アラ還の独り言

アラ還の独り言

2020年12月15日
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カテゴリ: 妄想
今年はCOVID-19の感染拡大があることから、インフルエンザは流行しないのではないかと推定している専門家もいます。

これはインフルエンザウイルスがCOVID-19ウイルスがはやっている間は入り込む余地がないという「ウイルス干渉」がおこって、インフルエンザは流行しないという仮説です。

ウイルス干渉は細胞レベルでは明らかになっています。個体レベルでもコロナウイルスに感染するとコロナウイルスを中和する中和抗体以外にインターフェロンなどの無差別にウイルスを攻撃する液性因子が増強するので,COVID-19に感染した個体では他のウイルス感染が難しくなるのも、インターフェロンを主とするサイトカインの量を測定することでかなり有力な仮説になっています。

ただ集団レベルで考えるとRSウイルスは夏から秋にかけて流行し、インフルエンザの流行期には流行が収束することが知られていますが、これがウイルス感染と言えるかどうかはよく分かりません。RSウイルスが単に季節的な問題で終息している可能性はを否定することは難しいからです。

トリインフルエンザは明らかに日本に入ってきています。ニワトリの厩舎でトリインフルエンザで死亡していることが分かるとその厩舎のニワトリは全て殺処分になります。ウイルスは構音で不活化するので、殺処分した鶏肉を焼いて食べれば問題なさそうですが、それをするとニワトリを飼っている人、鶏肉を運ぶ人がトリインフルエンザに感染するリスクが高くなります。そこでトリーヒト感染が起こると死亡率の高い新型インフルエンザ感染症を引き起こすことから、殺処分するしか内となります。

インフルエンザといえば抗ウイルス剤である「ゾフルーザ」がiインフルエンザの予防薬としての承認を受けました。予防剤ですので、保険は使えません。インフルエンザワクチンとの比較試験を行ったわけではありませんので、感染予防のために「ゾフルーザ」を飲んだ場合に、予防効果は確実かどうかは分かりません。

タミフルもそうですが、予防薬に関してはインフルエンザウイルスが漂っているの部屋に一定時間入り、インフルエンザを発症するかどうかの臨床試験が必要となります。インフルエンザが漂っている部屋のインフルエンザ感染力を見るためにはプラセボ対照群が必要となります。

この臨床試験でタミフルも効果を示したことで承認が取れました。

ただ同時期行われていた小児に対する効用に関しては薬事審議会で「耐性菌の拡大に関与する可能性がある」ということで、承認は行われませんでした。

アメリカのiインフルエンザの治療のガイドライン抗ウイルス剤の使用ガイドラインでは
・5歳未満の小児(特に2歳未満)
・65歳以上の成人
・喘息を含む慢性気道疾患、心血管疾患(高血圧は除く)、腎疾患、肝疾患、糖尿病を含む代謝疾患、てんかんを含む神経疾患
・免疫抑制薬服用者やHIV感染者
・妊婦や出産後
・アスピリンを使用中のライ症候群リスクがある人
・BMI 40kg/m2以上の肥満者
・高齢者施設に居住する人
子どもと老人以外は抗ウイルス剤を使用することは市内で、栄養を取ってしっかり眠ることが推奨されています。

特にゾフルーザは耐性菌ができやすい事が知られているので、できればタミフルあるいはその後発医薬品を使うことをお勧めします。





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最終更新日  2020年12月15日 11時48分45秒
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