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病室で意識を取り戻した将也は、あの橋へと向かう。 硝子に、これまでのことを謝る将也。 そんな将也に、硝子は涙を流しながら、手話で自分の思いを伝える。 そんな硝子に、将也は「君に 生きるのを手伝ってほしい」と伝える。 そして日曜日、西宮姉妹とその母が、将也の家にやって来る。 子どもたちを買い物に行かせ、二人きりになる母二人。 買物帰りに将也の母の店に寄り、転校前の出来事を将也に聞かせる姉妹。 家に戻ると、酒に酔った母二人が意気投合していた。将也は高校の文化祭に硝子と一緒に出かけ、永束が監督した映画を見る。終演後、将也の周囲に、映画作りに関わったメンバーたちが集まる。 ごめん… みんなのこと 知らないことの方が多いのに 傷付けるようなこと言って 俺… みんなのこと もっと知りたいよ だから これからも仲よくしたいし… みんなと遊んで… ケンカもしたいそして、新人映画賞作品審査会。著名審査員から、監督、脚本、衣装、音楽、主演と、次々に酷評されてしまう。その後、永束を責める直花の言葉をきっかけに、内輪もめが始まる。将也がそれを一喝しているところに、広瀬が登場。 やめろよ石田 相変わらずダセーな でも みんな 頑張って作ったんだ… 糞みてーな奴に 認められて 嬉しいのかよ映画で使用した衣装が、ファッションコンクールでグランプリを獲得し、卒業後は、東京に行くことが決定したみよこと直花。他のメンバーも、それぞれの進路について真剣に考え始める。出品写真が市コンクールで優秀賞を獲得した結弦は、学校に通い始め、勉強の遅れを取り戻そうと、将也の助けを得る。東京に出て理容師を目指そうとする硝子に、最初反対していた将也は、その考えを改め、自らも、母の店を継ぐため地元で理容師を目指す。そして、成人式。同窓会の会場に、硝子の手を引いて入る将也 ***するを許さず、されるを責めず、第三者なし
2019.08.18
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ベランダから身を投げようとしていた硝子は一命をとりとめる。 しかし、彼女を助けた将也は川に落下して入院、意識を失ったまま。 結弦とみよこが硝子を迎えに行くと、直花が硝子に食って掛かっていた。 「なんで テメーの代わりに石田が傷つかねーといけねーんだよ!!」 硝子からもらった手紙を読み上げ、執拗に毒づく直花。 それを阻止しようとするみよこにも罵詈雑言を浴びせ、硝子の髪の毛を掴んで殴る。 そこに現れた硝子の母親が、直花を平手打ち、そして髪の毛を掴んで…… その母親にも言いたい放題の直花だったが……事が収まった後は自己嫌悪。将也の病室に見舞いに行った硝子は、そこにいた直花に追い返されてしまう。それを見た永束が、硝子に「なんで君は死のうとしたんだい?」と聞くと、「みんなが築き上げてきたものを壊してしまった。」と硝子は答える。それを元に戻すために、永束に映画の続きをつくることを提案する硝子。永束の誘いを直花は拒否する。みよこは直花がデザインした衣装を作り、将也の病室にいる直花に見せるが、つれない返事。病室を出て、その衣装をゴミ箱の中に捨てようとしたとき、硝子が現れる。そしてみよこに手話で語り掛ける……「必要」。クラス代表として将也の見舞いに自分が行き、千羽鶴を贈ることを提案する川井みき。そんな自分のことを、周囲が批判的な目で見ていることを知り、落ち込むみき。そして、自分はいじめられていると真柴に泣きつくみき。病院で、映画制作再開を呼びかけてきた硝子を平手打ちし、抱きしめるみき。硝子が将也の病室に入ることを阻止している直花に、食って掛かるみき。そんな直花に「好きにしなさい」と言う将也の母。そして、病院の廊下で、硝子に初めて会った将也の母。硝子は、筆談で何か話しかけようとするが…… 何を言っていいのかわからないの はげますことも 怒ることもできる 笑顔で話すこともできるけど どれも本物じゃないような気がして… だから 将也が目覚めたら その時……ゆっくり話しましょ そう 西宮さんに伝えて…硝子に、映画制作再開同意を伝える真柴とみき。真柴は、将也が卒業した学校を再び訪れるが、そこにはロケ承認を願い出る硝子がいた。