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竹本泉の新シリーズです。本の中の世界に入るという、わりとありがち?な設定ですが、やっぱり竹本泉の世界です。聖林檎楽園学園の第2図書室。妙な本が多い混沌としたこの図書館に好んで通う、山嶺茜子と辻島くん。ある日、辻島くんが借りた本「征服王コロンブス殺人事件」。茜子は面白かったというが、辻島くんの感想は面白くなかった。しかも、違う話になっていた。茜子が読み返しても話が変わっているという、不思議な状態。そんなときに2人にまとわりつく赤猫。そして赤猫は辻島くんに取り憑き、茜子を強引に本の中の世界に連れ込む。自らを「つじつまの悪魔」と名乗った男(?)は、茜子に本の世界を食い散らかして改変する「紙魚」を退治する仕事を与える。こうして茜子とつじつまの悪魔、そして辻島くんはさまざまな本に潜んでいる紙魚を退治することになった。 新シリーズですが、舞台は短編「よみきりもの」シリーズ、「あっぷる・ぱらだいす」でおなじみの聖林檎楽園学園です。シリーズ常連の恵理子もちょろっと出てきます。昔読んだ本を最近読み返してみると印象が違う・・・というのを元ネタにしたような話です。印象が違うのは「紙魚」が食い荒らして中身を変えてしまうから・・・ということになっています。本好きの茜子。普段はおとなしい感じですが、本の中にはいるとコスプレ効果?で性格が豹変します。きっと、本を読んでいるときの頭の中ではこんな感じ?普段は赤猫のつじつまの悪魔。傍若無人な性格で、口が四角です。辻島くんは時々つじつまの悪魔に取り憑かれて、ほとんど二重人格者。でも取り憑かれている時も意識はあり、ちょくちょく表に出てきます。紙魚は新しい本を食い散らかす、といこうとで古典には入りません。で、入る本は変な本ばかり。コロンブスだったり、アーサー王だったり、ヒュー・ヘフナーのうさぎの世界だったり・・・。とりあえず1巻ではみな、「~殺人事件」です。で、やっぱり「いつもの」竹本泉の妙な世界です。好きなんですね~、こういう世界。
Jun 30, 2010
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チネチッタで『RAILWAYS』を観た後、川崎駅の反対側のラゾーナ川崎に移動。109シネマズ川崎にて本日の2本目を観賞しました。子供から大人まで楽しめるアニメ映画です。 夏休みのある日、山あいの村川村の小学校にて子供たちだけの夏休み合宿が始まろうとしていた。参加するのは6年生から2年生までの全校生徒5人。6年生で責任感の強い清、清に憧れる4年生の倫子、UFOの不思議本が大好きな3年生の康二、2年生の周(あまね)、周の従姉妹で都会から転校してきたばかりのお調子者の4年生の夏紀。夏紀と周はわさび農家を営む祖父母の家で一緒に暮らしているが、夏紀が学校で飼っていたウサギのぴょん吉を逃がしてしまい、いきもの係の周と気まずくなっていた。 合宿が始まってすぐ、清の提案で裏山にぴょん吉を探しに行く5人だが、山の中でミステリーサークルを見つけ、その中で倒れていた犬を見つけて学校に連れて帰り手当てをする。 学校で気がついたその犬は2本足で立って喋りだし、自分はプラネット・ワンから研究のため地球にやってきた宇宙人で、名前はポチと語った。密猟者と戦って傷つき倒れていたという。助けられたポチは5人に感謝し、1つだけ願いを叶えると約束する。そこで5人は清を修学旅行に連れて行く・・・6年生は1人だけなので修学旅行は中止になっていた・・・願いを叶えてもらうことにする。早速ポチは宇宙タクシーを呼び、5人を月の裏側にある都市「グレートビギナー」に連れて行く。そこで5人はさまざまな宇宙人が往来する町を楽しむ。そして宇宙一の人気番組「宇宙ショー」が始まり、5人は番組を楽しむが、番組を見るポチの表情はどこか冴えなかった。そして、ポチが提出した密猟者に関するレポートのために地球への渡航が制限され、5人は地球に帰れなくなってしまう。ポチはプラネット・ワンに行けば帰る手があるというが、旅費が足りなかった。はたして5人は地球に帰れるのだろうか?そしてポチと「宇宙ショー」の秘密とは? いろいろなものがつまった、わくわく感のある、楽しい映画でした。舞台も山間の村→月の都市「グレートビギナー」→ギャラクシー超特急→ポチの故郷「プラネット・ワン」→グレート・ウォールの「宇宙祭り」→事件の発端「ペットスター」と展開してゆきます。