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ナウルハンと言えばイーネオヤアクセサリーが知られていますが、本来、お嫁入持参品として用意される伝統的なオヤスカーフも作られていました。土台をかぎ針で作り、そこにイーネオヤのモチーフを作っていくもので、お隣のボル県のムドゥルヌでもほぼ同様のタイプのオヤが作られていましたので、混同されがちですが、ナウルハンのオヤスカーフと言うのは実はいままでほとんど表に出てきていませんでした。というのも早い時期からお家にあったものがどんどん売りに出されていたムドゥルヌに対して、ナウルハンでは母親や祖母から譲り受けた大切なオヤスカーフを売ってお金に換えることが恥とされてきたそうです。そのため、経済的理由で売却することはあっても、こっそり人知れずにという感じでした。ただ昨年、今年になって少しずつですが出てくるようになり、私もナウルハンの人に頼んで積極的に集めてもらっていたのですが、いずれも長い間お家で大事に仕舞われてきたものだけあって、状態が良く、オヤも古い年代のためシルク糸で作られたものです。これはお宝を探し当てた感じで、見るたびに私も飛び跳ねて喜んでしまうほどでした。それまでナウルハンやムドゥルヌで出る土台がかぎ針タイプのこれらのイーネオヤをあまり好きになれませんでした。ですから資料としては持っていましたが、好んで集めることはなかったのですが、昨年に古いナウルハンのオヤスカーフを見て以来、見る目が変り、今はすごく興味のあるもののひとつです。基本選ばず、集めてもらったものは責任を持って全買いするようにしていますが、私は既にモチーフのほとんどを揃えてしまっていますので、もし興味がある方がいましたらお譲りしたいと思い、久しぶりにショッピングサイトに掲載してみましたので、よかったらご覧ください。↓↓↓↓↓ 4月末までの期間限定 ナウルハンのシルクのイーネオヤ特別編ナウルハンの伝統的なイーネオヤスカーフの面白さはモチーフ名が明確なことです。それぞれに意味があるんですよ。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~さて、話は変わりまして、昨日あった出来事です。私の店の前を大声で怒鳴り散らしまくりながら歩いていく30代ぐらいの男性がいました。喧嘩か!とスタッフのジェンギズと一緒に見てみると、大柄の男性と隣に小学生低学年の男の子と年配の小柄な女性がいました。男性はその女性に対して怒鳴っていたのですが、その様子が尋常ではなかったので、何か事件になったり、女性や子供が怪我でもすることになったら大事だとスタンバイしていました。しばらく男性の大声が続き、行った道を3人が再び戻ってきました。女性は声を荒げることなく、黙っています。反応のなさにさらに腹を立てているのか男性の怒りの勢いは増していきます。話の内容としては女性は男性の義母で、孫を連れて歩いていたところ、男性に付きまとわれたようでした。男性は刑務所から出てきたばかりで家に戻ったら妻の姿がなく、お前の娘をどこに隠した! と義母を問い詰めていたのです。こんな男性に義母が娘の居場所を言うわけないよね・・・と密かに思いましたが、他人の家庭の話ですので出しゃばるのもなんだなあ・・・と、男性が義母に被害を加えないか心配しながら静観していたのですが、そこに近所の若者3人が詰め寄りました。どういう関係? と思っていたら、3人の若者は「親に対して、しかも自分の母親(義母)に対して汚い言葉で罵るなんていったいどういうことだ!」と怒っているのです。通りすがりに男性の義母に対する怒鳴り声を聴いて、我慢が出来なくなったということでした。一般的なトルコ人男性にとって母親は絶対で特別なのかもしれません。もちろん例外もありますが、何があってもどんな親であっても母だけは大切にしなくてはいけないという話を普通に聞きます。男性も人の家のことに口出すな! と対抗して、1対3で殴り合いの喧嘩に発展しそうなところで、スタッフのジェンギズが間に入りましたが、3人を説得しても義母に怒号を浴びせ続ける男性への怒りが収まらないようで、抑え込んでも飛び出していく勢いでした。ちょうど断食月で、いろんな欲を押さえて過ごす人が多い中、悪口や汚い言葉を使うことも忌み嫌われます。それを路上で言い続けている男性に対して、やめなさいと勇める年配の男性たちもいましたが、身体の大きな何をするかわからない男性に対して勇気がいることだったと思います。もし日本で同じことが起きても、知り合いでもない限り、普通は誰も干渉しないですよね。よく、トルコの路上で女性が男性に嫌なことをされて一言「この変態! 助けて~!」と言ったとしたら、付近にいた男性たちが一斉によってきて、その男をボコボコにする話はよく聞きます。この干渉癖がトルコ人の良い所でもあり悪い所なのかもしれませんが、困った人を放っておかないという点では、それで助かっていることも多々ある気がします。