるようになりたいところです。特に右打者に打たれている理由は恐らくしっかりと内角に投げ込めておらず、直球とスライダーのみで外角勝負だったからではないかな?と思うだけに、尚更重要になってくるのではないかな?と思います。後、以前から感じている事ですが、やはり上半身がやや貧弱なんどえもう少しウェートトレーニングで逞しくしても良いのではないでしょうか。 昨季は1軍2軍で登板機会を分け合う形となりましたが、個人的には常時1軍に置いていても申し分ない投手なのではないかな?と思います。ただ右打者への対策がカギとなってきそうで、直球とスライダーのみの投球ではなく、シュート系統の球種やチェンジアップをしっかりと内角に投げ込む事が必要となるのではないかな?と思います。その為にも左右のコースへしっかりと投げ分ける事が重要で、映像見る限りでは四死球の心配はないものの、そこまで投げ分けられているというわけではなさそうなだけに、もう一段階制球のレベルを上げていけばもっと信頼できる投手になれるのではないかな?と期待しています。
2024.01.23
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『高橋昂也』 引き続き、今季正念場となる選手を見ていきたいと思います。今回は高橋昂投手、高卒2年目で先発投手を務めるなど期待株でしたが、トミー・ジョン手術を経て以降は先発ローテに定着した時期こそあれど高校時代の球速が戻らず、昨季は2軍でも僅か12試合の登板で防御率8.46という厳しい結果に終わりました。正直なところ、昨年で戦力外通告を受けてもおかしくなかったかと思いますが、それでも何とか現役続行となったものの事実上今季がラストチャンスの可能性大です。 2軍成績を見ていきますと、22.1回を投げて28被安打15奪三振21与四球1与死球で防御率は8.46となっています。詳細を見ていかなくともお分かりの通り、正直言って投高打低だったウエスタンリーグという事を踏まえればお話にならない数字が並んでいます。 最後に投球フォームですが、こちらの動画から見ていきたいと思います。下半身も重心が後ろにかかっているからなのか、最後の左足の跳ね上がりも非常に弱々しい印象を受けました。ただ動画の最後の方(1:21)に投げ込んだ1球だけは躍動感がありますが、やはりこの時の投球フォームは他よりも重心が後ろにかかりすぎていないように見えます。後、個人的に体重移動の際の下半身の軌道や元々インステップ気味に踏み込んでいるのを見る限りだと塹江や長谷部らがサイドハンドに挑戦しているように高橋昂也も腕を下げてみるのも面白いかも?しれませんね。 はっきり言って今のままの投球フォームで続けても現状打破は難しいと言わざるを得ず、ラストチャンスですから思い切って変えてみる覚悟が必要なのではないかな?と思います。現状は他のどの選手よりも崖っぷちにおり、当時四天王と呼ばれたうちの1人である寺島氏は既に戦力外通告を受けているだけに、危機感を持って臨んで欲しいところです。
2024.01.21
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『ロベルト・コルニエル』 久々に正念場となる選手を見ていきたいと思います。今回はコルニエル投手、2020年はリリーフとして165キロを計測するなど話題となるも後半戦は調子を落とし、それ以降はパッとしない状態が続きました。昨季は先発に転向して8試合に先発登板するも好調が長続きせず、結局1勝のみの防御率5.10に終わりました。外国人選手が総入れ替えの中で6年契約の最中という事もあって唯一残留しましたが、フランスアやメヒアなど複数年契約の最中でも打ち切りで退団したケースもあり、正念場となりそうです。 まず奪三振率ですが、42.1回を投げて23奪三振で奪三振率は4.89と、これまで投球回数を上回る奪三振数を記録していたのとは裏腹にかなり低い数字となりました。続いて制球ですが、こちらは20四死球で与四死球率が4.25となっており、2021年の4.54よりは良いものの、2022年の2.93からは悪化してしまっています。batted ballは68GB:56FB:9LD:8IFFB:2HRとなっており、GB/FBは1.03とほぼ同数となっており、GB%は47.6%とそこまでGB%が高めという程の数字でもありません。続いて球威ですが、被IsoPは.121とやや高めの数字となっており、被安打数も46安打と投球回数を上回っています。 そして球種ですが、黒田氏から伝授されて投げ始めたツーシームの割合が32%、直球が23%、スライダーが22%、スプリットが14.5%、カーブが7%程となっており、これまで7割近くを占めていた直球の割合が格段と減りました。しかしながらそのツーシームが通用しておらず、被打率は.300で昨季の被弾は全てツーシームとなっています。また、直球の空振り率は以前までは二桁を越えていたのですが、昨季は僅か6.7%と大幅に下落するなどデータで見ると、ツーシームを投げだして寧ろ酷くなってしまったようです。スライダーの空振り率も格段と悪くなっており、奪三振率が急落してしまったのも無理はないでしょうか。 最後に投球フォームですが、今回は少し多めとなります。まずこちらが2軍にて投球練習をしている際の動画、そしてこちらが巨人戦にて先発登板した動画となります。昨年の春季キャンプの時にも書かせていただいたのですが、黒原のように前膝の突っ張るタイミングが早すぎる事、そもそも左膝が突っ張り切らない事があるなど投球フォーム自体がしっかりと固めきれていないように思います。逆に先発初登板となった横浜戦(動画)では比較的前膝が理想のタイミングで突っ張る事ができているように思います。そしてもう一つ以前から思っている事ですが、165キロを計測して圧巻の投球(動画)を見せていた頃と現在では腕の位置が違っており、以前は上体が少し一塁側に傾いてリリースしていて腕の位置も現在よりもほんの少しスリークォーター寄りなのに対し、現在は完全に振り下ろす形となっています。2021年も後半戦から腕の位置がどんどん高くなっていき、それと同時に制球も悪くなり、失点も重ねるようになってしまった記憶があります。 個人的にはテイクバックの軌道などを見ると以前の形の方が良かったのではないかな?と感じるところで、この辺りも以前の腕の位置に戻した方が良いのではないでしょうか?特にツーシームを習得したのならば現在よりも以前の腕の位置から投げた方がよりツーシームも曲がるようになるはず、スプリットに悪影響が出るのでは?という考えもあるかもしれませんが、元々スプリットは2021年でも投げていて空振り率や被打率も優秀だったので問題ないのではないでしょうか。復活のカギとなるのは腕の位置を良かった頃に戻せるかどうかではないかなと感じ、逆に言えばそれさえできればある程度の成績は残せるのではないでしょうか。できれば前膝もバラバラにならずにしっかりと固める事ができればこの投手は一気に主力へと駆け上がるポテンシャルは持っていると思います。現在、広島では動作解析を用いて各投手にあった腕の位置へ矯正する取り組みが行われていますが、コルニエルも是非腕の位置を矯正して欲しいなと思います。
2024.01.19
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『大道温貴』 引き続き、広島の選手を見ていきたいと思います。今回は大道投手、昨季は先発からリリーフに再び配置転換され、1軍に昇格してしばらくは不安定な投球が続いていましたが、徐々に無失点で抑える投球が続いて勝ちパターンに昇格していき、最終的に48試合に登板して防御率2.72の好成績を収めました。 まず奪三振率ですが、49.2回を投げて49奪三振で投球回数とほぼ同数なので奪三振率は8.88とほぼ9.00といって良い数字となっています。続いて与四死球率ですが、こちらは26四死球で4.71と4.50を越える数字となっており、制球難の域に入っています。三振は奪えるものの制球面に課題があり、K/BBは2.13となっています。 続いてbatted ballですが、67GB:49FB:8LD:10IFFB:2HRとなっており、GB/FBは1.10となっており、GB%が49.3%とややGBが多い結果となっています。続いて球威ですが、被IsoPは.097とややGB%が高い割には少し高いかな?と感じる数字ですが、被安打数は44安打と投球回数内に抑え込めてはいます。ただ制球に課題を残しているのでWHIPは1.35と少し不安の残る数字が出ています。 そして球種ですが、直球が65%程、カットボールが23%、チェンジアップが6%、カーブが5%となっており、ほぼ直球とカットボールの構成となっています。優秀な球種はカットボールで、被打率は.167と抑え込めています。ただ気になるのは空振りを奪う球種に欠けるきらいがあり、直球は空振り率9%と10%近い数字ですが、それ以外の球種で20%を越える球種が存在していません。また、直球も空振り率は良いものの被打率が.277と意外と打たれていますが、恐らく決め手に欠ける投球なので最終的に打者に合わされてしまうのではないでしょうか?元々持っていた大きい変化のスライダーやスプリット辺りの球種も織り交ぜていきたいところです。 最後に投球フォームですが、こちらの動画で見ていきたいと思います。セットポジションから足を上げた際に顔を三塁側に向けてから一旦足を静止させ、思い切り左腕を伸ばして勢い良く投げ込んでいく力投派スタイルで、最後の右足の跳ね上がり方はかなり勢い良く高く跳ね上がるなど躍動感がありますね。ただ一つ気になるのが体重移動している最中の右膝で、本塁に向くのが早いので上体が前へ突っ込みがちになっており、あまり球に角度がついていないように見えます。後は肩の開きも少し早めな印象で、最速154キロを計測する大道ですが、意外と被打率が高いのもこの辺りに原因があるのかも?しれませんね。他には大道以外の投手にも指摘している事ですが、リリースする際にグラブを左胸に抱え込めていないところも制球が乱れやすい原因の一つである印象です。また、こちらは新人紹介記事の時から指摘している点ですが、体重移動の際の左足の軌道や勢い良く踏み込むスタイルという事もあってか、左足の着地が一定でない部分も制球が乱れる要因の一つではないかな?と見ています。 昨季は好成績を収めましたが、投球内容や投球フォームを細かく見ていくと、継続できるかどうかと問われれば少し不安が残るでしょうか。まずは決め球の確率が欲しいところで、個人的には変化量の大きいスライダーを使ってみても良いのではないかな?と思います。日本では「スライダーはあまり曲がりすぎない方が良い」とされてきましたが、MLBの研究では大谷翔平が使用して話題となったスイーパーなど「スライダーは大きく曲がった方が良い」という見解が出ています。特に大道はカットボールも持っているので使い分けができれば非常に有効な球種となるのではないかな?と思います。右打者には大きなスライダーは有効なはずですので解禁しても面白いのではないでしょうか。いずれにせよ、今季は仕留められる変化球の確立が必須課題となってくるのではないかと見ています。【3年連続楽天グルメ大賞】冬季限定 四季の十二撰 ひとくち上生菓子詰合せ(風呂敷包み) 和菓子 スイーツ ギフト 高級 お取り寄せ 送料無料(北海道・沖縄を除く)
2024.01.18
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『島内颯太郎』 引き続き、広島の選手を見ていきたいと思います。今回は島内投手、昨季は62試合に登板して防御率2.31とようやく本領発揮し、39ホールドを記録して最優秀中継ぎのタイトルにも輝くなどキャリアハイのシーズンを送りました。 まず奪三振率ですが、58.1回を投げて64奪三振で奪三振率は9.87と投球回数を上回る奪三振数を記録しました。続いて与四死球率ですが、こちらは17四球で2.62と一昨年の5.68から大幅に改善されるなど制球面での向上が見られました。与四死球率が大幅に改善したことでK/BBは3.76と2021年を上回ってキャリアハイの数字となりました。 続いて打球管理ですが、66GB:52FB:11LD:18IFFB:3HRで、GB/FBは0.90とややFBが多く、FB%は48.6%となっています。ただ一昨年までは極端なFB投手だったのに比べれば幾分か和らいだ結果となりました。球威面は被IsoPが.066と非常に優秀な数字となっており、被安打数は50安打と投球回数内に収める事ができています。 そして球種ですが、一昨年からフォークを封印してチェンジアップに絞っており、投球スタイルは直球(61%)とチェンジアップ(37%)の2球種のみで構成されています。それぞれ被打率は.223、.247となっており、空振り率はそれぞれ9%、20%と良い数字を記録していますが、意外にもそこまで圧倒的というわけでもないのかな?と感じます。ちなみに一番圧倒的だったのはかつてのフォークだったのですが…。 最後に投球フォームを見ていきたいと思いますが、こちらが昨季の投球フォーム(動画)、こちらが一昨年の投球フォーム(動画)となっています。まず一番違うのは走者なしの際の初動、一昨年まではクイックで投げていますが、昨季は足をしっかりと上げてから投げていますね。また、セットポジションの時の構えもオープンスタンス気味に立っていますが、一昨年に比べるとよりオープンスタンスの幅が広がっていますね。ただこの辺りの違いよりも一番良くなったのではないかな?と個人的に感じているのはトップの際の右肩の位置、一昨年は左肩よりもかなり低い位置にあり、肩1個分ぐらい差があるように見えます。元阪神で解説者を務めている藤川氏が島内に対してよく言っていた「空に向かって投げているように見える」と言っていたのと同じく、個人的にはこの上体の姿勢を見て「遠投するような投げ方に見える」と書いてきました。しかしながら昨季は左肩よりも若干低い位置にはあるのですが一昨年程低い位置ではなくなっており、昨季の投球フォームの動画(2:24辺り)を見ても遠投するような上体の姿勢にはなっていませんね。しっかりと腕を振り下す事ができるようになったのが大きいのではないでしょうか。 ただし、一つ課題があるとすればリリースする際に右足甲が爪先の部分でしか地面に押さえつけられておらず、離れるのも若干早めに思います。この辺りもう少し改善できれば投げ終わった際に上体がもっと沈み込んでより力も伝わり、直球の威力も更に増すのではないかな?と思いました。 技術面での向上が見られて好成績を収めた島内、今季は更なる成長に向けてツーシームやカーブの習得に乗り出しているとの事です。ただ個人的には上記にも触れた通り、封印しているフォークを解禁すれば良いだけの話なのでは?というのが正直な感想です。元々島内のフォークは優秀で、2021年は被打率.111、2020年も被打率.094、2019年に至っては脅威の.000です。空振り率は15~20%と決め球としても十分な精度を誇っており、何故に投げなくなったのかが不思議なぐらいです。ですので別にツーシームやカーブを習得しようとするよりも単純にフォークを解禁すれば解決するのではないでしょうか。何はともあれ栗林や矢崎に不安が残る現状だと島内に掛かる期待は大きく、場合によって代役守護神に抜擢される可能性はあるかと思いますが、今季も昨季同様に勝ちパターンのリリーフ投手としてチームの屋台骨を支えて欲しいところです。バレンタイン 2024 スイーツ 静岡抹茶バウムクーヘン CHIYOの和 お菓子 ギフト 送料無料 バームクーヘン 焼き菓子 洋菓子 出産内祝い 結婚 お返し お祝い 抹茶スイーツ お取り寄せ 誕生日
2024.01.16
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『矢崎拓也』 引き続き、広島の選手を見ていきたいと思います。今回は矢崎投手、今季は栗林離脱後の代役守護神を務め、栗林が守護神復帰後はセットアッパーを務めるなど今季も54試合に登板して防御率2.81とリリーフとして活躍しました。ただ調子を大きく崩した時期もあり、一昨年に比べると不安定な印象は残るなど疲労の色が見え隠れしているのかも?しれません。 まず奪三振率ですが、51.1回を投げて38奪三振で奪三振率は6.66と一昨年の9.30から大幅に下落する事となりました。続いて与四死球率ですが、こちらは24四球で4.21と一昨年の4.56よりは若干良くなっていますが、そこまで目立って良くなったとまではいかないでしょうか。奪三振率が大きく落ち込んだことでK/BBは1.58とかなり低い水準となりました。 続いて打球管理ですが、62GB:48FB:13LD:23IFFB:5HRでGB/FBは0.82と一昨年の0.50よりはGBが増えた結果となりました。しかしながら被IsoPが.133と一昨年の.074からほぼ倍増に近い水準となっており、実際に被安打数自体が48安打と投球回数とさほど変わらない数となっており、被本塁打数は5被弾で0.88とこちらもかなり高い水準となりました。一昨年は49.1回を投げて35被安打2被本塁打で収めていたのとは対照的です。これらを見ていくと、昨季は奪三振率の低下と球威面の低下が顕著でした。 そして球種ですが、昨季は直球が47.5%、フォークが46%、スライダーが6%と直球とフォークがほぼ同じ割合となっており、一昨年の直球56%、フォーク27%、スライダー16%と比べるとかなりフォークの割合が増えました。ただ直球が被打率.275と一昨年(被打率.242)よりも悪化、その結果としてフォークを多投するようになったのかもしれませんが、割合が増えた影響か?被打率.231、空振り率17%と一昨年の.103、25%から大きく悪化しました。スライダーは一昨年と同じくあまり武器にはなっていないようです。 最後に投球フォームですが、こちらが一昨年の投球フォームで、こちらが昨季の投球フォームとなっています。一番気になる点として昨季の場合は一昨年と比べてみるとセットから左足を上げて体重移動していく際に左足が三塁側にピンと伸ばしている時の姿勢が違っています。一昨年は上体が垂直になっているのに対し、昨季はやや前屈みになっており、ピンと伸ばしている左足もより水平に近い形になっており、右膝も少々折れすぎな印象を受けます。何となくですが、直球に威力があまりなかったのはこの時の姿勢が影響しているのかな?という印象を受けました。ピンと伸ばしすぎてしまった事で縦回転に狂いが生じて下半身の力が上手く伝わっていなかったのかも?しれませんね。 正直なところ、この投球内容でよく防御率が2点代で済んだなという印象で、投球内容を見ても上記の通り冴えないものが多く、まだ挙げていなかった指標を見てもWHIPは1.40でFIPも4点代となっており、この状態が今季も続くようだとさすがに2点代では済まないように思います。ただ見たところ体重移動の初動の部分に違い見て取れただけに、そこの修正をしていけば一昨年のような投球を取り戻せるのではないかな?と感じます。CSで大きく投球フォームが崩れていた栗林もそうですが、個人的には開幕前の大きな懸念材料と見ています。\1/15限定!抽選でポイント全額バック♪/ 【メーカー希望小売価格1,780円→1,680円!】訳ありバウムクーヘン 切り落とし メガ盛り1kg★工場長のおまかせ1kg 訳あり スイーツ お菓子 送料無料 在庫処分 ランキング 詰め合わせ 食品 アウトレット お取り寄せ ギフト 2024
2024.01.15
