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朝焼けの八ヶ岳連峰と諏訪湖です。 朝食を摂ろうと中央道上り線の諏訪湖SAに入りました。 するとすぐ、空が赤く染まり始めました。 朝食どころではありません。 建物の中に入る前に、大急ぎで撮影を済ませました。 諏訪湖SAは上り線下り線共、諏訪湖と八ヶ岳を見渡せる絶景ポイントに位置しています。 施設も充実したSAです。 そういう訳で、中央道でここを通るときは必ずといいほど寄っていますが、今回はまたとないシーンに恵まれました。壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする
2016/09/30
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2016紅葉便り第1号です。 わが家の鉢植えの蔦が美しい茜色に染まりました。 栗駒山の山頂などは紅葉が見ごろを迎えているのではないかと思うのですが、予定びっしりのため動きが取れません。 なので、とりあえずの紅葉作品でごかんべん下さい。壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする
2016/09/29
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八ヶ岳から望む黎明の富士山です。 昨日、夜明け時だけ晴れ間が覗き、朝焼けの富士を拝むことができました。 寒く風の強い中、この光景を与えてくれた天空に感謝し、夢中で撮影を続けました。 そして夜明けのドラマが終わった後、ほどなく天空は深いガスに包まれ、何も見えなくなってしまいました。 予定を変えて朝食後すぐに下山。 600キロの家路は途中から雨となって視界の利かない中、緊張しながらの運転となりました。壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする
2016/09/29
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横手盆地に秋の陽が昇りました。 向こうの奥羽山脈側に薄く霧がたなびいています。 しかし、大河・雄物川のある手前に霧はほとんど見えません。 朝霧は川の周辺でよく発生するのですが、この日に限っては川霧は出ていないようです。壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする
2016/09/26
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石を抱いた巨樹です。 栗駒山中にその大樹はありました。 カメラ仲間の一人が発見したというので、場所を教えてもらい、私も行ってきました。 なるほど、圧倒されるような樹と岩の造形です。 樹種はミズナラのようです。 裏側は崖になっています。 この大樹は、崖にころがり落ちそうな石をしっかりと抱いて食い止めているようにも見えます。壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする
2016/09/25
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霞城公園の彼岸花です。 山形市に用事のあったついでに寄ってきました。 彼岸花の名所というほどではありませんが、二ノ丸東大手門脇の土塁に群落があり、他にもちょぼちょぼ咲いていました。 その群落を撮ろうとしたのですが、立ち入り禁止で近くに寄ることができません。 門の脇から70-300ミリのレンズをいっぱいに繰り出して、群落の一部だけなんとか撮れました。壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする
2016/09/22
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日の出を待つ今朝の横手盆地です。 朝霧が漂って、秋らしい風情です。 田んぼは採り入れが始まり、陽が高くなるとコンバインがあちこちでせわしなく動き回ります。 台風16号は各地に豪雨をもたらしましたが、こちらには影響なく通り過ぎ、穏やかな朝を迎えられたことに感謝です。壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする
2016/09/21
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ダリアの強烈な個性を探ってみました。 まずは色。 どす黒いまでに深い赤紫色です。(写真1枚目) この品種の開発者は、もしかしたらどこまでも黒に近い色を目指したのかも知れません。 そして形。 星形の花弁はシンプルそのもの。(写真2枚目) 「美しいか」と問われると、うーんと考え込んでしまいますが... これらの品種を世に出した人の感性が偲ばれます。壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする
