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全く怖くない、コメディのゾンビものです。ゾンビだからグロですが。 謎のウイルス感染で人々の大半がゾンビになってしまったアメリカ。引きこもりで胃弱の大学生・コロンバスは「生き残るためのルール」を作り、それを実践することで生き延びてきた。コロンバスは故郷の両親のもとに向かっている途中、屈強でゾンビ退治が生きがいのタラハシーと出会い、彼の車に同乗する。一方でタラハシーは大好物のケーキ「トゥインキー」を捜すことにも命をかけていた。 コロンバスとタラハシーはゾンビが徘徊するスーパーでウィチタとリトルロックという姉妹と出会う・・・が、姉妹に騙されて車と銃を奪われてしまう。その後新たに車と武器を手に入れたコロンバスとタラハシーは姉妹と合流する。行き先はゾンビとは無縁の土地と噂される遊園地「パシフィックランド」。 ゾンビ映画ですがホラー色はなく、コメディでロードムービーです。 笑えるのが「生き残るためのルール」。劇中で増えて最終的に32になりますが、テロップで表示されるのは10個程度です。一部はタラハシーに簡単に無視されますが。何度も表示される「2度撃ち」は銃撃から殴打、車で轢き殺すまでさまざまに登場します。主人公のコロンバス。引きこもりでネットばかりをしていた大学生。彼女もいず、最初に部屋に入れた女性はゾンビに。なんかこういう状況になったら真っ先に死にそうなタイプですが、しぶとく生きています。しかも、愛銃は水平二連の散弾銃。「2度撃ち」をすれば弾丸が尽きてしまいますが。 コロンバスもタラハシーも、ウィチタとリトルロックの姉妹も他人を信用していません。名前も本名じゃないし。これが打ち解けていくさまもこの映画のテーマになっています。いろいろ小ネタもたくさん。 ビバリーヒルズに着いた一行は某大物コメディ俳優の豪邸へ。本人役でこのコメディ俳優も出演しています。ノリノリです。知恵を絞って生き延びてきましたが・・・いつまでもメイクをしたままなのでやるとは思っていました。残った4人で弔砲を撃つシーンも締まらなくて笑えました。最後は遊園地。 施設を使ったり、ピンチがあったり、いろいろ楽しめます。ゾンビ映画ですが怖さはなく、笑えて楽しめる映画です。グロに耐性があるならお薦めです。
Jul 31, 2010
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火曜日はTOHOシネマズ会員が¥1300の日なので、夏休み前半の2日目、朝イチで観賞。8:35開始なんて普段の出勤よりも早い・・・平日でこの時間帯のせいか、観客はの平均年齢は結構高めでした。『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン監督、レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙出演の大作です。前々から楽しみにしていました。 人の頭の中に侵入してアイディアを盗み出す産業スパイのリーダー、コブ。彼のチームは実業家サイトーの頭の中に侵入するが、仕事に失敗してしまう。依頼主から追われることになったコブをサイトーは保護し、仕事を依頼する。その仕事とはアイディアを盗むのではなく、植えつける「インセプション」。困難な仕事に仲間のアーサーは拒否しようとするが、コブはサイトーに彼の犯罪歴を消し子供たちと暮らせるようにするという条件を提示され、引き受けることになる。 ターゲットはサイトーのライバル企業で市場を独占するエネルギー開発企業のトップの御曹司で後継者のロバート・フィッシャー。サイトーの目的は会社を引き継いだロバートが会社を解体するようなインセプションを行うことであった。 この仕事を最後と決めたコブはメンバーを集め、仕事の成否を見極めるために同行するサイトーを含めた6人で仕事を開始する。 しかし、予想外に対侵入の訓練を受けていたロバートに6人は苦戦を強いられる。また、コブ自身も亡き妻モルの影響という不安要因を抱えていた。 映画が始まって最初のセリフが日本語です。冒頭のサイトーの夢の中?の屋敷でのやりとりから政情不安な国の一室?実は新幹線の中だった・・・という流れで自分的につかみはOKです。情報を盗った・・・と思ったら書類は黒塗りだらけだったりとか。人の頭の中に侵入する=夢の中に入るですが、ファンタジー要素はありません。夢の中でも現実的に車で逃亡したり銃撃戦が行われたりします。もっとも、世界を現実的にした方が展開が読みやすく、「仕事」がやりやすい(情報を盗みやすい)という設定はあるのかもしれません。