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新興市場を中心に小型株は悲惨な状況が続いていますね。私の資産も毎日相場が開くたびに確実に減少を続けています。1,2年程前には大人気だったバリュー投資もすっかり下火のようです。ネットを巡回してみると、アセットアロケーションがどうだとか、大型株が良いとか、個別株投資は危険だとか、タイだとかベトナムだとか・・・まあ、どんな投資をするのも個人の自由ですが、ちょっと信念弱くないかい?投資家のマインドが冷え込んでいるのは明らかですが、企業のファンダメンタルは変わっていないと思いますよ(少なくとも株価ほどには)。私が理想とするのは、誰も人がいない不人気な市場で買って、将来その市場が何らかの理由で過剰なほど人気化した時に売るような手法です。その間のタイムラグが2年だろうが3年だろうが、たいした問題ではないでしょう。そのタイムラグこそが利益の源泉なのですから。というわけで、今週は追加投資をしました。クリップやオーエムツーを買い増ししました。「下げ止まったら買う」なんて事を言うつもりはありません。それは「値上がりする株を買う」と言っているのと同じで、意味がないからです。来週以降も株価の下落に応じてじっくりと買い下がっていくつもりです。もう少し値下がりしたら2年3ヶ月ぶりにウエスコの買い増しでもしますかね(笑)PFのルックスルー利益を拡大するよい機会と考えられれば、目先の株価下落に心を折られて不合理な行動選択をすることはないのではないでしょうか。どうせ目指すゴールははるか先にあるのですから。
2007年04月20日
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今年も昨年同様、四半期ごとに投資成績を公表していこうと思います。例によって細かいところまで正確かは自信がありませんが、概ね間違いないはずです。日本株 -0.3%(税金含む・配当含まず)中国株 27.5%(税込み・配当含む)米国株 -1.1%(税込み・配当含む)FX 0.3%トータル 約2.5%まあ見ての通りです。中国株だけ良好で、あとは全く動きなしという状況です。肝心の日本株は2月まではまずまずでしたが、今月に入りプレステージの大幅下落やポジションの大きい銘柄群のジリ下げ、配当権利落ちの下落などが重なり年初の状態に戻ってしまいました。今年に入ってからは優待銘柄の1単位買いやポジションの微調整くらいで、大きな売買は一度もしていません。そのうえ成績も横ばいなので、特に書く事もありません(苦笑)相変わらず小型株相場も軟調なので、持ち株の潜在力を信じて引き続き気長に待つしかないかなという感じです。中国株は以前書いたとおり一部を利益確定しましたが、大部分は売りも買いもせずにホールドしたままです。米国株ともども、放置に近いです。FXも全く動きはないですが、2月末の急落の際に拾い損ねたのが痛恨でした。何を言っても結果論になるのですが、事前予定通りに行動しなかったのが悔やまれます。とにかく見事なくらい動きがないです。とりあえず今は待つ時期ということでしょうか。焦れて動くとロクな事がないので、最近は「賢明なる投資家」あたりを再読しつつ、投資マインドを平衡に保つように心がけています。
2007年03月30日
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私は普段の通勤に自転車を利用しており、片道6~7キロの距離を20~30分かけて通っています。これまではバリュー投資家らしく?1万円程度の安い自転車を利用していたのですが、利用頻度が高いこともあり、クロスバイクというちょっと高めの自転車を購入してみました。クロスバイクというのは簡単に言うとロードレーサーとママチャリの中間のような自転車です。今回私が買ったのはこの自転車です。値段的にも機能的にも入門機の位置づけです。 乗ってみた感想ですが、とにかく 全く違う の一言です。車体が軽いため、ほんの4,5回こぐだけでスピードに乗りますし、無駄な抵抗が少ないためか、減速もしにくいです。エネルギーのロスが少ない感じがします。また、走っていて非常に爽快感があります。ただ移動しているだけでなく、トレーニングをしているような気分になります。ついでに、見た目もかなり格好いいです。走っている姿がサマになります。錯覚かもしれませんが(笑)総合的に見て、ママチャリとは全く別の乗り物です。噂には聞いていましたが、実際に体験してみたら想像以上でした。もっと早く買えばよかった。値段的にもそれほど高いものではないので(本格的に極めようとすれば数十万円するものもありますが)、ママチャリを利用している人には自信を持ってお勧めしたいと思います。ただ、本当はこちらを買おうと思っていたんですよね・・・ こちらの方がより軽量でスピードも速いのですが、スタンド、泥よけ等の付属設備が全くないのと、あまりのタイヤの細さに日常の通勤向きではないかと思い、無難な方を選択してしまいました。小市民でいけませんね・・・まあ、趣味でサイクリングをするつもりはないので、次に買うときのお楽しみということで。
2007年03月22日
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久方ぶりに読んだ本の感想でも書いてみます。 中国が世界をメチャクチャにする急成長を続ける中国経済の実態と、それが全世界に及ぼす影響について様々な角度から示しています。タイトルにもある通り、基本的には中国の及ぼす悪影響について書いているのですが、過度な賞賛も批判もなく、客観的に論を展開しており、大変良い本です。中国の(望ましくない)実態について理解を深める事ができました。膨大な人口を養っていくため、経済成長を止めることができない中国。圧倒的な低賃金の人の波で他国の地場産業を駆逐し、エネルギー確保のためスーダンやイランなどと平然と協力体制を築き、環境破壊にも全く無頓着・・・まあ一言で言うと「すごい国」です。作中、中国を「自転車をこぎ続ける象」と表現していますが、いいえて妙という感じですね。中国のバラ色の未来を夢見て中国投資している方は一読しておいた方がいいのではないでしょうか。まあ、そういいつつ私は今後も一定の枠内で中国株投資を続けますけどね(笑) なぜ投資のプロはサルに負けるのか?この本は既にどなたかが紹介されていたのを見たような気がしますね。プロの大半がインデックスに勝てない実態、宝くじや競馬をすることの愚かさ、ファイナンス理論の基本などを平易な言葉で説明しています。著者も文中で参考にしたと明言していますが、橘玲氏のお金持ちになれる黄金の羽根の拾い方に非常に似た内容です。ですが、私の率直な感想としては、黄金の羽根と比較すると質・量ともに数段劣りますね。新しい発見はほとんどありませんでした。ただ、比較の対象が悪すぎるだけで、この本が駄目ということではないです。むしろ良書の部類に入ると思います。例え話などはかなりくだけた表現を用いており、こういった本に馴染みのない方はこちらの方が読みやすくていいかもしれません。個人的に一番興味深かったのはあとがきにあった「合成の誤謬」についてです。要約すると、個人レベルで見れば控除率の高いギャンブルやブランド信仰をやめ、倹約しつつ堅実な投資をするというのは経済合理的に全く正しい行動だが、仮にこれを全国民が実行してしまうとJRAもブランドショップも生保会社も破綻し、日本は恐慌に突入してしまう、という話です。これは全くもって正しい話ですね。よく言われることですが、いわゆるファイナンシャルインテリジェンスの低い方々が経済を支えているわけです。ある意味バリュー投資家なんていうのは国家にとっては苦々しい存在なのかもしれませんね。そう考えれば義務教育に投資に関するものがないのももっともですね。投資に関する正しい知識を持つ人を少しでも増やしたい、という趣旨の活動をされている方々、考え直した方がいいかもしれませんよ(笑)
2007年03月16日
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相場が愉快な状況なので、久々に連日の投稿です。しかし今回の暴落はなかなかすごいですね。日本株だけならこの程度の下落は毎年1回程度はあるのですが、今回は全世界同時ですからね。この下落の連鎖がどこまでいくのか、想像がつきません。そうは言いつつ、恐怖感より期待感の方が大きいのですけど。強がるわけではないですが、ここまで大きな動きがあるとどうしても高揚感が出てきます。現時点では怖さ3割・楽しみ7割といったところでしょうか。明日以降も連続で暴落すればどう感じるか分かりませんけど。今日は日本株はほんの少ししか買いませんでした。まだ思い切り買うような水準ではないと判断しています。というのも、現時点で私のPFは年初に戻ったくらいの水準です。昨年11月に大きく下落した際に十分購入してあるので、積極的な追加投資はその頃の株価を下回ってきてからと考えています。まあ、JQ指数も80台前半と11月頃に戻ってきたので、明日もう一度大きく下落すれば勝負するかもしれません。もちろん狙っている株の値段次第ですが。中国株PFは日本が可愛く見えるくらいの大暴落です。なんと今日だけでマイナス7.5%。ただ、こちらの暴落はある程度は想定していたので、予定通りに対処できています。今日は寄り付きでEVOCを端株だけ残して売り切り、さらにブロードインテリも3分の1だけ売却しました。EVOCは一度下がりだしたらどこまでいくか想像するのも恐ろしいので、とうとう売り切りです。最終的には15倍にまで成長してくれたので、感謝で一杯です。ブロードは3年近く保有して初めての一部売りです。まだ安いと思っていますが、買値から3倍を超えたこともあり、とりあえず投資元本を回収しておきました。結果論ですが、寄付きが一番高かったのでまずまずの判断だったのではないかと思います(焼け石に水ではありますが)。本来はこの暴落に応じて新規投資もしたいのですが、調査が進んでいません。動きの読めない市場ですし、しばらくは放置でいこうかと思います。手持ちの株をこれ以上売る気もないので。そしてそしてFXは中国株よりさらにすごい円の全面高ぶりです(笑)「強烈な日本株の下落→さらに強烈な中国株の下落→そのうえさらに強烈なFXの下落」って、まるで往年の少年ジャンプの王道パターンの様相ですね。つーか、この一方的な円高はヤバイって。高レバかけてたら一発でアウトだよ・・・既に死人が出ててもおかしくないと思いますよ。って、これを書いてるうちにNZD77円台に突入してるし。実は前回の日記を書いた際に想定していたNZDの買い戻し価格は78.5円だったのですが、あまりに急激な動きなので一旦買うのを止めました。まあ、今1枚もないので近いうちに買うと思いますが。この円高でFXの危険性がボロクソに言われるだろうと思いますが、日本円の金利が極端に低いのも、円の将来に大きな期待が持てないのも全く変わっていないので、私は今回の円高は大きなチャンスだと思っています。ですので基本的にここからの下落はどこまでも追いかけます(死なない範囲で)。めざせスワップ大名!って感じで。
2007年03月05日