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『栗林良吏』 今回は恒例?となっている広島の選手を見ていきたいと思います。1回目は栗林投手、開幕直後は不安定な投球でセーブ失敗の場面が多く、一度は2軍降格となるも再昇格以降は安定した投球で守護神に無事復帰、最終的に55試合に登板して18セーブを記録して防御率2.92の成績を残しました。 まず奪三振率ですが、52.1回を投げて8.77とまずまず良い数字なのですが、過去2年の栗林の奪三振率と比較(13.93、10.99)すると物足りない数字で9.00を割り込んでしまいました。続いて与四死球率ですが、こちらは20四死球で3.44とこちらも特別悪い数字ではないものの、昨季の3.15からは若干悪化してしまいました。 続いてbatted ballですが、64GB:40FB:13LD:12IFFB:4HRとなっており、GB/FBは1.14で、GB%は48.1%と引き続きGB%は高めではありますが、こちらも昨季に比べると下がっています(昨季49.5%)。球威面は被IsoPが.109とこちらも悪くはないですが、昨季の.037と圧倒的だった数字と比べると跳ね上がっており、クローザーでGB%が高めにしてはやや高いのかな?と感じます。 そして球種を見ていきますと、直球が47%、フォークが27%、カーブが14.5%、カットボールが10%となっており、昨季と比べるとフォークの割合が落ちてカーブの割合が増えました。しかしながらそのカーブの被打率が.261と昨季被打率1割代だったのが大きく跳ね上がり、カットボールも.278、直球も.253と打たれていますね。逆にフォークは被打率.179、空振り率は25%と圧倒的だった昨季よりは及ばないものの、そこまで酷くなった印象はありません。栗林本人はフォークを磨き直すと宣言しており、逆に直球とカーブが良かったと話してはいるものの、データ上では寧ろ直球とカーブ、カットボールの方が酷くなっています。私もどちらかと言えばカーブやカットボールが浮いて打たれた印象の方が強く、直球も中日に移籍した中田に逆転サヨナラ2ラン本塁打を打たれて印象の方が強いでしょうか。 最後に投球フォームを見ていきますが、今回はCSファイナルステージの動画で見ていきたいと思います(youtube)。この時期の栗林は疲労が溜まっていたのか?開きが早くなってしまっており、トップの際にユニフォームの「CARP」のロゴが完全に正面を向いてしまっていました。更に木浪にサヨナラタイムリーを打たれた時の下半身は酷いものとなっています。ちなみに春先は前膝が突っ張る段階が早めになっており、黒原と同じような形になっており、それが原因で球に力が伝わっていなかったのかな?と思います。また、これは1年目の頃から書かせていただいているのですが、やはりリリースする際の跳ね上がっていく時の右膝の向きが三塁方向へ向いてしまっている部分を改善できればもっと良くなるのではないかな?と感じます。他にはトップの際の右肩の位置がやや低めで、そこから振り下ろすので負担がかかりやすい印象、この辺りももう少し改善していきたいでしょうか。 今季の栗林はフォームに様々な異変が生じていたように思います。8月は調子を取り戻して投球内容も良かったのですが、8月や9月は抑えてはいるものの三振が奪えなくなっており、CSでは完全に露呈してしまっている格好となりました。このオフにどこまで体調を戻しているのかが気になるところで、やはりリリーフ稼業は過酷である事を窺わせますね。そう考えると4年連続で守護神として全うした永川コーチの偉大さが良く分かりますね。昨季は一時期守護神ではなくセットアップに転向したものの最終的に復帰しており、今季は4年連続で任される事が濃厚となりますが、永川コーチと同じく全うする事ができるでしょうか?野球太郎No.049 2023ドラフト総決算&2024大展望号 (バンブームック) [ ナックルボールスタジアム ]
2024.01.13
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『意外な見解?』 本日は広島のスカウト会議について見ていきたいと思います。例年1月頃にスカウト会議が行われますが、今年もマツダスタジアムで行われました。そして1巡目候補として明治大学の宗山塁内野手、大阪商業大学の渡部聖弥外野手、関西大学の金丸夢斗投手の名前が挙がりました。前回の記事にて宗山と渡部については書かせていただきましたが、今回初めて投手の金丸の名前が挙がりましたね(追記:URLが間違っていたので訂正しました)。調べてみますと、金丸は最速153キロの直球とスライダーとチェンジアップが武器の左腕で、既に圧倒的な投球を見せているようですね。 続いてスカウト会議についての記事での白武スカウト部長のコメントですが、意外にも「特A評価まではいない」とコメントしています。正直なところ、他球団は早くも宗山の名前を挙げているのでてっきり特Aかと思っていましたが、広島は特Aにはしていないようですね。それでも「この3人が有力じゃないか」と話しており、昨年のドラフトで大卒投手を1~3巡目で連続指名したばかりだという事もあってさすがに金丸の可能性は低そうでしょうか。そうなるとやはり宗山か渡部のどちらかという可能性が高いのかな?と思います。それぞれのコメントですが、宗山は「守備や肩、動きが1軍レベルなのは分かっている。どこも欲しいと思う。ドラ1なのは間違いないだろう」と話し、渡部については「外野の右が少ない。良いパンチ力をしている。上位に入って来るだろう」と評価しています。 前回の記事の通り、個人的には渡部の可能性の方が高そうなのかな?と思いますが、やはり宗山も捨てがたいですね(ヤクルト入団の石原をスルーしたのに対して高の2巡目指名、岡田と育成契約を交わした事など)。ちなみに現在の宗山は打撃フォームの修正を行っている最中との事で、twitterにて修正前と修正後の打撃フォームが掲載されていたので興味ある方はご覧いただければと思います(こちらは更にその後のようですね)。まだ初回ではありますが、阪神に入団した上本と岩本の名前が挙がった2008年のドラフト同様に宗山か渡部のどちらかで間違いないのではないかと考えて良いと思います。ただ個人的に少し残念だったのが今年の下位指名のコンセプトに関するコメントがなかった点、近年だと「右の外野手を育てたい」、「先発型の高校生投手を獲りたい」といったコメントが出ていて実際に久保と名原、杉原や大学生投手でしたが杉田などを指名しています。白武スカウト部長になってから引っ掛けてくるなど策士ぶりが目立っていますが、どうやら下位指名の指名方針すらも明かさなくなってしまいましたかね^^;。【ふるさと納税】【令和6年能登半島地震災害支援緊急寄附受付】石川県輪島市災害応援寄附金(返礼品はありません)
2024.01.12
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『羽月隆太郎』 引き続き、正念場となる選手を見ていきたいと思います。今回はどちらかと言えばレギュラー獲りに向けての正念場という立場である羽月内野手について見ていきたいと思います。羽月は昨季主に代走として14盗塁を決め、CSでも三盗を決めるなど存在感を見せましたが、打撃の方では一度だけ復調の兆しを見せましたが、それ以降はパッとしないまま終わりました。今季はレギュラー争いの輪に戻ってこれるのか、はたまた打撃は見切られて代走専門という形になるのかの岐路に立っているかと思います。 打撃成績は1軍だと50試合に出場するも53打席に留まり、打率は.149で四球も僅かに4つのみ、長打は二塁打1本に留まりました。2軍でも打率は.275を記録するも四球5つで出塁率が伸び悩み、長打のないタイプなので出塁能力がパッとしないのは痛いところです。そして1、2軍共に三振が多く、それぞれ47打数12三振、91打数20三振とこちらもパッとせず、野間のようにせめて内野安打という訳にもいかないのがキツイでしょうか。 そして打撃フォームですが、2021年以降は引っ張る打撃が影を潜め、三遊間へ払うようなスイングばかりしてしまっており、今の羽月に打席機会を与えたいと思えるような打撃をしていないのが残念な次第です。2021年はバンテリンドームでライトスタンドに叩き込む本塁打(動画)を打っており、この時の打撃は何処へ行ってしまったのでしょうか?もう一度この年の引っ張った際の打撃を取り戻して欲しいところです。 2022年以降は引っ張る打撃が完全に影を潜めてしまい、今季も同じような打撃しかできないのならば完全に代走専門という起用に落ち着いてしまう恐れがあると思います。新人の頃から頭角を現しており、当時は数字のみで判断して有望株と思っていましたが、技術面も大事だと痛感して以降は単打しか出ないような羽月の打撃フォームを見ると有望株なのかな?という疑問符を持ち始めていました。それでも2021年でバンテリンドームで引っ張った打撃で本塁打、それ以外にも引っ張って二三塁打を打つなど存在感を見せつけて疑問符を払拭させてくれていただけに、もう一度有望株なんだというところを今季見せて欲しいところです。
2024.01.09
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『新家颯』 引き続き正念場となる選手を見ていきたいと思います。2回目は同じく3年目となる新家投手、2021年育成ドラフト1巡目で指名された左投手で、高い角度から振り下ろす縦のスライダーやチェンジアップ(フォーク?)を武器とした投手です。秋季キャンプからは黒田アドバイザーのアドバイスもあり、サイドハンドからの投球を交えた投球に活路を見出している最中で、首脳陣からは案外評価が高そうで支配下登録の期待もあるでしょうか。 まず昨季の成績を見ていきますと、2軍では24試合に登板して23回を投げて15被安打24奪三振24与四球・防御率3.91の成績を残しています。被安打は投球回数よりもかなり抑えめになっている上に奪三振率も投球回数より多いので非常に高いのですが、同じく投球回数を越えている与四球数が最大のネックとなっています。 続いて投球フォーム(動画)を見ていきますが、驚く事に4月中旬の段階で既にサイドハンドで投げ込んでおり、どうやら秋季キャンプから取り組み始めたのではなく、この時点で取り組んでいたようですね(こちらは2軍戦登板の際の動画)。まずオーバーハンドから見ていきますと、最初に気になるのがやはり背中を反りすぎではないかという点、森下も背中を反って投げるものの新家はそれ以上に思い切り背中を反っていますね。そして腕の位置は本当に真上から投げるような形になっており、この高さから投げるのならば落ちる球が得意なのも頷けるでしょうか。しかも背中の反りが一定でないのでトップの形(左腕が垂直になっていたり、背中と同じように斜めになっていたり)もバラバラ、グラブも右胸辺りで抱え込む事ができていないので制球力が悪いのも頷けるのかな?と個人的には思います。そもそもトップの形や腕の振りに無理があるので背中を反りすぎに適度な形にした方が良いのではないでしょうか?また、後ろに体重が残ってしまっている点やもう少し体重移動の際の右足を回すような形ではなく縦に踏み出すような形にした方が良いのではないかな?と思いました。 実は以前の記事でも同じような事を書いていますが、やはり新家は元巨人・日本ハム・BOS・ソフトバンクの岡島氏の投球フォーム(動画)を参考にした方が良いのではないかなと思います。岡島氏の投球フォームを見ると分かるのですが、トップの形や腕の振りに無理なく綺麗に振り下ろせていますね。下半身に関しては岡島投手はリリースする際に地面から離れていく左膝が外側を向いているのに対し、新家は真っすぐ内側になっているなど新家の方が良い所もあるだけに、上半身の使い方を岡島氏に寄せていくだけで大化けする可能性があるのではないでしょうか。個人的な意見ですが、別にサイドハンドに挑戦せずともオフに似たタイプの岡島氏について研究して投球フォームを改良した方が支配下登録・一軍昇格への道は近づくのでは?と思います。【ふるさと納税】【令和6年能登半島地震災害支援緊急寄附受付】石川県輪島市災害応援寄附金(返礼品はありません)
2024.01.07
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『坂田怜』 今回は正念場となる選手を見ていきたいと思います。まずは育成の坂田投手、坂田は2021年育成ドラフト4巡目で指名されました。特徴的なのがナックルボーラーだという点、球団は坂田の育成の為にかつて広島に在籍したナックルボーラーのフェルナンデス氏を招聘もしています。しかしながらここまで2軍でも芳しい成績は残せておらず、昨季の登板は9試合のみの登板に留まるなど厳しい状況が続いています。 まず成績を見ていきますと、昨季は7.2回を投げて9安打2奪三振9与四球2与死球で、防御率は8.22となっています。正直かなり厳しい内容が並んでいますが、その中から特に改善したいのはやはり制球面、投球回数を上回る与四死球数で暴投も3つあります。 続いて投球フォームを見ていきます…と言いたいところですが、ナックルボーラーなのであまり意味はないでしょうか。ただ最近トクサンTVという動画にて何と坂田が登場しており、現在どういった取り組みをしているのかなどが特集されていました。持ち球は直球、速いナックル(変化量は少なめ)と遅いナックル(変化量は大きめ)の3球種あり、現在はカウント球としてツーシームを習得中だそうです。 最後に動画を見た限りの印象ですが、まず遅いナックルでもカウントを稼げるようになる事が大事なのではないかな?と思います。持ち球の中で一番厄介な球種はやはり変化量の大きいナックルですが、動画を見た印象だと殆どがボール球となっています。更に動画の解説だと速いナックルと遅いナックルでは揺れ方が全く違い、遅いナックルだと判別できればほぼボール球なので打者は手を出さずに見逃す事ができてしまいます。逆に言えば遅いナックルをしっかりとストライクゾーン内に投げられる確率を上げる事ができれば他の球種は必要なくなるぐらい打ち難い事が窺えます。個人的な印象ですが、坂田の現状打破のカギは如何に遅いナックルをストライクゾーンに投げられるようになるかではないでしょうか。【ふるさと納税】【令和6年能登半島地震災害支援緊急寄附受付】石川県能登町災害応援寄附金(返礼品はありません)
2024.01.06
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『日高暖己を獲得』 本日は久々に広島についての情報を見ていきたいと思います。昨日に西川のFA補償の発表を5日に発表すると鈴木球団本部長が名言していましたが、広島は人的補償を選択して日高投手を獲得すると発表しました。日高は昨年のドラフト5巡目で指名を受けて入団した高卒2年目の投手、まだオリックスに入団したばかりなので1年で移籍する形となりました。触れ込みによりますと、最速148キロの直球とフォークが武器で、それ以外にもスライダー、カーブ、チェンジアップなどを投げ分けるとの事です。個人的には支配下枠の事もあって金銭補償ではないかと予想していましたが、人的補償を選択してきましたね。ただ今回日高の獲得で追加補強や育成選手の支配下登録もし難くなった事もあり、ひょっとするとトレードがあるかも?しれませんね。 早速今年の成績を見ていきますと、高卒1年目ですが既に12試合に登板して20回17被安打9奪三振7与四球1与死球で、防御率は3.15となっています。そしてこちらが台湾で行われたウインターリーグでの成績、ここでは4試合に登板して18回21被安打14奪三振8与四球3与死球で、防御率は3.50となっています。数字上では防御率こそ良いですが投球内容はまだまだといった印象、2軍では与四死球率は3.60なものの、WLでは5.50となっている制球面にやや課題が残るでしょうか。 最後に投球フォームを見ていきたいと思いますが、今回はイージースポーツ様のtwitterやパ・リーグTVから見られる動画を参考にしたいと思います。まずこちらが2軍公式戦での動画、こちらがフェニックスリーグでの動画となります。ちなみに山本由伸二世と呼ばれていたので比較対象として山本由伸の投球フォーム(動画)も見ていきたいと思います。正直なところ、山本由伸と似ているのはテイクバックぐらいな印象で、それ以外は腕の位置から何から全然違う印象を受けました。山本由伸はスリークォーター寄りの腕の位置ですが、日高はオーバーハンドで振り下ろしており、担ぎ投げ気味のフォームをしています。広島は森下や栗林などを好んで指名するので確かに好みのタイプの投手と言えるでしょうか。 まず気になるのは体重移動の際の右膝、少々折れすぎている印象で膝小僧が地面につきそうなぐらいになっています(昔はその形が良いと称されていましたが、膝小僧がつきすぎるぐらい沈み込ませると下半身の力が地面に落ちてしまって伝わらないとされています)。フェニックスリーグではステップする幅が広がって更に沈み込んでしまっており、最後の右足の引き上がりが公式戦の頃に比べると弱くなっています。他には投げ終わった後に体全体が一塁側へ流れてしまっているところも課題でしょうか。上半身はグラブをしっかりと抱えられていないからか壁を作れていない印象で、この辺りにも課題を感じるでしょうか。やはり制球に課題を抱えているのも分かる投球フォームかな?とも感じますが、さほど修正するのが難しそうではないのはプラスではないでしょうか。高校時代の投球フォーム(動画)と比較してみても右足の引き上がりは今の方が断然良いので期待したいですね(ただ高校時代よりも体が流れるようになってしまっていますが)。 まだ高卒2年目の投手且つ体格を見てもまだかなり細身な印象、広島では高卒投手はまず体作りがメインでチラホラ登板させるという方針です。ドラフト1巡目指名の斉藤はかなり体格が逞しくなっていますが日高は高校時代とさほど変わった印象はなく、登板数は公式戦だけで12試合と高卒投手にしては割と投げており、フェニックスリーグやWLにも参加していたのでどうやらオリックスの育成方針は広島とは違うようですね(ただオリックスの方が投手育成は上手いですが…)。ただ広島に移籍してきただけに、ひょっとするとこの細身の体格を大きくしようという事でまずは2.5軍で体作りからとなる可能性があるのかな?と思います。将来的に先発投手としての大成を期待したいですね。PIZZA★ロッソ人気の『銀』セット 【ピザ】【RCP】【楽ギフ_のし】【楽ギフ_メッセ】【楽ギフ_メッセ入力】【150905coupon500】【150905coupon300】【150905coupon100】
2024.01.05
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『斉藤優汰』 本日も新人選手の1年を振り返ってみたいと思います。最後はドラフト1巡目で指名された斉藤投手、甲子園経験はないながらも割と早めにスカウト会議にて1巡目指名を公表するなど高い評価を受けて入団しました。 早速投球成績を見ていきますと、今季は例年通り3軍で体作りをメインにしつつ2軍で登板するという方針により、5試合のみの登板で15.2回を投げて13被安打15奪三振7与四球1与死球で防御率は4.02でした。投球内容を見た印象としては奪三振率が投球回数とほぼ同じで高いものの、8四死球を出すなど制球面に課題を残しているという印象でしょうか。ただ被安打数も投球回数の範囲内に留めているなど力のある投手である事が窺え、侍ジャパンとの練習試合では直球のみで1回を三者凡退に抑える場面もあるなど期待を抱かせる投球を見せました。 最後に投球フォームを見ていきますが、高校時代の投球動画と現在の投球動画で比べてみたいと思います(7回2失点の際の投球動画)。まず見比べてみて明らかに違うのが腕の位置、高校時代はスリークォーター寄りの腕の位置で投げていたのに対し、現在はオーバー寄りの腕の位置に若干変わっています。球の角度も高校時代は右膝が本塁を向くのが早いので前に突っ込んだ形となって角度がついていませんでしたが、現在はしっかりと高い位置から投げていて角度がついています。そしてステップ幅も高校時代よりも現在の方が狭くなり、投げ終わった後は現在の方がしっかりと前膝が突っ張った状態となるなど良くなっていると思います。ただ唯一高校時代の方が良かったかなと感じるのが足を上げてからの前腕の形、高校時代は体重移動している際の前腕は水平に真っすぐ伸ばしていたのですが、現在は少し上に高く掲げるような形となった事が影響しているのか、トップの際の右肩の位置が下がっており、そこから角度をつけようとして投げるので空に向かって投げるような形に見えます。全体的に球が高めに浮きがちなのもその辺りが原因なのかな?とも感じます。 投球フォーム自体はテイクバックを除いて来季から育成選手となった岡田に近いのかな?という印象です(アーム気味じゃない岡田といった感じでしょうか)。体作りの成果で球速が150キロ台を連発できるようになるなど力強さは増していますが、まだまだ体力不足な面もあるのか、フェニックスリーグでは長いイニングを投げようとすると球速が落ち込み、投げていくにつれて球速も出なくなるなどまだまだ体力面での強化が必要な印象も受けました。全体的に投球フォームも良くなって期待したくなる気持ちは分かりますが、かつての長井やアドゥワ、山口、小林みたいにあまり前倒しで高卒2年目で1軍に引き上げる、或いは春季キャンプで開幕1軍を争わせるといった事は避けて慎重に運用していって欲しいなと思います。