月でのシーンはまだ序盤です。5人の小学生、夏樹、周、清、倫子、康二それぞれ個性的です。月でアルバイトをするシーンでそれぞれのキャラがあらわされていて、良かったです。バイト先の雑貨屋?の娘インクと仲良くなる康二、なかなか仕事が決まらない倫子、調子に乗ってクビになったうえ借金まで背負う夏樹・・・話のキーとなるのが幻の植物「ズガーン」に酷似しているという山葵。だんだんと話の中心になってゆきます。 そしていろいろな宇宙人、街、乗り物などが登場して、ただ見てるだけでも楽しいです。宇宙人キャラも犬型のポチの一家、髪の毛?が手のようになるインク、密猟者の3人組、超特急で出会うゴーバとトニー、「宇宙ショー」司会者のネッポ、・・・もうなんでもありな感じです。どっかで見たような形のUFOがあるかと思えば、生体の宇宙船があったり。翻訳機の機能があるパスポートやポチが操作するモバイル端末などの小道具もいいです。小ネタもたくさん。月でハンバーガー屋でコーラの値段を比較して物価を比較したり、月でも携帯が圏内だったり。自在に変化できるギャラクシー超特急の座席を客車風にしたり。超特急から出たら超重力惑星だったとか。SF好きや、アニメ好きだといろいろ楽しめます。 なんか書いてるときりがないです。 劇場ではフィルムのしおりを配布していました。冒頭のわさびふりかけをかける夏樹と周のシーンでした。単に見ているだけでも楽しく、いろいろな見方、楽しみ方ができる、面白いアニメでした。とても楽しめました。
Jun 27, 2010
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普段は仕事の帰りでレイトショー、または1000円の日に鑑賞することが多いので今まで活用することがなかった、チネチッタのメルマガ会員300円割引で鑑賞。 大企業のエリート社員が会社を辞め、島根のローカル私鉄「バタデン」の運転手になる話です。 一流企業に勤める筒井肇はがむしゃらに働いて役員の椅子も見えてきた49歳。しかし一方で家庭を顧みず妻や娘との間には溝ができていた。そんな折、島根の実家に住む母親が倒れたと連絡が入り帰省し、母親を見舞う。そして久しぶりの実家で落ち着いたところに、肇の同期入社の親友が事故死したとの連絡が入る。そしてさらに母親に悪性の腫瘍が見つかった。ここで肇は考える・・・自分はこんな人生を送りたかったのか? 肇は一念発起して会社を辞め、子供の頃からの憧れであった一畑電車「バタデン」の運転士採用に応募する。50歳近いエリートの応募に一畑電車の社長たちは驚くが、一緒に入社した宮田とともに運転士の研修を受けることになる。そして運転士の研修を終え、晴れて運転士となった肇の仕事が始まった。 島根のローカル私鉄「バタデン」が舞台のハートフルなお話です。ひたすら働いていた男が自分の人生を見直し、再出発するのを中心に家族の再生を描いています。中井貴一をはじめとする役者たちも良かったですが、車齢80歳の電車「デハニ50形」がいい役者振りでした。田園風景ともとてもマッチしています。一畑口駅のスイッチバックで運転士と車掌が入れ替わるシーンなんかも良かったです。50歳近い新人を採るときの社長の言葉「うちの会社が20年、30年を保障してやれるか。だったら50歳でもいいじゃないか。」・・・経営が苦しいのはわかりますが、一畑電車側もよくこのセリフ許可したな~。むしろアピールしたい?この面接のシーン、社長と営業部長と肇だけが会話して、若い宮田だけが置いていかれているような感じだったのが面白かったです。で、この宮田は有名人だった・・・という展開があるのですが。大企業ではリストラを執行する立場だった肇が人情味あふれる運転士になり、娘に対する態度も変わってゆき、娘の方も父を見直してゆく様子がとてもいい感じです。そして大事件が起こりますが・・・社員も乗客もみんないい人です。 一畑電車以外にも鉄道のシーンはたくさん。最初に島根に帰る父娘はサンライズ出雲(東京-出雲市の寝台特急)に乗っていたし。急いでいても羽田から飛行機で出雲空港ではないところがこの映画のこだわり?で、研修は東京の京王電鉄。京王電鉄の綺麗な設備と一畑電車の古い設備との落差も興味深かったです。島根ということで、パンフにはFROGMAN(蛙男商会)のページも。 3年くらい前に松江に行ったときに一畑電車の松江しんじ湖温泉駅の駅前を通りましたが、電車の合間だったせいか閑散としていました。本当に電車が1時間に1本(以下・・・)でしたね。次に行くことがあれば1日かけていろいろ乗ってみたいな。 そういえば少し前に、千葉あたりの第3セクター(だったかな?)で運転士教育の費用800万を自腹支払うことを条件に運転士を募集したら何人か応募があって教育中、というようなニュースを思い出しました。 観ていて面白く、いろいろ考えさせられて、鉄道好きにはたまらない、いろいろ楽しめるいい映画でした。
