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昨年は『ジェネラル・ルージュの凱旋』『南極料理人』『クヒオ大佐』で主演し、私のイチ押し男優になった、堺雅人主演のサスペンス映画です。題名はビートルズの「アビイ・ロード」に収録されている曲です。先日、英EMIがスタジオを売却するのしないのと話題になっていたので、タイムリー?映画は仙台の各所でロケが行われています。仙台には祖母が住んでいたので、小学生の頃に何度か行きました。東北新幹線開通前ですが・・・。(特急「ひばり」だったなー)5年ほど前にも行きましたが、駅のまわりしか知らないです。(駅前のヨドバシは行きました) 仕事中に強盗に襲われていたアイドルを助けたことで一躍有名人になっていた、宅配便運転手の青柳雅春は大学時代の友人・森田に釣りに行こうと呼び出される。森田は車の中で青柳に言った。「お前、オズワルドにされるぞ。」森田は妻の多重債務を帳消しにするかわりに青柳をこの場所に連れてくるように言われたと。そのとき、背後の大通りで行われていた首相のパレードで爆発が起き、首相が暗殺される。現場からまっすぐに2人の車に向かってくる警官が2人。しかも迷わずに撃ってきた。森田に言われるままに車から離れる青柳だが、直後に森田の車が爆発する。青柳はとにかくその場から逃げた。 青柳は最近知り合った女性のところに逃げ込むが、TVをつけると首相がラジコンヘリに取り付けられた爆弾で暗殺される光景が報道されていた。青柳はこの女性からラジコンヘリを薦められ、川原で飛ばしたりしていた。彼ははめられたことに気付き、そこから離れる。 青柳は大学の後輩・カズに連絡をとる。しかし、そこにも警察の手がまわっていた。 一方、青柳の大学の同級生で元恋人・晴子は、TVを見て信じられないでいた。 原作は未読ですがストーリーがわからなくなるようなこともなく、主人公の逃亡劇を楽しむことができました。けっこう長めの原作らしいですが、青柳サイドを中心にうまくまとめてあるようです。 主人公の青柳が首相暗殺犯に仕立て上げられます。人のいい役柄が、堺雅人にぴったりです。思わず逃亡を応援したくなります。一方、あまりにも手際よく青柳を追い詰める警視庁の刑事・佐々木に香川照之。さまざまな映画、ドラマで活躍していますが、今回もとてもいいです。何でもできる人です。ケネディを暗殺したとされるオズワルドが例えとして出てきます。青柳(のニセモノ)がラジコンヘリを操縦しているのが「教科書ビル」というのが、それを意識しています。(オズワルドがケネディを撃ったとされたのが、ダラスの教科書ビルだったはず) 青柳の逃亡を助けるのが、連続殺人犯、宅配便の先輩ドライバー、元恋人、病院の入院患者、元バイト先、アイドルなど、さまざまでユニークです。元恋人の晴子はすでに結婚していて娘がいて、ほとんど子連れで登場します。この娘がけっこう芸達者です。また、青柳と晴子は本編中では顔を合わせておらず、間接的に支援します。(回想シーンでは一緒にいますが)メモの会話がいい。 そして出番は少ないですが、青柳の父親がとてもいいです。演じるのは伊東四朗。青柳の人となりを知っている人々はみな、彼の無実を信じてくれます。そして、繋がってゆく。話中に散りばめられたいろいろな伏線が回収されていくのは気持ちいいです。 ちなみに、青柳を陥れた方についてはほとんど触れられていません。不満といえば不満ですが、下手に入れて冗長になるよりかはいいかと。切り方が上手いということかな?十分楽しめましたし。ベストセラーの長い原作を旬の役者で、というと、どうしようもないものができることがありますが(公開前はそれを危惧してました)、この映画は全くそんなことはなく、面白かったです。(まぁ、ハリウッド製作なら、間違いなく追い詰めていた刑事は死に、最後に黒幕は失脚するでしょう。最後の放送も切られないで しょう。この終わり方は日本的な終わり方?)楽しみ方の視点を主人公中心にすると結構楽しめる、快作でした。
Feb 27, 2010