2023.12.28
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『内田湘大』 本日は久々に新人選手の1年を振り返ってみたいと思います。今回はドラフト2巡目で指名された内田内野手、将来を嘱望される右打ちの三塁手で、数ある強打者候補の中から新井監督が選んだ事でも話題となりました。 早速打撃成績を見ていきますと、今季は高卒1年目ながら2軍で87試合に出場するなど数多くの経験を積みました。ただ打率は.163、0本塁打と厳しい数字が並び、打撃内容は259打席65三振6四球とこちらもかなり厳しい数字、そして守備でも16失策と攻守共に道は険しいかなと思います。それでもフェニックスリーグや秋季キャンプでそれぞれ一発(秋季キャンプでは玉村から満塁本塁打を放つ)などようやく一発を打てるようになってきたのかな?と思います。 それでは最後に打撃フォームを見ていきますが、今回は高校時代の動画と秋季キャンプにて満塁本塁打を放った際の動画を見ていきたいと思います。まず構えはバットを縦に構える神主打法と言える形となっています。変化が見られるのは始動のタイミング、高校時代は投手が上げた足を下して体重移動をしようという段階で足を上げますが、現在は投手が足を上げたと同時に始動を始めています。ただそこから静止する時間が長く、そこから前膝を本塁の方へ向けて回し込むような形で踏み込んでいます。高校時代の頃と比べると前足が比較的我慢できるようになった印象で、高校時代は大きく足下がブレて今にも三塁側へ走り出しそうな形になっていましたが、今も若干少し残っている部分こそあれど以前程酷くはなくなったのではないでしょうか。ただ正直見た感じ現状まだまだな印象で、トップの姿勢は社会人時代や昨季初期の末包のように右肘がかなり見えており、スイング軌道は遠回り気味で下半身も粘れないのか、後ろの膝が三塁側を向いてしまっています。ちなみにこちらが鈴木誠也の動画、右肘がはっきりと見て取れるような事もない上に下半身も足はギリギリまで正面を向かずに打ち終わった後にようやく正面を向くなど鈴木誠也と比較してみれば全く違う事が分かるのではないでしょうか。 高校時代の足元がかなりブレるという課題はある程度改善されつつありますが、それ以外の部分はまだまだな印象を受けます。それでも宇草や二俣などこの部分すら中々改善出来ない選手が多い中でも1年で何とか改善しつつあるのは明るい材料でしょうか。どうやら自主トレは末包と共にその鈴木誠也と行うとの事、秘めたる力は持っている選手だと思うので劇的に進化する事ができるか注目したいと思います。PIZZA★ロッソ人気の『銀』セット 【ピザ】【RCP】【楽ギフ_のし】【楽ギフ_メッセ】【楽ギフ_メッセ入力】【150905coupon500】【150905coupon300】【150905coupon100】
2023.12.27
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『広島関連の指名候補』 本日は来年の広島関連のドラフト候補について見ていきたいと思います。来年は地元出身のドラフト候補である明治大学の宗山内野手や大阪商業大学の渡部外野手など1巡目候補がおり、彼らについては前回の記事にて紹介しました。今回は2人以外の広島と縁がありそうなドラフト候補を紹介していきたいと思います。 まず候補として名前が挙がるのは広陵高校の高尾投手、身長は172センチと小柄ながらも最速147キロを計測且つキレのある直球を投げ込む右投手です。制球力も良い上に投球術も冴えていると評価を受けており、既に監督や中日の米村シニアディレクターからは「野村二世、高校生2年の時点では既に力量は上」との評価を受けています。ただ広陵高校という事もあり、高卒即プロ入りよりは大学に進学する可能性が高いのかな?とは思いますが、この手のタイプだとすぐに実戦投入されてしまい、小柄という事もあって過酷な大学リーグで使い減りしかねない危険性もあるので個人的には高卒でプロ入りした方が良いような気はします。 続いて紹介したいのが駒澤大学の高井投手、こちらは186センチの高身長から最速142キロを計測する直球とフォークなどが武器の投手で、今秋は二部ながらも圧倒的な成績や投球内容を残して入れ替え戦でも獅子奮迅の活躍を見せて見事に一部昇格を勝ち取りました。また、高井は広島出身で広島商業卒業、更に広島ファンとの事で、高校時代には白武スカウト部長が視察しています。まだ体も細身で球速も控えめ、一冬越えて球速球威を伸ばす事ができるかに注目です。また、駒澤大学には高井と同じく広島出身且つ広島カープジュニアにも所属し、広陵高校出身の山川投手もおり、こちらは最速149キロを計測する右投手です。 最後に紹介したいのが広島出身というわけでもないのですが、慶応大学出身で現在はトヨタ自動車に所属している増居投手です。高校時代に苑田スカウト部長が高評価しており、慶応大学でも主戦投手として好成績で投球内容も良かったのですが、順位縛りをしていた為に指名されずにトヨタ自動車へ進みました。トヨタ自動車でも登板自体は少なめですが成績自体は良く、来年は更なる成長でドラフト指名を受ける可能性もあるのではないでしょうか。慶応大学からトヨタ自動車と言えば既に広島には中村健人や長谷部らがいるだけに、すんなりと指名しやすいのではないでしょうか。 今年は既に余程の事がない限りは宗山か渡部のどちらかを1巡目入札するのではないかな?と思いますが、それでは「投手の方はどうなのか?」という事で広島と関連がありそうな投手を取り上げてみました。個人的には高井や増居辺りは広島からの指名があり得るのではないかな?と勝手に妄想していますが、果たして当たるでしょうか?他には今年スルーして右打ちの二遊間内野手の指名があるのか?その辺りにも注目したいですね。【ふるさと納税】<2種から選べる>訳あり 本格ピッツァ4枚(20cm×4枚) ピザ ロッソ Rosso 簡易包装 冷凍 クリスピー ソフト ナポリ風 照り焼きチキン テリヤキ 生ハム ブルーチーズ 個包装 個装 小分け<離島配送不可>【ksg0033】【ピザハウスロッソ】
2023.12.24
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『清水叶人』 本日も新人選手の1年を振り返ってみたいと思います。8回目はドラフト4巡目で指名された清水捕手、他球団と比べれば割と充実している捕手というポジションながらも強肩強打という素質に惚れ込んで補強ポイントに関係なく指名する枠?である4巡目で指名されました。 早速打撃成績を見ていきますと、2軍では28試合出場と少し寂しい試合数、打率.184、1本塁打となっています。高卒1年目で捕手という色々と学んでいく必要がある且つ広島では割と層が厚いポジションなので中々出番がなかったかなと思います。それでもプロ初本塁打を記録しているのは立派と言えるのではないでしょうか。打撃内容は49打数21三振5四球と三振の割合が非常に高かったものの、四球は高卒1年目という事を考えると案外見られていたのでしょうか? 最後に打撃フォームを見ていきますが、今回は2軍でプロ初本塁打を放った際の動画で見ていきたいと思います。神主打法の構えから足を大きく上げて豪快なスイングを見せています。まず気になる点としては踏み込む直前の腰、何やら腰を引いてしまう変な動作があるのが非常に気になるところ、そうなると野間や宇草のような走り打ちを連想させるのですが、いざ踏み込んでからは後ろの足を引きながら前足は決して踵体重になって走り打ちといった形にはならず、その場で回転しているのが特徴的ですね。正直、果たしてこの動作をこのままにしておくべきなのか、或いは修正すべきなのかが素人の私には少し判別しかねるでしょうか。ただ踏み込んだ前足がかなりアウトステップになっているだけに、腰を引いた動作も加わる事を考えると、これだと外角球を強く叩けないのではないかな?という心配はあります。しかしながら前肩は内側に捻らないですし、スイング軌道は非常に良い形になっているように感じ、打ち終わった後の体勢は完全にスラッガーの形になっており、これは新人記事にて書かせていただいた時と変わっていないですね。 個人的には捕手よりも打者としての活躍が見たいかな?という印象で、できれば捕手以外のポジションでも出場機会があればなと思います。個人的には田村、中村貴浩に次いで成長を楽しみにしている選手なので来季の飛躍に期待したいところです。
2023.12.22
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『久保修』 本日も新人選手の1年を振り返ってみたいと思います。7回目はドラフト7巡目に指名された久保外野手、俊足強肩パンチ力のある右打者という触れ込みで入団し、フェニックスリーグからは二塁守備にも挑戦しています。 早速打撃成績を見ていきますと、今季は2軍で61試合に出場して打率.190、0本塁打と厳しい数字が並びました。打撃内容は116打数28三振3四球となっており、ミートは4.14、BB/Kは何と.107とIsoPか何かかと見間違うほど低い水準となりました。大卒野手という事を考えると、下位指名且つ故障で出遅れたとはいえ厳しい内容となっています。 最後に打撃フォームを見ていきたいと思いますが、今回はタイムリーヒットを打ったシーンであるこちらの動画を参考にしてみたいと思います。ぱっと見だと堂林と同じような打撃フォームなのかな?という印象を受けました。ただし、堂林よりは前肩を内側に捻ってはいないように見えますが、前足を踏み込む直前のバットのグリップの位置が非常に低い位置にあり、完全に踏み込んだ時には既にバットを出しているように見えます。更にスイング軌道は遠回りしている軌道を描いており、打ち終わった後の体勢は普段の堂林と酷似しているように見えました。 現状だとかなり劇的に改善していないと来季も2軍では苦労するのではないかな?という印象を受けました。ただこの選手は外野守備がかなり良いと評判であり、こちらの動画では見事な背走捕球を見せるなどアピールポイントは持っており、更に現在は二塁にも挑戦しているとの事で、支配下で二遊間を守れる右打者というのは広島に不足しているポジションなだけに、足と守備で突破口を開いて1軍という事もあり得るかもしれません。ただレギュラーを掴みたいのならば現状ではかなり厳しい打撃を特訓していきたいところでしょうか。野球太郎No.049 2023ドラフト総決算&2024大展望号 (バンブームック) [ ナックルボールスタジアム ]
2023.12.21
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『眠れる獅子が目覚めるか?』 本日は広島の選手の情報について見ていきたいと思います。まずは末包、新井監督や堂林が行っている護摩行に参加する事が決定したとの事、今季は65試合の出場で11本塁打を記録するなど飛躍の一年となり、来季は西川が抜けた事もあって中軸打者への期待がかかります。ただ現状、社会人時代や1年目の頃に比べれば下半身の使い方が修正されつつあるも正直まだまだ上体に頼った打ち方なだけに、来年のオフに鈴木誠也から更なる下半身の使い方を教わって欲しいところです。 続いては森、来季へ向けて体重増で球威や球速アップを目指すとコメントしていました。今季は食事の量を増やしてトレーニングを行った事で筋肉量が増えて現在85キロとの事、目標は平均145キロだった球速を2、3キロ上げたいとの事です。個人的には球威球速を上げるのも良いと思いますが、森の場合は内角にきっちりと投げ切れるようになる事が優先ではないのかな印象、グラブを右胸に抱えないので壁ができずに左右の制球が甘くなりがちで、特に右打者に対して左腕特有のクロスファイアが活かせておらず、現状直球と外のチェンジアップやフォークが中心となってしまっています。もっと内角への直球やカットボールを操れば得意球の落ちる球2球種も活きてくるだけに、技術的な向上を望みたいところです。 最後は中村奨成、またもや色々あって謹慎処分?となり、背番号も22から96に変更となるなど背水の陣となりました。オフは広陵高校で自主トレを行う事が決定、中井監督からも「謙虚にやれ」と説教?されたそうで、自身も「もう一度初心に帰りたい」と話しています。また、同じく広陵高校OBにてハマ・シェンリーさんから打撃指導を受けている事がハマ・シェンリーさん自身のtwitterにて明らかになっています。動画で分かりうる範囲だと構えが神主気味だった構えが元の形に戻っていることが分かります。ただ踏み込んだ際に少し前肩を内側に捻ってるように見えるのが気になるところでしょうか。いずれにせよ、成績的には良いのですが、色々やらかし行動が多いので来季はラストチャンスとなってしまう可能性があるだけに、何とか取り返して欲しいところです。 「追記」 ちなみに広陵高校繋がりという事でハマ・シェンリーさんの下に河野も指導を仰ぎに行っている様子で、動画が掲載されていました。指導前と指導後で投げ終わった後の躍動感が一目瞭然で違い、しっかりと体重が伝えられているようになっている事が窺えますね。見た感じですが、指導後は足を上げてから足を下して体重移動を行う前に重心を前にしているからか、上体が前の方へ流れていっているのが分かります。後ろに体重を残さずに前へ全体重をかける為なのかも?しれませんね。\12/20限定!抽選でポイント全額バック♪/ 【メーカー希望小売価格1,780円→1,680円!】訳ありバウムクーヘン 切り落とし メガ盛り1kg★工場長のおまかせ1kg 訳あり スイーツ お菓子 送料無料 在庫処分 ランキング 詰め合わせ 食品 アウトレット お取り寄せ ギフト 2023
2023.12.20
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『アジアンブリーズへ』 本日は退団した中村来生投手についての情報があったので紹介したいと思います。今季限りで広島から戦力外となってしまった中村投手ですが、現役を続行してアジアンブリーズに参加する事が決まりました。2019年から活動していて私自身はよくtwitterで情報などを拝見しているのですが、アジアンブリーズって何?と思われる方もおられるかと思います。丁度日刊スポーツのこちらの記事にて詳細が書かれていますので是非ご覧いただければと思います。ちなみにこちらがtwitterで、中村投手の選手紹介もありますので是非ご覧いただければと思います。 大学や社会人、独立リーグなど様々な選択肢がありますが、こういった海外で運営している団体もあり、中には欧州の国内リーグとのコネクションを持っている仲介業者さんが直接球団と交渉して入団に至るケースや選手募集をtwitterなどで周知させて興味のある選手からの連絡を募集しているケースなど多々ありますので、まだ現役として続けたいという選手は是非挑戦してみて欲しいなと思います。
2023.12.18
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『名原典彦』 本日も新人選手の1年を振り返ってみたいと思います。6回目は育成ドラフト1巡目で指名された名原外野手、俊足巧打の右打ちの外野手との触れ込みで入団し、入団してからも現地ファンからの評判では足と守備は良いと言われています。ただ秋頃に故障してしまい、秋季キャンプに参加できなかったのは痛手です。 早速打撃成績を見ていきますと、今季は2軍で59試合に出場して打率.226、0本塁打でOPS.633の成績を残しています。注目すべきは出塁率、低打率の割に出塁率は.331でIsoDが.105と高い水準となっており、広島に少ない四球を選べるタイプの打者になり得るかも?と思いますが、よく見てみると7死球を食らっており、それで引き上がっただけの可能性があり、選球眼というよりかは會澤や上本らのようなマグネット属性持ちかもしれませんね^;。現に打撃内容を見ると、106打数29三振10四球でミートは3.66、BB/Kは.345となっており、特別選球眼が良いとまでは言えないでしょうか。長打があるというわけでもなく、現時点で打撃でのアピールポイントに欠けるかなと思います。 最後に打撃フォームですが、2軍戦を現地観戦されている方の動画がありました。大学時代からの打撃フォームとさほど変わっていない印象で、構えはスクエアスタンスでバットを水平に寝かせた状態となっています。そこから足を上げた際にバットのヘッドを少し上げて斜めにしてバットを振っていますね。見ていると中村貴浩同様に無駄な動作はないのですが、何やら色々と削ぎ落しすぎな打撃フォームという印象を受けます。前肩は内側に捻らないですし、スイングの軌道も良いと思いますが、トップが非常に浅いのと踏み込んだ際の右肩の位置がかなり低い位置となり、力強くスイングができる体勢になっていないような印象を受けます。更に下半身の方も回転している最中に前足がブレてしまって三遊間を抜けるヒットを打ったものの、打ち終わった際の姿勢はかなり奇妙な形となっています。 動画で体格を見ても中村貴浩と違って体作りが必要な選手なので引き続き2軍でしっかりと鍛錬を積む必要があるのではないかなと思います。打撃はまず力強い打球を飛ばせるように改善していきたいところ、幸い前肩を内側に捻らない点や酷い遠回りするとかそういった部分はないだけに、そこさえ改善した時にどういった選手になるのか見てみたいかなと思います。ちなみに足に関しては今季11盗塁(6盗塁刺)を決めており、守備でも評判が良いのですから一にもにも打撃ですね。 「追記」 元広島の嶋氏の兄が手掛けるナイジェリアにグローブ工場を建設して初のアフリカブランド立ち上げを目指す為のクラウドファンディングが行われています。ちなみに技術指導したイクノ工房の生野さんのインタビューにてアドゥワ誠投手の話が出てきていますので是非ご覧いただければと思います(動画)。アドゥワ誠投手の父親もナイジェリア人、動画を見ていけば分かるのですが、どうやらこのプロジェクトをアドゥワは知っているみたいですね。ここから野球の普及にもつなげて初のプロ野球選手誕生を目指すとの事なので応援したいですね(ただ厳密に言えば生まれや育ちこそ日本なものの、両親がナイジェリア人であるイヒネが既にいますが^^;)。本格 ピザ 3枚 セット【2セット購入以上でおまけ付き(1配送)】【RCP】 クリスマス ギフト プレゼント 冷凍ピザ ピザ 冷凍ピザ 冷凍ピッツァ ピザ生地 手作り チーズ 宅配ピザ ピッツァ 冷凍 宅配 ぴざ
2023.12.17