「夢の中」というネタの映画や物語はこれまでにいろいろありますが、現実をベースにした世界が広がることはけっこう新鮮に感じました。やはり伝統的なネタでも映像に表現をさせてみるとすごいものです。現実世界だけれども非現実なことが展開したりなど、面白かったです。だまし絵みたいな階段を現実に出したりとか。夢の中では時間が現実の数倍になり、夢の中でさらに夢を見るとその効果が累乗であらわれ、深い層になれば現実ではわずかな時間でも何十年もの時間が経過するという設定もうまく使われています。深い層に入り込めば究極の引き篭もりですね。(あまり言うとネタバレになりますが。)そしてこの世界では人の頭に侵入することがたびたび行われているらしく、サイトーやロバートなどそれなりの地位についている人たちは対抗策の訓練を受けているようです。冒頭の流れの中でサイトーがカーペットに頬ずりをしていたりとか。コブのコマとか。チームのリーダー、コブは凄腕で経験豊かですが実は問題を抱えています。仕事を成功させようとする面と亡き妻に対する意識・無意識のジレンマがあります。コブと組むアーサーはわりと地味な役柄でしたが、頼りになる副官という感じでよかったです。渡辺謙演じるサイトーは仕事の依頼主・・・ということで観る前はあまり出てこないのかと思っていましたが、ほとんどずっと出ていました。これはうれしい誤算。この話の「インセプション」は父親が作った企業を解体するというものでしたが、「正義の味方になる」とかのインセプションを行えばバットマンが生まれるのかな・・・とか下らないことを考えてみたり。非常に楽しめる娯楽映画でした。ぜひ映画館で観るべきでしょう。
Jul 27, 2010
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オルセー美術館展に続いて鑑賞。チケットを同時に買うと双方の料金が100円づつ割引になります。こちらは待ち時間なしで入場できました。オルセー美術館展にはたくさんいた子供も、こちらにはほとんどいませんでした。 マン・レイはロシア系のアメリカ人でニューヨークで絵画制作を中心に活動する傍ら記録と生活のために写真技術を身につけます。その後パリに渡り、写真芸術家として名を上げます。第2次世界大戦でフランス政府が崩壊した後アメリカに戻り、ロサンゼルスで活動した後、1950年代に再びパリに戻り成功を収め、1976年に亡くなっています。 展覧会の副題が「知られざる創作の秘密」ということで、作品以外にもラフスケッチやさまざまなものを記録したカード、ポートレートなども展示されています。写真も普通のポートレートからレイヨグラフやソラリゼーション、独自のカラー再現技術を使ったものまでさまざまです。 驚いたのは展示物が多様なことです。多くの写真以外にもチェス盤やさまざまなオブジェ、映画、スケッチなどなんでもありです。小さい作品も多いのですが、適当にすいていたのでゆっくり見ることができました。ラフスケッチはぱっと見た感じ、荒木飛呂彦を思い起こさせるようなタッチでした。(たまたま似ているのか、荒木氏が意識しているのか・・・とかそういう事情は知らないですが。)あと、球3つと円柱の男根オブジェとか。 有名な「黒と白」は保存状態が悪くてプリントできない状態だったのが、最新技術でプリントして今回の展覧会に使われているそうです。(展覧会はニコンが協賛しています)いちばん時間を使ったのは、サイレントの短編映画6篇。シュールで実験的な映像でしたが、自分の感覚に合ったようです。2本で30分×3箇所でしたが、全部観ました。創作したのは1人ですがさまざまな作品があり、芸術とは幅広いものだと感じる展覧会でした。私の感覚にもあったので、充実した時間でした。ただ、感覚が合わないとわけわかんない・・・ことにもなりかねないので、行く前に予習していくのがお薦めです。 展覧会出口のミュージアムショップでは作品のグッズのほかにフィルムのトイカメラがありました。アグファのフィルムなんて、久しぶりに見たな・・・
Jul 26, 2010
