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歩行が困難になると知的機能が低下し、逆に知的機能が低下すると運動機能が低下するというように、相互に密接な関連を持っています。歩くには脳の色々な場所の機能を使うので、歩くことによって脳の色々な領域が刺激されて、脳の代謝と循環が活発になります。このために年をとっても歩くことに努め、寝たきりにならないように気をつけることが、惚け予防のために重要です。正しい姿勢で、転倒しないように焦らず、できれば1日1万歩を目標に歩きたいものです。中年までは少し早足で歩くのがよい運動になるとされているが、老年者では自分のペースで無理せずに歩けばいいのです。歩くこととともに、適度な全身運動も大切です。運動は筋肉や頭に適度な刺激を与えてくれるのみならず、骨を丈夫にし、血管の動脈硬化を予防する効果もあります。また、歩行で足腰を丈夫にするとともに、手をよく使うことも大切です。ヒトの手は、複雑な運動をすることができます。この機能を衰えさせないようによく使うことは、脳の機能を活発にするためにも重要です。料理を作る、日記をつける、楽器を奏でる、絵を描くなどは、手を使うとともに頭を多面的に使うことになるので、惚け予防のために一層効果的です。
2014.05.31
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自分本位で一方的、頑固で偏屈、独善的な態度では、相手の不満や不信を招き、極端な場合には人が避けるようになって孤独になり、ますます老け込んできます。すると、何をするのも億劫になり、外出するのも面倒になって、つい家に閉じこもって愚痴ばかり言っているということになりかねません。そんな人は家族も相手にしなくなり、家でも居場所が無くなって惚けてきます。生き生きした感じがなくなれば、人は敬遠して近寄ってきません。心をいつも若々しく保つためには、何かにこだわってクヨクヨ悩むことはほどほどにして、いつでも柔軟に物事を考えるようにすることです。思いきって、若い人たちと一緒に何か新しいことに取り組んでみてはいかがですか。どんなに些細なことでもいいから、若い人たちにあなたの人生経験がいかに貴重なものであるかわかれば、あなたをみる目も変わってきます。(私は、自分の経験を学生や若者に伝えるキャリア・アカデミーや家での飲み会などを行っています。)イキイキした態度や表情は、あなたをさらい魅力的なものにします。いつも輝いているには、身だしなみにも気をつけて、ちょっとしたお洒落心も必要だし、ユーモアの心も忘れずないことです。楽しいときには、遠慮などせずに鼻歌のひとつも歌ってみることです。惚けは、こんな心の人を避けていきます。
2014.05.30
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趣味がない人はアルツハイマーへ進行する率が3倍にもなるとか、読書、楽器演奏、ダンスなどを楽しむ人は痴呆の発生率が低いと言われています。ケンタッキー大学の修道女研究の中で報告されている101歳で亡くなったシスター・メアリーは、死ぬ直前まで正常で優れた認知機能を示した人でした。死後、脳の病理検査をしてみると、脳の重量も軽く、萎縮していました。痴呆の症状を出さずに済んでいたのは、彼女が脳の機能を若い頃からしっかり使っていたからだと考えられます。彼女は、19歳から84歳まで現役の数学教師をしていて、教師を退いてからも福祉活動に熱心に取り組んだ人だったのです。建前を重んじ、頑固で、几帳面で、気難しく、協調性がなく、その代わり依存心が強い、こんな人には人も寄り付かなくなって孤立して惚けやすい。面白くもないのに何かをやるというのではダメで、三度の飯よりも好きで絵や書道、踊りなどをして頭と手を連動させる人はボケません。(よくカメラをさげたシルバー層を見かけるが、楽しそうな人を殆ど見かけませんが、これではダメ)自分なりのやり甲斐を見つけ、右脳を使って工夫したり、喜怒哀楽を味わうことが大切です。着るものも人任せとか、女性でも台所にも立たないと段々と自分の存在感が薄れて惚けてきます。自分のことは自分でする、つまり自立することです。
2014.05.29
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記憶の前段階には情報の登録がまず行われるが、この際に注意の集中と持続が必要になります。注意が散漫になっていると、何かを見聞しても上の空状態で、情報が神経細胞に正確に入ってきません。その結果、情報の登録が正しくなされず、判断も適切に行われないので、惚けの発症につながるわけです。興味というのは、楽しい、面白いと思うことが背景にあります。好奇心には、未知のものを知りたい、探りたいという意欲があります。そして、興味も好奇心も、前向きの積極的な注意の持続を必要とします。従って、自分のライフスタイルに興味と好奇心をもっていることが惚けの防止には大切になります。私たちの心の体験には、没頭体験と見通し体験があります。新しいことを習得するときなどに、それに熱中して没頭した体験があるはずです。見通し体験とは、経験を蓄積することで結果を推測するもので、これによって物事を客観視することができ、必要に応じて軌道修正を行います。高齢になると、見通し体験ばかりが多くなって、「それはこうなる」と予測して興味が薄れます。没頭体験をするには、興味と好奇心が必要です。趣味や社会参加は興味と好奇心をかき立てて脳の活性化につながり、ぼけの予防に大切な役割を果たします。