2016/09/20
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ダリアの花弁を比べてみました。 非の打ち所がないように整然と並んだ花弁(写真1枚目)。 そして乱れた花弁(写真2枚目)。 どちらも、それぞれの美しさを保って咲いています。 ダリアに整然と混乱の美を感じました。壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする
2016/09/19
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鳥海山と夕陽、そして絵画のような鳥海山です。 雄平橋の近くで撮りました。 鳥海山と太陽はだいぶ離れていますが、次第に両者の距離は縮まり、やがて山頂に陽が沈む時がやってきます。 それを撮りたいと密かに目論んでいますが....壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする
2016/09/18
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ダリアです。 天邪鬼ではありませんが、あえて蕾を撮りました。 ダリアって、花もいいけど、蕾も絵になります。 それに蕾と花では随分色が違います。 大仙市の農業科学館で撮りました。壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする
2016/09/17
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夕陽とススキです。 もうすっかり秋ですね。 暮れようとする夕陽を挟んで2本のススキ。 1本でもダメ、たくさんあってもダメ。 2本がちょうどいいんです。 なんて、自分で妙に納得して撮りました。 後で画像をよく見たら、少しぼけていますが、ススキの右下にトンボと思しきものが写っています。壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする
2016/09/16
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今日は旧暦8月十五夜の中秋の名月。 昨日までぐずついた天気でしたが、今日は晴れ間が多く、夕刻は晴天となりました。 山形市へ用事があった帰路、湯沢市に入ると西の空は目にまばゆい夕陽、そして東の空には満月がぽっかりと浮かび、まあ何ともいえない贅沢な天空風景でした。 横手市に入ってすぐの皆瀬川のほとり付近で、撮影開始。 満月もさることながら、夕陽に照らされた茜色の雲が印象的でした。 もっとも、月例は14なので、正確に言えば満月は明日の9月16日です。 中秋の名月が、必ずしも満月とは限らないということでしょう。 家に帰ったら、縁側にススキとお酒、そして枝豆が添えたお盆が出されていました。 そうです。わが方では旧暦8月十五夜(9月)が豆名月です。 そして旧暦9月十三夜(10月)は「栗名月」なのです。 しかし、全国的には9月は「芋名月」、翌10月を「豆名月」としている所が多いようですね。 作物の収穫時期のずれが生んだ差異でしょうか。壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする
2016/09/15
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情熱的な赤いバラです。 大仙市へ行ったついでに、近くの農業科学館へ寄ってきました。 目指すバラ園はちょぼちょぼ咲いている程度でした。 秋バラの公開に向けて今は花数を落として調整中という係員の説明に納得。 秋のバラ特別展示は9月17日からです。壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする
2016/09/14
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真っ赤に熟したわが家の畑のミニトマト。 もう終わりかと思ったら、さにあらず、まだまだ収穫可能です。 雨の日に撮りました。 レンズがトマトの並びと直角になっておらず、右のトマトがピント外れとなってしまいました。 撮った後はピントの確認もせず、もぎ取ってその場で食べてしまったので、後の祭りです。壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする
2016/09/13
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鳳凰三山登山ルートに御座石コースがあります。 その御座石コースの中間点にあるのが燕頭山(つばくらあたまやま・2,105m)。 山頂部はなだらかで、巨木が散在し、地面はきれいな笹で覆われています。 あたりは霧で覆われ、なかなかに幻想的です。 木々を良く見ると、紐状のものがたくさんぶら下がっています。 サルオガセです。 私はここは熱帯雲霧林ではないかと錯覚しました。 年中ガスに包まれて、湿気の多い環境がこのような光景を生み出しているのでしょう。壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする
2016/09/12
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秋田県横手市増田町・漆蔵資料館の内部と入口の扉です。 許可を得て撮影させていただきました。 漆塗りの豪華な造りです。 建設当時の商家の繁栄振りが偲ばれます。 常時公開の蔵もありますが、多くは期間限定で公開しています。 9月の公開予定表が増田町観光協会のHPに載っていますので、ご参考までに。壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする
2016/09/10
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増田町にある漆蔵資料館の石庭です。 ある日、わが家の庭造りを手掛けた業者がひょっこりやってきました。 お土産に持ってきたのがドリップコーヒーパック。(写真2枚目) 私はコーヒー大好き人間なので、ありがたく戴きました。 パックの表面には「心に残る石庭」と銘打って庭の写真がプリントされています。 その石庭を手掛けたというので、家内と2人でその漆蔵資料館へ行ってきました。 建物の前にある少しばかりの空間を利用して、その庭はしつらえてありました。(写真1枚目) 規模が小さいので立派とはいえませんが、奥の大きな岩には驚かされました。 中央部に自然に穿かれたような穴があり、そこからちょろちょろ水が流れ出ていたのです。 その造形美に、ちょっと心を動かされました。 彼はそれを自慢したかったんでしょう。 増田町は内蔵のある商家が軒を並べていて、蔵の町として知られるようになりました。 漆蔵資料館のその一つですが、中は改装されてレストランになっています。 そこでいただいた、海老天丼、マグロ中落ち丼、味噌カツ丼の中から1品を選べる「ミニ丼ぶりセット」は、おいしかったです。 初めは味噌カツにしましたが、10日程して再訪したときはマグロ中落ちを選びました。壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする
2016/09/09
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野道で赤く色づいたタデを見つけました。 緑色の雑草の中で、この一画だけが朱一色。 まるで、早くも紅葉シーズン到来を告げているかのようです。 イヌタデに似ていますが、背が高いので、これはオオイヌタデでしょうか。 何の役にもたたない雑草かと思ったら、色々な種類のタデが山野草などとして販売されているんですね。 そういえば、藍染めの原料として名高い藍もタデ科の植物でした。 「タデ好む人も好き好き」か。壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする
2016/09/08
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小さなハス池を見つけました。 午後に行ったら花が閉じていたので、翌日午前中に再訪して撮影。 晴天時には透かしてみると綺麗です。 撮影中、クマンバチがファインダーに飛び込んできました。 たまたま開放絞りで撮っていたので、シャッタースピードは1,000分の1秒。 俊敏な翅の動きがピタリと止まりました。壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする
2016/09/06
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鳳凰小屋周辺はキノコが豊富にあった。 訪れた季節は晩夏だったが、2,400mの高所は秋の気配が漂っていたのである。 小屋にいる間、ちょくちょく御座石コースを散歩したが、キノコを見つけるのが楽しかったからでもある。 あまり群生はしておらず、道端でちょぼちょぼ見つかる程度だったが、種類は非常に多い。 大抵は知らないキノコばかりだ。 私は普段、里山のような低地でばかりで採っているので、高山帯のキノコには縁がないからであろう。 しかし、私がしっかり判別できるものが何種か見つかった。 その中の一つにベニテングタケがあった。(写真1枚目) 大きなカサで派手な色彩だから、暗いコメツガ林の中では非常に目立つ存在だった。 最初見つけたときはカメラを持っていなかったので、次の散歩時にカメラを持参して撮った。 翌日、また会おうと出かけたら、そのキノコは地上から消えていた。 誰かが採ったのだろうか。 食べたら大変だと、私は不安になった。 ベニテングタケは毒キノコとして名高い。 キノコ図鑑によると、食後30分もしないうちにうとうとした後、酒に酔った状態になる。 そして筋肉が著しく痙攣して精神錯乱や幻覚症状を引き起こし、その興奮状態は4時間以上も続いた後、深い眠りに陥るという。 鳳凰小屋でその話題は出なかったから、食することなく捨てられたかも知れない。 