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『中村貴浩』 引き続き、新人選手の1年を振り返ってみたいと思います。5回目は中村貴浩外野手、育成ドラフト2巡目で指名されましたが、オープン戦から頭角を現してすぐに支配下登録を勝ち取り、1軍昇格も果たしてプロ初安打を記録しました。また、アジアプロ野球チャンピオンシップに参加する侍ジャパンに選ばれた日本ハム根本からレフトスタンドに一発を叩き込むなど存在感を見せました。 1軍では15試合に出場しましたが、今季は主に2軍で82試合に出場して打率.244、8本塁打、OPS.634の成績を残しました。打撃内容は291打数で67三振14四球で、ミートは4.34、BB/Kは.209と育成から入団した選手としては十分ではないでしょうか。特にウエスタンリーグは投高打低でオリックス、ソフトバンク、阪神と投手力が売りの球団が多いだけに、その中でも8本塁打打てたのは出だしとしては上々ではないでしょうか。 最後に打撃フォームですが、侍ジャパンとの練習試合での動画と紅白戦での動画から見ていきたいと思います。非常にオーソドックスなオープンスタンスから静かにテイクバックを行い、豪快なスイングをしていますね。春先は前肩が少し内側に捻りすぎる部分があり、更に足はちょこんと上げるもその後のテイクバックが遅い事もあって振り遅れているように感じていましたが、今では内側に捻りすぎないぐらいに留まり、テイクバックも早めて遅れるような事もなくなったのではないでしょうか(紅白戦ではサイドハンド長谷部から思い切り豪快なスイングで引っ張ることができています)。更に打ち終わった後も左肩が右肩よりも高く引き上がるなどスラッガータイプのスイングとなっており、左のスラッガーとしての期待を抱かせます。 「追記」 ちなみにこちらがプロ初安打を打った際の動画、前肩を内側に捻りすぎる点は改善されているものの、当時はタイミングが遅く、踏み込んだ際には既にボールがかなり手元まで来ていてかなり振り遅れていますね。 田村同様に元々スイング軌道が素晴らしい打者であり、後は1軍投手と対戦した際のタイミングさえしっかりすればすぐに主力打者になるのではないでしょうか。田村が終盤にもうタイミングを掴んで打てるようになっているだけに、田村に続いて中村貴も1軍で活躍して欲しいところです。個人的には末包、田村、中村貴の3人がレギュラーを掴めば大幅な長打力アップにつながり、チームの打撃力も大きな向上へと繋がると思います。打撃技術の部分では田村もですが、小園や坂倉らに引けを取らない存在だと思うだけに、来季一気にレギュラーを掴んで中軸打者になって欲しいところです。
2023.12.16
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『辻大雅』 引き続き、新人選手の1年を振り返ってみたいと思います。4回目は辻投手、育成ドラフト3巡目で指名された高卒左腕という事もあり、今季は主に3軍で体力づくりに励む1年となりました。その為、2軍でも登板は3試合のみに留まりました。 一応成績を見ていきますと、3試合に登板して6回を投げて5安打6奪三振3与四球2与死球で防御率は4.50となっています。少ない投球回数ですが、目につくのは制球面で5四死球となっているので改善の余地ありと言えるのではないでしょうか。 最後に投球フォームを見ていきたいと思いますが、バクネット裏からの動画とバックスクリーン側からの動画の二つで見ていきたいと思います。パット見の印象だと同じ広島の左腕投手である森翔平投手と非常によく似た投球フォームになっているのではないかなと思います。個人的に気になるのは体重移動~リリースしている際の左足甲が宙に浮いてしまっている点、矢崎もそうですがこのような形になると球が上吊る原因にもなります。後は森にも同じ事を書いたことがありますが、やはりグラブをしっかりと右胸に付けられていない点も気になります。こう見ていくと制球に課題があるのも頷けるのかなと思います。それでも前膝の突っ張るタイミングも良いと思いますし、何より左足が大きく引き上がって本塁へとターンしてくる点など下半身の力は伝えられているように思います。 まだ育成1年目なのでこれからの成長を見守っていきたい投手ではないでしょうか。ただ投球フォームを見ていて思ったのは意外と力投派タイプなのかな?という点、触れ込みを見ると先発タイプなのかな?というぼんやりとした印象を持っていたのですが、実際映像を見ると短いイニングでも割と力で押していける可能性を秘めているのかな?と思いました。このオフに筋トレなどでパワーアップする事が出来れば面白い存在になっていけそうな印象を受けました。シーズンでの成績とフェニックスリーグでの成績は芳しいものではなかったのですが、案外2年目が楽しみな投手ではないかなと密かに期待しております。
2023.12.15
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『中村祐太』 先日、現役ドラフトにて新たに楽天の内間投手が加入する事となりました。それと同時に中村祐太投手が西武に移籍することが決まり、今季でお別れとなりました。では中村祐太の現状はどうなのか?見ていきたいと思います。 先発投手として一本立ちを期待されてきた中村祐太ですが、ここまで定着しきれずにきてしまい、2020年に再度復活か?と思わせる投球を見せるも躓きました。今季は2軍で主に中継ぎとして28試合に登板、33.1回を投げて21被安打1被本塁打35奪三振8与四球2与死球で、防御率は1.08と好成績を残しました。1軍では5試合に登板して防御率こそ1.29ですが、7回を投げて9被安打1被本塁打3奪三振1与四球となっており、WHIPは1.43、FIPは4.55とあまり芳しい投球内容とは言えない結果となっています。続いて球質を見ていきますと、球威面に大きな課題を残しており、FB投手なのですが毎年被本塁打率が高く、今季も1軍では被IsoPが.173と非常に高い数字となっています。 最後に投球フォームですが、1軍で登板した際の投球フォームが見つかりました(動画)。セットポジションから二段モーションを取り入れて投げ込む形となっています。まず気になるところは開きがかなり早い点、前に突っ込みがち点なども合わさって握っているボールを全く隠せていません。更に体勢自体が後傾姿勢になっており、上から叩く形ではなく、遠投しているかのような投げ方になっており、高めに浮きがちなのはこの辺りに要因があるのではないでしょうか。そしてこちらが2017年時の投球フォームとなっています(動画)。現在と比較してみると、投げ終わりの躍動感が明らかに2017年の方が良い事が分かります。開きが早いのは同じですが、前には突っ込んでいない印象で、それが実際、2017年は最速でも148キロを計測しており、この頃が一番球速も出ていたのではないでしょうか。ただ2017年の時点でも少々課題の残る投球フォームとなっているように思います。 実戦的な部分に課題があり、これまで球威や奪三振率があまり芳しくない理由も投球フォームを見ると何となく頷けるのかな?と思いました。まずはとにかく開くのが早い点を何とかしところ、丁度矢崎がその部分を改善出来た事で制球自体そこまで変化がないのに防御率が劇的に良くなっただけに、この部分さえ何とかすればスライダーという武器があるので何とかなるのでは?とも思います。後は2017年の頃の躍動感のある投げ方を取り戻したいところです。内間と違って中村祐太の場合は既に10年経ってしまっており、既に来季は29歳で背水の陣となるだけに、移籍1年目ですがラストチャンスというつもりで頑張って欲しいところです。
2023.12.12
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『益田武尚』 引き続き、新人選手の1年を振り返ってみたいと思います。3回目は益田投手、ドラフト3巡目で指名されて即戦力の期待がかかるも僅か8試合の登板に留まりましたが、防御率は1.64で投球内容も良いなど来季に期待を抱かせる投球でした。 詳細に見ていきますと、1軍では11回を投げて8被安打1被本塁打12奪三振3与四球で、K/BBは4.00、WHIPは1.00と少ない投球回数でしたが確かな投球内容を見せており、球速は社会人時代の153キロを更新する155キロを計測しました。ただ来季に向けての懸念となるのがフォーム改造によって腕を下げた点、かなり良い投球内容だったのにわざわざ腕の位置を下げる必要があったのかという点に疑問符が付きます。特にフォークが絶対的な球種で被打率.125、空振り率は24%と非常に高い絶対的な決め球を投げられていただけに、腕を下げる事によって絶対的な決め球を失いかねないのではないでしょうか?狙いとしては直球の精度を引き上げる為のようで、確かに益田の腕の位置だと球速の割にはあまり直球に怖さはなく、被打率も.240で空振り率は5.7%程です。ただそれならば発想を転換させ、元々持っているスライダーやカットボールと対になるツーシームを習得し、カットボールとツーシームを主体としてフォークで空振りを奪う投球スタイルで良かったのでは?と思ってしまうところです。 そして投球フォームですが、どちらも秋季キャンプでのものとなりますが、こちらが腕を下げる前の投球フォームで、こちらが腕を若干下げた後の投球フォームとなっています。腕を下げる前の投球フォームを見てみると感じる事ですが、2軍ではあまり芳しい成績ではなかった益田が何故1軍でこれだけの好成績だったのか?と問われると、個人的な考えではやはり前膝の形ではないかなと思います。こちらが社会人時代の投球フォームですが、比べてみると体重移動の際のステップする幅を取りすぎていて前膝が突っ張るタイミングで前足が直立になっていないのに対し、秋季キャンプでは前膝が突っ張るタイミングが直立に近い形になり、社会人時代よりも足が高く引き上がっていますね(ただ何球か社会人時代に近い形になるなど完全にモノにはできていなさそう…)。ですので個人的には来季もそのままの投球フォームで勝負し、黒田アドバイザーから教えてもらっていたツーシームをもっと使う事で投球の幅を広げていけば普通にセットアップを任せられそうな投手になれると思っていたのですが…。ただこの試合においては腕を下げた後の投球フォームで改善された面は引き継げているだけに、腕を若干下げたのが果たして吉と出るか凶と出るか…。 個人の意見ですが、私自身はそのままで勝負してツーシームを完全にモノにするという方向性で良かったのではないかなというのが正直な印象です。確かに直球の回転数などは上がるのかもしれませんが、腕を下げたという事は回転軸がより横の成分が増える事になり、回転数が上がってもホップ成分は変わらず、寧ろシュートする成分が増える球質になるのではないでしょうか。寧ろ絶対的な決め球だったフォークが悪化してしまう恐れもあり、正直この部分が一番の懸念材料だと言わざるを得ないでしょう。しかしながらフォークの精度をしっかりと維持できれば持ち球のスライダーやカットボールなどの威力は増すだけに、そこさえクリアできればといったところではないでしょうか。本格 ピザ 3枚 セット【2セット購入以上でおまけ付き(1配送)】【RCP】 クリスマス ギフト プレゼント 冷凍ピザ ピザ 冷凍ピザ 冷凍ピッツァ ピザ生地 手作り チーズ 宅配ピザ ピッツァ 冷凍 宅配 ぴざ
2023.12.11
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『長谷部銀次』 久々に新人選手の1年を振り返ってみたいと思います。2回目は長谷部投手、3年連続でトヨタ自動車からドラフト6巡目で指名されて即戦力中継ぎ左腕として期待されました。しかし、1軍登板はなしに終わり、2軍戦では39試合に登板するも防御率5.62という厳しい結果に終わり、秋季キャンプでは早くも腕を下げるなどフォーム改造を行っていますが、今のままでは厳しいという烙印を押されたという事でもあり、早めに頭角を現さなければ立場が非常に厳しくなるのではないでしょうか。 もう少し詳細に見ていきますと、41.2回を投げて44被安打3被本塁打33奪三振30与四球3与死球、WHIPは1.78と厳しい内容となっており、しかも投高打低のウエスタンリーグですから尚更厳しいかと思います。球速も150キロを計測するという触れ込みでしたが、2軍戦では145キロ弱ぐらいの球速帯が多かったのも厳しかったでしょうか。個人的にはかつて2010年ドラフト4巡目で指名された金丸将也投手を思い出す印象で、金丸も150キロとの触れ込みでしたが140キロにも届かないケースが多く、翌年からサイドハンドへ転向していたので非常に境遇が似ていますね。 最後に投球フォームですが、フォーム改造前の動画がありました。実は以前にも取り上げているのですが、テイクバック~リリースするまでの動作が投球によって違うなどフォームそのものが固まっていないように見えました。そしてこちらが現在のフォーム改造後の動画となっています。以前までの腕の振りと比較してみると確かに今の方が腕の軌道がスムーズな印象で、以前まではトップからリリースするまでの腕の軌道が横気味なのに無理やり上に引き上げて投げていましたが、今は違和感ない軌道になったのではないでしょうか。ただ個人的にはせっかく高身長な左腕なだけに、ドラ1斉藤のようにトップからリリースするまでの軌道を変えて違和感のなく上から振り下ろす投球フォームにしたいなと新人記事で書いていたのですが、全く逆の方向にフォーム改造する事となりましたね。まあ確かに投手はテイクバックやトップなどを変えてしまうと感覚を失ってしまう云々とはよく聞く話ですが…。また、個人的に以前から思っているのですが、もう少し右腕を上手く使った方が良いのではないかなと思うのと、下半身もサイドに転向したのならば少し変えた方が良いのではないかな?と素人考えながら感じました。 来季からは腕を下げたサイドハンドで勝負するので今季の投球成績はアテにならず、果たしてどのような姿になっているのか楽しみ半分、不安半分と言ったところでしょうか。恐らく対左打者の中継ぎ投手として生きていく事になるかと思いますが、だとすれば四球は御法度なので制球力の向上は必須となってくるでしょう。後は直球とスライダーだけでなく、対となるツーシームも習得必須ですが、幸い動画でのコメントだと手ごたえを感じている印象なけに、そこは良さそうですね。社会人なので与えられた時間は短く、特に投手は駄目だと分かればすぐに切られてしまうポジションなだけに、2年目ですが正念場となりそうです。半額 スーパーSALE 本格 ピザ 3枚 セット【2セット購入以上でおまけ付き(1配送)】【RCP】 クリスマス ギフト プレゼント 冷凍ピザ ピザ 冷凍ピザ 冷凍ピッツァ ピザ生地 手作り チーズ 宅配ピザ ピッツァ 冷凍 宅配 ぴざ
2023.12.09
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『内間拓馬』 本日、13時に現役ドラフトが行われ、17時に移籍する選手が発表されました。実績十分の選手だと西武の愛斗が千葉ロッテへ、阪神の馬場が巨人へ、巨人の北村がヤクルトへ、ヤクルトの梅野が中日へ移籍するなど驚きのサプライズもありました。そして広島は既に皆様もご存知かと思われますが、中村祐太が西武へ移籍する事が決まりました。大方の予想でも現役ドラフトの候補選手として名前が挙がっていたので他球団と比べて特別驚きはなかったのかなと思います。そして新たに広島へ移籍することが決まったのは楽天の内間投手、2020年のドラフト会議に手亜細亜大学から4巡目指名を受けて楽天へ入団しました。投球スタイルは最速155キロの直球とカットボール、スライダー、カーブ、チェンジアップ、ツーシームなど多彩な変化球を操るタイプのようで、1年目の頃は直球中心なものの満遍なく投げ分けているようですね。 まず投球成績を見ていきますと、2021年は1軍で11試合に登板して10.2回で奪三振率13.50、防御率は5.91と1年目として見れば上々のスタートを切りました。ただ与四死球率は4.22と制球面に課題を残していた事が分かります。それ以降は1試合のみの登板に留まり、今季は1軍登板なしで2軍で17試合(先発9試合)に登板して53.1回を投げて52被安打5被本塁打33奪三振30与四球3与死球、防御率は3.88と上々のスターをと切った新人の頃を考えると伸び悩んでいる事が分かります。 最後に投球フォームを見ていきたいと思いますが、今季ではないですが過去に登板している際の投球フォームが見つかりました(走者なし、走者あり)。また、直近の物だとブルペンでの投球練習をしている際のものが見つかりました(動画)。他にはショート動画でも投球練習している姿があります(動画)。見た感じですと現在と過去で投球フォームに大きな変化は見られていないようですね。投球スタイルは力投派といった印象で、そういった意味では大道に近いのかなと思います。 まず気になるのはテイクバックしている際に両腕をかなり伸ばしている点、あまりテイクバックが大きすぎると制球を乱す原因になるのではないかなと思います。そして左腕をほぼ真横に近い形で突き出しており、上体自体が内側に捻られていて横向きの状態となっており、右腕が打者からはっきりと見える形になっています。打者でもよく前肩を内側に捻るのは良くないと言われますが、投手も内側に捻りすぎるのは問題であり、結果的に前肩を開かないといけなくなるので当然開きが早くなってしまい、更にトップの際にボールを持つ右手が頭からはみ出しているのも打者からしてはタイミングが取りやすいのではないかなと思います。また、一番気になるのは危険とされるややM字に近い形になっている点、トミー・ジョン手術などになってしまう危険性があるのでここは修正した方が良いのではないでしょうか。続いて下半身ですが、後ろの右膝が本塁の方へ向くのが早いので前へ突っ込んでいる形となってしまっているのかなと思います。腕の位置はオーソドックスなオーバースローとなっていますね。 何となくですが、腕の位置の違いこそあれど現在FAとなっている藤浪投手に近いタイプなのではないかなと思います。藤浪もテイクバックが大きすぎる上に上体を捻るので本塁に目掛けてというよりかは右打者目掛けて投げているような形になり、そこから振り下ろす形ではなく押し出すような形になっているので右打者の頭付近に球が行ってしまうのではないかなと思います。あれだけ凄みのある球を放りながら日本でもMLBでも圧倒できていないのは個人的にはこのような理由があるからなのではないかな?と思います。腕の位置こそ違えど内間も藤浪と同様の傾向があってシュート回転もしやすいのかと感じます。ただ投げている球は藤浪同様に非常に素晴らしいものがあり、個人的に伸び悩んでいるとはいえよく手放してくれたなと驚きです。現在25歳ですが、仮に内間が社会人投手だとすれば間違いなくドラフト上位か中位で指名されていてもおかしくない投手ではないでしょうか。まずは実戦的な投球フォームへと移行していきたいところでしょうか。幸い近年の広島は矢崎や島内など投球フォームが良化されて活躍している投手がいるだけに、その流れに乗って欲しいところです。【メーカー希望小売価格1,780円→1,680円!】訳ありバウムクーヘン 切り落とし メガ盛り1kg★工場長のおまかせ1kg 訳アリ わけあり 訳あり おやつ おかし スイーツ お菓子 送料無料 在庫処分 人気 ランキング 詰め合わせ 食品 アウトレット お取り寄せ ギフト 2023
2023.12.08