直花が映画作りの音楽担当として声をかけていたのは、広瀬だった。その広瀬が島田と一緒に、祭りの日に川に落ちた将也を助けたのだった。硝子はその場を目撃したが、そのことを広瀬から口止めされていた。将也の夢を見た硝子は、あの橋へと向かう。その頃、将也は病室で意識を取り戻していた。 ***このお話に登場するキャラクターは、ホントーに嫌な奴が多いですね。中でも、直花やみきは、本当に酷い。人間の嫌な部分や弱い部分を露骨に炙り出し、それを丁寧に描き出していると言えば、全くその通りなのだとは思いますが……それでも、ここまで腐りきった人間というのは、それ程多くないのでは、と思ってしまいます。まぁ、将也や硝子のメンタルも、人間離れしていると思いますが。唯一共感できたのは、将也の母親ですね。
2019.08.17
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永束が監督する映画の制作が始まる。 真柴や川井、さらには直花、結弦、みよこも参加することに。 将也は、そこに硝子を加えるよう、皆に働きかける。 私達も一応考えたんだけどさ… 西宮さんが障害者だからって わざわざ入れなくてもいいんだよ? それに 西宮さんに 何ができるかわからないし 川井のこの言葉を永束が一喝し、8人で映画作りが始まった。永束が小学校でのロケを企画し、将也は真柴と共に母校に出かける。その途上、4人の女子からカバンを持たされている女子小学生に遭遇する。真柴は、そのカバンを女子から受け取ると、4人に向かって投げつける。 僕 あーいうの ほっとけないんだ カバン 持たされる方だったから職員室に着くと、そこには将也が6年生だった時の担任がいた。担任は、将也に「立派になったな」と声をかけるが、将也は、「立派になったとは思わない、思いたくない」と答える。すると、担任はこう言ったのだった。 そう自分を卑下するなよ 正直言って あのクラスはハズレくじを引いたんだ ゴタゴタするのは仕方なかった わかるだろ? あの 耳聞こえない子 よくいるんだよ あーいう 肩書を利用して 周りに迷惑かけてもいいと思い込んじゃう人達 あの一家 前の学校でも 同じ失敗したらしくてさ こりずに ここへ転入したはいいけど 結局 うまくいかなかった 俺が そーいう学校への転入をすすめなければ いつまで経っても 気づかなかっただろうね 「自由と勝手をはきちがえた」んだよ でも まあ よくあることだし 石田もちょっと 運が悪かったなその担任から、硝子がいじめられていた時の様子を聞かされる真柴。手に持っていたペットボトルの中身を、その担任にぶちまける真柴。担任から撮影不許可を言い渡されたとき、硝子が現れる。「久しぶりに来たかった」という硝子と、手話で会話する将也。永束は映画制作に入れ込むが、将也は気持ちが入らない。それが契機となって、二人の仲は微妙なものに。また、真柴が将也に接近してきた理由も見え隠れし始める。周囲に、小学生の頃の自分を知られることを、極度に恐れ始める将也。しかし、川井がその事実を、周囲に暴露してしまう。自分の都合の良いようにアレンジして。その場から逃げ出した将也は、直花に出会う。直花は、皆がいる場所に将也を引き戻し…… 私達は… これについて石田を責める権利はない…! 「達」… 違うよ? なおちゃん 私と違って なおちゃんは積極的に西宮さんをいじめてたじゃない 一緒にしちゃいけないよ?みよこも巻き込んで言い争う直花と川井に、将也は言う。「俺が全部 悪ィんだ」そして、直花、川井、みよこ、永束に、次々と言葉を投げつける。自分の企てがうまくいかなかったことを将也に謝る直花。「私と一緒にいたら不幸になる」と、将也に伝えた硝子。二人は、それから、あちこち遊びに出かけたり、硝子の自宅で姉妹の母親の誕生日を祝ったりする日々を過ごす。そして出かけた花火大会。将也と硝子は、結弦や母親と別行動をしていたが、硝子が先に帰ると言い出す。一人になった将也は、途中で結弦たちに出会い、カメラを自宅に取りに行ってくれと頼まれる。そして、将也が硝子の家に着くと、硝子はベランダから身を投げようとしていた…… ***担任も、川井もスゴイ。直花の方がマシに思える程だけど、でも、やっぱり直花もねぇ……もちろん、将也だって。さて、真柴の正体は?
