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養蜂の関する書類が返信用封筒とともに届きました。差出人は下記。趣味で蜜蜂を飼育していますが、蜜蜂は家畜の一種とされているのです。趣味の養蜂については、届け出義務はないのですが、1,蜜源の競合を防ぐため2,家畜伝染予防法に基づく家畜保健衛生所による、ふそ病検査の必要性がある 為に『みつばち飼育届』の届け出を求められているのです。次の事項を毎年1月31日までに知事へ届けることが必要なのです。 1 氏名及び住所 2 ほう群数 3 飼育の場所及びその期間
2010.12.23
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今年も我が養蜂場にオオスズメバチが来襲しています。そして今年のオオスズメバチの働き蜂は去年より大きいのです。この暑さで今年は大きくなったのでしょうか・・・。オオスズメバチがこの季節に幼虫に与えられる餌は、コガネムシやカミキリムシといった大型の甲虫類、あるいはスズメガなどの大型のイモムシ等とのこと。しかしこれらの大型昆虫が減少し、また大量の雄蜂と新女王蜂を養育しなければならないこの秋口には攻撃性が非常に高まり、オオスズメバチは集団で我がセイヨウミツバチいった巨大なコロニーを形成する社会性の蜂の巣を襲撃することで需要を満たすのです。これらの巣の働き蜂を全滅させるために働き蜂の筋肉に富む胸部に一気に噛みつき、これを肉団子にして巣に持ち帰るのです。昨日も巣門の前に多くの働き蜂の死骸が積み重なっていました。きっとオオスズメバチの集団攻撃を受けたに違いないのです。昨日はこれを防止するため、ホームセンターから16mm目のネットを購入しこれを巣に被いオオスズメバチの襲来対策としました。これで巣門入り口ののオオスズメトラップとの2重の安全装置となったのですが効果は如何に。 やや時期が遅れましたが、これで多少でも我が西洋ミツバチの命を守ることが出来ればと思って敷設したのです。更にミツバチの巣箱のオオスズメバチ対策として、インターネットでねずみ捕獲用の粘着シート『ねずみタイホ』を今年も購入しました。このシートは本を開くように開くとその内側両面に強力な粘着剤が貼り付けてあるのです。昨日もオオスズメバチが巣箱の廻りを探っていましたので、これを長柄の虫取り網で捕獲し踏みつぶしました。セイヨウミツバチに対しては恐怖感はほぼ無くなっていますが、さすがにオオスズメバチに対しては恐怖感があり超緊張するのです。捕獲したスズメバチを2匹、粘着シートに貼り付けて囮としたのです。貼り付けられたスズメバチはニオイで仲間を呼ぶので更にこの粘着シートに捕獲できるのだというのです。なるほど先日はオオスズメバチを捕獲し踏みつぶした後に立てかけて置いた虫網の踏みつぶした場所に新たなオオスズメバチが留まったのです。やはり捕獲され踏みつぶされた瞬間に敵対分泌液を噴出しこれが網の繊維に付着しここに次のオオスズメバチがこの分泌液に誘われた事が確認出来たのです。流石にこの虫網の柄を束みに行く勇気はなく、もう1本の虫網でこのオオスズメバチを捕殺したのでした。自宅に工具を取りに戻り、約5分後に養蜂場に戻ったところ新たなオオスズメバチが粘着シートの上でもがき苦しんでいたのです。効果抜群なのですが、こんなに早く捕まえることが出来たことを喜んでいいのか複雑な心境なのでした。もがき苦しめば苦しむほど粘着剤が体に巻き付き動けなくなっていくのです。一番安心なのはオオスズメバチが来襲しないことですが、これは無理ですのでなんとか昨日SETした細め網と粘着シートで我がセイヨウミツバチを守りたいと思っている『素人養蜂家』なのです。
2010.10.12
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土曜日の我がミツバチの内検時、そして昨日の農作業時にオオスズメバチがミツバチを狙いに我が農園を訪れています。オオスズメバチはスズメバチ類の中で最も大型のハチ(世界最大)で、体長は女王バチが40~45mm、働きバチが27~40mm、オスバチが35~40mm。日本の北海道から九州に分布しており、コガネムシやカミキリムシといった大型の甲虫類、あるいはスズメガなどの大型のイモムシ等を捕らえるほか、これらの大型昆虫が減少し、また大量の雄蜂と新女王蜂を養育しなければならないこの時期には攻撃性が非常に高まり、スズメバチ類としては例外的に、集団でミツバチやキイロスズメバチといった巨大なコロニーを形成する蜂の巣を襲撃し、反撃するその成虫を根絶やしにした後、それらの巣から幼虫やさなぎを自分たちの幼虫の餌として搬出するという行動をとるのです。第4群の巣箱の廻りには我がミツバチの働き蜂の死骸が。群れ全体の1割くらいがやられたかもしれません。巣門入り口に設置してある捕獲機(トラップ)には4匹ほど捕獲されており1匹は未だ動いていました。最初、1匹のオオスズメバチが偵察に来るのです。そのオオスズメバチが捕獲器に入ればOKあるいは、十数匹の働き蜂が攻撃して、背中に乗って毒針を差し込めば蜜蜂の勝ち然し、失敗して、偵察のスズメバチを帰らせてしまうと、次には数十匹のスズメバチが来襲するのです。こうなると、もう数万匹の蜜蜂の群れは全滅の危機となるのです。オオスズメバチは巣近くでホーバリングし働き蜂たちを次々にかみ殺していくのです。(スズメバチと闘うのは働き蜂、、身体の大きな雄蜂は巣箱の中から出てこないのです)これは、我が西洋ミツバチの場合ですが、日本蜜蜂は、最初の偵察に来たスズメバチを数百匹でボールのように包み込んで、熱で殺してしまう術を持っているのです。しかし、数十匹で来襲されると、西洋ミツバチ同様もう全滅の危機となるのです。そして蜜蜂を噛み殺した後は、肉団子にして巣に持ち帰るのです。 オオスズメバチは獰猛で、襲われ刺されると命にも関わる猛毒を持っているのです。その為、防護には万全を期さなければなりません。もちろん長ズボンに長靴、長袖の上に網ジャンパーを着て、厚手のゴム手袋、フードを被りその上に面布という完全防備で、当然肌の露出面はなし。西洋ミツバチ巣に近づくオオスズメバチを1.5m程の柄のついた虫取り網で捕まえたのです。勿論 超緊張の一瞬なのです。捕まえたら、そのまま網を長靴で踏み、オオスズメバチを踏み殺すのです。土曜日には4匹、そして昨日は3匹、合計7匹を捕殺。頭:オレンジ色、胸部:黒色 腹部:オレンジと黒の縞模様と危険色の塊です。腹部のみの死体でも触ると反応して刺してくるため、絶対捕獲直後には触ってはいけないのです。しかしながら捕獲し損なうと、攻撃性が高まりますので積極的には捕獲することはやめた方が良いと考えている『素人養蜂家』なのですが・・・・・・・・。
2010.09.27
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先日、養蜂の師匠が2回目のハチミツ絞りを行ったとブログに掲載されていましたので私も急遽、妻の援軍を頼み挑戦してみました。真っ白に蜜蓋で被われた巣枠。重さもズッシリ。妻が熱湯で加温した包丁で巣蓋を切り取ってくれました。これまでに何回か経験し腕も上達しています。採取したハチミツです。この春に採取したハチミツと比べて色がかなり濃いことが解ります。季節によりこの様な色の違いがあるとは感激であり驚きでした。妻は春のものの方が味がまろやかであると、私には余りよく解りませんが。
2010.09.08
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一昨日、ミツバチの内検を行いました。この時期の内検は長袖着用で暑さとの戦いなのですが我がミツバチ達も懸命にこの暑さと戦っているのです。NJ4群の状況です。相変わらず女王蜂が懸命に産卵を続けてくれています。ほぼ巣脾全体にわたり巣蓋で被われています。1週間後には新働き蜂が順次誕生するはずです。NJ2群も同様に元気に産卵を継続中です。こちらには王台が準備されていました。中を下から覗いてみましたが未だ産卵前のようなので人工分蜂様に残しておきました。巣箱の上面の状況です。一番元気のないNJ3群の巣箱の底の状態です。かなりの巣滓が溜まっていましたので巣底全体の清掃を行いました。そしてスムシの幼虫の発生を確認しました。巣への侵入は確認できませんでしたが、今後も状況を細かく観察し対処しなければなりません。今週末には蜂友も応援に来てくれそうですので、全巣箱の清掃を行いたいと考えている『素人養蜂家』なのです。
2010.08.17
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昨日8月3日は『はちみつの日』。はちみつの日は、1985(昭和60)年、日本養蜂はちみつ協会と全日本はちみつ協同組合が、「8(はち)3(みつ)」という語呂合わせから、この日を記念日と制定したのです。はちみつは、日本では平安時代に宮中への献上品に使われるほど、貴重品とされていました。江戸時代には、家康の孫娘 千姫が、絹などとともに、はちみつ数百貫を持って嫁いだと伝えられています。蜜蜂のひとつの巣は、大家族。たった一匹の女王蜂と2千~3千匹のオス蜂と5万~6万匹の働き蜂が集まっているのです。はちみつは、アカシアやレンゲ、オレンジやクローバーなどの花畑を元気に飛び交う蜂たちがもたらしてくれる自然の恵みなのです。と言うことで、先週末に我がセイヨウ蜜蜂の内検を行いました。この時期の内検の目的は下記の如く。・女王蜂の有無、元気に動き回っているか。・女王蜂は卵を産んでいるか。・王台の有無。王台が出来て、女王蜂が出た場合、古い女王蜂は分蜂(家出)してしまう。・蛹、幼虫に異常はないか。・働き蜂に異常はないか(ダニ、病気など)。動きは活発か。・巣や底に蛾の幼虫はいないか。巣にスムシがいると、数センチのトンネルを作っています。 昨年はこれにやられてしまいました。・余分な部分に巣(ムダ巣)を作っていないか。・巣礎に巣を盛っているか。・蜜や花粉の量は。・底や枠の下部のごみの有無。ごみがあれば取り除きます。また、ダニ(赤茶色の 1mm程度のもの)がないかチェック。・巣門前の死骸やごみを見て、異常な死に方をした蜂(羽が縮れていたり、蛹なの に引きずり出されている、白いチョークのようなものなどがいないかチェック。この時期の『素人養蜂家』の内検は、働きバチのご機嫌を損ねて刺されぬよう、長袖、ビ-メッシュ、防止付き面布等を着用するため、暑さとの戦いの時間なのです。今回の内検では、NJ2群に大きなムダ巣が出来ていました。1週間の間にこれだけの大きさのムダ巣を作ったのです。ムダ巣とは、巣枠の外や隙間につくる巣のことです。これができるということは、ミツバチが元気で余力があるということなのですが。女王蜂は元気に動き回っていました。春からこの夏、花がたくさん咲き、家族が増える季節になると、巣箱の中の巣枠の外側やちょっとしたすき間にも、どんどん新しい巣を作るのです。放っておくと、巣箱に巣板がくっ付いてしまい、作業がしづらくなるので、内検時に見つけるたびに取り除かなければならないのです。また、巣穴にたくさんの蜜がたくわえられると、ミツバチは保存のために、ろうで巣穴にふたをします。ハチミツ収穫の時は、その「蜜ぶた」もナイフで切り取るのです。それら養蜂で仕方なく採れてしまう巣を収穫・精製したものが「蜜ろう」なのです。「蜜ろう」と呼ばれるこのろうを分泌するためには、10倍の量のハチミツを食べなければならないとのこと。一匹のミツバチが、生涯で集められるハチミツの量は小さなスプーン1杯分ですから、一本の蜜ろうそくには、数えきれないミツバチ達の労力がかかっているのです。NJ4群にもムダ巣がありました。こちらは楕円形のものを巣室の上に作っていました。 内検中に黄色スズメバチがやって来ました。黄色スズメバチはミツバチを一匹捕まえて持ち帰りますが、オオスズメバチはミツバチを次から次にかみ殺してしまいます。1日でミツバチの死骸の山ができてしまうこともあるのです。そこで、7月からスズメバチ捕獲器を巣門の前に設置したのです。既に数匹のスズメバチが捕獲されているのです。
2010.08.04
