14本を読む 0
全10件 (10件中 1-10件目)
1
紀尾井ホールでの「シューベルト三大歌曲集連続演奏会」の初日。私の参戦は初日の「美しき水車小屋の娘」だけですが、周囲の会話から察するに、げるね3日間とも聞くという人が多いようでした。マティアス・ゲルネ(Bar)アレクサンダー・シュマルツ(Pf)曲目シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」D.795ゲルネは、声の美しさとともに、オペラティックな表現力で圧倒されます。時として激しいので、シューベルトの描いた世界とは異なるテイストなのではと思うのですが、ゲルネの紡ぎだす世界にはすぐに引き込まれました。職人肌のピアニストの存在も大きかったです。
2014.05.13
コメント(0)
シナイスキー&読響のオール・ロシアもの。なんか腹の底にグッとくるものがあるに違いない・・・と期待してサントリーホールへ。指揮=ワシリー・シナイスキー ピアノ=デニス・コジュヒングリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調作品18ストラヴィンスキー:「プルチネルラ」組曲ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲(1919年版)(ピアノ・アンコール)グルック(ズガンバーティ編曲):「オルフェオとエウリディーチェ」からメロディシナイスキーと読響って相性いいんだな、とわかる演奏でした。最後の「火の鳥」が、ダイナミックでよかった。ハルサイといい、この「火の鳥」といい、ストラヴィンスキーのバレエ音楽は、こういう風にオケの演奏会で聞くのが好きです。ダンサーを気にしなくていいので、音楽だけで物語性を感じることができます。
2014.05.12
コメント(0)
お目当てはゲルネのワーグナー。というか、彼がワーグナーを歌うのは聞いたことがなかったので。日本ではゲルネはリートを歌うことが圧倒的に多いですから。フランク/交響曲 ニ短調 ワーグナー/歌劇「さまよえるオランダ人」から オランダ人のモノローグ「期限は過ぎた」 ワーグナー/楽劇「トリスタンとイゾルデ」から「前奏曲」ワーグナー/楽劇「ワルキューレ」から「ウォータンの別れと魔の炎の音楽」*ワーグナー/楽劇「神々のたそがれ」から「ジークフリートの葬送行進曲」指揮:ガエタノ・デスピノーサバリトン*:マティアス・ゲルネゲルネの美声を堪能できてよかったです。いつもの3階後方でなく3階Rの前方(私にしてはすごく奮発!)で聞いた甲斐がありました。しかし・・・暗めの声がオランダ人には合っていましたが、ヴォータンはちょっと(声の)キャラが違いました。いや、声に役柄があまり表出していない気がしました。そこが少々惜しかったと思えるところです。
2014.05.11
コメント(0)
歌舞伎座からサントリーホールへ。マゼールからデュトワへ指揮者が変更となっても、お目当てはオケそのものだったので、払い戻しはなしで臨みました。でも、デュトワでこのプログラムは珍しい。。。モーツァルト: 交響曲第38番 ニ長調 K504 「プラハ」マーラー: 交響曲第5番 嬰ハ短調「プラハ」は何となく“本調子でない”感がいっぱいでしたが、マーラーはすごかった。何がすごかったかと言うと、「豪華絢爛」なフルサウンドを目いっぱい満喫しました。こう言ってはなんですが、日本のオケだとストレスが溜まる冒頭の金管の艶のある美しさと言ったら、あぁアメリカの一流オケが来たんだなと実感させてくれます。そのアメリカらしさを十分に発揮させたところがデュトワらしくもあり、一方でマーラーらしからぬあっけらかんとした音楽にも聞こえました。・・・でも本当にボストン響って上手いですね。
2014.05.10
コメント(0)
■プログラム(指揮:十束尚宏)ハイドン作曲 交響曲第104番ニ長調『ロンドン』(指揮:小澤征爾)バルトーク作曲 弦楽のためのディヴェルティメントベートーヴェン作曲 序曲『レオノーレ』第3番 op.72b小澤さんがお元気になられたのを確認する気持ちで、NJPの特別演奏会へ。立ち上がって指揮されると不安になるし、曲の合間に座り込んで水を飲まれると「まだまだ本調子ではないんでは?」と思ってしまいます。しかし「レオノーレ」の演奏を聞いて、そんな心配をしたことを失礼だったなと思いました。新日本フィルからこんな音が出るんだ・・・と改めて驚きを覚えました。
2014.05.08
コメント(0)
