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2024.01.23
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カテゴリ: 富士見L文庫


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2023年12月刊
富士見L文庫
著者:村田天さん

教会で働く聖女・リゼルカは突然魔力を失った。焦るリゼルカを、魔法士のシャノンが保護しに来る。多くの浮名を流すシャノンとは幼馴染だが、昔から苦手だった。
 力がない自分は無価値だと悩むリゼルカに、研究者が提案した回復方法は、建国の祖の血を引くシャノンと『契る』こと。シャノンは堅物のリゼルカには無理だと言うが、少しずつ彼に慣れると決める。
 保護のための同居生活の中、リゼルカはシャノンと触れ合う練習を始める。初めての経験に戸惑うリゼルカだが、遊び人のはずのシャノンもどこかぎこちなくーー?

​    ↑楽天ブックスより、あらすじ引用

登場人物
 リゼルカ=強大な魔力を持つ聖女。教会で怪我人や病人の治療をしていたが、あ
      る日突然魔力を失う
 シャノン=リゼルカとは幼馴染の魔法士。
パトリック=リゼルカの親代わりの司祭。


聖女・リゼルカは、強大な魔力を持ち、教会を訪れる病人達を日々癒していた。
少々堅物な彼女にとって聖女としての力の行使は自らの生きる意味であり存在理由であった。そんなある日、悪夢を見たリゼルカが目覚めると体に満ち溢れていた魔力が綺麗さっぱり無くなっていることに気付きショックを受けた。
どうやら、何者かによって魔力を奪われたらしいのだが、今までにも何人か同等の被害が出ており、ついにリゼルカもその犠牲になってしまったのだった。
治癒の力を求めてやって来る人達の為にも早く魔力を取り戻さなければ。
焦る彼女を幼馴染で魔法士のシャノンが保護をしにやって来た。

宰相である筆頭王聖魔法士の息子である彼は、子供の頃は何かとリゼルカに突っかかっては嫌味を言われたので正直、未だに苦手な人物。
でも、シャノンが言うには魔力を戻す方法に心当たりがあるらしい。
例え苦手でも背に腹は代えられないと親代わりの司祭が止めるのも聞かずに彼に付いて来た。
そして、シャノンから紹介された聖女の研究者の説明によると確かに魔力を戻す術はあると言う。だがなんとも生々しい方法で、到底受け入れられそうもない。
建国の祖の魔法士の血を引くシャノンと契れば自ずと彼女の魔力は戻り、もし再び狙われても今度は抜かれにくくなるのだと。
理屈は判ったが正直言えば遠慮したい。しかし、焦っていたのはシャノンの方もで、少々意外な反応だった。噂通りに遊び人で女好きなら喜んで引き受けそうなものだけど。

一先ず覚悟は決めたものの、シャノンから好きでもない相手とは抵抗あるだろう?と諭され、手を握るハグをする等、段階を踏んでお互いに慣れる練習から始めることに。
その間、リゼルカはシャノンの隠れ家に匿われていた。
なんでも魔力を抜かれた「空の聖女」は、器だけでも生贄として大層な価値があるそうで、邪竜復活の為の生贄に最適なのだそうだ。この事件も邪竜を崇める邪教によるものとして調査も進んでいるが、狙われると判っていて彼女を野放しには出来ない。シャノンとは警護も兼ねての同居となったのだった。

しかし、ずっと引き籠っていては気が滅入る。
シャノンがリゼルカを供なってやって来たのは無償の治療院。
治癒の力は使えないけれど、包帯を巻いたり薬を渡したりなどの手伝いなら出来る。
やりがいを見つけたのか、患者やスタッフたちと交流するうちに本来の自分を取り戻して行くリゼルカ。シャノンとも段々打ち解けて、思っていたよりも彼は生真面目な性格で女遊びなどしていない事にも気が付いた。
そんな最中、目を掛けていた後輩聖女が治療院迄訪ねて来て、教会に戻って来るよう懇願された。でもその時の後輩の表情と必死さが少々引っかかり・・・。


リゼルカの魔力を抜いた者の正体は、恐らく読んでるとすぐに見当が付くと思います。シャノンとリゼルカの活躍によって相応の報いを受けたのでスッキリ。
主役二人の恋の顛末も、うんまぁそうなるよねって感じの大団円でした。
シャノンがもう本当に一途なので、ついそっち目線で読んでしまったのは仕方なし。


評価:★★★★☆





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最終更新日  2024.01.24 12:17:59
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