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今年も我が養蜂場所のオオスズメバチ対策を先日行いました。ミツバチには、スズメバチ、トンボ、スムシ、カマキリ、ムカデ、アリ・・・など数多くの外敵がいます。中でも壊滅的な被害をもたらすのはスズメバチで、特にオオスズメバチは大切に飼育してきた我が蜂群を数時間で全滅させてしまうこともあるのです。そしてオオスズメバチが「日本で最も危険な野生生物」とさえいわれるのは、毎年何人もの人が、このハチに刺されて死亡しているからです。スズメバチの仲間は人間の生活域内またはそのすぐ近くに生息しているため、普通の人が被害に合う確立が高いのです。最も恐れられている毒蛇ハブや、実態以上に怖がられているクマよりも、危険性は上かもしれません。今年も、オオスズメバチが好む誘引液(グレープジュース、酒、酢、を10:2:2に混ぜた液)を作るためコンビニで材料を購入しました。昨年作成した、1.5リットル入りペットボトル上部の4ヵ所に2cm程の切り込みを入れ、中へ押し込んだものです。2種類のトラップに誘引液を200mlほどを入れました。巣箱近くの木に縛り付けぶら下げました。この誘引液を巣箱の近くに設置しても我がセイヨウミツバチが誘い込まれる心配はまったくないのです。一番効果的な予防策は、 4-6月の女王蜂が単独で巣作りをしている時期に退治してしまうことなのですが・・・・・・・・・・・・・。併せてオオスズメバチ捕獲トラップも巣箱の入り口部に設置しました。下の方から巣箱に侵入しようとするオオスズメバチは、この装置に誘導されてしまい、出られなくなってしまう仕掛けです。会社近くのカメラ屋の店頭に『電撃ラケット』が安い値段で売っていたので、これも購入しました。1000V程の高電圧を蜂やハエに当てると、動けなくなるとのこと。当て方によっては動けなくなる時間があるだけで直ぐに動き出すようですが、確実に接触させると100%死ぬとパンフレットに。しかしこの枝の長さでオオスズメバチに挑戦するのは極めて危険ですので園芸用支柱の先端にくくりつけて準備しておきたいと考えていますがあまり使いたくないのが本音なのです。いずれにしろ、一度アシナガバチ等で試してみたいと考えている『素人養蜂家』なのです。
2010.07.15
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先週末も我がミツバチの単独内検を行いました。NJ4群の巣枠の状況です。産卵が盛んに行われ、蛹蓋が巣枠全面を被っています。NJ4群の女王蜂です。体も大きく元気に動き回っていました。巣枠にムダ巣を作っている群もありました。ムダ巣はにミツバチの活動が活発である証拠であり、花がつぎつぎに咲いて生活条件も良いという証拠。しかし可哀想ですが除去を行いました。ムダ巣はほとんどの場合、雄蜂用の巣房になっているのです。他の群も蛹蓋で被われていました。こちらも順調に産卵中です。こちらの女王蜂もすばしっこく動き回っていました。内検中に、我が同僚が兄弟と姪御さんを連れて野菜収穫のために来園されました。ジャガイモ、トウモロコシ、枝豆、トマト等を収穫されました。残り少ない苺を見つけている同僚と姪御さんです。自宅の横の農園で収穫したトマトを囓る姪御さ二人。美味しいと言って食べていただきました。農園主としてはその言葉がうれしいのでした。次回はスイカの収穫時にご来園下さい。お待ちしています。
2010.07.13
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先日、今年初めてのハチミツ採取を行いました。 蜂友のEさんが超多忙ということで参加できないため、我が息子と娘夫婦の応援を要請しました。蜜蓋で被われ、ハチミツの詰まった巣枠です。大自然からの贈り物『JINさんの百花蜜』は、我がミツバチたちの勤勉さによって作られるのです。1匹の我がミツバチが一生のうちに集められるハチミツの量はわずかスプーン一杯。ミツバチは様々な花から蜜を一生懸命に集めてきてくれるのです。巣に戻ったミツバチは、体内の酵素を加えて蜜の成分をショ糖から果糖へと変化させ、羽を振るわせて濃縮し糖度がおよそ80度近くになると蜜ろうで蓋(蜜蓋)をして貯蔵します。これが本来の味わい豊かな「完熟はちみつ」と呼ばれる本物のハチミツなのです。自然のままのハチミツには、花粉などの様々な栄養素も含まれているのです。 妻が熱湯に浸けて温度を上げた包丁で蜜蓋を切り取ってくれました。昨年はきれいに切れずに巣を崩しがちでしたが、流石に今年は徐々に慣れてスピードもあがり薄く綺麗に切ってくれたのでした。蜜蓋を切るとハチミツが溢れ出てきました。遠心分離機は、ドラム缶の真ん中に回転する枠あり、そこに巣をセットして回すと遠心力がかかり、液体のハチミツがどんどん内側の壁に飛んでいくという仕組みなのです。人類は最初のころ、採密の際、一回ずつ巣を壊してハチミツを取っていたとのことですが、このやり方だと西洋ミツバチの巣を壊さずに採蜜できるのです。遠心分離の威力は強力です。中国製のプラスチック分離機ですが、この中で巣がブンブン回ると、あっというまに巣からハチミツが消えるのです。すると、分離器の容器の壁を伝って茶色のハチミツが底に貯まっていくのです。作業をしているとハチミツの甘~~い匂いに包まれて行くのでした。『私にもやらせて!!』の娘の声も。タンク下部のコックを開けるとハチミツがトロトロと流れ出してくるのです。昨年に比べてやや色が薄いような気がしました。蜜の種類が異なるのでしょうか?それを鍋に貯め込みました。貯めるとかなり濃いことが判明。妻が今年もパンを焼き、採りたてのハチミツを味わったのでした。そして妻が瓶詰めとパッケージをしてくれました。インターネットで瓶と蓋を今年も購入したのでした。今年の瓶の蓋は特注?春の天候不順と日照不足により、収量は昨年に比べて少なかったですが、家族全員で久しぶりの共同作業を楽しんだのでした。そして娘は会社の同僚からの予約があると、私がミツバチから中間搾取?した大量の蜂蜜を、再び中間搾取して持ち帰っていったのでした(笑)。
2010.07.12
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趣味の養蜂を初めて1年強になりますが、開始と共に養蜂場(趣味の農園)の角に 蜜源植物を数種類植えつけました。この1年でそれぞれの蜜源植物は大きく成長し葉を茂らせています。それぞれの末尾に、この1年出張先や自宅の付近で撮影したその花の写真も掲載しました。最初に『ニセアカシア』ニセアカシアは北アメリカ原産の樹木で、日本には明治の始めに導入されました。成長が大変早く花も美しいので、公園や街路樹によく植えられるほか、荒廃した山地や砂丘の緑化によくつかわれています。これはマメ科の植物の根には根粒バクテリアが共生していて、肥料分のまったく無い、やせた土地でもよく成育できるからです。アカシアの花の蜂蜜はレンゲの花の蜂蜜に続いて日本では人気が高く、ハチミツの女王とも呼ばれているのです。しかし、一般的にアカシアの蜂蜜として売られているものは、殆どはニセアカシアの蜂蜜とのことです。頭にニセが付くと、なにかアカシアより劣った蜜であるように感じますが、実はそんなことはありません。コレこそが日本で好まれてきたハチミツの女王なのです。本物の100%蜂蜜の困った?特徴の1つが、低温になると固ってしまうことですが、アカシアは果糖が多いため、固まりにくいのです。この花の蜜は極上で、ふつうの蜂蜜の数倍の値段になるそうです。日本に持ち込まれたころはアカシアと呼んでいましたが、その後、本当のアカシアの仲間が導入されるようになり、区別をはっきりさせるため、種名を日本語になおして、ニセアカシアと呼ぶようになったようです。「ニセ」という語をきらい、托葉の変化したトゲが目立つという特徴をとって、ハリエンジュという名もついていますが、ニセアカシアのほうが通りがいいようです。そしてニセアカシアの花は白い房状で、白フジに似ています。1年で大きく成長しライムグリーンの葉が美しく輝いています。来年は蜜のたっぷり入った白い花を付けてくれるのではと期待しています。先日青森へ出張した折、現場に咲いていた花の写真です。次に『ウワズミザクラ(上溝桜)』6月上~中旬にかけて咲く花は、いわゆる「さくらの花」というイメージではなく、小さな花びらが集まり、ブラシ状の稲穂のように咲きます。花色は白と決して派手ではないのですが、樹幹いっぱいに広がる姿は見事なのです。また秋になり、赤から黒色に熟していく果実は、とても印象的で、英名が示すJapanese Bird Cherry の通り、野鳥が好んで食べるので、この木の周りにはたくさんの幼苗が生えてくるとのことです。この花が咲き始めるとあたり一面、爽やかな良い蜜の香りに包まれるとのこと。ウワズミザクラの開花期は、巣箱からもこの花の香りがするとのブログの書き込みもあるのです。この花も2年目の来年は花を付け、我が西洋蜜蜂たちが戯れてくれる事を期待しているのです。そして『ビービーツリー』ビービーツリー、そのものずばりの名前。開花時期には多くのミツバチがこの花を訪れ『ビービー』と音が聞こえてくる事から、名付けられたとも聞いていますがどうなのでしょうか。 ビービーツリーは元々中国原産の木で花の少ない夏場に大量の蜜を出すとのことで、採蜜目的と言うよりはミツバチの育成を目的に植えたのです。幹の高さも2mを超える程に成長していますが来年には花を付けてくれるのでしょうか。次に『ミモザアカシア』黄色の花が房状に咲き、木全体が黄色くなる姿が美しいのです。春先に黄色い花を満開につけるので、遠くからでも非常に美しく、よく目立つ花木です。切花やドライフラワーにも利用されます。小さく風に揺れる葉の色は白粉を浴びたような青緑色をしています。先日もブログに書きましたが、ミツバチは黄色の花によく集まるといいますが、植物の世界で黄色の花は多いのです。また、花びらの色は違っても、蜜のある花芯はたいがい黄色。黄色の花が多いからミツバチが黄色に誘われていくようになったのか、ミツバチが好きだから花は黄色くなったのか、どっちの理由が先なのでしょうか?昆虫は見える色の幅が少なく、人間が見ている色とは違う色を感じているそうだ。その代わり紫外線をとらえることができるという。蜜のありかを知っているのは、この紫外線が見えるからなのでしょう。最後に『シナノキ』シナノキは北海道・本州・九州に分布する落葉高木。樹高10m前後のものが多いようですが、大きく成長して高木になり、20mを越すものもあるとのことです。シナノキは菩提樹と似た種類で、シナノキの蜂蜜はロシア・ドイツなどではレンゲ、アカシアより上位にランク付けされる初夏の香りのする高級蜂蜜とのことです。今の長野県は昔「信濃の国」と呼ばれましたが、信濃の語源はシナノキから。更に遡るとシナノキはアイヌ語が語源と言われています。長野県や北日本の寒冷地に多い木で、ロシア沿海州にも類似するシナノキがたくさんあるとのことです。シナノキは菩提樹と似た種類で、シナノキ蜂蜜はロシア・ドイツなどではレンゲ、アカシアより上位にランク付けされる初夏の香りのする高級蜂蜜です。今の長野県は昔「信濃の国」と呼ばれましたが、信濃の語源はシナノキから来ています。更に遡るとシナノキはアイヌ語が語源と言われています。長野県や北日本の寒冷地に多い木で、ロシア沿海州にも類似するシナノキがたくさんあるとのことです。我が趣味の野菜農園も蜜源植物がそれぞれの角や堺に植えられており、今は緑の葉を楽しませてくれています。そして3年目の来年こそ、この蜜源植物のいずれかが、甘い花を開かせミツバチ達がその花に戯れることを楽しみにしている『素人養蜂家』なのです。
2010.06.19