2019.08.15
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将也は、川井を通じて真柴と話をする仲に。 そして、永束、結弦、みよこ、硝子と一緒に遊びに行くことになる。 が、待ち合わせの場所に直花の姿が…… すると、直花は硝子の両肩に両手を置いて話しかける。 なんか いろいろ ごめんね? まあ 仲直り しよ?そして、直花と仲良くおしゃべりするみよこの姿に、驚きを隠せない将也。それでも、皆と一緒に遊園地で過ごすうちに、次第に楽しい気分になっていく。そんな時、遊園地でバイトをしている島田に出会う。直花のお節介に動揺し、テンションが下がる将也。自分とみよこが仲良くなった経緯を、将也に聞かせる直花。そして、島田と話してみるよう将也に促す直花。さらに、硝子を誘い、観覧車の中で話をする直花。観覧車から降りてきた硝子の左頬は、赤く腫れていた。帰宅後、将也と結弦は、その時の様子を、結弦が撮影した映像で確認する。小学生の頃のことを直花に問い詰められ、謝る硝子。握手を求める直花に、「私は私が嫌いです」と答える硝子。その左頬を平手打ちする直花。 昔からそうだったよね 何かキツイこと言われると すぐに「ごめんなさい」とか言って逃げる わかってたよ その方がラクだもんね 弁解するより すべて認めちゃった方が それが私はムッカつくのよね 西宮さん ムリヤリ言ってるの バレバレだったよね? 「ありがとう」も 「ごめんなさい」も 私 今日 確信した あんたは5年前も今も変わらず 私と話す気がないのよ!!動画を見た結弦は、「植野さんって人がイライラするのわかる」と言い、将也は、「俺よりもちゃんと向き合ってるのかもしれない」と思う。後日、硝子は直花に手紙を書いたのだった。そして、硝子と結弦を優しく見守り続けていた祖母が亡くなった。結弦を葬儀場まで送り届けた将也は、そこで姉妹の母親に会う。そして、祖母が結弦に残した手紙を、結弦に読み聞かせるのだった。 ***この後に続く、硝子3歳の時の出来事は、まさに悪夢。姉妹の母が、あそこまで頑な人間になったのも、納得させられてしまいます。それでも、その後に続く、結弦を励ます将也たちや、「番外編 姉妹」には、心が和みます。しかしながら、観覧車の中での直花の言葉は、私には全く響きませんでした。なぜなら、硝子がそのような態度をとらざるを得なかったのは、外ならぬ、直花たち自身の言動に原因があるからです。直花のことも納得できるようなシーンが、今後出てくるのでしょうか?
2019.08.14
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敵に見つかってしまったロビンだったが、 危機を切り抜けると、さらにオロチ城の情報収集を進める。 そこでは、オロチが光月家の復讐を異常に警戒、部下達の気を引き締めていた。 その様子を見た花魁の禿・トコが笑い出してしまい、オロチは大激怒。 トコを救おうと、花魁・小紫が楯となり、トコはロビンが救出。 ブルック、ナミ、シノブもロビンに合流し、北の墓場「鈴後」へと逃走。 しかし、花魁・小紫は、狂死郎に斬られてしまう。一方、モモの助、お菊、お玉、お鶴、チョッパーは、記憶を失ったビッグ・マムと共に、囚人採掘場のある「兎丼」を目指していた。その「兎丼」では、ルフィがヒョウ五郎を守るべく看守に反抗し、クイーンによる処刑「大相撲地獄」が執行されようとしていた。処刑が始まると、ルフィは圧倒的な覇気の力で、次々に敵を倒していく。そして、あろうことか、その最中、ヒョウ五郎に、ワノ国「流桜」について教えを請いながら、「触らずブッ飛ばすパンチ」習得の修行を積む場へと変えてしまう。処刑が終わらず、翌日持ち越しとされたとき、霧の雷ぞうとカリブーが現れる。彼らの情報で現状を把握したヒョウ五郎は、兎丼にいる何万人という囚人たちが、光月家のために戦うよう、自分が口利きをしようと申し出る。そして、その様子を、牢中の河松もしっかりと見ていたのだった。一方「鈴後」では、名刀「秋水」を奪取すべく、僧兵・牛鬼丸にゾロが挑んでいた。そこへ通りかかったのが、人斬り鎌ぞうに追われるトコとモモの助の妹・日和。ゾロは、牛鬼丸による邪魔を受けながらも、鎌ぞうを三刀流・煉獄鬼斬りで仕留める。それを見た牛鬼丸は、ゾロに再び挑みかかることなく、その場を立ち去ったのだった。その頃、「花の都」では、光月家結集の証「判じ絵」と「月の印」の存在が、敵の知るところとなり、同志たちが次々に捕らえられる事態となっていた。また、その事態に陥った原因を巡り、しのぶとローが激しく対立し仲間割れ。そこへ現れたのが、トの康だった。やがて「丑三つ小僧」は捕まり、花魁・小紫の葬儀が行われる都で処刑されることに。その正体はトの康、実は光月家に仕えた白舞大名・霜月康イエで、その子がトコ。磔にされた康イエは、大群衆の前で「判じ絵」は自分のイタズラであり、光月家による仇討は、オロチの思い過ごしだと言い放ったのだった。 ***今巻のMVPは、何といっても霜月康イエでしょう。彼の命を懸けた大芝居により、光月家復讐計画は無に帰すことなく、再度仕切り直しができるという状況になりました。やはり、カギはビッグ・マムですね。
