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この一週間肌寒く、昨日は一日雨が降ったりやんだり。いつもは賑わうワインスタンドのカウンターにお客の姿はなく、手伝いの女の子が一人、スタンドの中でぽつんと座り、膝の上に何か大事そうに、まるで卵でもかかえているかのように白く丸いタッパーウェアを置いていました。気になるなぁ...「あの、すいません、それ、なんだか聞いても良いですか?」「え、なに?」「その、白くて丸い容器...何ですか?なんだか大事そうですね」「あ、これ?ハハハ....!」ひとしきり声をあげて笑ったあと、「お湯が入っているの。寒くてさ」一応フリースのパーカーを着て防寒しているものの、それでも寒い、と背を丸めていました。この寒さでリースリングが熟すのも遅く、10月5日前後を予定している所が多いようです。今週ワインスタンドで出ていた、ピノ・ノアール(シュペートブルグンダー)のフェダーヴァイザー。
2007/09/28
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先週末まで続いた好天も今週からやや下り坂。時折小雨がぱらついていますが、最高気温は17度、最低気温は3度と冷涼で、葡萄の状態は良好です。モーゼルではミュラートゥルガウの収穫が終わり、今週はブルグンダー系の収穫に入っていますが、リースリングは10月に入るまで待つ所が多いようです。さて、先週金曜、毎年恒例のVDPモーゼル競売会へ行って来ました。「2006は実力のある醸造所が見事なワインを造った年。だが、出来た本数も限られているから、今日のこの機会を逃さないでください」と、エゴン・ミュラー氏の開会コメント。競売会場のオイローパ・ハレ全景。競売にかけられているワインを味わいながらの観戦。ちなみに、チケットを買えば誰でも入場出来る(午前と午後の通しだと70Euro)。一番手のシュロス・リーザー、いきなり強烈。パワフルな力に満ちた高貴な甘口。価格も80Euroから193Euroへ力強く飛翔(2006 Brauneberger Juffer Sonnenuhr Aus. LGK)。今年の個人的なトップ5はこのリーザーと、フリッツ・ハーグ、ヘイマン・レーヴェンシュタイン、S.A.プリュム、ツィリケン。エゴン・ミュラーの2006はやや不調に感じました。やはり、収穫直前の雹のダメージでしょうか。予算があれば落札を依頼していたかもしれないのは、レーヴェンシュタイン(2006 Uhlen R Aus. LGK)とツィリケン(2005 Saarburger Rausch BA)。前者は濃厚な甘みの中にフレッシュなオレンジ果汁、今朝咲いたばかりの白いバラの蜂蜜、ニュアンスに富み複雑で奥行きがあり、非常に長いアフタ。35Euroからスタートして、どこまで行くかと思ったら意外に早く66Euroで落札。ツィリケンは貴腐ワインでも剛直で凛々しい酸味が濃厚な柑橘の蜂蜜をギュッと引き締め、贅肉をそぎ落としたボディビルダーのよう。かなりの長期熟成が期待できます。こちらは200Euroからスタートして400Euroで落札(750ml, ハーフは250Euro)。競売中のワイン。これだけで幾らになるのかな、と時々ふと思う。本日の最高値はエゴン・ミュラーの2004 Scharzhofberger Riesling Eiswein, 1150Euro(750ml)。クリーンで濃厚、香草のヒント、口の中でいつまでも消えることのない高貴な甘い香り…でも、高すぎます。数十年寝かせてから飲んで、感動してみたいものですが、同じ位上質なアイスヴァインは、探せばきっとあるでしょう。J.J. プリュムは午前中の試飲の際感じた弱冠おとなしめの印象より、午後の競売中で印象を持ち直した感があります。ピュアなベリーのエッセンス、蜂蜜、エレガント、フィネス。恐らく熟成で調和がとれてくると、また印象も変わってくるのでしょう(2006 Wehlener Sonnenuhr Sp. 20→65Euro, Aus. 40→165Euro, Aus.GK. 70→300Euro, Graacher Himmelreich Aus. LGK. 100→500Euro)。100Euroから始まったアウスレーゼ・ランゲ・ゴルトカプセルが500Euroで落札された瞬間。オークショニアのフォン・クーノウ氏はにんまり、マンフレッド・プリュム氏も満足げ。今年のトリはS.A.プリュムとケッセルシュタットのTBA。前者(2005 Wehlener Sonnenuhr R. TBA)は教科書的とも言える、果てしなく濃厚で凝縮感のある、クリーミィで複雑な貴腐ワイン。落札450Euro(ハーフ)。後者(2005 Josephhoefer R. TBA)は香草の香りのする濃厚な蜂蜜にカラメルのヒント。ただ、濃厚さとバランスでは前者に一歩引けを取るように思いました。落札は630Euro(750ml、ハーフは330Euro)。いずれにしても、貴重な機会でした。来年は9月26日、VDPモーゼル100周年記念競売会になるそうです。
