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最近の言葉から。- 長生きの秘訣、それは様々だ。 -▼瀬戸内の島々からなる愛媛県上島町の地域フォーラム。お年寄りを訪ね歩いた女子高生が報告した。「おばあさんから『長生きの秘訣はウソをつかないことと、人の話をあまり聞かないこと』と教えてもらいました」(朝日新聞・本日付、天声人語)「人の話をあまり聞かないこと」というのは妙だけど、たぶん奥の深いの話なんだろうと思う。例えばそれは、「他人との関係性においてストレスを感じない付き合い方をしている」と解釈すればよいのかな?▼「行亦禅、坐亦禅、語黙動静、体安然」(証道歌)行いが禅、坐るのもまた禅、日常すべてが禅なのだ。それが実践できれば、話していても黙っていても、動静いずれで、いかなる時も身心が落ち着く。健やかで安心だ。苦しければ苦しいのが、楽しければ楽しいのが、そのままの人生だ。老いたら老いるのが、死んだら死ぬのがいいのである。動静の「動」とは、日常生活を続けながら行う禅。僧(雲水)は掃除、洗濯、料理などの作務(さむ)を全て自ら行い、さらに入浴から排泄まで、決められたやり方をていねいに、寸分の違いもなく毎日繰り返す。少しでも違えば原因は何か自らを見つめ直し、体や心の不調のきざしをいち早くチェックする。加えて、菜食中心で大食せず、毎日が規則正しい。だから、僧は大病をめったにしないし、いつまでも健康で長寿が多い。(『心がスーッとなる禅の言葉』高田明和著、成美文庫)----------------------------------------------------▼長寿で知られる奄美大島。写真家・山中順子氏が記している(一部引用)。「奄美に伝わる特有の風習のひとつに『洗骨(改葬)』がある。それは土葬した亡骸を3年か7年後に掘り起こし、骨をきれいにして瓶に収めて再び埋葬すること。その儀式が行われいる間、亡骸の頭部を抱き続けなければならない。その役を担うのは、故人が生前可愛がったお孫さんなどが担う」「この儀式が意味することは、死を真正面から見据えて、死から生を考え、生命(いのち)の中に死者を生かし続け、亡き人の分まで命を大事にして生きていこうとすること」「これまでつらい歴史の中にあった奄美。それに耐えながら、そのつらさを唄や優しさや笑顔に変えて、祖先を大切にし、死から生を直視し、長寿者を敬う・・・」生から死を見るのではなく、死から遡って生を見る。そして祖先や自然に感謝し、命の大切さを感じながら生きること。それが奄美に住む皆さんにとって、長寿の秘訣なのだろうか。奄美大島のシャーマン(巫者)の言葉に、こういったものがある。『カミ(神)の上に水がある』「神に頭を下げることを忘れても、水や太陽に頭を下げることを忘れるな、ちゅうのが奄美。自然に感謝し、尊ぶのが奄美のカミちゅうことですよ。そこからはず(外)されたら絶対にいかん。どうかはず(外)されんように」※写真家・山中順子氏のブログはこちらです↓http://www.amamine.jp/1日1クリックお願いします >>人気ブログランキング
2008.02.29
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いかに大物でも、最近はお疲れ気味ではなかろうか。日本ハム・中田翔(大阪桐蔭高)を見て思った。27日のヤクルトの練習試合では5打席4三振。大好物の直球まで空振りするほど調子を崩しているようだ。夕刊フジによると、中島輝士打撃コーチは「インサイドや変化球を意識して、間ができてないからパニクってる」と、中田の“病状”を説明。 梨田昌孝監督から手取り足取りで間の取り方を教えたらしい。ま、今の時期。まぐれで打ち続けるよりも、こうした不調があったほうが本人のためとボクは思う。いずれ間違いなく大打者になるのだろうから。-----------------------------------------------ボクが心配なのは楽天・長谷部康平(愛知工大)のほう25日に行われたヤクルトとの練習試合。先発して4回を無安打無失点に抑えたものの、4四死球を与えてしまい、制球面で課題を残した。(日刊スポーツ)たしか長谷部、制球力に定評があったのではなかったか。球の出どころが見えない変形モーション、そしてテイクバックが小さいことで、制球を乱しずらい投手と言われていたと思う。なのに、なぜ?いや、下手な考え休むに似たり。強心臓が自慢だったが、やはり人の子。今回はたまたま、緊張感に縛られてしまったのだと思ってボクは寝ることにしよう。次は大丈夫さ!◇マラソン日記◇2月27日(代休)20km2月16日からカウント開始して、累計86km1日1クリックお願いします >>人気ブログランキング
2008.02.28
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いったい、何のためにパ・小池唯夫会長の勧告を退けてまで、根来泰周コミッショナー代行が登場してきたのか?そして、なぜ先に契約したオリックスの優先が認められないのか? まったく理解に苦しむのだ。ジェレミー・パウエル投手の二重契約問題のこと。日刊スポーツが伝えている。連盟預かりとなっているオリックス、ソフトバンクの支配下選手登録申請をいったん双方不承認とし、再度パウエルと契約を結んだ球団からの申請を承認すべきとの内容。 根来代行は「一方を承認するか双方を不承認とするしかないが、後者が妥当であり理にかなっている」とした。パウエルはソフトバンクと契約を結ぶことが確実で、開幕からプレーすることも可能となり、オリックスには厳しい結果となった。 ---------------------------------------------------そもそもパ・小池会長の勧告は、「ホークスとの契約を認めるものの、3カ月後の6月23日以降にしなさい」というものだった。ただホークス、オリックスともに不満タラタラだった状況で根来コミッショナー代行がシャシャリ出てきた。ふだんは、この人がいるだけでプロ野球の退化を加速させてしまっているご仁。なのに、小池会長の勧告に対して根来さんは明確にNO!と言ったことで、珍しく根来さんはまともに働いて、オリックスの立場を認めるのか? と淡い期待を抱いていた。ところがどっこい、根来さんの裁定はオリックスにとってより酷い内容。事実上はホークスと契約ができるし、かつ6月まで待つことなく、すぐに選手できるというもの。たとえ一時であっても、根来さんに冷静な判断を期待したボクがバカだった。所詮、球界でチカラをもつ球団になびくしかない人間なのか。セでは読売の、パではホークスの「男妾」(おとこめかけ)でしかなかったということなのだろう。--------------------------------------------------------そしてホークス・王貞治監督。小池会長の勧告の直後にも拘らず、来日したばかりのパウエルに堂々と会っていた。それだけでは済まず、パウエルに対してこんな言葉をかけていた。「悪いようにしないから。試合も6月とか言わず、もっと早く出場できるようにするから」と。結果は、まさに王監督の言うとおりになった。だいぶ以前のタフィ・ローズ(当時・近鉄)への敬遠事件といいこんな発言をする王監督という人に、ボクは疑問を感じる。自分には決して、批判の矛先が向かないことをわかった上で、勝手なことをおっしゃっているご仁にも見えてくるのだ。1日1クリックお願いします >>人気ブログランキング