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先週末も我が西洋ミツバチの単独内検を行いました。前週に王台を残しておいたNJ2群から内検実施、まず王台を残しておいた巣枠を引き上げて見ました。王台の底が既に破られていました。新女王が既に誕生していることを確信し、巣枠を1枚1枚引き上げて新王を探していきました。そして漸く新王と対面することが出来ました。写真中央上にいるのが新王。NJ3群も女王が元気に動き回っているのを確認できました。マーカーの赤が僅かに残っているので確認が容易なのです。その後、NJ4群の内検。NJ4群は女王の産卵が盛んに行われていることが確認できました。巣枠全面に蛹蓋で被われた巣枠もありました。女王のロイヤルコート状態も確認できました。ロイヤルコートとは常に7~8匹の働き蜂が放射状に女王蜂を取り囲んでいる状態。エスコート役の働き蜂は特定の蜂がどこまでも付いていく訳ではないのです。女王蜂の行く先々でメンバーは入れ替わるのです。つまり、女王の通り道のそばにいた蜂はこのような形にみんな女王蜂の方に向きを変えるのが判るのです。どんな意味があるのかは定かではありませんが、護っているようにも見えますし、敬意を表しているようにも、また、女王のフェロモンを受け入れようとしているのでしょうか、はたまた、女王を監視しているようにも見えますし、本当のことは我がミツバチに聞かなければ判らないのですが・・・。そして最後にNJ1群、この群は3段済みですが産卵が留まっています。女王蜂は元気ですがやや気になります。新女王への交代時期なのかも知れません。来週の内検で判断したいと思っています。この内検中に、なんと早くもオオスズメバチの飛行を確認しました。慌てて自宅に戻り捕獲器を巣門に設置しました。これからは、分蜂、ダニ、スムシ、オオスズメバチと注意しなければならないことが増えてきたことを実感している『素人養蜂家』なのです。
2010.06.15
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昨日のブログでミツバチの「黄色と黒の縞模様」について書き込んだが、もう一つ『ミツバチの色覚』について学んだことを「備忘録」として書き込んでおきたい。ミツバチの色覚についてはノーベル医学・生理学賞を受賞したフォン・フリッシュ氏の実験などにより、ある程度その色覚能力が解明されているのだ。インターネット情報によると【ミツバチは波長が300ナノメートルから650ナノメートルの間の光を認識できるという。300から400の間は紫外線領域なので人間には見えないがハチには見えることになり、一方650から800は人間には赤と認識できる領域であるがハチには逆に認識できないということになる。さらにミツバチは400から480ナノメートルの間の人間では青からスミレに見える範囲、480から500ナノメートルの間にある青緑の光の色、500から650ナノメートルの間の人間では緑、黄、オレンジの範囲について、下図にあるように単に青、青緑、黄色と三つの色彩しか感じない。すなわち、細かく色を区別することができないのだ。現在のミツバチはハチ目のなかで最も新しい類に属し、ここまでくる前にハバチ、ヤドリバチ、カリバチ、ハナバチという進化をへて、その間色覚の面で大きな変化を経験してきた。カリバチまでのハチはシダ類や木の葉そして同じ昆虫の死ガイなど何でも食べ、甲虫とちがうのはより器用に飛べるようになったことであった。ところが一億年ほど前、突然花が現れたのだ。花は花びらとオシベ、メシベを最も目立ち、見やすい黄色で飾った。今までの胞子による種の保存からオスメス交配の種子による種の保存へと、花は大変革を始めたのだ。ところが、ハチは当初黄色い色を知らなかった。ハチの棲んでいた環境はほとんど青緑一色で、地面の赤と空の青はほとんど目に入らず、黄色い花はただ少し明るい緑に見えた。そこで花はハチを受粉に利用しようと考え、花粉に高い栄養価をもたせ、さらに花弁の奥にあまい密をほどこしたのだ。いままで木の葉と死骸ばかりを食べていたハチは生活の糧を花へと移した。それがハナバチ。ハナバチは黄色い花と長い間生活しているうちに、いつしか黄色を新しい色彩として認識するようになった。ただ、花のオレンジ色とか黄緑とか、微妙な色の区別は難しく、同じ色と判断した。そして、ハナバチのなかから、密だけを求めて集団を組む種が現れ、それが今のミツバチとなったのだ。このころすでに地上には四季が訪れるようになり、野には種子をもった草花が徐々にその勢力を拡大し、恐竜時代とまったくちがう花と緑の世界が広がりつつあった。ミツバチはせっせと密を巣に運んだ。ミツバチの見える世界はエサのありかを示す黄色と、草の葉の青緑と、空の青だけであった。そしてハナバチの多くはその後も進化を続け、青より若干波長の短い紫も認識できるようになった。】のだと。このように自然はわれわれ人に見える世界だけではなく、見えない世界でも植物や動物はさまざまな工夫をこらして生存競争をしていることを、『ミツバチの色覚能力』から今日もまた一つ学んだ『素人養蜂家』なのである。
2010.06.09
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今年は2010年 私も年男の寅年である。 寅と同じく、ヒトの世界でも「黄色と黒の縞模様」は注意標識。「黄色と黒の縞模様」のポールやテープで標識してあると、そこは「危ないから近づいてはいけません」ということ。道路標識の予告案内『踏切あり』、『学校あり』や『落石注意』など、注意を促す所では「黄色と黒」の組み合わせがよく見られるのである。黄色だけでも十分に目立つのだが、黒と組み合わせるのには意味がある。黄色やオレンジは進出色と呼ばれる色。こちらに飛び出したように感じる色。対して黒は後退色、収縮色と呼ばれる色。他の色より向こう側にあるように感じる色である。黄色と黒という組み合わせは前後の差が大きく黄色をより強く認識させることが出来るのである。 昆虫を含む動物の世界でも通用する法則なのであろうか?そういえば、スズメバチやトラやライオン、ジョロウグモ、危険な動物は「黄色と黒の縞模様」。なにか、進化の法則が・・・。同じ黄色と黒の組み合わせの我が愛する「ミツバチ」。スズメバチに代表される多くのハチが黄色と黒の縞模様で,非常によく目立つ色をしているのはなぜだろうか?体の小さな昆虫が鳥などの敵(捕食者)から身を守る方法は2つあるのだ.一つは周囲の風景に溶け込んで目立たなくして敵を欺く方法。たとえばアゲハの幼虫は,小さいときは鳥の糞そっくりの色をしていて鳥からの捕食を免れているが,大きくなると今度は葉と同じ緑色に体の色を変えて見つかりにくくし,捕食を免れるのだ。もう一つの方法はハチなどの危険な虫に色や形を似せて敵を欺く方法。スズメバチやアシナガバチは,警告色といって黄色と黒の目立つ色で自分が危険な虫であることを強調して敵である捕食者から身を守る。つまり、いちどオオスズメバチを食べようとして痛い目にあった鳥はその後、オオスズメバチのみならず、キイロスズメバチやミツバチなど似通ったハチまで避けることになり、全体としての犠牲が少なくてすむ、という理屈である。スズメバチやアシナガバチ、ミツバチなどが,種類は違っても皆同じような色彩をしているのはこのためなのである。弱いものが強いもののふりをして身を守るのは判るが、もともと強い者同士がお互い擬態しあいながら種の保存を保っているのであるこのように毒のあるもの同士が似た形や色彩をしていることを"ミューラー型の擬態"と言うとのこと。自然界の黄色と黒、そして人間が考えた黄色と黒の組み合わせは、共通した『危険な色』であること、そして地球上の生物の間での暗黙のルールのもとで、不思議な進化の神秘があることを実感しているのである。
2010.06.08
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早朝から単独にて内検を行いました。先週は週末佐倉に出かけましたので、蜂友のEさんに内検をお願いしましたので2週間ぶりの内検です。NJ4群の女王蜂です。体も大きく産卵も行われていました。NJ3群の女王蜂です。先週は確認できませんでしたが、新たに誕生したのかと思っていましたが自宅に帰り写真を見ると僅かに羽に赤いマニュキア痕がありますので元の女王のようです。NJ2群は群勢は大きいですが、この日の内検では女王蜂は確認できませんでした。蛹蓋はかなりありますので、最近までは産卵していたことは事実ですが見つかりませんでした。その為かこの群には多くの王台が出来ていました。この中で新女王蜂が育っているのです。無王群に成った可能性もありますので2個の王台を残しておきました。明朝再度この群の内検を行おうと思っています。 NJ1群は群勢は協力ですが女王蜂の産卵が弱いようです。女王も活発に動いていますが、体もやや小さいような気がします。しばらく様子を見て産卵が進まないようでしたら『世代交代』に挑戦したいと思っています。本日除去した王台です。分蜂の季節ですのでこの王台の取扱に注意をしなければ成りません。
2010.06.05
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昨日は蜂友のEさんが別の私用のため参加できないと言うことで単独内検となりました。 金曜日の朝、師匠のYさんから、通勤路の街路樹にミツバチが分蜂し蜂球を作っているとメールをいただきました。そして蜂球の場所が、木の上の方なため、西洋ミツバチか日本ミツバチか不明とのこと。我が養蜂場から直線距離にして300m程度の場所。もしや我がミツバチの分蜂かと半分覚悟し内検を行ったのでした。NJ1群は群勢は極めて大きかったのですが、2週間前から無王群になってしまったのでした。そして先週に同じく師匠のYさんから、変成王台を作らせるために女王のいるNJ2群から産卵直後の卵がある巣枠を1枚NJ1群に移動せよとのご指導を頂きこれを実施したのでした。女王蜂が居なくなった無王群が作る王台(女王蜂を育てる特別な巣房)を変成王台と呼ぶのです。そして今朝の内検で、移動した巣枠に変成王台が3個出来つつあることを発見したのでした。1個を壊し2個としました。この変成王台から新女王の誕生が待たれるのです。NJ2群は女王蜂が元気に産卵を続けています。蜜も順調に増えており、朝日に蜜が光っていました。NJ4群の女王蜂も交尾したのでしょうか、体が大きくなっていました。ロイヤルコート状態も確認できました。昨日の内検の結果、分蜂群は我がミツバチ達ではなさそうなことが確認できました。来週末は私用で出かけますので、内検は蜂友のEさんにお願いすることとなります。NJ1群の変成王台に産卵し、新女王の誕生が待たれるのです。
2010.05.23
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連休前半のの4/30のミツバチ内検時にNJ1群の巣枠2枚に王台が出来ているのを発見。既に底は塞がっていたのでした。ミツバチの巣箱の中で蜜や蜂がいっぱいになって、これ以上増えると狭くて住めない状況になってくると、女王蜂は王台と呼ばれているこの特別な巣房に、新女王の候補の卵を産みつけるのです。4/30に撮影した王台の写真です。この王台を利用して『人工分蜂』に挑戦していたのです。人工分蜂とは群れの勢いを増した、分蜂しようとしている蜂群に対して、自然分蜂が起こる前に、先手を打って群れを分けて、新しいFAMILYを作る方法なのです。王台が1個ずつある巣枠2枚とその他の巣枠2枚を種蜂購入時に入っていた巣箱に移し元の巣箱の隣接し設置しておいたのです。昨日朝、この人工分蜂用の王台がどの様になっているか確認のため、内検を実施。王台のある巣枠はマーキングしておきましたのでその1枚を引き上げて見ました。何と既に底が丁寧に丸く水平に近い形で破られ、王台は空家状態となっていました。新女王誕生かと、この巣枠を綿密に観察しましたが新女王の姿は確認できませんでした。そしてもう一つの王台があった巣枠も観察しましたがこちらの王台も既に空家状態。しかしこちらの巣枠からも新女王は見つける事が出来ませんでした。こちらは何故か切り口が乱れています。何かあったのでしょうか? 2新女王の同時?誕生で内紛が起こり2匹とも死んでしまったのでしょうか・・・・と考えながらこの巣枠の裏側を確認してみると何と1匹の新女王を発見したのです。卵を産んだ日から、16日前後で新しい女王蜂の誕生するのです。残りの巣枠も確認しましたが女王は確認できませんでした。よって初めての挑戦であった『人工分蜂』の第1STEPをクリアした模様なのです。この新女王はもう一匹の新女王との戦いに勝ったのでしょうか?そしてこの新FAMILYの新女王蜂として早くも確固たる地位を築きつつあるようです。そしてこの新女王は未だ未交尾?なのでしょう。胴体もやや短いですが既に周囲の働き蜂達は新女王と認めているようでロイヤルコートを見せてくれました。女王蜂の周りで、女王蜂の方を向いて、円のようになっている囲んでいる働き蜂がいます。これがロイヤルコートと称する状態なのです。既に巣穴にお尻を突っ込んでいますが・・。順調に進めば、誕生後数日(3~5日程度)して、昼下がりに交尾飛行に出かけ、雄蜂と交尾して産卵を開始するはずです。新女王がうまく育って、交尾がうまくいって初めて増群ができたこと、よって『人工分蜂』の成功となるのですが。新しい10枚巣箱の新居にこのFAMLYを引っ越しさせました。これで我が趣味の養蜂場も4FAMILIES(NJ1、2,3,4)となりました。NJ1群は3段積ですが他は現状1段。 今後は定期的に内検を小忠実に実施し、自然分蜂の防止と病気の早期発見と対応、ダニ&スムシ対策を行いながら各FAMILYの群勢を更に高めていきたいと考えている『素人養蜂家』2年生なのです。