ここのところずっとそうなんですが、トルコ生活が私にとって普通になり過ぎていて、その中にいると基準が日本仕様からトルコ仕様になっていることにはっとすることがあります。そう考えると社会の在り方や周囲の人の在り方って、その人の考え方や行動に影響することだって改めて思ったりします。当たり前のように人に手を差し伸べられる人が周囲にたくさんいたら、自分も意識せずとも自然と誰かに手を差し伸べる人になるのかもね。------------------------------------------------------------------YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ikumi nonaka チャンネル------------------------------------------------------------------ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ミフリ&アクチェにほんブログ村にほんブログ村 その他・全般ランキング
April 26, 2022
数日間でしたが、地方へちょっとお出かけしてきました。アンタルヤから北上する道すがら、野生種、栽培されているものを含めて白や淡いピンク色の花が景色に色どりを添えていました。ああ、春だなあ・・・。トルコではこの時期、桜の代わりに各地でアーモンドやスモモの白い花が咲いているのを見ることができます。トルコに来て間もない頃はそれらを見て「あっ!こんなところに桜が咲いている」と、ちょっと嬉しくなったりもしました。20年以上前の話なのですが、黒海地方のどこかに日本から友好の証として寄贈された桜の木々があるらしいというのも聞いたことがあります。他にも各地の日本庭園にも桜が咲いているそうです。桜を見たいと思う気持ちが日本人なんだなあ・・・と思ったりもしたのですが、桜というのは実は日本、もしくは中国などアジア固有のものではなく、ヨーロッパやアメリカ、カナダなと北半球の温帯に広く分布しているものなのだそうです。もちろん日本固有種もありますが、桜は自然交配がしやすく、野生種だけでも世界で100種、日本には10~11種あり、栽培品種を含めるとなんと200以上の種類が見られるとのこと。いやいや600種以上あると言う説もあるようです。おお、桜は世界の花だったんですね。さて、オヤに関わっている人なら興味持たれたと思う今回のタイトル。「オヤの木」。なんとトルコにはズバリ「OYA AĞACI(オヤの木)」と名の付いた木があります。日本でもお馴染みの百日紅(ヒャクジツコウ)、サルスベリのことです。日本の実家の庭にもあるのでオヤの木がサルスベリと知って、なんだかとても嬉しくなったのですが、お花がチリチリと縮れているのが特徴です。ブルサのコザハンの近くに毎年、この時期に花開き、周辺の人たちには「オヤの木」として親しまれている2本の木があります。今回、ちょうど満開と言うことで改めて写真を撮りに行きました。ピンクの花をたくさんにつけた様はとても華やかで美しく、私が写真を撮っていると、他の人たちもわざわざ足をとめて見入っていました。でもちょっと待てよ。これはサルスベリではないなあ・・・。お花の付き方や幹の様子は桜そのものです。細かい品種まではわかりませんが、たぶんいずれかの八重桜だと思います。トルコで桜の品種と言うと、キラズやビシネと言った「サクランボ」の実を付けるものを指します。日本の映像などに出てくるいわゆる桜が観賞用で実を付けないことに驚かれるほどです。この、地元の人がオヤの木と呼んでいるものは、おそらく実を付けないこと、花びらが縮れていること、花の色が白ではなくピンクであることなどから、桜品種ではなく、サルスベリの木だと思われたのだと想像します。そう思ったのですが、わざわざ訂正しなくてもいいかなと考えました。オヤの木がそこにある。そして毎年、美しい姿を見せてくれて、それに春を感じることができる人たちがいる。それだけで十分「オヤの木」としての役目を果たしている気がします。そういう私もトルコに「オヤの木」と言う名前の木が存在すると知っただけで、とても幸せな気持ちになったのでした。------------------------------------------------------------------YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ikumi nonaka チャンネル------------------------------------------------------------------ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ミフリ&アクチェにほんブログ村にほんブログ村 その他・全般ランキング
April 20, 2022