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先週はなかなか大きな動きがありましたね。2月は結構儲かったな~などと呑気にしていたら、最後にくらってしまいました。と言っても、現状ではそれほど下がってはいないですよね。大して上がっていなかった小型株も一緒に下がったのは精神衛生上辛いところではありますが。ただ、明朝は派手に下がりそうです。現時点で日本株のポジションは既に結構大きいので無理には買いませんが、パニック的な下落があれば当然追いかけるつもりです。円高の進行は株価の下落以上に速いですが(「円キャリートレード」という言葉がすっかり浸透しましたね)、FXは大分前にポジションを小さくしていたのでそれほど問題はないです。もう一段の円高があればNZドル・南アランドを買い戻そうと思います。その後は下がるに応じてどこまでもナンピンですね(笑)それにしても、「世界同時株安」というのはなかなかインパクトのある言葉のようですね。私は投資をしている事を周囲にも結構公言しているので、今回は複数の人から「大丈夫?」と心配(期待か?)されました。投資のことは周囲には言わない方がいいというのが多数意見でしょうし、私もめったに言わないようにしていました。ただ、投資は自分にとって欠かせないもので、ある意味ではアイデンティティのようなものなので、自分のことを知って欲しい人などには話すようになりました。今のところ投資話をするようになったことでいい事も悪い事もないのですが、やっぱりあまり言わない方が無難かな~などと思う今日この頃です。
2007年03月04日
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最近はブログの更新が全然出来てないですね。毎日それなりのアクセス数があるようで、訪問してくださる方には申し訳なく思っています。まあ、正直あまり書く事もないんですよね。世間では株価が大きく上昇して新聞紙面を飾る事も多くなってきていますが、私の持ち株は今月も全然上がっていませんし(かといって下がっているわけでもないし)。最近気になったのはテクノメディカの増資ですね。東証二部への鞍替えのドサクサに(?)発行済株数の10%以上の大幅な増資です。これを受けて株価も10%は下落しました。バリュー投資の場合、割安だと思うから投資しているわけで、基本的に増資は悪材料で間違いないんですが、テクノメディカはPBRが2倍程度と高く、その分ROEも高いので、一概に悪いとも言い切れないかなと思ったりもします。今回の増資金額は全額設備投資に使うとの事ですが(ほとんど借入金がないので当然ですが)、増資額を従来のROE水準で運用できるなら企業価値の向上につながる可能性もあるかと。ということで、もう少し下落するようなら以前売却した分を買い戻すかもしれません。中国株の方は相変わらずというか、異様なまでに上昇しています。こちらは私が買うと上がるという、信じ難い事態が連続で起きています。なんせ先月のパフォが10.9%で、今月が今日までで17.3%ですからね。集中投資ではなく、十数銘柄への分散投資でですよ。ほぼ毎日一つは10%近く上昇する銘柄があり、それが普通の事のように感じている自分が怖いですね。まあ、こちらも従来どおりの方針で淡々とやるだけですが。
2007年02月22日
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ちょうど一週間前ですが、先週の土曜日に体調不良をおして「人生を謳歌する会の勉強会」&「バリュー投資家オフ会」にフル参加したところ、見事に風邪をこじらせてしまい、丸々5日も寝込んでしまいました。柄にもなく付き合い重視でドタキャンせずに頑張ってみたのですが、高くついてしまいました(笑)それはさておき、人生を謳歌する会での早川さんの発表は素晴らしい内容でした。早川さんは脳の処理速度が非常に速い方だと思います。質疑応答が多かったのですが、質問に対してもポイントを掴むのが早く、質問者の話が終わる前に回答を始めたいように見える場面も多々ありました。多分私と同タイプです(笑)話に無駄がなく、90分の中に相当の情報が詰め込まれており、大変参考になりました。正直言って、私がこれまでに参加したセミナー、勉強会の中では断トツ1位の内容でした(それほどたくさんのセミナーに参加した事があるわけではありませんが)。ここ数年は様々な形で有料で活動している投資家の方が多いですが、私の知る限り知名度と実力は全然関係ないので、無駄にお金を使わないように注意してください(笑)早川さんの著書は間違いないと思うので、紹介しておきますね。 投資のほうでは第3四半期決算の発表が連続しています。特に昨日は10社近くの投資先企業が決算を出してきました。全体的にはまずまず好調と言っていいかと思います。相変わらずサン電子の決算が見事なまでにブレていますが。中間の下方修正はなんだったんでしょうか?中国株は引き続き好調です。EVOCは僅か一年で投資人生2回目の10倍株になってしまいました。唯一マイナスだった中海コンテナも大幅上昇し、本当に買えば上がる状態です。日本株の選択に頭を悩ませているのがアホらしくすら思えてきますね・・
2007年02月10日
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今月に入り小型株市場も好調ですね。なんとなく雰囲気も変わってきた感じです。相変わらず総資産の半分以上を小型日本株が占めているので、上がってくれるのは基本的に歓迎ですが、どうも相場が堅調だと投資のテンションが上がりにくいです・・・1年前の今頃はライブドアショックの真っ最中でしたね。連日すごい勢いで損失を重ねていきましたが、ワクワクして仕方なかったのを昨日の事のようにおぼえています。まあ、最近はテニスにかなり時間を割いているので、しばらくはこんな感じでいいかなと思っていますが。中国株、FXは引き続き好調です。円安はどこまで進むのでしょうかね・・・売り上がりの連続でポジションがかなり小さくなってしまいました。しかし今年はどこかで急激な円高局面があると予想しているので、儲け損なうことを恐れて高値掴みするという愚は犯さないよう気をつけたいと思っています。中国株はちょっと怖さを感じています。特に大型株はいくらなんでも上がりすぎのように思えてなりません。ということで本日アンガンスチールを売却しました。初めて購入した中国株で、かれこれ3年近く保有しましたが、その間に4.5倍程度に成長してくれました。購入時はマーシャンアイロンとどちらを買うかかなり悩み、たまたま数値がより割安だったアンガンを選んだのですが、非常に幸運でした。もしも今後株価が半分になるようなことがあれば再度投資したいですね。もしも中国市場が崩れればそういう事態も決してありえないことではないと思いますよ。
2007年01月19日
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今回は少し趣向を変えて、私の昨年の損益に大きく影響した銘柄をランキングで発表してみようと思います。これは実際の損益額のランキングですので、騰落率がそれほどでなくても投資額が大きければ上位にランクされる事になります。もちろん逆もまたしかりです(なお、継続保有中のものについては含みで計算しています)。これは初めての試みだったのですが、色々と気付く事も多く、大変興味深かったです。これを見ている方もやってみたら面白いかもしれませんよ(集中投資の人は意味がないですが)。ではでは、もったいつけずに発表します。利益の方は中国株を中心にFX・日本株・米国株と幅広いのに対し、損失の方は全て日本株です(笑)2006年はそういう年だったということですね。利益部門のトップは中国株のEVOCでした。年間で7倍以上になったので当然でしょうか。母親用の中国株ファンドに組み込まなかったのが唯一悔やまれます。第2位は保有暦が3年を超えたPI(4290)です。上場しているヘラクレス市場が1年間で50%以上下落するなか、年始の338000円が年末は403000円と20%近く上昇するという驚異的なパフォーマンスで3年連続して貢献してくれました。しかも私は2月の新興市場の暴落時に25万・21万で買い増しし、それを31万・38万で売却したので見事第2位となりました。以下は、下落時のナンピンが成功したUSドル・NZドル・南アランドのFX勢と、それぞれ2~3倍程度になったアンガン・ブロード・長城の中国株が並んでいます。そして、ラストに日本株のケーユー・ミューチュアルがランクインしました。これはともに下半期の下落時にダラダラとナンピン買いしたものが12月の上昇で浮上してきたものです。一方、損失部門の栄えある第1位はやはりというかジェイブリッジです。まあ当然ですね。1年で10分の1以下になった株を地獄ナンピンしたわけですから。2位、3位には大きな下方修正があった東栄リーファとサン電子が入りました。サン電子の方はあまり気にしておらず、最近も懲りずにナンピンしていますが、東栄リーファはかなり悔いが残っています。というのも、1年ほど前に会社に電話で質問したところ、大金を投資しようとしている傭船事業について不安を感じ、私は売却を決意したのです。しかし、その頃株価が直近の高値からやや下落していたため(700円前後)、ケチって様子を見てしまいました。そうしたところ相場の下落に巻き込まれ株価が下落したため(600円程度)、この値段なら売ることもないかと放置していました。すると11月に大幅下方修正があり、結局手放した時には420円でした。この株についての一連の判断は投資人生最大の失敗です。自分としてはジェイブリを買ったことより大きなミスだと考えています(ちなみに今年はもう一つ大きなミスをしました。実はジェイブリは第3位です。これについてはまた書く予定です)。「間違ったと思ったら成り行きで売る」という教訓が骨身にしみたのが唯一のメリットでしょうか。4位のOM2はそれほど業績が悪かったわけでもないのですが、ずるずると下がりました。年間を通してナンピンしましたが、とうとう反発はありませんでした。実はこの株は家族ファンドでも積極的に買い下がったので、家族分を足した損失額ではジェイブリに肉薄しています(汗)個人的に今年最も期待している株です。つーかホント頼むわ。以下の7銘柄は全て1年間持ち続けていただけです。どれもそこそこ割安株だったと思うのですが、1年経ったらさらなる割安株になってしまいました(笑)これらの銘柄の成績を見ると去年が小型バリュー株に厳しい年だったというのを実感します。まあこのへんは特に問題はないです。損失額的にもたいしたことはありませんし。いくつかは買い増しもしているので、今後に期待します。あ~、すっかり長くなって疲れました。今日はこのへんで・・・
2007年01月01日
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2006年はもうすぐ終わりらしいです。どうも実感がないのですが。今年は例年にもまして早かったように感じます。まあそれはともかく、今年の投資成績を公表しておこうと思います。米国株はもう一日ありますが、とりあえず今日時点ということで。日本株 -11.1%中国株 86.9%米国株 28.7%FX 約30%(レバレッジ3倍で算出)(日本株のみ配当を考慮せず。配当を含めるとちょうどマイナス10%位か)トータルでの2006年の投資成績は約3%のプラスとなりました。先月末の時点ではトータルで3%ほどのマイナスでしたが、12月は日・中・FXと好調だったため、どうにか今年もプラスで終わる事ができました。正直嬉しいです(笑)今年は小型株の相場環境も厳しく、大きな失策も何度かありましたが、中国株とFXの狂い上げに救われました。しかし、もちろん来年も日本のバリュー株を中心に投資していくつもりです(笑)落ち着いたら今年の成功や失敗について書いてみようと思います。