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『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』のヘンリー・センリック監督の、人形によるストップモーションアニメです。あちらはティム・バートンの世界でしたが、こちらはまた違う雰囲気です。前に観たのも『トイ・ストーリー/トイ・ストーリー2』だったので、最近は本当にアニメ率が高い・・・。ちなみに各所で不評の3Dメガネですが、もう慣れてしまいました。 ピンクパレス・アパートに引っ越してきたコラライン。土いじりが嫌いな園芸雑誌のライターのパパとママは仕事が忙しくて全然かまってくれない。おまけにパパが作る食事はろくなものではなく、コララインの不満は溜まるばかり。家の中を探検していたコララインは壁紙に隠された小さな扉を見つける。ママに頼んで扉を開けてもらうが、扉の向こうは壁だった。しかし、夜にネズミを追いかけてその扉を開けると、扉の向こうには別の世界があった。その世界のパパとママはとても愉快で食べ物も美味しい、理想の世界だった。ただ、その「別のママ」を始めとするその世界の人間は、みな目がボタンだった。 けっこうダークな雰囲気が漂う、自分好みの世界が展開する映画でした。実写で撮るとホラーになってしまうであろうものも、また違った雰囲気で楽しめました。ストーリーはホラー仕立てです。原作は童話だそうで、原作者が監督に働きかけて今作が製作されたらしいです。 大家の孫、ワイビー。黒猫が一緒にいたりします。コララインにお近づきになりたいけど・・・けっこう不器用?ピンクパレス・アパートの変な住人たち、2階のボビンスキー、地下のミス・スピンクとミス・フォシーブル。これが、別の世界では一流の芸人になってコララインを楽しませてくれます。ネズミのサーカスや空中ブランコなんかは見ていて楽しいです。 いろいろ細かい演出も面白いです。 後半、魔女が正体をあらわしてくるあたりでは調度品がゴキ・・になったり、見た目はユニークですが不気味なものになっていきます。ラスト、現実世界に戻ってきた後にもうひとつ展開が。 3D表現ですが、オープニングで針の先がこちらに向かってくるので、先端恐怖症の人は注意。本編中では飛んでくる物が手前から飛んできたり、いろいろ試している感じでした。 世界観も自分好みで、いろいろ楽しみどころがある映画でした。
Feb 24, 2010
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あさりよしとおの本領発揮!な本格SF漫画です。 第1巻の内容は3話から構成されています。 第1話「宇宙のプロレタリア」 地球から4億5千万km離れた小惑星でただ1人、水を採掘する男。といっても実際に掘るのは機械で、男の仕事は機械のメンテナンス。お供は人間型のロボット1体。ここで4年を過ごさなければならない。憧れの宇宙に出たものの、うんざりするような現状にいらつく男だが、電波も地球に届くまで25分もかかるため、本部とはケンカにもならない。そんな中、男は強い衝撃を受けたヘルメットを見つける。前任者ははたして地球に帰ったのだろうか?第2話「軌道上教習」はじめてロケットを操縦し、軌道ステーションに上がるパイロット。しかし、そのロケットにお得意様の娘という少女が同乗することになる。地上のコントロールでステーションとのドッキングまで行われるはずだったが、アンテナの故障で手動で軌道ステーションまで行かなければならなくなってしまう。パイロットは隣で騒ぐ少女をなだめつつ、対応することになる。 第3話「ゆうれいシリンダー」 小惑星内のシリンダーにある町に住む少年、タカシ。そんなタカシに水や食料を粗末にするなと口うるさいゴミじじい。タカシたちはゴミじじいがゴミを集めてどこに行くのか気になり、ゴミ収集の箱に隠れる。ゴミの行き先でタカシたちが知った真実とは・・・ 第1話から、あさりよしとおならではの世界が展開します。ちょっと間をいれたり、科学的な薀蓄を入れたり、ちょっとブラックなギャグを入れたり。風邪をひいた主人公に与えられる「タンパク源」がカイコのさなぎというのは、ありそうです。(実際なら粉末とかになってそうですが)あと、文学作品の朗読をして欲しいと言われたロボットが読むのが「蟹工船」「アンクル・トムの小屋」だったりするのが面白い。そしてオチで前任者の行方が・・・第2話はインターミッション的な話です。重力をネタに話が展開します。時間軸から言うと、この話が一番初めになります。第3話は、第1話からさらに後のお話。町1つを維持するために必要なシステムは・・・といった感じの話です。確かに、人工天体では自然がやることをすべて人がセッティングしなければなりません。全体的には、ある水を産出する小惑星にまつわる連作です。「水」「リサイクル」などをテーマに、学習漫画も手がける作者の本領が発揮されています。『まんがサイエンス』が小学生向きなら、こちらはもう少し上の年齢層向けという感じです。(『HAL』はシャレのわかる人向けですが)宇宙開発とかに興味がある人には、オススメです。
