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今日もニコちゃん事で仕事を早退。校長から「ニコの態度は限度を超えているので話し合いたい。」と手紙をもらい、今日その話し合いがあった。手紙には「宿題を見てくれる上級生を侮辱した」と書いてあった。ニコちゃんは「上級生を侮辱はしていない、それは僕のせいではない。その点については反論したい。」と言い出し、一緒についてくることになった。夫は仕事の都合でどうしても話し合いに参加できなかったので、事前に校長にメールを送った。「ニコはADHSと言われていて、家でもいろいろな問題を起こしている。近々小児科と話し合いを持つ予定でいる。改善策を模索しているので、学年末までは猶予が欲しい。ついては話し合いではこれこれこういうことを議論したい。」とかなり詳しいアジェンダを作っていた。私たちはたぶん校長はニコを別の学校に転校させたほうがいいという話を切り出すのではないかと想定していたからだ。夫はできれば電話で話し合いに参加したいと言っていたのだが、ややこしくなるので、夫には電話をしなかった。まず校長に「最初に一つ聞きたいのですが、ご主人からメールを何通かもらいました。名前にDr.が付いていましたが、お医者さんなんですか?」と言われた。「いいえ、エンジニアです。」と答えると、「どこで働いているんですか?」と聞かれた。ドイツでは親の職業や家庭環境をあまり質問されたことがなかったのでびっくりした。次に聞かれたのは「ご主人からのメールには、ニコはADHSと書かれていましたが、それはきちんとした診断がくだされているのですか?」ということだった。特別養護資格を持っている先生からの診断で、医者から診断されたわけではない、と説明した。投薬を勧められていて、その是非について近々小児科医と話し合いを持つ予定になっていることも話した。校長は「うーん、薬で元気な子を無気力にさせるのは、慎重になったほうがいいですよ。」と言った。「息子の集中力のなさは何年も前から指摘されていました。セラピーにも通いましたが効果はありませんでした。私たちは転校させることも考えていますが、学校を代わったところで結局は同じことの繰り返しだと思います。」と私が切り出すと、校長は「学校を代わる必要はないと思います。今日はその話し合いのために来てもらったわけではないのですよ。いろいろな先生にも聞きましたが、みんな口を揃えて「やればできる子だから、ギムナジウムを卒業できるはずだ。」と言ってましたよ。」と言ってくれた。横で聞いていたニコちゃんはものすごく喜んでいた。校長は「でも君の今回の成績はあまりよくないね。」と言った。ニコちゃんは「でも5はなかったですよ。」と自慢げに言った。それは何の自慢にもならないのに・・・校長からの手紙はかなり厳しい内容だったので、どんな話し合いになるのかすごく気が重かった。しかし、校長は終始穏やかで、ニコちゃんのやる気を引き出すように話しかけてくれ。「放課後、Hausaufgabenbetreuung(宿題をみてくれる)でニコが指導員を侮辱したと手紙に書かれていましたが、具体的にはどういうことか教えて欲しい。」と聞いてみた。校長は「Hausaufgabenbetreuungは優秀な上級生が下級生の宿題の面倒を見てくれるところです(無料で利用できるが、上級生はボランティアではなく、学校からバイト代がもらえる)。宿題を頻繁に忘れてくる生徒は強制的に参加を義務付けられていますが、その他の生徒は参加してもしなくても本人の自由です。ニコは参加しても全く宿題をせず、友人とつるんでふざけてばかり。上級生に対する尊敬の念がまったくなく、全然言うことを聞かないので、上級生からクレームがきました。Hausaufgabenbetreuungは、わからないところは教えてもらえるし、学校で宿題をすませてしまうことができるので、素晴らしいシステムだと思います。上手に利用してもらいたいけど、あまりにもひどければ出入り禁止になってしまいます。」と説明してくれた。ニコちゃんはHausaufgabenbetreuungに強制参加組だったのだが、手紙が来てから「怒られるぐらいなら、行きたくない」と言って、行っていない。「ニコは出入り禁止ですか?」と聞いたら、「そんなことはないですよ。