Jun 26, 2010
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ジャッキー・チェンハリウッド進出30周年記念作品。ちょっとなつかしいテイストのスパイアクションです。 ボブ・ホウは一見イケてない、冴えないセールスマン。しかしそれは表の顔。実は中国からやってきたCIAの敏腕エージェントだった。隣に住むシングルマザー、ジリアンのデート中に緊急に呼び出され、製油所を襲ったテロリスト・ボルダークを鮮やかに捕まえた。そんな彼もボルタークの逮捕を最後に引退し、ジリアンと結婚して平穏な日々を送ることを決意する。しかし、そこに問題が。ジリアンの3人の子供たち・・・ファレン、イアン、ノーラは母親がダサいボブと結婚することに反対していたのだ。 そんなときジリアンの父親が入院することになり、彼女が実家に帰ることになった。ボブは子供たちと打ち解けるいい機会と、子供たちの面倒を見ることにする。しかし、子供たちはみな問題児。慣れない子守にボブは悪戦苦闘する。一方、CIAの同僚・コルトンからボブに連絡が入る。ボルタークが脱走したこと、それに関する暗号ファイルの解析をボブに依頼すると。しかし、ダウンロードしたファイルを間違ってイアンが持ち出してしまった。ボルタークはファイルがボブの手に渡ったことを知り、ボブを抹殺するために手下に襲撃させる。ボブは子供たちを守れるのか? 原題は「SPY NEXT DOOR」(隣のスパイ)で、ジャッキー演じるボブのこと。邦題の「ダブル・ミッション」はエージェントと子守ですね。 ストーリーはファミリー向けコメディで、悪者たちはかなり間抜けです。で、どちらかというとボブと子供たちが打ち溶け合ってゆく方にウエイトが置かれています。3人の子供たち。複雑な事情のファレン、いたずら好きの問題児イアン。ボブはそれぞれと向き合います。そして、末っ子のノーラはボブに若干好意的ですが、幼いので手がかかります。前半はノーラの前だけで活躍してます。 さすがジャッキー・チェン、56歳とは思えないアクションを披露してくれます。 後半の家の中などはキッチンで戦うのでけっこう面白いです。あと、子供たちがスパイグッズを使ったり。ノーラが大男を吹き飛ばしたり。テロリストのボルタークの一味は遠大な計画があり、秘密兵器があるようですが・・・秘密兵器の出番はこれだけ?ちょっと残念。後半で無駄に話を大きくしてもらいたかったですが。結局、ファイル奪取の話が中心にきてしまったし。で、悪者に寝返った裏切り者が勝手にぺらぺらと計画を喋り、「秘密を知ったからには・・・」というのはお約束。そして、すべてがうまくおさまってめでたしめでたし。まぁ、ストーリー的には物足りないところもありましたが、まぁそれなりに楽しめました。全盛期ほどではないにしても、ジャッキーのアクションもあったし。
Jun 25, 2010
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6月下旬から観たい映画が増えてくるのと、7月上旬にちょっとだけ映画を観に行けない状態になるので、珍しく2本ハシゴで鑑賞。 重厚なストーリーとかは期待しないで観れる(いちおう、ほめてます)映画のPart2. 前作のラストで自らがアイアンマンであることを明かしたトニー・スターク。彼は政府からアイアンマン・スーツの提出を求められるが、これを拒否。逆に政府側の証人として出席したライバル企業のCEO、ハマーのスキャンダル映像を披露する。 一方、ロシアではトニーのTV映像を恨めしく見ている老人。老人はかつてトニーの父と共同研究を行っていたがアメリカを追われ、そのことからスターク一族を恨んでいた。老人の息子・イワンは復讐を誓い、残された図面からあるものを製作する。 トニーはスターク・エキスポを開催。開会式にアイアンマンの姿で登場し、絶頂にあったが、その体はアーク・リアクターが発生する毒素に蝕まれつつあった。 