2010.05.09
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昨日は早朝から蜂友のEさんがミツバチの内検に来園された。 群勢の最も高いNJ1群、先週3段積にしたが、更に群勢を高めていた。上段部の巣枠も上面は白い蜜蓋でかなりの広さで覆われていた。蜜絞りの次期がだんだん近づいているのだ。そして女王蜂のお色直しを。赤いマニュキュアを背中と羽に着けました。これで次回から女王蜂の存在を確認しやすいのです。そして巣枠に王台が出来ているのを発見。既に底は塞がっていた。王台とは、下の写真の中央の小粒の南京豆のようなもの。女王蜂を育てる為の特別な巣房なのです。この巣房の中には女王蜂を育てるための王乳(ローヤルゼリー)が入っているのです。その有用性とともに神秘性が語られるローヤルゼリーですが、その正体はといえば女王蜂が生涯にわたって食べる唯一無二の食物なのです。これがローヤルゼリーが「王乳」と呼ばれる所以なのです。同じ有精卵から孵化したミツバチの幼虫は、初期の3日間くらいは、どの幼虫にもこのローヤルゼリーが与えられます。その後は女王蜂となる幼虫のみがこのローヤルゼリーを与えられ、働き蜂となる幼虫たちは花粉とはちみつが混ぜられた餌で育てられます。王台とよばれる部屋でたっぷりローヤルゼリーだけを食べることによって、女王蜂は働き蜂にはないさまざまな特徴と能力を持つのです。たとえば体の大きさは働き蜂の約2~3倍となり、寿命も働き蜂の1ヶ月余りに対して、3~4年と30~40倍も長生きし、毎日約1000個以上の卵を産み続けることができるのです。同じメスのミツバチでありながら働き蜂には普通は産卵能力はなく、生命の営みというミツバチの社会を支える重要な能力は女王蜂のみに与えられるのです。この驚異的な生命力を支えている栄養の宝庫がローヤルゼリーです。ミツバチ世界は神秘そのものなのです。以前、この乳白色のクリーム状のローヤルゼリーを指先に乗せ舐めてみましたが、舌を刺すような酸味があり決して旨いものではなかったのです。王台が1個ずつある巣枠2枚とその他の巣枠2枚を種蜂購入時に入っていた巣箱に移しました。そしてこの巣箱を、本家?の巣枠の横の極力近い位置に設置しました。人工分蜂については初めての経験であり、先日我が師匠にメールで指導を仰ぎこの様なTRYが可能になったのです。うまく行けばあと10日前後で新女王蜂そしてNEW FAMILYの誕生となるのです。さてさてうまく行くのでしょうか?やや心配な『素人養蜂家』の新たなる挑戦なのです。
2010.05.01
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今週の20日(火)に湘南家畜保健衛生所の2名の女性の方が我が養蜂場に来られました。目的はミツバチの『腐蛆病(ふそびょう)』の検査。腐蛆病は読んで字のごとく蜜蜂の幼虫に伝染し、腐るようになる病気なのです。成虫がバクテリア細菌を飲み込んで、幼虫に与えることにより感染します。幼虫の腸の中で増殖するのです。腐蛆病は家畜伝染病(法定伝染病 鳥インフルエンザなども法定伝染病)ですので、発生した場合は日本国内では薬剤による対応はできません。発生した場合、届出義務があります。そして焼却・埋め立て処分としなければならないのです。私は仕事でしたので、妻が養蜂場まで案内。巣箱を開け巣枠を取り出しながらの20分前後の検査であったようです。幸い2群とも腐蛆病感染は確認されず合格となりました。2群のそれぞれの検査証明書です。こちらがNJ1群のもの。そしてNJ2群。そして検査費用は190円/群×2群=380円。ミツバチにはいろいろな病気がありますが、昨年感染したのはミツバチヘギイタダニとスムシです。ミツバチヘギイタダニはミツバチの体表に寄生して体液を吸う大敵なのです。「折ぎ板」(へぎいた)とはスギ材やヒノキ材を薄くはいだ板のことで、昔は屋根に瓦を葺く場合、折ぎ板を敷いてから瓦を乗せていたのです。ミツバチヘギイタダニのメス成虫は体長1.75mm。茶褐色、横長の楕円形で扁平な体形をしています。この薄くて平たい体を折ぎ板に見たてたのが和名のいわれなのです。このダニはミツバチの幼虫、蛹、成虫のいずれのステージにも寄生します。寄生ダニの数が多くなるとミツバチは生育の途中で死亡。死亡をまぬがれて成虫にまで生育しても、翅が縮れて展開できない個体、脚や腹部に発育不良が起こって奇形蜂になってしまう個体が出現し、寿命も短くなってしまうのです。 そろそろこのダニが寄生を始めるシーズンですので内検時に注意が必要なのです。
2010.04.22
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我が養蜂場の畑のレンゲが満開を迎えています。もちろん『レンゲ蜜』が有名ですので、昨秋種を播いておいたものです。レンゲ蜜は日本のハチミツの代表とも言えるハチミツです。昔は冬場の水田などにレンゲが植えられていた事から日本各地で採取されていましたが、最近は大分と採取が難しくなっています。味には上品なコクがあり、色も淡い黄金色をしていて、まさにあらゆる点でハチミツの王様と形容されています。多くの我がミツバチ達がレンゲの花を訪れています。私のデジカメで接写しましたが、動きが速くなかなかピントの合った写真が撮れません。漸く1枚、花を訪れる瞬間です。一般に「レンゲ」と呼ばれていますが、「げんげ」と言うのが本当の名前とのこと。漢字で書くと「紫雲英」になります。ではなぜ「レンゲというのでしょう?それは、花の姿が蓮の花に似ているからだそうです「レンゲ」は秋に芽が出て翌年の春に花が咲く2年草の豆科植物で、大豆(枝豆)やエンドウ豆とおなじ豆の一種なのです。見た目にはなかなか想像できませんが、花をよく見ると納得できるのです。レンゲの花にミツバチばかりでなくテントウムシも訪れていました。ナナボシテントウムシでしょうか?化学肥料が使われるようになるまでは、緑肥(りょくひ = 草肥:くさごえ)および牛の飼料とするため、8~9月頃、稲刈り前の水田の水を抜いて種を蒔き翌春に花を咲かせていたのです。これはレンゲ畑と呼ばれ、昭和末頃までの「春の風物詩」であったと記憶していますが残念ながら我が地域の水田でもこの様な風景は殆ど目にすることが出来なくなったことを残念に思う『アラカン』の『素人養蜂家』なのです。。
2010.04.19
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桜も満開となり我がミツバチ嬢達の活動も活発になり群勢を高めています。先週末の内検前の巣門の状況です。多くのミツバチ嬢が集蜜のため飛行を繰り返していました。巣枠の上部には蜜が溜まっています。朝の光を反射して輝いていました。NJ2群の巣の状況です。昨年スムシの攻撃に遭い巣が食べられ、ボロボロになってしまいました。その巣の壊された部分はナイフで除去し、冷凍庫で低温処理したものを巣箱に追加挿入していましたが、働き蜂嬢立ちはその巣の底をきれいに補修し巣室を蜜蝋で立ち上げ始めているのです。見事なハニカムの形が姿を現しています。写真中央に王台の準備がなされていたので、これは切り取りました。新しい女王蜂はまだ小振りですが、産卵に多いに期待したいのです。NJ1群は益々群勢を強めていました。巣枠の両面に巣室が見えないほどにミツバチ達が群集しています。巣礎枠の追加挿入を行いました。女王蜂も相変わらず活発に産卵し、巣枠の中には一面蛹蓋で覆われたものも確認できました。今のところダニ等の発生も確認できていません。今後はダニ、スムシ等の発生に十分な注意と対応が必要なのです。花冷え⇒冬寒?? の繰り返しの日々が続いていますが、これからは週末の内検毎に群勢の拡大が確認できるのが楽しみな2年目の『素人養蜂家』です。
2010.04.13
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今日は朝から蜂友のEさんが蜜蜂群の内検にかけつけてくれました。 まずはNJ2群の内検実施。この群は先週、私一人の土曜日の内検時に女王蜂が確認できず、次の日曜日にも連続実施しましたが同じく発見できなかった群。女王蜂の突然死の可能性もあったため、既にその前の週から出来上がっていた王台を1個そのまま残しておいたのです。3/22撮影時点の王台です。巣枠を引き上げるとその王台の底は破られ空き家状態となっていました。周囲の巣蓋も無くなっているものもあり、働蜂が誕生したことも解ります。新女王が誕生したのではないかと思い、他の巣枠を綿密に調査実施したところ、新女王蜂を発見したのです。まだやや小振り、誕生からまもなく未交尾の状態と思われました。そして未だ背中の上部に黒い横縞の線も入っていません。あと数日で交尾飛行を行ってくれるでしょう。巣内には雄蜂の存在も確認できましたので旨く交尾に成功すれば2~3日後には産卵を始めるのです。他の巣枠にも先代の女王蜂の忘れ形見?の子供たちが元気に動き回り、群勢も増えていました。新しい女王蜂を優しい気持ちで受け入れて欲しいのです!!!こん変が人間社会と全く異なる不思議なミツバチワールドなのです。蜜も貯まりつつあり巣枠もあり、朝の太陽に蜂蜜が輝いていました。桜も満開状態ですので、これからの一挙の群生拡大が期待できるNJ2群なのです。続いて2段積のNJ1群の内検を実施。こちらは相変わらず群勢が毎週大きくなっていることを確認できます。下段の巣枠には隙間もないくらいに蜜蜂群が張り付いています。超過密状態と判断し新しい巣碑枠を追加しました。過密状態の中から漸く女王蜂を確認。この女王蜂も相変わらず元気に動き回り産卵を続けてくれているのです。1枚に巣枠は両面とも殆ど巣蓋で覆われた状態です。今後の群勢の更なる拡大が期待されます。真っ黄色に染まった菜の花畑と養蜂場の周囲を囲っている風除け用青ネットです。内検終了後は両群とも落ち付きを取り戻し、暖かさに誘われ,ブンブンと羽音をたてながら頻繁に採蜜の為に飛行を繰り返していました。両脚に黄色い花粉団子をつけ戻ってくるミツバチの数も週毎に多くなっているのです。
2010.04.04
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平塚にある湘南家畜衛生保健所から先日手紙が届きました。ミツバチの腐蛆病(ふそびょう)検査のため我が養蜂場に来るという連絡の手紙でした。腐蛹病とは『腐る蛹(さなぎ)』と書く養蜂にとっては恐ろしい病気なのです。腐蛹病はミツバチの幼虫が襲われる病気で、養蜂界最大のガンとされ、その病原体の細菌は摂氏100度の熱湯中でも数時間生きているらしいのです。生まれたての2日令以内の幼虫が病原体(芽胞)を含む王乳や蜜を与えられたとき、1~5日令で発症し死亡するとのこと。人間には感染しないが、もしミツバチ達に感染したら焼却、消毒が必要な家畜伝染病予防法における法定伝染病なのである。検査は平日の4月20日(火)との連絡。勿論仕事で立ち会いは不可なので電話で問い合わせてみると、養蜂場所まで案内してくれるだけでよいとの返事。当日は妻に案内を依頼し検査を受けることに決定。そして検査料金は190円/1群とのこと。養蜂業を業として行い、他の都道府県に巣箱を移動する場合は、許可申請が必要でミツバチの飼育を始める日の2ヶ月前までにこれを提出する必要があるのです。そしてその際に腐蛆病検査証明書又は検査済証の提出が義務付けられているのです。個人が趣味で養蜂を行っている場合は、今回のように申請無しで検査に来てくれるようである。これは神奈川県知事発令の告示に基づき実施される検査であるのだ。NJ1群は無事越冬し、いまや継ぎ箱を乗せ群勢を拡大中である。養蜂場所の周囲には昨年秋に種蒔きした菜の花が満開状態となり、ミツバチ嬢の来訪を待っているのである。桜も満開、ミツバチにとっての本格的な春の到来。群勢の拡大に多いに期待しながら『素人養蜂家』の忙しい週末が始まるのである。