2014.05.28
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ある親孝行な息子が、マンションを買って両親を住まわせ、三度三度の食事も近所の仕出し屋から好きなものを取り寄せるようにしてあげました。年老いた両親は、「なんと良い息子だ。まるで極楽のようだ」と涙を流さんばかりに喜んでいたのも束の間、まだそんな年でもないのに、2年もしないうちに2人とも相次いで亡くなってしまいました。人間が生きていくうえでは、辛いことや面白くないことがいろいろとあります。「それがなかったらどんなにいいだろう、極楽に違いない」と誰しも思います。ところが、地上に極楽はあってはならないのです。あの世にしかないから夢なのです。くだんの両親は、何もしなくてよく夢のような生活だと思っているうちに命が果ててしまい、本当の極楽に行ってしまったのです。逆に、何時も心配ばかりかけている放蕩息子を持っていると、親としても死ぬに死にきれず、何時までも気を張って生きていかなればと思い、それが生き甲斐になって、惚けずに長生きするかもしれません。また、仕事などを与えて追い回すのも、生き甲斐を与え惚けの予防になるはずです。矛盾するようだが、本当の親孝行とは楽をさせることではなく、役割を与えることです。
2014.05.27
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近年の脳生理学者や老年精神医学者の研究で、「感動のない生活がボケを生む」ことが明らかになっています。独居生活は対人的な感動が少なくなる可能性が高く、趣味が多いか、仲良しの友達がいるかなど社交性が決め手となります。交通機関を利用できない人は、惚けへの進行率が2倍になるそうです。スウェーデンでの研究では、独り暮らしで子供や友人の訪問が週1回未満の高齢者は、家族同居で子供や友人が週一回以上訪ねてくる高齢者より、痴ほう発生率が8倍も高いということです。他者との交流の大切さがわかります。現役時代から、損得無しの飲み食いの友を作っておくことです。趣味も友人もなくゴロゴロと過ごしたり、配偶者の死、転居、入院などが契機となって、脳全体を統治する前頭葉に感動を与えないと、廃用性萎縮を起こし、時には2、3年で惚けることがわかっています。夫婦関係も大切で、社交的が妻が引っ込み思案な夫を何かと引っ張り出せばよいが、夫とは別と割り切ってしまって誘わないと危ない。また、家にいるようになった夫に付き合って妻も付き合いを止め、感動抜きの生活に入ると夫婦で惚けてしまうケースも目立ちます。いつまでも何かに挑戦して頭を使い、生活の中に感動を忘れないようにすることです。
2014.05.25
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廃用型痴呆が起こりやすい人には、趣味や生き甲斐と呼べるものがない・人とのコミュニケーションが乏しい・スポーツや散歩で体を動かすことをしないなど、明らかに共通した特徴が見られます。つまり、感性に乏しい生活です。逆に、廃用型痴呆の起こりにくい人にも、豊かな趣味や打ち込めるものがある・野の花を見つけただけでも気持ちが和み毎日が楽しい・友だちや仲間が沢山いる・何でもいいからこまめに体を動かしているなど、共通した特徴が見られます。つまり、感性が豊かで生き生きとした生活を続けている人です。となれば、惚けないための対処法は、ボケやすいタイプの生活習慣を改め、ボケにくいタイプの生活習慣に近づけることです。ボケない生活の工夫は、実は「かくしゃく超百歳老人」の共通点でもあります。・生き甲斐、趣味のある積極的な生活をする。・積極的に外出や旅行をする・老若男女、交友の機会を増やす。・毎日、何らかのやるべきことをもち、定期的な肉体運動をする。・日記をつける
2014.05.25
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支援や介護の2とか3とかよく聞くが、簡単には次のような状態です。要支援1 社会的支援を要する状態 日常生活上の基本動作はほぼ自分で行うことが可能だが、悪化して要介護状態にならないように支援が必要な人。要支援2 社会的支援を要する状態 要支援1の状態から、日常生活上の基本動作を行う能力がわずかに低下した状態にある人。要介護1 部分的な介護を要する状態 排泄や食事はほぼ1人でできるが、立ち上がりや歩行が不安定で身嗜みや居室の掃除など一部介助や見守りが必要。要介護2 軽度の介護を要する状態 排泄や入浴などの動作に一部介助や見守りが必要。立ち上がりや歩行に支えを必要とする。身嗜みや居室の掃除など、身のまわりの動作全般に一部介助や見守りが必要。要介護3 中等度の介護を要する状態 排泄や入浴、立ち上がり、歩行が1人ではできない。身嗜みや居室の掃除など、身のまわりの動作が1人ではできない。いくつかの問題行動や、理解の低下がみられる。要介護4 重度の介護を要する状態 排泄や入浴の動作全てに介助が必要。立ち上がり、歩行が1人ではできない。身嗜みや居室の掃除など、身のまわりのこと全てに介助が必要。多くの問題行動や、全般的な理解の低下がみられる。
