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2023.03.08
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カテゴリ: マカロン文庫

2022年8月刊
マカロン文庫
著者:花木きなさん
父を亡くした元令嬢の恵茉は、受け継いだ土地の税金が払えずに困窮していた。すると大手不動産会社の社長・涼成に助けられ、土地の運用を任せるために政略結婚を提案される。戸惑うも家族を助けるため、交際0日のまま新婚生活がスタート。少しずつ互いの距離を縮める約束だったのに、愛妻欲強めに迫られ…。「今夜はずっと君に触れていたい」ーー熱を帯びた視線で囁く彼にひたすら甘く愛され、次第に身も心もとろけていき…。


登場人物
 久我恵茉=資産家の娘。涼成と政略結婚をした。
 久我涼成=大手不動産会社の御曹司。
   坪井=涼成の秘書。


資産家の父が病死して数年、残された家族に一等地の土地を残してくれたのはありがたいが​、固定資産税の支払いが毎年重くのしかかっていた。
ましてや母が再婚したのは普通の会社員。さすがにもう土地は手放すべきだろう。
幾つかの不動産会社から打診が来てはいるが、未だに決めかねている。
土地の売買にかこつけて恵茉に愛人にならないかと言って来た男には心底呆れたが、席を外している間に薬を盛られていたらしく、寸での所で一人の青年に助けられた。

彼は久我涼成と名乗り、大手不動産会社の常務取締役を務めていると言う。ふざけた男を追い払い、その際汚れた服まで新調してくれて申し訳ないやら。
彼に食事に誘われ、事情を話す羽目になったのだが、涼成が言うにはあの土地は不動産界隈でも有名らしい。

恵茉には幼いころから、動物の保護施設を作って多くの命を救いたいという夢があった。
出来ればあの土地に施設を建てたいのだが、税金を考えると難しい。
今はボランティアとして精力的に活動していると、つい熱く語ってしまったが、話を聞いていた涼成が協力を申し出た。
あの土地を買うので、半分は保護施設、もう半分は商業用に運用すれば良いと。
そして、自分と結婚しないかと。

突然の申し出に恵茉も驚いたが、確かに悪い話ではないかもしれない、相手は噂の不動産王で、あの土地が夫の物になるなら色々と融通が利く。
でも一応、結婚にも夢があるので、例え政略婚でも浮気は厳禁、出来れば仲良く暮らしたいと条件を出すと涼成も了承してくれた。
良家の両親たちも結婚に賛成してくれて、あれよあれよと話は進み、一ヶ月後には入籍と相成ったのであった。

涼成所有のタワーマンションでの生活が始まり、会社を退職した恵茉は彼の薦めで一層ボランティア活動に力を入れている。勿論、主婦として家事も手は抜いていない。
夫婦仲も、スピード婚だった割に上手く行っていると思う。
だが、そんなある日、涼成の秘書・坪井が突然マンションまで押しかけて来て、二人のあの出会いが実は仕組まれていたこと、坪井が長らく涼成の愛人を務めていたと吹き込まれ・・・。


終盤近くまで随分と上手く行ってるなと思いきや、出てきましたよお邪魔虫が。
当然秘書の話は噓っ八のでっち上げです。
出会いの件に関しては9割が作り話で1割がホントと言う感じですかね。涼成もあの土地を狙ってたのは確かなので。
この秘書、最初出て来た時は雰囲気良さ気だったのに、目論見がバレると開き直ってホントに嫌な女でした。そもそも相手にされてないのに勝手に嫉妬して夫婦仲を壊そうなんて。
でも相当涼成を怒らせてたんで、それなりのペナルティは受けそう。

本編はベリーズカフェでも読めますが書籍化に伴い書下ろしの後日談も収録されており、本編から6年後の彼らが描かれています。


評価:★★★★★





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最終更新日  2023.03.08 14:58:00
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