ドン・愚利公の連れづれ草

ドン・愚利公の連れづれ草

Dec 8, 2006
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テーマ: 庭の植物(241)
カテゴリ: 庭の手入れ
我が家の庭には狭さに似合わない数本の大木、といっても樹齢は25年程度の木がある。

サクラ、ヤマザクラ、ウメ、クス、そしてイチョウ。

今日の話題は、実生から育てたイチョウ。丁度今黄葉の盛りで、少しは散ったがまだまだきれい。

画像 1677.jpg

このイチョウには、自分史上の貴重な由来がある。

宮崎市宮崎神宮の直ぐ側に総面積16.5haの「県総合文化公園」がある。

宮崎高等農林専門学校から宮崎大学農学部に続くキャンパス跡地で、僕の母校でもある。

公園内には、図書館、芸術劇場、美術館と県立の3文化施設が立地、一極集中の見本。

僕はこの3施設のソフト面での整備にほぼ10年間専従したという稀有な経験を有する。

しかし、今日の話は「イチョウ」。昭和59年から62年が図書館の建設期間。

主体工事はゼネコン清水建設、地元志多組のJV、2階建ての工事事務所が作られていた。

僕は、基本設計、実施設計のソフトに続いて、施工図面に対するソフト面の協議も担当していた。

設計は大阪の安井建築設計、担当主任は若くして故人となった「泉沢裕さん」。

イズサワさんは柔軟な人柄と才能が光る英才であった。僕がガンから生還したときにガンで他界。

イズサワさんとイチョウはつながらないが彼は大体1週に一度はやってきて打ち合わせをした。

であるから、僕もしょっちゅう工事事務所へ出かけていたのである。

その工事事務所の前庭脇に農学部時代のイチョウの木があり、秋にはたくさんの銀杏を生らせた。

一般の人は入れない場所なので、拾えるのは関係者だけ。沢山拾って食べた人もいたらしい。

僕は、数十個を拾って我が家の庭に蒔き、植木鉢にあげて盆栽仕立てにしようと試みた。

イチョウは、植木鉢でもどんどん大きくなる。

プラスチック植えの3株を鉢のまま木陰においていたら、そのまま根付いてしまった。

今でも根元には、プラスチック片がくっついている。

イズサワさんとの交友の思い出につながる農学部のイチョウ、高さが10メートルを越した。





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Last updated  Dec 8, 2006 03:36:08 PM
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