hongming漫筆
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北京好日(上巻)北京好日(下巻)【著者:林語堂/佐藤亮一|出版社:芙蓉書房出版】 清末から民国にかけての、裕福な階級の話。紅楼夢のような所もなきにしもあらずだが、女性が主体的に行動している。木蘭のような少女はどこかには現実にいるのかもしれないが、一生縁はないだろう。 ただし、訳文がよくない。英語から訳しているためか、妙に直訳調。 「一・五メートルほどの多くの靴がたくさんあり」(P249)など。 また、1907年生まれの人が、「非常に耳ざわりのいい名前」(P526)などという表現をするとは驚いた。誰かの下訳をそのまま使ったのか。訳者はすでに故人(1994没)。日本翻訳家協会会長も努めたという。 訳者は、戦中から戦後にかけて北京に抑留されていたという人なので、中国のこともよく分かっているのだろうが、なんとなくしっくりこないところもある。
1993.12.12
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