2014.05.24
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65歳以上の人を老齢者と言うが、65~69歳の4割以上(男性6割)、70歳以上でも2割の人が職を持ってアクティブに活動している一方で、65歳以上の約12%は何らかの介護保険のサービスを受けています。中でも、施設に入所している人と、在宅でも手厚い介護が必要な要介護3以上の人が約8%もいます。自分より高齢のスタッフから世話を受ける人もいて、65歳を過ぎてからの人生には大きな個人差があります。舞鶴市と京大が共同で要介護認定を受けていない10,978人を3年間追跡調査した結果、25項目の自己診断リストで5項目以上に該当した人と、「運動・認知・欝傾向」の三分野の項目に当てはまる人は、要介護認定を受けやすいことが分かった。また、日頃から運動習慣がある人は、そうでない人に比べて1.4倍要介護状態になりにくかった。一方、運動や食生活の改善に意欲的でない人は、意欲的な人に比べて1.5倍要介護状態になりやすかった。また、高齢化率の高い漁村や農村では、運動機能が低下している人が多い反面、欝傾向や認知機能に問題がある人の割合が低かった。隣近所とのつながりがあり、コミュニケーションがしっかりと取れているためとみられています。
2014.05.23
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認知症による物忘れと健康な人の物忘れ(ど忘れ)は違います。健康な人の物忘れは、「うっかり約束をすっぽかしてしまう」、「しまったはずの印鑑を何処にしまったかすぐに思い出せない」などの場合、「約束をすっぽかしたこと」、「しまい忘れたこと」という、その出来事は覚えています。つまり、自分が忘れているということを覚えています。咄嗟に、人名が出ないのも同じ。 一方、認知症による物忘れは、例えば「約束したこと自体を忘れる」、「印鑑をしまい忘れたこと自体を忘れる」というものです。 だから、「約束していない」とか「印鑑がなくなった!盗まれた!」となります。これは、認知症の物忘れが「経験(体験)の喪失」と言われるとおり、自分が忘れていること自体を忘れて、思い出せない、自覚することができなくなっているからです。 そして、「認知症」という名称に変更になったとおり、認知症の物忘れは個人の認知機能にも支障を生じさせます。 認知機能とは、誰でも持っている物事を考えたり、判断したり、理解したり、計算したり、見当(日付や場所などがわかること)をつけたりする能力のことです。 認知症になると、この能力が障害されます。そのために、自分で生活を支障なく送ることが困難になるのです。
2014.05.22
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「高い和服が嫁に盗まれた」と姑に犯人扱いされたBさんは、思い余って姑の部屋に鍵をつけ、寄らず触らず、可能な限り嫌疑のかかりそうなことは避けてきた。老人ボケの相談員から、「ボケて収めた場所を忘れると、無いから盗まれたと考え、普段から気に入らない嫁を犯人に仕立てあげるのです。気に入られる嫁に変身しないと、姑の思考も変わりませんよ」と言われ、姑の好物の和菓子を手に部屋を訪ねるようにしたところ、物盗られ妄想が消えたそうです。痴呆は、徘徊、失禁などのひどい症状が突然出てくるわけではなく、前ぶれの期間が2~3年あり、徐々に出てくるのが普通です。第一段階 社会活動に必要な理解力や判断力が低下して社会生活ではトラブルが起きてくるが、家庭生活にはあまり支障はなく、脳機能の回復が可能です。第二段階 身の回りのことはどうにかできても、家庭生活にはっきりと支障が出てきます。大部分の人が回復可能で、この段階までを早期痴呆と呼びます。第三段階 日常生活にまで介護が必要なレベルで、脳機能を回復させることは極めて難しくなってきます。軽度痴呆や中度痴呆が始まっていると思われたら、躊躇せずに早期痴呆の診断と治療のできる医療機関を受診することです。
2014.05.21
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御殿場高原病院の清水允煕医師は、アルツハイマー型を除いて90歳までに惚けるのは、それまでの生活史が引き起こしていると言います。1.優しい家族に囲まれていること 2.お年寄りを引退させないことこの二つは、家族の心がけです。普段からお年寄りに優しい配慮を忘れず、家庭や地域社会の営みに参加したり協力するチャンスを提供して、存在感を実感させることです。お年寄りに専用の部屋を用意し、専用のテレビを置き、食事の時間以外は一人で静かに暮らせるようにするのが労りではなく、それは逆に姥捨て山に捨て置くようなものです。3.目標をもって生きる 4.「足るを知る」の精神で今に感謝する心を持つこの二つは、自分自身の心がけです。未来に期待するものがないと、現在がボヤッとしたものとなり、それが過去に引き渡されると過去はすぐに記憶から失われてしまいます。若いときから、生涯やり続けられる仕事以外のものを持つことです。自分の欲求が十あるとき、それが実現するのはせいぜい三つです。そのとき、満足できない七つに不満を抱くのでは、折角の三つの満足までを無駄にしてしまい痴呆を早めます。