「木を見て森を見ず」と言うことわざがありますが、これは些細なことに目を奪われて大事を見落とすの意味。私が陥るのはその逆で「森を見て木を見ず」ですかね。適切で上手い表現方法が見つからなかったんですけど、そんなような話です。古いイーネオヤのコレクションをしていますが、手に入れて持っていることに満足して細部まで見ることは意外と機会がありませんでした。棚にびっしり詰まっている様子を見て満足してしまいます。そのため、たまに写真を撮る時に、あれっ、こんなところにこんなものが・・・と初めて気が付くことも多いです。今日もオデミシュの古いタイプのクレープにシルク糸で作られたイーネオヤスカーフを何点か撮影していたのですが、そんな時にこれを発見。形と色が違うなあ・・・と広げて見ると、翼を広げた鳥のようなモチーフ。ボディの部分が詰め物がされていてふっくらとしています。ただ全体ではなく、先は平面になっているのです。このスカーフについているお花の蕾も同様の形。中に詰め物はあるのですが、筒全体でなく、頭部は平面でボディが袋状。書いていて、うまく説明できていない気がしますが、なんとなくわかってもらえるでしょうか。こういう変形モチーフや、作りの変わった部分を見つけるのはたいてい撮影時。モチーフを広げたり、細部にわたって撮ろうとするので自然に目に入ります。このオヤスカーフだってもう10~15年以上は持っているものですが、今日まで気が付かなかったのですから、見ているようで見ていないってことですね。つまり森だけ見てもダメだし、木だけ見てもダメ。森も木も、ついでに言えば林も見なきゃ!?オヤに限らず人生におけるモノの見方考え方に共通する大切なことなんだと思います。このところ、目いっぱい働きづくめでした。頭と心が疲れ果ててしまう前に、ちょっとだけリフレッシュしたいと思います。------------------------------------------------------------------YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ikumi nonaka チャンネル------------------------------------------------------------------ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ミフリ&アクチェにほんブログ村にほんブログ村 その他・全般ランキング
April 15, 2022
外国籍の人がトルコで就労しようと思ったら就労ビザを取得しなければなりません。それはトルコ国籍の人と婚姻していようが、トルコ国籍の子供の保護者であろうが同じ条件です。取得方法はいくつかありますが、今回はトルコ国内で特定の企業に雇用される条件での取得方法を簡単に説明します。自分の会社で自分に就労ビザを取る場合も同様です。まず特定の企業に雇用されるケースでは、申請を行うのは就労者本人ではなく企業の代表者になります。もしくは代表者から委任された個人です。これには就労許可のUygulama(アプリ)を使って申請することができます。トップページからe-imza、もしくはe-devlet のどちらかで入ります。e-imzaは電子署名で、これは申請をするときに必ず必要ですので、事前に取得しておきます。e-imzaを扱っている事業所またはPTTで、個人の場合は身分証明書のコピーで申請をすることができます。法人名で申請をする時はimza surkuleriとTicaret sicil gazetesiを用意します。一部の事業所で即日発行してくれますが、たいてい2週間ぐらいかかりますので期日が迫っている場合は早めの申請が必要です。企業サイドが用意する書類はFaliiyet belgisi (商工会議所発行の事業内容が記載されている証明書)最新の事業資金と事業主がわかるTicaret sicil gazetesi(商工会議所発行)Bilanco(YMMまたは税務署が発行する最新年の企業の収支状況)e-imza社会保険登録番号などです。就労者が用意する書類は証明写真(Biometrik)1枚noterで証明してもらったパスポートのトルコ語翻訳noterで証明してもらった最終学歴の卒業証明書のトルコ語翻訳企業との就労契約書外国人身分証明番号などです。就労者の立場によっては納税の未払い金がない証明書(税務署発行)などになります。これはあくまで一例で、状況により追加書類を請求される場合があります。現在、外国人1名を雇用する場合、5名のトルコ国籍者の雇用が絶対です。企業の資本金や売上の最低ラインもあります。また外国人を雇用する明確な理由も必要になります。ただし就労者本人の条件により免除される場合もあります。これらをPDFとして用意した上でアプリでの入力をしていきます。こちらは特に難しいことはありません。最後に確認をして問題がなければe-imza で署名をして送付します。途中でやめた場合はまた最初から入力しなおします。