アラ還の独り言

アラ還の独り言

2016年10月17日
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カテゴリ: 原発
新潟知事選で原発反対を公約した候補が不利な状況を覆して当選しました。

民進党のずるさも露呈したように思います。民進党は連合の応援を受けているので、原発反対は連合の意志に逆らうことができないために、自主投票としていましたが、原発反対の候補が終盤に逆転の目がでてきたので、蓮舫代表が駆けつけて応援をしました。民進党以外の野党が推薦しているので、今後の選挙のために支持を表明したとしか見えません。選挙に強い蓮舫代表といわれていますが、自分の選挙には強いかもしれませんが、民進党の選挙に役立つかどうかは疑問です。

原発の話に戻すと鹿児島でも7月に原発反対の候補が当選しています。高浜原発の再稼働も滋賀県の裁判所で再稼働差し止めの判決が出ています。なぜ福井県の原発が滋賀県で裁判になったかというと、高浜原発の位置が福井県の県庁所在地よりも滋賀県の県庁所在地に近いからです。

裁判所の判断で私が注目しているのは「万が一の事故発生時の責任は誰が負うのかを明瞭にするとともに、新規制基準を満たせば十分とするだけでなく、その外延を構成する避難計画を含んだ安全確保対策にも意を払う必要があり」というところです

新規制基準は原子力規制委員会が策定したものです。安全性は原子力規制委員会が規制基準を満たしているから大丈夫という言い方を原子力発電所の再稼働推進派の人は使います。しかし、規制基準に関して満たしているという場合にはグレーな部分があるのは当たり前で、そのグレーゾーンに対する判断は議事録とともに公開すべきです。

薬害によって厚生労働所は医薬品の承認申請資料と審査内容(議事録の要旨)を公開しています。イレッサの肺線維症に関しては、有害事象として取り上げており、少なくとも厚生労働省に責任はないとの判決が出ています。

少なくとも、原子力規制委員会はどの程度の地震が来た場合に安全であると、保証する必要があります。福島第一原発の場合には、東京電力が安全性に問題があることを気づいたときにその想定に基づき安全対策を行っていれば被害が少なかった可能性があります。

原子力発電は運転時のコストは安いかもしれませんが、廃棄物の処理までコストに入れると本当に安いのかどうかを考える必要があります。(係数をかける必要がありますが、事故が発生したときのコストも入れるべきです)

今、原油価格が安いうちに何らかの判断を出すべきだと思います。原子力に依存性の高い関西電力は原子力の依存性を低める努力を、黒字のうちにすべきと私は思います。





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最終更新日  2016年10月17日 20時50分41秒
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