2019.08.14
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硝子が小学校の同級生で連絡を取りたいと言ったのは佐原みよこ。 将也は硝子と一緒に、みよこが通う太陽女子学園に出かける。 一度目は会えなかったものの、将也が一人で再チャレンジして見事に遭遇。 硝子も再会を果たし、永束を交え4人で楽しい時間を過ごす。 そして後日、硝子から会いたい人を聞かれた将也は、 昔のことを思い出し、声を荒げてしまう。 そんな時、将也は街角で植野直花に再会し、永束と共に彼女を猫カフェに訪ねる。 その後、将也に好意を寄せる直花は、執拗に将也に接触を試み始める。硝子から補聴器を奪い取る直花。直花から手渡された補聴器を、謝りながら硝子に返そうとする将也。その補聴器を再度奪い取り、現在の将也の交友関係をなじる直花。そして、硝子のせいで壊れた将也と自分の時間を取り戻したいと言う直花。 モジャ頭のデブといい 佐原といい 西宮といい さー 昔のあんたなら ぜってー つるまねーような 奴ばっかりだけどさ 無理して つるんで あげてんの? それって 友達ごっこ だよねそれから2週間後、将也が硝子に会いに橋へ行くと、そこにいたのは結弦とみよこだけ。結弦い促され、駅前のパン屋に行くと、そこに硝子がいた。手話でなく、自分の口から発せられる言葉で、将也に思いを伝えようとする硝子。それをうまく聞き取ることが出来ない将也。 ***今のところ、超嫌な奴キャラNo.1の植野直花ですが、彼女もやがて改心するのでしょうか……
2019.08.14
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5年ぶりに硝子に会った将也は、小学生時の「筆談用ノート」を手渡す。 そして、手話で語りかける。 あの時 お互いの こえが 聞こえていたら どんなに 良かったか 俺と お前 友達に… なれるか?硝子と共に、パン係として、橋の上から川を泳ぐ鯉に餌をやる将也。そこへ硝子を迎えに来た母親が現れ、「筆談用ノート」を川に投げ込む。それを取り戻そうとして、橋から川に落下する硝子。それを追って、川に飛び込む将也。 そのノート そんなに大事? 一度 諦めたけど あなたが拾ってくれたから硝子を車に乗せ、帰宅しようとする母親に、5年前のことを謝る将也。その頬を平手打ちし、立ち去る母親。そして、手話で「またね」と、将也に伝える硝子。再度、硝子に会いに行くべきか悩む将也。自転車を貸してくれと、他の生徒から迫られ困っている永束に、母親から借りた自転車を、その生徒に貸して助けた将也。しかし、その自転車が返ってくることはなかった。だが、田んぼに乗り捨てられていた自転車を、永束が見つけ出し、将也に届ける。一方、将也は、硝子に再度会いに行くが、見知らぬ少年に拒まれる。そして翌週、またしも拒まれかけたところに永束が登場して一悶着。その騒動で、将也が来たことに気づいた硝子は、将也を追いかけ再会。その様子を見守る少年と永束。後日、あの少年から、硝子と付き合っていると聞かされた将也。そして、あの橋から川に飛び込んだ瞬間の写真がネットで公開され、停学処分となった将也。あの少年は、硝子の妹・結弦で、幼少のころから姉を守り続けていたのだった。写真をネット公開したのは、結弦だった。そのことを知った硝子は怒り、結弦に謝るよう迫るが、結弦は家を飛び出してしまう。道端で倒れている結弦に遭遇した将也は、投稿の事実を知り、自宅に連れ帰る。そこへ、硝子の母親が、硝子が家に帰ってこないと訪ねてくる。将也は、結弦と共に硝子を探す。その最中、それぞれの硝子に対する思いをぶつけ合う将也と結弦。やがて、二人は硝子を発見する。そして、硝子の母親は将也に言った。 あのね あなたが どれだけ あがこうと 幸せだったはずの 硝子の小学生時代は 戻ってこないから後日、将也の家に訪ねてきた結弦が、投稿について謝罪する。そして、将也と永束は、硝子から結弦が妹だと知らされたのだった。 ***かつての行動を、ここまで悔い改めようとする人間が、あそこまでのことをしてしまうものなのか?これはフィクションだからこそ成り立つお話なのか?それとも、人間はここまで変わることが出来るものなのか?