新規ではなく、ビザ延長の場合は基本データはそのまま残されますので、途中からの入力になります。審査状況や追加書類については同じアプリ内の項目に表示されますので、時々確認します。最終的に期間ごとによるビザ取得料金の支払いを指示されます。2022年現在、1年当たり1386.20TL(約12600円)、永久就労ビザはその10倍の13862TL(12万6000円)です。それ以外にカード代金160TL(約1450円)をHALK、ZiRAAT、Vakıf銀行のいずれかの窓口に納めます。銀行からオンラインで通知されますので、1時間も経たないうちに許可がおり、カードを郵送する旨の通知が電話のメッセージに届きます。今回はアプリから申請をしてから2週間後に追加書類のお知らせが来ました。追加書類は就労者本人の社会保険の未払い金がないかどうかの確認書類でした。SGKに行って出してもらいましたが、e-devletからも支払い状況に関して確認できます。これをアプリの追加書類の項目にPDFで添付します。その後、1週間の連休が入ったため3週間後になりましたが、代金の支払い指示が来て、当日支払いと共に就労ビザの許可の通知。そのメッセージから3日後にPTTからカードがアンカラから発送された連絡、そして翌日には申請者である企業の住所に届けられます。途中で1週間の連休が入りましたが、申請からカードの入手までに実質1か月間かかった計算です。この後、アプリから仕事をスタートさせたことに関する書類の添付(契約書など)、もしくは嘆願書、付け加えたい書類の添付をします。仕事を辞めた場合もこのアプリから知らせます。と同時に就労ビザの期間も終了します。これ以外にトルコ国外で取得する方法や、トルコ国内でも個人宅でベビーシッターや看護をする場合や、特定企業での就労許可ではなく、個人に与えられる就労許可、つまり不特定企業で就労することも可能なビザなどがあります。この場合は用意する書類も異なります。ここで気をつけなければならないのが、UAVTから探す住所の公式表記です。この住所、意外と見落としがちなのですが、大家さんから聞いたものや水道局や電力会社の請求書に書いてあるものと一致しない場合があります。正確に知りたい場合はTAPU(不動産登記)コピーを持参し、市役所または区役所のnumaratajiで証明書を発行してもらうことです。所有者または法人であればそこに住所を置く企業の代表者が入手することができます。何年か前にトルコ全土で住所の大きな変更があり、番地だけでなく部屋番号なども変わっているところも少なくありません。市役所が壁に貼っていく青い色の番地プレートも何の証明力もないそうです。公式書類はこのnumaratajiで証明されている住所に届きますので、昔の部屋番号だったり、通り名が変ったままだと届かないこともあります。もしくは虚偽の住所の申告をしたことになりトラブルになることもあり得ます。これに関しては公式住所がDからBになっていたり、部屋番号が3だったのが2になってしまい、以前の住所が登録されているままだと隣の部屋に郵便が届いてしまったり、もしくは古いビルの場合ドアや郵便ポストに昔のままの番号が残っているので、やはり間違って届けられてしまったり、混乱します。またこれらのやり取りにKEPを用意しておく必要もあります。KEPは Kayıtlı Elektronik Postaシステムの略称で、2014年頃に開始された電子郵便の登録システムです。PTTで申し込みが出来、プリペイド方式です。使った分だけ減額していきます。実際はあまり使うことはありませんが、動作しているか、時々確認した方が良さそうです。また今回の就労ビザ申請に関してはKEPにメールが来ることはありませんでした。就労する側は必要書類を提出するだけであとはお任せになるので、あまり必要のない内容かと思います。今回、外国籍の人を就労させることになり、企業の代表者としての立場での覚書として残します。------------------------------------------------------------------YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ikumi nonaka チャンネル------------------------------------------------------------------ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ミフリ&アクチェにほんブログ村にほんブログ村 その他・全般ランキング[
April 12, 2022