2014.05.20
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認知症を起こす病気は様々だが、アルツハイマー病が50~60%で最も多く、脳血管性とレビー小体型(パーキンソン病など)が各約15%です。アルツハイマー型や脳血管性の予防には、高血圧や脂質異常、糖尿病といった生活習慣病や喫煙、大量の飲酒、運動不足、人付き合いが少ないといった生活習慣を改めることです。山梨大老年精神医学布施明彦准教授は、認知症予防のための生活習慣を見直すのは早いほうが良く、40代ころから始めて欲しいと言って見えます。運動に関しては、軽く汗ばむ程度で十分で、高齢者は転ばないように気をつけて、20分程度の散歩を週2回程度で良く、初期の段階なら家族と一緒に買い物に出かけるくらいでもいいそうです。酒に関しては、普段飲まない人が予防のために飲むという必要はなく、飲んでも1合程度で、血流の流れを良くし、明るい気分になる程度に控えることです。東京医科大の調査では、糖尿病の高齢患者240名中、認知症と診断されていない人でも37%に認知症またはその疑いが認められ、インシュリン依存症の糖尿病などはアルツハイマー病になる脳変形を促すと分かってきました。
2014.05.19
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ストレスというのは、ストレッサー(刺激)を受けたときに生じる体やこころのゆがみのことである。ストレッサーの刺激が強かったり、長く続いたりすることに心身が耐えられなくなって異常を生じた結果がストレス病です。要因には、人間関係による緊張やや将来に対する不安などの精神的なもの以外にも、睡眠不足や疲労などの身体的要因や騒音や排気などの環境的な要因があります。人間は退屈を嫌う動物で、閑になると頭の中で情報を整理し出し、それがもとで雑念や煩悩が起き、それが処理しきれなくなった状態が精神的ストレスです。雑念が湧くのは生きている証拠でもあるが、うまく制御することが大切です。自分の意識が過去(後悔や怒りなど)や未来(不安など)に向かうことによって雑念は起きるので、禅僧が「作務のときは作務をする、これが自己を忘るるなり」と言うように、目の前のことに一生懸命に集中すれば自ずと雑念はなくなります。坐禅や修行もそのためのもので、例えば坐禅とは「今を生きること」であり、呼吸によって集中することで雑念を忘れさせる作業とも言えます。まず、ゆっくり10数えて息を吐き、次に10数えてゆっくりと息を吸います。単純な繰り返し活動をするのは、坐禅と同じ効果有るといいます。
2014.05.18
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うつ病の6割方は薬で一時的に治せるが、後の4割方は自分の持っている価値観の転換というと大げさだが、囚われる心を捨てられるか否かにかかっています。うつ病に罹る人は、性格的にキッチリ型のまじめな人が多く、「これが善で、これが悪だ」と分別して、その自分独自の分別心に執着したり、「こうしなければならない」とか、「これをやってはいけない」「絶対にこうすべきだ」などと、自分の分別心で物事をすべて几帳面に仕立てなければ気がすまない人が多いが、何事もほどほどにして70,80点で満足することです。また、やることが無くなって生き甲斐を失うことから起きやすいので、まず趣味を増やしてストレス解消することも一つの有効な方法です。著名な精神医アルフレッド・アドラーは、憂鬱症の患者に「どうしたら他人を喜ばせることができるかを、毎日考えてみることです。不幸に陥る人は、自分のことだけを考えている。人を愛することによって、私たちは不幸から抜け出ることができる。他の人に優しい笑顔を向けること。思いやりのある言葉をかけること。他の人の役に立つように心がけること。それは、他の人を幸せにするだけでなく、あなた自身をもまた幸せにするのです」と告げるそうです。
2014.05.17
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老年期のメンタルヘルスはその年代になって突然準備できるものではなく、若い頃から生活習慣や思考法に工夫をこらしておく必要があります。老年期に落ち込んだりうつ状態にならないための予防法として、次の点を心掛ける。1.若いときから老後に備えておく。 金銭的な貯えをするという意味ではなく、老後に何をするか、退職後には何をしてみたいかを考えておく。2.孤立しない人間関係を創るとともに、自分だけの時間もとれるようにする。3.あいまいさに耐える力を身に着ける。 自分だけで事態が進展しないときには、しばらく見守るような余裕のある態度がとれるようになっておく。4.必要な援助を他人に求める態度を持つ。 どのあたりまで自分で問題解決に努力すべきか、 あるいは他人に援助を求める必要があるかを見極める能力を若いときから養っておく。5.過去にこだわる態度から「今ここで」と未来を発想する意識を持つ。6.主導権を徐々に若い人に渡すことを心がけておく。
