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エドモンド・カーシュは、コンピューター科学者であり、未来学者でもある。 そんな彼が、スペインのグッゲンハイム美術館に各国からVIPを集め、 世界中の宗教信者に深刻な影響を与える重大発表を行うことになった。 彼の師であるロバート・ラングドンも、そこに招かれる。 それに先駆け、カーシュは三人の卓越した宗教指導者に会っていた。 カトリック教会の司教であるアントニオ・バルデスピーノ、 ユダヤ教のラビであるイェフダ・ケヴェシュ、 そして、イスラム教の法哲学博士であるサイード・アル=ファドル。発表を前に、アル=ファドルは、ドバイの砂漠の最奥で息を引き取る。そして発表最中の会場で、カーシュ自身も殺害されてしまう。彼に銃弾を放ったのは、スペイン海軍退役提督のルイス・アビラ。自らの使命を果たしたアビラは、会場から逃走する。そして、殺害現場に集まって来た近衛部隊。ラングドンは、教え子の望みを叶えるため、当日のイベントで司会を務めていた美術館館長のアンブラ・ビダルと共に、カーシュが設計したAIのウィンストンの力を借りながら、美術館を脱出する。彼女は次期国王であるフリアン王子の婚約者でもあり、王子からの伝言で、アビラが会場に入ることを許可した張本人だった。その頃、バルデスピーノは、ケヴェシュをマドリードにおびき寄せると共に、スペインにおけるカトリックの地位を堅守すべく奮闘していた。 ***今回も逃走、そして暗号の解読です。『インフェルノ』を読んでから約2年。さて、今回の結末は誰もが納得いくものになっているのでしょうか。それでは、中巻の読書に突入します。
2019.06.30
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ドラマは3話から見始めて、先日放送された『特別編』まで見ました。 『特別編』は、回想シーンを織り交ぜながらのお話だったので、 見逃したエピソードも、ある程度知ることが出来たのですが、 どうしても、不可解な部分が一つ残ったまま…… それは、なぜ杏は唯織のことを全く覚えていないのかということ。 それを知るために、原作を読んでみることにしました。 しかし……、謎は解明されませんでした。 2巻以降に、それは明らかにされるのでしょうか? ***第1巻は、「病の写真家」と「ヒルダとマキシム」。唯織の甘春病院着任の経緯、金属アーチファクト、マンモグラフィーのお話。なるほど、唯織の正体は最初から、読者には明らかにされていたのですね。驚いたのは、原作のキャラクターのイメージとドラマのキャストのイメージに、ほぼ違和感がないこと。先にドラマを見てしまっているので、そう感じるのかもしれませんが、山口紗弥加さん、遠藤憲一さん、広瀬アリスさんなんて、そのまんまです。ただ、杏って、ここまで尖ったキャラだったんですね。ドラマでも、スタート時はこんな感じだったんでしょうか?
2019.06.30
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楊は、環の通う高校の門に車で突入すると、 次々に生徒たちを銃で殺害しながら、校内に侵入。 人質と共に教室に立てこもると、その様子をネットで配信し、 「プティシャトン事件」について語り始める。 事態を知った崇は、環を車で学校に送り届けている途上の運転手に電話をかけ、 すぐに屋敷に戻ってくるよう指示するが、 環は、運転手にそのまま学校に向かうよう促す。 一方、加藤は事態を収拾すべく、ビルの屋上から楊に銃口を向けていた。リュウからかかって来た電話に気を取られている楊。その背後に、いつしか忍び寄って来た環。環は、楊に背後のビルから銃口が向けられていることを伝え、その命を救うと、クジラとして捕獲、そして解体。ビルの屋上で銃を片手にたたずんでいる加藤を、その行方を探していた桜田が発見。加藤は、もう二度と首を突っ込むなと、桜田にくぎを刺す。一方、楊は自殺したとの報道を受け、リュウは、楊を死に追い込んだジャーナリストの姿を追い始める。その男は、楊が立てこもった教室での一部始終を撮影することに成功し、それに修正を施した映像を、プティシャトンに絡む有力者に見せていた。そして、その映像が世間に流れ、楊は自殺したことに、環の映像はぼやけ、クジラ捕獲もなかったことになっていたのだった。***加藤の亡き兄は、プティシャトンに絡んでいたのでしょうか?「…悪徳警官の息子は、所詮 悪徳警官だ」この言葉の意味するところは?次巻では、謎多き男・加藤の正体が、ついに明らかになる?