腰痛がひどくなって、LFJでホール座席に座っていれるかどうか不安になったので、午前は急遽「中国鍼」の治療に向かいました。結果・・・なんとか小康状態です。◆公演番号 : 383 よみうり大手町ホール「音楽の捧げもの<回想する音楽>」ドヴォルザーク:スターバト・マーテル(抜粋)マリー・ヤールマンマリー=エレーヌ・リュシェクリストフ・アインホルンピーター・ハーヴェイサイモン・サヴォイローザンヌ声楽アンサンブルミシェル・コルボ他の会場でのローザンヌ声楽アンサンブルより、はるかに音響がよかった。やはり・・・ホールAはないよねえ。。。◆公演番号 : 345 ホールC1st stage ”ガーシュウィン×ガーシュウィン”ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー ほかガーシュウィンの楽曲小曽根真 feat. No Name Horses◆公演番号 : 346 ホールC2nd stage ”ガーシュウィン×OZONE”ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー ほか小曽根真の楽曲とのスペシャル・コラボレーション小曽根真 feat. No Name Horses345・346と小曽根真さんが出演するチケットをゲットしていました。ですが、どちらの演奏会もほぼ同じ曲。セット券を買った私は、なんとなくスッキリしない。それに、選曲も含めて、もっとクラシックとのつながりがあるような構成だとうれしかったのに。あの衝撃のモーツァルト・ピアノコンチェルトのようなサプライズを期待して、毎年通っているのですが。
2014.05.05
コメント(0)
LFJを中抜け(?)してキーシンを聞きにサントリーホールへ。私にとっては、アルゲリッチとキーシンは別格なのです。シューベルト: ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調 op.53 D850スクリャービン: ピアノ・ソナタ第2番 嬰ト短調 op.19 「幻想ソナタ」 : 「12の練習曲」 op.8 から 第2番 嬰へ短調、第4番 ロ長調、第5番 ホ長調、 第8番 変イ長調、第9番 嬰ト短調、第11番 変ロ短調、第12番 嬰ニ短調 「悲愴」(アンコール)J.S.バッハ/ケンプ:「シチリアーノ」(フルート・ソナタ変ホ長調) スクリャービン:8つの練習曲第5番 嬰ハ短調 作品42-5 ショパン:ポロネーズ第6番 変イ長調「英雄ポロネーズ」op.53後半のスクリャービンが超絶すばらしかった。音が“見える”ようなんです。お隣のおばさま方2人は、すごくキーシン・ファンのようでしたが、それでいてほとんど寝ていらした。不思議だ。キーシンの弾くピアノの音のうずの中にいるだけで、幸せなのかも。こういったリサイタルの常で、アンコールの「英雄ポロネーズ」には興奮しました。「自家薬籠中の・・・」という表現がピッタリです。
2014.05.04
コメント(0)
5/3の最後の公演が11:30過ぎまでかかったので、若干疲れが残っていましたが、予定どおり朝からLFJ参戦。◆公演番号 : 271 よみうりホールシューベルト:弦楽四重奏曲第14番 ニ短調 D810「死と乙女」プラジャーク弦楽四重奏団手慣れた感じの「死と乙女」。ベテランで渋いカルテットなのに、空席が多いのは「?」。朝一だからでしょうか。◆公演番号 : 212 ホールAラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 op.30レミ・ジュニエタタルスタン国立交響楽団アレクサンドル・スラドコフスキー今年のLFJにおける唯一のMy発見。新星レミ・ジュニエがなかなかgood!テクニックはもちろん、詩情を感じました。ホールAでなく、もう少しこじんまりしたところで、彼の演奏を次に聞く機会があれば、絶対に逃さないようにしたいと思います。◆公演番号 : 215 ホールAモーツァルト:レクイエム K.626レティツィア・シェレールキャサリン・ピロネル・バチェッタクリストフ・アインホルンピーター・ハーヴェイローザンヌ声楽アンサンブルシンフォニア・ヴァルソヴィアミシェル・コルボ人気のモツレク。ホールAでの演奏であることが残念でした。やはり、「遠くで合唱が響いている」感じがします。2階後方の席を取る方も悪いんですけどね。。。
2014.05.04
コメント(0)
昨年秋からの長い体調不良のあと、ようやく心身ともに落ち着いてきた感じがする昨今です。それで今年もLFJに参戦しました。チケットは例年より入手しやすかった。テーマが焦点を絞り切れず、「思わぬ発見がある」なんていうことはあまり期待できなかったのが私的には残念。◆公演番号 : 181 よみうり大手町ホール「音楽の捧げもの<回想する音楽>」チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調 op.50 「偉大な芸術家の思い出に」トリオ・ヴァンダラー毎年LFJで一度は聞くこのトリオ。あぁ、今年もLFJに来ているな・・・と実感します。この新しいホールが国際フォーラムからはかなり距離があり、図らずもバスで移動することに。あまりありがたくないロケーションです。◆公演番号 : 122 ホールB7リスト:十字架への道ジャン=クロード・ペヌティエヴォックス・クラマンティスヤーン=エイク・トゥルヴェリストとは思えない調性。