ただ教えてくれる上級生は先生と一緒なのですから、もっとリスペクトしないといけないよ。」とニコに諭した。「それともう一つ君にいいたいのは、言葉遣いが悪すぎる。汚い罵り言葉を私はこの学校内で聞きたくはない。絶対に使ってはいけない。」と強い口調で言った。最後にニコちゃんは「えっと、僕より成績が悪い子はいますか?」と聞いた。恥ずかしい質問だと思った。校長は「君が最下位というわけではない。」と言った。続けて「次はもう少し頑張って3と2ばかりの成績表になるようにしてみようよ。君だって4や5は取りたくないでしょ?今は一番悪い成績は4-だけど、一番悪い成績でも3になるようにしてみようよ。それを続けていればいつかは1も取れるようになるよ。」とニコちゃんを励ました。私に対しては「こういう子供には忍耐強く付き合うことが必要です。時間がとてもかかります。絶対にあきらめてはいけないのです。あきらめたらそこでおしまいです。」と言った。見透かされている気がした。私達の話し合いは17時から始まって45分ほどかかった。校長室を出たら、次の親子が入ってきた。校長先生も忙しいなーと思った。ドイツの先生は残業なんてしないで、自分の受け持ちの授業が終わったらさっさと家に帰ってしまうイメージがあったが、この校長先生は親身だなーと思った。よくない評判ばかり聞くのだが、私にはとてもいい校長に思えた。この人が校長なら、この学校にニコちゃんがいることは正解なのかなという気もしてきた。校長は終始「君はやればできるんだよ。忘れ物をなくすために、チェックリストを作ったらいいと思うよ。君は優しくていい子だと担任が言ってたよ。もう少し順序立てて物事を考えようね。宿題は大切だから必ずするようにね。テスト勉強もそうだよ。私に言わせればテスト勉強をしない子は馬鹿だと思うよ。テストは親に見せないといけないよ。いいね、できるよね?」という感じで、ポジティブな言葉を沢山投げかけてくれた。ニコちゃんは、私や夫が何を言ってもすぐに泣きわめくが、校長の話しはちゃんとおとなしく聞いていたし、質問されたことには真面目に答えることができた。しかし、私と二人きりになると、その魔法はとけてしまう。魔法を持続させるために私は薬を選びたい気持ちが日に日に高まる。一方、夫は一旦はやむ無しと考えを変えたが、最近はまた懐疑的になってきている。ニコちゃん本人は薬は絶対にやだと言っている。本当に難しい問題だ。
2018年01月30日
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今週は同僚のNさんがスキー休暇をとっている。部屋にはKさんと私だけ。普段この部屋にかかってくる電話の80%がNさん宛。だから今週はほとんど電話もならず、私とだと話も弾まないので、いつもはおしゃべりのKさんもすごく静かだった。Kさんから3月末に二人の同僚が退職することを聞いて驚いた。理由は聞いていないけど、たぶんもっと条件のいい所に転職するのだと思う。税理士事務所の事務員の給料は低い。同じ仕事内容でも企業内で経理や給与計算の部門で働いた方が給与が2-3割増らしい。3月に新しい人が入ってくるようだが、退職する人が受け持っていた担当を振りふった結果、今までKさんが担当していた税務署や自治体から送られてきた「税金確定書」を登録する仕事を新たに振られた。Kさんは3月から会計士の資格をとるための学校に週末通うので、金曜日は出勤しないそうだ。仕事の割り振りに今後も変更があり、どんどん仕事量が増えていきそうだ。ニコちゃんのことで遅刻早退することが増えたので、昼休みを返上して仕事をしている。さすがに週40時間働くのは厳しいと感じるようになってきたが、同僚はいい人ばかりで、私にとって仕事をすることはストレスではなく、ニコちゃん事を忘れて没頭できるので、いい意味で気分転換になっている。同僚のIさんも息子さんの行動に悩まされたということで、ニコちゃんのことでもいろいろと相談に乗ってくれている。Iさんが「こういう施設がるあるよ」といってある療養所のパンフレットをくれた。その療養所にはADHSの子供のためのリハビリ施設がある。6歳から12歳未満のグループと12歳から17歳までのグループがあり、1ヶ月入院して改善をはかるのが目的。Iさんの息子さんはすでに18歳のなのでこのリハビリ施設に入所できないが、2年前に真剣に入所させることを考えていたそうだ。