社長業を秘書のペッパーに押し付けて相変らずお気楽に振舞い、サプライズでレースに出場したトニーの前にアイアンマンに対抗する装備を装着したイワンが現れ、次々と出場車を破壊し始める。 相変らず派手で、VFXアクションがふんだんで、気楽に楽しめる映画です。映像だけでかなり楽しめます・・・というか、映像を楽しむ映画です。。トニーの父親に対する葛藤、親の代からの因縁、ライバル企業の陰謀、ペッパーとの関係、新登場の美女、トニーの体を蝕む危機・・・とかいろいろありますが、まぁ、添え物程度?ま、期待通りですが。ロバート・ダウニーJr.のトニー・スターク、相変らずの軽いノリです。アイアンマン・スーツで酔っ払って暴れて、あげくドーナツ屋の看板の上でドーナツ食ってたり。トニーの体を蝕む危機・・・あっさり新物質を生成して解決。ま、こういうところをいちいち突っ込む話じゃないですが。しかし、あの研究室は男の夢ですね。アイアンマンvsアイアンマンの殴り合いとか、アイアンマンx2vs無人機の大群とか、最後も派手です。イワンのスーツの活躍が少なかったのはちょっと残念でした。で、期待通りの大団円。 エンドロールの後に・・・Part3への布石?パンフによると同じ世界観でアメコミヒーローものが製作されるらしいです。深く考えないで、素直にド派手な映像を楽しむ映画でした。大画面で、映画館だとちょっと前寄りの席で観るといいでしょう。
Jun 20, 2010
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川崎のチネチッタにて、毎月10日、14日、19日のうち土日祝日に行われる、ポイントカード提示1000円の日に鑑賞。(実施日を見ると何を狙っているかがよくわかりますが。)劇場入り口はすごい混雑でしたが、この映画は知名度のわりに大きい劇場が割り当てられたせいか、初日のわりに普通の休日並みという感じでした。(ネット予約で確認したらそんな感じだったので観ることにしたんですが)席は前部ブロックの後ろだったので、けっこう余裕がありました。 戦争で荒廃した世界。1冊の本を持ってひたすら西へと歩く男・イーライ。彼はある街にたどり着く。街の支配者・カーネギーは手下たちを使ってある「本」を捜していた。その本は戦争の原因になったとされ、戦後全て焼き払われたはずの本であった。カーネギーは街を広げ、勢力を拡大して秩序を確立するためにその本が必要であると考えていた。 酒場でトラブルを起こしたイーライが只者でないことを見抜いたカーネギーはイーライを配下に加えようとさまざまな好条件を出す。そしてイーライに宿を与え、配下の娘・ソラーラに世話をさせる。翌朝、ソラーラの言葉からイーライの本が目的の本であることを確信したカーネギーはイーライの出発を阻止しようとするが、逆に多くの手下たちを倒され、自身も重傷を負ってしまう。 街を出て西へと向かうイーライにカーネギーの追手が迫る。 原題は『The Book of Eli』(イーライの本)です。ただ、イーライの名前は本編中ではほとんど出てきません。で、この「本」ですが、聖書です。映画のテーマは聖書礼賛のようなものなので、テーマ自体がダメな人は楽しめないかも。 まぁ、お供のいない西遊記(復路)ともとれますが。ただ、主人公のイーライは「使命」のためには容赦ありません。 自分の行く手を阻む者たちは慈悲もなく次々倒す、凄腕の刺客です。この辺は聖書礼賛っぽくないです。まぁ、僧侶じゃないし。でも毎晩本を読んで、祈りを欠かしません。携帯音楽プレーヤーを持ち歩いているのが今風?電気のあるところで大きな外付けバッテリーを充電するシーンが出てきます。イーライがソラーラに本の内容を聞かせるくだりでは、イーライは本を読まずに暗誦します。この辺は後の展開に関わります。カーネギーは荒廃した世界の中で自分を中心とした秩序を構築しようと画策しています。悪人というわけでもなく、ただ自分の信じるところを進めている感じです。盲目の愛人?(ソラーラの母親)を寵愛し、多くの手下を従えて恐怖で支配しています。 荒廃した世界の描写とデンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールドマンの演技はなかなかいいです。オチは・・・そういうことでしたか。つまりイーライは座頭市だったと。本が巨大だった理由も、なるほど。 ラストのソラーラはちょっと蛇足だったなな。若干観る人を選ぶかもしれませんが、まぁ良かったです。