一時帰国からトルコに戻ってきてから、約1か月が経ちました。アンタルヤもこのところ出勤の8時頃で18-19度、日中は28度前後の温かさ(暑さ?)で、一気に冬から夏に・・・。トルコは行動制限がなくなって自由に動くことができます。イベント関係からも少しずつ声がかかっています。今年は停滞していた2年間分の色々が再開しそうです。そんな中、私自身も今年こそは予定していたけれど実行できなかったことを1つずつクリアしていきたいと思っています。まずはギリシャのイスケチェにあるトルコ人村を訪問すること。このトルコ人村にも嫁入りのチェイズの展示の風習が伝承されていて、お家の娘さんが結婚する時にはイーネオヤスカーフ、パティィックなどが並べられます。イーネオヤもトルコ式ではありますが、やはり本土とはどこか違う、見慣れないもの。ギリシャのと何か関連があるのか、独自の発達なのか、現物と女性たちの話から紐解きたいと思っていました。5月か6月頃に決行したいと計画中ですので、もし一緒に行きたい方がいましたら、ぜひご連絡くださいね。空港から空港まで全てクルマで移動します。もちろん陸路での国境越えも体験します。同時にトルコサイドのエーゲ海地方ベルガマやアイドゥンの村のお家なども訪問する予定です。それぞれに地元の伝統のイーネオヤを伝授してもらいます。(日程、内容は都合により変更する可能性もあります)他にも解禁になったらお知らせしたいことがあります。モグラにあの手この手で引き止められていた長い長い土中生活から、ツバメと一緒に逃げてきたら、空は真っ青で世界は色とりどりのお花が満開だった・・・。今、そんな感じです。------------------------------------------------------------------YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ikumi nonaka チャンネル------------------------------------------------------------------ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ミフリ&アクチェにほんブログ村にほんブログ村 その他・全般ランキング[
April 11, 2022
昨年の7月に取材したファドゥルル村のイーネオヤの動画をYutubeに公開しました。編集の都合上、内容は一部になってしまいましたが、なるべく早く、さらに詳しい情報を織り込んだ日本語バージョンも頑張って作りたいと思います。トルコ北西部のウルアバット湖畔のファドゥルル村出身で、隣町のアクチャラルで女性たちにイーネオヤの指導をしていた先生に、彼女のお嫁入の際に持参したチェイズの古いイーネオヤを見せてもらいながら、イーネオヤにまつわるおしゃべりをしています。最後に全部ではないのですが先生に聞いたオヤのモチーフ名の部分もありますので、そこだけでもご覧くださいね。全てお母さんとおばあさんが作ったイーネオヤスカーフなんだそうです。動画の中でフィル(象)オヤと呼ばれるものが1枚ありますが、これはお母さんのお母さんであるおばあさんが残してくれたもの。この近辺のアクチャラルのオヤとかなり異なる特徴を持っているのですが、お話をしていて納得。おばあさんはバドゥルガ村の出身でした。この取材では先生が子供の頃に見聞きした話や、今と昔のオヤの違い、そしてイーネオヤへの思いなどもお話してもらっています。同時期にバドゥルガ村、ムダンヤの高原の村、ムシュクレ村、ミシ村なども取材しています。とても貴重なお話も伺えました。昨年のオヤフェス2021のお話会でファドゥルル村を含むこれら5つの村のイーネオヤを取り巻く環境についてパワーポイントを使ってお話しましたが、撮影した動画を見直すと伝えきれていない情報がたくさんあったなあとか、どうまとめてよいのかとか悩んでしまいます。こちらも機会を見て何かできないか考えてみたいと思います。↓↓↓↓↓ファドゥルル村のイーネオヤ(トルコ語バージョン)当人たちから昔の話を聞くというのは、その文化の背景を知るのに本当に大切なことだと痛感します。でもそれらを知っている世代というは村に住み続けている人であれば70歳、80歳。彼女たちの子供の頃の想い出や記憶として残っているぐらいです。ムシュクレ村の70歳代の男性が、子供の頃に父親に連れられてコザハンに村で飼育した蚕繭を売りに行った時のことを微かな記憶を辿って話をしてくれました。この世代の人たちが亡くなってしまったら、本人の体験としての話は聞けなくなってしまうってことですね。情報って、今必要な内容が重視されがちですが、昔話から引き出される様々なエピソードや現在に至る過程を知ることにもとても興味があります。------------------------------------------------------------------YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ikumi nonaka チャンネル------------------------------------------------------------------ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ミフリ&アクチェにほんブログ村にほんブログ村 その他・全般ランキング[