2006年12月29日
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今日は休みを取れたのでひたすら四季報の読み込みを進めていました。ようやく4分の3ほど終わりましたが、やはり指標面で見ると安い株が結構増えているように感じます。なるべく早く四季報通読を終えて、予選突破銘柄の本格調査に入りたいと思います。今日は中国株の売買も行いました。長城汽車を売り切り、代わりに冠軍科技とミンフンジュエリーを買い増ししました。さらに、EVOCが20%も上昇していたので3度目の一部売りをしました。それにしてもEVOCの上昇ぶりは凄まじいものがあります。今年の1月に0.143で購入したのが現在1.02ですからね。1年で10倍も夢ではないくらいの勢いです。元々少量しか買っていなかったのですが、途中で分割があったために少しづつ利確しながらここまで継続保有する事ができたのは幸運でした。現在の中国株と1年前の日本の新興株の状況が似ているようにも思えますが、利確しながら総資産の1割弱という水準を維持しているので急落しても特に問題はないです。個人的にはしばらくは急落はないように思っていますが。あ、たいした根拠はないのであてにはしないでください。
2006年12月19日
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あっという間に11月も終わりですが、今月も株価の変動が激しく(特に下に)、なかなかに忙しいというか、ある意味では充実した毎日でした。月間の収支に関してはここ数ヶ月全く同じ展開が続いています。すなわち、資産の過半を占める日本株の大幅マイナスを中国株・米国株・FXおよび勤労収入でそれぞれ少しずつ補い、総資産としてはほとんど変わらないという展開です。大ボスからの痛恨の一撃をホイミと薬草の無差別投入でどうにか凌いでいるといったイメージでしょうか(今月の中国株の大幅上昇はべホイミくらいの効果はありましたが)。今月はかなり取引をしましたが、当然のごとく?買うのは日本株一辺倒です。相場の軟調による割安株の増加で保有銘柄数が増えすぎたため、今月は保有株の売却も私にしてはかなり多く行いました。新規買いが3銘柄、売り切りが4銘柄です(アシックス商事・東栄リーファーライン・アールビバン・ベルク)。一月に4銘柄も売り切ったのは初めてでね。もちろんトータルでは大幅な買い越しとなっています。基本的な戦略にはなんら変更はありません。今後も相場の下落が続くなら、どこまでも買い下がっていきたいと思います。12月は四季報も出るので、再度全銘柄調査もしたいですね。掘り出し物がたくさんありそうですし。
2006年11月30日
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中間決算ラッシュに相場の軟調と、なにかと忙しい今日この頃、皆様いかがおすごしでしょうか?私も忙しくしております。少々疲れてきました。そうは言いつつ相変わらず積極的に投資しております。昨日もいくつか取引したので、たまにはその内容の報告でもしてみようかと思います。個別銘柄名出しまくりで(笑)昨日はまず、601円で買い指値を出していたケーユー(9856)が約定しました。この株も本当によく下がりますねー。私はここ2ヶ月買い下がり続けています。ちなみに昨日で9回目のナンピンですがなにか?そして、2年以上保有し、最後の100株だけ残していたアシックス商事(9814)を売り切りました。今年の安値圏ですが、最近の新規買いの連続で保有銘柄数が30を超えてしまったので割安感の低いところを手放しました。さらに、引け間際に大成温調(1904)も買いました。下方修正を出していましたが、そんなに売る程か?って感じだったので。以前テノックス(1905)を買った際に、隣の大成温調とどちらにするかかなり迷ったのですが、結局両方とも保有する事になってしまいました。ちなみに、テノックスは昨日上方修正を発表しましたが、悲しいかな全く反応はありませんでした。先日日記に書いた西日本システム建設(1933)も案の定というか、株価は全く動いていません。今日の時点でPER5.8倍なんですが、仕方ないですね。そういえば、この3銘柄は全て銘柄コードが1900番台ですね。いずれ劣らぬ地味っぷりです(笑)まあ、いつの日か1900番台の割安3連星のジェットスリームアタックが炸裂するのを期待せずに待つ事にします。ここ数ヶ月の連続投資でさすがにCPも少なくなってきました。概ね予定通りの行動ですが。さらに下がればまだまだ追加買いは可能ですが、もう一度資金管理を確認しようと思います。本来はもう少し海外資産を増やしたいのですが、こちらはどれも上がる一方なので、逆に少しずつ利確しています。今日は中国株のEVOCを一部売却しました。この株は買って1年経っていませんが、既に5倍になろうかという勢いです。理由はさっぱり分かりませんが、まあすごいですね。いずれにせよ、私はバリュー投資に殉じる覚悟はとうの昔にできているので、バリュー投資のど真ん中をとことん歩いていこうと思います。
2006年11月14日
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今日は休みが取れたので、買いたい株を中心にザラ場をチラチラと見ていました。今日はアイエー(7509)を買おうかと考えていました。昨日下方修正を出したのですが、下方修正後でもPERが6.5倍程度だったので、まあ優待もあるし買ってもいいかなと。しかし、皆考える事は同じのようで、アイエーは朝から上昇してしまいました。別に構わず追いかけてもよかったのですが、正直そこまで欲しくもなかったのでやめました。アイエーはPERは低いのですが、有利子負債が純利益の10年分以上、現金同等物の4倍以上あり、EV/EBITでみると必ずしも安いとは言い切れないところもあります。また、PBRも低いのですが、資産の大半が固定資産であり(業態上仕方ない面もありますが)、私が使っている修正PBRは約4.5倍とむしろ高い水準です。最近の下落ぶりは逆張り好きの私にはかなり魅力的だったのですが、今は安い株が豊富にあるので判断の分かれる株を無理に買うのは賢明ではないと思い直しました。まあ、400円を切ってきたらもう一度考えようかと思います。代わりにずっと監視していた某銘柄が下落してきたところを狙ったのですが、指値をケチっているせいでなかなか約定しません。そうこうしていると14時30分に監視銘柄の西日本システム建設(1933)が上方修正を発表しました。変な時間に発表するな~と思いつつ、せっかくタイムリーに見つけたので乗っかる事にしました。明日買いが集まるといいのですが、そうそう甘くはいかない気もしますね。ただ、この株はもともとPER6.5倍程度だったところに中間の純利益は3割ほど上方修正しました。通期は来週発表するそうですが、控えめに見てもPER5倍台には突っ込むと思うので、見直しがあるといいですね。
2006年11月08日
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今日は相互リンク先であるJAYさん主催の「バリュー投資研究交流会in東京」に参加してきました。初めてJAYさんのHPを拝見してから3年近くになるのですが、実際にお会いするのは今日が初めてでした。JAYさんはHP等で感じていた印象通りの方でしたが、唯一意外だったのは関西弁である事です(笑)イヤ、関西の方ですから意外でもなんでもないのですが、ネット上では出身地なんて意識しませんから。講義は研究会で使用しているJAYさん作成の銘柄研究シートの利用方法についてのお話が中心でした。この研究シートは入力できる数値や指標の項目が非常に豊富なうえ、エクセルの各シートがリンクしているため使い勝手もよく、非常に優れものだと思います(今後の成長率を10%から8%に変えたら企業価値がいくら変わるか、なども一瞬で算出できます)。内容が豊富な分、使い方を完全にマスターするのに多少苦労しますが、一度理解してしまえばどんな銘柄にも共通して利用する事ができるので、苦労する価値はあるのではないかと思います。その後の懇親会にも参加しました。ここでの話題は定性分析についてのものが中心で(エイジスの未来についてなど)、さすがに皆さんJAYさんの研究会の参加者だな~と感じました。まあ、定量分析に重きをおく私は少々浮いていたわけですが(笑)総合的に見て非常に優れた研究会だと思います。今後どのように発展していくのか楽しみです。また、全体的に費用が安いです(これはJAYさんが商売っ気なしで運営されているからなのでいい事かどうか分かりませんが、利用者としてみればありがたいことでしょう)。入会後1ヶ月は無料での解約も可能とのことなので、興味のある方はのぞいてみてください。
2006年11月04日
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最近気になった事をいくつか・・・・ZAI久しぶりに読んだのですが、なんか前よりダメになってません?意味不明のマンガとかあるし・・・まあ、私が想定読者層から外れているのかもしれませんが。・Jブリッジすごいですね。ホントに。まさに砂上の楼閣ですか・・・投資前は結構研究したつもりだったんだけどな・・・・ライブドアファイナンス12月でサービス停止ですか・・・正直やっぱり、って感じですが、かなり困るな。ヤフーファイナンスよりずっと便利だったのに。特に中国株ポートフォリオはすごく重宝していたのですが。他に中国株PFを登録できるところをご存知の方いませんか?いたらぜひお教えください。
2006年10月28日
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忘れた頃に本の紹介でもしてみます。 ヒルズ黙示録 検証・ライブドア例のホリエモン逮捕以降、ライブドアの粉飾に関する本を何冊か読みましたが、これが抜きん出て良かったです。タイトル通り、ライブドアの粉飾のみを取り上げた本ではなく、鹿内氏追放からライブドアの登場・和解に至るまでのフジ・ニッポン放送関連の一連の騒動を当事者達への豊富なインタビューも交えて詳細かつ明確に取り上げています。もちろん楽天・リーマン・SBIらも登場し、非常に臨場感があります。特に2000年のネットバブルから今年に至るまでのライブドアらIT企業の推移が大変分かりやすく説明されているのですが、私は知らない事ばかりで非常に勉強になりました。もちろん、罪に問われたライブドアのスキームについても詳細に説明されています。しかし、それを読んでも私ではとても完全な理解は無理でした。それほど複雑な手法がとられています。「自分が分からないものには手を出さない」という大原則の重要性を改めて感じますね。新聞・TVなどの表面的な報道とは一線を画す大変優れた本だと思います。直接投資の役に立つかは分かりませんが、自信を持ってお薦めしたいですね。OM2ネットワーク(7614)が優待の改善を発表してくれました こちらこれまでギフトの割引券だけだったのが、持ち株数に応じて取扱商品もくれるようになるそうです。直近の株価は悲惨なほどに下がっていますので、これを機に少しは回復してくれるといいのですが。なんせ既にイヤというほど持っていますので。
2006年10月18日