Jun 19, 2010
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北野武監督のバイオレンス映画です。登場人物はヤクザと、ヤクザと癒着した警察官で、「全員悪人」です。 巨大暴力団組織「山王会」の総会のあと、池元組組長・池元は本家若頭の加藤に呼び出された。池元は古参の弱小ヤクザ村瀬組組長・村瀬との蜜月ぶりを本家に知られ、村瀬組を締めろと命じられたのであった。 池元は村瀬組を締める役目を配下の大友組組長・大友に押し付ける。池元の面倒事の始末はいつも大友の役目だった。大友はさっそく村瀬組のシマに事務所をかまえ、村瀬組を締める準備を始める。 手始めに村瀬組の息がかかったぼったくりバーに組員を引っかからせた。これを手始めに大友組と村瀬組との間で争いが起こり、ついに村瀬を引退に追い込んだ。村瀬組のシマを手に入れた大友組はさらに、シマにあるクバナン大使館の弱みをつかんでカジノ経営を始める。大友はカジノに入り浸る池元に対して次第にイラついてゆく。しかし、村瀬はおとなしく引退したわけではなかった。この始末をめぐって、大友組、池元組、本家の面々の思惑が交錯する。 英雄なし。上にわずかでも逆らうことは許されず、絶対服従の組織人たち。いい年した大人たちが体育会系学生みたいにしている光景は滑稽ですらあります。行動原理にしても、村瀬は大手の後ろ盾を得てで安定した商売をしたい、大友は上部組織の池元に、池元はさらに上の本家に逆らえない。下の者や自分たちにてを上げない者には高圧的に、上には平身低頭。これも滑稽。直接逆らえないので、影でいろいろあったり。なんかサラリーマンよりも遥かに情けない世界です。普通の会社なら上司に意見しようが、上司を怒鳴りつけようが、いきなり解雇されることはありませんが、この世界ではよくて破門(解雇どころじゃないな。再就職できないし。)、下手すると命にかかわります。バイオレンスシーンはいろいろ。指を詰めるところから、拷問(といっていいのか?)、さまざまなシチュでの射殺・・・大友組の面々の末路もまた凄いです。車を使った殺し方とか。で、下部組織に潰し合いをさせて上部でおいしいところをもってゆく・・・といってもこれでは終わらない。最後においしい思いをするのが、周囲から見くびられていたような面々(No.2というか腰巾着、舎弟からほとんどタメ口だったインテリヤクザ、ヤクザの先輩に頭が上がらなかったはずの警官・・・)だったのが、印象的。下手に目立たなかったのがよかった? なかなか面白い映画でした。
Jun 18, 2010
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20字以上の長い題名。なんか普通でないノリが面白い漫画です。登場する女の子たちはみな可愛いのですが・・・ 高校1年生の高橋奈緒はエッチな本とDVDと画像を収集するのが趣味の1つ上の兄・修輔のことが大好きでさまざまなアプローチをかける、あぶない妹。ふとしたことから奈緒が養女で家族との血の繋がりがないことがわかり、さらにアプローチを強化したところに修輔の幼なじみ・土浦彩葉が現われ、修輔を巡る争いは激化。さらに修輔のクラスメートの近藤繭佳もあらわれ、さらに状況は混沌としてくるのであった。 まず奈緒ですが、とてもアブナイ妹です。 兄と血が繋がっていないことが判明する前からのアプローチぶり、兄の部屋のエロ本を捜索したあげく「妹モノ以外は全部処分」とか言ったり、妄想が近親・・・だったり。で、血が繋がっていないことがわかると小躍りして喜んだり。そして、兄が深夜コンビニにエロ本を買いに行くのを影から応援し、買ってきた本をチェック。彩葉とのデートを追跡したときはほとんどエスパー。幼いころ事故で本当の両親を亡くし、それ以前の記憶がないというヘビーな設定がありますが、全く吹っ飛んでいます。一方の兄・修輔は一言で言って、エロガキです。妹・奈緒の真の姿を知らず、エロ本とかもばれていないつもりでいるのがこっけいです。で、いろいろな女の子に囲まれて・・・な状態なのに完全に振り回されます。修輔の幼馴染、彩葉。奈緒が養女であることを知っています。 趣味はマンションの最上階の自宅からよく見える修輔の部屋を望遠鏡で監視すること。ほとんどストーカーです。そして、積極的にアプローチ・・・ですが、結構露骨です。