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『テイラー・ハーン』 本日は新外国人投手のテイラー・ハーン投手について見ていきたいと思います。ハーンは左腕で最速160キロを計測する速球派投手です。今季は3球団を渡り歩いて13試合に登板して防御率は11.40、昨季までは先発やリリーフなどで31試合に登板して防御率5.13、ちなみにTEX戦士です。 まず投球成績(fangraphs)から見ていきますと、奪三振率はTEXでプレーした昨季でも8.73と高く、今季は3AでKCやTEXでプレーしていますが、それぞれ13.50、12.36と非常に高い奪三振率を記録しています。しかしながら制球面に不安があり、昨季は4.14、今季の与四死球率はそれぞれ6.14、6.41と昨季よりも大幅に悪化してしまっています。ただ日本に来た場合は仮に与四死球率に不安のあるタイプでも球威で押せるのでストライクゾーンにさえ投げ込む事ができれば問題ないのですが、ここまでの与四死球率だと果たしてどうなるか…。そしてGB%ですが、3Aでも大体45%程となっているのでそこまでGBを打たせるというタイプでもなく、昨季は37.6%となっていました。投球スタイルは直球とスライダーが軸となっており、今季はリリーフ登板だったからか主にその2球種で構成されていますが、それまではシンカー(ツーシーム)、チェンジアップなどを投げ込んでいるようです。 最後に投球フォームを見ていきたいと思います。見た印象としては退団したターリーと似たような腕の位置から投げ込んでくるスリークォータータイプの投げ方をしています。勢い重視で投げ込んでくるスタイルなので個人的にはリリーフタイプの投手に見えます。ただ腕の位置がスリークォーターなのでホップする球質ではなく、データを見てもそこまでホップするタイプの球質ではなく、横浜を退団したエスコバーやターリーのように球速は出れどもそこまで直球で空振りを奪うかと言われるとそうでもないのかな?と思います。また、リリースする際にグラブを抱え込めておらず、左足甲が地面から完全に浮いてしまっている上に体も大きく三塁側へ流れてしまっており、勢い重視で投げ込むタイプという事もあって確かにあまり制球は良くないタイプかな?とは思います。ちなみにターリーはある程度グラブは胸に抱え込めていましたし、左足甲も完全に浮いてはおらず、制球に関してはターリーの方に分があると思います。ただターリーは上体をかなり沈み込ませていたので腕の位置も相まってヒット自体は多く打たれていましたが、ハーンは上体を沈み込ませ過ぎる事もなく、球威はこちらに分があるのかな?とは思いますが、ターリーよりも球の出所が見えやすい印象ありますが…。 先発とリリーフを兼任した実績を持つ左腕ですが、どう見てもリリーフタイプのように思いますのでターリーの後釜として起用されるのではないかな?と思います。ただ今季のターリーは対左打者の被打率が.290となっており、特定の左打者には無類の強さを誇っていましたが、トータルで見れば左の方が打たれていました。スリークォーターなので直球で圧倒する事は難しく、更に左打者にはスライダーしか投げず、外角オンリーなので左打者にしては的を絞りやすいという点が影響したのではないかと思います。1年目はまだ慣れていなかったので対左打者の被打率が優秀だったものの、研究される2年目はやはり打たれてしまったのかな?と思うので同じタイプなのでターリーと同じ対処法で良いだけに、どこまで対左で結果を残せるかは少し微妙なのかな?とは思います。スライダーだけでなく、食い込むシンカーなども織り交ぜるかがポイントとなってくるでしょうか。また、やはり制球面と意外に球の出所が見えやすいところも少し気になりました。選手評価:C(ターリーの役割を期待したいが…)半額 スーパーSALE 本格 ピザ 3枚 セット【2セット購入以上でおまけ付き(1配送)】【RCP】 クリスマス ギフト プレゼント 冷凍ピザ ピザ 冷凍ピザ 冷凍ピッツァ ピザ生地 手作り チーズ 宅配ピザ ピッツァ 冷凍 宅配 ぴざ
2023.12.07
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『トーマス・ハッチ』 久々に広島の情報について見ていきたいと思います。先日に広島はアンダーソンとターリーの退団が発表し、後に新外国人投手のトーマス・ハッチ投手とテイラー・ハーン投手の獲得を発表しました。それぞれ最速157キロ右腕と最速160キロ左腕となっていますが、今回はハッチの方から見ていきたいと思います。元々日本ハムが獲得?といった報道がされていましたが、蓋を開けてみれば広島が獲得しており、記事が出た時は驚きましたね^^;。投球スタイルは最速157キロの直球とカットボール、チェンジアップ、ツーシームを武器とする投手(twitter)で、今季もTORやPITで18試合に登板して防御率4.08とMLBでもまずまず通用している投手なので期待してしまうところです。 まず今季の投球成績(fangraphs)から見ていきますと、MLBでは28.2回を投げて33被安打2被本塁打26奪三振12与四球1与死球、防御率は4.08となっています。MLBでも奪三振率は8.16、与四死球率は4.08、被本塁打率は0.63とこのままMLBでプレーしてもある程度成績を残せそうな投球内容を残しています(実際にFIPは3.71)。何よりもGB%がMLBレベルでも52.3%と打球を上げる割合が日本よりも高いMLBで50%を越えているのは凄い事であり、日本ならばよりGB%の割合がより高くなる可能性を秘めています。ただ3Aでは46.2回を投げて42被安打8被本塁打56奪三振22与四球2与死球、防御率4.63と様変わりした数字となっており、GB%も45%を切るなどMLBとは全然違う投球となっており、果たしてどちらかが本当の彼の実力なのかが計りかねるところがありますね。ただここで一つ目安となりそうなのが彼の投球スタイル、これまではフォーシームの割合が多かったのですが、今季はツーシーム(シンカー)の割合が増えています。PIT移籍後の投球成績を見てみますと、奪三振率は6.45と大きく下落しましたが、与四死球率は3.22と改善されているのが分かります。 最後に投球フォームですが、TOR時代とPIT時代では若干投球フォームに変化が見られるように感じます。まず上半身ですが、体重移動の際に背中を打者に見せる形になっていますが、PITではTORの頃よりかは背中を打者に見せる割合が若干薄まり、テイクバックもTORの頃よりはコンパクトになっているように見えます。また、下半身もTORの頃は投げ終わった後に体全体が大きく一塁側へ流れているのに対し、PITでは殆ど左足が乱れることがなくなっています。ただ個人的に気になるのはリリースしている最中に右足甲が完全に宙に浮いてしまっている点、矢崎もそうですがこれだと高めに浮きがちになってしまうところがありますね。また、腕の位置はスリークォーターなのでそこまでホップする球質ではなさそうで、どちらかと言えばカットボールやツーシームで勝負するタイプではないかなと思います。 投球フォームや投球スタイルを変化させた事でPITでは新しい一面が出てきたのかな?と感じさせます。PITでの投球スタイルで勝負するのならば先発を任せてみても面白いのではないでしょうか。GB%が高い上に一発を浴びないという点や制球面も改善傾向にあるという点など技術的な成長を感じさせる部分があるので個人的には期待したい投手です。イメージとしてはパワー寄りのバリントンといったタイプなのではないでしょうか。カーブはないですが、カットボールやスライダー、チェンジアップ、ツーシームといった球種を満遍なく投げ分けており、その辺りもかつてのバリントンに似ているでしょうか。選手評価:A(かつてのバリントンのような先発で期待)半額 スーパーSALE 本格 ピザ 3枚 セット【2セット購入以上でおまけ付き(1配送)】【RCP】 クリスマス ギフト プレゼント 冷凍ピザ ピザ 冷凍ピザ 冷凍ピッツァ ピザ生地 手作り チーズ 宅配ピザ ピッツァ 冷凍 宅配 ぴざ
2023.12.06
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『枠がない』 本日は久々に広島について見ていきたいと思います。別の話題で持ちきりとなっていた中、西川のオリックス移籍が決まりました。これにより、広島は人的補償か金銭補償かの選択をする事ができます。プロテクトから外れる目ぼしい選手としては投手だと本田仁海投手や元謙太外野手などの名前が挙がっていますが、個人的には金銭補償になるのではないかな?と見ています。というのも西川が抜けても既に枠が67人となっており、外国人投手も基本的には現在のメンバーのままである事が濃厚です。アンダーソン、ターリーのどちらかの交渉が決裂、もしくは金銭トレードでの選手放出でもない限りは獲りたくても獲れない状況となっています。 また、残りの3枠は育成選手が支配下登録する為の枠として残しておかなければモチベーションやいざ一軍で使いたい時に埋まっていて登録できないといった弊害が出ます。現時点でも杉田投手や佐藤内野手は見た印象では支配下登録していてもおかしくない選手達、更に秋季キャンプでは育成の新家投手に新井監督や黒田アドバイザーから期待を寄せられている様子?であり、それ以外にも捲土重来を期する岡田投手もいます。更にはドミニカアカデミーから来日した3選手の誰かとも育成契約を結ぶ可能性があり、新外国人打者や彼らの成長次第で支配下登録しておきたいのでやはり最低3枠は空けておく必要性があります。ですので個人的にはこの状況だと金銭補償が有力だと思います。ただ個人的な意見としては戦力外通告して育成登録に振り替えるとかもう少し戦力補強に貪欲になっても良さそうなものですが…(本来は人的補償を選んで欲しいですし、野手ならいざ知らず何人いても困らないポジションである投手でタフネス左腕且つCランクの石田投手の獲得にも向かってほしいところ)。 そして現役ドラフト予想ですが、個人的には投手と外野手が濃厚なのかな?と感じます。名前を挙げてしまうと高橋昂也投手、中村祐太投手、宇草孔基外野手、大盛穂外野手辺りが選ばれてしまうかもしれないなと感じています。まず中村はかつての白濱氏のような緊急用投手といった立ち位置で基本一軍戦力としては見なされていないかな?という印象を持っています。そして高橋に関してですが、他の左投手(塹江、長谷部、新家)が軒並み腕の位置を下げてフォーム改造を行っているのに対して高橋のみフォーム改造が行われていないので挙げさせていただきました。外野手二人は西川が抜けた現時点でも依然として飽和気味、末包を筆頭に田村や中村貴といったレギュラー奪取が視界に入っている打者らもいますし、代走守備固めも曽根や羽月、久保辺りも控えているだけに、可能性としてはあるのかな?と思いました。 他球団と比べるとオフの戦力補強があまりにも寂しいなと感じてしまうのは残念な次第であり、外国人打者補強に関しても何やら「3Aの本塁打王を獲っとけば良いだろ?」といった印象を受け、その辺りもなんだかなと感じてしまいます。資金がないのならばないなりにCランクの選手を獲得するなり、アメリカの3Aだけではなく、各国の有望な若手打者を調査するなり手立てはあると思うのですが…。特にこの前行われていた欧州野球選手権大会ではかなり面白そうな若手打者が何人もいましたが、ちゃんと視察していたのでしょうか?もう3Aから連れてきてもあまり活躍できない現状があるのですから従来のやり方ではなく、資金がないならないなりに工夫を凝らして新規開拓していくなりあるはずです。
2023.11.27
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『ジェイク・シャイナー』 本日は広島が獲得したジェイク・シャイナー内野手について見ていきたいと思います。今季はSEA傘下3Aでプレーして30本塁打を記録した三塁手で、デビッドソンの後釜として期待されている右の長距離砲です。興味深い点としてはMLBでの出場経験はなく、3Aの出場経験も今季が初めてであり、それまでは2Aや1Aなどでプレーしていました。 早速打撃成績(fangraphs)を見ていきますと、今季は124試合に出場して打率.252、30本塁打105打点でOPS.878を記録しています。まず特筆すべきは長打力、IsoPは.257と非常に高い数字となっており、2019年以降は.200を記録し続けています。しかし、意外にもGB/FBは1.20とGBの方が多い結果となっています(2021年は0.91、2022年は0.86)。ただ懸念すべき点はやはり三振の数、460打数134三振で3.43と非常に低い数字となっており、2019年以降は3.65、2.97、4.01といずれも低い数字となっています。そして選球眼ですが、こちらは81四球でIsoD.117と非常に高い数字となっており、BB/Kは.604と.500以上を記録しています。ちなみに2022年も.613を記録しており、選球眼に関してはかなり良いのではないでしょうか。三振は非常に多いですが、四球もかなり多めでレイノルズとは違ってBB/Kは高くなっています。 続いて守備ですが、2022年は主に一塁、今季からは主に三塁を守りましたが、693.2回で9失策を記録しており、2022年も850.1回で5失策となっています。個人的には一塁の方がと思うのですが、レイノズルが近年あまり三塁を守っていないのでどちらが三塁を守るのかは不透明となっています。 最後に打撃フォーム(動画)ですが、デビッドソン程ではないですがバットを少し揺らしながら構えています。そして投手が足を上げて体重移動へ向かう為に上げた足を下し始めた時にシャイナーも左足を上げて始動しています。そしてテイクバックの際にバットを一度直立させてから元の斜めに構えていた際の角度でトップの姿勢に入っています。映像を見ている感じですと直立する動作は必要なのかという疑問はありますが、比較的しっかりと間を作って球を呼び込む事ができているのではないかな?と思います。個人的に気になるのはレイノルズ程ではないですが、やはり前肩が内側に引っ張られ気味になっているのかな?という点とスイング軌道が少々遠回り気味な点です。また、スイング自体もスラッガーのようにかち上げるタイプではなく、レベルスイングなので打ち終わった後の右肩が左肩とほぼ同じ位置かもしくはやや低い位置にあり、GB/FBが1.20とGBが多いのも納得でしょうか。これだと低めの球をすくい上げて本塁打という可能性は低いのかな?という印象を受けました。打者のタイプとしてはライト方向に打っている打球こそあれど、基本的には巻き込む形で打っているのでプルヒッターの印象で、打ち終わり方はデビッドソンに近いのではないでしょうか。 選球眼は確かに良さそうで出塁率が高くなりそうな打者ではないかな?と思いました。少々前肩が引っ張られ気味で振り遅れやしないかと思うのですが、映像見ている限りでは思い切り引っ張る事が出来ているので問題ないのかな?とも思いました。ただ低めの球の対応に難があるタイプかな?という印象で、打ってもゴロになってしまうとかそういったタイプなのかな?と感じました。個人的にはヤクルトのオスナみたいな感じで成功してくれればと思いますが如何でしょうか?タイミング自体はしっかりと取れて振り遅れているというわけでもなく、選球眼もしっかりしていそうなので遠回り気味のスイングですが、まずまずやってくれるかも?とは思いました。選手評価:B(オスナぐらいやってくれれば)【期間限定★プレーン1袋増量中!】送料込★神戸のラスク1kg福袋★アウトレット《訳あり》ラスクバリューパック福袋(ご自宅用簡易包装)【神戸モリーママ 神戸スイーツ お取り寄せ わけあり アウトレット SALE お得 お試し 洋菓子 焼き菓子】
2023.11.24
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『マット・レイノルズ』 本日は広島が獲得した新外国人選手について見ていきたいと思います。少し前になりますが、広島はマット・レイノルズ内野手、ジェイク・シャイナー内野手の獲得を発表したと同時にライアン・マクブルーム内野手、マット・デビッドソン内野手の退団も発表されました。ちなみにデビッドソン内野手を獲得した際の記事はこちらになります。珍しく新外国人選手の見立てが概ね当たっていた?でしょうか?バットを上下させていましたが、それが上手く嚙み合った時はしっかりと間を作って打てていたものの、大体噛み合わない時の方が多く、甘い直球を仕留められない打席が目立った印象です。ただ個人的には19本塁打を記録しましたし、素人考えで恐縮ですが、バットを元西武カブレラ氏のような寝かせた状態(寝かせた上で好きに上下させれば良い)にすれば良いのでは?と感じていただけに、少し勿体ないなと感じました。話を戻してまずはレイノルズから見ていきたいと思います。 まず打撃成績から見ていきたいと思います(fangraphs)。今季はCIN傘下3Aでプレーしていましたが、昨季は2チームで93試合に出場して打率.246、3本塁打23打点5盗塁でOPS.652を記録しています。気になる点はやはり三振の多さ、244打数で78三振と非常に多くなっており、ミートは3.13と非常に低い数字となっています。そして四球数は26で出塁率.320、IsoDは.074とこちらはまずまず良いのですが、BB/Kは333と非常に低い数字となっています。 続いて今季の3Aでの打撃成績を見ていきますと、115試合に出場して打率.266、22本塁打90打点8盗塁でOPS.865を記録しています。特筆すべきは長打力、IsoPはキャリアハイの.248を記録しています。ただ打球はGBが37%、FBが39%とGB/FBは0.93と1.00に近い数値となっています。気になる点はやはり三振数、444打数で141三振と3.15とMLBと同じくかなり低い水準で推移しています。そして四球数は60で出塁率.351、IsoDは.085と高めの水準ではあるものの、BB/Kは.426と.500を切ってしまっています。これらの打撃内容を見ると選球眼は一定以上の物があるもののミートにかなり難があるというタイプでしょうか。通常この手のタイプだとスラッガーのようにBB/Kは高い水準となりそうですが、レイノルズの場合はイマイチ伸びていない点が気になります。 次に守備ですが、主に二塁を守っていますが、一塁や三塁、遊撃、左翼、中堅、右翼、昨季は投手としても登板を果たすなど捕手以外のポジション全て守っています。ただチームとしては恐らく三塁を任せる事になるかと思いますが、近年ではあまり三塁を守っておらず(3Aでは僅か31イニング)、二塁(698.1イニング)の次に多く守っているのが遊撃(51イニング、昨季MLBで170イニング)なだけに、その辺り未知数ではありますが、遊撃を守っていた選手ならば三塁でも大丈夫ではないかなと思います。 最後に打撃フォームですが(動画)、一連の動作を見ている感じですとマクブルームにかなり近い印象を受けました。しかしながらマクブルームよりはスイング軌道は良さそうな点や踏み込んだ際にはまだバットを振り出していないぐらいな部分は良さげなのではないかなと思います。ただ気になるのは前肩を内側にやや捻る点(右肘が思い切り突き出ています)や足を完全に上げるのがリリース直前と遅い点、MLBだと完全に振り遅れてしまっているように見え、MLBにアジャストし始めて本塁打を量産し始めた後半戦の鈴木誠也(前肩は内に捻っておらず、右肘が背中から突き出してもなく、バットを持っている手は頭の左側から少し見えています。足を上げるタイミングもレイノルズと比べると早い)と比較すると分かりやすいのではないでしょうか(動画)。 個人的には若干原因こそ違えどデビッドソンと同じく甘い直球をミスショットしてしまいかねない懸念があるように思います。選球眼は良いかもしれませんが、積極的にストライクゾーンに投げ込まれて不利なカウントを作られがちになるのかな?といった印象が残りました。せめて足を上げるタイミングをもう少し早めればある程度改善できそうでしょうか。選手評価:C(マクブルームとデビッドソンと似た要素あり)【送料別】選べる5枚プレミアムピザセット【PIZZAREVO(ピザレボ)】 ☆ クリスマス パーティー ディナー ギフト プレゼント お歳暮 記念日 女子会 忘年会 福袋 時短 手軽 キャンプ スポーツ観戦 ピザパ
2023.11.22