Feb 20, 2010
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夏にPart3の公開を控えて、Part1と2が3Dになって劇場公開されていたので観てきました。トイ・ストーリーは1も2も観ていなかったのでちょうど良かった。2本立てですが、1本分の値段です。(そのかわり、本編前の短編はありませんでしたが。)3D版、ということで3Dメガネです。こちらはXPAND/3D。IMAX 3DとXPAND/3Dでメガネの形が違うのですね。『アバター』のときはIMAXでしたが、IMAXの方がレンズの玉が大きくて見やすかったように感じました。まぁ、要は慣れですが。3Dメガネ?を着けているエイリアンが可愛い。本編ではメガネをかけてませんが。『トイ・ストーリー』 カウボーイ人形のウッディはアンディの一番のお気に入りで、オモチャたちのリーダー的存在。今年もアンディの誕生日がやってきた。誕生パーティーが始まるとオモチャたちは戦々恐々。新しい仲間が来るかわりに飽きられて捨てられるオモチャが出るからだ。最後に開けられたプレゼントは最新のアクション・フィギュア、バズ・ライトイヤーだった!バズはアンディのお気に入りとなり、ウッディは面白くない。アンディの引越しも迫った日、ウッディはバズにイタズラを仕掛けてバズは窓の外に落下。その後いろいろあってウッディとバズはガソリンスタンドに置き去りにされてしまう。ウッディとバズはアンディのもとに帰れるのだろうか? 『トイ・ストーリー2』アンディがカウボーイキャンプに出かける日。ウッディはアンディとともに出かけられるので大喜び・・・だったが、腕の付け根がほつれてしまい家に残ることになってしまう。そんなときにアンディのママがガレージセールを開き、ペンギン人形のウィージーが売りに出されてしまう。ウッディは単身庭に出てウィージーを救出するが、そのときに1人の男の目に留まる。その男はウッディを買おうとするが、ママに断られてしまう。ついに男はママの目を盗み、ウッディを連れ去ってしまう。それを見ていたバズたちは、ウッディの救出を決意する。ウッディを連れ去ったのはおもちゃ屋のオーナー、アル・マクウィギン。アルの自宅に連れてこられたウッディは、カウガール人形のジェシー、馬のブルズアイ、そして箱に入ったままの炭鉱夫プロスペクターと出会う。実はウッディは昔のTV番組の主人公で、ジェシー、ブルズアイ、プロスペクターは共演キャラクターだった。そして彼らはプレミア付きのコレクターズ・アイテムで、4体揃えて日本のおもちゃ博物館に売却されることになっていた。ジェシーたちは日本行きを楽しみにしていたが、ウッディはアンディのもとに帰りたいと思っていた。 いろいろと楽しみどころがある、面白い映画です。いまさら言うことも無いでしょうが。Part1の世間知らずなバズがズレてて面白いし、その後成長してアンディのオモチャの仲間になっていくのがいいです。悪ガキ・シドによって不気味に改造されてしまったオモチャたちも、実はいい奴らだったとか。Part2でウッディ救出をリードするバズ。正義のヒーローです。もう1体のバズが悪の帝王と対決し、最後は父子でキャッチボールするさまも、なんか和みます。恐竜人形のレックスが、キャラクターの性格と声のせいでほとんどスター・ウオーズ(クローン・ウオーズ)のジャージャー・ビンクスだったり。カウガール人形のジェシーの話がけっこうしんみりきたり、プロスペクターが意外と・・・だったり。で、ともに最後は大団円。 今回は3Dの鑑賞でしたが、3D的な演出はわりとさりげなく行っているようでした。元の2D版から大きく変わることが無いようにした感じ。でも、見ていると3Dです。3Dを一番感じたのは、最初のディズニーのロゴだったり。元々3DCGで製作されているから、自然に3D化したような感じ。PIXARの旧作は次々と3D化されそう。 各所で不評な3Dメガネもあまり気にならずに観れました。眼鏡の上から装着していましたが、慣れてしまった?しかし、シリーズものイッキ見というのは、いいですね。シリーズのつながりも良くわかるし、Part2でPart1に内容をネタにしてもすぐわかるし。ずっと座りっぱなしですが。(休憩時間はありました)料金も1本分だったので、観れて良かったです。Part3も楽しみです。
