ドン・愚利公の連れづれ草

ドン・愚利公の連れづれ草

Jul 25, 2014
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カテゴリ: 今日の出来事
12時50分発で地区交流センターへ。旧知の「池上一成」さんを招いての指導者養成講座を3回の予定で開催する。参加者は12名。この12名が指導者になって、地元の小学生・中学生・保護者を対象にした鎧兜づくりを半年かけて実施し、2月オープン予定の「宮崎市城の駅」イベント等に活用しようとするもの。今日は胴の前身、背身の型紙つくり。

    鎧兜つくりの講師は元校長先生で中世佐土原伊東氏の研究者

  • 140725鎧兜つくり指導者研修会講師あいさつjpg.jpg


わいわい言いながらあっという間に予定の2時間が終了。

    型紙を大判紙へきっちりと書き込む作業が中々だった。

  • 140725鎧兜つくり指導者研修会.jpg


15時半、思いつきで重文建造物巨田神社屋根葺き替え工事を見学に行った。8月一杯で終了予定なので一度見ていきたかった。工事している宮大工は一人だけだったが声をかけたら出てきて説明してくれた。

    神社前に設置されている法定表示板

  • 140725巨田神社屋根修復工事.jpg


  • 本殿はすっぽりと工事用シートで覆われている。

  • 140725巨田神社屋根修復工事2 .jpg


  • 工事用のスロープを上るとコケラをはぎ取られ、下地むき出しの屋根が見渡せる。
  • 140725巨田神社屋根修復工事3.jpg


高野槇(コウヤマキ)の薄板で葺くのだそうだが、「コケラ葺きですか」と聞いたら「トチ葺き」だと言い漢字で書くと木遍に羽みたいな字で辞書にも載っていないとか。ところがネット検索で見つけた「トチ葺き」は下記の通り。

杮葺きは、板葺(いたぶき)の代名詞にも使われる。日本に古来伝わる伝統的手法で、多くの文化財の屋根で見ることができる。広義では板葺の一種であり、板葺は板の厚さにより以下の種類がある。
杮葺(こけらぶき)最も薄い板(杮板)を用いる。板厚は2~3ミリメートル。
木賊葺(とくさぶき)杮板よりも厚い板(木賊板)を用いる。板厚は4~7ミリメートル。で
栩葺(とちぶき)最も厚い板(栩板)を用いる。板厚は1~3センチメートル。(ウィキペディア)

杮(こけら)薄い板のことで木くずの意味がある。材料はヒノキ、杉が普通だとある。コウヤマキは贅沢な材料?それとも厚いので安く上がる?

で、もうひと押し「トチ(栩)」について調べてみた。こんな時PCの威力はすごいね。手書き辞書で栩を書いてみた。何故?音訓読みが表示されるからである。それによると「ク、クヌギ」と出た。「そうか、クヌギ(椚、橡、檪)のことか?」橡の木、栃の木と混用されていたのだ。トチノミとドングリ(ナラ、クヌギ、ブナの実)とよく似ている。似ていることから混用されているのだろう。





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Last updated  Jul 25, 2014 09:05:27 PM
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