2008.02.27
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最近、定年後の団塊サラリーマンを中心として、「男の料理教室」が流行っているらしい。テレビでは、よく嬉々とした彼ら受講生の姿が映し出されることが多い。この「男の料理教室」をとらえて、精神科医でありエッセイストでもある斎藤茂太さんが著した書籍を以前、ボクは読んだことがある。残念ながら書名は忘れてしまったけれど・・・。その内容を、記憶を辿って次に記してみたい。「流行しているのは、これまで仕事に追いまくられて、家庭を省みることがなかった男の、いわば『贖罪意識』なのかもしれない。セカンドライフでは、料理を少しは覚えて女房孝行をしたいという意識の表れなのだろう」「ただ疑問がある。それなら何故、女房から料理を習おうとしないのだろうか。女房こそが立派な先生であり、授業料も必要ない。そして何より、夫婦のコミュニケーションに最適な手段ではないか」男の側がそうしない理由、斎藤茂太さんはこう推測する。「たぶん、男はまだまだ捨てきれないものを持っている。それは『亭主のプライド』! 女房から上目線でものを教えられるのがイヤなのであり、つねに自分が上に立っていたい思惑の表れなのだ」ボクは、この書籍を読んで、なぜ男が料理教室に通うのか。その理由の一端を理解した心持になったことを憶えている。そうか、亭主のプライドかぁ・・・。--------------------------------------------------団塊世代を対象とした意識調査の中に、興味深い結果をみたことがある。その回答を導いた質問は、こういうものだった。「今後、文化・歴史や語学などの生涯学習を希望する人にうかがいます。あなたは、どんな形態での学習を望みますか」女性の回答の上位を占めたのは、「カルチャーセンター」や「地域の市民講座」など、他人とのコミュニケーションの中で学ぼうとする姿勢だった。一方の男性、回答が多かったのは「独学」や「通信教育」で、他人とのコミュニケーションをなるべく避けることを意識しているように見える。その傾向は女性とは、あまりに対照的に見えた。ここにも、男の料理教室と同じ亭主のプライドが潜んでいるのかもしれない・・・。1日1クリックお願いします >>人気ブログランキング
2008.02.26
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昨日行われたラグビー・トップリーグ王者を決めるマイクロソフトカップ決勝。14連勝中の三洋電機を14-10で下し、サントリーが初優勝を飾った。早稲田大ラグビー部監督から2年前にサントリーの監督に転身した清宮克幸監督の勝利後のコメントは、彼らしいあくまで強気な、自信に満ちたものだった。「勝負を分けたのは、ここまで積み上げたものの差。言葉は不適当かもしれないが、今季、たまたま、調子が良かったチーム(三洋のこと)と、昨年東芝に決勝で負け、今年こそ決勝の舞台で勝ちたい一心で取り組んできたチーム(サントリーのこと)の差だと思う」今朝の朝日新聞には、こんな記事が掲載されていた。「いざ試合が始まれば、相手との駆け引きに監督の手は及ばない。そこを選手が補完できるチームは強い。何かと清宮采配に光が当たるが、上り詰めた理由はそれだけではなかった」------------------------------------------------ボクは以前、清宮克幸氏が著した『最強のコーチング』(講談社+α新書)を読んだことがある。そこに書かれていることを読み返してみて、朝日の記者氏が書く記事にちょいと違和感を覚えた。なぜならボクが思う清宮ラグビーとは、監督の手を離れても、選手が補完できるほどに能力を高めていること。それこそが清宮監督の采配そのものと考えているから。その根拠として、著書『最強のコーチング』から少し引用を。「『こうやれば必ずこうなる』という解答は存在しない。しかし、『相手がこう来たら、こう動くべきだ』というセオリーは必ずどの局面にも存在する。だから、そのセオリーをチーム全体に浸透させていくことが指導者の要件」「また一歩進んで、『この場面ではこうするべきだ』と選手たちに、考える力を身につけさせることが大切。そして指導者は、それを『当たり前のレベル』にまで持って行かなければいけない」--------------------------------------------------清宮氏、前述のいわばコーチングの哲学を明確な言葉にしようと、早稲田大の監督時代に掲げたスローガンがある。それは『ULTIMATE CRUSH』。相手を徹底的に叩きつぶし、早稲田が通った後はペンペン草も生えていないほどの「完全なる勝利」を目指すという意味だ。事実、このスローガンで選手たちは一層奮いたち、宿敵・関東学院大を破って「日本一」を果たした。このスローガン、実はちょっとした秘話がある。清宮氏が監督就任2年目を迎えた頃、兄と慕う早大ラグビー部のとあるOBにメールを送り、スローガンとなるべき言葉作りを乞い、快く引き受けてもらった経緯がある。そのOBとの1回目の会談では決まらずに2回目。場所は英・ケンブリッジのホテル。開始して約一時間後、そのOBの口から飛び出したのが、この『ULTIMATE CRUSH』。その瞬間、清宮氏は「それだ!」と叫び、すぐにスローガンに決定した。わかりやすさといい、身体の中に入り込んでくるパワーといい、まるで文句のつけようがなかったという。さて、そのスローガンを考えてくれた早稲田大ラグビー部のOBとは---。スローガンが決まってから、約1年半後の2003年11月、イラクで不慮の死を遂げた外交官・奥克彦氏、その人だった。◇マラソン日記◇2月23日(土) 6km 2月24日(日) 20km 2月16日からカウント開始して、累計66km1日1クリックお願いします >>人気ブログランキング
2008.02.25