地蔵岳の鞍部で、食べられるキノコを見つけた。(写真2枚目) ハナイグチである。 通常カラマツ林下に生え、しばしば大量に採取できる美味しいキノコだ。 私に地方ではラクヨウと呼ぶ。 わが家では採ってきたら塩蔵し、冬、納豆汁の具にして食する。 食感が良くておいしく、何度もおかわりしたくなる。 生えていた場所が、2,700mの高所のハイマツ林下だったので、もしかしたら別種かも知れないが、イグチの仲間は大抵食べられる。 そう思っていたのだが、家に帰ってキノコ図鑑を詳しく調べたら、イグチの仲間にドクヤマドリタケという、その名の通りの毒キノコがあった。 亜高山帯の針葉樹林内に発生するという。 発生条件がぴったりなので、これは若しかしたらドクヤマドリタケか。 そういえば、カサの形状や色がそっくりなハナイグチもある。 危ない。危ない。 採らないで良かったとは、後に思ったことである。 鳳凰小屋ではスタッフが採ってきてキノコをよく食べるらしい。 鳳凰小屋ブログ・きのこの項がある。 なんと、マツタケを採って味わった記事も載っている。 小屋の親父さんがキノコ通というから、安心だ。 男性スタッフが「食べられるキノコがあったら採ってきていいよ。食べさせてあげる。」と私に言った言葉に半信半疑だったが、嘘ではなかったようだ。 散歩時、ムラサキシメジを見つけた。 特徴のある紫色なのでまず大丈夫と思い、一個だけ採って、小屋へ戻った。 しかしその時、小屋は夕食の準備で慌ただしかったので、スタッフに気遣い、私はそのキノコは藪に捨ててしまった。 再訪したら、ぜひキノコも味わってみたいと思う。壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする
2016/09/05
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鳳凰小屋は地蔵ケ岳の直下2,400mの高所にあり、収容人員は最大で100人ほど。 御座石温泉から燕頭山を経て登るコースと、青木鉱泉からドンドコ沢を登るコースとが合流した地点に位置する。 どちらのコースを選択しても、1,200mの高低差の克服を強いられ、5時間半は要する。 登山者は大抵ここで一泊し、翌日鳳凰三山を目指す。 つまり、登山者にとってすこぶる便利な場所に鳳凰小屋はあるのだ。 その小屋の女性スタッフにTちゃん(仮名)がいた。 彼女はいつもグレーの着衣をまとっていた。 愛嬌があり、微笑みが可愛い。 秋田弁では「めんこい」というが、そんな女性だ。 初日、宿泊申込をした後、部屋の休む場所へ案内してくれたのがTちゃんだ。 大部屋の一番隅だった。 その前は、鍵型に少し入り込んだ1坪ばかりの場所で、夜具が積まれていた。 「布団がなくなったら、ザックはここに置いていいよ。」といってくれた。 布団はまもなく他へ敷かれてなくなると、その1坪は私専用のコーナーとなった。 他人に邪魔することなく使えたので、私はその場所がすこぶる気に入った。 2日目も、彼女は私にその場所を宛がってくれた。 TちゃんはQちゃんと違って、客とは一定の距離を保って接する。 それは従業員として当たり前でもある。 私が地蔵岳(写真)からガスの中を戻ると、小屋の奥から「お帰りなさーい」と微笑みながら声を掛けてくれた。 散歩から帰った時も、少し離れたところから、やはり声を出して迎えてくれた。 小屋の前で、男3人で雑談をしていた。 スタッフと若い登山者、それに私である。 向こうのテーブルに男女7、8人が座り、賑やかだ。 ワインやビールでテンションが上がっているのだ。 それを見ているうち酒の話になった。 「秋田にはどんな酒があるの?」と聞かれたので、「県南で有名なのは爛漫かな。両関もある。」といったら、2人とも知らない酒だという。 日本酒王国の秋田の酒を知らないのは残念なので、「一番の酒飲み県は高知県で、2番目が秋田県だよ。」と教えた。≪注≫ そんなたわいもない話をしていたら、Tちゃんが通りかかり様、いきなり「ハラツエー、ハラツエー」と笑いながら言った。 意味不明に思えてちょっとの間きょとんとしていたが、彼女が同じ言葉を繰り返し言った時、ハッと気が付いた。 この女性、秋田の話を聞きつけて、秋田弁の知っているフレーズをしゃべったんだなと。 イントネーションが微妙に違うので、最初は聞き分けられなかったのである。 『ハラツエー』は『腹強い』で、満腹のことを指す。 次いで彼女は「セバ、セバ」と続けて言った。 『セバ』は『そうすれば』の秋田弁だ。 秋田県人の友達から習った言葉だという。 それで、その座は爆笑の渦となったのであった。壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする ≪注≫2012年一世帯あたり飲酒費用・1以高知県、2位石川県、3位長野県...9位秋田県。 2013年日本酒消費量・ 1位新潟県、2位秋田県、3位山形県
2016/09/04
