アラ還の独り言

アラ還の独り言

2020年12月02日
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カテゴリ: 妄想
大阪の現状を知らせるニュースを見ていると医療崩壊はこのまま対策を立てないと目の前という雰囲気でした。

大阪だけなら総選挙はありかと思いましたが、東京は公表データで重症患者のカウント法が異なるので、東京が重症患者数が低く見えるのは数字のマジック。

埼玉の先生は悲鳴を上げている
私が務める埼玉医大総合医療センターは、届出病床数からすればまだ空床があるのですが、この「届出病床数」というのは行政上の手続きに基づくものです。現場からすると実際に余裕があるのか些か疑問です。うちの場合、今まではCOVID-19患者を感染症専門医が診ていましたが、最近は感染症以外を専門とする内科のみならず、外科にも対応してもらってます。つまり私たち専門の医師だけでCOVID-19患者を診るには限界を迎えており、結果として他の専門科の診療にも支障が出始めているのです。大学病院は本来、高度な医療を提供するのが役割です。現在のような体制では癌や脳卒中、心臓病のような命にかかわる病気の診断が遅れ、治療も滞ることになります。いわば、不慣れなパイロットまで動員して飛行機を飛ばし、「飛行機(しかも未整備で本当に飛ぶかは分からない)はまだ余ってるから大丈夫」というのが現在の政治判断なのです。皆さんは安全だと思いますか?


政治判断に関しては理由をきちんと文書に残さないと、マスコミは憶測か流さない。憶測も方針がころころ変わる。(マスコミは自分の書いていることが後から検証できることが分かっていないのか?朝日新聞や毎日新聞が過去の記事を含めて有料にしているのはそこのところをわかって、有料にしているのかな。)

コロナに限らず、先の予測に基づいて方針を決めたなら、その予測の方法は公開すべき。憶測はもうたくさん。文献でさえ、レビューがないもののコロナ回復したというものが減っている。疫学調査は第1次の感染がやっと公開されてきただけ。Googleはすごいなと思うよりも、どうすれば近づければと考えるべきでしょう。





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最終更新日  2020年12月02日 16時00分59秒
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