2014.05.16
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歳をとると、定年を経験し、子供は結婚をして家を出ていく、配偶者に先立たれ、友人は体調を崩して倒れたという連絡も多く聞くようになります。また、外出は減り、人と接することもなくなり、自宅で1人でポツンと過ごす時間が増えます。そして、足腰が弱くなる、疲れやすい、病気や怪我でしばらく寝たきりになってしまう、などの体力の低下もあります。こういった経験のなかで、どんどんと老いていく自分を愛せなくなり喪失感が募っていきます。 こうした精神的変化や社会的変化によって世間からの孤立・孤独を感じて、老人性のうつ病を引き起こすきっかけになると言われています。(病的なものも多い) 気を付けないといけないのは、孤立感、喪失感があるために自信が持てなくなり、「何もしたくない」「何も分からない」という言動を繰り返すことから認知症ではないかと間違われることがあるそうです。そのため、認知症の治療を続けていくうちに、症状は改善されずに老人性うつが悪化することがあります。この病気にならないためには、家族や、地域住民との会話やコミュニケーション、趣味の集まりや色々な世代の人と係わって、脳の機能と心の健康を保つことが必要になります。きっかけ□定年退職してこれといってすることがない□子どもが独立して夫婦だけの生活になった□配偶者を亡くした□夫婦関係が無くなったが夫に女性からメールが□可愛がっていたペットが亡くなった□長期間入退院を続けているが良くならない□顛倒して膝を悪くして外出しなくなった□脳卒中に罹って後遺症が残った□マンションを買ったが「借り手がなかったら」と心配□家のリフォームをしたが思い通りにならなかった□親戚から悪口を言われた□子どもが離婚した
2014.05.15
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老人性うつ病の特徴は、多くの場合その主症状が、生きがいや興味の消失、漠然とした不安感などであることです。また、精神症状より身体症状を強く訴える場合もあります。不眠(過眠の場合も)、食欲不振(過食の場合も)、めまい、極度の疲労感が、多く見られます。以前は、うつ病は「心=人間性の病」であり、「気の持ちようでよくも悪くもなる」、「気持ちがたるんでいる」、「心理的な甘え」など、色々と言われてきました。総じて「根性で治る!(治せ!)」といった扱われ方をしてきましたが、実はうつ病は、れっきとした病気です。心の弱さ、甘えなどによるものではありません。気の持ちようや精神論で解決できるものではないのです。うつ病患者では脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの量が減少し、情報伝達がスムーズに行われていないことが分かっています。つまり、うつ病は脳内の神経伝達物質の働きが悪くなっていることから起こる疾患ということになります。また、高齢者に限らず、うつ病の症状は朝や午前中にひどく現れ、午後から夕方にかけて改善していくことが多く見られます。老人性ウツのサイン□表情に変化がみられない□1日中ぼうっと過ごしている□沈んだ様子だ□イライラしている□日々の生活に関心がないようだ□日中、居眠りをしている□夜はよく眠れないようだ□何をしていても楽しくなさそう□突然興奮して怒り出したりする□食欲がない□急に痩せたり太ったりした□いつも疲れ気味で体をうごかすのが億劫そう□集中力が続かない□物忘れが激しい□周囲が理解できないことを言ったりやったりする□「自分など何の役にも立たない年寄りに過ぎない」などと言う□「何もかも自分が悪いのだ」などと言う□「死んでしまいたい」などのセリフを口にする□実際、死のうとしたことがある□周囲の迷惑など何も考えずに行動する
2014.05.14
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初老期から老年期にかけては、自分と同年代の身近な人が次々と亡くなったり、仕事や社会的な地位から退くことになったり、病気に掛かって健康を失うという、喪失体験をきっかけとしてうつ病に罹りやすくなります。気分の落ち込むうつ病は、惚けとはまったく違った心の病だが、年をとってからのうつ病は、「一日中、ボーッとしている」、「動作や反応が鈍くなった」、「理解が悪く、受け答えもちぐはぐ」など、一見して痴呆と同じような症状になることがあります。これは真の痴呆ではなく、うつ病が治ればまた正常に戻ります。しかし、何度も繰り返していると、高齢になるほど脳の神経細胞は障害をうけやすいので、やがて本物の痴呆になってしまう可能性があります。