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昨日書いた「イップス」(送球恐怖症)。もう少し詳しく知りたくて、調べてみた。wikipediaによると、フィリーズ・田口壮(西宮北高-関西学院大)、横浜・内川聖一(大分工高)、西武・三浦貴(浦和学院高-東洋大)、中日・荒木雅博(熊本工高)、元日本ハム・岩本勉(阪南大高)などがイップスを克服したプロ野球選手として紹介されていた。■それぞれの【克服法(もしくは打開策)】を調べてみた。田口壮・・・内野手から外野手に転向。内川聖一・・・二塁手の時のみ発症で、ポジションをショートや 外野手に転向三浦貴・・・広島・緒方孝市(鳥栖高)に与えた頭部死球を キッカケにして相手打者のインコースへ投げられなく なってしまい、野手に転向。荒木雅博・・・スローイングをサイドスローに変えるなど、試行錯誤 を続けた結果、イップスの症状を乗り越えた ------------------------------------------------------------専門家のかたの説明を読むと、イップスは「治す」ということではなく「乗り越える」という言葉の方が適していると書いてあった。但し、もし乗り越えられない場合は、ポジション変更という打開策もあるようだ。いずれにせよ、身体的な問題に起因するわけではないだけ厄介だ。田口壮のイップス克服法について、田口自身が語ったコメントがブログ「みのるの野球きちがい日記」に紹介されていたので、その一部を下記に引用します。「周りの力、手助けが必要です。例えば、キャッチボールひとつにしても、大事になるのは受け手。大きく構えてあげること。もし投げ手が暴投したとしても、怒らないこと」「『いいよ、おれが捕れなかったのが悪かったよ』と声をかけてあげるだけで、投げ手の気持ちはかなり楽になります。なのにそれが、『ここしか捕らない』という感じで、小さく構えられると、余計投げられなくなります」。1日1クリックお願いします >>人気ブログランキング
2008.02.20
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今日の朝日新聞。「甲子園トーク」の第2回は、元・近鉄ファミリーの太田幸司氏(現・評論家、三沢高)、坂本佳一氏(現・会社員、東邦高-法政大)、荒木大輔氏(現・ヤクルトコーチ、早稲田実)3人の鼎(てい)談だった。この3人の取り合わせ、甲子園で「アイドル」と呼ばれた共通点がある。近鉄入団時「太田殿下」と呼ばれていた太田氏のエピソード。「僕のところには『青森県 太田幸司』だけで、全然知らないファンから年賀状が届いた」そして「バンビ」と呼ばれた坂本氏。高校入学の際に愛工大名電高を受験したが失敗。その悔しさが糧となって、「東邦高では、県予選で名電に勝つことだけを目標にしていたら、あれよという間に甲子園の決勝まで行ってしまった」と語っていた。そして「大ちゃん」こと荒木氏。「僕の甲子園での活躍を見て、『大輔』と名付けられた子供たちがいる(例:松坂大輔)。だから、彼らの先頭に立ってあげる責任があると思っています」------------------------------------------------------この3人の中では、ボクは「バンビ坂本」が一番印象深い。大学時代、残念ながら彼が神宮のマウンドに立つ姿を見たことはなかった。高校時代に有名になりすぎたことが、大学に入って裏目に出たのだろうか? などとずっと思っていたが、wikipediaで調べてみると、ちょいと事情は違うらしい。それは、猛練習による「イップス」が原因と紹介されている。「イップス(Yips)」・・・。精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害のことと、wikipediaには書いていた。殊に野球の場合には「送球恐怖症」とも呼ばれるらしい。技術的な理由ではない。投手が打者に立ち向かう時、また内野手が一塁に送球する時、なぜか全くあらぬ方向に投げてしまうこと。-------------------------------------------------------それを聞いて思い出した選手がいる。元・ヤンキースの二塁手、チャック・ノブロック。ボクは、あまりメジャーの試合をテレビ観戦しない。ただ偶然にノブロックの一塁への悪送球を見たことがある。その送球は、少しコントロールが狂ったなんてものではない。一塁手の構えるミットとは、まるで違う所へ放っていた。解説者曰く、「これは精神的なものに起因していて、ノブロックはこういった送球が多いなぁ」と解説していたことがある。ノブロック、このイップスが原因となって選手生命を縮めてしまったようだ。1日1クリックお願いします >>人気ブログランキング
2008.02.19
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昨日のケーブルテレビ、J-SPORTSではリトルリーグ世界大会・決勝戦の模様を録画中継していた。しかも2002年のもので、今から5年半前のこと。対戦カードは米国代表・ケンタッキーとアジア代表・仙台東(日本)。なぜいま頃?と思ったが、その当時の仙台東リトルのメンバーを思い出して合点がいった。6番打者でファーストを守っていたのが、現・ヤクルトの佐藤由規(仙台育英高)だったから。背番号「20」をつけて、三番手の投手としても活躍。国際大会一回戦の対ロシア戦では、相手が格下であるものの、ノーヒットノーランを達成して、多くのインタビューも経験する。そして表情も、あどけなさが残るものの、驚くくらいに現在とほとんど変わらない、ひと目見ればすぐに由規とわかった。試合は、エース・加藤陽亮が初回に浴びた本塁打が最後まで響き、0-1で敗退し準優勝に終わった。由規の個人成績はというと、2打席2三振。全くいいところがなかったが、それは相手投手・アルビーによるところが大きい。なぜなら、平気で120km台半ばの直球を投げる投手だから。リトルリーグの場合、プロ野球と比較して投手のプレートからホームベースまでの距離が約4mも短いため、打者にとっての体感速度は160km弱にもなる。これじゃ、なかなか打てるわけがない・・・。試合終了後、仙台東ナインは涙を流していた。由規の姿が映っていなかったのでわからないが、後に「剛速球投手」に成長する由規が、米国の剛速球投手にしてやられた一戦だった。◇来年、東京マラソンへ(練習状況)◇2月16日(土) 20km 2月17日(日) 20km 2月16日からカウント開始して、累計40km。今後、トレーニングに要した距離のみ(走る、歩く)を順次加算していきます。途中で、この表記が消えたら「あっ、止めたんだ」とご理解ください もし途中で止めた場合には、あらためてこのブログで、私が「東京マラソン」に挑戦していたことを思い出すような記述は一切しませんので・・(苦笑)1日1クリックお願いします >>人気ブログランキング