健康保険会社は費用負担のOKを出してくれたが、年金機構からOKが出なくて断念したと言われた。ドイツの場合、ADHSの子供への治療費は投薬を含め全額健康保険でカバーされるらしい。リハビリのための入院も「必要」とみなされれば負担してもらえるが、たぶんIさんのお子さんは「必要不可欠ではない」と判断されたのだろう。しかし詳しく内容を見てみると、12歳未満の子供の場合は親の付き添いが必要と書いてあった。夫も今週から別のプロジェクトで家をあけることが多くなり、休みは取れないという。私も1ヶ月の休みを取るのは無理。もっと以前に知っていれば参加することもできたのに残念に思った。比較的我が家に近い病院も調べたが、だいたいどこも12歳未満の子供を一人で入院させることはできない規則になっているようだ。義姉からは「ニコは基本的な躾ができてないない。そういう子は規律の厳しい学校に入れて性根を叩き直すべきだ。」といって、イギリスにある「元軍人によるミリタリースタイルの寄宿校」を勧めてきた。ちょっとそれはどうかと思う。夫は「LPC」というキャンプにニコちゃんを参加させたいといい出した。夫の仕事関係の人で孤児院育ちの人がいる。彼は子供の頃このキャンプに参加して人間として成長することができた、とてもいい経験だった、と語ったそうだ。それで夫はスイスにある主催団体にコンタクトをとって話を進めていた。国際的視野を持った人間を自然の中の集団生活で学んで行くサバイバルキャンプのような感じで開催地はエストニア。夫は既にニコちゃんにこの話をしていて、にこちゃんは乗り気になっていた。私は大反対をした。エストニアにニコちゃんを一人で派遣するなんて無謀すぎる。学校からも「集中力、協調性がない。道徳心に欠ける。指導者を侮辱する。」と文句が来ている子なのだ。結局は日程がニコちゃんの夏休みと合わずに断念したが、夫は他のサマーキャンプを探し始めた。ニコちゃんに「勉強しなさい」というと癇癪を起こすし、勉強を見てあげるとできないことに私も苛立ってしまう。双方の精神状態にマイナスだ。夫も週末に家に帰ってきて、私の愚痴は聞きたくないという。「カウンセラーに勉強を見るのは先生の仕事と言われたのだから、家で君が教える必要はない。それで本人が勉強しなくて落第になったら、それはそれで自業自得。本人に聞かれたことだけ答えればいい。」と言った。金曜日に成績表をもらって帰ってきたのだが、「5はひとつもなかった」と喜んでいた。しかしいくつかをのぞいてほぼ「4」ばかり。この成績で反省するどころか、「転校しなくてもいい。留年しなくてもいい」と喜んでいる。月曜日に校長との話し合いがある。何を言われるのか恐怖。夫は仕事が忙しく、私一人で学校もカウンセリングもすべて対応しないといけない。私たちは「投薬」に舵を切ろうと話し合っていたのだが、夫は「やはり投薬には抵抗がある。他の道を探そう」と言い出した。薬は万能薬ではない。副作用も怖いのは確か。薬で問題解決はできない。しかしこのままでは八方塞がり。すぐにニコちゃんは感情が爆発してしまうので私は極力ニコちゃに干渉せず、聞かれたことだけを教えるようにしている。それしかお互いの精神状態を保つ方法はない。先日ニコちゃんに「この問題がわからないから教えて」と言われた。数学の宿題で、聞かれたのは練習問題2番のa、b,cのうちのc。aとbは自分でしたからcだけ教えてくれればいいと言った。しかしcはaとbの答えを参照にしないと解けない問題。ニコちゃんはそもそも問題文を間違って解釈していたので、aもbも全く見当違いの答えだった。それでもう一度やり直しをさせようとしたら「aとbはもうしたからcだけ説明して」と譲らない。aとbができていなければcは答えられないと説明すると怒り出してしまった。泣きはじめてノートは涙でぐちゃぐちゃになるし、図形の問題だったが、ペンでかいてしまったので、消せないので、その上をグチャグチャに塗りつぶした。とにかくやることが雑だし、やり直しさせられるとものすごく怒り狂う。その状況にうんざりしている。私もニコちゃんもお互いのことが大嫌いになりそうだ。
2018年01月27日