2010.04.02
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今年の1月に予約しておいた蜜蜂群4枚が漸く週末の土曜日に送られてきました。去年から続く蜜蜂不足が相変わらず続いているようです。今回もクロネコヤマトの裸のベニヤ箱に入って宅急便で送られて来ました。土曜日は強風の為、この箱を開けずに、蜂群を予定の設置場所に置き、巣門のみを開けて置きました。昨日の日曜日は朝から好天に恵まれましたので、荷造りを解き釘を抜いて、10枚箱に移動しました。用意しておいた巣碑枠を1枚追加しました。蜂群と貯蜜の状況を調べてみました。巣枠には多くの産卵が確認され、一面に巣蓋の状態まで進んでいるものも巣枠もあり満足の行く群勢のものでした。元気な女王も確認でき、活発に動き回っていました。 貯蜜が少ないようでしたので、直ちに砂糖水と疑似花粉の給餌を行い、豊かな貯蜜状態にしてやりました。手短に内検を完了し、巣箱を閉じ簡単な保温を来ない新居が完成したのです。これで養蜂場は2群となりました。NJ1群は元気すぎるほどの状態で越冬し、群勢を強化している為、既に継箱を乗せた状態となっています。
2010.03.15
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先週の土日は低温&雨の為、内検はパスしました。その代わりに園芸容器に、スポンジを入れそこに砂糖水を注入し巣門に置いてやりました。今朝養蜂場に行ってみると、そこに既に多くのミツバチ達が屯していました。既に砂糖水を吸い尽くしたようで、多少の砂糖水をスポンジ上に注いでやると、多くのミツバチ達が更に集まってきました。過保護なミツバチ嬢、『深窓の令嬢』そのものです。風が強い為、内検するべきか悩みましたが、群勢が強い為、王台等を既に作っているのではないかと考え、敢えて内検を実施しました。1ヶ月前ほどに入れた新巣礎枠は、当初は一部を囓られていましたが、今回確認して見ると、完全に巣室を表裏面に完成させ、そこに産卵、巣蓋も確認できたのです。初めての巣室ですので、新鮮な薄茶色で完成しています。女王蜂もこの巣室に訪れ、盛んに移動しながらお尻を巣室に挿入し産卵している姿を初めて確認することが出来たのです。中央に王女が(ややピンボケ)。他の巣枠にも多くの産卵、巣蓋が確認できました。現在、給餌箱1枚と巣枠8枚で構成されていますが、やや過密状態であり、多くの巣蓋も確認されていますので、更なる増群を予想し継ぎ箱を乗せることを決断したのです。新巣礎枠を2枚用意し、蜜貯留の多い巣枠を上段に移動し、空いた空間には保温を目的に、ビニールの緩衝材を詰め、砂糖液を補充し完了としました。 養蜂場のパイプ囲いの横梁パイプに、養蜂師匠の情報に基づき、先週の日曜日に作成した樹枝皮を貼り付けた板を分蜂の止まり木としてぶら下げました。内検後は多くの働き蜂が飛び立ち、巣箱の裏にある菜の花を訪れていることが確認できたのでした。黄色い花粉球を両脚に着けて戻ってきていました。 そして戦前の養蜂家の指南書をオンラインで見つけ購入しました。岐阜の『渡邉養蜂場』の渡邉 寛氏の著述による『安全確實なる蜂王誘入法』。昭和16年発行、価格八銭の古文書の如き内容です。読めない漢字が随所にあり、高校時代の漢文や古文の授業を懐かしく思い出しながら楽しんでいます。そしてBOOK-OFFで旧漢字も解る『漢字辞典』を105円で購入して来たのでした。いよいよ蜜蜂嬢達の活躍の季節が到来したのです。そしてこの古文書で学習した内容が実践でき、群数の拡大に繋げたいのです。
2010.03.14
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今日は朝から雨、10時過ぎに漸く雨が上がったので、早速養蜂場に向かう。まずは簡易内検、砂糖液、疑似花粉の補充のみで簡単に済ます。元気でいることが確認できた。今日は一人であるが、先週蜂友の協力を得て立柱した囲いの外側に防風用の網を取り付けた。単独作業である為、その都度脚立を移動せねばならずに時間がかかったがパイプの横梁とそれに沿って敷設した麻紐を利用して、インシュロックで固定したのだ。後日実家から使用していない網戸とサッシをもらい周囲に設置する予定である。家の倉庫に眠っていた格子状の棚と鎖を利用して、下の写真の如きものを正面の横梁に設置してみた。以前養蜂関連のブログで、この様なものを巣箱の近くに設置しておくと分封した女王蜂が遠くまで行かずに、最初はこの様な場所に留まるとの書き込みを思いだし設置したのである。昨年の分封時は畑の境界の柘植の枝のつけ根に蜂球を作り分封した為、師匠の協力の下ではあったが回収に一苦労したのであった。思惑の如き効果が現れるのか定かではないが、休眠品の利活用なのである。しかし先ずは分封させないことが最優先の課題であるが。明日も雨、そして来週は好天に恵まれず、気温も上昇しないようであるので再度保温対策を実施したのである。周囲のアブラナも開花を始め、蜜蜂の到来を待ちかねているのである。
2010.02.28
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先週の日曜日は蜜蜂の内検の後は養蜂場の改築工事を実施したのである。 昨年度はミツバチ用巣箱を2台設置するための場所を、我が農園の中央部に確保し足場パイプを立柱し、その周囲にネットを張り風避けを施工したのであった。今年は巣箱を4箱に増やすことを夢見ており、この為の準備作業なのである。近所の造園会社の社長から足場パイプを無料でいただき、養蜂場に保管しておいた。まずはこれを必要長さに切断する作業を開始。養蜂場にはもちろん電源が無いので糸鋸による切断を実施。10本ほどのパイプを交代交代で3人で切断したのであった。そして設計書に基づき立柱作業を実施、ここは若く体力のあるEさんにお任せ。やや脚立の上からの不安全作業であったが無事終了。横梁と斜梁をクランプを用い連結設置。かなり強度のある骨組みが出来上がったのである。当初の目的まで3時間ほどでW2m×L5m×H2.5mの新養蜂場骨組みが完了したのであった。 次回は再度、風避けの為のネット張りを行い新養蜂場を完成させようと計画しているのである。 この夏には、この新居で蜜蜂たちが乱舞する姿を思い浮かべている『2年目の素人養蜂家』なのである。
2010.02.23
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今日は蜂友のE&Iさんが早朝から来園されました。お二人とも1ヶ月ぶりの来園となりました。Eさんはお子さんの中学入試等で心静まる時間がなかったようですが、見事に難関を突破されたとのこと。めでたしめでたし!!気温は10℃前後ですが、日が照っていたので巣箱を開けて内検を実施。麻布のカバーを剥がしてみると、ミツバチの元気な姿が確認できました。しかし、じっと寒さを我慢している時に、突然の巣箱の開放、冷気の侵入で興奮したようで、Iさんの面布の隙間からミツバチが突入し、顎と頭を数カ所刺されてしまいました。Iさんが刺されるのは初めての経験、しかし腫れも少なく、なによりでした。2枚ほど巣枠を持ち上げてみましたが、そのうちの1枚には蜂蓋が非常に多く確認できましたので、女王蜂も元気で、この寒さにも負けず産卵を行っていることが確認できて一安心でした。給餌箱は砂糖水が完食されていましたのでこれを補充、疑似花粉もほぼ完食状態でしたので1枚補充し、早々に巣箱の蓋をし、元の状態に戻してあげたのでした。既に畑の菜の花も咲き出しています。そして我がミツバチ達も、昼間の温度が上がった時間にはこの花と戯れているのです。内検を終了し、今日のメインイベントの養蜂場所の増築を行ったのでした。
2010.02.21
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久しぶりに我がミツバチ嬢の越冬状況の報告です。今週日曜日は久々の日光が顔を出してくれましたが、少し寒く外気温も今一上がりませんでしたが、ミツバチの内検を行いました。内検に先立ち、補充用の砂糖水を製作。水と砂糖を1:1に混ぜ鍋で加温し溶解しやすくしました。これをペットボトルに入れ替え、暫く外に置き液温の下がったのを確認してからこれを持ち養蜂場に向かいました。ビニール温室、保温用筵を剥がし巣箱をそっと開けてみました。天端に敷いてある麻布をそっと剥がしてみると、表面には多くの蜜蜂たちが歩き回っていました。そのうち、何事が起こったのかと多くのミツバチが巣枠の隙間から湧き上がってきました。給餌箱の砂糖水は完全になくなっていたので、作りたての砂糖水を1.5Lほど給餌箱が満杯になるよう、ペットボトルから給餌箱に注ぎ込み補充しました。先週新たに補充した疑似花粉もほぼ完食状況。新規のものを追加しました。越冬中とは言え、かなりの食欲を維持していることを確認しました。巣枠を1枚ずつ引き上げて状況の確認をしたかったのですが、気温が低いためこの日は止め給餌のみとしました。ただし先日補充した巣礎枠1枚のみを引き上げてみましたが、新たな巣室の盛り上げは確認できず、養蜂の師匠の言葉の如く、一部の箇所は巣礎を囓られていました。しかし写真をよくよく観ると少しは巣室を盛り上げているようにも見えるのですが。今度しっかり確認したいと思います。手短に内検を終了し、またの再会を約束し再び保温をしてあげたのでした。
2010.02.16
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ご近所の知り合いの造園会社の社長から足場パイプを譲っていただきました。 4.5m~2mまで長さは区々ですが、ほぼ目的に沿ったものを戴くことができました。おまけに造園会社のトラックで養蜂場のある農園まで運んでいただいたのです。春先以降にミツバチ群を増やす為の場所を現在と同様に囲い、風や日照りを防ぐために設置するパイプなのです。囲いの大きさを決定し、どの様にパイプを建てるかを計画し、来週以降 金属用鋸で所定の長さに切断する予定です。この計画に基づき直行&自在クランプも購入する必要があります。増設場所までパイプを運搬しました。現在、久々の雪が降り積もっています。ミツバチ達がこの雪の寒さに耐え、頑張ってもらいたいと暖かい部屋で願っている『素人養蜂家』なのです。
2010.02.02