2007/09/26
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20日(木)から23日(日)にかけて、ドイツ各地で毎年恒例のワインオークションが開催されます。20日がベルンカステラー・リング(ベルンカステル・ヴェーレン)、21日がVDPモーゼル(トリアー)、22日がVDPラインガウ(クロスター・エーバーバッハ)、23日がVDPナーエ・アール&ラインヘッセン&ファルツ(バート・クロイツナハ)。VDPはネットで入札が出来ますが、事前にメールで事務局に依頼すると、コミッショナーに取り次いでくれるという形のようです。ワインリスとは以下のサイトにあります。http://www.bernkasteler-ring.de/auktionen.htmhttp://vdp.de/auktion/cms/front_content.php?idcat=38僕はとりあずVDPモーゼルには行きます...試飲と観戦だけですが(苦笑)。今年はVDPナーエ・アールに初参加のラインヘッセンとファルツのグローセス・ゲヴェクスが興味深いですね。ドイツ産グラン・クリュの新たな展開の端緒となるか...。
2007/09/18
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週末の近所の葡萄畑。秋晴れ。一部にボトリティス(貴腐菌)の発生がみられます。破れた果皮から果汁が滲み出しています。ボトリティスにとっては据え膳も同然。週末までの好天は一息ついて、今日はどんよりと曇り、夕方から雨が降り出しました。気温は18度前後と比較的暖か。この雨と高温でどれだけボトリティスが広がるかが、2007年産リースリングの出来栄えを決めることになるかもしれません。
2007/09/17
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木曜あたりから天候が回復、晴天が続いています。最高気温は23度、最低気温は8度くらい。オレーヴィヒの近くで葡萄畑から醸造所へと収穫を積んで走るトラクターを見かけました。おそらく、ミュラートゥルガウでしょう。ワインスタンドに来ていたザールはオーバーエンメル村のアロワス・キルヘェン醸造所では、24日頃からブルグンダー系品種の収穫を始め、それからリースリングへ移る予定だそうです。去年もトリアーのホスピティエン醸造所は確か9月28日からリースリングの収穫を始めたので、大体昨年と同じくらいのタイミングになりそうです。弱冠ボトリティスの発生がみられますが、今のところ大半の葡萄は健全な状態を保っています。ルーヴァーのとある醸造所の駐車場にはポーランドナンバーの車が停まっていました。収穫作業者が既に到着しているようです。裏手にある畑では畝の間をトラクターが上り下りしていたので、収穫作業かと思ったら、雑草を刈っているだけでした。雑草と言ってもほんの申し訳程度でわざわざ刈る必要もなさそうでしたが、それでも轟音と土煙をもうもうと上げながら、まるでサッカー場の芝なみに綺麗に刈り揃えていました。おそらく、いわゆるABM(Arbeitsbeschaffungsmassnahme、せっかく呼んだ作業者を遊ばせている訳にもいかないので、むりやり作り出した仕事)でしょう。予想よりもゆっくりと熟しつつある葡萄に、勘定高い生産者は早めに呼んだぶんだけ作業者の賃金を余計に払わなければならないので、不機嫌になっているかもしれません。轟音とともに去っていったトラクターの立てた土煙が静まった後、とある一角に光っていたリースリング。
2007/09/15
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先週火曜以来、ずっと曇りがちで肌寒い天気が続いています。が、明日からようやく晴れ間が多くなると天気予報では言っていました。ラインファルツ農業指導所の成熟測定値情報(ページの上にあるReifemessungとある葡萄の写真をクリック、生産地域"Region"を選ぶと出てきます)によれば、モーゼルでもそろそろ、ブルグンダー系品種の収穫が始まりそうです。ヴァイスブルグンダー、シュペートブルグンダーは83エクスレを超えて、去年の同じ日より10エクスレ前後高い一方、リースリングは67.8エクスレに留まっています。先週火曜のリースリング。花震いがあった房。花震いは粒と粒の間に隙間が出来て風通しが良くなるので、適度なそれは歓迎されます。
2007/09/11