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郵便受けにギムナジウムからの手紙がはいっていた。校長先生からの手紙だった。ニコちゃんに関することで、とにかく学校での態度がひどすぎてこれ以上見過ごすことはできないので、話し合いに来て欲しい、という内容だった。具体的には「全ての教科において授業をまともに受けないばかりか、他の生徒の妨害になっている。」「補習担当教員を侮辱する。」「道徳観念が欠ける。」ということだった。勉強が出来ないのは仕方ないと思っていたが、ここまで生活態度が学校でもひどいとは絶句。ニコちゃんに手紙を見せた。にこちゃんは「僕は誰も侮辱してない。A君とB君が言ってただけ。僕たちはいつも一緒に宿題をしているから、僕も同じグループに見られてしまっただけだ。僕の責任は10%。Aくんが40%、B君が50%」と反論した。たぶんA君はA君で、B君はB君で「僕は悪くない。ニコのせいだ。」と反論するだろう。A君とB君も手紙をもらったのかニコちゃんだけなのかはわからない。しかし、そんなことはどうでもいい。ニコちゃんが問題児であることには変わりない。成績も底辺を這いつくばっている状態なので、もしかして話し合いでは転校を勧めれるのではないかと予想している。私達もこれ以上ギムナジウムに行かせても授業についていけないので、転校させる考えでいるのだが、A校とB校のどちらに転校させるのがいいのか迷っている。私たちは投薬治療をする方向で来月小児科医と話し合う予定でいる。薬がどれだけ効果があるのかわからない。今学期は治療に専念で、夏休み明けから新しい学校で5年生からやり直させたいと思っていた。タイミング的には今転校はさせたくないのだが、校長からの手紙はかなりきつい内容だったので、今後の展開が読めない。児童相談所では、うちから車で30分ほどのところに精神病院(今ではそういう言い方をしないのかな?)があり、そこに入院させて投薬治療をする子供も多いですよ、とアドバイスされた。なんだか事がどんどんどんどん大袈裟になっていき、怖い。先程賢浩と電話で話した。10日後にAbiturがある。すでに前期の成績表をもらったそうだ。数学と物理はクラスで一番だと自慢していた。大学では物理を専攻したいそうだ。物理は面白いと思う、と言った。以前は物理なんて嫌いな科目だったのに、いつから好きになったのかと聞いたら「K(義兄)の教え方がうまいからだと思う。説明がわかりやすいから、面白さがわかった。」と言った。先生の影響は本当に大きいと思う。ニコちゃんが勉強に何の興味も示さないのは、私を含めてうまく教えられる人がいないのも原因なのだろうか?ニコちゃんを目覚めさせてくれる先生との出会いがあればいいなーと切実に思う。まあニコちゃんの場合、それ以前の問題だけど・・・・
2018年01月21日
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忙しい一週間だった。水、木と雪がすごかった。水曜日は午後4時に早退したのだが、我が家の敷地の前の歩道だけ雪が残っている状態だった。朝出勤前に雪かきをし、家に帰ってきてからも休む間もなく雪かき。木曜日の朝もものすごい雪。しかし夕方からは雨になった。全く変な天気が続いている。月曜日も3時に早退し心療相談所をニコちゃん、夫、私の3人で訪れた。Stuttgartに住む友人に、ニコちゃんが警察に通報して児童相談所から呼び出しを受けているという話をした。彼女はStuttgartにある心療相談所の受付をしていていて、子供のことで相談に来る家族も多いそうだ。「あなたの地元にもあるはずだから相談した方がいい」と言って、連絡先を調べて教えてくれた。予約は常に満杯で4-6週間待たされる覚悟で、と言われたが、田舎のせいか直ぐに予約が取れた。私はまず何故ここに来ようと思ったかという理由を話した。カウンセラーはニコちゃんに「なんで警察に通報したの?その時のことを君の口からもう一度説明して」と言った。ニコちゃんは「警察に通報したくなかったが、パパがしろとしつこく言ったので腹が立って通報した。」と説明した。カウンセラーは「じゃあ、今度はパパやママの視点から話を聞くね。」と言って、私達一人ひとりから事情を聞いた。その日はニコちゃんのテスト勉強を私がみていたのだが、説明を聞かないし、やってみてといっても考えようとともしない。椅子に座ったまま2時間何もしない無意味な時間が過ぎていき、私は「この子の将来はどうなるんだろう?」と絶望的な気持ちになった。