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今週の前半は仕事が夏休み。そのかわり盆休みが短かくなりますが。(東京電力との契約で、夏休みを分散させると電気代が安くなるらしい)なので、休日は混雑してそうな展覧会を観に六本木の国立新美術館へ。この美術館は常設展示がなく、企画展に特化した美術館です。開館して3年くらいの新しい美術館です。オルセー美術館展2010 「ポスト印象派」を鑑賞。約20分程度の待ち時間で入場できました。平日といっても夏休みなので、子供が多め。(確か、中学生以下は入場無料) 展示されている作品は印象派の最後から20世紀初頭の装飾絵画まで。画家もポスターにあるようにモネ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ルソーなどそうそうたる面々です。ピカソの作品もありました。テーマも作風もいろいろ、さまざまな有名な絵画が一同に会しています。 よく言えば一度で様々なものが観られる、悪く言えば雑多な展覧会です。普段あまり美術館に行かない人にはいいかもしれません。雑多とは言いましたが、10程度のテーマに分かれて展示されています。同じテーマで時代が違うものなども並べて展示されているところもあって、面白いところもありました。ルソーの作品2点はそれだけで1テーマで展示されていました。やはり人気があったのはゴッホ。「星降る夜」の前は人がいっぱいでした。まだ平日だったからマシだったのだろうな。 展覧会付属のショップで販売されていたクリアファイル。今回展示されている作品をほぼ網羅しているそうです。 さまざまな作品を一度に鑑賞できる展覧会でした。自分の好きな分野を見つけるにはいい展覧会かも。この日は続いて、同時に開催されているマン・レイ展を鑑賞しました。こちらについては、また後ほど。
Jul 26, 2010
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旧版はこのブログを始めてから間もない頃に紹介していますが(こちら)、すごくお気に入りの漫画なので新装版で出たのを機に再び紹介。旧版全5巻を全4巻にまとめてあります。 汎銀河軍の戦闘機パイロットのテルは戦闘中に被弾・漂流し宇宙の墓場サルガッソーにたどり着き、「サルガッソーの魔女」メウに救助される。そこはメウと漂流してきた者たちがメウを管理人とする四畳半アパート「沙流我荘」で暮らしている世界だった。脱出不可能なサルガッソーから生還したという曽祖父・アルの話を与太話だと思っていたテルは、自分の置かれた状況に驚き、脱出を試みるが失敗。結局テルも沙流我荘の住人となり、のんびりとした日々(しばしばハードな展開も)を暮らすことになる。 同作者の『変ゼミ』のヒットにより、日の目を見て復刊されました。『変ゼミ』はこのブログでは未紹介ですが・・・下手な紹介をすると変態扱いされそうな漫画だし・・・面白いけど。まぁ、また機会があれば。 旧版からの大きな変更点は、キャラクター設定が違うパイロット版がカットされたこと、1~3巻に描きおろしの話が追加されたことです。1巻の描きおろしは、テルが来る直前の沙流我荘の話。まったりとした日常の話です。2巻の描きおろしは、人類と戦争をしているステラコドランのロロが沙流我荘に来るきっかけになった事件の話。本編では断片的に語られてる、ハードな話です。3巻の描きおろしはテルの戦闘機AVEに搭載されている人口有機脳の話で、この話は沙流我荘は出てきません。アヴェにつながる話です。SFです。4巻には描きおろしの話はないですが、カバー折り返しには4巻に登場する魔女アグリーとエグリー、本編には後姿だけ登場(カバー下には設定が載っていますが)のテルとメウの娘たちがカラーで載っています。本編そのものは目につくような変更はありませんが、改めて読んでもまったりとSFと時々入るシリアスの配合が絶妙です。 しかし、4巻のあとがきには驚愕の事実が。マイナーな漫画だとは思っていましたが・・・旧版はそんなに売れていなかったの?面白いのに。『変ゼミ』のヒットで復刊されて良かったです。近所の書店ではおすすめのポップ付きで並んでいるし。根強いファンはいるものです。 『変ゼミ』はちょっと・・・という人にもかなりお薦めできる漫画です。復刊されたばかりで入手しやすいうちにぜひ一読を。
Jul 25, 2010
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最近はもっぱらエイリアンと戦っていたプレデターですが、今回は原点回帰?主目標が人間です。気がつくとジャングルにパラシュート降下していた8人。彼らは傭兵、特殊部隊、ギャング、ヤクザ、凶悪犯などであり、医者の1人を除けば「殺し」のエキスパート達であった。彼らはジャングルをさまよい、ここが地球以外の惑星であること、何者かが自分たちを「狩る」ために連れてきたこと、以前にも同様に連れてこられた者たちがいるを知る。 「敵」と遭遇し、狙撃手のイザベラはその敵がかつて南米のジャングルで米国の特殊部隊が遭遇したエイリアンに似ていることに気付いた。 傭兵のロイスは連中の宇宙船を手に入れ、この惑星を脱出しようと考える。 