2019.08.13
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以前、TVで映画作品を放映しているのをたまたま見かけ、 (このアニメーションを制作したのは京都アニメーションで、 主人公・石田将也の小学生時代の声を担当しているのは、松岡茉優さん) 見逃した冒頭部分を知りたくて、本著を購入しました。 ***6年前、小6だった石田将也は、所謂ガキ大将。島田や広瀬たちと、度胸試しに川に飛び込んだり、自分の靴を盗んだ隣の小学校の小学生に殴り込みに行ったりしていた。しかし、友人たちは、次第に将也から距離を置き始める。そんな将也のクラスに、西宮硝子という転校生がやって来た。聴力に障害を持つ彼女に、将也は様々な嫌がらせをしかけ、それは次第に、酷いいじめへとエスカレートしていった。しかし、周囲の友人だけでなく、担任教師までも、彼の行為を咎めることはなかった。ところが、ある日、その悪行三昧が白日の下にさらされる。すると、クラスの子どもたちはもちろん、担任教師も将也だけを糾弾する。以後、将也は周囲から様々ないじめを受け続けることになった。そしてある朝、将也は誰も来ていない教室で、机に書かれた落書きを消す硝子を見かけた。それから1か月後、硝子は転校していった。そして、将也は、硝子が落書きを消し続けていたのが自分の机だったことに気づく。中学生になった将也は、入学式の日に、小学生時の悪行を周囲に吹聴され孤立。それは、高3になった今でも変わっていなかった。将来に希望を失い、死を決意した将也は硝子に会いに行く。 ***将也の硝子に対するいじめは、胸が痛くなるほど残酷なものですが、将也に対する島田や広瀬、クラスメート、担任の行為は、それにさらに輪をかけてエグイものです。映画では無かったシーンで、これらも多少回収されると聞いているのですが……
2019.08.13
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麻子の父親は、指揮者の村上氏だった。 その村上氏から、麻子は『雪の女王』の話を聞かされる。 雪の女王が、カイ少年の目の中に落とした鏡の破片のために、 カイ少年は突然冷たい少年になってしまったというお話。 後日、季晋と一緒に村上氏指揮のコンサートに出かけた麻子は、 演奏終了後、ステージに駆け上がり、父の胸に飛び込む。 その村上氏は、昭和フィルの常任指揮者となることが正式決定。 そして、その昭和フィルが、今年から「毎コン」の受賞者発表会のバックを務める。父親の指揮でピアノを弾くことを夢見て、麻子は「毎コン」に参加することを決意。しかし、その指導をしてもらおうとしていた松苗が、堂園大学への転任が決定。転任前1か月限定のレッスンに焦る麻子に、松苗は最後に厳しい言葉を残し去っていく。さらに後日、麻子は自身の父と母、そして季晋の母の関係の真実を知ることになる。麻子は、腱鞘炎になっている季晋に、ピアノを休むよう懇願する。しかし、コンクールで麻子に勝つことしか頭にない季晋は、全く聞き入れない。さらに、指導者の変更によって、演奏に混乱が生じてしまった麻子だったが、一年前に出会った少年との再会で、その困難を乗り越える。そして迎えた「毎コン」一次予選。楽屋で出くわした季晋に、思いのたけをぶつけた麻子。さらに、祖母を助け自宅に来ていた季晋に、辛辣な言葉を投げかける。そんな麻子を母は諫め、そのままピアノを弾くことを許さなかった。翌日、母の公開レッスン会場に足を運んだ麻子は、そこでの母の言動に、母の人となりを改めて考えさせられることになる。そして、その母から、演奏後に季晋に渡すように言われた「季晋の母の日記」を、麻子は、友人に言われるまま、演奏会場入り口で、その友人に預けてしまう。結果、その日記は、演奏前に季晋の手元に届いてしまう。そのことについて、麻子を批難する季晋だったが、その最後のページに書き加えられた麻子の母親から季晋へのメッセージは、季晋の心に深くしみこみ、彼の演奏を別物に変えてしまったのだった。麻子は、二次予選通過ならず。そして、二次予選を通過した季晋は、本選を棄権した。 ***今巻になって、やっとピアノのお話っぽくなりました。でも、『のだめカンタービレ』や『ピアノの森』、『四月は君の嘘』等と比べると、その質感は全く異なるものでした。その理由は、今巻巻末の著者自身による「あとがき」を読めば、納得がいきます。それでも、この作品が切り開いた新境地の目新しさや、以後の数々の作品に与えた影響の大きさは、十分に感じ取ることが出来ました。