夫にバトンタッチをしたのだが、ニコちゃんはますます調子に乗り、最低な発言を連発。最後には夫の堪忍袋の緒が切れ、新聞紙を丸めて肩を叩いたらしい。(私は現場を見ていない)ニコちゃんは「傷害罪で警察に電話する」と言い張り「やれるもんならやってみろ」と夫が煽り、実際に電話をかけたというのが大まかなストーリー。カウンセラーは「みんなが疲労して、お互いをいたわれなくなっている。その原因は、お母さんが家庭教師になっているからだ。だからお母さんもストレスが溜まるし、子供も家にいるのが楽しくない」と言った。私は「でも、学校で落ちこぼれていて、家で勉強しなければ追いつかない」と説明した。カウンセラーは「子供が算数の問題を理解していないのなら、その説明責任は学校の教師にある。授業についていけるようにさせるのは親の仕事ではない。親はもっと子供と楽しく過ごすべきだ。」と力説した。そしてニコちゃんに「君はどう思っているの?」と聞いた。ニコちゃんは「夜遅くまで勉強したり、休みの日に勉強するのは好きではない。宿題もやったのにもう一度やり直せと言われるのがいいやだ。」と言った。カウンセラーは「君はどこで勉強するのが好きなの?」と聞いた。ニコちゃんは「自分の部屋でしたい。僕の部屋はおもちゃがたくさんあるから気が散らないように脇に片付ければいいと思う。」と答えた。「わからないことがあったら、ママに聞くけど、それ以外は一人でやりたい。」「食事中にママがよく問題をだすけど、それはやめて欲しい」「勝手にビデオを撮るのはやめて欲しい」と自分の希望を伝えていた。私は「一人で宿題をすると、結局は理解できていなくて答えが全然違っていることが多いので、もう一度説明して最初からやり直しさせることになる。でも本人はやり直しをさせると怒る。だから一人で宿題をさせるのは意味が無いと思っている。」「働いているので、平日の昼に子供の勉強を見ることはできない。結局は夕飯後か週末しか時間がない。」「食事中の問題と言っても、例えば白雪姫と7人の小人が1リットルの牛乳を仲良く分けたら一人どのぐらいづつ飲めるか?というような簡単な問題を2-3問出すだけ。ほぼ毎日似たような問題で、基本が身につくようにトレーニングしようと思っているだけ。食事中以外にきちんと座ってくれることがないから仕方ない。」「ビデオをとるのは、小児科医に家での様子を伝えたいからだ。薬を飲ませるか飲ませないかという話し合いを来月するので、できるだけ正確な情報を伝えたいと思っている。でもビデオをとると「肖像権侵害で訴える」とすぐに言うでの困っている。警察に通報するというのが彼の決まり文句になっている。」と説明した。カウンセラーは「1リットルを8人で分けるという問題はあなたにとっては簡単な問題かもしれないが、彼にはゆっくり考えないとできない問題であることを理解すべきだ。また家で1時間以上勉強させる必要はない。それで学校の授業についていけないのであれば、それは学校があってないのかもしれないから、転校を考えるべきかもしれない。宿題をしたと本人が言ったら、親が答えをチェックする必要はない。それは先生の仕事だ。とにかく今お母さんは先生の補佐役を家でしているので、ストレスが溜まっている。その役割をおろすべきだ。教師は子供を教えることで給料をもらっているのだから、子供にわかるように教えるのは教師の仕事だ。」と言った。カウンセラーの話しに納得したわけではない。しかし私にとっても教師の役割を担わなくていいというアドバイスは願ったり叶ったり。宿題もチェックしなくていいし、テスト勉強にも付き合わなくてもいいし、ピアノの練習を強要しなくてもいい。そのほうが精神的に楽に決まっている。ニコちゃん本人だって「勉強しろ」「ピアノの練習をしろ」とうるさく言われないほうが嬉しいに決まっている。でも本当にそれでいいのだろうか?木曜日も4時に早退し児童相談所で話し合いがあったが、こちらもほぼ同じようなことを説明し、心療相談所のカウンセリングを親子で何回か受けることを勧められただけ。私としてはニコちゃん個人へのカウンセリングをお願いしたいのだが、児童相談所はどちらかというと「親が子供をどのように躾けるか」ということに軸足を置いていて、「こういうことで困っている」と話しても、「それは子供への伝え方に問題があるからだ」と解釈され、親への指導の必要性ありというスタンス。カウンセラーからお墨付き(?)