2019.06.30
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「ハラスメント」。 今では、日常生活の中でも頻繁に使われるようになった言葉。 「セクハラ」から始まって、「パワハラ」「モラハラ」「アカハラ」等々、 実に様々な「ハラスメント」を表す言葉が、巷に溢れかえっています。 「ハラスメント」を日本語に訳すと「嫌がらせ」。 じゃあ、「嫌がらせ」と「いじり」は、どう違うのか? 「嫌がらせ」と「いじめ」の境界線は、どこなのか? あなたは、答えることができますか?さて、本著は学校におけるハラスメントについての一冊。体罰、巨大組体操、スクール・セクハラ、部活動、教師の暴力被害、そして、問題行動の件数という6つ観点から、内田准教授が、これまでの研究成果を踏まえながら論じています。 ***さて、本著で私が付箋を貼った部分をご紹介。 これからは、たとえ暴力に効果があるとしても、 それでも他の手段を選ぶべき時代なのだ。(p.60)実に明快。何の補足も必要ないですね。 部活動の設置・運営は法令上の義務ではなく、 学校の判断により実施しない場合もあり得る。 実施する場合には学校の業務として行うこととなるが、 平成29年度から部活動指導員が制度化されたところであり、 部活動指導は必ずしも教師が担う必要のない業務である。(p.161) 一定数の犠牲の上にはじめて成り立つような活動であるならば、 少なくとも学校教育としては不適当である。(p.175)平成30年度に「部活動ガイドライン」が示され、また、学校における「働き方改革」も叫ばれています。そして、教員の異動や適正配置の観点からも、「部活動指導」は、大転換期に差し掛かったと言えるでしょう。 「子どものために」は、教員にとって殺し文句である。 反論しようものなら、 「あなたは子どものことを大事に思わないのか」という、 「教師失格」のレッテルが貼られる。 教員においては、「労働者」として休む権利は、 もはや剥奪されてしまっている。(p.166)部活動については、この言葉の持つインパクトは、少しずつ変化しつつあると感じますが、それ以外の場面については、相変わらず。過剰要求と思われる内容でも、この言葉を使われると断りづらくなってしまいます。
2019.06.29
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コース料理を楽しんでいて、 次はいよいよメインディッシュだと待ち構えていたら、 いきなりデザートが、さらに矢継ぎ早にコーヒーが出てきた気分。 何……これ? ショパンコンクールで カイの演奏シーンがない『ピアノの森』なんてあり得ない。 東日本ピアノコンクールで 公生の演奏シーンがない『四月は君の嘘』なんてあり得ない。確かに、本選には残れなかったコンテスタントの一人である明石だけでなく、彼のドキュメンタリーを撮影している雅美や、審査員の美枝子、亜夜の傍に寄り添う奏、ステージマネージャーの田久保など、コンテスタント以外の視点から描き出されるコンクールには、とても新鮮さを感じました。けれど、直木賞と本屋大賞をW受賞した作品も、私の中では『チョコレートコスモス』を超えるものにはなりませんでした。まぁ、これも私が『ガラスの仮面』を読んだことがないから、そう思ってしまうのかも。逆に『ピアノの森』を読んでいるから、本作に対しこのように思ってしまうのかも。「天才を描くのが上手い」と言われる恩田さんなら、最後まできちんと天才を描き切って欲しかったです。それをしないまま、連載時には明かされなかった「審査結果一覧」を、出版に際し、巻末に入れてしまったのは……残念です。
2019.06.16
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芳ヶ江国際ピアノコンクールは3年毎に開催され、今回が6回目となる。 ここで優勝した者は、その後著名なコンクールで優勝することが続き、 新しい才能が現れると注目を集め、近年その評価を高めている。 今回も、様々なコンテスタントたちが、そこに集う。 風間塵は、パリ国立高等音楽院特別聴講生で、 ユウジ・フォン=ホフマンに5歳から師事していた16歳の少年。 ホフマンは世界中の音楽家や音楽愛好者から尊敬される伝説的存在だったが、 今年2月にひっそりと亡くなっていた。「僕は爆弾をセットしておいたよ」ホフマンは亡くなる前、知人にこんな言葉を残していたが、それが風間塵。自分のピアノを持たず、養蜂家の父と共に移動生活をしながら、行く先々で、そこにあるピアノを自己流で弾かせてもらっていたという。 栄伝亜夜は、内外のジュニアコンクールを制覇し、CDデビューも果たしていた逸材。しかし、彼女が13歳の時、最初の指導者であり優秀なマネージャーでもあった母が急死。それが原因で、彼女はある地方コンサートホールのステージから突如姿を消してしまう。そんな彼女が大学に進学する際、手を差し伸べたのが名門私立大学長・浜崎だった。高島明石は28歳の楽器店店員で、妻と保育園に通う子供がいる。音大を卒業したもののプロの道を目指さず、「普通のところ」を選択した。今回のコンクールでは、高校の同級生・仁科雅美の依頼で、彼にスポットを当てたTVのドキュメンタリー番組の撮影が行われている。マサル・カルロス・レヴィ・アナトールは、ペルーの日系三世でジュリアード在籍。人気ピアニストのナサニエル・シルヴァーバーグの秘蔵っ子で、今回の優勝候補。彼は5歳から7歳まで日本に住んでおり、その際、ピアノに出会ったのだが、その切っ掛けをつくったのが幼き日の栄伝亜夜で、二人は今回偶然の再会を果たす。 ***上巻は、パリでのオーディションから始まり、第一次予選での4人の演奏と、第二次予選での明石とマサルの演奏まで。この作品の主人公は、「蜜蜂王子」ことカザマ・ジンだと思われますが、私としては、アーちゃんに頑張ってほしいな。それでは、下巻の読書を開始します。
2019.06.09
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