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8月19日にオーバーモーゼルのニッテルと対岸のルクセンブルクのワイン村、メヒテムMeechtemでワイン祭りが同時開催され、無料の渡し船が運航されると言うので、行って来ました。対岸への渡し船は1時間に1往復のみ。毎時丁度にルクセンブルク側を出航、片道約10分。ニッテルで10分くらいでお客を乗せて、ルクセンブルクへ戻り、あとは停泊。のんびりしてます。メヒテムの教会。町の入り口で5Euroの小さなグラスを買うと、あとはワインスタンドや協同組合で試飲し放題。うたい文句では約50種類あるそうですが、品種によるアロマの違いはあっても、基本的にはどれも辛口でさっぱり。とある醸造所の試飲所にて、自称ルクセンブルク一のワイン通のおじさん。一息に飲み干して「うむ!」と納得。町に醸造所は3箇所、ワインスタンドも3, 4箇所ほど。どこも混んでいました。ルクセンブルクの葡萄畑。ドイツ側よりなだらか。帰りの渡し船の上で。むこうに見えるのはニッテルの住宅街。ニッテルに住んで、ルクセンブルクへ働きに行く人も多いそうです。川を渡っただけで言葉も町の雰囲気も変わるのは、国が違うのだから当然とはいえ、興味深い経験でした。9月14~16日にもルクセンブルクの複数の村でリースリング・オープンと言うワイン祭りが開催されるそうですので、興味のある方はどうぞ。詳細はこちら。
2007/09/09
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今日、ワインスタンドで今年初めてのフェダーヴァイザーが出ていました。先週金曜と言いますから、8月31日に収穫したオルテガで、果汁糖度は82エクスレ。ほどほどに酸も乗って、絞りたてのフレッシュな赤いリンゴのフルーツ感。なかなか美味しかったのです。今年は隣のルクセンブルクが文化の首都で、トリアーもそれに連携してコンスタンティン大帝をテーマにした展示会を開催しているせいか観光客も多く、ワインスタンドはいつ行っても混んでいます。8角形のカウンターに入り込める隙間を見つけるのが難しく、いつも人混みの後ろをぐるりと一回りして、なんとか割り込んでいます。今日スペースがあったのは、ヨハンの隣でした。自称オーストリア出身の料理人で、50歳くらい。「これでも昔は、引く手あまただったんだ」が口癖。悪い人ではないのですが、話し始めると長い長い(苦笑)。「昔客船のコックをしていてよ。地中海のクルーズだぜ。カリブにも行ったが、モテるのなんのって。俺が一番モテててたんだぜ。いや本当の話」とか、以前一度聞いた話をまた延々と語り続けます。悪い人じゃないんだけどな...ちょっと黙っていてくれたら、もっといい人なんだけど....ま、話すことで少し幸せになれるなら、話すに任せておくかな....と、ワインをすすりつつあいまいに頷きながら、少し早くなった日暮れのトリアーの風景を眺めていたのでした。おまけ。一鉢1ユーロでした。
2007/09/07
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収穫間近の今日この頃、葡萄収穫作業に応募しよう、という張り紙を見つけました。ドイツの職安の作成した告知で、以下のサイトで募集中の醸造所が見つかります、というものでした。www.arbeitsagentur.de/このサイトのjobboerseをクリックして、"weinlese"と勤務地をキーワードに検索して適当に選択すると、何件か出てきました...即時、9月24日頃、10月1日からの募集をしている醸造所など、作業予定の一端が伺えて興味深いです。ドイツ在住で収穫を体験したい方は、応募してみては如何でしょう。え、僕ですか?僕は働かずに写真を撮りにいくつもりです(苦笑)。時間が許せば、ですが。
2007/09/06
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今日のリースリング。今のところ、弱冠の日焼けを除けばかなり良好なコンディション。ワインスタンドの醸造所(Weingut Luy, Konz/Saar)のご主人の話では、来週レゲントから収穫を開始して、続いてミュラートゥルガウ、シュペートブルグンダー、そしてリースリングと続けるそうです。リースリングはいつ始めるんですか、と聞いたら、さてなぁ、とちょっと肩をすくめて「暖かくて雨が多かったら2週間後、このまま寒かったら1ヶ月後かな」と言っていました。ちなみにトリアーの今夜の予想最低気温は、2度(!)。山地では積雪があったそうです。
2007/09/04
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はやくも9月...モーゼルでも一部醸造所でフェダーヴァイザー用の収穫を始めた所があるそうです。ファルツでは数日前に本収穫開始宣言があったと、地元紙にありました。一方、ワインスタンドに来ていた醸造所の人によれば、8月の寒さで3週間は早く進行していた葡萄の成熟はかなり減速し現状では2週間前後、最終的には1週間前後早まるに留まりそうだという予想をしていました。葡萄のコンディションは良好で、今のところ質・量ともに期待出来そうです。
2007/09/01
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