Feb 19, 2010
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山田洋次監督、吉永小百合、笑福亭鶴瓶主演の人情味あふれる映画です。今年はじめて鑑賞する、アニメでない邦画・・・チネチッタのポイントで鑑賞。 東京の私鉄沿線の商店街にある高野薬局。 夫を早くに亡くした高野吟子は女手ひとつで薬局を切り盛りし、一人娘の小春を育ててきた。そして小春の結婚を直前に控えていた。吟子の弟、丹野鉄郎は小春の名付け親だったが、以前に吟子の夫の法事のときに酒を飲んで大暴れして親戚中から愛想をつかされ、その後音信不通になっていた。小春の披露宴の招待状も配達不能で返ってきていた。 小春の結構披露宴が始まったとき突然、鉄郎が現われる。小春の結婚の話を聞いて大阪から飛んできたと言う。兄の庄平は以前のこともあって鉄郎が披露宴に出ることを渋るが、吟子の説得で酒を飲まないことを条件に出席を許される。 しかし案の定酒を飲んで騒ぎを起こし、披露宴を無茶苦茶にしてしまう。庄平はこれを機に鉄郎との絶縁を宣言するが、吟子は鉄郎を家に泊め、帰りには大阪への交通費を渡すのであった。暫くたった頃、小春の結婚生活は上手くいかなくなり、離婚して家に戻ってきていた。そんなとき、鉄郎に金を貸したと言う女性が高野家を訪れる。 笑福亭鶴瓶がはまってます。素で演技しているような感じでした。小春の結婚式の翌日にパチンコに出かけ、帰りに河原で「帰りの電車賃までスッてもた・・・どないしょ」とか言ってるシーンは最高です。 まぁ、鶴瓶が演じた鉄郎、どこか憎めない感じですが・・・憎めないのは映画の登場人物だからであって、実際に身内にあんな人がたまりません。見かけは大人ですが、中身は完全に子供です。またこの演技もいいです。吉永小百合が演じた吟子、鉄郎にはすごく甘いです。人情を通り越してとことん甘いです。絶縁を言い渡しておきながら、捜索願を出したりしています。弟が可愛くて仕方がない世話焼きの姉と、姉に甘えまくる弟がそのまま歳をとったような感じです。小春の最初の結婚相手が、出番は少ないですが対称的に描かれています。 映画のストーリーは小春の結婚~離婚~再婚に鉄郎が起こすトラブルなどが絡んで展開します。後半は吟子が鉄郎を訪ねて大阪まで行きます。とことん最後まで面倒をみます。ラストでボケてしまった吟子の姑のセリフがいいです。社会や世間体を離れたところで鉄郎を理解してやれると言う感じで。 高野薬局がある私鉄沿線の商店街は、東急池上線沿線のようです。(石川台駅が映っていましたが。)知ってる場所が出てくると、なんかうれしい。温かみのある、とてもいい映画でした。また、パンフ表紙・裏表紙の絵もとてもいいです。
Feb 17, 2010
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喋る不思議な猫のお話、第2巻です。(第1巻のレビューはこちら)長女・雛乃が連れて帰ってきた、とんぬらさんにそっくりな黒い猫。この猫もまた喋る猫で、「デューク」と名乗った。その頃、とんぬらさんと買い物に出ていた市乃はデュークを捜していたお嬢様・ルクレツィアと執事たちに遭遇し、ひどい目にあわされてしまう。そしてついに、とんぬらさんとデュークが出会う。2匹は兄弟だったのだ!2匹の縁で打ち解けるルクレツィアと一之瀬家の人々。しかし、ひどい目にあわされた市乃はルクレツィアたちを許せないでいた。とんぬらさんの弟、デューク登場。この猫もとんぬらさんに劣らずふてぶてしい雰囲気で、しかも紳士で人格者(猫?)です。ほとんどルクレツィアの教育係です。ルクレツィアはお嬢様で、高飛車な雰囲気があるかと思えば、性格はきわめて素直です。家庭の事情で友達らしい友達がいない上に、お嬢様に絶対服従の手下?を連れているわりには性格はヒネていません。これはきっとデュークのおかげでしょう。次のエピソード「とんぬらさんと日常」はインターミッションという感じで、セリフなしで(終わりの方に少しセリフがありますが)を描いています。なんかアブナイところもあったりしますが。巻の後半は、とんぬらさんが市乃の中学校へ。市乃のクラスメート、担任の蟹江先生が登場。この蟹江先生、深刻な理由から猫が怖い。それはとんぬらさんにもどうしようもありません。そして最後にルクレツィアとデュークが学校に転入してきて、次に続きます。第1巻は一之瀬家とその回りだけでしたが、この第2巻で舞台が学校まで広がり、キャラクターも増えました。これからどんな展開になるのか、楽しみです。