2008.02.18
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明日は東京マラソン。東京駅、新宿駅周辺では全国から集結したランナーたちで賑わっているらしい。実は、秘かにボクも来年の東京マラソン出場を目指してここ4ヶ月間ほど、休日のたびジョギングをしている。距離はその日の体調次第。6キロ、12キロ、20キロの3つのパターンのいずれかを走っている。いや走っているというのは正確ではない、ウオーキングしながら走っているというのが実情に近い。「なぜ走り始めたのか?」と友人に聞かれることがある。それは「村上春樹さん(作家)のマネだ」と答えることもあるが実際は違う。「メタボ」への危機感もあるが、それよりもっと大きな理由がある。それは・・、本当は半年ほど前、出勤途中の原宿駅前でわずかな段差につまづいて転んだことがある。大勢の人たちの目の前でだ。それは自分にとって大きなショックで、股関節の運動を交えた走りを始めるキッカケとなった。当面の目標はフルマラソンを完走し、タイムは5時間台を目指したいと思っている。たしか東京マラソンの制限時間は6時間40分。時速6km強のペースで7時間(42km)歩き続けることなら、いまでも可能だと思う。それをどこまで縮められるかが今後一年の課題だ。ただ、年々競争率の激しくなる東京マラソン。当選する保証はない。まっ、外れることを想定して他のマラソンも申し込んでおくことにしよう。1日1クリックお願いします >>人気ブログランキング
2008.02.16
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最近、このブログで紹介したいと思う記事が少ないなぁ。中田翔ネタもそろそろ飽きてきた。そんな時、巡り合ったのが日経新聞に連載されている野球評論家・豊田泰光氏のコラム。先日、和歌山で講演会の講師として和歌山県を訪ねた豊田さん。会場は大盛況で、さすが「野球どころ」の和歌山だと思ったという。そして思いだしたのは、和歌山が生んだ名将・西本幸雄氏(元・近鉄監督)のこと。とりわけ1979年の日本シリーズ、西本氏が率いる近鉄vs広島の第7戦。『江夏の21球』で有名になった伝説の試合のことだが、その試合が豊田さんにとって印象深いという。そしてある日、スクイズを失敗した近鉄・石渡茂(早稲田実-中央大)が引退後、豊田さんを見つけ声をかけてきたことがある。-------------------------------------------------「豊田さん、私がスクイズが失敗したとき、江夏(豊、広島)はわざと外したと言っていましたが、どう思います?」・・・少し補足説明が必要だ。この第7戦は近鉄、広島ともに3勝3敗で迎え、この試合で勝利した方が「日本一」となる。そして、近鉄が1点ビハインドで迎えた9回裏。一死満塁の、一打逆転サヨナラの場面で打席に立つのは石渡。2球目に近鉄ベンチ・西本さんから出たサインはスクイズ。一方の広島、捕手・水沼四郎から江夏に出ていたサインはカーブ。だが江夏、球をリリースする直前に三塁走者がスタートを切る姿が見え、一瞬の判断でカーブの握りのまま、外角にウエストした。球は石渡の差し出したバットをすり抜け、水沼のミットに収まる。スタートを切っていた三塁走者・藤瀬史朗は三本間に挟まれてアウト。実質上、この瞬間に近鉄の勝利のチャンスは潰えた。唯一、日本一を経験したことのない球団が、最も日本一に近づいた瞬間だったが。試合後、「あの石渡に投げた一球は偶然か?」と聞かれた江夏。「左投手ではあるが、三塁走者がスタートするのが見えたので、急きょ、意図的にウエストした」と自慢していた。それに対し近鉄の西本監督は、後日こんなことを言っていた。「そんなことがあるわけがない。たまたますっぽ抜けただけ」だろう」も語り、真っ向から江夏発言を否定していた。-------------------------------------------------------豊田さんと石渡の会話に話を戻す。質問を受けた豊田さん、「江夏のあの球は、ただのすっぽ抜けじゃないのか」と答えたところ、石渡の表情は一気に緩んだという。意図的であれ偶然であれ、結果は何も変わらないのだけど、石渡の表情に「人間の心理」を見たと、まとめていた。ただボクの興味は、これだけでは済みそうにない。江夏が話した「意図的なウエスト」は本当のところ、どうだったのか? という疑問が残ったままだ。少なくとも江夏という人、薄っぺらなウソをいう人間にボクには見えない。だったら、江夏の言っていることは真実か?いやいや「No1の守護神」であり「優勝請負人」としてのプライドや意地を賭けた、腹を据えた江夏の「大ウソ」じゃなかろうか?と、ボクは最近思うようになった。※ちなみに、石渡さん。以前はよくホークスの編成として姿を見かけたが、今はホークス二軍の監督さんになっている。近鉄バファローズに関連する記事は、こちらにまとめてあります。後ほど、追加します。1日1クリックお願いします >>人気ブログランキング
2008.02.15
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岩手・奥州市(旧・水沢市)の「蘇民祭」、どうやら無事に終わったようで何よりだ。ボクは生まれてから10歳ぐらいまで、水沢市近隣の町で暮らしていたけれど、「蘇民祭」という祭りがあることをまるで知らなかった。地元でさえ、無名な祭りだったと思うが。そもそもJR東日本がポスター掲示を拒否したことが引き金となって、なぜだか急に、話題沸騰のイベントに昇格した感がある。これがJR東日本の最初から描いていた、観光地化に向けてのシナリオならば、素晴らしい! と拍手するしかない1日1クリックお願いします >>人気ブログランキング
2008.02.14
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昨日、武藤一邦氏(秋田商高-法政大)のことを書いた。すると、kazu.com7977さん からコメントをいただいた。「当時の6大学は面白かったです。岡田や小早川のホームランの打球は2段ロケットか3段ロケットのようにグングンと伸びてスタンドに入ってました。ハンカチ王子も凄いとは思いますが。豪快に打ちまくる打者が出てこないですかねぇ~」言われてみれば、まったくその通りだ。-------------------------------------------------------昨シーズンは、慶應義塾大・佐藤翔(秋田高)に期待が集まったが、前年ながら今ひとつだった。今シーズン、ボクは明治大・佐々木大輔(日大三高)に期待しているが、果たしてどうか。これまでの東京六大学、通算本塁打で記録をもつ選手を調べてみた。1位は高橋由伸(慶應義塾大)の23本。以下は、2位 田淵幸一(法政大)22本。2位 岡田彰布(早稲田大)20本、3位 荒川 尭(早稲田大)19本。そして、矢沢健一(早稲田大)、広沢克己(明治大)の18本、矢作公一(立教大)、大森剛(慶應義塾大)の17本、小早川毅彦(法政大)の16本、石井浩郎(早稲田大)の15本と続く・・・。最も最近の打者でいえば、武内晋一(早稲田大)の12本だ。1日1クリックお願いします >>人気ブログランキング
