アラ還の独り言

アラ還の独り言

2017年07月25日
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テーマ: ニュース(99608)
カテゴリ: 政治
厚生労働省に関しては、いくつかの「薬害」に対して国家賠償を求められたことから、少なくとも新規医薬品の許認可過程に関しては文書を公開しています。

1)企業からの申請書類
2)企業と厚生労働省とのやりとり
3)許認可の最終判断を下す、薬事審議会の議事録

がインターネットで見ることが可能です。また、薬価算定の計算方法に関しては基準を定めた上、どの基準に沿って定めたかに関しても文書が公開されています。

 各省庁でも行われていると思っていましたが、厚生労働省が例外といっていいほど、文書は公開されていないのですね。

 国会の審議の中で、急に面談録に基づいて返答を頂きたいといわれても困ると思っていましたが、前もってそのような内容を質問する側が伝えているのですね。

 あなたが知っているかどうかは水掛け論になるだけなので、文書の提出を求めるべきです。公開できないものに関しては国家機密法があるので、それを誰がいつ、どのような理由で機密に指定したかを公開することによって文書そのものの公開に変えることもできますし、日本では維新の会が提案していた追加項目として、あらゆる機密は50年をもって機密ではなくなる。(アメリカではそうなっているので、探すのは手間はかかりますが、戦後の日本への核持ち込みの密約とかネバダで行われた水爆実験の詳細が手に入るようになっています。優れたジャーナリストはそのあたりを掘り起こし、ノンフィクションを作成しているところでしょう)

 国会の議論は文書に基づいて行われるべきです。しかもその文書はインターネットを通じて公開すべきです。

 記憶にあるかないかを知りたいのではなく、事実を知りたいだけなのですが。

 その一点だけで共感できるのは共産党です。民進党(旧民主党)は国民に誰が判断したのかを知らせたくないために、東日本大震災にかんして、東電が資料を出さないことを理由に、自らの判断をメモとしても残していないのですから。

 いまさら、都合のいいようなことをあたかも事実のようにいう現在の自由民主党の官房長官と名字が同じで読み方が違う元首相はだから、きらいです。

 総合的な判断をして一票を投じることはとても難しいことです。愛媛の元知事のように黒い猫でも白い猫でも加計がいい(もとは鄧小平ですが)、使えるものであればという言葉は人間性から出たものではなく、知事として公約を実行するために出たことと考えるべきかと思います。

 さて、わたしは黒い猫でも白い猫でも、公約を明らかにして、それについて邁進する政治家に票を入れたいとは思いますが、新しい党で公約が未決の問題に関して党首(選挙当時は知事)の意見に従うというような新人には怖くて票を入れることはできません。

 しかし、このようなことを言っていると新しい人で地盤を持たない人は政治家になれないことになってしまいます。

 選挙は統計と同じで、一票そのものは個人を反映していますが、国政レベルの選挙の結果は、そこにバイアスがかからない形で第一党が決まるのが望ましい。しかし、順風、逆風で決まる選挙はバイアスが大きすぎるので日本の選挙はそこまで行っていないということでしょう。





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最終更新日  2017年07月25日 15時44分04秒
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