今まで観た『プレデター』のシリーズはシュワルツネッガー主演の1作目と番外編のB級『AVP2』だけです。まぁ、この映画は過去作を観ていなくても楽しめると思います。 オープニングからいきなりフル装備でパラシュート降下です。落下中に主人公が目を覚ましたところから始まり、地上に降下・・・というより落下。案の定、員数外のキャラクターが何人か死んでます。プレデター側にしてみれば、この程度で死ぬような奴は「狩る」価値もないということでしょう。集まったメンバーは8人。この手の話には珍しく、一部のキャラしか何者かを名乗りません。主人公の傭兵が名乗るのはラストだったし。狙撃手のイザベラは協力を説きますが・・・ 過去作があるので観ている方はプレデターが何者かは知っているのですが、登場人物たちは知りません。この辺の処理はまぁ良かったかと。1作目のことも少し出していたし。以前にプレデターに連れてこられた生き残り。「どんな手も使った」と言っていましたが、やっぱりの展開。この生き残り、武士の兜を改造したようなものをかぶっていましたが、ということはかなり昔から人間が連れてこられている?ヤクザが日本刀を見つけたときにやると思いましたが、プレデターと一騎打ち。 傭兵がメンバー唯一の非戦闘員・・・に過酷な仕打ちをしていましたが、あれは気づいていた?まぁ、ただの一般人が連れてこられるわけはないですが。なんだかんだいって、けっこう楽しめる映画でした。
Jul 24, 2010
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壮大なファンタジーの第一部です。2D字幕版を観賞。 遥か遠い昔、世界は気・水・土・火のそれぞれのエレメントを支配する国に分かれていた。各エレメントを操る者は「ベンダー」と呼ばれ、4つ全てのエレメントを操る者は「アバター」と呼ばれて世界を統べる絶対的な存在であった。しかし100年前、突如アバターが姿を消して世界のバランスは崩れ、火の国が世界を征服しようとして戦争状態にあった。 南の水の国。ベンダーの素質を持つ少女・カタラとその兄・サカが氷原で狩をしていると突如巨大な氷塊があらわれ、その中から光とともに少年が現れた。2人はその少年を村に連れ帰るが、そこの火の国の軍艦があらわれて少年を連れ去ってしまった。軍艦の中で火の国の王子・ズーコは伯父のアイロは少年をテストし、確信を得た。この少年こそが100年もの間行方不明だったアバター、アンであった。 アンの出現に運命を感じたカタラとサカは軍艦を追いかけ、逃げ出してきたアンと合流する。3人は気の国に向かうが、そこはすでに火の国に滅ぼされていた。かつてアンはアバターとしての使命の重さに耐え切れず、逃げ出してしまったのだ。そして氷に閉じこめられて100年の月日を過ごしてしまっていたのだ。 アンはアバターだが、修行の途中で逃げ出したため気のエレメントしか操れない。アン、カタラ、サカの3人は水のエレメントの修行をするため、強大な北の水の国に向かう。 原作は米国のアニメシリーズ『アバター 伝説の少年アン』で、結構長いシリーズだそうです。観たことはないですが。独特の東洋風の世界観、衣装、エレメントを操るCG、アクションなど、ビジュアル的にはけっこう好みの映画でした。3Dだと迫力ある映像かも。が・・・長い原作をまとめた映画にありがちな、ダイジェストなストーリー展開とキャラクターの行動・・・これがかなり微妙です。子供だから・・・と言ってしまえばそうなのかもしれませんが、アンの行動がいまいち。自分の軽率な行動がどんな結果を生んだかは気の国の様子を見ればわかったであろうに・・・北の水の国に着いたとたん、恋に落ちるサカと王女ユエ。かなり唐突で、なぜか王女の臣下にも信頼されてしまうし。サカはベンダーじゃないのだから、何かエピソードがほしかったです。北の水の国に攻め入る火の国。この戦いもイマイチ感が。将軍だけで奥に入っていくし。まぁ、その奥にキーアイテム?があるのはわかるのですが。追放された火の国の王子・ズーコとそれに従う伯父・アイロ。この辺の詳細は次回以降ということでしょうか。とりあえずアイロはただの忠臣というだけではないようですが。何気に最強で賢者っぽいし、血筋も・・・今回は顔見世だけの土の国。次回があれば活躍しそうなズーコ王子の妹。次回の展開によっては化けるかもしれませんが・・・次は作られるのか?微妙な感じ。
Jul 23, 2010