2008.02.14
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土曜夜、我が家では家族3人が楽しみにして見ているテレビ番組がある。それはNHKの『フルスイング』。このブログに来られる方なら、もうとっくに知っている番組なハズ。だから、内容は省略する。ただ、番組のエンディングで出てくる、ある人の名前がボクは気になっていた。「打撃指導・武藤一邦」調べてみると、やはり、あの、武藤さんだった・・・---------------------------------------------------武藤一邦氏、49歳。学生野球時代、大いに名を馳せた選手だった。高校は秋田商高。1975年と76年のいずれも夏、甲子園に出場している。75年は一塁手、3回戦に進出したものの、同じ東北の磐城高に2-3で敗退。翌76年はセンターで出場。2回戦で延長12回の激闘の末、天理高に4-5でサヨナラ負けした。76年秋のドラフトでは南海から1位指名を受けるものの、江川卓(現・解説者、作新学院高)がおり、黄金期を迎えていた法政大に進学する。法政大時代には、79年秋にベスト9と首位打者を獲得。80年秋にもベスト9に名を連ねている(外野手部門)。※ちなみに【79年秋のベスト9】三塁手は岡田彰布(早稲田大、現・阪神監督、北陽高)、遊撃手は平田勝男(明治大、現・阪神二軍監督、長崎海星高)------------------------------------------------------すっかり前置きが長くなってしまったが、80年のドラフト1位でロッテに入団したことで、NHKテレビ『フルスイング』のモデルとなった高畠導宏氏(岡山南高-中央大)と出会う。そして高畠氏と師弟関係を築いたことが、今回の番組の「打撃指導」につながったようだ。ただ武藤、プロ入り後は残念ながらパッとしなかった。在籍年数5年で、通算成績は65打数8安打、本塁打1。打率.123で、あり余る才能が開花することなくプロ生活を終えた---------------------------------------------------------wikipediaによると、法政大に進学したころ、「天狗になっていた」武藤は、ふだん温厚な(当時最上級生の)江川に殴られたエピソードをもつ。現在は、成城大硬式野球部のコーチを務めているらしい1日1クリックお願いします >>人気ブログランキング
2008.02.12
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ヤクルト、今日行われた今季初の練習試合(対阪神戦)。先発した、いわば「開幕投手」は増渕竜義(鷲宮高)だった。2回を投げ、被安打2、失点1。「今日はリラックスしてできたけど、70点ぐらい」と増渕本人は振り返った。 (日刊スポーツ) ---------------------------------------------------今日の日刊スポーツには、ヤクルト・高田繁監督(浪商高-明治大)と、評論家の西本聖氏(松山商高)の対談が掲載されていた。その中で、高田さんがこんなことを言っていた。「GMの時は『若い投手を使え!』と現場には言えなかったけれど、監督になった今は自分で決めることができる。今季はベテランの多くがいなくなったこともあって、村中や由規などの若手をどんどん使いますよ」3年目の村中恭平(東海大甲府高)、そしてルーキーの佐藤由規(仙台育英高)を指しているようで、増渕竜義や加藤幹典(川和高-慶應義塾大)の名前が出てこないのがちょいとボクにはガッカリだったが。増渕竜義。一昨年の埼玉高校野球では大スターだった。惜しくも夏の県予選・決勝戦で浦和学院高に敗れたものの、間違いなく埼玉県大会は、この増渕を中心にまわっていた。同級生だった埼玉栄高のエース・木村文和は西武に入団し2年目を迎える。そして、当時は2年生ながら増渕に挑んだ春日部共栄高の斎藤彰吾は西武へ。同じく決勝を戦って甲子園に出場した、浦和学院高の赤坂和幸は中日に入団した。当時、埼玉高校球児たちの中心にいた増渕。まずは今季、その増渕の成功から祈りたい1日1クリックお願いします >>人気ブログランキング
2008.02.11
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本日行われた日本ハム-阪神の練習試合。6番・DHで先発出場した日本ハム・中田翔(大阪桐蔭高)。第2打席目にフルカウントで阪神・筒井和也(松山北高-愛知学院大)が投げた直球をフルスイング。レフト場外に記念すべき「プロ1号」を放った。「真っすぐだけを待っていた。手ごたえを感じた。うれしいの一言です」と中田。(日刊スポーツ)日刊ゲンダイによると、今年になってから1月20日頃まで、スポーツ新聞6紙の一面に最も多く登場した人物を調べたところ、朝青龍ではなく中田翔だったらしい。「相変わらず落ちない体重」「小遣い30万円」など、マスコミへのリップサービスを欠かさなかったことが、だいぶ影響したようだ。ただ、プロでは話題の提供だけじゃ仕方がない。打撃の非凡さは誰もが認めるものの、昨日テレビで見た紅白戦での三塁守備はいただけなかった。打球が中田に飛ぶと、どうにも身体が反応しない。左も右も・・・。きっと100kgを超える体重がネックになっているのだろう。中田翔。初めて見たのは、05年夏の甲子園。大阪桐蔭高には話題が溢れていた。150km超の直球を投げるエースの辻内崇伸(現・読売)や、やたらに打球の鋭い平田良介(現・中日)らの打線。一年生ではあったが中田翔も負けてはいない。打者として投手として、辻内や平田にも劣らない輝きを見せていた。ただ今と比べて大きな違っていたのは体重。当時はほっそりした体型で、79kgしかなかった。重すぎる体重が、守備にもいえる非凡な(はずの)野球センスを奪っているのかもしれない----------------------------------------------------一方、中田に「プロ1号」を献上した阪神・筒井和也。2003年のドラフトでプロ入り後、一軍での登板は6試合。勝利数はまだ「1」、通算防御率は6.06、左腕のサイドスロー投手だ。筒井のことを調べてみた。愛知学院大2年の時(01年)、全日本大学選手権に出場経験がある。2回戦で対戦したのは、この大会で優勝した東海大。筒井、結局は敗れたものの、東海大を相手に大会記録となる8者連続奪三振を達成した実績をもつ。ちなみに当時の東海大。エースは現・読売の久保裕也(沖学園高)だった。1日1クリックお願いします >>人気ブログランキング