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鳳凰小屋の親父さんは70代半ばだが、すこぶる元気だ。 いつも一人黙々と何かをしている。 私が山小屋に着いた初日、親父さんは一斗缶の手づくりかまどで、一生懸命火を焚いていた。 生木らしく、火よりも煙ばかりが目立つ。 かまどの上には真っ黒に煤けたやかんが載っていた。 こんな風にして沸かすから、お湯は貴重だ。 登山者に自由に提供はしない。 初日の夕食時、温めながらお茶が出たが、2日目の夕食時、やかんに入っていたのは水だった。 食事でおかわりは自由だ。 おかわりの盛り付けは親父さんの出番だ。 夕食は決まってカレーである。 客から「おかわり、半分で」とか言われると、「はいよ!」とすぐ盛り付けてくれる。 30人ほどの客から次々とおかわりの注文が出るから、盛り付ける方は滅法忙しいのだが、親父さんはそれを楽しんでいる風に次々と要求に応える。 客も面白がって「3分の1」、「大盛」、「半分弱」、「ちょっと少なめの並み盛り」とか、やっかいな注文を出すのだが、親父さんは意に介さない。 「あっ、ちょっと多く入ったなー」とかいって、適当に裁く。 それが笑いを誘う。 電灯は蛍光管1本だけという薄暗い食堂だが、親父さんとのやり取りで食事の座はいたって和やかだ。 親父さんは時々横になって体を休める。 談話室に私が一人でいると、入ってきて「炬燵っていいだろ」といいながらすぐ臥した。 鳳凰小屋は日中たいていガスに囲まれていた。 いきおい登山者は天気が心配になる。 すると親父さんは「明日の山のは晴れるよ」と、誰へともなしに言って励ます。 天気予報はしっかりチェックしているのだ。 私が鳳凰三山へ登った日、夜は雨が降ったが、早朝の山上は快晴に恵まれた。 富士山は、雲海の上に見事な姿を現してくれた。(写真1枚目) しかし、朝8時を過ぎると俄かに雲が湧き出してきた。(写真2枚目) その雲は広がって、富士山はほどなく視界から消えてしまった。 地蔵岳に着いた10時頃は、地蔵岳のオベリスクは消えたり出たりの天候だった。 そんな2日目の午後、天候を不安視する60代と思しき登山者がいた。 「明日はまあまあのようだけど、あさっては崩れそうだから、北岳へ登れるかどうか心配だ。」という。 明日、地蔵岳を越えて広河原へ下り、山小屋へ一泊して、その翌日北岳へ登る計画らしい。 すると親父さん「明日中に肩の小屋まで登ったらいいよ。」と、事もなげに言い放った。 側でやり取りを聞いていた私は、親父さんの一言にたまげてしまった。 鳳凰小屋から地蔵岳までは登り1時間半、そこから尾根伝いに西に進み、白鳳峠から広河原まで下るのに3時間半、そして北岳直下の肩の小屋までは5時間半の登りとなる。 2,700米の高所を登ったり下りたりし、合わせて実に10時間半の長丁場だ。 よほどの健脚者でなければ無理な行程である。 親父さんは彼にそれをやれというのだ。 筋金入りの山男の力強い一言なのだが、くだんの登山者は「うーん」というばかりだった。壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする
2016/09/03
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鳳凰小屋のスタッフは皆愛想がよく快活で、それが山小屋の雰囲気を明るくしていた。 その中のQちゃん(仮名)は特にそうだった。 小柄で、日焼けした顔にくりっとした目がかわいい女の子だ。 彼女はとりわけ、はきはきと明るい声で登山者と接し、ひと言でいえば、やたら人懐っこいのである。 また、不便でも山小屋の生活が気に入っっているらしく、「電気はなくても構わない。たまに山から下りて街へ出ると、目がチカチカして落ち着かない。」とも言っていた。 鳳凰小屋は花に囲まれた山小屋である。 周囲にはヤナギランがいっぱい咲いていたし、タカネビランジやホウオウシャジンなどの珍しい高山植物も目にすることができた。 中でも、ホウオウシャジン(写真2枚目)は、鳳凰三山にしかない固有種だ。 そんな花々をスナップし、小屋前のベンチで撮ったばかりの写真を確認していたら、私の横にQちゃんがペタッと座り、「見せてー」とせがんだ。 で、カメラのモニターを見せたら、クローズアップのヤナギラン(写真1枚目)を見て、「わー、きれい!」と感嘆の声を上げた。(たいした写真でもないのにね。) 以来、彼女とは写真を通じて会話が弾むようになった。 私が出かけて帰ってくると、「お帰りなさーい」と元気な声て迎えてくれ、たびたび寄ってくる。 私の撮った写真が気になるのである。 鳳凰三山に登って下りてきた時もそうだった。 ベンチでカメラを出したら、すぐ側に来て座った。 私が、出来のいい写真を見せようとモニターを操作するのだが、もたもたして思うように表示できない。 それがもどかしいらしく「貸して」と、私からカメラを取り上げ、いとも簡単にモニターを操作し始めた。 「うわー、これいいね」とかいいながら、お気に入りの写真を見つけては次々と大写しにしてくれた。 まるで、手慣れたスマホを操作する如くにである。 スマホを持たないガラケー世代の私は、ポカーンと見ている他なかった。 彼女、なかなかお調子ものでもある。 鳳凰三山から下山し、2日目の宿泊を申し込んだ時、「○○です」と名字を告げたら、「名前知ってるよーん」といった挙句、「えーっと、えーっと」というだけで、口から出てこない。 