Feb 15, 2010
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安彦良和版「一年戦争」ガンダムのストーリーも佳境、ソロモンの戦いです。 前編の始めはガンダムのマグネットコーティング加工の話です。モスク・ハン博士・・・アニメではどんな人物だったか覚えていませんが、この話に出てくる博士はなかなか味のあるキャラクターです。マグネットコーティングでガンダムがチューンナップされるくだりだけでなく、その間のアムロの焦りのようなものが描かれています。そして、ソロモンの戦いへ。アニメでは1機だけ登場してガンダムに撃墜されたモビルアーマー・ビグロが部隊単位で配備されています。ハヤトは、ボールで出撃しています。そして、連邦の新兵器、ソーラーシステムが作動。 後編ではついに、ドズルがビグ・ザムで出撃。部下を全員降ろし、一人で連邦の艦隊の突撃。ドズルの漢ぶりが描かれています。(まぁ、後でギレンが指摘することも一理ありますが。)この戦いの中でスレッガーとミライ、ハヤトとフラウが描かれています。 ソロモン陥落の後、エルメスに乗ったララアとガンダムに乗ったアムロの、戦場での再会。アムロを勧誘するシャア。そしてついに最終局面。 デギン、ギレン、キシリアたちがそれぞれの立場で行動を起こします。 しかし、キシリアは怖い人です。そして、戦艦グレート・デギンは単独で和平交渉を行うために出港し、ここで終わります。大まかなストーリーはアニメ版と同じなんですが、いろいろと描きこまれているので、読み応えがあります。続き「ひかる宇宙編」が楽しみです。 こちらにも描き下ろしの番外編が掲載されています。デギンの意外な活躍や、幼少時のキシリアやハモンが登場します。しかし、幼くてもキシリアは可愛くない・・・ドズルは相変わらずでしたが。
Feb 13, 2010
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クリント・イーストウッド監督の最新作です。1995年に南アフリカでラグビーのワールドカップが開催されたときに起きた奇跡。実話をもとにした映画です。 1990年、ネルソン・マンデラは27年間の投獄のあと釈放され、1994年に南アフリカの大統領に就任した。大統領官邸に入ったマンデラは官邸を去る準備をしていた白人スタッフを集め「過去は過去」と彼らの必要性を説き、引き続き仕事にあたらせる。そして増員の要求があったボディガードに前大統領のボディガードだった白人4人をを配属する。責任者のジェイソンは反発するが、マンデラはジェイソンを諭して渋々ながら納得させる。 南アにおいてラグビーは白人のスポーツとされ、国の代表チーム「スプリングボクス」はアパルトヘイトの象徴になっており、黒人たちは対戦相手を応援するようになっていた。今この「スプリングボクス」は「南アの恥」と言われるまで弱体化していた。国家スポーツ評議会は「スプリングボクス」のチーム名、エンブレムを変えて別のチームにしようとするが、マンデラは評議会に乗り込み「今は卑屈な復讐をすべきではない」と説得して変更を止めさせる。 翌年の1995年には南アでラグビーのワールドカップが開催される。マンデラはこのイベントが国を1つにまとめる機会と考えていた。マンデラはスプリングボクスの主将フランソワ・ピナールをお茶に招き、語り合った。ピナールは大統領の意図を理解し、厳しいトレーニングの合間に黒人の子供たちとの交流をはかるようになる。そして、ワールドカップが開催が近づいた日、マンデラはピナールに、かつて獄中の自分を勇気づけた詩「インビクタス」を贈る。 映画の紹介を見た感じでは「弱小チームがワールドカップ優勝を果たすスポ根もの」という印象を受けたりしますが、そうではありません。テーマはあくまで、「南アの黒人と白人の和解」です。ラグビーの試合結果は歴史的事実なので、結果はわかっていますし。映画の冒頭で、整ったグランドでラグビーの練習をしている白人の子供と荒地でサッカーに興じる黒人の子供たちが対称的に描かれています。大統領に就任し、ボディガードの半数を白人にします。