2008.02.10
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『花嫁のれん物語』というテレビ番組(フジテレビ系列)を偶然に見た。 石川県・和倉温泉の老舗旅館『多田屋』を舞台に、一昨年4月にこの多田屋に嫁いできた若女将が、少しずつ成長していく姿が描かれたノンフィクション。嫁ぎ先では大女将(義祖母)・女将(義母)が取り仕切り、ビビりまくる新米・若女将の弥生さん。弥生さんのご主人はもちろん多田屋社長の跡とり息子。だが、東京支社時代の営業成績が芳しくなく、若女将を連れて多田屋に戻ったものの、父でもある社長には言われ放題。こちらも、ビビりまくりだ。「東京に帰ろうよ」と、たまに愚痴をこぼすことができるのはまわりのどこを見渡してもご主人ひとりだけ。旅館従業員たちの「キミたちにいったいどこまでできるの?」と言わんばかりの冷たい視線が常に二人を刺し続ける。そんな中にあって「頑張り屋」の弥生さんはあることに気づく。今のままでは、従業員の皆さんの信頼をまるで得られないこと。そして信頼を勝ち取るには、ほかの人たちの3倍、いや4倍も働かねばならないこと。その時から、目についた雑用を黙々とこなし始める。-------------------------------------------------------まだ修業中の身で、自分のことだけで目一杯にも関わらず、今ひとつ態度のはっきりしないご主人の尻を叩きながら、少しずつ自分たち夫婦の『多田屋』での活きる道を見出していく。そして、幾多の見習い修業を重ねた昨年3月。弥生さんは晴れて正式に若女将と認められ、初めて着物を着てお客様の各部屋に挨拶に出向く。一生懸命に覚えた所作とセリフを、多少間違えながらも一部屋ずつこなし、最後に残った一部屋。緊張した面持ちで襖を開けると、その部屋にいたのは実家の両親と弟。多少戸惑ったものの、覚えたセリフをここでも言う。「本日はご来館くださいましてありがとうございます。当館の若女将でございます・・・」そう言いながら弥生さん、涙が溢れだして止まらない。ついこの間まで一緒だった家族が、いまは敷居を隔てた先にお客様として座している。これは『多田屋』に嫁いだことで、若女将として新たに生きていく儀式であることに気づいたから。--------------------------------------------------------そして直後の3月25日、『多田屋』が天災に見舞われる。能登沖地震だ。敷地には亀裂が入り、予約客のキャンセルが相次ぐ。その被害額は、風評被害を含めおよそ3億円。そんな時、弥生さんが復旧作業の合間を縫って行っていたのが『多田屋ブログ』。被害の状況や、従業員総出で修復作業する様子を写真を交えて日々、お客様たちに発信を続けた。そして営業再開のメドがついた時、ブログでこう伝えた。「もう能登・和倉温泉、そして多田屋は大丈夫です」と。そのメッセージに応え、次第に多田屋に客足が戻り始める。客のある人は、こう言っていた。「多田屋さんが地震に見舞われて、自分たちに何ができるのことは何だろう? と思っていましたが、多田屋ブログで再開を知り、多田屋さんに行こうと家族で話しました。若女将さんのお顔も見たかったし(笑)」--------------------------------------------------------「どんなに大変な時でも、必ずなんとかなる。そう思えるようになりました」弥生さんはそう話していた。まさに「災い転じて福となす」。つまらないシャレにしかならないけれど、地震で新たな「自信」を得ることができたようだ。今日の放送は、昨年6月に放送したものの再放送らしいが、最後に今年1月の弥生さんの姿を付け加えていた。若女将として大宴会場にも挨拶に出向く姿は堂々としたもの。「本日はご来館くださいましてありがとうございます。当館の若女将でございます・・・」以前は頼りなく聞こえたものの、いまでは声にもハリがあって、その姿は「凛」としていた。---------------------------------------------------------まっ、多田屋さんに限らず若女将になる修行は、どこの老舗旅館も同じなのかもしれない。ただ、番組の節目節目に挿入される能登の夕陽が、番組最初のころは重く沈んでいるように見えたのに、最後にはイキイキと輝いて見えるようになったのは不思議だった。※『多田屋ブログ』は、こちらから見ることができます。1日1クリックお願いします >>人気ブログランキング
2008.02.10
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早稲田大・斎藤佑樹(早稲田実)に、またもライバルが現わる!東京新大学リーグ・東京国際大監督に古葉竹識氏が就任したことに伴い、「燃えるストッパー」こと故・津田恒実氏の長男が九州国際大から転入する。名前は津田大毅でポジションは投手。「(同年齢の)早大・斎藤君ともいつか対戦してみたい」とは本人の弁。さてさて、約10カ月に一度恒例のあま野球日記が綴る「斎藤佑樹のこれまで」第2弾。津田大毅投手の発言を待つまでもなく、何人のものライバルたちが現われた。松山竜平、村松伸哉、大石達也・・・---------------------------------------------------(7)全日本大学選手権2回戦・早稲田大vs九州国際大斎藤、土壇場で敗戦を逃れる【松山竜平、斎藤佑樹を打つ!】(2007.6.14)クローザーで登板した斎藤佑樹、九州国際大の4番・松山竜平(現・広島、鹿屋中央高)に快打を浴びた・・・最後の瞬間、松山の涙にボクは感動した。(8)全日本大学選手権準決勝・早稲田大vs創価大スコアは10-1の大勝でも・・・【斎藤佑樹、ほんとに好投?】(2007.6.16)テレビ・新聞では「斎藤が好投!」と一気に書きたてたが、リーグ戦の時のような安定感は見られなかった、とボクは思った。(9)早稲田大、33年ぶりに全日本優勝!【2人揃ってお立ち台、どちらも元・早実エース】(2007.6.17)投のヒーロー・斎藤佑樹と打のヒーロー・小野塚誠。この試合を機に、小野塚の明るさに魅了されて、ボクはすっかり小野塚ファンになってしまった。