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/19の午前中に『必死剣 鳥刺し』を観た後、羽田空港へ。第2ターミナルの展望デッキでちょっとだけ飛行機を眺めていました。ANA x GUNDAM JETのボーイング777ガンダムが白基調のため、あまり目立ちません。離陸中。アップで撮らないとガンダムがわからないですね。ガンダムは白じゃなくて少しグレーを入れたほうが良かったのでは?と感じました。大阪・伊丹へと飛び立って行きました。目立ったのはこちら。ポケモン。その他の飛行機たち。さすがに暑くて、30分くらいしかいませんでした。なので、この日はこれだけ。
Jul 20, 2010
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はじめてこのタイトルを聞いたとき、思わず焼き鳥を思い浮かべてしまいました。必死に鳥肉を串に刺している豊川悦司・・・7月19日の109シネマズ・デーにて1000円で鑑賞。祝日の割引デーは無茶苦茶混むので普通は観に行かないのですが、渋めの時代劇なら・・・ということで事前にネットで予約して観てきました。(やっぱりチケット売り場はロビーから溢れるほどの長蛇の列でした)観客の年齢はやはり高め。子供はいませんでした。 江戸時代、海坂藩。能の鑑賞が終わって藩主・右京太夫が退席した後、おもむろに物頭の兼見三佐エ門が立ち上がり藩主の愛妾・連子を刺殺した。連子は右京太夫の寵愛をいいことに政治に口出しをして浪費を重ね、窮状を訴える農民を処刑させ、倹約を進める勘定方に腹を切らせるに至っていた。家臣たちは右京太夫の意向に逆らえず、唯一意見した藩主別家の帯屋隼人正と右京太夫の間は険悪なものになり、家臣たちは生気を失い、政治は病んでいる状況であった。 藩主の愛妾を切ったということで斬首が免れない状況であったが、三佐エ門に下った処罰は1年の蟄居閉門という寛大なものであった。先年に最愛の妻を亡くし、子供もいない三佐エ門は死に場所を求めての行動であり、処罰が腑に落ちなかったが、それに従うしかなかった。 閉門が解かれた後、三佐エ門は近習頭取として藩主の側に仕ええることになる。この異例の抜擢は、中老の津田民部の計らいによるものであった。津田は三佐エ門が天心独名流の剣豪であることを見込んで近習頭取にした理由を告げ、ある役割を与える。 かなり渋い、玄人向けの時代劇です。殺陣は最後の15分くらい、あとは淡々としています。物語は三佐エ門が連子を刺殺するシーンから始まり、蟄居する三佐エ門とその世話をする妻の姪の里尾、三佐エ門の妻、同僚、連子の暴挙と藩主と別家の対立など現在と回想とが入り混じりながら展開します。殺陣を期待していた人には物足りないかもしれませんが、自分としてはゆったりと展開する様子がなかなか良かったです。暗愚な藩主と我儘な愛妾、それにより引き起こされる悲惨な事態。そんな中で藩政に対する不平不満を口にする同僚たちの会話に加わらず、ただ黙々と仕事をする三佐エ門。この人となりを丁寧に描いています。そして、最後の殺陣は迫力がありました。1対1の殺陣から、多対1の殺陣へ。主命に従っただけの三佐エ門に対し同僚たちが切りかかります。「お役目御免!」互いに躊躇いがありますが・・・最初は峰打ちで応戦していた三佐エ門でしたが、途中で刀を持ち替えて刃で応戦。 「必死剣」鳥刺し。誰も目にしたことがない秘技。「必殺」ではなく「必死」剣です。最後の最後に出ます。どのような技かは・・・話の途中で三佐エ門が「鳥を刺す」(とりもちで雀を捕まえる)シーンがありますが、これから編み出された技か?最後の殺陣に向かって淡々と話が進んでゆく、渋い映画です。たまにはこういう映画も良いです。
Jul 19, 2010
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やっと観てきました。口コミでかなり評判になっているそうで、公開開始から1ヶ月経ったレイトショーでも結構観客が入っていました。なんというか、衝撃的で凄い映画でした。 3月25日。中学校の1年B組の終業式のHRでクラス担任の森口悠子は衝撃の告白をする。悠子が今月いっぱいで教師を辞めること、シングルマザーになった経緯、そして約1ヶ月前に校内で事故死したとされた娘の愛美が実はこのクラスの者に殺されたこと・・・。そしてその犯人AとBについて個人を特定できる形で話し、その者が飲んだ牛乳にHIV感染者の血液を混入したことを話す。 クラス替えがなく新学期になり、Bは登校拒否、Aはイジメの対象となる。新担任の寺田(ウェルテル)の熱意は空回りし、クラス委員の北原美月も巻き込んで状況は悪化してゆく。 ストーリーは娘を殺された女教師の復讐劇・・・なんですが、方法が凄いです。言葉だけで、対照の無知、経験の浅さ、思い込みや弱点を突き、事態を救いようのない方向に持ってゆきます。