結局私は名も告げることになった訳だが、宿泊カードに氏名を記入した後、そらんじようと、何度か私の名前を口に出して読んでいた。 また会った時、すぐ名前で呼んであげようという配慮に思えた私は、その行為がうれしかった。 後に彼女は、自身の名前も告げてくれた。 私は暇な時間、ちょくちょく散歩に出かけた。 御座石コースの樹林帯を、独り静かに巡るのが気に入ったからである。 小屋近くなら高低差もほとんどなく、コメツガ林はいつもガスがかかって幻想的であり、地面にはキノコも良く見つかる楽しい散歩コースだ。 そうやって何度も出かける私を見て、ある時Qちゃんが「私も散歩に付いていきたい」と言い出した。 私はびっくりしてそれには応えず、一瞬、黙り込んだ。 『おいおい、止せよ。親子以上に年の差のある女の子と散歩して、まさか終始無口でもいられないだろうし、何を話題にすればいいんだ。』と、私は心の中でつぶやいたのであった。 ちょっと間が空いた後、私は一人で静かに瞑想の散歩に出かけた。 3日目の朝、「またきっと来てね。秋もいいよ。」とQちゃんに見送られて、私は山小屋を下りた。 わが家に戻ってから鳳凰小屋のホームページを開いたら、ブログに「鳳凰小屋の花が1人下山」と題して、Qちゃんが山を下りたという記事が見つかった。 私が下りた翌日らしい。 どこぞへ放浪の旅をして、また鳳凰小屋へ戻ってくるそうな。壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする
2016/09/02
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秋田銀行本店(秋田市山王)で私のミニ写真展を開催中です。 1階の営業部ロビーを会場に、期間は本日から9月末日までの1ヶ月間。 「魅惑の山稜」と題して、山岳写真8点を展示しています。 中でも、今年の県公募展で知事賞を受賞した『目覚める雪峰』は全倍という大きなサイズで出展していますので、ちょっと注目できるかも。 近くへお越しの際は、ぜひお立ち寄りいただければありがたいです。 今回の写真展は、同行の株主である友人T氏の計らいで実現したもの。 夕べ早速、山仲間9人が写真展開催を祝して小宴を開いてくれました。 私とT氏以外は展示した作品を見ていないのですが、祝宴だけはしっかり行うという不可思議なグループ。 飲み会のきっかけを提供できたのですから、まっ、それもありか。 写真展のことなどそっちのけに、雑多な話題で盛り上がったのでした。
2016/09/01
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鳳凰三山・御座石コースは登山口から中間地点の燕頭山(つばくらあたまやま)までは急登の連続です。 いきなりの急坂は体に応えますが、初めのうちはまだ余裕があります。 コメツガなどの針葉樹林帯が続く中に陽が射したりすると、「いいなぁ」とカメラを向けたりしていました。(写真1枚目) そんな中、下りてくる一人の女性に出会いました。 大柄でいかにもアスリートといった感じに見えます。 胸も大きく、顔だちも綺麗です。 その彼女「どちらに向かわれますか?」と、私に声を掛けてきました。 「今日は鳳凰小屋にお世話になるつもりです。」と答えたら、すかさず「私はそこのスタッフです。」と証してくれました。 山小屋の様子も伝えてくれた後、「これから降りて荷揚げする予定です。」と言って、彼女は足早に林の中へ消えていきました。 『こんな風にスタッフが気さくなら、山小屋は楽しく過ごせそうだな。』と私は心に弾みがつきました。 それにしても、女性ボッカとはすごい体力の持ち主という他ありません。 ボッカ(歩荷)は尾瀬でよく見かけます。 背負子に60キロ以上もの荷を載せて登るのですから、常人には到底真似ができるものではありません。 それを女性が行おうというのですから、驚きです。 彼女に、畏敬の念を抱いて、その後姿を見送ったのでした。 山小屋には男性スタッフが一人いました。 彼は、登山路で私を追い越していった男です。 鳳凰小屋に着いてしばらくした頃、彼のスマホにメールが入りました。 荷揚げ中の女性スタックが、旭岳下でバテて助けを求めてきたのでした。 私と登山路で行き交った彼女からです。 「何キロ背負うの?」と聞いたら「30キロ位です。彼女は荷揚げの経験が乏しいから。」と言い残して迎えるため山を下りて行きました。 旭岳は御座石コースの最初のピークです。(写真2枚目) 助けを要請した地点から山小屋までは、普通の足でまだ3時間は要します。 夕刻になり、私たちが食事を摂っていた頃にやっと無事に到着したようで、ほどいた荷を炊事場の棚に入れたりしている彼女を見かけました。 何となく気の毒で直接声は掛けられず、『大変だったね。ご苦労さん。』と心の中でつぶやいた私でした。 翌日、暗いうちに立って鳳凰三山に登り、正午前に山小屋に着いた時、すでに山を下りてしまったらしく、山小屋に彼女の姿はありませんでした。壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする
2016/09/01
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