(10)米スカウトの斎藤評「直球にパワーがない」【斎藤佑樹「なるほど!」な評価】(2007.7.7)日米野球で活躍した斎藤佑樹、でも米国スカウトの評価は厳しかった。ただ持ち上げるだけの日本の球界・マスコミにはない客観的な評価を初めて知った。(11)斎藤佑樹、日米野球でついに敗戦投手に【ハンカチーフプリンス、不敗神話終わる】(2007.7.9)第5戦、2/3イニングを投げて5失点。「やはり直球にキレと質を上げたい」と反省の弁。MVPは伏兵・國學院大の村松伸哉(光星学院高)が獲得。(12)斎藤、春に続き秋季リーグも開幕投手【斎藤佑樹、東京大相手にとりあえず勝利】(2007.9.8)この勝利で、秋から5連勝。1年生投手として春秋連続で開幕投手、かつ連続勝利投手となったのは80年ぶりの快挙。(13)斎藤、チームメイトにスゴイ投手が現る!【早稲田にまたスゴイ投手が、大石達也】(2007.9.9)対東京大・第2戦に登板したのは、斎藤と同じ1年生の大石達也(福岡大大濠高)。もともと登録は内野手だったが、140km台後半の直球をバシバシ投げる。「柔」の斎藤に対し、「剛」の大石!?(14)斎藤、対法政大でリーグ戦初の敗戦投手に【斎藤、リーグ戦でも不敗神話崩れる!】(2007.9.23)試合後のインタビューで呟いた。「いまは頭の中がパニックの状態で、まだ整理できていない」(15)法政大に敗退してたった2日後、斎藤はすぐに修正し勝利した【斎藤佑樹、法政大にリベンジ 】(2007.9.25)「投球動作に入る時に、ボールがユニホームに触れながらグローブに入ったら変化球、触れなかったら真っすぐだった」。2日前の斎藤攻略を法政大はこう明かした。しかしビデオを見て、そのクセを逆手にとってリベンジを果たした。(16)対明治大戦、調子上がらず・・・【斎藤佑樹、1失点でも2敗目】(2007.10.23)斎藤、立ち上がりから直球、変化球ともに制球がばらついていた。これでリーグ戦、2敗目となった。(17)早稲田大が優勝、V3を決める!【佐藤翔、最終打席よかったよぉ~】(2007.10.30)早慶戦の第3戦。最大のピンチに代打・佐藤翔(JR東日本東北、秋田高)を迎える斎藤。このシーズン調子の上がらない佐藤を3球三振に抑えた。ボクは佐藤翔を応援していたが。(18)慶應義塾大、斎藤攻略の秘密特訓が始まった。【慶應、斎藤佑樹攻略の秘策】(2007.12.23)特訓のポイントはこれ。(1)低めの変化球を見極め、打つこと。(2)そして、外角の直球を打てるようになること。---------------------------------------------------尚、(1)~(6)の第1弾「斎藤へのボクの認識変遷を」はこちらです。1日1クリックお願いします >>人気ブログランキング
2008.02.08
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そりゃ、ないだろう渦中にあったパウエルを巡る「二重契約」問題のこと。時事通信の報道によると、オリックス・中村勝広球団本部長は、小池唯夫パ・リーグ会長に会談し妥協案を提示したという。その要旨は、次のとおり。「事実上の出場停止処分を勧告されている期間を現在の3カ月から1年間に延長すれば、ソフトバンクとの契約を優先するという勧告を受け入れる」「3カ月では短いし、同一リーグとして認められない。うちは一歩も引かない」------------------------------------------------いままでボクが腹を立てていたのは、パウエル、その代理人、そしてホークスだった。でも今は違う、オリックスに対してなのだ。「3カ月では短い。一歩も引かない」と、なぜ張り切るのだろう。そんなことは二の次、三の次だ。どこからどう見ても、オリックスが怒る矛先はその期間なんかじゃない。パウエルであり、代理人であり、誠意の見られないホークスに対してだったはずだ。--------------------------------------------------たとえ話として。檻(オリ)さんの家では一週間前、ペットショップで犬を買ってきた。それは、たいへんに食いしん坊で、高級なエサしか食べない、極めて欲の深い犬だった。名前はパウという。隣りに住む鷹(タカ)さんの家では、なぜかパウが気に入ってしまい、パウ相手に庭越しに高級な餌を見せ続けた。ある日、たまたま首輪を外れたままだったパウ。隣りの鷹さんから見せられた高級肉に、ヨダレをたらし尻尾を振って鷹さんの家に入って行き、結局棲みついてしまう。慌てた檻さんは、警察に連絡する。が、警察がパウの意思を確認したところ「鷹さんの家がいい」という回答を得たので、檻さんに軍配をあげる。ただ、それではあまりに社会通念に反する懸念が警察にあったので、「3カ月だけは、いったんペットショップに預けなさい」との折衷案を下した。ここで本来「なんだ、そりゃ。返せ!」と怒るべき檻さんが、「いやペットショップに預ける期間は3カ月じゃ短い。1年にしないと俺は納得しない!!!」と、枝葉末節なことに怒って見せているようなものだ。焦点が合ってないぞ---------------------------------------------------「二重契約」というバカなことまでまかり通るプロ野球界。あまりにアホらしいぞぉ~こうなったら落とし所は、パウエルの球界追放。たぶん、これしかない。1日1クリックお願いします >>人気ブログランキング
2008.02.08
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昨夜、友人N君に紹介された会合に出席した。すると思いがけず、法政大学野球部・金光興二監督も出席されており、二人でお話しできる機会に恵まれた会話の内容は差支えがあるかもしれないので、ここには書かない。でも、「新三年生に期待できる投手は何人もいますよね」との私の問いに、金光興二監督は大きく頷かれていた。--------------------------------------------------昨季、まるで不調で春秋いずれも4位に沈んだ法政大。エース・平野貴志(日立製作所入社予定、桐蔭学園高)の不調もあり、逆に二年生(当時)投手たちは登板機会に恵まれた。安定感はまだまだだけど、ボクが期待するのは、この4投手。武内久士(徳島城東高)、上野悠史(平塚学園高)、藤田卓(丸亀城西高)、二神一人(高知高)。特に武内。184cm、83kgの大柄な身体を使って、当たり前のように150km超の速球を投げるスゴイ投手だ。高校時代からプロ注目の選手だったらしいが、コントロールに難があって、投げてみなければ球がどこに行くかわからない状態に見える。でも、化けたら「大器」になるぞスポーツは何でも早稲田優位の昨今、せめて野球だけでも法政が一泡吹かせてほしいものだ。1日1クリックお願いします >>人気ブログランキング