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小型株は飽きもせず下落し続けていますね。見事なまでの一方通行ぶりです。私は昨日と今日は結構たくさん買いました。基本指標と事業内容と業績推移を見るだけで明らかに割安と思える株が複数あり、目移りしてどれから買うか迷うくらいですね。もちろん毎日の損失額は結構なものですが、まさにバーゲン会場の真っ只中にいるようで正直高揚感もあります。まだセリクラという感じはなく、買い辛いと感じている方も多いでしょうが、私の場合は難しい事を考えずに単純に安いと思うものを安いと思った時に買っていくという現在のやり方に迷いはないです。需給や経済情勢などを考慮するのも大切かもしれませんが、これらの非数値的な要素を具体的に数値化して考慮するのは難しいし、仮に出来たとしても再現性がないように思いますね。投資なんてある意味単純で、倒産でもしない限り「上がったものはいつか下がるし、下がったものはいつか上がる」わけです。とすれば下がっているもののなかで自分なりに自信のあるものを買って、あとは他の人より少しだけ時間軸を長くして待っていればいいと思うのです(長くといってもたいていの場合1年もあれば十分状況は変わりうるでしょう)。投資理論は状況が悪い時にブレておかしな判断をしないためのお守りみたいなものという感じで捉えています。今年は外国株とFXが好調で日本株は散々というところですが、来年はこれが正反対になっても何ら不思議はないと思います(むしろそれが自然か?)。そうなったら日本株を売って外国資産を買えばいいわけで。というわけで私は日本株を買いますし、さらに下落するならどんどん買っていく予定です。それでも止まらずJQ指数50とかになるなら外国株を売ってでも買えばいいかと。さらにさらにJQ指数30とかになったら・・・その時は神に祈ります(笑)
2006年10月12日
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最近はほぼ毎日マイナスが積み重なっています。今日は特にひどくやられました。市況も悪いですが、持ち株の状況はさらに輪をかけて悪く、なかなか厳しいですね。私は先週からほぼ毎日株を買っているのですが、案の定買ったそばから含み損が積み重なるばかりです(笑)さらに今日は持ち株のサン電子が下方修正を出してしまいました。1Qで当初の中間予想利益を既に上回っていたのが、まさかの下方修正です(しかも大幅)。ここは保有して2年位になりますが、相変わらず全く業績が読めない株です。財務健全でPBRも低いのですが、ギャンブル性の強い株と言わざるをえないですね(パチンコ依存体質からの脱却を図っており、うまくいけば劇的な株価上昇もありうると思うのですが)。いずれにせよ、明日の暴落は覚悟しておいた方がよさそうです。市況も悪いですし。このようにすっかり冴えない状況ですが、明日以降も引き続き株を買っていく予定です。今年はナンピン買いが全く奏功せず地獄ナンピンの連続になっていますが、こういう時に買う強さこそが自分の投資における利益の源泉と信じているので、自分のPFのルックスルー利益を最大化するよい機会と気楽に考えてどこまでも買い下がっていくつもりです。
2006年10月04日
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何度か書いていますが、現在銘柄探索中です。グレアム系の資産株も少しPFに組み込もうと考え色々調べているのですが、自分が調べた中で今のところ数値的に最も安いと思っているのは日本ファイリング(7933)です。ここは株価 425円(9/29) 時価総額 33.34億円に対し、現預金 35.25億円売掛金・受取手形 40.53億円有価証券 14.39億円投資用有価証券 25.01億円長期性預金 6.00億円総負債 43.47億円という資産内容で、上記5つの資産から総負債を引いても優に時価総額の2倍以上あるという信じがたい状況です。ネット上でよく名前を見かける資産バリュー株は色々ありますが、ここより安いところは私は見たことがないです(多分)。ただ、私はここは買わないことにしました。主な理由としては、・過去5年間連続して赤字・事業が好転するイメージを描けない・社長一族で株を6割以上押さえており、買収は困難(開かない金庫)・配当利回りは1%以下といったあたりが許容しがたいと思うからです。私は資産株を買うときでも資産内容以外に事業資質や資本政策を結構重視しています(もちろん通常よりかなり緩い基準でですが)。多少でも気に入った会社でないと値動きもなく数年間ただひたすら保有するという状況が生じた場合に心的負担を感じ、判断が歪んでしまう危険があると思うからです。数値重視の資産バリュー投資においては余計なことは考えずひたすら安いものを買った方が賢明な気もするのですが、難しいところですね。まあ、悪くはないと思うので、気に入った方がいたら買ってみてください。
2006年10月01日
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9月が終了したので、ここまでの今年の投資成績を発表したいと思います。終盤に色々購入したので多少不正確ですが、概ね間違いないはずです。日本株 -10.1%(配当含まず)中国株 43.3% (配当含む)米国株 20.8% (配当含む)FX 良好 (利益の絶対額は米国株以上中国株未満)トータルでは年初比で2.0%前後のマイナスちなみに各資産のウエイトは日本株55%、中国株10%、米国株5%、FX10%、CP20%程度です。この三ヶ月は中国・アメリカが引き続き順調で、FXも一気に好転しました。相変わらず日本株だけボロボロで損失を拡大させ続けています。特に今月は連日少しずつマイナスを積み重ね、かなり辟易しました。波動拳を延々とガードし続けている感じ、と言えば理解していただけるでしょうか?ここからはさらに日本株を買い進めるつもりです。それが自分のスタイルなので。トータルでの年間黒字は何とか達成したいのですが、日本株の動き次第というしかありませんね。
2006年09月29日
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ようやく銘柄調査も概ね終わり、今週から徐々に買い始めています。保有株の中には今回発見した銘柄群に比べ割安度で大きく劣ると思われるものも散見されるため、近々大幅な入れ替えを行うかもしれません。候補銘柄はネット上でもあまり見かけない超マイナー株が多いです。気が向いたらそのうち書いてみようかと思います。中国株の方もある程度動かしています。まず、0.26で購入し、0.69で売却した環新国際(502)を0.48で買い戻しました。わずか半年ほどの間で面白いように株価が変動しています。さらに、長城汽車(2333)が買値から2倍を超えたため一昨日半分利確しました。こちらは今日大幅増資を発表し株価が下落したのですが、幸運にもギリギリで直撃を避けることができました。今月は主力株が大幅に下落しており、市場平均以上に悲惨な状況となっていますが、へこたれずに積極的に買っていこうと思います。
2006年09月28日
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以前にあった日経マネーの投資力検定の第2回が行われていました。点数とか偏差値といった言葉に弱い私は懲りずにまたやってみました。しばらくすれば多くの方が結果を公表すると思われるので、いち早く公表しておきます(笑)<日経マネー投資力検定の成績>http://www.toushikentei.jp/●受験日:2006年9月19日●点数:88点/100点(平均点:63.7点) ●偏差値:62●マネー検定1級 知識レベルの高い投資家です。経験を積んで、より完璧な知識を身につけてください。●得意な分野は:銘柄発掘力と決算読解力と相場分析力と投資技術力●苦手な分野は:ありません●分野別得点: 銘柄発掘力:20 チャート分析力:12 決算読解力:20 相場分析力:18 投資技術力:18感想としては問題が易しすぎるように思いました。相変わらずチャートの点数は低いですが。せっかく第2回をやるのならもっと難易度を上げて点差がつくようにしてくれた方が面白かったのですが。第3回に期待しますかね。
2006年09月19日
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ようやく四季報の全銘柄調査が終わりました。これは自分の中では1次予選の位置づけで、かなり大雑把にやっているのですが、それでも相当の時間と労力を要しますね。とりあえず119銘柄が1次予選を通過しました。全銘柄を偏見を持たず横断的に眺めることで色々と気付く事があるのですが、特に割安と思い込んでいた保有株が実はそれほど割安ではないと気付くケースが結構あります。どうしても保有株には思い入れが強くなりがちなので、やはりこの調査は半年に一度は続けていこうと改めて思いました。相変わらず相場は軟調なので、ここからしっかり絞り込んで新規投資&銘柄入れ替えをやっていこうかと考えています。
2006年09月18日
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大分間が空いてしましました。最近はあまり投資に時間を割いておりません。上にも下にも動かない感じですし。来週四季報が発売されたら、久しぶりに全銘柄調査をやろうと考えています。それまでもうしばらくお休みですかね。最近はハンゲームというサイトにハマリ気味です。皆様はハンゲームってご存知でしょうか?僕は最近知ったばかりなのですが、テレビCMもやっているようなので、やはり知名度は高いのでしょうね。一応簡単に説明すると、要はネット上で対戦ゲームを行うサイトです。簡単な会員登録さえすれば麻雀やトランプ・花札など様々なゲームを無料で遊べます。全国の見知らぬプレイヤーといくらでも対戦できるうえ、成績に応じてランクが変化していくのでつい熱中してしまいます。未体験の方がいましたら試しにやってみたら面白いと思います。ただし、かなり中毒性があるので時間を無駄にしないよう注意が必要かもしれません。ハンゲームhttp://www.hangame.co.jp/
2006年09月08日
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今年は地合いの悪さに加えて失策も多く、これまでなかったような大きな損失を何回も食らっています。まず大きいのはジェイブリッジへの投資決定及び連続ナンピンです。散々既出なので内容には触れませんが。それにしてもこの銘柄は凄まじいの一言です。わずか一月ほどで私の売値から既に30%以上下落していますし、先週発表された1Qはこれでもかというくらいの赤字でした。損切りしたことが唯一の成功という皮肉な結果です。次に、FXにおいても米ドル・NZドルの大幅下落があり、短期間に連続ナンピンを強いられ、一時は大きな含み損を抱えていました。さらに、現在投資額断トツ一位の銘柄が1Qの不調を原因に売り込まれ、こちらは現在進行形で大きな含み損を抱えています。こうしてみるとなかなか悲惨な状況です。もちろん、これ以外でも小型株市場の暴落の影響もある程度受けています。しかし、現時点での今年のトータルの投資成績は実はマイナス1%程度です。これは自分のイメージよりもかなり良い数字で、少々意外な感じです。その要因を分析するに、やはり暴落時のナンピン買いによるところが大きいですね(株もFXも)。損失を拡大させている状況でブレずに冷静かつ勇敢に行動することの重要性を痛感します。これを可能にするには・余裕のある資金配分・自分の投資スタイルへの確信(すなわち勉強による理論武装)・発生しうる様々な事態に対する事前予測あたりが必須のように思いますね。というわけで、なんとか今年もトータルでプラスに持ち込みたいなと思います。ちなみに、PF1位の銘柄に関してはIRに色々確認し、買い増ししました。またもや地獄ナンピンの気配ですが、これが私のスタイルなので。