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昨日は農作業もないので、一昨日の続きで巣礎張りで遊んでみました。 ハチミツを巣ごと食べる『巣蜜(コム・ハニー)』の大きいものを作らせよう との蜂友Eさんの提案で、昨年巣枠を手作りし巣箱の中に入れてみましたが、蜜蜂たちは何の見向きもせず巣蜜を作ってくれませんでした。原因はやはり巣礎無しではこの枠内に巣を作らないようでした。よって今年は巣枠の各内部に巣礎をSETしてみることにしました。ミツバチは巣房におさめたハチミツを、自身が羽ばたきなどによって余分な水分を飛ばすことで糖度を高めていきます。 水分が飛んで糖度78%以上になると、腹部から分泌するミツロウでハチミツが詰まった巣房にしっかりとふたをします。淡雪のような白いミツロウでふたをしたハチミツは、自然の花の香りと蜜がぎゅっと閉じ込められているので、初めて食べたときその風味の良さがすばらしいのです。 小さな細い釘をホームセンターへ行ったついでに購入してきました。これを巣枠の縦棒に上下2本ずつ打ち込みました。欧米では古くからこの巣のままのはちみつ『巣蜜』が好まれてきているようです。蜂の巣は、はちみつと花粉だけが原料となって、若い働き蜂によって分泌されるものですから、このまま食べられることはもちろん遠心分離器にかけたものとは異なり、ロイヤルゼリー・プロポリス・花粉の成分のカルシウム、鉄分等のミネラルやビタミン群が巣の壁にたっぷりと付着しているのです。極力巣枠内に作ったままの大きさで取り出したいため、針金を張るのはやめました。取り出すときに針金の部分で割れてしまうのがいやなのですが・・・。そして購入した1枚の巣礎を6枚に切り分け、大きさをハサミでカットし調整しました。巣礎の拡大写真です。見事に西洋ミツバチ用の大きさの巣の形にプレスされています。そして巣の真ん中には裏側の巣用の6角形が透けて見えています。後は一昨日の巣礎張りと同様に、半田ゴテ式埋線器を使い、釘を巣礎の蝋の中に埋め込んでいったのです。春になり群勢が高まってきたのを確認したら、チャンスを見てこの『巣蜜』用巣枠を巣箱の中に入れてみたいと思います。旨く蜜を貯めて各巣が蜜蓋を造り、下記の写真の如き『巣蜜』が完成すればと思っているのです。 http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20060716_sumitu/ より
2010.01.24
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昨日はミツバチの内検のために、蜂友のEさんとKさんが朝9時に来園されました。 巣箱を開けるには気温が上がっていないため、予定していた『巣礎張り』を先に行うことに決定し養蜂場から自宅に場所を移動したのでした。『巣礎』とは蜂の巣になる基礎の板。この板に蜜蜂が巣を作るのです。蝋で出来た板です。6角形が薄くプリントしてあり、蜂が巣を盛りやすいようになっています。薄黄色から黄色で良い匂いがするのです。昨年のスムシ攻撃により巣碑が食い荒らせれてしまったため、巣枠から食い荒らされた巣碑を取り壊し、巣枠を綺麗に洗浄し保管しておいたのです。あらかじめ巣礎はM養蜂場から購入しておきました。巣枠に張ってある鉄線を、蝋で出来た巣礎に埋め込むわけですが、最初は鉄線をバーナーで全体的に加熱し、巣礎を押しつけ鉄線を埋め込もうとしましたが、加熱が不均一でかつ温度が下がってしまうため旨く行きませんでした。すると妻が悪戦苦闘している現場に颯爽と?登場、既に妻は事前に養蜂のブログを研究し自家製埋線器を準備していてくれたのでした。半田ゴテの先端にダブルクリップのハンドルを外しクリップ部分のみを取り付けた、アイデアたっぷりの強力な武器にいつの間にか仕上がっていたのでした。これで連続的に半田ゴテにより電気加熱しながら、鉄線の上を、僅かに凹になったクリップの背中部分を滑らせることにより、スムーズに鉄線を埋線することができたのでした。専用の埋線器を購入すると5千円近くかかるとのことで、自宅にあった半田ゴテとダブルクリップの流用作品に3名とも脱帽でした。私の購入したバーナーはなんだったのでしょうか。巣箱表面の腐り防止のために表面を軽く焦がす(余分な油分を燃やしたり、水分を抜く)事にでも使用できるのでしょうか。私の技も枚数を重ねるごとに上達し売り物になりそうな出来映えになったのでした。約20枚の巣礎張りを行い、保管しておいた鉄線巣枠の巣礎張りは完了したのでした。昼前に気温も上がったので養蜂場に向かい巣箱を開放してみると、何と全ての巣枠表面一杯にミツバチが隙間もなくギッシリと張り付いていました。産卵、幼虫、蛹蓋もかなりの数が確認できました。巣碑枠1枚と出来上がったばかりの巣礎枠を1枚を,自宅に取りに行き、急遽、巣箱に追加挿入したのでした。昨秋4枚群を購入したのですがこれで7枚巣枠群と給餌箱の8枚から構成されるNJ1群となりました。働き蜂の群れの下から女王蜂も顔を見せてくれました。働き蜂よりも茶色の色が濃く元気に動き廻っていました。ビニール温室による保温効果、発泡スチロール外壁断熱により、厳しい温度低下も和らぎ群勢を小さくすることなく、逆に産卵を続けて群勢が大きくなっているのでした。過保護では との意見もいただきましたが大きく間違っていなかったようです。最後に砂糖水を補充し今回の内検は終了としたのでした。その後も、多くの蜜蜂たちは出入りを繰り返していました。我が家の紅梅も開花を始めましたので、どこかの梅の花や早咲きの菜の花等を訪れているのでしょうか。まだまだ油断は出来ませんが、今回の内検で、晩秋の群勢を確保し、その後冬場の巣箱の温度低下を抑え、砂糖水や疑似花粉を切らさぬ様注意すれば、この養蜂場の地で十分越冬できることに目処と自信をもちつつある、2年目を迎えようとしている『素人養蜂家集団』なのです。
2010.01.23
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通販で黒と白の2種類のネックウォーマーを購入しました。寒い季節になってくると外に出る時の風の冷たさが体にこたえます。外で冷たい風が吹いているときに、暖かくすると寒さが和らぐ箇所といったらやっぱり首周りではないでしょうか。首周りを寒くならないようにすると不思議なことに体の寒さはかなり和らぐのです。これには理由があって、首には太い血管がいくつもあるので、その首の部分を暖めると血行が良くなり体全体が暖まるのだそうです。購入した理由はもう一つ、いやこちらが本当の目的なのです。養蜂の内検時には、保護面布を頭から被るのですが、どうしても下部の仕舞いが不十分になり、ここからミツバチ君が入り込み、首筋や顎を何度か刺されているのです。これを防ぐ為には、首の部分まで包むハイネックのセーターやマフラー代わりにタオルなどを巻き付け着用するのが良いのでしょうが、暖かい時期には不適なのです。何か良いものは無いかと思っていましたが、この商品を見つけたのです。いわば『首の腹巻き』と呼んでも良いでしょう。ネックウォーマーの良いところは、装着が簡単なので内検時に頭から被り、着ければ良いし、終了後も面布と一緒に簡単に取る事が出来るのです。よってミツバチが嫌いな色と言われている『白』のものも購入したのです。タオル等を首に巻くと、体を動かしている間にどうしても巻きがゆるくなってきたりする事がありますが、結んでいるわけではないので巻きがゆるくなって落ちてしまう心配もないため隙間が出来ずミツバチ君の侵入を防げるのではないでしょうか。昨日のラジオによると、今このネックウォーマーが若者に人気商品となっているとのこと。流行に敏感な?『素人養蜂家』の自信の買い物なのです。
2010.01.21
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昨日は好天、昼前に気温が上がってきたので、養蜂場に向かいミツバチ達がどうしているのか見に行ってみた。一昨日AMに砂糖水の補給を行ったがその後も気温が上がっていなかったせいか、飛び出すものは余りいなかった。行ってみると巣箱周辺には多くの蜂が『ブンブン』と音を立てながら飛び回っていた。やはり気温が10℃を超えると、ビニール温室の効果もあり飛行を開始している様である。巣箱の巣門にも多くの働き蜂たちが出てきていた。早咲きの菜の花に留まっているミツバチもいた。何処からか戻ってくるミツバチ達もいる。既に花を見つけ訪ねているのであろうか。まだまだ寒さがこれからもつ続くが、今週中頃は気温が上がり3月中旬の温度になるとの天気予報。10℃を大きく超える日もありそうだ。夕方に野菜の収穫を兼ね再び養蜂場へ。ミツバチ達は皆巣に戻ったようで巣門近くに取り残されているミツバチは確認できずに一安心。 元気に冬を越し、夏前には群勢を強め去年と同様に3段積にまで持って行きたいと夢見ている素人養蜂家である。
2010.01.17
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趣味の養蜂のスムシ対策用に冷凍庫をオークションで安い値段で落札しました。 昨年夏以降はミツバチの巣箱がスムシの来襲にあい、結局絶滅してしまいました。今年は何とかこれを避けるために、この時期から対策用にいろいろ準備を始め出しました。昨年は購入した空巣脾を送付された箱に入れたまま保存していましたが、気がついてみると、スムシの巣と化し使い物にならなくなってしまいました。これは巣房の中に隠れていたスムシの卵や幼虫が温度と共に成長し、巣脾を食い荒らしたのでした。この対策として、下記の如き報告をインターネットのHPで妻が見つけてくれました。 『☆養蜂業における「スムシ」対策 後藤佐知子(足柄家保) スムシは正式名称をハチノスツヅリガと言い、名前のとおり蜂の巣箱にすくって内部を荒らし回る害虫である。従来は、二硫化炭素による燻蒸を実施することで予防していたが、近年その使用ができず、問題に。管内養蜂家にアンケート調査を実施、スムシの被害を確認するとともに、手軽に実施できる「スムシ」対策を検討し、一定の効果を確認した。アンケート調査:平成十九年十月~十一月、当所管内に居住し、蜂場を持つ飼養者に対し実施。回収率七割で、うち九割がスムシの対策に苦慮、簡便な対策を望んでいた。実施したスムシ対策:廉価、簡便で特殊な装置を必要としない、誰にでもできる対策を検討、冷凍処理法とした。試験方法:予めスムシを発生させた空巣脾を一定時間(〇・五、一、二、四及び六時間)冷凍庫で冷凍(マイナス二〇℃)処理後、常温保管。巣脾の被害を肉眼的に確認。また、冷凍処理によるスムシの幼虫及び卵への直接影響についても確認。さらに巣脾(巣枠)の冷凍処理による劣化の有無についても併せて調査。結果:空巣脾は4時間以上の冷凍処理でスムシの被害は進行せず。〇・五時間の冷凍感作で幼虫は死滅するが、卵は抵抗性が考えられた。また、冷凍処理した巣脾(巣枠)には劣化は認められず、使用が可能。』と。マイナス20℃で4時間以上冷凍処理すると、スムシの卵や幼虫が死滅したとの報告です。更に大規模な養蜂場は、冷凍貯蔵している所があるとの書き込みもあったのです。さらに別の報告書では、ビニール袋に空巣脾をいれ、ここにドライアイスを入れて密封しておくと効果があるとの報告です。この効果は低温と炭酸ガスによる酸欠効果の複合効果と考えます。よって今年の夏は、冷凍庫とドライアイスの併用で完璧を期したいと考えたからです。試運転を行いました。温度はマイナス20℃保証ですがマイナス25℃近くまで下がることを確認できました。さらにスムシの親はハチノスツヅリガと呼ばれている蛾です。この蛾は夜中に巣内に入り込んで極めて小さい卵を生み、幼虫は巣箱の底のくずや蜂の幼虫、蛹などを餌にして成長するのです。小さな卵は巣箱の隅や木の板の隙間に生み付ける習性があるとのことです。昨年もこの状況が確認でき、巣の底板の隅や板の繋ぎ目の隙間に幼虫がいることを確認しているのです。よってこれから使用を予定している巣箱の底の4隅を銅製のテープで覆いました。更に板の繋ぎ目の隙間はシリコンコーキング剤で埋めたのです。マスキングテープを張りコーキング剤を注入しました。これで殆ど隅間が無くなりましたので、後は内検時に底板の状況確認と底板部の清掃を確実に行い、昨年の轍を踏まないようにしたいと目論んでいる素人養蜂家なのです。
2010.01.12
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越冬中の蜜蜂の様子を見に行ってきました。この時期に巣箱の蓋を開けることは巣内の温度低下になりますので、慎重に考えなければなりません。外気温が13℃程度まで上がって来たので蓋をそっと開け、麻布を捲り給餌箱に入れた砂糖水の消費状況を確認しました。既に完食でした。よって準備しておいた砂糖水を補給。そのうちに表面に多くの働き蜂が何事かと?上がって来ました。冬の寒さに耐え群勢を保っていることが確認できました。疑似花粉も完食していましたので、新たなものを補充しました。その翌日も、確認に行ってみると、この日も気温が上がった為か被せてあるビニール温室のビニールの壁に多くの働き蜂が集っていました。ビニール温室の外に出て、周囲を飛び回っている働き蜂も確認できました。そして体に花粉団子を抱え何処からかもどってくるものもいるのです。この時期にも花粉を求めて飛んでいく本能を有しているのです。ビニール温室を被せることで、巣箱の温度が上がり、蜜蜂達が行動を開始してしまうことが良いのかどうかかなり心配ですが、気温により毎日ビニール温室の取り外しやSETに行くことは出来ませんので巣箱の温度低下を優先せざるを得ないのです。巣門にも多くの働き蜂を確認できました。ただしその翌日には巣箱の周囲に働き蜂の死骸も確認でき、巣箱に帰り損ない凍死してしまったものもいるのでした。週末も手短かに砂糖水の補給を行い、越冬の手助けを行いたいと思っている素人養蜂家です。