このボディガードたちもこの映画のもう1つの柱として描かれています。反発する黒人ボディガードたちと戸惑い気味の白人ボディガードたち。最初は黒人と白人で別々の車に乗っています。長い間国際的にボイコットされ、弱体化していたスプリングボクス。 かつてマンデラも獄中で敵チームを応援していたという話も出てきます。アパルトヘイトの象徴で、しかも弱体化したチーム。でも白人たちにはかけがえのない代表チームを、マンデラは存続させます。一貫して描かれているのは、黒人と白人の立場が逆転したからといって、逆の差別を行おうとしない、行わせようとしない、マンデラの姿勢。たとえ過去に何があっても。27年間投獄された、「マディバ」マンデラの言葉に周囲の人は従わざるを得ません。 マンデラが白人のボディガードに家族のことを聞かれて、気分を害するシーンがありました。確か、マンデラの長男は事故死だが当局による謀殺の疑いがあったはず。そして、ワールドカップ開幕。 この辺はちょっと唐突感がありました。決勝戦は凄い試合になります。ノートライでキックのみで得点。これが実話だから凄い。実話と言えば、日本に関する笑えない実話も登場していました。決勝戦の試合中の警備員と黒人の子供が、結構いいです。 そして、優勝。監督が描きたかったのはスプリングボクスの優勝ではなくて、優勝後にともに喜ぶ会場警備員と黒人の子供であり、黒人と白人で混ざって乗っているボディガードの車だと感じました。 この映画、「感動させよう」と言う感じのあざとい演出は特にありませんし、説教臭くも感じませんでした。けっこう淡々と描いていますが、惹きつけるものはあります。さすが、イーストウッド監督です。また、マンデラを演じたモーガン・フリーマンも良かったです。いい映画でした。 この映画ではマンデラ獄中のことにはあまり触れられていないので、できればネルソン・マンデラについて予習してから観た方がいいと思います。オススメなのは、『マンデラの名もなき看守』(レビューはこちら)
Feb 12, 2010
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超低予算映画ながら大ヒットしたと話題の映画です。水曜日の仕事の後に、TOHOシネマズ川崎にて下1桁が4の年賀状を持って1000円で鑑賞。レディスデーだったので、仕事帰りのOLと思われる方々に包囲されてしまいました。 同棲を始めた、学生のケィティとデイトレーダーのミカのカップル。しかしケィティは8歳の頃から超常現象に悩まされていた。ミカはビデオカメラを購入し、現象の記録をとることにする。 怪異は次第にエスカレートしてゆく。 映画は全編にわたり、ミカのビデオカメラ(鏡に映ったのを見た感じでは、おそらく民生用の最上位機種。SONY製?)によって記録された映像で構成されています。『クローバーフィールド』と同じような手法ですが、基本が三脚に載せた映像で、動く場合も肩の上に載せるせいか、映像に酔うようなことはありません。この映画、アメリカで大ヒットしたということで大々的に宣伝していて、公開する映画館も多い(川崎駅前では3館中2館で公開)ですが、はっきり言って観る人を選ぶ映画です。「怖い」「面白い」というよりも、手法や演出が「興味深い」といった感じ。 上映中は、周囲の女性たちから「ぽか~ん」という擬音が聞こえてきそうな雰囲気でした。 ストーリーはあるような、ないような。ドキュメンタリーの元ネタ映像だけを編集したような感じです。ミカが新しいビデオカメラを買って記録を始めたところから始まります。 しかしこのミカという男、デリカシーがありません。どんどん状況を悪化させてる?もっとも、そのおかげでこの映画が成り立っているのですが。「ヴィジャボード」なるものを持ってきたり、状況を面白がっている感じです。一方のケィティは本気で怖がっています。始めに登場した霊能力者は、わりとまともな人のようです。ある程度ケィティに話を合わせながら、カウンセリングのようなことをしています。で、夜中の寝室の映像。早回しで何も起こらないようで、微妙なことが起こったり。これはこれで面白い手法だと思いましたが、2度とできない手法だろうな。で、怪異はだんだんひどくなって・・・ネタ的には、ミカのデリカシーのなさにケィティがブチ切れたというのもアリかも、と思いました。私としてはこういうのもアリかな、と思いましたが、人によっては全くダメかもしれません。宣伝の勝利といったところかな?