2006年08月20日
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前回に引き続き本を紹介します。今回は毛色を変えて漫画です。 カイジやアカギで有名な福本伸行氏の作品です。はっきり言って超マイナーで、私自身つい先日存在を知ったばかりです。内容は福本作品の王道のギャンブルですが種目は様々で、ポーカー・麻雀・競馬から絵画の鑑定や株の仕手戦、はては殺し合いまであります。とにかくシナリオがよく考えられており、引き込まれること間違いなしです。私は1日で全巻読破してしまいました。また、登場人物のセリフもキレがあり、真似したくなるものが多々あります。そういう意図はないと思いますが、投資に役立つ哲学も多く、ハッとさせられることもありました。後半やや質が落ちている感もありましたが、それでも素晴らしい作品だと思います。さすがにこれは知らない方が大半だと思いますが、是非読んでいただきたいですね。余談ですが、福本作品と言えば、一度鷲巣麻雀をやってみたいんですよね。誰か買ってみませんか(笑) [告知]JAYさん主催のバリュー銘柄スクリーニング研究会でバリュー投資研究交流会を開催するそうです。日程は大阪10月8日(日)、東京11月4日(土)です。内容等の詳細はJAYさんのHPを参照してください。東京の交流会には私も出席させていただく予定ですので、参加される方はよろしくお願いいたします。
2006年08月13日
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久しぶりに読んだ本の紹介をします。 株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす本は相変わらず結構読んでいるのですが、良いと思える本に出会う機会が激減しています。有名どころの本を大体読んでしまったからでしょうか。最近は読書意欲も低下気味だったのですが、そんな中久々のヒットです。この本は有名なシーゲル氏が、インデックスを超える運用法、成長株投資の危険性、世界経済の未来などについて語った本です。全編を通して興味深い話題が多く、検証データも豊富で、訳も良いと思います。特に印象に残った箇所をいくつか挙げると、・株主の手にするリターンは、企業の実際の増益率と投資家の期待するそれとの格差で決まる。この格差がもたらす力は配当を通じてさらに増幅される・設備投資の大半は投資家に低いリターンしかもたらさない・配当利回りが高いグループほど投資家に高いリターンをもたらしている・長期的に見て株式のリターンが長短期国債を上回る現象は、米国市場に限らず調査対象とした16カ国全てでそっくりそのまま確認できるといったあたりでしょうか。特に、よく指摘される50~100年単位の長期でみた株式投資の他の投資に対する優位性は、成功したアメリカ市場に限られるのではないか?という疑問は常に持っていたので、大変参考になりました。他には、ネットバブル時にAOLの株価が高すぎると指摘したシーゲル氏に送られた誹謗中傷のメールを紹介している箇所が面白かったです。どの国でも同じなのかと。長期投資の基本に沿った本ですが、新しい視点も多く、素晴らしい本だと思います。有名な本なので、読んだ方も多いと思いますが、読んでいない方には是非おすすめしたいですね。
2006年08月05日
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依然10銘柄程度に買い注文を出しているのですが、あまり約定していません。指値が低すぎるのかもしれませんが、妥協してまで買う必要は全くない状態なので、延々と指値をし続ける予定です。ただ、いくつかは約定しました。ヤマザワ、サン電子あたりをナンピン買いしています。今年はナンピン買いで大きな打撃を受けましたが、スタイルは変えるつもりはありません。というか今年の買いの多くはナンピン買いですね。中国株のほうでは、以前監視銘柄であった海域集団(1220)で不正会計&会社資金紛失が発覚し、売買停止状態となってしまいました。どうやら既に会社清算手続に入っているようです。子会社を合わせた時価総額が7.5億HKDなのに対し、紛失額が6~8億HKDということですから、凄まじい規模というほかありません。この会社については数ヶ月前に実際に買い注文を出していました。たまたま約定する前に業績の悪化が判明したので投資にはいたりませんでしたが、本当に紙一重でした。ここは低PERかつ低PBRで事業内容も財務状態も一見すると良かったのですが、よく言われる中国株の怖さを痛感させられますね。もっとも、今のところ中国株投資から撤退するつもりはないので、これまで通り小額分散投資を徹底したいと思います。最近ではシステムトレードが流行しているらしいですね。システムトレードとテクニカル分析はどこが違うんでしょうか?まあ、どんなやり方をするのも個人の自由ですが、目先の成績に一喜一憂せず、自分の投資哲学を貫いた方がいいんじゃないでしょうかね?成績的にも精神的にも。
2006年07月29日
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今日で新興市場は10日続落ですか。本当によく下がりますね。JASDAQ指数も連日年初来安値を更新中です。私は昨日から追加投資を狙っているのですが、購入検討銘柄がそれほど値下がりしないため、ほとんど買えていません。せっかくの暴落中なので買いたい気持ちは強く、焦りもありますが、よく調べていない銘柄に手を出してもろくな事はないので我慢強く指値を続けようと思います。終わりなく続く株価下落で雨後のタケノコ状態だったバリュー投資ブログ界(?)もすっかり様変わりしてしまいましたが、個人的には今が今後の投資成績を左右する勝負所だと考えているので、自分の信ずる哲学に基づきキッチリ仕事していこうと思います。
2006年07月19日
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なんだかまた株価が下がってきていますね。この水準では既に想定額を購入済なので特にする事はありませんが。ここから大幅下落があれば追加投資をしたいので、再度調査を進めていこうと思います。今日はFXで南アフリカランドを購入しました。南アフリカについて特に知識があるわけではないのですが、「大きく下落している資源国の高金利通貨」という条件を満たしたので機械的に参入です。とりあえず予定量の半分にしたので、大きく下落したら再度購入する予定です。まあ、悪くても2010年のW杯までには利確のチャンスが何回かはあるのではないでしょうか。これでFXにおける取引通貨は6つ目となりました(米ドル・豪ドル・NZドル・元・ポンド・ランド)。私のFXポートフォリオもだいぶ国際色豊かになってきました(笑)
2006年07月12日
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今週、ジェイブリッジを全て売り切りました。2,3年くらい放置しておこうとも考えていたのですが、さすがに今回の増資については私の許容範囲を大幅に超えており、僅かに残っていた信頼も霧消したため完全撤退となりました。今回の増資は・株主総会の終了直後に、・年初から株価が3分の1以下になった状態で、・時価よりも10%も安い価格で、行ったものです(決算発表の際には自社株買いを匂わせていたにもかかわらず)。この増資を素直に解釈すると、経営陣は・株主利益など全く眼中にない・現在の株価は安くない(というか高い)と考えていることになります。自分のあまりの愚かさに言葉もありませんね・・・私は投資開始以来損切りというものを数回しかしたことがなく、1銘柄での最大損失も-5%程度でした。それが今回はおおよそマイナス50%で、損失額でもこれまでの最高金額の約30倍と、桁はずれの打撃をくらってしまいました。この銘柄の買い付けに当たってはいくつもの失敗を犯してしまいました。その各要因については自分の中で消化済みなので、決して忘れることなく今後に生かしていきたいと思います。
2006年07月07日
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早いもので今年も半分が終わりました。この半年の運用成績は、日本株 -6.4%(配当含まず)中国株 31.5%(配当含む)米国株 5.5%(配当含む)FX わずかにプラスとなりました。日本株以外は一応プラスになっていますが、日本株の割合が大きいため、全体で見ると2.5%前後のマイナスとなっています。成績はマイナスですが、この半年は動きが大きく結構楽しかったです。去年は大幅に売り越しましたが、今年はその8割程度の額の買い越しとなっており、現時点ではまずまずの資産配分になっているものと考えています。今後の相場動向はいつにもまして予想しにくいですが、引き続き頑張っていこうと思います。来月からJAYさん主催の研究会に協賛サイトとして参加させていただくことになりました。有料サイトへの協力となりますので、何かしら参考になる情報を発信できればと思っています。
2006年06月30日
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今回は信用取引について思うところを書きます。基本的に私は信用取引反対派です。現時点でごく小さい信用売りのポジションを持っているだけですし、今後も信用買いをするつもりは全くありません(今のところ)。まあ、前回の日記をご覧になった方なら私が信用買いに否定的なのは想像がつくと思います。もしも信用で目一杯買ってしまったら現物のフルイン以上に何もすることができませんから。しかも、もしもそこで希望と反対の目が出たら全てが終わりかねません。バリュー投資の有効性を信じる以上、破滅せずに投資を長期間継続することは基本中の基本です。また、私はお金に関しても人それぞれ「器」というものがあると考えています。辛口ですが、仮に今投資資金が100万円しかないとしたら、その人の現時点の器は100万円程度と考えてよいのだと思います。信用買いをする主な動機は資産を早く(効率的に?)増やしたいという点にあるのでしょうが、自分の器を大きく超える金額を取り扱えば精神的負担が大きくなりすぎて判断を誤るし、仮に上手くいって一気に資産を増やしたとしても宝くじの高額当選者と同様、お金に自分を支配されてしまいかねない気がします。お金の器は経験を積むことでだんだん大きくなるものなので(子供の頃1万円を持ち歩くと緊張した人も多いのでは?)、実力をつけつつじっくりと階段を上っていくのが王道のように思います。一方、信用売りについてはリスク管理の観点からも理論上は取り入れるべきだと思いますが、実際にやってみた感想としては予想以上に難しいです。。今持っているポジションも一応利益が出ていますが、途中で意味不明の材料で爆騰したり強烈な逆日歩を食らったりとなかなか大変です。実験用の小さなポジションなので継続できましたが、もしも大きなポジだったら損切りになっていたと思います。投資はなるべくシンプルに、という自分の哲学からも信用からは完全撤退するかもしれません。ただ、私には能力的に難しいというだけで、信用売りに否定的なわけではありません。投資理論やリスク管理のしっかりしている方は使った方がよいのでしょう。それと、FXについては3倍程度のレバレッジはかけています。主要通貨が簡単に半分や倍になるとは考えにくいし、長期保有のスワップ派ならば多少のレバはかけた方が合理的だと思いますので。以下宣伝です。相互リンク先のJAYさん主催の株初心者からのバリュー銘柄スクリーニング研究会をご紹介します。今回特別に研究会で使用されている銘柄研究シートを見せていただいたのですが、率直に言って凄すぎる内容です。私はここまでの分析をしたことはないです・・・まあ、そもそもJAYさんは10倍株のPIを発掘してくれた定性分析の鬼なので何の不思議もありませんが。30日間無料でクーリングオフ可能という非常に良心的な研究会なので、興味のある方はのぞいてみてください。