2010.01.08
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昨日は、この時期にしては非常に暖かくなった為、ミツバチ達の内検を実施しました。蜂友のEさん、Kさんそして野菜の収穫と内検の見学をかねて横浜からFさんも駆けつけてくれました。合計4名での賑やかな内検実施でした。E群は依然として頑張ってくれています。数は少しずつすくなくなって来ているような気もしますが女王蜂も元気に歩き回っていました。砂糖水を給餌箱に入れて、温度低下を防ぐ為早々と蓋をしました。NJ1と同じビニール温室に交換しこれを上から被せました。以前のものは小さく地上部まで届いていませんでしたので、この方が保温性が高まる事は明らかです。頑張って欲しいものです。次にNJ1群の内検を実施しました。巣箱の蓋を開けると羽音が『ブンブン』と聞こえてきました。巣枠を取り出してみると、相変わらず女王蜂が元気に産卵を続けていることが解ったのです。巣枠の中央部分は蛹蓋が一面に拡がっていました。成虫となった蜜蜂は蓋を破って出てくる姿も確認できました。給餌箱に入れておいた蜂蜜と疑似花粉は全て完食してくれていましたのでそれぞれ砂糖水と疑似花粉を補充しました。女王蜂も元気に動き回っている姿を確認できたのです。他の巣枠にも蛹蓋や白い幼虫の姿も確認できました。内検終了後、保温用のビニール温室を元通りに巣箱に覆い今回の内検を終了しました。やはり内検時の『ブンブン』の羽音がこの作業のBGMには必須であることを皆で実感したのでした。内検終了後も、この暖かい気温と過保護の如き外壁断熱?効果により元気に巣箱を離れ飛び回り始めたのでした。
2009.12.13
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新たに嫁いできたNJ1群の簡単な内検を行いました。昨日の気温の上昇してきた11時頃に巣箱を開放。1週間前に与えておいた疑似花粉はビニールを剥がした部分はほぼ完食。給餌箱に入れておいたハチミツも既に無くなっていました。女王蜂の産卵が確認できましたので、巣箱を端に1枚追加しました。嫁いできた時の4枚+追加1枚+給餌箱の6枚としたのです。元気な女王蜂の姿も確認できました。最後に麻布を2枚重ねにしたもので巣箱上部を覆い終了としました。お隣のSさんの農園にあるアシタバの花にはミツバチが訪れていました。おそらく我がNJ1群の働き蜂ではないでしょうか?農園作業を終了し家に戻る頃には、巣箱の前で30匹ほどの働き蜂が羽音をブンブンと轟かせ乱舞していました。気温が上がってきたので外に出て来たようでした。何処からか次々に戻ってくる働き蜂もいました。この時期ですが蜜と花粉のある場所を見つけたようです。NJ1群の越冬用新居の外観です。この時期に元気に飛び出すのが良いことなのかは解りませんが、蜜と疑似花粉を食べ温度も上がりましたので運動不足解消の為の散歩ではないかと考えている【素人養蜂家】なのです。
2009.12.07
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新しいミツバチ群を1群購入し、去る11/28(土)に嫁いできました。(NJ1の名付けました。N:NEW)今夏のスムシ襲撃により2群が壊滅し残る1群も非常に群勢が弱く越冬の危機に直面しています。ミツバチ不足の昨今、春先の予約も受け付けていない養蜂家が多く更に値上げの可能性もある為思い切って決断しました。正常な1群で越冬を体験し学習したい気持ちも購入の動機となりました。購入したのは4枚巣枠のベニヤ板箱入りのものです。前回と同様、裸の巣箱のまま宅急便で送られてきました。事前に10枚入り巣箱の保温対策を行いました。ホームセンターから30ミリ厚みの発泡スチロールの板を購入し巣箱の全壁面に貼り付けたのです。勿論ミツバチの巣箱入り口部は切り欠いておきました。届いた巣箱を開放すると、ミツバチの飛び出し始め、久しぶりに見る乱舞を始めたのでした。女王蜂の存在を確認しながら新たなる新居へ移していきました。蜂友のEさんは油断していたのか久しぶりにミツバチに首筋を刺されたのでした。巣枠一杯にミツバチが拡がり巣枠には巣蓋の出来た巣室がかなり存在している元気な集団に見えました。約1時間ほど新しい巣箱の蓋を開けっ放しにし、ミツバチ達が新しい新居に移り住むのを待ちました。そして給餌箱にはスムシ攻撃時に収獲し保存しておいた蜂蜜を入れてやりました。併せて春先に使用し残っていた人工花粉も入れてやりました。更に巣箱の隙間には気泡緩衝材【プチプチ】を断熱材として詰め込んだのです。そしてダメ押しとして、自宅にあったビニール製温室を巣箱にかけてやったのです。ミツバチは寒さに極めて弱く、多くの昆虫が零度以下でも生存できるのに彼らは5度ぐらいで死んでしまうとのことです。しかし彼らには集団行動という奥の手があるのです。外気温が15度以下になると、彼らは女王蜂を中心に密集して球状になるのです。そしてこの蜂球となった蜂たちは羽を振るわせ発熱し自分たちの蜂球の温度を上げて冬の寒さに耐えるのです。この羽を振るわせる為にもエネルギー源としてハチミツや砂糖液が不可欠なのです。やや過保護の感もありますが、この冬の寒さに耐え春を迎え一気に群勢を高めまた巣箱周辺での乱舞を見たいと願っている『素人養蜂家』なのです。
2009.12.04
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頑張って残っている蜜蜂群の巣箱の保温を行いました。まずは巣箱の中の隙間に新聞紙を丸めて詰め、さらに梱包用のビニールのプチプチ?を詰めてやりました。1週間前より多少蜜蜂の数が増えたような気がしますが、越冬する為の数には未だ厳しい状況が続いています。巣箱には、自宅にあったビニール温室を被せてあげました。これが巣箱の保温に役立てばと考えています。右隅の隙間が、ミツバチ達の出入り口です。そして給餌箱には、秋にスムシにやられた巣から採取し濾過しておいた蜂蜜を入れてやりました。専門家からすればかなり過保護の状態なのでしょうか。それともこの位の対策が越冬の為には必要なのかは、素人養蜂家には定かではありませんが。巣箱底にこぼれ、入り口に流れ出てきた蜂蜜を食べている働き蜂たちです。頑張れ 蜜蜂。まだ不十分なことがあれば 言って欲しいのですが・・・・・・。
2009.11.18
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『現代農業』という専門誌のバックナンバーを通販で購入しました。『飼うぞ 殖やすぞ ミツバチ』の特集記事が掲載されていることを知ったからです。 今年は養蜂1年生として、開始当時は極めて順調、順調すぎて養蜂、採蜜と大いに楽しませていただきましたが、8月中からのスミシ襲撃に遭い、結局2群は絶滅、現在1群のみ、そしてその1群も群勢が弱く、越冬の危機に直面しています。何とか、養蜂の知識を更に高め、来年に備えたいと思っているからです。しかしながら、実体験『ON THE JOB TRAINING』にマサルものはないというのが今の正直な気持ちでもあります。残された1群です。頑張って無事越冬して欲しいのですが。この週末は巣箱の保温対策を行いたいと思っているピカピカ?の養蜂1年生です。
2009.11.13
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我が養蜂場のミツバチ群の内、J群は8月~9月における『スムシ』の来襲に遇いそして素人養蜂家の対応の稚拙さにより壊滅してしまいました。この『スムシ』は夕方、蜜蜂の活動が止まった頃、巣門から潜入して、巣碑や巣箱の隅、底板の汚物などに卵を産み付けるのです。孵化するや、巣礎の中に入り込んで蜜蝋や花粉を食い、成長するにつれて巣碑の中の蜜蝋を食いつつ、ハニカム下部にトンネルを造り、ついには巣礎を白い網の目となし、蜂群は女王蜂と共に逃げ出し?全滅してしまったのです。内検時に見つけたものは全て駆除したつもりでいましたが、孵化直後は1から2ミリの小ささですので、ハニカムの下に隠れているものはなかなか発見できなかったのです。そしてこの幼虫の成長力は極めて旺盛で1週間後には20ミリ程度の蛆に成長しているのでした。殺虫剤を噴霧するわけにも行かず、これを退治する簡単な方法が解らないまま、手を拱いている間に全滅に至ってしまったのです。養蜂開始から半年を経過しましたが、始めて経験する大きな試練でありました。来年に向けて貴重な経験と学習をさせてもらったのです。幸い残されたE群は被害も小さく、この時期は1年の中でハチに数が一番少なくなる時期ですが、女王蜂は元気に動き回っています。働き蜂たちも、この秋の蜜をどこからか探し、冬に向けて溜め込んでいます。冬に向けて保温の為、2枚ほど巣碑を取り除き、蜜蜂の密度を高めてあげました。養蜂場の近くの空き地には、漸く『セイタカアワダチソウ』が開花を始めました。このセイタカアワダチソウは、北アメリカから入ってきた帰化植物。非常に生命力が強く、日当たりのよい場所であればいたるところに生え、今では、都市周辺部などでは最も普通に見られる植物のひとつになっています。あまり、良い印象を持たれることの少ない植物ですが、10月から11月にかけては、黄色の花をいっせいに咲かせます。この花が、蜜や花粉を求める蜜蜂たちにとって、絶好の食糧源になるのです。E群の働き蜂くん、このセイタカアワダチソウの蜜と花粉を越冬用にしっかりと集めて、元気にこの冬を乗り切って欲しいと願っている素人養蜂家なのです。
2009.10.14
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スズメバチの本格的な襲撃のシーズンが来ました。スズメバチによる襲撃を防ぎ、駆除し、ミツバチを守ってやらなければなりません。スズメバチは、熊蜂(クマバチ)とも呼ばれ、姿も大きく、人に大変怖がられている存在です。それは、西洋ミツバチにしてももっと怖い存在なのです。肉食の為、大切な我がミツバチを襲い、ものの1時間で群を失う可能性もあるのです。この為、先日粘着シートを購入し巣箱の上に拡げて置いておきました。一週間後に行ってみると、なんと『スズメバチ』ではなく本物の『スズメ』が粘着シートに2羽も捕獲されていたのでした。トンボも捕獲されていましたので、スズメはこれを捕まえる為に粘着シートに降りてしまったのでしょうか?目的のキイロスズメバチも1匹捕獲されていました。実は、生きているスズメバチを粘着シートで、はたいて数匹貼りつけて、巣箱の上に置いておくと、ススメバチが救助依頼の臭い?を出し、仲間を呼ぶとのことで、効率よく多くのスズメバチが貼り付きのだそうですが、このスズメバチを生け捕りするには勇気がいるのです。
2009.09.18