April 10, 2022
全く持って時期外れになってしまいましたが、1月中旬に撮影したブルサでの雪景色をYoutubeのikumi nonaka チャンネルで公開しましたので、よかったらご覧ください。↓↓↓↓↓雪のブルサ散策ブルサって冬は寒いイメージがありますが、中心地にそんなに雪が降ることってないんだそうです。私もブルサに通っていますが、過去雪に遭遇したことはなかったと思います。この時はブルサに限らず、トルコ全土に大雪警報が出ていて、ブルサ帰りに取材を予定していたエーゲ海地方のマニサの山村に雪のために入れなかったほどです。アンタルヤっ子としては、10年に一度ぐらい積もることのないチラ雪を見るぐらいしかないので、リアルに降る雪を体験することは貴重なことでした。動画の中でブルサのバザールの様子が映っていますが、フルマ(ナツメヤシ)の値段を見て、ちょっと驚きました。というのも現在、品質の良いフルマの価格は100~200TL/kg、ちょっとお安いものでも70TL前後かと思います。この動画を撮影したのが、12月の急激な値上がりがあった後の1月中旬、今から僅か2か月半前のことなのですが、フルマが30~40TL/kgで売られています。もちろんフルマと一口に言っても品質によりお値段はピンキリですが、物価の高騰は明らかです。4月2日から断食月で、断食をしている人もいるのですが、断食と言えばイフタルの時に最初に口にするのがフルマです。この時期、そういう理由でフルマを購入するのが習慣でもあるのですが、今年はさすがに値段を見て、買い留まる人もいるようです。フルマの代わりにオリーブでもいいのですが、オリーブもフルマと比較をしたら安いというだけで、やはり全体的な物価は相当上がっているような気がします。お買い物をするのに値段を見たことのない私ですが、最近は値札を見てしまいます。それでも我が家は子供が家を離れてからはトマト1個、2個、じゃがいも1個、2個しか買わない生活ですので、影響は少ないですが、ちょっとした買い物で500TL,1000TLとなってしまいます。ちょっと前まで100TLの買い物って相当な分量だったように思うのですが・・・。そう言えば・・・で思い出したのが、日本での小学生の頃の記憶で、母親と一緒に行った家の近所のスーパーで買い物かごいっぱいになる買い物をしても1000円程度の支払いだったのが、何年か経ってある時気が付いたら、10000円分買っても買い物かごにいっぱいになってなかった・・・ということです。今、それに近い感覚です。物価も上がるけど、確かにお給料も上がっています。私も一応社長ですから、毎月社員にお給料を支払い、保険・年金の負担もしているわけです。法定最低賃金で見ると2000年86TL、2010年600TL,そして2022年は4250TLです。リラ上だけで見ると22年間で約50倍になっています。パンの価格は2000年0.20TL、今現在は3TLですので、約15倍です。先日、冷蔵庫を新しく買いたいと思って見たら普通のタイプで18000TL、これって最低賃金の約4か月分ですよね。クルマなんて今乗っているファミリーカーで最低賃金の140か月分です。あくまでリラだけで見た比較なのですが、これを当時のレートで外貨換算すると高くなっているものもあれば、逆に安くなっているものもあります。いずれにしても、現在のトルコで一般的な生活をしようとしたら、サラリーマンの場合夫婦共稼ぎでギリギリなのかなって個人的には思います。昨年以降、家賃が1か月分の給料かそれ以上のところがほとんどですので、ローンのない持ち家があれば、って条件付きですけどね。昔と今の一番の違いって何だろうと考えると、モノが溢れているということがあるかと思います。携帯電話は1人1台、若者だっておしゃれはしたいし、恋人と雰囲気の良いレストランやカフェに行きたい、子供のお稽古事や教育にお金もかかるし、たまには家族や友人と旅行にも・・・。経済面で言えばトルコも日本もあまり変わりない生活になってきた気がします。------------------------------------------------------------------YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ikumi nonaka チャンネル------------------------------------------------------------------ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ミフリ&アクチェにほんブログ村にほんブログ村 その他・全般ランキング[
April 4, 2022
全7件 (7件中 1-7件目)
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