高齢者のうつ病の特徴は、生き甲斐や興味の消失、漠然とした不安感を主症状として訴える場合が多いことです。不眠や倦怠感、食欲不振、めまいなどの身体症状ばかりが目立つというのも高齢者のうつ病の特徴です。ときに、「皆が自分の悪口を言っている」「着物を盗られた」などと被害妄想を伴うこともあります。不安感、焦燥感が極めて強くて、片時もじっとしていられなかったり、興奮状態になってしまうタイプのうつ病になることもあります。こんな兆候はありませんか?・不眠が続く(人によっては過眠になることもある) ・何でも悪いほうへ悪いほうへと考え心配する ・やる気が起きない ・あれこれと色々な思いが浮かんで考えがまとまらない ・食欲がなくなる(反対に過食になることもある) ・疲れやすい ・いつも憂鬱な気分で、特に理由も無いのに泣けてくる ・前まで好きで楽しんでいたものに興味が無くなる ・焦ったりイライラしたりする ・自分を責めて、「生きている価値がない」などと思う ・自殺を考える
2014.05.13
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「食後の一服」とか「ここらで一服」と昔はよく言ったが、「一服」とは薬を一回飲むことで、お茶が日本に伝わった当初は非常に高価で、薬として用いられていた名残だと思われます。実際、様々な効果があります。風邪やインフルエンザの予防には緑茶でのウガイが、食中毒の予防には緑茶での手洗いが有効だが、飲食すれば肥満や高血圧、糖尿病、癌の予防効果もあるそうです。緑茶の生産地では、ガンで死亡する人が少ないと言われています。静岡県立大学小國伊太郎教授の研究によると、緑茶を多飲している中川根町の40~70歳代の住民の胃年齢は、静岡県の平均に近い浜松市の住民に比べ、10歳から20歳も若いそうです。緑茶には、カフェイン、タンニン、ビタミンCをはじめ各種ビタミン、アミノ酸、葉緑素、ミネラル、サポニンなど、各種の成分が含まれています。緑茶のカテキン類には、発ガン物質を無毒化する作用や、体内で発ガン物質が作られるのを抑える働きがあると言われています。緑茶に含まれるビタミンCやE、βカロチンにもガンを抑える働きがあるそうです。これらは、お茶の成分に抗酸化作用があるからです。お茶の成分には脂溶性のものもあり、茶葉に残ってしまうので、茶葉を丸ごと摂取すると良いそうです。
2014.05.12
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厚生労働省研究班が「コーヒーを毎日飲む人の肝臓ガン発症率は飲まない人の約半分になり、罹り難くなる効果がほぼ確実」と単一の飲食物への公的なお墨付きを初めて出した。糖尿病の予防効果もあり、自律神経に作用して血行も良くなるという。米国立保健研究所が、14年間にわたり50才から71才の男性23万人、女性17万人を追跡調査した結果でも、コーヒーを1日2杯以上飲む人は飲まない人に比べて死亡リスクが10%以上低いことが分かった。クレペリン調査の途中で、学生の半数にはカフェインレスのインスタントコーヒーを、残りの半数には200ミリグラムの純粋粉末カフェインを入れて飲ませて作業を再開した。すると、カフェイン抜きのコーヒーを飲んだグループでは正答数は横ばいのままだが、カフェインを入れたのを飲んだ対照群では正答数がはっきりと増加し、平均4~5%速く計算できるようになりました。しかも、初め成績の悪かった学生群の方がよくなります。また、成績にもバラツキが少なくなりました。さらに、できるだけ速く計算してやろうという意欲のある学生には、より強く、より長時間カフェインの効果が出るように思われました。200グラムのカフェインは、濃い目のコーヒー1杯と少しぐらいです。
2014.05.11
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国立がんセンター予防研究部が全国各地に住む45~74才の男性約3万9千人に、食事や喫煙、飲酒などの生活習慣を聞き、平均8年間追跡した結果、野菜や果物を1日540グラム前後食べる「沢山採る」A群と、170グラム前後~320グラム前後食べる「それほど採らない」B群に分類し検証した。B群で煙草を吸わず、酒は1日2合未満の人がガンに罹るリスクを1とする。・B群で煙草を吸い、酒を2合以上飲む人のリスクは7.67倍・A群では煙草を吸い、酒を2合以上飲んでいても2.86倍に抑えられた。・野菜や果物が1日100グラム増えると、リスクが約10%低下した。煙草や飲酒でリスクが高まることは、両方で変わりはないようです。ガンを防ぐには、まず禁煙と節酒、そのうえで野菜や果物を沢山採ることが結論です。アメリカでの研究でも、ホウレンソウ、サヤエンドウ、カリフラワーなど多くの野菜が発ガン性を押さえ、旬の時期に食べるのが最も効果が高いそうです。まあ、生き方は人さまざまだから、がんにできるだけ罹りたくない人はリスクを下げる努力をすればいいし、私のように好きなことを我慢してまで長生きもしたくないという人は自分の好きなことを貫き通せばいいのではないでしょうか?