2008.02.05
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もちろん軽率なことは言えない。だけど、どうにも腑に落ちないのだジェレミー・パウエルを巡るオリックスとホークスの「二重契約」と見られる一件。時事通信が伝えている。パ・リーグの小池唯夫会長は、6月23日以降にソフトバンク側の支配下選手契約を認めるとする解決策を両球団の代表に勧告した。前日来日したパウエル投手から電話で事情聴取した結果、契約合意したとするオリックス側の主張と同投手の見解との相違を確認。「(オリックス側の申請を)受理しても選手本人が同意しなければ意味がない」(小池会長)として、より実現性の高い選択を下した。------------------------------------------------なぜ、パウエル本人の意思をまず確認するのだろう?本人に聞けば、間違いなく条件のいいほう(この場合は、ホークス)を選択するに決まっている。そして、「オリックスの申請を受理しても、選手本人が同意しなければ意味がない」とは、何ごとだ?????ルールに則って裁定を下すのが、お仕事ではなかろうか。その裁定に従わなければ、選手に対し何らかの処分をするのが「道理」。そこに選手個人の意思など介在する余地はない。なのに「本人が同意しなければ意味がない」では最初からあまりに腰砕けになっちまっている。----------------------------------------------------たしか「両球団とも契約書は法的に問題がない」ということだったと思う。だとしたら、最初に契約したオリックスが優先順位が高いのではなかろうか。それを意図的かどうかはわからない。でも後出しジャンケンで、よりいい条件を出したホークスに軍配を上げてしまうと今後はどうなるんだよ。いったんどこかの球団が契約した後に、後出しで好条件を出す球団が続々現れるのではなかろうか。今回は小池会長の「強い韓国」いや、ハンドボールの話ではない。「強い勧告」だという。------------------------------------------------------何やら昔の「空白の一日」を思い出す。あの時はコミッショナーの「強い要望」だった。そして読売から小林繁氏が放出されることで事態収拾が図られた。今回はどうなるんだろう?ホークスは会長の言質をとったわけだから、今後の作戦は単純明快だ。自球団の言い分を振りかざし、その正当性を訴えるために、ある時はリーグ、ある時はオリックス、そしてある時はパウエルや代理人を批判して、自らにはわずかな間違いさえもないことを強調し続ければいい。それでパウエルは自分のものになる。そのことで何の代償も必要ない(はずだ)。一方、困ったのはオリックス。現状を打破するために頼れるのは、宮内オーナーの政治力しかいないか?1日1クリックお願いします >>人気ブログランキング
2008.02.04
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最近の言葉から。▼人間が根源的に持っている孤独。「大家族」時代には感じずに済んだものの、戦後は「核家族」になったことで、日本人は孤独に悩み、その寂しさを癒してくれるものを会社に求め始めました。終身雇用制度があった時代はよかったのですが、その企業も最近は簡単にリストラをやってのけ、従業員は帰属意識を持てなくなりました。よしんば帰属意識を持てたところで、退職後のサラリーマンの淋しさはどうにも癒されません。多くのリタイア組が孤独に悩んでいます。家族は崩壊してしまったから、リタイアした人々はことさらに孤独に悩まされるハメになっています。(『「狂い」のすすめ』ひろさちや著、集英社新書)▼横浜のドヤ街、寿地区。250m四方に120軒の簡易宿泊所が並ぶ街。一時は全国から日雇い労働者が集まり活況を呈していたが、いまでは彼らの高齢化が進み、街から以前の活気は失われてしまった。身体の自由が利かくなった、宿泊所に住む天涯孤独の男たちをボランティアで丹念に巡回する医師がいた。ある日、医師はひとりの男から依頼を受ける。「自分が死ぬ前に、むかし捨てた息子と一度でいいから会いたい」と。その要望を叶えてあげるため、必死に息子を探し説得を繰り返す医師。結局、父子が再会することができ、その数日後に父は死ぬのだけど、医師の言葉が印象的だった。「人は死ぬ場所とか死に方とか、死の瞬間のことをよく言いますが、そんなことはどうでもいいのです。大切なのは、むしろ死ぬまでの過程をどう生きるているか、なのです」(NHK『ドキュメント にっぽんの現場』)▼心理療法士・米倉一哉さんが言う。「これまで根性でやってきたという方の中には、我慢して耐えてきたこと自体より、耐えている自分に酔いしれている人もいます。耐えてきた自分に対する自己愛が高く、そこに自己存在の意味みたいなものを与えているわけですね」「過去に栄光の体験がある人ほど、昔はものすごい根性でやれたのに、いま根性の『コ』の字もない。なぜ、いまは耐えられないのか。そう自分を責める患者さんが多いです。心には限界があるのです。頑張れなくなったとき、自分をきちんと受け入れてやることが大切なのです」「でも、それがなかなかできない。過去の栄光が邪魔になっているのです。そういう患者と接した時は、私は思うときがありますよ。『ああ、過去に栄光なんて、なければよかったのに・・・』って」頑張っている時にも「どこかに怠け心」を持っていたほうがいいのかもしれない。(『メンタル・トレーニング』織田淳太郎著、光文社新書)▼三代目・古今亭志ん朝師匠。平成13年亡くなるまで健啖家だったにも関わらず、鰻だけは決して口にしようとしなかった。姉の美津子さんでさえも、嫌いなのかと思い込んでいたほどだが、実は違う。芸の上達を願って、好きな鰻を断っていたのが真相だった。師匠の死後、仏前に鰻重が供えられるようになったという。「強次(師匠の本名)、一生懸命頑張ったんだからね。もう食べな。おまえが本当は大好きだった鰻だよ」四代目・三遊亭金馬師匠夫妻、4年前に金婚式を迎えた。実は師匠、平成3年に胆のう炎を患い生死の境を彷徨った経験がある。手術の直前、奥さんがベッドに横たわる師匠に囁いた。「あんた死ぬんじゃないよ、まだ借金があるんだから」その励まし(?)が効いたのか、手術は成功。今は健康そのものだ。(『サライ』2007年12/6号、小学館)1日1クリックお願いします >>人気ブログランキング
2008.02.03
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