をもらったニコちゃんは「宿題は一人でする。ママはチェックする必要ない」と言って、ちゃんとしているのかどうかますますわからない状態になってしまった。でも結局は本人が「このままではまずい」と自覚しなければ、周りが騒いだところで意味がない。最近は留年しても転校してもそれは自己責任で仕方ない、落ちるところまで落ちても仕方ないと私自身あきらめている。それでは本人がかわいそうだと思っていたからいろいろと頑張ってきたけど空回り。ここまで好き勝手にされると、もうどうでもいいやとすら思う。親が一生懸命になっても評価や感謝されるどころか、疎まれ恨まれるだけ。ばかばかしくてまじめに子育てなんかやってられない。
2018年01月20日
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元旦の次の日から普通に出勤している。お正月らしさのかけらもない。しかしまだ学校は冬休み中で有休を取っている人も多いので、道路は空いていて、駐車をする場所を探す苦労もなかった。今週は雨の日が多く、1月2日にスーパームーンを見ようと夜空を眺めたが雲が多く見られなかった。翌1月3日は暴風雨で、Nさんから「枝が折れて車に落ちてきても困るでしょ。今日はガラガラだから地下駐車場に停らたら?」と提案され、地下駐車場開閉のチップを借りてそこに停め直した。社長は事務所の近くの地下駐車場を7台分スタッフのために借りている。私にその優先権が回ってくることは向こう10年なさそう。幸い私達の地域では目立った被害はなかった。翌日は、朝出勤したらCさんが事務所の台所やトイレのタオルを交換していた。Nさんはドアノブや至る所を消毒していた。昨日出勤していたDさんから熱と下痢のため休むという連絡が入った。それで「念のため、この時期に体調を崩したくないからあっちこっちを消毒しているの」と言った。元旦に恵子と賢浩とそれぞれ少し話すことができた。恵子は交換留学後、半年間インターンシップをして、9月からスイスでマスターを始める計画を立てていたが、未だにインターンシップ先が見つかっていない。そもそも探し始めたのが12月で遅すぎた。本命からは9月からなら機会を提供できると言われたのだが、予定に合わない。アメリカに住んでいる義姉から「なんにも決まっていないならここにおいでよ。研究機関がたくさんあるから、無給でならビザの必要もないし、何か見つけることができると思うよ。」と言われ、その気になっているようだ。私は「ドイツに戻ってきて、半年間スーパーのレジとかでバイトすれば?」と言ったら「絶対にヤダ。そんな何の役にも立たないことをなんでしないといけないの?」と言われてしまった。「生活費の足しにするとかお小遣い稼ぎのために、普通大学生はみんなバイトしているよね?」と言ったら黙ってしまった。幸いなことに祖父母伯父伯母から援助してもらえるので、恵子はバイトをしたことがない。時間がないというのもその理由の一つだが、時間があっても単純労働をする気はないようだ。3月から修士課程を始めることもできるそうだが、下宿探しが大変なので、高確率で友達の後釜になれる9月からを望んでいる。ちょっと大学での勉強を休んで旅行をしたりのんびりしたいという思いもあるようだ。賢浩は1月31日からAbiturの筆記試験が始まる。頑張ったご褒美に、3月末からのイースターホリデーに義姉夫婦とジャマイカに行く。すでにだいぶ前から予約している。義姉夫婦は恵子に「一緒にジャマイカに行こうよ。その後そのままうちに留まって無給のインターンをしたら?」と提案したそうだ。無給でも義姉夫婦がいるから衣食住の心配はない。贅沢な話だなーと思う。そういう話が親の頭越しにされているのがなんとなく違和感を覚える。義姉は更に「生化学を勉強しても博士号がなければいい職はみつけられない。どの方向に進もうか迷っているなら、医学部に編入するのはどうか?」ともアドバイスしたそうだ。恵子にはいわゆる患者さんを相手にするお医者さんになる気は毛頭ない。生化学系の研究職につきたいわけだが、医学の知識があったほうが有利だと恵子を諭したらしい。実際に義姉夫婦は共に医学博士で若い頃は医者として働いていたが、今はちょっと違った分野の研究職についている。義姉夫婦には賢浩も2年間もお世話になっていて、現地での生活費は全部負担してもらっている。お金も口も出してくる。