そして自身もやつれてボロボロに。松たか子の演技が鬼気迫っていました。B組の生徒たちのあの年代ならではの無知と残酷さ。ドラマのような熱血教師に憧れて熱意が空回りしする若い教師。「わが子」第一で他のものが見えていない母親、子供に過剰な期待をする母親・・・みな、どこにでもいそうな人たちです。観て感じたのは、悠子はよく生徒たちを見ていることです。登場する母親たちよりも生徒のことをわかっているでしょう。そして、生徒たちからもいろいろ話をされるというところからも、信頼されているようです。教師としてはかなり有能だと思いました。そしてその能力が復讐に使われたことがさらなる悲劇を生みます。娘を失い、夫になるはずだった人も失い、止める人もなく。あと、印象的だったのは未熟なウェルテル以外に大人の男性が背景程度しか出ていないことです。これは現実の問題も表しているでしょうか。悠子の復讐はAとBに対して・・・ということになっていますが、学校、世間に対してもあるでしょうね。子育てのサポートもなく、例え事故だったとしても勤務を続けさせたこと・・・映画を観ている人たちは状況を俯瞰で見られるからそれぞれの視野の狭さがわかりますが、当事者になったときはどうでしょうか・・・また、自分みたいに40代独身男性が観て感じることと、生徒たちと近い年代の人が観て感じることと、子供がいる親が観て感じることとではまた違うでしょうね。 例え中学生が殺人を犯しても少年法が守ってくれる・・・本質的に法律は犯罪の被害者を守るものではないです。あの有名な「目には目を」も、被害者からの過剰な報復を抑えるものだったらしいし。ストーリーの展開は凄惨で、そのまま作ると不快で観ていられないようなものが出来かねないのですが、これをどんどん引き込まれるような映画にした中島哲也監督の手腕は見事です。前作『パコと魔法の絵本』とは全く違う世界なんですが。観ていて世界に引き込まれ、見た後もいろいろ考えさせられる映画でした。必見の映画だと言えるでしょう。終わる前に観に行けて良かったです。
Jul 17, 2010
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コミック原作、リュック・ベッソン監督の映画です。予告編を観た感じではアドベンチャーでしたが、実はコメディでした。 20世紀初頭のパリ。博物館に展示されていた卵が割れ、翼竜プテロダクティルスが現れてパリの街を飛び回る。これは「死後に生はあるか?」を著したエスペランデュー教授による蘇生実験だった。しかしときに翼竜は人を襲い、政府要人が犠牲になった。事件の担当になったカポニ警部は捜査を開始する。 アデル・ブラン=セックは世界中の不思議を追い続けていた。彼女はエジプトにて宿敵デュールヴーと戦い、ラムセス2世に仕えた医者のミイラを手に入れ、パリに帰る。 カポニ警部はエスペランデュー教授が翼竜を匿っているのを発見し、翼竜を取り逃がしたものの教授を逮捕。教授は死刑になることになってしまう。パリに帰ったアデルはエスペランデュー教授に会おうとするが、すでに逮捕された後だった。実はアデルは古代エジプトの医者を蘇生させ、古代エジプトの秘術で瀕死の重傷を負った双子の妹・アガットを救おうとしていたのだ。教授が死刑になるまで時間がない。果たしてアデルはアガットを救えるのか? 予告編を見た感じでは「フランスの女性版インディ・ジョーンズ」というか主人公が女流作家なのでフランス版『ロマンシング・ストーン』だったのですが、映画の冒頭で酔っ払いが登場して、老教授が手をばたつかせてガーガー鳴いたりして、なんか違う・・・その後カポニ警部が登場するに至って、「ああ、これはヨーロピアンなコメディなんだ」と納得。意図的に騙した?これはこれで面白いです。 主人公のアデルはチャキチャキのパリっ娘。勝手にいろいろ突っ走ります。これも予想外なキャラクター。 カポニ警部をはじめとする警察側の登場人物はかなり間抜けです。一応、カポニ警部は有能だそうですが。食事をしようとすると災難にあいます。 話のつくりはコメディーです。フランス風?なので、見慣れてる米英コメディともちょっと雰囲気が違います。(まぁ、私のイメージとしては米国コメディーはメル・ブルックス、英国コメディーはモンティ・パイソンやMr.ビーンだったりするわけですが。) で、この映画、PG12になっていますが、もしかしてあの入浴シーンのせい?後半でミイラが復活・・・といってもホラー展開はありません。ここら辺はかなりのってきています。しかもルーヴルで大量に復活したりして。復活したラムセス2世がルーヴル前の広場で「ここにはピラミッドを建てた方がいい」とか言ってみたり。(今は建っていますが)で、アガットも助かり、騒動ほかを残しながらも大団円。アデルは次の旅へ。続きは・・・どうなんだろ?アドベンチャーとして観るとちょっとアレですが、最初の5~10分くらいでコメディと気づけば十分楽しめる映画でした。