2019.08.13
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リヴァイがジークを搬送していた荷馬車が、何者かにより襲撃される。 ジークは両手と下半身を失うが、そこに現れた巨人の腹部に収められる。 そこへ通りかかった、フロックやハンジは、ジーク復活を目の当たりにするが、 リヴァイは…… 一方、イェレナは、ピクシス司令を捕らえ、シガンシナ区を完全掌握。 そして、拘束された身であるミカサやアルミンたちに、自分たちの真意を語る。 それは、「始祖の巨人」の保有者であるエレンと 「王家の血を引く巨人」の保有者であるジークが出会うことで、 壁の王が「始祖の巨人」を封じるために課した「不戦の契り」を打ち破り、 エルディア人を安楽死に至らせるという計画だった。その頃、エレンたちに拘束されていたガビのもとに、ピークが現れる。そして、マーレ軍の大空襲と共に「顎」「鎧」「車力」も出現、「始祖」に襲い掛かる。壮絶な戦いの最中、「獣」が到着し「始祖」に加勢。オニャンコポンの呼びかけに、アルミンたちもイェーガー派と共に戦う。そんな中、車力から放たれた一撃がジークに命中…… *** 悪魔なんていなかった… この島には… 人がいるだけ やっと… ライナーの気持ちがわかった… 私たちは… 見たわけでもない人たちを 全員 悪魔だと決めつけて 飛行船に… 乗り込んで… ずっと同じことを… ずっと同じことを 繰り返してる…今巻の全ては、ガビのこの言葉に集約されています。残念ながら、現実世界でも全く同じです。
2019.08.12
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麻子は定期演奏会のピアノ協奏曲伴奏者に抜擢されたものの、 松苗に厳しく叱責される日々が続き、遂に恭二と交代させられてしまう。 それでも、麻子は執拗に自分が演奏したいと、松苗に食い下がり続け、 最後は、恭二が松苗に、麻子の方が演奏者に相応しいと、自ら演奏を辞退する。 麻子は、季晋とまりあが見守る中、定期公演で見事に大役を果たす。 その会場で、季晋はまりあに、死んだ母親から角膜をもらい失明せずにすんだこと、 自分の母親と麻子の母親の確執、自身が背負ったものの根深さを打ち明ける。 そして後日、麻子の母のリサイタル会場で、まりあは麻子に、季晋からの伝言を伝える。 コンクールであなたと私が競って あなたが勝てば あなたと仲直りすると言うのさらに、季晋からの直接の働きかけもあり、麻子はコンクール出場の手続きをする。しかし、麻子はコンクールの予選日、文化祭前夜祭に参加していた。麻子のコンクール不出場を知り、前夜祭会場に乗り込んだ季晋だったが……麻子の弾き語りを見つめながら、季晋はまりあに語りかける。 去年のコンクールに出なかったのは 上邑とぶつかりたくなかった だから時期をずらしたね? おれも同じだ おれにも競いたくない人間がいる あなたならコンクールで そいつより上をいくと思った あなたがそいつをぬいてくれれば それだけで的をあなたにかえられる それが唯一の そいつとぶつからずに勝てる方法だと思った全日本学生音楽コンクール本選会(東日本)。麻子は、まりあを落ち着かせようと、恭二を会場に連れて行く。そこで、恭二は来春留学することを麻子に告げ、まりあもその事実を知る。帰りの電車の中、恭二はまりあへの本当の気持ちを、麻子に語るのだった。そして、恭二の旅立ちの日。またしても、麻子の策略で、まりあが空港に現れる。が、恭二の策略で、そこには季晋もいた。その帰り道、季晋は麻子に一流のピアニストを目指せと進言する。 ***そして、次の展開は、「麻子の父親は誰だ?」。それにしても、相変わらず「ピアノ」は添え物の域を出ていません。話の本筋は、麻子、季晋、恭二、まりあの恋愛模様に終始。麻子のキャラも、あまり好感が持てません……