あまりにも子どもたちへの影響力が大きすぎて、「これは普通のことなのか?」と戸惑ってしまう。私としてはニコちゃんの面倒こそ見てほしいと思ってしまう。でも悲しいことに義姉夫婦はニコちゃんには関心が薄いようだ。ニコちゃんには「アメリカに遊びにおいで」というお誘いはほぼない。クリスマスプレゼントとして、ニコちゃんはTriopsという古代ガニの飼育セットを恵子から貰った。早速卵を水槽にいれ、実験開始。2日で孵化した。1日中ランプを付けて水温を25度にキープ。水を替える時に間違って何匹がいなくなってしまった。ちょっと水温が下がったりしただけで、あっという間にもう1匹死んでしまった。1cm弱までに成長したのだが、ちょっと不手際があると簡単に死んでしまい、昨日最後の1匹が死んでしまった。残念。ちゃんとした環境がないと冬場は育てるのが難しいと感じた。ニコちゃんは最初のころは大喜びしていたけど、だんだん放置するようになってしまった。ボウフラみたいな感じだから、死んでも罪悪感や喪失感が少なくて済むのが救い。観察日記をつけなさいと言ったのに、1ページも書いていなかったし、あれだけ欲しい欲しいと言っていたのに、この程度だったのかとがっかりした。私の2018年1週目はそんな感じで過ぎていった。
2018年01月06日
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あけましておめでとうございます。快晴で清々しい朝。でもまだ家族はみんな寝ている。一人でコーヒーを飲みながら元旦の朝からネット三昧。昨日は近所に住むヨハネス君家族と夕飯を食べながらそのまま新年を迎えた。我が家にはテレビがないので、かわりにラジオをつけた。12時近くになったのでゼクトを用意した。子供にはノンアルコールのゼクト。外ではバンバン花火が上がり始め、我が家のデジタル時計も0:00になったので乾杯を始めた。しかしその後ラジオでカウントダウンが始まり、なんだかちょっと間が抜けてしまった。すぐに外に出て、花火見学。ものすごい数の花火が新年の夜空を彩っていた。我が家は今年は買わなかった。にこちゃんはよく荷物が配送されてくる時にダンボールに詰め込まれている小袋に空気が入っているような緩衝材に自分で「中国製爆竹」みたいなことをマジックで書いて、それを足で踏み潰して破裂音を出していた。やることが可愛いなーと思ったが、あれだけ欲しがっていたから本物を買ってあげても良かったのかな?とも少し思った。ヨハネス君にはお兄さんが二人いて、16歳と12歳。16歳のお兄ちゃんは大人の仲間にも子供の仲間にも入れず、つまんなかったのか、途中で自分の家に戻って、12時間近に乾杯のためにまたうちに来てくれた。12歳のお兄ちゃんとヨハネス君はニコちゃんの部屋で遊んでいた。ダイニングには大人4人。いろいろな話ができて楽しかった。ヨハネス君のご両親は二人共教師。だから学校の現場の様子をよく知っていて、ニコちゃんのことを相談してみた。ニコちゃんの場合、「ADHS児にあてはまる項目が多くみられる」という専門家の見解はあるが「ADHS」と診断されたわけではない。だからコンスタンツにある専門機関できっちり検査をした方がいい、といわれた。しかし今まで何度もテストを受けているのに、更にどんなテストがあるというのだろうか?専門家のレポートには「3-4ヶ月服用してみることを勧める。」と書かれてあるのだが、3-4ヶ月では依存症にはならず、症状が改善しなければやめればいいだけの話で、取り返しがつかなくなるわけではない。だからとにかく薬を試してみたほうがいい、と言われた。重要なのは服用量でそれは医師とよく話し合い、学校とも連携した方がいいと言われた。ヨハネス君のママはいろいろな学校で教えているのだが、その一つが特殊学校で、普通の学校の授業についていけない子が通う所。ADHSの子も多く、服用している子が薬を忘れた時はひどい状態になり授業にならない、と言っていた。また、ある子は薬が合わず、それに気づかずに2年間服用したため、成長が止まってしまい、未だに年齢に対しかなり小さいままだと言っていた。シュタイナー系の学校がもしかしてニコにあっているのではないか?ときいてみた。二人共否定的だった。シュタイナー系の学校は自分のやりたいことがわかっている子(芸術とかスポーツ方面)や自立している子に向いている学校で、ニコのような子にはきっちりした枠組みのある学校の方がむいていると思うという意見だった。