Jul 14, 2010
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マップス新章、物語も佳境です。 「ファーストシート」ゲンとリプミラ、「ネクストシート」ナユタとミュズ。そして彼らの前に現われたズザンガディクス。ズザンガディクスはいずれ「ファーストシート」と「ネクストシート」が戦い、その勝者が神帝ブゥアーの後継者になると告げる。そして「本気」になったミュズと仲間たちの前に恒星並の巨大な伝承族が現われた。 カバー折り返しには「ヒロイン増量キャンペーン中」とありますが、ミュズが「本気」になって大変身。ロリ体型からグラマーに。この変化に一番戸惑っているのがナユタです。(もっとも、カバー裏の続きには「キャンペーンなのですぐ元に戻ります」とありますが・・・)ミュズは姿だけでなく、いろいろパワーアップ。「白銀の支配者」とも合体して、リプミラと連携し、伝承族との戦闘に入ります。この巻の2/3はこの伝承族との戦闘です。迫力ある戦闘シーン、いいですねー。 ついに役者がそろい、物語は佳境に。神帝ブゥアーの真の目的を告げ、ナユタに不気味に囁くズサンガディクス。これからの展開が楽しみです。
Jul 12, 2010
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『ヘルシング』最終巻が出たとき、イッキ読みしてレビューを・・・と思っていたのですが、なかなか取り掛かれないまま新シリーズが始まってしまいました。というわけで、ヒラコーこと平野耕太独特の世界が展開するファンタジー第1巻です。1600年、関ヶ原。島津豊久は養父の島津軍大将・義弘を逃がすために島津軍の殿に立ち、徳川軍の井伊直政と対決する。直政に深手を負わせたものの取り逃がし、自らも重傷を負って彷徨う豊久は不思議な場所に出、そこにいた男の手によって異世界に飛ばされてしまう。異世界に来て倒れていた豊久を見つけたエルフの子供たちは、豊久を廃城へと運んだ。廃城で目覚めた豊久が見たのは、同じように異世界に飛ばされていた織田信長と那須与一の姿であった。 第1巻の冒頭から、いきなり関ヶ原の島津軍撤退戦、烏頭坂の戦いです。燃えます。一瞬、時代劇かと思いましたが、戦いはヒラコーの世界です。井伊直政の出番がこれだけなのが惜しいくらいです。(再登場はないよな・・・戦いのかなり後にこのときの傷が元で亡くなってるし) しかし、島津豊久とはまた渋い武将を持ってきました。戦国好きなら関ヶ原で島津の敵中突破の際に戦死したことを知っている人がいるでしょうが、一般的にはあまり知られていないでしょう。 そして、異世界へ。そこにいたのは織田信長と那須与一。信長はどう見ても信長です。豊久の時代からかなり前に死んだはずですが、この世界に来てからはまだ半年。そして、なかなか食えなさそうな性格のようです。那須与一は一見女性にも見える美少年。こちらは源平合戦の頃の人物。こちらもいい性格してます。もちろん弓の名手ですが、西洋風甲冑の兵士を射抜くほどの威力です。目覚めた豊久と信長が対峙するところに与一が割って入り、鳥の羽をむしらせて緊張感を削ぐところがいいです。 豊久を助けたエルフの子供たちの村を助ける・・・といっても正義感とかではなく戦のにおいに反応してというのが、またヒラコー的展開。敵のボスの止めをエルフたちにやらせるというのも、ヒラコーの世界です。別の場所にはハンニバルとスキピオの老将コンビが。侵攻する黒王軍には土方歳三とジャンヌ・ダルクとアナスタシアが。源義経も登場。日本海軍のエースパイロット、菅野直も紫電改(だよな?)に乗って登場。なんでもありな感じですが、ヒラコーの世界です。平野耕太の世界が堪能できる、新シリーズです。続きが楽しみです。
Jul 11, 2010