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『ドラフトの感想』 それでは一通り選手を見てきたのでまとめてみたいと思います。1巡目 常廣羽也斗 青山学院大学 右投右打 投手 C2巡目 高太一 大阪商業大学 左投左打 投手 A3巡目 滝田一希 星槎道都大学 左投左打 投手 D左4巡目 仲田侑仁 沖縄尚学高校 右投右打 内野手 5巡目 赤塚健利 中京学院大学 右投右打 投手 D育成1 杉田健 日大国際関係 右投右打 投手育成2 佐藤啓介 静岡大学 右投左打 内野手育成3 杉原望来 京都国際高校 左投左打 投手 まず個人的な印象ですが、本指名の選手達は即戦力というよりは結構今後の伸びしろに期待して指名した選手が多いのかな?という印象を受けました。高校生の仲田は勿論ですが、1巡目の常廣にしても滝田にしても赤塚にしても荒削りな素材寄りでいずれも制球などに課題を持ち、赤塚は2.5軍で腕の位置の矯正などがあるかもしれません。唯一即戦力として期待できそうなのは高ですが、その高も肘や左足首を痛めているので開幕一軍に入ってフル回転といった事は避けた方が良さそうに思います。率直な感想としては「上手く導く事ができたら非常に楽しみだが、総崩れもあり得る」という印象を持っており、何となくですが2010年のドラフトを思い出します。あの年は福井、中村恭、岩見、金丸、弦本投手ら大学・社会人・独立リーグの投手らを指名していきましたが、彼らもどちらかと言えば素材寄りで実戦力などに課題を持つ投手らでした。結果的にこの年のドラフトは福井や中村恭らは一時期先発やリリーフとして活躍するも期待していた活躍を見せたかと言われると微妙で、岩見や金丸、弦本らは全く結果を残せませんでした。逆に一番活躍したのが6巡目指名を受けて入団した当時高校生の中崎投手という結果になっており、今回のドラフトも一歩間違えばそうなりかねないのかな?という危険性は孕んでいると思います。ですので巷では大絶賛されていますが、個人的にはそこまで大絶賛できるかと言われると、そこは少し不安もあります。 前回の記事でも書きましたが、非常に驚きなのは本指名よりも育成指名です。杉田投手や佐藤内野手は非常に素晴らしい選手らで、よく育成指名したなと思います。個人的には彼らが育成1巡目、2巡目ではなく、そのまま6巡目、7巡目指名だったとしても特別違和感はないと思います。特に杉田にはかなり期待しており、上記の通り2010年のドラフトは蓋を開けてみたら中崎が一番活躍したという結果となっていますが、案外今回のドラフトも蓋を開けてみたら杉田が一番活躍したとなっていても不思議ではないと思います。個人的な好みでも非常に良い投球フォームで投げている上に体も細いので伸びしろも十分、大幅な矯正が必要な個所も特別ないので育成もしやすい印象で、今年指名された投手の中で一番楽しみだなと感じさせる投手です。前田健太がマエケンと呼ばれていますが、杉田健もスギケンという愛称で親しまれるかも?しれず、将来のエース候補ではないかな?と思います。もう一方の佐藤も非常に楽しみな選手で、第二の中村貴浩が早くも現れたという印象で、将来的には前田智徳、金本、丸といった強打者に十分なれそうな可能性を秘めています。更に主に二塁や三塁を守っていますが、丁度広島には次世代の二塁はおらず、三塁も内田が成長スピードこそ早いものの、技術的にはまだまだな部分も多く、両睨みができるので案外すんなりレギュラー奪取も期待できるのではないでしょうか。 個人的には今回のドラフトは育成指名の二人が特別印象に残る結果となりました。勿論、本指名された選手達もこのオフの間にしっかりと鍛錬を積んで成長を遂げ、チームを支える存在になってくれる事を期待したいと思います。
2023.11.18
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『佐藤啓介』 引き続き、広島がドラフトで指名した選手を見ていきたいと思います。最後は育成ドラフト2巡目で指名された静岡大学の佐藤内野手、俊足強打の左の大型内野手で二塁や三塁を守り、静岡リーグでは首位打者、本塁打王、盗塁王と様々なタイトルを受賞しています。ドラフト指名予想で名前を入れてみた選手ですが、まさか本当に指名するとは驚きました。 それでは一球速報様やドラフトレポート様のサイトから成績を見ていきたいと思います。実戦デビューは20年秋からと何と1年生の頃からレギュラーに定着しており、いきなり2本塁打を記録するなど非凡なものを見せていたようですね。ただそれ以降は成績が空白のところがあるものの本塁打は記録しておらず、アベレージ寄りの打撃スタイルとなっていたようです。ただ今季は長打力をより意識した打撃スタイルに変更したのか、今季春秋共に2本塁打を記録して二塁打三塁打も量産するなど再び長打率が跳ね上がっています。 もう少し詳細に見ていきますと、ミートは22年秋を除いては全て8三振となっており、今季春は6.75、今季秋は6.13となっており、長打を意識した打撃スタイルになったので三振の割合は22年秋の12.00からは悪化しています。続いて選球眼ですが、不振だった22年春でも三振数を上回る四球数を記録しており、今季春は1.63、今季秋は1.38と1.00を越えてきており、アベレージ寄りの打撃スタイルだった22年秋に至っては何と2.75となっています。静岡リーグという事を考えると、長打重視の打撃スタイルとは言え三振数をもう少し減らしていきたいかなと思うものの、選球眼の良さは非常に良いと思います。 最後に打撃フォームですが、静岡大学野球部自前のyoutubeチャンネルがありましたのでこちらの動画や別の動画からも見ていきたいと思います。構えは比較的オーソドックスなオープンスタンスで構えています。始動は投手がテイクバックの最中に足を上げており、特別立ち遅れて慌ててバットを出すといった事もなく、しっかりと間が取れているのではないかな?と思います。10月7日の動画ではバットの出し方もかなり良く、スイング軌道も遠回りしているような事もなさそうで且つ角度をつけられてフルスイングできており、打ち終わった後の姿勢も左肩が右肩よりも高く引き上がり、腕も肘が真っすぐ伸びて手首だけが返っているような状態ではない上にバットも体に巻き付くぐらいの形になっています。更に下半身もしっかりと回転できているように見え、最後は膝が伸び切ってフィニッシュではなく少し折れ曲がる形にはなりますが、見た印象だと将来的には中長距離打者~スラッガーになれる可能性を秘めているのではないでしょうか。 育成ドラフト1巡目で指名された杉田投手といい、育成ドラフト2巡目で指名された佐藤といい、本当にご本人らは育成指名で良いのかな?と思ってしまう程かなり期待できる逸材だと思います。以前も書きましたが、特に杉田は社会人野球に進んで2年後にドラフト1巡目で契約金1億円狙えそうですが…。松本スカウトは「西川龍馬のような打者に」と語っていますが、個人的には西川以上の打者にも十二分になれる可能性を秘めていると感じます。しかも盗塁王を受賞するだけの脚力(一塁駆け抜けは4.1秒との事ですが)もあるなど身体能力もあり、二塁や三塁を守れるという事を考えると良く育成指名できたなと驚きます。これは個人的な好みも多分に入ってはいますが、本指名された選手よりも育成指名の選手の方が技術面もポテンシャルも高そうな印象を持っています。個人的には来季早々にこの二人は中村貴浩のように支配下登録されても不思議ではないかな?と思います(如何せん枠が結構埋まってしまっているのが勿体ないところですが…)。田村俊介を筆頭に中村貴浩、仲田(高校生にしては中々良いと思います)、佐藤と近年長打力を売りして入団してきた先週は軒並み技術面もしっかりしていそうな選手が多く、それとは正反対だった末包や内田の二人が想像以上の成長スピードを見せているなどチーム内でも一気に打撃力の向上が見込めそうな状況になっているのは大きいですね。それにしても坂倉や小園、田村、中村貴浩、佐藤と優秀な打者は何故か左に偏りますね…。長崎カステラ お試しセット [ お試し スイーツ 送料無料 ポイント消化 お菓子 和菓子 お取り寄せ ご褒美 おためし 詰め合わせ 個包装] ≪初めての方限定≫ TX601
2023.11.18
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『恐るべき成長スピード』 本日は広島の紅白戦について見ていきたいと思います(動画)。まずは益田、記事によればやはり腕の位置を変更したようで、元々スリークォーター気味でしたが更に腕を下げている事が分かりました。ただ改善されていた前膝の突っ張るタイミングがまた元に戻ってしまっており、今は腕の位置の方を固める方が先決なものの、改善していきたいところです。 そして本日見事な満塁本塁打を放ったのが内田、新井監督に構えた時の姿勢を始動されて即結果を出したとの事です。以前の記事にも書かせていただきましたが、下半身の使い方が高校時代と比べると劇的に改善されており、この打席でも三塁側にブレることなく踏ん張る事ができるようになっています(前膝は最後の最後でアキレス腱を伸ばす形になりますが、できれば直前までの前膝が突っ張った状態を維持できれば更に良いと思います)。更に打ち終わった後の姿勢では右肩が左肩よりも高く引き上がり、腕も体に巻き付く形になっているなどスイング軌道自体もフェニックスリーグから改善されているように見えます。何より無茶苦茶なフルスイングではなく、しっかりと技術的にもしっかりした上でここまで豪快に引っ張る事ができるようになったのは大きな進歩ではないでしょうか。 入団当時は技術的にかなり荒い面が多く、果たしてしっかりと矯正していけるのかな?と心配していましたが、こちらの想像以上に呑み込みの早い選手なのか?宇草や二俣らが苦労している踵体重も半年ぐらいで修正して見せ、スイングも良化されるなど1年弱の期間でかなりの成長を見せました。これまでの映像を見る限りでは三塁守備も申し分ない上に送球も非常に強く、否が応でも来季への期待がかかる選手の一人ではないでしょうか。個人的に時間がかかりそうだなと思っていたのですが、末包同様に驚くほどのスピードで成長を遂げていると感じます。技術面で元々突出していた田村や中村貴らに対し、末包と内田らは入団当初こそ技術面では荒かったものの急成長を遂げて頭角を現しつつあるという対称的な構図ですね。しかも左打者と右打者という綺麗に分かれているのも偶然でしょうかね^^;。古畑任三郎 COMPLETE Blu-ray BOX(数量限定) ※2018年再発売 トールケース仕様 [Blu-ray]
2023.11.16
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『赤塚健利』 引き続き、広島がドラフトで指名した選手を見ていきたいと思います。今回はドラフト5巡目で指名した中京学院大学の赤塚投手、最速153キロを誇る195センチの長身右腕です。松本スカウト曰く「先発しても9回で150キロ出せるスタミナがある。先発リリーフどちらでもいける」と話しており、「将来的に1イニングなら160キロ出せるのでは?」と将来性を高く買っているそうです。 早速一球速報様のサイトやドラフトレポート様に掲載されている投球成績を見ていきたいと思います。下級生の頃から主戦投手として活躍を続けており、21年春には31.2回を投げて防御率0.85と見事な成績を残しており、K/BBも32/7で4.57と高い数字を記録していました。21年秋は27/7こそ若干4.00は切るも防御率は0.00、昨季春は52/16に落ちるも55回を投げて防御率は0.65と好成績、2年生の時点で代表入りするなど世代を牽引していく存在になるかと思われました。しかしながら21年秋以降は防御率こそ良いですが制球力は徐々に不安定になっていき、今季春は20.1回を投げて10安打26奪三振12四球で防御率3.54、今季秋は45回を投げて30安打31奪三振18四球で2.20となっています。 もう少し詳細に見ていきますと、既に下級生の頃のK/BBと比べても分かると思いますが、今季春は2.17、今季秋は1.72とかつて4.57を記録した頃と比べるとかなり下がってしまっており、はっきりと下降線を辿ってしまっていると言えるでしょう。正直なところこのように歯車が狂ってしまっている投手の立て直しは容易ではありません。 最後に投球フォーム(動画)ですが、外国人投手のような始動の仕方から右膝を少し折った状態から少し静止し、左足を胸の位置ぐらいまで大きく引き上げてから豪快に投げ込んでいく投球フォームとなっています。個人的に気になるのは腕の位置がスリークォーターで角度もあまりない点、せっかく195センチの体格がありながらあまり活かせてないように思います。というよりトップの姿勢からのリリースするまでの右腕の動作が少し不自然な印象で、トップの姿勢までの動作は完全にオーバーハンドの投げ方をしているだけに、個人的には思い切ってフォームをオーバーハンドに変更した方が良いのではないかな?と感じます。他に課題ではないかな?と思うのは上体が少々に前に突っ込みがちである点、リリースするまでのグラブの位置が抱え込めておらずに骨盤辺りにある点などが気になりました。ただ下半身は体重移動がしっかりできている印象で、前膝も突っ張って右足も豪快に大きく跳ね上がって外国人のように右足が本塁どころか一塁側まで回らんばかりの豪快さですね。 即戦力というよりは将来性を見込んでの投手だと思いますが、上記の通り腕の位置を矯正するのかしないのかが気になるところです。このままの腕の位置で勝負するのならば本人は「栗林投手を参考にしてフォークを武器に」と語っていたものの、腕の位置がスリークォーターなのでスライダーやツーシームなどの横変化を武器にした方が良いタイプではないかなと思います。ただ個人的な予想としては昨年ドラフト1巡目で指名した斉藤は高校時代スリークォーターでしたが、今は矯正されて振り下ろすオーバーハンドへと変貌を遂げました。ましてや赤塚は195センチですし途中までは明らかなオーバーハンドの形となっているだけに、恐らくプロ入り後は腕の位置を矯正される可能性が高いのではないかな?と思います。他球団スカウトが元横浜の大魔神佐々木氏の名前を出していましたが、個人的には大きく足を上げる辺りは永川投手コーチを彷彿させるだけに、やはり腕の位置を矯正して振り下ろすような形にフォーム変更して欲しいなと思います。選手評価:D(まずは二軍で育成したい)50%OFF! お歳暮ギフト 楽天グルメ大賞受賞 高級 つぶあん 800g 無添加 あんこ 北海道 特選 十勝産小豆 銅釜 直火炊き のし対応 保存料不使用 手造り 老舗の味 和菓子 スイーツ 粒餡 ツブアン 餡子 アンコ 小豆 ギフト プレゼント ネコポス 御歳暮
2023.11.15
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『滝田一希』 引き続き、広島がドラフトで指名した選手を見ていきたいと思います。今回は星槎道都大学の滝田投手、最速153キロを計測する直球と魔球と称される決め球チェンジアップを操る左腕投手です。6月頃に苑田スカウト部長が「チェンジアップが良い。体が強そうで故障がなさそうなのも魅力秋は左臀部の故障で離脱しましたがで大野豊氏を彷彿させる」と絶賛し、近藤スカウトは「先発として期待しています。球持ちの良さとスピード、チェンジアップが良くてプロでも通用する。完投型の投手になって欲しい」と語っています。また、他球団スカウトも一様にチェンジアップを口にするなど魔球と呼ばれる程である事は間違いなさそうですね。 早速一球速報様のサイトから投球成績を見ていきたいと思います。今季秋は上記の通り、故障で2試合の登板に留まり、10.2回を投げて8安打9奪三振5四球で防御率2.53、今季春は19.1回を投げて8安打31奪三振11四球2死球で防御率1.40の成績を残しています。本格的に投げ始めたのは昨季秋からで、26回を投げて16安打35奪三振16四球で防御率1.73の成績を残しています。 もう少し詳細を見ていきますと、注目すべきは奪三振率の高さ、今季秋は2試合の登板で投球回数を下回ったものの、今季春と昨季秋の奪三振数は投球回数を大きく上回る数を奪っており、それぞれ14.43、12.12と破格の数字となっています。その一方で制球力に大きな課題を残しており、今季春は6.05、5.54とはっきり申し上げて制球難以上のノーコンの領域だと言えます。当然ながらK/BBは芳しくはなく、今季秋は2試合のみなので省きますが、今季春は2.82、2.19と物足りない数字となっています。 最後に投球フォームですが、こちらの動画で見ていきたいと思います。セットポジションから右膝を折り曲げてから左足を上げてしばらく静止し、右腕を大きく横に突き出しながら投げ込むなど変則的なテイクバックとなっています。しかしながらトップからは比較的オーソドックスな投げ方だなという印象で、腕の位置はオーバーハンドでしょうか。まず一番気になるのは左腕のトップの位置が安定しない点、走者の有無で違いがあるというよりは全般的にバラバラな印象、勢い重視で投げているので今後はその辺りにも気を配った方が良いのではないでしょうか(個人的には19球目に投げた変化球の際のトップが一番良いのではないかな?と思います)?そして投げ終わりも上手く体重移動ができた時とそうでない時など結構バラバラであり、11球目の形が良さそうに見えます。いずれにしても上半身、下半身共に一定の形で投げられておらず、まずは細かな部分でフォームを固める事から始める必要があるのではないでしょうか。個人的には体重移動の際の右足がピンと伸びることなく完全に折れ曲がった状態から踏み込んでおり、広島で言えば高橋昂也に近い形でしょうか。ただ足が横向きから最後に踏み込む直前だけ本塁に急に向けて踏み込むので一定しない印象で、投げ終わりもきちんと突っ張って左足が引き上がって本塁側へ来る時もあれば全くそうならない時もあります。高橋昂也もそうですが、右足をもう少しだけ一塁側へ向けて旋回させるなど徐々に横向きから本塁へ向ける過程を設けて踏み込んだ方が体重移動や踏み込む位置も一定してくるのでは?と思います。ざっくりと投球フォームを見た感じですと、微妙に違う部分こそあれど元日本ハムの武田勝氏に近いのではないでしょうか(動画)。 かなりのノーコンという事でK/BBも低く、一見すると即戦力というよりは素材型…と思うかもしれません。しかしながらこのブログでは即戦力かどうかの判断基準としてK/BB以外に活躍する枠として「サイド枠」と「左投手枠」の二つを設けているのですが、滝田は左投手枠に当て嵌まっています(記事)。左投手枠に入る条件としては「球速がある」、「縦の変化球を武器としている」、「奪三振率が高い」という3項目をクリアしているかどうかですが、滝田は全てクリアしています。かつてこの枠で活躍した投手と言えば横浜の濱口(この投手がきっかけで設けてみました)や巨人の高橋らが当て嵌まっており、制球力は高いですが横浜の東や広島の森浦なども当てはまり、皆活躍しています。ですのでひょっとすると滝田も案外即戦力として嵌る可能性があるのではないかと見ています。個人的には横浜の濱口のように好不調の波こそ激しいかもしれませんが、先発ローテ入りもあり得るのかも?と見ています。ただ故障明けという事もあり、無理はして欲しくないですが、高と共にいきなり一軍で活躍するという可能性も秘めた左腕ではないでしょうか。選手評価:D左(K/BBは低いが、左枠に当て嵌まり、活躍の可能性)ピザ 送料無料 手作り 福袋 初めての方へ お取り寄せ 福岡 九州 宅配より美味い グルメ大賞2016受賞店 ギフト ピザカッター付 本格ピッツァ8枚セットレビュー数ダントツ&高得点
2023.11.15