ヨハネス君のパパは他の町のギムナジウムの教師なのだが、彼の生徒に問題児がいたそうだ。何も勉強しないで、成績はいつも最下位。その生徒は学校に来ない日も多かったそうだ。親には子供を学校に通わせる義務がある。無断欠席が続くと学校側は親に連絡をする。しかし親も家におらず連絡がつかない。そういう場合は、児童相談所と警察に報告し、警官が生徒の家まで行って学校まで連れてくることになるそうだ。その子の親には2度も罰金刑が言い渡されたが、状況は改善されなかったそうだ。一度その子にIQテストを受けさせたら、とてつもなくIQが高いことが判明。でも本人にやる気がなく、親も放任なので、ギムナジウムで5年生を1度留年、さらに9年生でも留年。同じ学年を3回繰り返すことはできない。また出席も不足しており、とうとう規則によりギムナジウムに在籍できなくなった。先生方はその生徒に「せめてHauptschuleの卒業資格はとっておきなさい」とアドバイスし、その子は人生で初めて試験勉強をしたそうだ。無事Hauptschuleの卒業資格を取り、Realschuleに移り9年生からやり直し。10年生に進級し、Realschuleの卒業試験にも合格。その後カレッジと呼ばれるギムナジウムに進んだそうだ。普通よりも3年遅れてしまったわけだが、今はきちんと学校に通っているとのこと。ヨハネス君のパパは「後からやり直しが効くのがドイツの学校制度の素晴らしい点だ。」と強調した。ニコの場合もギムナジウムにこだわる必要はない、地元のRealschuleにもバイリンガルコースがあるから、そこで実力が発揮できるようにしてあげればいい、Realschuleのあとにギムナジウムに行ってAbiturを受けることもできる。道はいくらでもある、と言ってくれた。ヨハネス君のパパの学校には他にも問題児がいて、この生徒のラテン語の成績は「6」で進級できないことが決まったので、本人はRealschuleに転校したいといい出した。Realschuleにはラテン語の授業はない。だからギムナジウムでのラテン語の成績は進級に必要ないので、ギムナジウムではラテン語が「6」では留年だが、Realschuleに転校すれば進級できるという仕組みだそうだ。逆にいえば、ギムナジウムでドイツ語や数学が「6」だった場合は、Realschuleでも進級はできず、転校したとしても同じ学年をやり直すことになる。ヨハネス君のパパの学校の生徒で、恵子と同じ州立ギムナジウムに転校した生徒が、半年で戻ってきたそうだ。州立ギムナジウムの子はそれなりのレベルの子ばかりなので、プレッシャーが半端ではなかったそうで、精神的にやんだらしい。実は恵子の同級生にも精神が起因する病気で長期療養や転校した子は何人かいたので、珍しい話ではないと思う。ギムナジウムでは同じ学年はもう一度勉強し直すチャンスがあるが、2年連続で留年することはできない。トータルで2回までの留年は認められる。留年は11年生でもできるそうだ。12年生でAbiturを受けるわけだが、Abiturの成績が悪かったからと言ってもう一度12年生をやり直すことはできないが、Abiturを受けられなかった場合は、12年生をもう一度繰り返すことができるそうだ。だから体調が悪いとか、勉強不足と感じる子は、たまにわざとAbiturを受けないで、翌年受ける子もいるらしい。そんな話、知らなかった。Hauptschuleでは卒業試験は4.5以上(6段階評価。1が最高)で合格だそうだ。だからよほど勉強しない子以外は合格するのがそれほど難しいわけではなさそうだ。ドイツの大学は4以上で試験に通るそうだ。スイスでは6段階評価だが6が最高。恵子の大学は4以上で合格。ドイツ式に直せば3以上でないと不合格。3.01で試験を落としてしまう。講義レベルも高いが、評価も厳しい。毎日大学のことで忙しそうにしている恵子を見ていると、もっと楽な道を選べばよかったんじゃないかな、と時々思う。恵子は必要以上にあれもこれも勉強しようとする、賢浩は必要なことだけ勉強する、ニコちゃんは必要なことさえ勉強しない。3人3様だが、それぞれにあった道を見つけて欲しい。
2018年01月01日
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