細胞内情報伝達分子Aktの活性化による、生殖細胞の再プログラム化
2014年11月4日、東北大学は、大阪大学、北里大学との共同研究で、未分化な生殖細胞である始原生殖細胞の過半数が、それらのサイトカインに加えて、細胞内情報伝達分子のAktの活性化により、数日ほどで多能性幹細胞へ容易に変化することを明らかにしたと発表。
研究成果は、Developmentに2014年10月30日からオンライン版で公開。
今回の研究では、それらのサイトカインに加えて、細胞内情報伝達分子のAktの活性化により、未分化な生殖細胞である始原生殖細胞の過半数が数日ほどで多能性幹細胞へ容易に変化することを明らかにした。
多能性幹細胞の作成にはiPS細胞の方法があるが、遺伝子の操作を含む複雑な操作が必要で、またその変化の効率は通常、非常に低いことが知られている。
始原生殖細胞の場合は、情報伝達系の活性化のみで非常に高い効率で変化することが判明。この研究結果は、生殖細胞と多能性幹細胞が類似した性質を共有していることを示しており、また分化細胞の再プログラム化機構の解明にも繋がることを期待。
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