Feb 10, 2010
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今年にはいってから鑑賞する映画のアニメ率が高いですが、またまたアニメです。人気アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の劇場版。『ミレニアム』を観た日がこの映画の初日でしたが、このときの帰りしなに午前零時過ぎのレイトショー(終わったら午前3時)に入る人が非常に多かったのを覚えています。鑑賞当日はパンフが売り切れていましたが、あの勢いだと、初日の土日でパンフが売り切れていたとしても不思議ではない・・・ 内容はTV版から続く話になります。少なくとも基本的なキャラ設定と「笹の葉ラプソディ」のエピソードを押さえておかないとわけがわかりませんので、注意です。 12月18日。いつもとかわらないはずの日常が変わってしまった。キョンがクラスメートたちの会話に違和感を感じていると、後ろの席に現われたのは朝倉涼子・・・かつてキョンの殺害を謀ったが、長門有希に消されたはずの存在であった。表向きは朝倉涼子は転校し、キョンの後ろの席は涼宮ハルヒの席だったはず・・・キョンはそう主張するがクラスメートの誰も涼宮ハルヒを知らない。 キョンは手がかりを求めてSOS団メンバーを捜すが、古泉のいた1年9組はクラスごと存在せず、朝比奈みくるはキョンのことを知らないという。最後に文芸部の部室を訪れたキョン。そこに長門有希はいた・・・が、そこにいたのは情報統合思念体のヒューマノイド・インタフェースではなく、だたの内気な文学少女だった。途方にくれるキョンだが、書棚にあった本のしおりに残された「元」の長門有希のメッセージを見つける。それはこの世界を脱出するためのヒントだった。 上映時間が3時間近い映画でしたが、あまり長さは感じませんでした。始めから暫くはキョンとSOS団の日常をけっこう長くやっていますが、それだけに世界が変わったときに「一見日常」感が出ていたと思います。タイトルは『涼宮ハルヒの~』となっていますが、この話の中心は長門有希です。この話の長門有希はファンの間では「消失長門」と呼ばれて評判だそうですが、観て納得。元々の長門有希もなかなか味のあるキャラでしたが、またこちらの長門もいい。セリフはあまりないのですが、表情とか仕草がとてもいいです。この世界のハルヒも登場します。こちらは変わらずハルヒです。ハルヒの行動が事件解決の突破口に。キョンが謎を追求してゆく過程で「笹の葉ラプソディ」と絡みます。各キャラがタイムパラドクスを起こさないように気をつけています。そして、世界改変を行ったのは・・・ある意味一番「平凡」から遠い存在が望んだのが平凡な日常だったということですか。なかなか面白いオチだと思いました。『涼宮ハルヒ』シリーズが好きなら、オススメです。長門有希ファンなら特に。 キョンが「消失」の世界から脱出できなかったor脱出を諦めた世界で展開する、キョンと長門有希のラブコメ、スピンオフ作品『長門有希ちゃんの消失』。こちらも結構良いです。
Feb 9, 2010
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スウエーデンのサスペンス映画です。3部作のベストセラー小説(未読です)の映画化で、続編の公開も予定されています。雑誌「ミレニアム」の発行責任者を務めるミカエル・ブルムクヴィストは「名探偵カッレくん」のあだ名を持つ敏腕ジャーナリストだが、ある大物実業家の不正を暴こうとして逆に罠にかかり、名誉毀損で有罪判決を受けてしまう。ミカエルは雑誌への影響を考慮し、現場を離れることにする。 そんなミカエルを調査する1人の女性。彼女は警備会社の調査員リスペット・サランデル。彼女は天才的なハッカー技術でミカエルについて調べ上げ、クライアントに提出する。ミカエルは大企業ヴァンゲル・グループの元会長ヘンリックが会いたがっていると言う連絡を受け、ヴァンゲルの一族が住むヘーデビー島へと赴く。ミカエルはそこでヘンリックから40年前に失踪したヘンリックの姪・ハリエットの調査を依頼される。ハリエットは子供のいないヘンリックに孫のように可愛がられた女性だった。ヘンリックは彼女が殺されたと考えていたが、毎年彼女の誕生日には彼女がそうしていたように押し花がヘンリックのもとに送られてきていた。ヘンリックはこれを犯人による嫌がらせだと考えていた。また、ミカエルにとってもハリエットは幼少時に面倒を見てもらったことがある、思い出の女性であった。ヘンリックの依頼を受けたミカエルは島の小屋を借りて調査を開始するが、行き詰ってしまう。そんなときにミカエルにメールが届く。それは、調査終了後もミカエルのPCにハッキングを続けていたリスペットからのものであった。リスペットはミカエルの収集した資料から事件を解く鍵を見つけたのであった。 