2014.05.10
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動脈硬化は、脳、心臓、その他を問わず、生活の習慣(高血圧、高コレステロール血症、肥満など)に基づく生活習慣病といえるものです。従って生活上のちょっとした心掛けをするか、しないかによって後に大きな影響が現れます。このようなことから若い時から、よい習慣をつけておくことが望まれます。脳の動脈硬化には、最大血圧、最小血圧とも大きい影響を与えるが、最大血圧が高いことより、最小血圧が高いことがより大きい影響を与えます。動脈硬化はいずれの臓器においても若い時から徐々に出現し始めており、若い時からこれの進展を抑えることが望まれます。そのためには早く見つけることが大切です。現在、全国の自治体や各種職場などで定期検診、成人病検診、老齢者検診などが行われています。まずこれをきちんと受け、病気を早く見つけることです。そして早く手を打てばそれだけ能率がよいことになります。肥満は、高血圧と並び生活習慣病の代表的なものです。肥満は体質もあるが、摂生はこれを乗り越えて望ましい状態へ導いてくれます。まず標準体重を割り出し、これに近づくように努力します。カロリーの摂り過ぎのみではなく、運動不足も関係するので、運動を行うことです。
2014.05.09
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る医者は、死を覚悟した患者にしてやれることは、「延命よりも痛みを止めること、手で辛い所や痛い所をさする、褒める」の三つしかないと言います。もう治る見込みのない末期ガンなどの患者に対しては、医者としてではなく一人の人間として向き合い、医学は科学ではなく人間学と考えて、肉体と心の苦痛を少しでも軽減させて、安らかな死を迎えさせることも大切です。末期の肺がんの70代男性をみとった僧医の方は、「余命は1カ月」と宣告され、落ち込む患者の話を聞くうちに、ふと患者の好物の焼酎の話題になり、「飲みましょう」と自宅にあったプレミアの芋焼酎を病室に持ち込んで酌み交わした。「死ぬ前にこんな珍しい焼酎にありつけるなんて」と喜ぶ男性を、奥さんと娘さんと3人で囲んだ。奥さんとの温泉旅行や、娘さんが子どもの頃の思い出話に花を咲かせ、杯を重ねた。「あの世で待っていてください。また飲みましょう」と、笑顔を取り戻した男性を見送ることが出来たという。欧米では、医師、看護婦、宗教家、心理学者、ソーシャル・ワーカーたちによって編成されたチームが、在宅患者の肉体だけでなく心の苦しみを和らげるために対応し、死の当日まで喫茶室でジュースを飲んでいた人もいるそうです。
2014.05.08
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病院では明るい笑顔や笑いは「患者が苦しんでいるのに何と不謹慎な」という雰囲気があってタブーのように思いがちだが、病人にこそ笑いが大切です。欧米ではクリニクラウン(病院と道化師の合成語)が注目され、道化師が病院を訪れて笑いや楽しさを演出して患者の苦しみを癒やし、能動性を行きだし、社会復帰に向けて援助をしています。名古屋第一赤十字病院では、院内の慎重意見もあったが、オランダで研修を受けた道化師の卵を受け入れることになった。6人受け入れた小児病棟には18歳まで約100人の患者がいて、最初は泣き出した子もいたが、手品をしたりシャボン玉を吹いたりすると興味を持ち、笑顔で近づいてくるようになった。その中の1人は、半年以上声を発することができない子だったが、風船などでゲームをした後、風船をもらうと突然「ありがとう」と声を発し、母親は目に涙をためた。やがて単語を並べて話ができるようになった。最近の研究では、笑いの効用として、糖尿病患者の血糖値が下がったり、アトピーの原因であるアレルギー反応が軽減することも確かめられつつあり、笑いやユーモアの大切さが認識されつつあります。
2014.05.07
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寝たきりのお婆さんに介護している人がお化粧をしてあげたら、意識がハッキリしてきて、やがて立ち上がるようになったそうです。寝たきりだから化粧などしても仕方がないと考えがちだが、お化粧をしなくなるということは、他者の視線を気にしなくなるということです。そこで、まずお化粧をしてみる。そのことで、「人から見られている」「人に自分を良く見せたい」という意識が逆に生まれます。お化粧という行為が、心の張りを生むのです。私たちの生きる力は、他人からの視線によって支えられています。子供が生来元気なのも、自分を見守ってくれている人の暖かい眼差しがあるからです。目をかけてもらうことが、生きる力の原動力になるのは年齢に関係ありません。人がお互いに対して無関心になればなるほど、元気は失われていきます。この頃では、若い人たちの間だけでなく、高齢者でも他人に関する関心が薄くなってきています。昔のように4人で囲む麻雀を楽しむ人も減り、一人でできるパチンコなどにはまる人も多いようです。そのうえ、東京都の調査では世帯当たりの家族が二人を切り、家でも話す相手がいない孤独な人が増えています。人と関わる気力がなくなってくると、生きる力も衰えてきます。
2014.05.06