2006年06月17日
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前回の日記に関して通りすがりさんからコメントをいただきました。ちょうど書こうと思っていたテーマなので、引用させていただきます。>おっしゃることはわかるのですが、それはキャッシュポジションがあるからこそ言えることですよ。既にフルインベストの人は見てるしかありませんから・・・。信用使う手もありますが、どうなんですかね・・・。確かに余力がなければ買うことができませんから、気合が入らないというのも分かります。理論的にはそれでも調査すべきですが、それは酷というものでしょう。私もやれる自信はないです。私の考えでは、現時点でフルインベストというのが問題なのです。たしか今年の頭くらいの頃だったかと思いますが、色々な方が常時フルインベストを肯定する内容の日記を書いておられました。いわゆる有名個人投資家さんも多かったのですが、私は強烈な違和感を感じました(知り合いの方が多いから本当はあまり書きたくないのですが)。彼らがフルインベストを勧める主な理由は1、相場の上げ下げは予想できないのだから、マーケットタイミングをはかることは無意味2、株式投資では市場が大きく上がる日を逃すとパフォーマンスが劇的に下がるので、常に市場に参加しているべきというものだったと思います(ウォール街のランダム・ウォーカー新版に詳細な説明があります。大変良い本なので読まれていない方にはお勧めします。特に今のような時は)。1についてですが、確かに未来の相場の動きは分かりません(だからこそバリュー投資をしているはず)。しかし、相場が高値圏にあるのか安値圏にあるのか考えることとマーケットタイミングをはかることは全く別物だと思います。今年の年初のように1年間相場が上がり続け、指標から判断しても決して安くない時にフルインベストというのは損失回避を第一に考えるバリュー投資家ならば考えにくい選択です。2については物事の一面しか捉えていません。それを言うなら相場が暴落したワーストの10日を回避できればパフォーマンスは劇的に向上するはずですから。データはありませんが一般的に暴落は暴騰より急激なので、おそらくその効果は強烈でしょう。結局2は相場全体が右肩上がりであることを前提にした考え方だと思います。少子高齢化、人口減の進む今後の日本が右肩上がりというシナリオはあまりに楽観的でしょう。私は投資においては「こうなってくれないと困る」という状態に自分を置かないことを重視しています。予想外のことが起こるのが相場なのですから、「Aならこうする。Bの場合はこうする。はたまたCならこうする」と色々な展開を考えるようにしています。常時フルインベストだと自分の予想と反対の方向に進んだ場合に何もできなくなります。勝負において自分には何も打つ手がないというのは最悪の状態です。なぜわざわざそんな苦しい状態に自分を追い込む必要があるのでしょうか?ここで私の好きな言葉を一つ紹介しておきます(by 幽遊白書)切り札は先に見せるな。見せるなら更なる奥の手を持てそうは言っても買い下がっていればいつかは余力がなくなります。慎重になってばかりいても勝てませんからそれは仕方ありません。自分が絶対に安いと思える水準で100%になるよう計画するしかないでしょう。今が絶対的に安いと思う方は全力買いでいいと思います。私が言いたいのは常にフルインベストというのは主義に合わないということです。ちなみに私は今のところジャスダック指数80程度をフルインベストの目安としています。う~ん、だいぶ本音で書いてしまいました。次回は信用についての見解を少し書きたいと思います。
2006年06月10日
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今週もなかなか厳しい1週間でしたね。先週の金曜の大幅なアップダウンで目先底入れしたのでは、との見方がプロアマ問わず大半だったので、さらなる下落にショックを受けた方も多かったようです。私は相変わらず買い続けています。特に昨日は結構買いました。どの株も面白いくらいに値下がりしており目移りしてしまいますが、むやみに新しい株に手を出さず、基本に戻って分かりやすいバリュー株の買い下がりを中心にしています。来週以降も下げが続くなら引き続き買っていきます。毎度同じ事ばかり言っている気もしますが。私も損はしていますが、相変わらず気分は高揚しています。これだけ投資が楽しいのは久々です。それにしても見事なくらい雰囲気が変わってしまいましたね。年内に日経20000円とか言っていた方々はどこに行ってしまったのでしょうか?個人のブログを巡回してみても考え方が全く変わってしまっている人もチラホラ・・・まあ、大損して意気消沈するのは無理もないことですが、バリュー投資を掲げている人達の中にも投資熱が下がっていたり、放置するしかないとか株価を見たくないとか言う人がいたりするのはどうなのでしょうか?基本的に暴落はバリュー投資家にとってチャンスのはずです。特に、今のように明確な理由もないのに皆が弱気になって市場全体が暴落している時というのは最大の働き時と言っても過言ではないと思います。時間の許す限り調査し、株価も見るべきでしょう。今働かないなら一体いつ働くのでしょうか?大損しているときこそ気合を入れて(かつクールに)仕事してこそ逆張りバリュー投資家というものです。ここ数年すっかりブームになった感のあるバリュー投資ですが、そろそろ本当に自分の性格に合った投資手法なのか再考する時期なのかもしれません。私はもともとバリュー投資は人の反対をいきたがるひねくれ者向きの投資手法だと思っています。まあ、私もいつまで生意気な事を言っていられるか分かりませんが。
2006年06月09日
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連日愉快な状態ですが、今日の騰落ぶりは物凄いものがありましたね。お昼に株価を見た際のあまりの急落ぶりに本格突入を決意し、午後は場を見られる体勢を整えたのですが、ほぼ見ているだけでした。うーん残念・・・近況ですが、相変わらず毎日購入を続けています。少しづつですけど。買っている銘柄は色々あるのですが、久々に純粋な資産バリュー株も狙っています。最近の下落ぶりがあまりに強烈なので。だ~れも買わない状態が続いてますね。2,3枚で売り崩し可能です。せっかくなので一つだけ紹介すると、テノックス(1905)を買いました。この銘柄を取り上げている人は見たことがありませんが、安いと思いますよ。たぶん。ちなみにIRの方の対応は結構よかったです。それにしても改めて思います。相場って本当に面白いですね。人間心理が凝縮されています。そして、各人の投資行動にはそれぞれの哲学・生き様が反映されています。こんな面白いものに出会えた幸運に感謝しています。
2006年06月02日
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相場が軟調であるにもかかわらず、久々の更新になってしまいました。前回も書きましたが、最近は相場の下落と決算発表が重なったためやることが非常に多く、時間がいくらあっても足りない状態です。今週は職場の昼休みにも決算短信を読んでいました。なかなかハードですが、充実感はありますね。おかげでそれぞれの企業の価値について理解を新たにできたと思います。最近は連日急落する銘柄があり、幅広く出している低い指値に何かしら引っかかるため、ここ二週間ほどは毎日何か購入しています。「毎日のように」ではなく、「毎日」です。ここまで続くと連続記録を伸ばしたい気分にすらなってきました(笑)この先相場がどうなるかは当然分かりませんが、現在は相対評価ではなく絶対評価で考えて安いと思える株もいくつか出てきていると思っています。CPは依然十分にあるので、来週以降も下落があれば引き続きじっくりと拾っていくつもりです。
2006年05月27日
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今週は本当に疲れました・・・続々と発表される決算の確認と幅広い銘柄への無理めな安値での買い注文、および今後の展開を考慮した上での資金配分の検討に無尽蔵に時間を費やしてしまいました。おかげでかなりの睡眠不足です。そのうえ土日は旅行に行かねばなりません。現状ではたまっている決算書の分析を優先したいのですが・・・まあ、苦労したおかげか、今週はまずまずよい買い物ができたと思います。今日はシステムズデザインを買いました。当初の予定にはなかった株ですが、あの決算で100円安はいきすぎかと。来期予想経常利益を元に計算するとEV/EBITが2.16ですよ。今回は一時の暴落ではおさまらない気配もあります。来週以降もジリ下げを期待して投げ売りを拾っていきたいと思います。
2006年05月19日
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毎日のように、かつワールドワイドに買い物をしました。月曜日にUSドルを、火曜日にNZドルを、水曜日にヤマザワ(9993)を、木曜日にハーレーダビッドソン(HDI)を購入しました。そのうえ、今週はワールドワイドにやられました。日本株でやられ、中国株でやられ、USドルでやられ、NZドルでやられ、最後にはジェイブリで強烈な下方修正をくらってしまいました(゜∀゜)国際分散の意味がないのですが・・・ジェイブリの下方修正については、利益半減くらいではないかと考えていたのですが、想像以上でした。悪いときに一気に膿を出しておこうというお得意の手法でもあるのでしょうが。以前にも書きましたが、この銘柄への投資は完全に失敗です。それは、株価の下落や業績の悪化とは関係なく、自分の対象範囲外の株に上昇相場に取り残される焦りから安易に手を出したからです。2005年は基本的に1年中買いを我慢している状態が続いたため、知らず知らず自分の立ち位置がズレてしまっていたようです。私の投資人生において初めての完全なる失敗です。この教訓は今後必ず生かしたいと思います。そうは言いつつ、売るつもりはないです。少なくとも来期の展望を確認するまでは。さすがに次のナンピンは慎重に考えたいと思いますが(笑)
2006年05月13日