ベヌティエがもったいないような、地味なピアノパート。途中で飽きてダダをこねてた前列のお子様の気持ちが、ちょっとわかるような曲です。◆公演番号 : 143 ホールCフォーレ:レクイエム op.48シルヴィ・ヴェルメイユファブリス・エヨーズマルチェロ・ジャンニーニローザンヌ声楽アンサンブルシンフォニア・ヴァルソヴィアミシェル・コルボ今年は自分には「目玉」がなかったので、声楽に重点を置いてみました。フォーレのレクイエムが聞けてよかったです。◆公演番号 : 114 ホールAラフマニノフ:ヴォカリーズ op.34-14ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18ボリス・ベレゾフスキーウラル・フィルハーモニー管弦楽団ドミトリー・リスホールAでピアノ演奏を聞くのはイマイチだと思っていましたが、そうでもなかった。手元がアップでスクリーンに映写されるからです。ベレゾフスキーの手がすごく大きい(鍵盤比)ことに感心し、ずっと手ばかり見てしまいました。彼にしてみればラフマニノフのピアノ協奏曲の2番なんてルーティンでは、と思うような弾きっぷり。それにしても、いくらボリスのラフマニノフでもホールAが完売になるなんて・・・と思っていたら、真央ちゃん効果だとのこと。◆公演番号 : 166 G409ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 op.24 「春」ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 op.47 「クロイツェル」セルゲ・ツィンマーマン伊藤恵おなじみのベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ。アーティスト2人の息は後者の方が圧倒的に合っていました。ツィンマーマンは、その生真面目さが伝わってくるような演奏でした。◆公演番号 : 136 ホールB5ケージ:18の春のすてきな未亡人ラング:墓地よグレゴリオ聖歌:昇階曲ラング:イブニング・モーニング・デイケージ:花ラング:再びグレゴリオ聖歌:アレルヤラング:アイ・ウォント・トゥー・リブラング:愛は強いからヴォックス・クラマンティスヤーン=エイク・トゥルヴェ「リストの十字架・・・」よりは取っつきやすい演目でした。グレゴリオ聖歌とその他の曲の組み合わせの妙が冴えています。◆公演番号 : 117 ホールA“祝祭の夜”ストラヴィンスキー:春の祭典(2台ピアノ)サン=サーンス:動物の謝肉祭マルタ・アルゲリッチ酒井茜ギドン・クレーメル堀米ゆず子川本嘉子ギードゥレ・ディルバナウスカイテ吉田秀ジュリエット・ユレルラファエル・セヴェール安江佐和子アルゲリッチとクレーメルが出演するというだけで追加購入しましたが、やはりこの日の満足度NO1の公演でした。アルゲリッチ姉と酒井茜さんの「春の祭典」は、プリミティブな生の喜びを、これでもかと感じさせる演奏でした。お見事!そして・・・やはりスクリーンに映し出されたアルゲリッチ姉さんの指の長さに驚嘆しておりました。後半はクレーメルも混じって「動物の謝肉祭」。しかし、他のアーティストも、そうそうたる顔触れではありませんか!すごく贅沢で楽しい謝肉祭でした。
2014.05.03
コメント(0)
遅ればせながら・・・あけましておめでとうございます。2013は長年やっていた仕事とは異なるジャンルで仕事をし始め、おまけに10-11月は出張三昧で、以降はすごく体調が悪い。11月に風邪をひいた後、まだ咳が止まりません。激しい咳が続くので背中や腰が固まったなあと思っていたら、正月1/2にぎっくり腰になりました。ブログはほったらかしでした。体調管理が今一番のMyテーマです。 それでも、1/6にはなんとか出社し、1/8のこのツィメルマンのコンサートにも無事行くことができました。ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 作品109ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 作品110ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 作品111クリスチャン・ツィメルマン[ピアノ]そういえば、ツィメルマンも急性の腰痛で公演が延期になったのでしたね。噂では、まだコルセットははめているとか。そして肝心の演奏は・・・なんだかとても弾き急いだ感じがしました。速い。現在の彼の解釈でしょうか。前半は「(もちろん)悪くはないけど・・・」と思いましたが、後半に行けば行くほどテンションが上がってきました。32番を聞いた後は、しばらく余韻に浸りました。彼が弾くベートーヴェン後期3大ソナタであれば、這ってでも行くと決心してはいたものの、自分の腰の緊張もあって、すごく疲れました。トホホ・・。
2014.01.08
コメント(2)
全10件 (10件中 1-10件目)
1