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『痛手も世代交代へ舵を』 本日、西川龍馬外野手がFA宣言を行使してパ・リーグへの移籍を視野に入れている事を明らかにし、事実上広島を退団する事が決まりました。今季は規定打席に到達して初の3割を記録するなど中軸打者として活躍していただけに、広島にとっては痛い流出となりました。 ただ正直言いますと、個人的には「残留でも流出でもどちらでも構わないのかな?」と感じていました。シビアに見ていきますと、やはり故障がちなのがネックであるという点であるという点や鈴木誠也や丸に比べて長打力や選球眼、OPSなど打撃指標を見るとそこまで絶対的な打力というわけでもない点にあります。実際問題あまり書きたくはないのですが、これまでFA権を取得して引き留めた選手は多くいますが、投手と違って野手の場合は松山も田中も會澤も果たして年俸通りの期待に応えられたか?と言われると大きな疑問符がつきます。また、現在外野手には若手有望株NO.1の田村を筆頭に11本塁打打った末包、個人的に買っている中村貴浩など起用したい若手選手もおり、このまま3枠を丸々塞いでしまうと世代交代に大きな足枷となってしまうというチーム事情もありました(何なら野間や秋山よりも彼らを優先起用して欲しいぐらい)。残留してくれれば確かに大きいですが、これらの要素を鑑みるとDHのあるパ・リーグの方が西川にとっては良いのかもしれないなと感じます。 西川が抜けるのは確かに寂しいですし、戦力的にも痛い事は間違いないでしょう。しかしながらこれがきっかけでベテラン選手に対する過剰な温情起用が減り、若手選手らの積極的起用に拍車がかかってくれる事を期待したいです。やはり田村の開幕頃の扱いはいただけなかったと今でも感じており、来季は西川が抜けたのですから次世代の中軸を間違いなく担う3人を積極的に起用して欲しいところです。末包は勿論ですが、田村と中村貴浩は非常に打撃技術のレベルが高く、田村は一軍投手へのタイミングの取り方を掴んで後半結果を残し、中村貴浩もやや捻りすぎかな?ぐらいだった前肩もある程度矯正できつつあり、更にこちらはより長打を打てるスイング軌道や打ち終わりをしているので否が応でも期待したい打者なだけに、寂しい思いはあれど来季への楽しみも生まれたのではないでしょうか。 そしてこれは個人的な意見ですが、鈴木誠也や丸といった替えの利かない絶対的な野手以外の選手は無理して引き留める必要はないのでは?と思っています。広島は資金力に限りがある球団ですし、MLBでもTBなど資金力が限られている球団は主力選手を放出する事はしばしばありますが、それでもデータ分析などを駆使して有望な選手を獲得して強さを維持しています。広島もFA選手を引き留めるのではなく、データ分析や選手育成により資金投入して強さを維持する、そういった方向性の球団でも良いのではないかな?と思っております。野球太郎No.045 2022ドラフト総決算&2023大展望号 (バンブームック)
2023.11.14
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『常廣羽也斗』 久々に広島がドラフトで指名した選手を見ていきたいと思います。今回はドラフト1巡目で指名した青山学院大学の常廣投手、最速155キロを計測する直球とフォークが武器の投手で、それ以外にもスライダーやカーブなど一通りの変化球を持った投手との事です。ドラフト会議では楽天と競合しましたが、見事に新井監督が引き当てました。また、青山学院大学から1巡目指名したのは澤﨑俊和氏以来でしょうか。 早速一球速報様のサイトから投球成績を見ていきますと、今季秋のリーグ戦では9試合に登板して42.2回を投げて31被安打47奪三振17四球3死球で防御率1.69の成績を残しています。また、今季春のリーグ戦では6試合に登板して31.1回を投げて26被安打27奪三振11四球2死球で防御率1.44の成績を残しており、大学野球選手権大会では2試合に登板して15回を投げて10安打19奪三振2四球で防御率0.00となっています。ただ本格的に投げ始めたのが昨季秋からとなっており、8試合に登板して30.1回を投げて15被安打29奪三振7四球で防御率0.30となっています。 詳細に見ていきますと、奪三振数は今季春のリーグ戦以外は投球回数とほぼ同数、今季秋は大きく上回る奪三振数を記録しており、フォークが武器というだけあって奪三振率の高い投手と言えるのではないでしょうか。ただ問題となってきそうなのが制球力、昨季秋は2.08だったのが今季春では3.73、今季秋は4.22と季節を重ねる毎に悪化しているのが気にかかり、制球難という領域に入ってしまっているのも心配なところです。当然ながらはK/BBは昨季秋が一番良くて4.14を記録していたのですが、今季春は2.45、今季秋は2.76と非常に物足りないK/BBとなっています。 次に投球フォームですが、実はドラフト会議前に投球フォームをチェックしたので前回記事を掲載したいと思います。既に前回記事に書いてあることを大雑把に書きますと、「開きが早い」「テイクバックやトップの体勢の際に右腕が背中側にはみ出している」、この辺りに大きな課題を残しており、この辺が制球難になっている理由なのではないでしょうか。更に胸を張れているのは良いと思いますが、トップの姿勢が上から振り下ろす体勢ではなく遠投のような体勢になっているので高めに浮きがちになっています。下半身の体重移動も後傾姿勢だからか、後ろに体重が残ってしまうのでしょうか?最後の右足の蹴り上がりが非常に弱く、こちらにも課題を残しているのかな?と感じます。このように見ていくと技術的な課題が結構多いなという印象を受けました。 色々な方々の間では「即戦力間違いなし」とされている常廣ですが、正直なところ個人的な見立てでは即戦力というよりは素材型投手なのではないかな?と感じ、どちらかと言えば将来性の伸びしろに期待したいタイプなのではないかな?と感じます。ドラフト1巡目なので一軍での登板機会も見込まれるかと思いますが、体格自体が大学生にしてはまだまだ細身ですし、無理せずにまずはしっかりと体作りやフォーム矯正などを行って大きく育てた方が良いのではないかな?と思います。現時点で155キロを越えてフォークやカーブもしっかりと使えている点は魅力的なだけに、大きく育った姿が楽しみな投手なのではないでしょうか。選手評価:C(1年目より数年後に期待)【送料別】選べる5枚プレミアムピザセット【PIZZAREVO(ピザレボ)】 ☆ クリスマス パーティー ディナー ギフト プレゼント お歳暮 記念日 女子会 忘年会 福袋 時短 手軽 キャンプ スポーツ観戦 ピザパ
2023.11.13
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『サイド転向へ』 本日は現在行われている秋季キャンプの様子を見ていきたいと思います。まず取り上げたいのが侍ジャパン相手に登板する黒原と斉藤、こちらにブルペン投球での様子が映し出されています(動画、動画)。黒原は以前から思っている事ですが、前膝が突っ張るタイミングが早い点を改善出来ているのかを注目していますが、やはり突っ張るタイミングが少し早い印象は残ります(左腕を完全に振り切る前に突っ張ってしまっています)。個人的には着地する際の歩幅が広すぎるのが一つ原因なのではないかな?と感じ、もう少し狭めても良いのではないでしょうか?逆に動画の最初の方で同様の課題を持っていた益田が映りますが、益田はしっかりと改善できていることが分かります。益田も改善できたかと思いきや、開幕してからは元に戻り、二軍では冴えない成績に終わったものの、一軍に昇格して登板した際に見た時は改善できており、それが二軍とは違って好成績を残せた要因ではないでしょうか。 そして斉藤は黒原と違って理想的なタイミングで突っ張らせる事ができている印象(右腕を振り切ってから突っ張っていますね)、以前も書きましたが腕の位置も高校時代のスリークォーターからオーバーハンドに変わっており、侍ジャパン相手にどのような投球を見せるのか楽しみです。また、高校時代はあまり下半身がそこまで使えていなさそうな印象を受けましたが、ブルペン投球では右足が大きく引き上がって本塁の方へ来るなど非常に良い形になっていると思います。まだ少し体の線が細いかな?と思うところもあり、実際フェニックスリーグでは先発登板するも球速があまり出なかったそうで、引き続き体力強化も必要ではあるかと思います。しかしながらこの1年で劇的な成長を遂げており、来季非常に楽しみです。 最後に衝撃的な情報としてトヨタ自動車からドラフト6巡目で入団した長谷部がサイドハンドへ転向することが決まったとの事です(記事)。この記事を読んで驚いたのが「上から叩き下ろす意識を捨てて」と書かれている点、本人が語ったのか記者の解釈なのかは定かではありませんが、あの腕の位置はどうみてもスリークォーターだと思うのですが^^;。本人も「僕の中のイメージはサイドスローです」と語っている点やこの腕の位置でスリークォーター気味のフォームと書いているので記者さんの解釈なのかと思います。そして実際に投球している動画が見つかり、本当にサイドハンドになっている事が分かります。個人的に気になるのは右腕の使い方、同じサイドハンドである高梨(動画)や大勢(動画)は前の腕で勢いをつけて投げています。二人と比べると長谷部の場合は上げた右足を下して体重移動する際にそのまま真っすぐ右腕を突き出してしまっており、これでは勢いをつけられないように思います。サイドハンドは上体をフルに活かさないと良い球は行かないように思うので改善した方が良いのではないかなと思います。 それにしても最速149キロの直球が武器で入団しながら結局一度も140キロ後半を計測することなくサイドハンド転向というのも寂しい話であり、かつて広島に在籍していた金丸投手を思い起こさせますね。奇しくも同じ社会人左腕で150キロを計測する速球派の触れ込みでしたが、140キロも届かない登板が多く、2年目には同じようにサイドハンドになっていました。かつて在籍していた仲尾次オスカル投手や飯田投手もサイド転向するも上手く行かなった経緯があり、仲尾次オスカルに至っては元の腕の位置に戻して今もプレーしています。果たして成功するのかどうかですが、個人的にはサイドハンド出身の投手をコーチとして招聘する事も必要なのではないでしょうか(小山田氏や林氏辺りは無理でしょうか?)。
2023.11.11
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『杉原望来』 また間が空きましたが、広島がドラフトで指名した選手を見ていきたいと思います。今回は育成ドラフト3巡目で指名した京都国際高校の杉原投手、175センチと上背はそこまでないものの最速143キロの直球にスライダーやカーブ、チェンジアップを操るとの事です。鞘師スカウトのコメントによると「常に相手を見て投げられる器用な投手」と評し、オリックスの早川スカウトも「緩急が使える」とし、横浜の吉見スカウトは「先輩の森下のような柔らかさがある。緩急を使えて角度ある直球もチェンジアップの抜けも良い」と投球術を評価されていますね。また、ドラフトに詳しい方が集まる某場所の情報によると、関西地区担当の鞘師スカウトが割と熱心に視察に訪れていたそうです。偶然かもしれませんが、近年関西地区から左投手の指名が多いですね(森浦、黒原、森、新家、高、杉原とここ4年間で6人もいます)。 早速成績を見ていきたいところですが、今年の夏の予選では2試合の登板のみに終わっていますが、13回を投げて6安打17奪三振3四死球2失点となっています。大きな成長が窺えたのが制球面、春の大会では近大附属戦では9回で6四球を与えるなど課題を残していましたが、夏の予選大会では僅かに3つのみとなっています。奪三振数は投球回数を上回り、近大附属戦と金光大阪戦でも投球回数と同数の奪三振を奪っており、チェンジアップが良いのでしょうか。縦のスライダーが決め手で指名した新家もそうですが、鞘師スカウトは割と縦の変化球を武器とする左投手を好んで指名していますね。 最後に投球フォームですが(動画)、ノーワインドアップから右手をかなり高く掲げて投げ込んでくるフォームをしており、腕の位置はオーバーハンドとなっています。特徴的なのが右足を使い方、高橋昂也もそうですが体重移動する際に特に右膝をピンと伸ばすわけでもなく、左膝と同じような形をしています。そのままあっさり着地するのかなと思いきや、そこから踵を上げてあっさりと着地するのではなく粘りがある形となっており、この辺りは高橋昂也よりも良いのではないでしょうか。ただ引き上がった右足がそのまま一塁側へ降りる時があり、まだまだ体重移動の面が不十分なところがあるのかなと感じます。球の出所は頭の後ろに隠れており、粘りと球の出所の見難さの両方兼ね備えているので実戦的な投手という評判も頷けます。 何となくですが、広島キラーである阪神の伊藤将司投手に似ているという事で育成ドラフトで指名してみたのかな?と思いました。ですので個人的には伊藤(動画)を参考にしていった方が良い投手なのかな?と思います。伊藤のとの最大の違いはやはり体重移動の仕方、伊藤は体重移動の際の右足はピンと伸びしている時間が長く、そこからすぐに着地せずに粘りを作っています。ですので杉原ももう少し伊藤の体重移動の仕方に寄せていけば時折体重移動が不十分になってしまう課題も改善できるのではないでしょうか。ライバル球団の主力投手を参考にして獲った感のある投手ですが、果たして鯉の伊藤将司誕生となるでしょうか!?ピザカッター付 本格ピッツァ3枚お試しセットレビュー数ダントツ&高得点 [2セット購入以上でおまけ付き(1配送)]ピザ 送料無料 初めての方へ お取り寄せ 福岡 九州 宅配より美味い グルメ大賞2016受賞店 ギフト
2023.11.10
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『杉田健』 久々に広島がドラフトで指名した選手を見ていきたいと思います。今回取り上げるのは育成ドラフト1巡目で指名された日大国際関係学部の杉田健投手、188センチの長身から最速152キロを計測する右投手です。変化球はスライダーとカットボールの2種類のみ?ですが、スライダーはカウント球と決め球の2種類持っているそうですが、できればカーブやフォーク、チェンジアップ辺りを習得したいところです。肘の疲労骨折などで3年生までは登板がなかったものの、4年春で本格的に登板するようになると、4年秋ではエースとして奮投しました。 まず一球速報様のサイトから公式戦の投手成績を見ていきたいと思います。上記の通り4年生で実戦初登板を果たしている為、実績自体は1年間のみしかありません。なので春と秋でそれぞれ見ていきたいと思いますが、4年春の成績は15回を投げて20被安打15奪三振5四球1死球で防御率2.40となっています。続いて4年秋の成績は35回を投げて11被安打36奪三振7四球1死球で防御率0.26と見事に技量を伸ばすことに成功しています。ただ東海地区大学野球秋季選手権大会では8回を投げて12被安打1奪三振6四球で6失点(自責点5)と勝利投手にはなったものの打ち込まれてしまっていますね。 次に詳細を見ていきますと、春に比べて秋に大きく成長しているのが制球力、与四死球率が3.60だったのが2.06と大きく改善されました。元々投球回数とほぼ同数の奪三振数を記録していることもあり、K/BBは春の3.00から5.14と大きく向上しており、たったの1年だけなので過度な期待は禁物ですが即戦力投手の基準値である4.00をクリアしています。ただ代表を決める秋季選手権大会では6四球と荒れているだけに、改善しつつあるもののまだ改題を完全に克服したとまでは行っていないのかも?しれませんね。打球の割合はゴロの割合が47.6%とドラフト2巡目指名の高が記録している43.5%をも上回る数字を記録しており、より多くのゴロを打たせている事が分かります。 最後に投球フォームを見ていきたいと思いますが、その前に面白い情報としては学生時代から楽天の荘司投手を指導していた北川雄介氏に師事しているとの事で、こちらの動画にて杉田の事について語っておられました。その荘司は大学時代よりも更に成長して19試合に先発登板して109.2回を投げて防御率3.36と1年目ながら好成績を残し、唯一と言っても良い?即戦力としての期待に応えており、杉田にも同様の成長曲線を期待してみたいところです。 話を戻して投球フォームですが、バックネット裏からの動画が見つかりました。常時セットポジションで左足を少しオープンスタンス気味にして立ち、左足を少し静止してゆったりした動作からいきなり鋭く腕を振って投げ込んできており、腕の位置はオーバー~スリークォーターの中間ぐらいから投げ込んできます。非常に綺麗な投球フォームをしている印象で、前肩の開きが早いとかテイクバックやトップの際に右腕が背中側からはみ出しているなどの欠点はなく、しっかりと球の出所もボールを持っている右手が頭の後ろにしっかりと隠れています。 下半身は少しだけ踏み込んだ左足が三塁側に動くところがあるものの、しっかりと前膝も突っ張るタイミングも良く、右足も大きく引き上がって本塁側の方へ回ってくるなどしっかりと体重を乗せることもできており、技術的な土台が非常にしっかりした投手なのではないでしょうか。さすが荘司を育てた方の指導を受けているなと実感しました。ただ一つだけ気になるところと言えば森翔平やドラ2の高もそうでしたが、左手のグラブが投げる際にしっかりと胸付近にしっかりと抱え込めずに垂れ下がってしまっている点、投げ終わった後は解いても良いのですが、この段階で垂れ下がっていると壁が不十分になるので内外角の制球に甘さが出てきてしまうだけに、グラブはしっかりと抱え込んだ方が良いのではないかなと思いますが、本当にそこだけしか気になりませんでした。 積み上げた実績は少ないものの、仮にこの投手が東京六大学や東都六大学でプレーしている投手だったとしたら支配下指名もあったのでは?と思わせる投手です。余計なお世話なのかもしれませんが、契約金の事をなどを考えると育成指名よりも2年後にドラフト1巡目指名を目指すこともできた投手なのでは?と思ってしまう程です。それだけの投手を育成指名できたのは非常にラッキーなのではないでしょうか。まだ細身なのでしっかりと体作りから始めていくのかな?とは思いますが、このオフの間にしっかりと体を作って臨んでもらえればすぐに支配下登録されるのではないかなと思います。個人的には今年広島がドラフト指名した投手の中で一番良い投手だなと思いました。将来は広島の三本柱に入る可能性を十二分に秘めた投手なのではないでしょうか。\11/4 ~ 11/11限定!抽選でポイント全額バック♪/ 【メーカー希望小売価格1,780円→1,680円!】訳ありバウムクーヘン 切り落とし メガ盛り1kg★工場長のおまかせ 訳あり スイーツ お菓子 送料無料 在庫処分 人気 ランキング 詰め合わせ 食品 アウトレット お取り寄せ
2023.11.08