第1巻の終わりから第3巻の前半までは奈緒と彩葉の争い。なんかよくわからない混沌とした状態になっています。2人のクラスメート、春ちゃんとひろりんは、この争いに巻き込まれます。そして第3巻から登場する、修輔のクラスメート・近藤繭佳。クラス委員ですが、実はBL本のの愛好家。ふとしたことからエロ本を人質に修輔をペットにしてしまいます。「ペット」になって相変らずエロ妄想を膨らませる修輔が可笑しいです。一見、ラブラブに見える修輔と繭佳ですが・・・BL愛好家なんですよね・・・繭佳の登場に共同戦線をはる奈緒と彩葉。放置される春ちゃんとひろりん。さて、次で反撃はあるか?テンションが高く、ノリがよく、キャラクターが面白いので読んでいて楽しい漫画です。続きが楽しみです。
Jun 13, 2010
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今年の3月に桜木町駅前のビル内にオープンした真新しい映画館、横浜ブルク13で観賞。新宿バルト9と同じ、東映系のT-joyが運営する映画館です。自宅から1時間圏内で川崎に来ない単館系も上映予定があるようなので、これからもちょくちょく行くことになるかも。(この映画も川崎では上映なし。)あらすじを見て自分好みのB級だと思いましたが、その通りでした。なんかいろいろ入っています。 ロサンゼルスに降り立った天使ミカエル。彼は神が人類を見限り、駆除を決定したことに逆らい、人類を守るために地上に降り立ったのだ。翼を失ったミカエルは大量の武器を手に入れ、「駆除」が開始された街を後にした。 砂漠の真ん中のさびれたダイナー、「パラダイス・フォール」。そこにいるのは妊娠中のウエイトレス・チャーリー、自分の子でもないのにチャーリーとその子を気にかける優しい青年・ジープ、ジープの父で店主のボブ、店の共同経営者・パーシー、車が故障して立ち往生しているハワードとサンドラの夫婦、2人の娘で問題児のオードリー、道に迷って電話を借りに店を訪れたカイルたちがいた。突然、TVやラジオが受信しなくなり、電話も通じなくなった。店にいた面々が何かおかしいと思い始めたとき、1人の老女が店に来る。最初は普通だった老女だったが、突如チャーリーやオードリーを罵倒し始める。怒ったハワードが詰め寄ると老女はハワードの首に噛み付き、信じられない動きで天井に貼りつき店内を動き回る。カイルが老女を射殺するが、ハワードが重傷を負ってしまう。一同は病院に連れて行こうとするが街の方から虫の大群が押し寄せてとても向かえず、店に引き返す。そこにミカエルが現われ、何が起こっているかを語る。そしてチャーリーの子が人類の救世主になるため、標的にされるということも。次々と天使に操られた人々が店に押し寄せてくる。砂漠の真ん中のさびれたダイナーで繰り広げられる、人類の存亡をかけた戦い。人類滅亡を目論む天使の軍団に対して銃器で戦います。もっとも天使の軍団といっても操られた人間たちで、ほとんどゾンビです。歩行器を使って歩く老婆、アイスクリーム売り、子供・・・無害な人々が天使の手先となって襲い掛かる・・・ホラー仕立てです。あとはひたすら銃で薙ぎ倒しますが。 砂漠の真ん中のダイナーに次々と車で乗りつけ、車を降りて徒歩で店に襲い掛かります。よく考えるとなんか可笑しい。一応、ミカエルが降り立ったのがロサンゼルスだったり、日付がクリスマスだったり、黙示録を題材にしたような話だったりしますが、もう宗教なんてどうでもいい感じです。そして、産まれた子供を殺しに来る天使ガブリエル。ほとんどターミネーターです。人類の救世主を殺しに来た、というところも一緒だし。武器のメイスが回転ギミック付き・・・B級だなー天使が全然天使らしくないのがいいです。 意表をつくような展開はないですが、B級が楽しめる映画でした。
Jun 12, 2010