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来週、とある試験を受けるため今週は映画を観ない予定だったのですが、次の金曜日で上映が終わってしまうので予定変更。(いまさら慌てるようじゃダメだろう、と自分に言い訳しつつ・・・)今回もチネチッタのメルマガ割引で鑑賞。 脱北者をテーマにした韓国映画です。あの国の悲惨な状況が描かれています。北朝鮮の元サッカー選手で炭鉱夫のヨンスは妻・ヨンハ、息子・ジュニとともに貧しいながら幸せに暮らしていた。ある日、ヨンハが倒れ、栄養失調のための結核でしかも妊娠していることがわかる。しかし、妊婦用の結核の薬は手に入らない。ヨンスは中国との貿易を行っている友人のサンチョルに薬の入手を依頼するが、サンチョルは当局に逮捕されてしまう。切羽詰ったヨンスは自ら薬を入手するため、ヨンハとジュニを残し、命がけで国境を越えて中国に渡る。 中国で材木伐採の仕事に就いて薬を買う金を稼ぐヨンスだったが、中国公安当局の取締りから逃れる中で無一文になってしまう。そんなときにインタビューを受ければ金がもらえるという話を聞き、その話に乗るが・・・それは韓国への集団亡命であった。駆け込んだドイツ大使館の中でそのことを知ったヨンスは愕然とする。 その頃ヨンハの容態が悪化し、亡くなってしまう。一人残されたジュニは父に会うために中国国境を目指す。 韓国に着いたヨンスはブローカーを通じて家族を韓国に呼び寄せようとしていた。 若干の脚色はあるでしょうが、本当に非道い国ですね、あの国は。パンフにコメントを寄せている面々、広告を寄せている団体等からも、この映画で描かれていることが絵空事ではないことがわかります。 ヨンスはごく真面目な人で、体制批判をしているわけではありません。ただ妻の病気と飢えに追い詰められて行動を起こします。そして思いがけず韓国に着いてしまい、自分だけ豊かな国に来たことに罪の意識を感じています。自国であれだけ苦労しても手に入らなかった薬が、韓国では処方箋さえあればタダで手に入ります。しかし、ヨンスはまだ幸運なんでしょうね。元サッカー選手で国際大会でゴールの経験があり、自国民はおろか外国人にも知られている有名人。しかも人柄がよく真面目なので、周囲の人たちはいろいろ便宜をはかってくれます。でも、これだけの経歴があるヨンスに対して国がしたことは勲章と首領様の名前入りのテレビを与えただけ。経歴にふさわしい仕事を与えられていません。賄賂が横行しているさまが描かれていますが、結局、賄賂とコネがないとなにもできなくなっているのでしょうね。腐ってます。一方のジュニは過酷な経験をします。孤児になりさまよったあげく、強制収容所に入れられます。これは非道そのものです。しかし、ジュニは健気です。帰ってくるといった約束を果たせず、母を救えなかった父を責めもせず、逆に母を死なせてしまった(病気が進行したためでジュニに全く責任はない)のを謝ります。あれだけ過酷な経験をしているのに・・・最後にヨンスはジュニと「対面」しますが・・・あのような形での対面すら果たせないのが現実なんでしょうね。 自国内があのような状況下でも軍備を拡張し、他国に対して戦争を仕掛けるようなマネをする・・・哨戒艦への魚雷攻撃やミサイルの発射強行など・・・あの国の政府首脳は現代社会における政府の役割を認識できていないようです。もはや社会主義ですらない、一部幹部が支配を維持するためだけの政府。 現代においてもこのような国が存在しているという信じがたい事実を改めて認識させられる映画でした。
Jul 3, 2010
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1983年に出版された、ホビージャパン別冊の復刻版です。現在も月刊モデルグラフィックス誌で「マシーネンクリーガー(Ma.K)」の名称で続いており、現在もハセガワやWaveから新作プラモデルが出たりしている、長いシリーズの最初の本の復刻版です。実家に帰ると当時買った本があるのですが、思わず買ってしまいました。 大好きなんですよねー、この世界。荒廃したあと復興してきた地球の独立をはかる傭兵軍と、それに対する無人兵器を中心とした工業大国シュトラール軍の戦い。無骨な兵器群がいいです。これが出ていた当時、日東科学製のAFS,SAFS,ノイスポッターなんかを作りました。あと、ホビージャパンから出ていたシミュレーションゲーム(ボードゲーム)も持っていました。最近、ハセガワから反重力戦闘機ファルケが出たときはすごく欲しかったのですが・・・作る時間と置く場所がないので変えませんでした。で、この本のすごいところは巻末の模型店の広告まで当時のものが入っていることでしょうか。大阪のゼネプロとか載ってるし・・・巻末のタカラのレベルカラーの広告にはダグラムのプラモが写ってるし。この本で新しいページはカラーページ最後の3ページの広告(現在Ma.Kシリーズを展開しているWave、ハセガワ、大日本絵画)だけです。 古いファンも新しいファンも楽しめる本です。
Jul 2, 2010
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