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米ドルの下落に気をとられているうちに、ひっそりとNZドルが再度下落中です。というわけで、本日はNZドルを買い増ししました。次回の買い増しポイントは67円前後を予定しています。昨日の日記に書いたとおり、高金利通貨の下落は基本的に歓迎なのですが、連日のように各所で地獄ナンピンを強いられるとさすがに少々キツイですね(笑)まあ、おかげで毎日のスワップもだいぶ増えてきました。日本株の決算時期も重なっているため、やることが多いです。判断ミスをしないように、脳味噌フル回転で頑張ります。
2006年05月09日
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米ドルがとどまることなく下落し続けています。というわけで、当初の予定通りFXでドル円を1枚、111.80円で買い増ししました。買ったそばから早くも含み損なわけですが(笑)109円前後まで下がればさらに買い増ししようと思います。それにしても見事な続落ぶりです。ジェイブリッジに続く今期2度目の地獄ナンピンになりそうな気配も漂っています(NZドルも危ういですが)。まあ、保有しているだけで高率のスワップが受け取れますし、ジェイブリと違ってアメリカが倒産する危険はないので買い下がりに何ら不安は感じていません。値上がりしているものを買わない自分のスタイルからすればむしろとことん下落してくれた方が将来的な利益は大きくなるくらいです。唯一気をつけることは過大なレバによって証拠金不足に陥る事です。「これ以上下がることはありえない」などという根拠のない判断をせず、100円を割れても80円を割れてもトバナイように、それでいて反転した際にはそれなりの利益を得られるように、適切なポジション取りを意識していきたいところです。
2006年05月08日
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年明けあたりからボチボチと検討していた米国株ですが、ようやく投資に踏み切りました。記念すべき第一号銘柄はナイキになりました。2銘柄で安めの指値を続けているのですが、昨日ナイキだけ80.75ドルで約定していました。ナイキのここ10年ほどの業績をみると、売上・利益とも見事なまでの右肩上がりが続いています。10年前でもナイキは既にスポーツ界を牛耳っていたので、そこからさらに売上が倍以上になっているとは恐ろしいですね。もちろんそれが今後も続く保障はありませんが、高ROE銘柄の利益再投資による複利的成長に期待して放置気味に長期保有したいと思います。個人的にはナイキは億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術の要件をほとんど満たしているように思うのですが、バフェット銘柄ではないんですよね。事業内容が分かりにくいということもないでしょうし、フランチャイズが弱いと判断しているのでしょうか?それはさておき、米国株を調査してみて痛感したのですが、想像以上に情報が少ないですね。そのうえ売買手数料も非常に高いです。色々な意味で中国株よりずっと大変です。現状では私には優良企業への長期投資しか道はなさそうです。
2006年05月04日
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最近どうも銘柄調査をする意欲が湧いてきません。投資関連の書籍はたくさん読んでいるのですが、なんとなくダレ気味です。今月は前半は順調だったのですが、先週から地味に下がり続け、とうとうマイナス突入してしまいました。まあ、原因の大半が日本ユニコムとジェイブリッジが乱高下したことによるものなのですが。それなりの下落が続いているようなのでそろそろ何か買いたいのですが、調査を怠けているせいかめぼしいものが見つかっていません。仕方ないので持ち株の中から状況に応じて買い増しをしようかと思っています。今日は米ドルも大幅に下落したようです。ドル資産への投資額はもう少し増やしたいので、チャンス到来かもしれません。FXと米国株のどちらにするかが迷いどころです。
2006年04月24日
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長きにわたってお送りしてまいりましたこのシリーズもとうとう1位を残すのみとなりました。ずっと読んでくださった方にはぜひ1位を予想していただきたいですね。これまでのランキングから私の傾向を分析すれば的中はそれほど難しくないと思うのですが。ではでは、勿体つけたところで(笑)発表させていただきます。第1位 長野五輪 スキージャンプ団体(1998年)とにかくすごい試合。どんな脚本家でも決して書く事のできない神話のようなシナリオでした。このシーズン、日本ジャンプ陣は圧倒的な強さを誇っており、W杯の総合ポイントランキングでは船木・原田・斉藤の3人が5位以内に入っているほどでした。団体メンバー4人中3人が世界ランク5位以内、しかも会場は日本。いくらジャンプが天候に左右される要素が大きい種目とはいえ、どう考えても金メダル以外ありえない状況だったのですが・・・日本の一人目には岡部が起用されました。岡部はこのシーズン調子を落としていたのですが、ギリギリで五輪までに調子を戻してきました。そして、個人戦のラージヒルで大ジャンプを飛び、葛西を押さえてメンバー入りしたのです。余談ですが、葛西は当時も世界ランク10位前後の実力はあり、当時の日本でなければありえないメンバー落ちでした。葛西は当時の悔しさを今でも忘れておらず、自身6回目となる2010年の五輪での金メダルを目指しています。日本におけるV字ジャンプの先駆者で、全盛期には頭と足先が平行になる美しいフォームから欧州で「カミカゼカサイ」と恐れられた孤高の天才葛西紀明、彼が不可能を可能にしてくれることを私は願っています。岡部の1回目はまずまずの121.5mで、日本は2位につけます。そして2人目の斉藤が130mの大ジャンプを飛び、早くもトップに躍り出ました。あとは差を広げる一方で独走で優勝だろうと私は安易に考えていました。しかし、3人目に入ると雪と風が激しさを増します。追い風かつ助走速度が出ないという悪条件となり、各国の選手とも低調なジャンプが続きます。そして、原田の番となりました。4年前のリレハンメル五輪の悪夢の失敗ジャンプを払拭する時が来たのです。ところが神の悪戯か、原田の時に雪と風が一層激しさを増したのです。テレビの画面でスタートする原田の姿が見えないほどの状況でした。後に踏み切り地点も見えなかったと語った原田の記録は何と79.5m。何もここまで、というくらいの規格外の失敗ジャンプで(笑)日本は2位に落ちます。さらにエースの船木も110m台の失敗ジャンプに終わり、1回目を終了した時点で日本は予想外の4位まで転落してしまいました。それでも上位チームとの差は僅かで、2本目で逆転は実力的に十分可能でした。ところが、ここで雪がさらに激しくなり、競技は中断されます。一本目まで終了しているので、このまま中止となると日本の4位が確定してしまいます。何というタイミングの悪さか!こんな事がありうるのか!私は白馬の風に翻弄され続ける状況に呆然となりました。ここでテストジャンパー達が続行を願う選手たちの想いに応え、危険を顧みず視界不良の中で大きなジャンプを連発します。天候もどうにか持ち直し、2本目が行われることになりました。それでもいつまた天気が悪化するか分かりません。私は日本が早い段階で抜き返すよう祈るのみでした。1人目の2回目(通算5回目)はスタートゲートが上げられた事もあり、各国選手が120m越えの大きなジャンプを連発し、日本との差を広げていきます。しかし、ここで岡部が伝説級の大ジャンプを見せます。独特の低い飛行曲線で飛び出し、最長不倒の137mを飛んだのです。この1発で日本は一気にトップに浮上しました。ジャンプ後のテレビ向けのインタビューで岡部は「風がよかっただけです」と熱狂する会場をよそに淡々と答えました。しかし、実はコーチと抱き合い、「タイミングぴったり。今期最高のジャンプ」と涙したそうです。なんというひねくれ者でしょうか!最高です(笑)ちなみにこの時のメンバーは原田以外ひねくれ者ばかりです。続く斉藤は124mを飛び、トップを守ります。目立つ記録ではありませんが、実はこの時不利な横風が吹いていました。不利な条件の中、卓越した技術で距離を伸ばしたのです。斉藤は個人戦から一貫して風に恵まれず、成績も低調でした。世界トップクラスの実力がありながらこの大舞台で最後までいい条件に恵まれることはありませんでした。私は斉藤のことを思い出すたび、人間の抗えない運命というものを考えてしまいます。せめて私だけでも斉藤がこの金メダルの獲得に最大級の貢献をしたことをずっと忘れないでいようと思っています。そして、あまりにも有名な原田の2本目です。二転三転する戦況と上にも下にも想像の枠を大きく越える原田のパフォーマンスを考慮すると、もはや何が起きるか見当もつかず、ただ祈るしかありませんでした。全てが予め定められていたかのように、原田は137mの特大ジャンプを見せました。実況の「高くて・・高くて・・いった~!!大ジャンプだ原田~!!」も最高でした。記録に残る名実況だと思います。飛んだ直後から原田は号泣です。言葉になりません。率直に言ってメチャクチャです(笑)しかし見ているこちらもただ涙。感情を揺さぶられるばかりでした。これで決定的なリードを奪った日本はアンカー船木が貫禄の126mを飛び、見事金メダルに輝きました。実力どおりの順当な優勝では決して味わえない、天井知らずの感動を味わわせてもらいました。近年日本ジャンプは当時が嘘のような低迷を続けていますが、あれほどの感動をもらったのですから10年やそこら低迷してもなんら文句はありません。それにしてもこの五輪、ノーマル・ラージ・団体と続いた原田劇場は何と表現すればいいのでしょうか。規格外の大傑作でした。船木が個人戦で金メダルを取った事も、団体金メダルが岡部・斉藤のおかげで取れた事も全て吹き飛ばすインパクトがありました。当時ある雑誌に「全ては神の化身である原田による自作自演なのではないか」という記事が出たのですが、本当にそうなのではないかと思わせるほどでした。前回、日本最高のアスリートは伊達だと書きましたが、記憶に残るという意味では原田雅彦の右に出るものはいないでしょう。他の選手では決して許されないような大失敗までが物語の一部なわけですから、どんなに強い選手でも超えられるものではありません。あ~マジで疲れた。過去最大の大作になってしまいました。最後まで読んでくださった方、本当にどうもありがとうございます。
2006年04月15日
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Penelopeknさんの日記で面白そうなクイズ?が紹介されていたので、早速やってみました。日経マネー 投資力検定予想より本格的なもので、結構疲れましたが、なかなか面白かったです。ちなみに結果は以下のとおりでした。●受験日 2006年4月12日●点数 90点/100点(平均65.1点) ●偏差値 65.9●マネー検定1級●かなり知識レベルの高い投資家です。経験を積んで、より完璧な知識を身に付けてください。●得意な分野は 全ての分野●不得意な分野は ありません●分野別得点 ニュース力:17 基礎力:20 銘柄力:20 チャート力:15 感応力:18かなり知識レベルの高い投資家と言われれば悪い気はしませんね(笑)チャートの分野は全く知らないので大変でした。ローソク足の見方くらいが精一杯ですので。その割には意外と正解していました。ま、今後もチャートは参考にしませんが。皆さんどのくらいできるものなのか興味ありますね。是非やってみてください。