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そういや昔、そんなゲームがあったな~…Windowsが一般的になる前にPCで。(最初はAMIGAだったっけ?いろんなものに移植されていた記憶が。最近も新シリーズが出てたかな?)というわけで、ゲームをディズニーが実写映画化です。古代ペルシャの都サナフ。スラムに住む少年・ダスタンはペルシャ王・シャラマンの目にとまり、養子となった。 その15年後、第3王子として育ったダスタンは長兄タス、次兄ガーシヴ、王子たちの後見役でシャラマン王の弟ニザムとともに遠征の途にあった。ニザムは聖都アラムートが反ペルシャのために武器を隠しているという情報を得、その情報をもとにタスはアラムートへの攻撃を決断し、ガーシヴに先鋒を命じる。戦いの中、犠牲者を少なくしたいと考えたダスタンは命令を無視して少人数でアラムートに侵入し、城門のひとつを開けることに成功する。そしてそのおかげでペルシャ軍は勝利を収める。ペルシャ軍が戦勝に沸く中、突如シャマラン王が現われ、自分が禁じていた聖都アラムートへの攻撃を行ったことに対して長兄タスを糾弾する。タスは攻撃の理由となった武器を見つけ出すため、ダスタンに戦勝祝いの贈り物である法衣を託して宴の席を離れる。宴のさなかダスタンが差し出した法衣を着たシャマラン王は突如苦しみだし、絶命する。法衣に毒が塗ってあったのだ。 王の暗殺者として追われることになったダスタン。成り行きで一緒に逃げることになったアラムートのタミーナ王女はダスタンが戦利品として身につけていた短剣を狙って襲いかかってきた。ダスタンは身をかわした拍子に短剣の柄を押したところ、時が巻戻った。短剣は中に「時間の砂」を入れることで時を巻戻せる、アラムートの秘宝だった。ダスタンはこの短剣と砂が今回の攻撃の真の目的であると確信する。ダスタンは自分の無実を晴らすため、王の葬儀が行われるアラムートへと向かう。 良くも悪くもディズニーです。全年齢向けで楽しめるけれど、毒やドロドロしたものはありません。兄弟の対立だと、いろいろ展開できそうな気もしますが、シンプルになっています。黒幕は悪役面しているので、すぐわかるし。でも、黒幕が「なぜ」こんなことを企んだか、どういう葛藤があったか・・・については明らかにはされてないな。ただ、自分も王になりたかった・・・というだけで。聖都アラムートの攻撃はイラク戦争そのままですね。 まじめな長兄、武勇の次兄、知略の三男、そして父王は兄弟の協力を説くという、まるで毛利元就の三本の矢のような設定です。(まぁ、三男ダスタンの知略は最初の攻城戦だけですが) ダスタンはスラム出身で王の養子になっていますが、イマイチこの設定は活きていないような感じです。ただの庶民的な第3王子でもよかったような。ストーリーはシンプルで、見せ場はいっぱい。戦争から個々の戦い、巻戻る時間、加わる仲間、暗殺者集団との対決、ラストとテンポよく進むので飽きません。駝鳥レースはレースだけで終わったのはちょっと残念。乗り回して暗殺団と戦ったり、囮で城下を混乱させたりすると面白かったのに。突っ込みどころはいろいろありますが。真相が唐突にわかったりとか。あと、アイテムが「時間の砂」なので、オチが予想できてしまう・・・ラストはちょっと都合よすぎだし。あと、ふと思ったけど、黒幕はこれまでに何回か時間を戻していたけど、これまでは戻す量が足りなくて失敗していた。でもそのおかげで名将になっていた・・・とかいう設定があると面白かったかも。(ダスタン)「やめろ!世界が滅びるぞ!」(黒幕)「滅びはしない!今まで3回巻戻した。次は貴様がスラムにいるうちに殺してやる!」みたいな。これでスラム出身の設定も生かせる・・・ まぁ、いろいろありますが、力を抜いて楽しめる娯楽映画でした。
Jun 11, 2010
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これまた前作を観ていなかったのですが、面白そうなので鑑賞。ネットでチケットを買ってメールを受信したら『処刑人?』になっていて苦笑。(ローマ数字は機種依存文字だもんな) 神の啓示を受けてボストンの悪人たちを始末していた「セインツ」コナーとマーフィーのマクマナス兄弟が父の「イル・ドゥーチェ」とともに開廷中の法廷でイタリアン・マフィアのボス、ジョー・ヤカベッタを処刑してから8年、兄弟は父とともにアイルランドで牧羊をしていた。 そこに1人の神父が驚くべき情報をもたらした。兄弟もよく知る善良な神父が殺害され、しかもその殺害方法は兄弟の処刑を模倣したもので、これは「セインツ」に対する挑発だった。その報を聞いた兄弟は封印していた武器を取り出し、罠を承知でボストンへと向かう。兄弟は船上で出会ったメキシコ人・ロミオを仲間に加え、ボストンへと乗り込んだ。 一方、ヤカベッタ処刑の際に協力した、ボストン市警のグリーンフィー、ダリー、ドフィーは神父殺害事件にFBI特別捜査官のユーニス・ブルームが乗り出してきたことに危機感を抱いていた。