アラ還の独り言

アラ還の独り言

2018年02月20日
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テーマ: 働き方(62)
カテゴリ: 政治
厚生労働省が裁量労働制に関して、本来比較対象とならず、裁量労働制があたかも時短につながるようなデータを法案検討あるいは答弁用に作成して発表したことが問題となっています。

野党はこの偽装に対する責任追及で審議を拒否したり、厚生労働大臣の首を取りに行こうとしています。

この野党の戦術は大間違いです。比較するに足るデータを厚生労働省に提出させてから法案を検討する方向に持って行くべきです。

私の知っている範囲(薬剤関連)に関しては、裁量労働制は医薬品開発や研究で、実験中に液体クロマトグラフィーの時間待ちに文献を読むことや実験ノートをまとめるなど、成果に対する(その成果は成功するかしないかは別問題)に対する正統な報酬を生む可能性があります。しかし、薬局ではいつ処方せんが来るか分からない、MRではいつドクターのアポイントが取れるか分からない、メディカルライティングではいつ臨床試験が終わるか分からないなど、他の問題が生じます。

昼食時だけ列ができる食堂で暇な時間は時給に差をつける?

政治は結果責任なので、もとになるデータは自分の都合のいい形にまとめてもよいと内心思っている政治家は与党にも野党にもいると思います。しかし、事実を曲げたデータで専門家が議論したところで結果は間違っています。(専門家ならデータに対してもっと敏感であるべきですが)

厚生労働省は新薬承認過程をホームページで公開しているので、ましな省庁と思っていましたが、新薬承認は間違っていればすぐに国家賠償になるからやっているだけなのだと思うようになりました。

専門家による諮問も集める専門家によって結果が異なる可能性もあります。安保法案の時のように都合がわるければいろいろ意見があるとおっしゃり、原子力発電所では世界一厳しい(だれが検証したの?)といいながら、住民の避難に関しては地方自治体に丸投げすることによって、原子力発電所に近いのに都道府県が異なることから、その地域用の避難計画や避難訓練を行っていないケースを想定していないという
器に対しては厳しいかもしれないけれども、想定の範囲が狭すぎる(福島原発の事故は想定外でなかったことが事実であるのに、そのあたりは法的に裁かれていない)縛りなんかもあるし。





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最終更新日  2018年02月20日 10時14分07秒
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