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2023.08.26
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カテゴリ: スターツ出版文庫


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2023年8月刊
スターツ出版文庫
著者:飛野猶さん

家族に虐げられ、山神様の生贄花嫁となるため山に捨てられた絹子。しかしそんな不幸から一転、山神様であり、帝都きっての実業家でもある加々見に溺愛され、幸せな日々を送っていた。上流階級のみが通う帝都女学院に入学した絹子は、学院を牛耳る侯爵令嬢に虐められてしまうが…。「迎えにきた、俺の愛しい妻」と、授業参観にきた美しい加々見の姿にクラスは騒然!? そして二人は新婚旅行で甘い時間を過ごす。その矢先、女学院で新たな事件が巻き起こり――大人気和風シンデレラファンタジー第二弾!



登場人物
 神内絹子=山神の神子の直系。家族によって生贄として捧げられたが、加々見に
      花嫁として迎えられた。
神内加々見=山神(龍神)で絹子の夫。表向きは大企業の社長している。
綾小路麗子=侯爵令嬢。絹子が編入した女学校の同級生。
 氷室綾乃=絹子の同級生で麗子の取り巻きの一人。


発売ほやほやなのでざっくりと。


絹子が嫁いで1年ほど経った頃、家族に虐げられていたせいで碌に教育を受けていない絹子は最近読んだ小説の影響もあって学校生活というものに密かに憧れを持っていた​。
しかし、年齢など諸々の事情から一筋縄ではいきそうにないので、加々見の手を煩わせるのも憚られた。
そんな絹子の心情を察した彼は、妻のためにと余りある財産を使って、格式高い名門女学校に多額の寄付をし、彼女を専攻生として編入させてくれた。
屋敷で家庭教師たちの授業を受けており、元々頭の良い絹子はめきめき頭角を現し、教師からも一目置かれる生徒となるが、彼女が目立つことを心良く思わない存在も。
綾小路侯爵家の令嬢・麗子は神内家縁の者らしい絹子を妬み、取り巻き達を使い毎日彼女に嫌がらせをするように。
クラスメイト達も巻き込まれるのを恐れてか遠巻きにされ、楽しみにしていたはずの学校生活に陰りが刺し始めた頃、罪悪感に苛まれたのか麗子の取り巻きの一人・綾乃が謝罪したことで打ち解け、友人関係となった。

一方、加々見は彼女に幼稚な感情で悪質な嫌がらせを続ける麗子に、絹子が自分の妻であることを明かし、これ以上続けるならばと釘を刺した。
おかげで、嫌がらせは止まったものの、怒りが収まらない麗子は次第に孤立していき、その悪感情をとあるあやかしに目を付けられ・・・。


あとがきにて作者さんも触れていましたが、一作目が出た時は続編の予定は無かったそう。ぶっちゃけ、ヒロインの家族へのザマァっぷりとか、綺麗に終わってましたもんね。
そして出たのが今作の女学校エピソードだったわけですが、展開的にはザ・王道と言った感じ。
でも、嫌がらせを受ける絹子ちゃんが、これ以上のことを家族からされてたので嫌な気持ちにはなるものの、女学生のやることなんて可愛いものと思ってたのが。
いや、嫌がらせに慣れてちゃダメよ、絹子ちゃん。
本人より旦那様の方が耐えられないと、麗子に釘を刺した場面は読んでて胸がスッとしました。
それでも、気持ちの収まらない麗子はとある事件を引き起こしてしまうんですが、いくらあやかしに付け込まれたとはいえ、使用人への態度と言いこの子はちょっとどうしょうもないな。
なので、終盤に麗子に下された罰は、かなり堪えるだろうし妥当かなと。

そして、一人レギュラーになりそうなキャラも出て来たのもあって、もう少し物語は続きそう。


評価:★★★★★





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最終更新日  2023.08.26 20:26:15
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