2019.08.12
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木暮涼世、木暮桃子、木暮紀江、沢田恭子、山崎瞳、中村静子、堤昌子。 この7人の女性の視点から描かれる、13話から成る老親介護にまつわるお話。 全13話中4話でメインを務め、この作品の中核となる存在が、木暮桃子。 東京でイラストレーターをしていた彼女は、夫の浮気が発覚して離婚。 その後、同い年で同時期に離婚していた木暮隆行と知り合い53歳で再婚した。 東京から九州の鳩ノ巣に居を移し、すでに5年の月日を経ている。その桃子の姑が木暮涼世。83歳の彼女は、認知症を患った夫・木暮守の介護に疲れ切っていた。彼女の左目はほぼ視力がなく、さらに右目は緑内障と診断されている。これ以上ストレスで眼圧が下がると、失明の恐れがあった。そこで、涼世は夫をホームに入れることを決意。しかし、ムラ社会が残存するこの地では、本家や周囲の目がとても厳しい。その本家の妻が木暮紀江78歳で、3人の娘を育て上げ、それぞれ独り立ちさせてきた。ただ、38歳になる長男がまだ結婚しておらず、そのことに心を痛めている。木暮守のホーム入所を巡っては、長男の嫁である桃子への風当たりも相当厳しかった。そのことで相談に乗っているのが、美大時代の友人・沢田恭子。彼女自身も、フリーのイラストレーターをしながら子育てをし、現在は、長男の嫁として、認知症になった元小学校校長の舅の世話をしている。鳩ノ巣信用組合勤務・山崎瞳は、上司が桃子の夫・木暮守課長。39歳での高齢出産による産後ウツ症状が出ているうえ、認知症の姑との同居が決定。夫は家事に非協力的で、夫の姉妹は二人とも海外暮らし。育児と介護のため退職を考えるが、課長の勧めで介護休暇をとることになる。中村静子は、夫をすい臓がんで亡くし、一人娘はすでに独立して家を出ていた。舅は、4年前に脳梗塞で倒れ左半身に麻痺が残っているが、それ以来、妻が自分の金を使ってしまうという妄想にとりつかれている。そこで、舅は、嫁の静子に預金通帳を預け、再三その残額を確認するのだった。舅は、現在背骨を骨折して市民病院に入院しており、しばしば静子を呼び出していた。そして、その頃、木暮守も体調を崩して同病院に入院中。舅の世話をする木暮桃子と中村静子は、その家族控室で出会い、言葉を交わす仲に。やがて、静子は娘の進言で、死後離婚を決意するのだった。堤昌子は、付き添いの代行業を行っている。この度、市民病院に入院中の木暮守の世話をすることになった。 ***読む者に「介護」の現実を突きつける作品。登場するどのキャラクターにも共感できる部分があり、「正解なんてどこにもない」と思わずにはいられない。これまで人類が経験したことのない超難問だということを改めて思い知らされる。また逆に、木暮守の姿には、「生きる」ことの難しさ、大変さを感じずにはおれない。
2019.08.10
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『蜜蜂と遠雷』を読んだとき、 そのカスタマーレビューを見ていて、この作品の存在を知りました。 NHKの朝ドラ『半分、青い。』では、 秋風羽織先生の作品として登場していたようです。 ***ピアニスト・須江愛子と緒方華子は、かつてライバルとして競い合っていた。愛子の娘・麻子と花子の息子・季晋は幼馴染で、同じピアノ教室に通っていたが、季晋は中学校進学を機にドイツに留学してしまう。そして、その西ドイツで、母子は列車事故で死傷してしまったのだった。白河音楽学園に進学した麻子は、女子寮・ウグイス館でルームメイトで親友の末永依里らと共に、日々の学校生活を過ごしていた。そこへ、転入生・上邑恭二が現れ、麻子は淡い恋心を抱くようになる。彼は、堂園音楽学園で三羽ガラスと呼ばれていたピアニストだった。