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ミツバチの巣を襲い、J1群を壊滅させた『スムシ』退治の作業を蜂友のEさんと先週土曜日に行いました。師匠や妻の情報に基づき、ドライアイスによる殺菌操作を行いました。まずは巣箱の内検、依然としてスムシの襲撃が続いています。今回は3群ともスムシにやられていそうな巣枠は全て採りだし、襲撃を受けた部分のハニカム部を切り落としました。ひどいものは全てのハニカム部を切り落とし、巣枠の鉄線のみを残しました。そしてこれらを自宅に持ち帰り、まずは巣枠に残っている蜜を採取しました。さすがに、このハチミツは食用にするには抵抗がありますので、今回絞ったものは越冬用のミツバチの餌にすることとしました。それでも3L程のハチミツを収獲出来ました。色もかなり濃いものが採取出来ました。ドライアイスはオンライン購入、発泡スチロールの箱もホームセンターで急遽購入。ドライアイス、発泡スチロール箱も生まれて初めての購入でした。そして、ハチミツを絞った後の巣礎枠をこの発泡スチロールに入れ、ここにドライアイスを投入し蓋を閉めたのです。妻の調査情報による『神奈川県畜産情報』は下記の如くのことでした。スムシを発生させた空巣脾を一定時間(〇・五、一、二、四及び六時間)冷凍庫で冷凍(マイナス二〇℃)処理後、常温保管。巣脾の被害を肉眼的に確認。また、冷凍処理によるスムシの幼虫及び卵への直接影響についても確認。さらに、巣脾(巣枠)の冷凍処理による劣化の有無についても併せて調査。結果:空巣脾は4時間以上の冷凍処理でスムシの被害は進行せず。〇・五時間の冷凍感作で幼虫は死滅するが、卵は抵抗性が考えられた。また、冷凍処理した巣脾(巣枠)には劣化は認められず、使用が可能 とのこと。よってドライアイスにより巣礎枠の温度を-20℃程度まで下げ、4時間以上放置し、ハニカムの中に未だ残っているスムシの卵や幼虫を死滅させるのです。ドライアイス使用は酸欠状態を作る為と思っていましたが、またまた勉強させられました。群勢が拡大した時に追加できるよう、事前に購入し自宅に保管しておいた新しい巣礎枠もスムシに同様にやられてしまっていました。今週末はこの巣礎枠の整備作業が待っています。鉄線のみの裸になってしまった巣枠が多量に出来ましたので、この冬には来春に備えてこの巣枠に巣礎(薄い蝋板の上に、働蜂房と房壁の一部を規則正しく両面にプレスしたもの)を購入し、これを貼り付ける作業も待っているのです。下記写真は、購入した巣礎枠の写真です。そしてこの姿がこの冬の作業完成の姿なのです。その準備の為に、残っている蝋を熱水で、妻が一つ一つ綺麗に洗ってくれました。既に妻も蜂友に仲間入りしてくれているのです。
2009.09.16
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先週末のミツバチの内検にて、春先は最大の群勢を誇っていたJ1群は『スムシ』の来襲に会い、女王蜂も逃げだし、消滅してしまいました。『スムシ』の被害がこれほど早く拡散するとは全くの想定外。ダニやスズメバチの被害のみに気を獲られていましたが、『スムシ』の被害をもっと認識すべきでした。しかし養蜂1年生(いや半年生)には良い勉強になりました。夏前とは群勢が全く逆転し、今やE群が最も元気なのです。この女王蜂の産卵を多いに期待したいものです。今年のハチミツの採取は諦め、この週末には、取り出した巣枠の蜜を絞り、越冬用のハチミツとしたいと思っています。そして巣枠の保存法についても師匠のご指導を仰ぎたいと思っている素人養蜂家なのです。
2009.09.09
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ミツバチの巣箱のスズメバチ対策として、インターネットでねずみ捕獲用の粘着シート『ねずみタイホ』を購入しました。このシートは本を開くように開くとその内側両面に強力な粘着剤が貼り付けてあるのです。既に我が巣箱にも、キイロスズメバチが来ていることを確認しています。昨日も巣箱の廻りを探っていましたので、これを長柄の特製熊手で叩き落としました。ミツバチに対しては恐怖感は無くなっていますが、さすがにスズメバチに対しては恐怖感があり緊張するのです。これがオオスズメバチであればなおさらです!!!このキイロスズメバチを2匹、粘着シートに貼り付けて囮としたのです。貼り付けられたスズメバチはニオイで仲間を呼ぶので更にこの粘着シートに捕獲できるのだという。 しかしながら、このように囮を付けて呼ぶことで、巣箱のありかを積極的にスズメバチに教えているのでは無いかと訝しんでいる、しかしスズメバチが大量に来て、ミツバチを襲って来る状況になると効果的ではないかとも悩んでいる素人養蜂家なのです。 そして既に畑を飛び回っているトンボが、何故かスズメバチに見えて緊張してしまうのです。
2009.08.28
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日曜日のミツバチの内検時にJ1群がスムシにやられていることを発見しました。1週間前の内検時に、白い花粉が所々に確認され、何の花粉かと思っていましたが実はスムシの攻撃を受けていたのでした。師匠の話によると、このスムシは夜中に巣内に入り込んで卵を生み、幼虫はミツバチの巣(蜜蝋)や巣箱の底のくず、蜂の幼虫、蛹などを餌にして成長するとのことでした。巣箱の隅や木の板の隙間、巣穴に繭を作って成虫になるのです。蜂友のEさんがナイフを使って、攻撃を受けている部分を切除しました。切除すると明らかにミツバチの幼虫とは異なる、小さな幼虫が体を動かしながら出てくるのです。巣門の入り口近くには、卵を産み付けた親の蛾も見つかりました。このところJ1群が急激に群勢が小さくなっていたのは、このスムシにやられていた為なのでしょう。そして、群勢が小さい為スムシの攻撃が大きくなってきたのでしょう。繁殖力が弱い一群をめがけ、そのおいしいハチミツを食い荒らし、一気に湧き出してしまうではないでしょうか。 スムシの浸食の激しい巣枠を巣箱から外し、J1群は思い切って1段に変更しました。J2群の女王蜂に赤いマニキュアをつけお色直しを行いました。この写真からも、J2群も働き蜂が少なくなっていることが確認できました。スズメバチの攻撃だけを気にしていましたが、このようにスムシの被害、ダニの発生等この時期にはいろいろな事が発生することを学習している『素人養蜂家』なのです。
2009.08.25
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巣箱の内検をしていると、大きな蜂がやって来ました。巣箱に近づき、3センチメートル程の蜂が巣門の前をホバーリングし始めたのです。そして3つの巣箱を頻繁に移動していました。そうですスズメバチです。ホバーリングしながら蜜蜂達を物色しているのです。いかにも悪そうなやつです。幸い内検中でしたので面布をかぶり、ゴム手袋をしていましたので、前もって作っておいた長柄の蠅叩きを握り構えました。これは、柄が壊れたプラスチックの熊手の部分を約2mの園芸用支柱に縛り付けたものです。 スズメバチを叩き落とそうとしたのですが、腰が引けていたのか空振りし逃げられること数回。二人の人間がいるのを無視しミツバチを襲いに来た大胆なやつなのです。悪戦苦闘の結果、やっと叩き落とすことが出来たのでした。今回捕らえたのはオオスズメバチではなくキイロスズメバチでした。そして大事な蜜蜂をスズメバチから守るために、準備しておいたスズメバチ捕獲器を慌てて仮設置したのでした。来週時間を掛けて正式な形に設置するつもりです。このキイロスズメバチの営巣場所は、軒下や木の枝などの開放的な場所や,天井裏,床下,樹洞などの閉鎖的な場所までさまざまなようです。この付近では11月一杯までは活動するとのこと。よくよくJ1群の巣門を見ると、巣門の上端右端が1センチメートル程度、何かにかじられていました。恐らくオオスズメバチも既に訪れているのかもしれません。運が悪ければスズメバチにミツバチの巣箱は1日で全滅させられてしまうのです。恐ろしい奴らです。
2009.08.17
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蜂友のEさんと共に内検を実施しました。J2群及びE群とも産卵を開始していました。この時を今や遅しと待っていたのです。J2群の巣脾の状況です。封蓋された巣室が数多く確認されました。女王蜂も交尾し産卵を始めたせいか可なりふくよかになってきました。J1群の女王蜂も元気に動き回っていることが確認できました。先週の一人での内検では、未確認でしたので心配していましたが一安心です。若干夏バテ気味か封蓋の数が少なくなっていました。3群ともかなり群勢が小さくなっていました。この時期に咲く花には蜜が少ないのでしょう。しかしながら、3群になって以来始めて、全ての群の女王蜂が健在で産卵をしていることが確認できたのです。3群に久しぶりに砂糖水を給餌しました。この砂糖水を呑んで元気を取り戻し、女王蜂に頑張って産卵を続けてもらい、群勢を再度大きくしてもらいたいものです。
2009.08.16
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今朝養蜂場に行ってみるとトラップに2匹のスズメバチが浮かんでいました。大きさからしてオオスズメバチではなく黄色スズメバチではないでしょうか。しかし、確実にスズメバチが近所にいることがわかりました。週末にはスズメバチトラップを増やしたいと思います???。でもトラップを増やし、臭いを一杯出し、スズメバチを誘引することが本当に良いことなのか悩んでいる素人養蜂家です。どなたかコメント、ご指導をお願いいたしたく。
2009.08.04
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8月に入り我が養蜂場もオオスズメバチ対策を考えなければならない時期に来ました。 日本には7種類ほどのスズメバチがいるようですが、その中でオオスズメバチは最も大きな種類とのことです。体長は約3センチから5センチ近くもあると。おもに地中に巣を作って、女王バチを中心に社会生活をしています。エサは、ミツバチやアシナガバチなどのハチやその他の昆虫です。捕まえると肉団子にして巣に持ち帰るのです。西洋ミツバチでは働き蜂の肉が欲しいのではなく、巣の中の幼虫が欲しいのです。その為に邪魔をする働き蜂を次々と噛み殺すのです。1日でミツバチの1群が全滅するほどの凄まじい勢いであると聞いています。オオスズメバチが「日本で最も危険な野生生物」とさえいわれるのは、毎年何人もの人が、このハチに刺されて死亡しているからです。スズメバチの仲間は人間の生活域内またはそのすぐ近くに生息しているため、普通の人が被害に合う確率が高いのです。最も恐れられている毒蛇ハブや、実態以上に怖がられているクマよりも、危険性は上かもしれません。我が養蜂場では未確認ですが、昨年養蜂の師匠の巣箱にやって来ているのを見ました。いつも沈着冷静な実践派師匠もややびびっておられましたので、その怖さは推して知るべしです。師匠の話によると、我が養蜂場から直線距離にして200m程度の林の中に巣があるのではないかと。師匠の元養蜂場より我が養蜂場は約半分の距離にありますので遅かれ早かれ我が巣箱に来ることは間違いないでしょう。 インターネットで検索しこのオオスズメバチトラップの作り方を学びました。ペットボトルの上部の丸みのある場所に3カ所15mm程度の切り込みを入れ(底部は残す)これを内側に曲げ入れました。丁度ネズミ返しのようになるようにするのです。誘引液としては、私の飲みかけの焼酎と、その半量の砂糖、酢を混ぜたものを用いました。そして「傷んだ果実やその皮」を少し入れると、微生物が増え、酒と酢の更なる発酵を促進し、効果倍増になるとのことですので、隣の義兄の農園にあるプラムの落下し腐りかかっている実を一つ拾いこの皮を入れ込みました。巣箱から5m程の畑の生け垣の隙間にぶら下げました。大凡1時間後に見てみると、既に小さな虫が液の中に浮かんでいました。そして更にカナブンの如き大きさのものも。既に巣箱の入り口に置くオオスズメバチ捕獲器も購入済みですので、これの設置もしなければなりません。この2種類の捕獲器にスズメバチが入り捕獲できることを期待しながらも、可能であれば我が養蜂場そして巣箱には来ないで欲しいと願っている素人養蜂家なのです。 そして、先週やり残した西日対策用に寒冷紗を追加設置しました。これにより入り口面に当たる南東面を除き、天井を含めた4面を寒冷紗で覆ったのです。暑い夏の到来が足踏みしていますが、少しはミツバチの室温調整が楽になり群勢を大きくして欲しいと願っているのです。
2009.08.03
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