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『仲田良仁』 引き続き、広島がドラフトで指名した選手を見ていきたいと思います。今回取り上げるのはドラフト4巡目で指名した沖縄尚学高校の仲田良仁内野手、高校通算22本塁打を記録した右の大型スラッガーです。昨年のスカウト会議にて「一、三塁の大砲もいない」といったコメントがありましたが指名はなく、1年越しに一塁の大砲を指名する事となりました。 まず一球速報様のサイトから打撃成績を見ていきたいと思います…と言いたいところですが、大学と違ってリーグ戦自体が少なく、試合数自体が少ないのであまり参考にできるかは微妙なところです。今年の夏の甲子園では打率.143と不振でしたが、どうも足の怪我を押しての出場だったとの事も影響しているようです。春の選抜甲子園では打率.455と高打率をマークしており、春夏どちらの大会でもそれぞれ本塁打を1本記録しています。打撃内容を見ていきますと、強打者にしては三振自体が非常に少ない印象、ただ四球も比較的少なめで積極的に打っていくスタイルなのかなと思います(BB/Kは良さそうです)。打球方向はグラフを見ると満遍なく飛ばしている印象ですが、引っ張った際の打球の方が長打を打てているようですね。 最後に打撃フォームですが、こちらの動画で様々な時期のフォームが映されていました。神主打法のような構えをしていますが、途中少々体から離れ過ぎるぐらいの位置でバットを構えていたようですが、夏の甲子園では春の甲子園の時と同じぐらいに戻しているのでそこは安心しました(始動も遅めになっていましたが、夏の甲子園では同様に改善されていますね)。気になるのは少々前肩を内側に捻ってしまい、投手側から見ても背番号が見えすぎてしまっており(この映像は正面ではないのですが)、踏み込んだ際には内側に捻りすぎていた前肩が元に戻ってはいるものの、バットを持つ手も頭の右側からはみ出てしまっており、できればもう少し奥に引きすぎない方が良いのではないかなと思います。ただスイング軌道自体は中々良さそうで、しっかりと右手で強く押し込めたスイングができているように思います。ただ打ち終わった後にそこまで右肩が大きく引き上がる感じではなく、スラッガーというよりは中距離、もしくは中長距離打者という印象でしょうか。下半身は比較的ブレすぎずに我慢できている方だと感じ、案外技術的にしっかりした打者なのかな?という印象を受けました。また、前足を踏み込んだ際にも既にバットを振り出してしまっているという感じでもなさそうで、割と変化球にも対応できそうな打者なのかな?という印象を受けました。ちなみに走力ですが、一塁駆け抜けは最速で4.4秒となっており、左打者換算だと4.1秒なので鈍足ではなく寧ろ平均よりやや上という意外な数字となっており、動けない選手というわけではなさそうです。 昨年指名した内田はポテンシャルは秘めてそうなものの技術的には非常に荒い打者だったのに対し、仲田は技術面がかなりしっかりしているタイプの打者で、昨年の育成ドラフトで指名した中村貴浩と同じような印象を受けました。個人的には中村貴浩同様に案外早くに頭角を現してきそうな期待を抱かせる打者なのではないかな?と思いました。これは想像ですが、田村を始めとして中村貴浩や仲田といったそれほど守備走塁は売りとしておらず打撃一本で勝負というタイプの打者は打撃技術を重視して指名しているのかもしれませんね。偶然なのか3人共に元々の打撃フォームがある程度しっかりした土台がありますね。個人的には見ている感じですと広島の4番打者だった栗原健太氏を思い起こさせる打者だなと感じ、高打率をマークしつつも本塁打も15~20本強をマークするような打者に育ってくれることを期待したいなと思います。
2023.10.31
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『高太一』 今回から広島がドラフトで指名した選手について見ていきたいと思います。最初に取り上げるのはドラフト2巡目で指名した大阪商業大学の高投手、最速151キロの直球にスライダー、カットボール、カーブ、チェンジアップ、スプリット、ツーシームと随分と多彩な球種を操る左腕投手です。ただスカウトからは「特別この球種が良い」といった声は聞こえていないのですが、巨人の桑田ファーム総監督からは「カーブ、チェンジアップ系が良い」とのコメントを残しています。ちなみに広島は昨年の時点で関西地区担当の鞘師スカウトだけでなく、白武スカウト部長も足を運んで視察していた程の熱の入れようで、今年のドラフト2巡目指名も納得でしょうか。 まずは一球速報様のサイトから今季の投球成績を見ていきたいと思います。今年秋のリーグ戦では8試合に登板して34.2回を投げて37安打31奪三振6四球で防御率3.63といった成績となっており、今年春のリーグ戦では4試合のみの登板で16回6安打12奪三振9四球で防御率0.00となっています。どうやら春のリーグ戦では肘を痛めた?ようで、秋は本調子ではなかったのか被安打が多く防御率も3点台となってしまいました。ただ昨年春と昨年秋の防御率は1.46、1.23と圧倒しており、今年春に故障離脱してしまったのが響いてしまったのでしょうか。 もう少し詳細に見ていきますと、奪三振数は基本的に投球回数よりもやや下回る数字ですが、投球回数に近い奪三振数は記録できています。続いて与四球率は肘を痛めた春のリーグ戦以外ではかなり良く、今年秋は1.82、昨年春や昨年秋はそれぞれ0.73、1.53とこの2年間で2.00を切ったシーズンが3回もあるなどかなり制球力のあるタイプのようです。打球の割合はゴロの割合が非常に高いのが特徴的で、三振や四死球の割合が入ったグラフで43.5%と非常に高い数字を記録しており、プロでは制球を活かしてゴロを打たせていくタイプになっていくのかな?という印象を受けます。 最後にK/BBですが、今年秋のリーグ戦のK/BBは4.43と非常に高い数字となっており、即戦力投手となれる基準である4.00をクリアしています。また、昨年春のリーグ戦や昨年秋のリーグ戦のK/BBを見てもそれぞれ16奪三振/1四球、23奪三振/3四球で、16.00と7.67とかなり高いK/BBを記録しています。ただ肘を故障した秋のリーグ戦では被安打が多くなってしまっており、球速球威の面がまだ戻っていないのかな?と感じるところで、そこはオフに体作りや春のキャンプでしっかりと立て直していきたいところではないでしょうか。 次に投球フォームですが、センター方向とバックネット裏の両側から撮影された動画が見つかりましたのでこちらを参考にして見ていきたいと思います。セットポジションから二段モーションから投げ込んでくるフォームとなっており、腕の位置はオーバースローとスリークォーターの中間ぐらいの位置から投げ込んでくるでしょうか。比較的オーソドックスな投球フォームで、下半身もしっかりとしっかりとボールを投げた後に右膝が突っ張っており、引き上がった右足も大きく引き上がって本塁まで回ってきており、踏み込んだ右足もブレずないなど下半身の使い方は理想的なのではないでしょうか。ただ上半身では左肘が本来の適正位置よりも少しだけ無理に引き上げてくる印象で、この辺りが肘を故障してしまった要因かも?と感じます。ほんの少しだけ肘の位置を下げても特別おかしなことにはならなさそうなので負担を考えるならば考慮してみても良いのでは?と思いました。他にはボールを投げる際にグラブの位置がお尻ぐらいの位置まで垂れ下がっていてしっかりと抱え込めておらず、この辺りは広島の森翔平と同じ課題があるでしょうか。しかしながらそこまで大きな課題があるという程でもなく、非常に綺麗な投球フォームだなと思いました。また、ギアチェンジも現時点でマスターできている印象(勝負所で150、147キロを計測しています)で、個人的には先発タイプの投手に見えます。 即戦力として活躍できるかどうかは肘の状態がどうなのか?にかかっているのではないかなと感じ、少し前になりますが中日の大野雄大投手が入団してきた年と似ているのではないでしょうか(大野の場合は肩でしたが)。ただ当時の大野は肩の状態が思わしくなく指名回避かと思われましたが中日が指名し、春のキャンプはリハビリに費やしましたが、高の場合は復帰して投げられているのでそこまで心配する必要はないのかな?と思いますが、個人的には念には念を入れた方が良いのではないかな?と思います。肘の状態次第ではありますが、十二分に即戦力投手として活躍できる可能性の高い投手なのではないでしょうか。広島の2巡目は後ろの方でしたが、残っていて非常にラッキーだったなと思います。本来肘の故障がなく順調だったならば1巡目入札もありえた投手なのでは?と感じるだけに、同じような境遇だった中日大野のような安定感のある先発左腕に育って欲しいところです。選手評価:A(怪我の功名で2巡目指名はお買い得か)長崎カステラ お試しセット [ お試し スイーツ 送料無料 ポイント消化 お菓子 和菓子 お取り寄せ ご褒美 おためし 詰め合わせ 個包装] ≪初めての方限定≫ TX601
2023.10.28
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『どこよりも早い?来年の1巡目指名展望』 先程、2023年のドラフト会議が終了しました。それでは来年のドラフトはどのような展開になるのか考えてみたいと思います。 今年は大学生投手に振り切った指名を行いましたが、当初の目的だった右打ちの二遊間の指名は先送りとなりました。更に来年は広島出身の大物大学生野手が2名おり、1人は明治大学の宗山塁遊撃手(右投左打)、もう1人は大阪商業大学の渡部聖弥外野手(右投右打)が挙がります。何となくですが2008年の元阪神上本兄氏(来年から阪神コーチ就任)、元広島で現在スコアラーを務めている岩本氏を彷彿させるように思います。2008年は既に春先からこの2名を1巡目指名候補として大々的に宣伝し、最終的に岩本氏を1巡目指名しました。なので来年はどちらかを1巡目入札する可能性が高いのではないでしょうか。 ではどちらが有力か?といった疑問が出ますが、個人的には渡部の方が有力になるのではないかな?と感じています。宗山は恐らく複数球団の入札が確実視されるだけでなく、広島には小園が遊撃手のレギュラーとして定着する可能性が非常に高いだけに、そこに被せるのは考えにくいかなと思います。また、チーム事情を見てもセンターを務められる人材が少なめで、突如久保が二塁に挑戦するといった話が持ち上がって実際に二塁を守っているのも案外センターを空けておく為の措置?とも感じてしまうところがあります。 また、昨年のスカウト会議の際に白武スカウト部長が「補強ポイントは右の外野の大砲、一塁と三塁の大砲もいない。捕手はいるが別のポジションを守っている。そういうところを補強していかないといけない」と発言しました。実際に昨年は三塁の大砲として内田を指名、捕手は清水を指名、今年は1年越しに一塁の大砲として仲田を指名しました。しかし実は右の外野の大砲は2年間実現しておらず、よく考えると2021年に中村健人と末包を指名したのだからブラフではないかと推測していたのですが、今日のドラフト会議で実際に一塁の大砲を指名したのを見ると、案外来年のドラフトで伏線を回収してくる?とも考えられるのではないでしょうか。ちなみに2巡目の高投手は大阪商業大学、戦力外通告を受けたものの育成指名の打診を受けている岡田も大阪商業大学であり、そういった部分からも指名する為の下準備をしているのではないかとも捉える事ができるのではないでしょうか。逆に3巡目の時点で同じく左腕投手である明治大学の石原投手を指名できる機会はありましたがスルーしており、やはり宗山には行かない可能性が高い?のではないでしょうか。 まだまだ来年の今頃の話ですが^^;、渡部で行く可能性が高いのかな?と感じます。他の上位候補としては青山学院大学の佐々木泰三塁手、松本スカウトが高校時代に高く評価していた身体能力の高い右の強打者です。近年青山学院大学出身の広島OBをチームに多く引き入れており、今年のドラフトで青山学院大学から常廣投手を1巡目指名するなどこちらも準備万全、渡部でないならば佐々木を1巡目入札する可能性も高そうでしょうか。三塁ですが、身体能力の高い選手との事なので内田次第では二塁に回すといったこともできそう?でしょうか。来年の大学生野手が豊作とされているからこそ近年投手中心のドラフトをした事が窺えるだけに、来年は野手に行く可能性が高いのではないでしょうか。
2023.10.27
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『予想と結果を総括』 本日、ドラフト会議が行われて本指名で5名、育成指名で3名の合計8名の選手を指名しました。まずは結果をご覧いただければと思います(指名速報)。内訳を見てみますと、投手が6名、内野手が2名となり、捕手や外野手の指名はありませんでした。そしてこれらの記事がドラフト直前になって予想などをさせていただいた記事全般となります(1、2、3、4、5)。 まず1巡目は青山学院大学の常廣投手を指名しましたが、これは公言していたので予想通り、楽天と競合する結果となったものの新井監督が見事に引き当てました。2巡目は大阪商業大学の左腕である高投手を指名、3巡目は同じく左腕である星槎道都大学の滝田投手を指名、私の予想に反して投手に3枠を割く結果となりました。ただ「左投手を多めにするのではないか?」といった見立ては上位2枠で左腕投手を指名したので当たった形でしょうか。高は3巡目予想をしていましたが、1巡早い2巡目での指名となりましたね。 そして毎年高校生が指名される注目の4巡目指名は沖縄尚学高校の右の強打者である仲田内野手を指名してきました。個人的には高校生投手なのではないかな?と予想していましたが、さすがに上位3枠で投手を指名したので個人的には野手なのかな?と思いながら観ていました^^;。ただこちらも「昨年やり残した事」といった項目で「昨年一、三塁の大砲に言及しながら一塁の大砲のみ指名がなかったので今年のドラフトで伏線回収するのでは?」と予想してみましたが、4巡目で一塁の大砲候補を確保してきました。 そして大体投手が指名されている5巡目は予想通り投手を指名、ただ中京学院大学の右腕である赤塚投手という全くノーマークの投手を指名してきました^^;。更に育成指名でも同じく大学右腕の日大国際関係学部の杉田投手を指名、こちらは事前に調査書を送ったという情報が出ており、先発タイプでオーソドックスな投球フォームで広島が好きそうな投手だなと思いましたが、指名してきました。そして育成3巡目は昨年の辻と似たような形での指名となる京都国際高校の左腕である杉原投手を指名してきました。しかし、春先に白武スカウト部長は「将来的に先発のできる高校生を探す」とコメントしており、前回と違って高校生と話していたので中下位・育成での高校生投手を色々考えていたのですが、蓋を開けてみれば確かに高校生投手は獲りましたが大学生投手の多いという結果となり、またもや白武スカウト部長にまんまと一杯食わされた形になりましたね^^;。 投手3人連続指名は予想外でしたが、捕手や外野手の指名はないといった予想は的中、右打ちの二遊間内野手に関してですが、フェニックスリーグ前に突如久保に二塁挑戦させるといった話が出て実際に二塁手として出場していたのを考えると、やはり目ぼしい選手はいなかったのかなと思います(以前にも触れましたが、遊撃手は不動のレギュラーとなった小園、守備抜群の矢野がいるので必要なし、右の二塁は二俣や前川、挑戦した久保と一応3人になったので数自体は足りる結果となりました)。そして選手ですが、高と静岡大学の左の強打者佐藤内野手の予想は当たりました。 最後に上記の指名傾向と照らし合わせてみますと、滝田は独特のチェンジアップが武器ということなので縦の変化球を武器とした左腕と合致します。そして事前に苑田スカウト部長が絶賛していた慶応大学広瀬内野手や青山学院大学の中島外野手といった選手らの指名は十分可能でしたがやはりなかったのでこれも合致でしょうか。続いて地方大学からの指名ですが、こちらも今回は星槎道都大学や中京学院大学、日大国際関係学部、静岡大学とこれまで指名して事のない大学から指名しています。続いてやはり今年も中央大学、東洋大学、そして神奈川県からの指名がなく、広島は指名しないと思っておいた方が良さそうですね。最後の2項目も合致した結果となっており、最後の2項目や最初の4項目のうちの3項目(社会人選手云々を除く)を含めて今後のドラフト指名予想にかなり役立ちそうですね。皆様も来年のドラフト指名予想は是非この指名傾向を参考に?してみていただければと思います^^。 後日、指名された選手を見ていきたいと思います。現時点では交渉権を得たという段階で正式に入団が決まったわけではありませんが、是非広島でプレーして欲しいですね。本格 ピザ 3枚 セット【2セット購入以上でおまけ付き(1配送)】【RCP】 クリスマス ギフト プレゼント 冷凍ピザ ピザ 冷凍ピザ 冷凍ピッツァ ピザ生地 手作り チーズ 宅配ピザ ピッツァ 冷凍 宅配 ぴざ
2023.10.26
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『投手か、野手か』 いよいよ明日、ドラフト会議が迫ってきました。前日という事で、上位指名予想の詳細を書いていきたいと思いますが、その前に他球団も続々と1巡目指名を公表しているので触れていきたいと思います。まず西武が広島に続いて公言し、国学院大学の武内投手の指名を公表しました。続いてソフトバンクも武内の1巡目指名を公表し、中日がENEOSの度会内外野手、巨人が中央大学の西舘投手の1巡目指名を公表しました。他には阪神やヤクルト、楽天、日本ハムは名前こそ明かさなかったものの即戦力投手であることを明言、千葉ロッテと横浜が投手と野手か不明な状況、オリックスは野手を上位候補と書いていますが、1巡目指名ではなく「上位候補」と書いているところが引っかかりますね。十分投手の可能性もあるのではないでしょうか。 ここから広島の話題に戻りますが、今の広島ファンの関心事は既に常廣投手の指名を公言した1巡目ではなく、2巡目と3巡目の指名はどうなのかという点ではないでしょうか。例年、補強ポイントを挙げて上位候補となる選手を取り上げて記事になる(2021年は左腕、2022年は右の強打者を行く)のですが、今年は全く情報が出てきていません。ですので完全に憶測で書いていくしかなく、とりあえず過去の指名傾向から探ってみたいと思います。とりあえず10年間の1巡目と2巡目指名を振り返ってみますと、連続で野手を指名した年はなく(11年前の2012年は高橋、鈴木誠也でした)、投手を連続で指名した年は2013年、2015年、2016年、2020年、2021年と5回もあり、結構多いですね。この傾向を見ると投手を連続指名するのは2年連続のみであり、3年連続はないのかなという新しい指名傾向が見えてきましたね。 そして3人連続で投手を上位指名した年は2015年、2016年、2020年となっています。このように投手を連続で上位指名する割合は案外高い印象を受けますね。そうなってくると上位3枠のうち2枠は投手に割く可能性が高いのではないかな?と思います。では3枠割くのか?と言われると、状況次第(外れ1巡目、2巡目で指名されると思っていた投手が残っていたなど)ではあるかと思います。ただ直近の記事にて「野手」の若返りは懸案事項の一つとし、新井監督が「20~25歳の核となる選手を育てないといけないというのはある」と話しており、この発言の後で3人全て等投手という線は低いのかな?と感じ、1人は野手を上位で指名する可能性が高いかな?という印象は受けます。 そして最大のポイントとなってくるのが野手を指名するのならば2巡目なのか3巡目なのか、という点になって来るかと思います。ここでポイントとなってくるのが優勝した球団が阪神とオリックスであるという点、この2球団の投手力は他球団の追随を許さない程の充実ぶりを見せています。更に近年、この2球団は育成施設を充実させて育てていこうという方針を敷いており、是が非でも即戦力投手を乱獲しなければいけないといったチーム事情ではないように思います。しかもオリックスは上位候補に野手を挙げており、千葉ロッテも「投手は欲しいが野手も必要」といった発言をしており、1巡目もしくは2巡目に指名してくる可能性は非常に高いと思います。だとするならば3巡目は4番目に指名できるので3巡目でもある程度良い投手はまだ残っている可能性が高いのではないか?と考えられます。ただし、名前の挙がっていた青学大の下村投手、専修大の西舘投手、松本スカウトが惚れ込んでいる気配ある名城大学岩井投手らがまさかのまさかで残っていた場合は高橋昂也の時のように2巡目指名するのではないかな?と思いますが、さすがに残ってないでしょうかね…。 これらの事を考えていきますと、前回の予想記事の通り、2巡目に野手、3巡目に投手ではないかな?と予想してみました。全く情報がない中で2巡目、3巡目の指名展開予想をしてみましたが、果たして当たるでしょうか?明日が楽しみですね。 「追記」 最新情報ですが、東海大星翔高校の右打ちの二遊間選手である百崎内野手には広島・楽天が調査書を送っていない事が判明しました(記事)。そうなってくると、やはり右打ちの二遊間を上位指名する可能性は非常に低いと見て良いのではないでしょうか。中下位指名、或いは久保が二塁に挑戦しているように指名しないという可能性も出てきたかもしれませんね。野球太郎No.048 2023ドラフト直前大特集号 (バンブームック) [ ナックルボールスタジアム ]
2023.10.25
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