麻子は、音楽教師・松苗の厳しい指導に反抗的な態度をとっていたが、恭二の支えもあって、次第にその隠れた実力を発揮し始める。そして、週末コンサート出演を果たし、そこで見事な演奏を披露する。後日、堂園音楽学園三羽ガラスの残り二人、二階堂まりあと緒方季晋に出会うことに。しかし、久しぶりに再会した季晋は、麻子にそっけない態度をとる。そして、彼の口から、二人の母親の関係性について、その真相を聞かされる。さらに後日、麻子は、父親をめぐる二人の母親の関係にまで気づくことになる。そんな乱れた心の状態の中、定期公演のピアノ協奏曲伴奏者に抜擢されたのだった。 ***『別冊マーガレット』の1980年2月号から翌年7月号まで連載された作品。 まさに昭和の時代の少女漫画ですね。ピアノをめぐるお話のはずですが、今のところピアノは脇役。曲が聞こえてくるようなシーンは、1巻では見当たりませんでした。
2019.08.04
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副題は「薬剤師・毒島花織の名推理」。 第1話が「笑わない薬剤師の健康診断」、 第2話が「お節介な薬剤師の受診勧奨」、 第3話が「不安な薬剤師の処方解析」、 第4話が「怒れる薬剤師の疑義紹介」という4つのお話からなる本著ですが、 初出時のタイトルは、それぞれ異なっていました。『『このミステリーがすごい!』大賞作家書き下ろしBOOKvol.21』に掲載された「恋するホルマンと笑わない薬剤師」、『『このミステリーがすごい!』大賞作家書き下ろしBOOKvol.23』に掲載された「消えたステロイドとお節介な薬剤師」、そして、書き下ろしの「奇妙なクレーマーと笑わない薬剤師の秘密」と「俺様院長の理不尽な処方箋と笑わない薬剤師の過去」が、元々のタイトルです。メインキャラは、神楽坂のホテル・ミネルヴァのホテルマン・水尾爽太と、どうめき薬局の薬剤師・毒島花織。どうめき薬局は調剤薬局なので、『マンガでわかる薬剤師』と同じ舞台設定ですね。(『アンサングシンデレラ』の舞台は、総合病院の院内薬局です)毒島花織は、私がイメージする薬剤師らしい薬剤師。新井薫や葵みどりに比べると経験を積み、冷静沈着で知識も半端ないです。でも、試せる薬は自ら何でも口にするのは、葵みどりや『薬屋のひとりごと』の猫猫らと同じですね。
2019.08.04
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副題は「わが子を殺す親たち」。 「厚木市幼児餓死白骨化事件」と「下田市嬰児連続殺害事件」、 「足立区ウサギ用ケージ監禁虐待死事件」の3つのケースについて記したもの。 著者が自らの足を使って収集した情報を駆使し、事件の真相に迫る。 ***2014年5月、その日13歳の誕生日を迎えるはずだった幼児の遺体が発見された。場所は神奈川県厚木市のゴミであふれかえったアパートの一室で、近隣の住民にも、行政の職員にも気づかれぬまま、遺体は7年もの間放置されていた。逮捕されたのは、男児と二人暮らしをしていたトラック運転手の父親だった。2014年10月、死亡時期の異なる乳児2人の遺体が発見された。場所は静岡県下田市の住宅で、天井裏にあった発泡スチロールの箱の中と、押し入れにあった衣装ケースの中に遺体はあった。逮捕されたのは、母子家庭で3人の子供を抱え、2度の中絶をしていた母親だった。2014年6月、3歳の幼児の遺体が発見された。逮捕されたのは、東京都足立区に暮らす夫婦で、3歳の次男をウサギ用ケージに監禁して殺害、他の子供たち伴って森に行き遺体を埋めた。翌日、夫婦は家族でTDLへ遊びに行き、約1週間後に6番目の子供を出産していた。 ***俄かには信じ難い発想や理由から、自らの子供を死に追いやった親たち。しかし、そこには彼ら、彼女らなりの理由があり事情があった。そこに見え隠れするのは、彼ら彼女らの成育歴。それでも、彼ら彼女らのしたことは、決して許されるものではない。
2019.08.04
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