もし「セインツ」が逮捕されるようなことになれば、自分たちも共犯で刑務所送りになってしまう・・・神父殺害を指示したのは、兄弟に処刑されたジョー・ヤカベッタの息子コンセイシオ。ファミリーの勢力を盛り返したコンセイシオは、「セインツ」に復讐を誓っていた。しかし、事件にはさらに裏があった。 あらすじを読んだ印象は、ひたすら銃弾が飛び交う、ハードボイルドなB級アクションかと思っていましたが、意外とコメディタッチな部分が多かったです。襲撃のアイディアは他の映画をネタにしていたり、襲撃のイメージと実際にギャップがあったり。いきなりフォークリフトでコケるし。でも、銃を撃ち始めたらイメージ通り。最後には祈りを捧げて射殺。 「セインツ」の仲間になるロミオ。陽気なメキシコ人で、8年前の「セインツ」の活躍時からのファン。感激屋でしょっちゅう泣いて、格好よくキメようとしてハズしたり。神父殺害の真犯人の殺し屋。 背が低いことを気にしすぎ・・・これも滑稽。殺害した神父と背比べしてるし。FBI捜査官のユーニス・ブルーム。抜群のプロファイリング能力を持っています。でも、最後のプロファイリングでは自分も参加して(想像の中で)撃ちまくります。これも可笑しい。実は、彼女には秘密があります。ファミリーを壊滅させても、さらに黒幕が。ここからは兄弟の親父も登場し、コメディなしのハードボイルド。朽ちた屋敷で最後の銃撃戦。ラストはついに・・・でも「セインツ」の味方は至るところにいます。ここは前作を観ていたほうが良くわかるでしょう。観てなくてもわかりますが。悪人を次々と撃つ爽快感とコメディとハードボイルド。楽しめる快作でした。
Jun 5, 2010
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なんかひさしぶりにとんでもないモノ(悪い意味ではない)観たなー、という感じ。こういうの好きですが。川崎のチネチッタにてポイント招待券で鑑賞。『鉄男』(1980)、『鉄男 THE BODY HUMMER』(1992)は未見です。まぁ、塚本晋也監督の映画は『悪夢探偵』くらいしか観ていませんが。 東京の外資系で働くアンソニーは日本人の妻・ゆり子、3歳の息子トムと暮らしていた。かつてバイオテクノロジーの科学者だったアンソニーの父・ライドは妻・美津枝をガンで亡くして以来、アンソニーとトムの健康をひたすら気にするようになっていた。 しかしある日、ライドの家を訪ねた帰りに謎の男が運転する車にトムは轢き殺されてしまう。 怒り狂い、犯人を探し出そうとするゆり子に対し、アンソニーは父・ライドの「決して怒りの感情を持ってはならない」の言葉に従って冷静を保っていた。しかしトムを失った悲しみは深く、だんだん感情を抑えられなくなってゆき、アンソニーの体に変化が生じてくる。そこに宅配便を装った暗殺者が現われ、アンソニーを撃った。倒れるアンソニー。そこにトムを轢き殺した「ヤツ」が現われる。「ヤツ」の捨て台詞にアンソニーの体は鉄の塊へと変化する。アンソニーは「ヤツ」からライドの秘密が全ての発端であると聞き、ライドの家へと向かう。 映画祭では絶賛されるけど一般の観客はぽかーん、な感じであろう映画です。強烈な映像と音響。監督と感覚が合わなければ観ていられないかも。インパクト勝負の映画です。緻密で練りこまれた脚本、とかを期待する人にはお薦めできません。 私は実験映画好きのせいか、こういうの結構好きです。 ストーリーはアンソニーの出生の秘密と、その秘密を知った「ヤツ」が世界を破壊するためアンソニーの怒りを引き出そうとする、というものです。 何故「ヤツ」が世界を破壊したいかは詳しく触れられていません。「ヤツ」は塚本晋也監督自身が演じています。「ヤツ」の視点で世界や話を考えて、自身で演じている感じ。モノトーンで暗い感じの独特の映像が展開し、アンソニーが暗殺者たちと戦ったりして感情が爆発すると大音響と変化しまくる映像。インパクトです。異形の姿になったアンソニーが暴れます。自分の出生の秘密を知ったアンソニーは苦悩し、「ヤツ」の意図通り世界を破壊してしまうのか? まぁ、やはりストーリーよりも実験的映像・音響のインパクトの映画ですが。完全に観る人を選ぶ映画です。観ようと考えている人は自己責任で。
Jun 2, 2010
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