2006年04月12日
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4月に入り、相場は順調のようです。もっとも私は相場が上がるほどに投資の熱意が下がっています(笑)現在は日本株高・中国株高・円安という状況なので基本的に何もできません。相変わらず現金比率は高いので何かやりたいのですが。まあ、調査を熱心にやればやるほど何かしら理由をつけて株を買ってしまうのが人間の悲しい性ですので、今は怠けモードでちょうどよいかと思っています。というわけでブログ熱も低下中なのですが、極めて少数のマニアックな支持者の方向けに、放置気味のスポーツ名場面ランキングを再開したいと思います。第2位 96フェドカップ シュティフィ・グラフ対伊達公子(1996年)第10位と全く同じ対戦です。しかも同じ年。1年で2回の伝説の名勝負は、おそらく私が生きている内にはもうないでしょう。この試合はテニスの国別対抗戦であるフェドカップの準々決勝、日本対ドイツ戦の中の第3試合として行われました。ドイツは世界ランク1位のグラフと5位のフーバーを擁し、優勝候補筆頭でしたが、会場は日本の有明だったため、日本にもホームの大歓声というアドバンテージがありました。前日に行われた2試合ではグラフが沢松に、伊達がフーバーにそれぞれ勝ち、1勝1敗で天王山のエース対決を迎えていました。当時世界ランク5位だったフーバーを倒した伊達(当時7位)の調子はよく、グラフ戦にも期待がかかりましたが、伊達は不運にもフーバー戦で足を痛めてしまいました。テーピングをしてなんとか試合に臨んだ伊達でしたが案の定動きは悪く、第1セットはいきなり5ゲームをグラフに連取されてしまいます。会場の観客もテレビで見ていた私もすっかり諦めムードでしたが、そこから伊達が1ゲームずつ取り返し始めます。ポイントを取ることで足の事が意識から消えたのか伊達の動きも次第によくなり、とうとうタイブレークに突入しました。そしてこのタイブレークで伊達のダウン・ザ・ラインが次々に決まり、とうとう伊達が第1セットを先取したのです。私は非常に興奮したのですが、1,2分のCMが明けると既に第2セットをグラフが取っていて最終セットに入っているではないですか!!なんとバレーボールのWカップでよくある時間差録画放送だったのです。最終セットは互角の展開で進みましたが、伊達の4-5となった時点でテレビの予定放送時間は10分を切っていました。この時点で「あ~あ、このゲームを取られて伊達は負けたんだな」と悟ってしまい、テレビというスタイルに失望していました。ところが、伊達はこのゲームを取ります。あまりの熱戦にテレビ局(たしかTBS)が放送時間を延長して最後まで放送することに決めたのです。当時野球以外では大変珍しいことでした。最終セットはタイブレークがなく、2ゲーム差がつくまで試合が続きます。そして、両雄は一歩も譲らず、7-7,8-8,9-9とどこまでもゲームが続いていくのです。伊達は痛めた足で懸命に走り、グラフも完全アウェイのなか女王の威信を見せつけます。私はこのゲームが永遠に続くのではとすら感じ始めていましたが、必死に伊達を応援しつつ最後にはグラフが勝つのだろうという思いを打ち消すことはできませんでした。それほど当時のグラフの実力は図抜けていました。しかし、伊達の実力・精神力・オーラは真のワールドクラスでした。10-10から2ゲームを連取し、とうとうグラフに勝利したのです。私は感情を揺さぶられすぎ、いてもたってもいられなくなり、終了後すぐに走りに行きました。我ながら意味不明の行動です(笑)結局この勝利がものをいい、日本は3勝2敗でドイツを破りました。今回ベスト10入りした2試合をはじめ、伊達は96年シーズンに各大会で好成績をおさめました。輝かしいキャリアの中でも最高の1年といってよく、グランドスラム優勝も手を伸ばせば届くところまで来ているように思えました。しかし、伊達はこのシーズンを最後に引退します。力が衰える前に引退したいと語るアスリートは多数いますが、ここまで鮮やかにそれを実行したのは伊達一人でしょう。あまりにも惜しい引退でした・・・私は伊達公子こそ過去20年間の日本のあらゆるスポーツ選手のなかでナンバーワンの存在であったと評価しています。異論のある方も多いかもしれませんが、世界中の国で強化に力を入れており、ボクシングのような階級も水泳のような種目もなく、そのうえ個人種目であるテニスで伊達の残した成績と印象はイチローも中田英も荻原も北島も及ぶものではないでしょう(誰か忘れているかもしれないので、伊達よりこいつのがすごいぞ、というのがある方はぜひ教えてください)。
2006年04月09日
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これからは四半期ごとに投資の成績を公表してみようかと思います(かなり見切り発車なので、どこまで続くか分かりませんが)。2006年度第一四半期状況日本株 0.6%中国株 35.0%FX わずかにマイナス日本株はいまひとつの状況です。暴落時に拾った分の反発と日本ユニコムの大幅上昇でなんとかプラスにはなっていますが、昨年末時点と比較して下落している銘柄も散見されます。それほど派手な銘柄を持っているわけではないのですが。あっと、ジェイブリッジがありましたね。相変わらず断トツの含み損1位銘柄です。まあ、いつか上がるでしょう。個人的には当分動かなくても問題はないです。普通に考えて近いうちに下方修正を出す可能性が高いと思いますが、その際に暴落するようなら再度買い増しする予定です。最近は日本市場も安定し、やや上向きになってきた気配もあるので、当面は様子見を続けるつもりです。対照的に中国株は年明け以降一貫して上昇し続けています。というより暴騰し続けていると言った方がいいレベルです。とにかく毎日のようにPFが上昇していきます。購入1ヶ月で3倍になった銘柄だけはさすがに売りましたが、あとは放置しています。1月にこのブログでも9銘柄ほど公表しましたが、誰か一人くらい乗っかった方はいるのでしょうか?もしいれば笑いが止まらない状況でしょうが、購入理由を何も書かなかったのでいないかな?欲を言えばもう数ヶ月暴騰が遅ければもっとたくさん買えていたのですが。まあ、ギリギリ乗っかれただけでもラッキーと思うしかないですね。この水準から買い増しするのはあまりに怖いので、こちらも当面様子見でいくつもりです。FXは米ドルでは利益が乗っていますが、目下暴落中のNZドルでそれ以上の損失を出しています。今回のNZドルの下落は結構激しかったですね。高レバレッジをかけて大きくやられた人もいることでしょう。NZは規模が小さいため今後も下落が続く可能性もありますが、慌てずに当初の計画通り買い下がるつもりです。ただ、他の通貨とのポジションバランスには気をつけたいところです。ポジションが増えたため、スワップが結構つくようになってきました。値動きが横ばいでも利益が出せるというのはFX(というか円ショート)の最大の魅力ですね。円の金利はせいぜい1%程度までしか上がらないと思うので、引き続き円高局面でポジションを増やしていく予定です。
2006年03月31日
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しばらく体調を崩しており、間が空いてしまいましたが、あと3つなのでランキングを発表しようと思います。第3位 第21回全国大学ラグビー選手権決勝 同志社対慶應(1985年)今回のランキングの中でも最古の名勝負であり、当時小学校2年生だった私に進学する大学まで決心させた試合でもあります。当時の同志社は平尾、大八木らスター選手が綺羅星のごとく集まっていました。その強さは圧倒的で、この年は史上初の大学選手権3連覇を確実視されていました。対する慶應は体格も小柄で、全国的なスター選手もいませんでしたが、狂信的なまでの猛練習で鍛え上げ、早稲田戦・明治戦を奇跡の逆転劇で連勝するなど、接戦を制し続けて決勝まで上がってきました。当時の私は大学名もほとんど知りませんでしたが、ドラマチックな逆転劇を繰り返す慶應、特に華麗なステップをみせるウイング若林の大ファンになっていました。とはいえ、同志社は慶應が1点差で辛勝した早稲田を27対7で一蹴するなど図抜けた力を誇っており、慶應の勝利を予想する声は皆無でした。実際の試合も戦前の予想通りに進み、序盤で0対10となりました。その後も同志社ペースで試合が進みましたが、慶應もしぶといディフェンスで追加点を許さず、結局3対10で前半を終了します。「この点差なら十分だ。大敗はしなくてすみそうだ」と思っていたのを妙によく憶えています。しかし、後半に入ると慶應が盛り返し互角の展開になります。同志社の突進を慶應の選手が鬼気迫る防御ではね返すのです。まさに魂のタックルと呼ぶにふさわしいものでした。その気迫にさしもの同志社も押されたのか、徐々に慶應がペースをつかみ、6対10となった中盤以降はずっと同志社陣内で試合が進みます。平均体重で10キロ以上も軽い慶應フォワードがスクラムで同志社を押しまくります。見るからに大きな同志社FWをどうしてこれほど押せるのか、私は感動しつつ不思議な気持ちで試合を見守っていました。猛攻を仕掛ける慶應は何度も同点トライのチャンスを迎えますが、経験豊富な同志社は強いだけでなく巧さもあり、どうしても最後の一線が破れません。逆に残り10分付近、平尾が鮮やかな個人技で自陣から突破し、完全にフリーの選手へボールを回します。誰もがダメ押しの独走トライは間違いないと思いました。私も諦めました。しかし、若林は諦めていませんでした。風のような速さで追いかけ、ゴールライン寸前で奇跡的なタックルを決めたのです。このプレーで生き延びた慶應は再度必死の攻勢に出ます。そして試合終了間際、とうとう勝利の女神が慶應に微笑みかけました。何度も練習したであろうサインプレーが見事に決まり、同点トライを決めたのです!!さらにトライ位置がゴールポスト真下だったため、トライ後のゴールキックはほぼ間違いなく決まります。すなわち慶應の大逆転勝利です。私は思わず叫びました。こんなミラクルがあるだろうか!!しかしその直後、さらに信じられない事が起こります。審判が反則の笛を吹いています。トライ直前のパスがスローフォワード(ボールを前にパスする反則。ラグビーではパスは後方にしかしてはいけない)だというのです。問題のパスは明らかに前方には投げられておらず、会場は騒然となりましたが、トライは認められませんでした。結局試合は6対10のまま終了し、慶應の奇跡の逆転優勝は幻となりました。ラグビーファンの間でいまだに語り継がれる「幻のスローフォワード事件」です。幼かった私にとってもこの時の気持ちは筆舌に尽くしがたいものでした。だからこそ鮮明に憶えているというのも事実ですが。今回この記事を書くにあたり、もう一度ビデオを見返しました(笑)問題のシーンは何度見てもやはりスローフォワードではありませんでした。この年同志社は史上初の大学選手権3連覇を果たし、日本選手権でその同志社を倒した新日鉄釜石はこれまた史上初の7連覇を達成しました。どちらも今日に至るまで破られていない大記録です(神戸製鋼によるタイ記録はありますが)。しかしながら私は同志社の記録を認めてはいませんし、この時の慶應なら釜石すら倒せたのではという思いをいまだに持ち続けています。おそらく墓場まで抱えていくのでしょう。ま、それも悪くないかもしれません。
2006年03月27日
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