糖尿病、特にII型糖尿病はインスリン受容体が痛むことが原因と考えられ、肥満がその発病因子の可能性が示唆されています。従って、今回の研究が人でも同じような機構が働いているならば、阻害系のスクリーニング系を作って、現在の抗糖尿病薬を調べること(この論文読んだメーカーの研究員は実験するでしょうね)か、今までの栄養食品の成分をランダムスクリーニングすることで(これもサプリメント会社の研究員がやっているかも)、動物実験を比較的少なく、すぐに臨床試験に持って行けるような化合物が発見されることを期待します。 発表論文 Takafumi Shintani, Satoru Higashi, Ryoko Suzuki, Yasushi Takeuchi, Reina Ikaga, Tomomi Yamazaki, Kenta Kobayashi, and Masaharu Noda. PTPRJ Inhibits Leptin Signaling, and Induction of PTPRJ in the Hypothalamus Is a Cause of the Development of Leptin Resistance Scientific Reports7,Article number: DOI:10.1038/s41598-017-12070-7