ヘンリックの弁護士・フルーデ・・・実はミカエルをヘンリックに会わせる前の身辺調査をリスペットに行わせていた・・・からリスペットのことを聞いたミカエルは、調査の助手として彼女を雇った。ミカエルとリスペットは事件の核心へと近づいてゆく。 本土と島をつなぐ橋は1本、しかも事件発生時には橋上で事故が発生して島から外に出るのは不可能。そんなときに発生した失踪事件。しかも島の住人は大企業グループのオーナー一族で、中にはナチス信奉者の引き篭もり老人がいたり、なかなか怪しい雰囲気です。ヒロインのリスペット。情緒不安定気味だが天才的ハッカーで、抜群の記憶力を持つ。多数のピアスをして背中には竜の刺青(ちょっとしか出てきませんが)がある。しかも過去にいろいろあったらしく、保護監察中。独特の雰囲気を持っています。怪しいハッカー仲間もいるし。保護監察の後見人から性的虐待を受けたリスペットはキツイ反撃に出ます。相手が再起不能になるくらいの。怒らせると怖いです。しかも手馴れた様子から、前任の後見人も同じ目にあわせているかもしれません。あわされた方は自業自得ですが。主人公のミカエル。「名探偵カッレくん」のあだ名を持ちますが、手法は地味です。ひたすら資料をあさり、聞き込みをします。地味の積み重ねで目標にたどり着くような人物のようです。前半は車を使わないので、なんでかな?と思っていたら、途中でカミングアウトしてました。その後は普通に車を使っていましたが。ミカエルとリスペットがタッグを組んで、事件は核心に。聖書の記述に沿った殺人とか、数々の事件がつながってゆきます。そして真相は・・・3部作の1作目、ミカエルとリスペットのコンビ誕生編といった感じもしますが、この映画単体でも十分楽しめます。結構面白かったです。 そしてエンドロールの後にpart2「火と戯れる女」の予告編がありました。こちらも楽しみです。
Feb 6, 2010
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『ダークナイト』で鬼気迫る演技を見せてくれたヒース・レジャーが撮影途中で急逝したあと、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルらが引き継いで完成させたとして話題になった映画です。監督はテリー・ギリアム。 ロンドンに現われた旅芸人の一座。座長は1000歳を越えるという老人・パルナサス博士。座員は博士の娘ヴァレンティナ、曲芸師のアントン、小人のパーシー。出しものは、パルナサス博士の瞑想によって体験する鏡の世界。その世界は鏡に入った人の願望を具現化した世界である。そしてその世界で正しい選択をした者は例えようのない満足感を得、誤った選択をした者は・・・しかし、なかなか客は入らない。かつてパルナサス博士は偉大な僧侶だったが、悪魔のニックにそそのかされて不死の生命を手に入れ、その後も事あるごとにニックと賭けを行わされていた。そしてパルナサス博士がある女性に恋をして、それを成就させるために約束したのは、生まれた娘が16歳になったらニックに差し出すというものであった。まもなくヴァレンティナは16歳になる。一座の移動中にアントンとヴァレンティナは橋の下で首を吊っている男・トニーを助ける。記憶をなくしていたトニーが一座に加わると、その話術やアイディアで客が集まるようになる。パルナサス博士はニックとさらなる賭けを行う。それは、正しい/誤った選択をした者を先に5人集めるというものであった。パルナサス博士が勝てば、ヴァレンティナは差し出さなくて済む。占いで「吊られた男」を出したパルナサス博士はトニーに希望を見出そうとするが・・・ 寓話のようで、幻想的でなかなか面白い話でした。まず、一座の舞台兼住居兼の馬車の雰囲気がとてもいい。話題になっているトニー役。現実世界はヒース・レジャー、鏡の中に入った状態ではジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルが演じています。トニーという男が上昇志向が強く表の顔と裏の顔を持っているため、鏡の中では別人になってしまうというのをうまく表しています。当初の意図ではなかったでしょうが、いい効果になっていると思います。他の役者も、なかなか良かったです。特にパーシーを演じた身長85cmの俳優、ヴァーン・トロイヤーはこの世界にとてもマッチしています。ヴァレンティナも可愛らしいし。ニックは怪しいし。 鏡の世界は幻想的で、笑えます。女装警官のダンスは歌詞の内容も含めて、かなり可笑しかったです。誤った選択をすると爆発しますが、その様子もなんかコミカル。後半になるとみんな鏡の中に入って、混沌としてきます。トニーの正体が明らかになり、ヴァレンティナは独自の選択をします。そしてラストは・・・結局もてあそばれるパルナサス博士でした。展開される世界が自分好みで面白く、楽しめた映画でした。
Feb 5, 2010
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