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病院での医師や看護婦の暖かさは、薬や手術と同じくらい大事な治療法です。開業医の永尾雄二郎さんは、話をじっと聴いてあげる聴聞療法をしています。大病院に入院して3回も手術した伊藤さんは、3回とも担当医が変わった。3回目の若い先生などは、入院中に1回も患者の顔を見ようとせず、回診に来ても腹の中を撮った写真だけを見ているだけだった。ある日、腹の写真を見ながら、「もう1回切るか」と言うのを聞いて、「もう4回も切られるのはいやだ。死んでもいい」と自宅に戻った。そして、永尾先生の手当てを受けることになった。先生が、「おじいさん大変だったなあ、3回も腹を切って。本当に」といった具合に会話を繰り返し、少しずつ胃の薬を飲ませたところ治ってしまった。心臓、血圧、肝臓、動脈硬化などの病名が一杯あって、もうだめだと宣告された患者が、自宅で最期を迎えたいのでと往診を依頼してきた。体がむくんで動けず、ヨダレを垂らし、薬が山のように枕元に置いてある。薬を三分の一にし、毎日往診しておじいちゃんの話を「フンフン」と聴いてあげた。すると段々よくなってきて、自分で食事もし外へも出かけるようになった。治すのではなく、癒すことの大切さがよくわかります。これなら、医者でなくてもできます。
2014.05.05
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長寿社会になって健康法やサプリメントが盛んに宣伝されているが、「あれしちゃいけない」「これは健康によい」などあまり気にしすぎるのも良くありません。「病は気から」「鰯の頭も信心から」とも言うから、信じればそれなりに良いこともあるが、あまり頭から信じないことも大切です。厚生労働省が生活習慣とガン予防についてまとめた調査では次のように報告されています。1.喫煙は肺ガン・胃ガン・食道ガンの発症リスクを確実に上昇させ、肝ガンや膵臓ガンでもほぼ確実で、喫煙者の発ガンリスクは吸わない人に比べて男性1・6倍、女性1・3倍;肺ガンへのリスクは男性4・4倍、女性2・8倍; ガンで死亡した人の20~30%は喫煙が原因です。2.飲酒も量が増えるに従って大腸ガン・食道ガン・乳ガンなどのリスクが高まるが、一定量を超えなければ心筋梗塞や脳梗塞などの他の病気のリスクを下げる効果があります。1日当たり、日本酒1合、ビール大瓶1本、焼酎3/2合、ワイン3/1本が目安だが、個人差が大きく私などは毎日5合は飲みます。3.食事はバランスよく採るのが基本で、食塩を控え、野菜や果物不足に注意し、加工肉や赤身などは控えるほうが良いようです。
2014.05.04
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江戸時代の『生生堂雑記』に、こんな話が載っています。昔、洛陽に一人の病人がいた。長いこと、いろんな医者に治療を受けたのに少しもよくなりません。それどころか、医者を替えるたびに、ますます体の調子がおかしくなっていきます。そんなふうにして13年も経つうちに、病人は薬を飲むのがつくづく嫌になり、あるとき勝手に薬を止めてしまいました。すると、かえって体の具合いが良くなり、長年の病気も二カ月ばかりですっかり良くなってしまった。そして、その病人が次のように言ったと書いてある。班固という人が、「病気になっても薬を飲まなければ、まともな医者にかかったのも同じことだ」と言っているが、まったく本当だね。そもそも、病気というものは、100人のうち90人は自然に治るものだ。だからこそ、医師はもっともらしい顔をして商売ができるのだ。軽い病気を重くしてしまう医者がなくなれば、天下の病人の8割は減るだろう・・・。友達と食事などをすると、食後に何種類もの薬を飲んでいる人をよく見かけるが、現代でもそっくり通用するのではなかろうかと思えてきます。薬の多用で胃腸が荒れるので、整腸剤まで入っていると聞くと笑い事ではありません。
2014.05.03
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荒井敦子さんがシドニーのホスピスを訪ねたとき、末期ガンのお婆ちゃんが歌を聴いて、苦しそうな表情が和らいで笑顔になり、「もっと歌って」とせがむのを見て、日本で音楽療法を始めた。78歳のお婆さんは、脳血栓のため左半身が動かない。30年以上、病院以外に外出することがなかったが、4年前から参加するようになった。30数年ぶりに大声で歌うと涙が出た。「気持ちよくて、お腹が空くんですよ。友達もできました」と笑う。10年前に夫を亡くして塞ぐことの多かった71歳のお年寄りも、童謡を歌いながらのお手玉に熱中し、腕を上げると痛かった五十肩も知らぬ間に治ったという。奈良教育大の研究では、3ヶ月間、語りかけながら音楽や歌を聴かせたところ、徘徊が減り、症状を抑えるホルモンの分泌量が増え、アルツハイマー病の抑制に効果があったそうです。奈良市の音楽療法推進室の調査でも、次のような結果になった。・病気になりにくくなった 38% ・よく眠れる 38% ・食欲が増した 25% ・懐かしい時代に戻る 40% ・心が安らぎ落ち着く 32% ・すっきりする 27%
2014.05.02
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嬉しいことや楽しいことも病気を治す妙薬です。小学校二年生のときに脳梗塞に罹った岡田くんは、『天使のいる教室』の読書感想文に次のように書く。主人公は心臓が悪くて保育園の一年生のときに入院した。とても悪くなったときでも、クラスの友達の折り紙や手紙を先生からもらうと元気になった。お医者さんは、「私たちはね、病気の時はお医者さんに見てもらい、薬を飲み、注射もしてもらいますね。でもね、私たちの体は自分で病気を治す力を持っているんです。うれしいことや楽しいことがあると、その病気を治す力が大きくなって、元気になるのね」と話しかける。これらは、友達の手紙でぼくの命が助かったときに、僕や家族が思ったことと同じです。二年生のときに声が出なくなり、右の足も全然動かなくなった。そのとき、先生やクラスの皆の歌とメッセージを入れたテープを持ってきてくれた。それを何日か聞いているうちに突然が声が出た。それからだんだんと話せるようになり、手足も少しずつ動き始めた。歩けるようになると、先生が友達を連れてきてくれた。ドンドンよくなって病院の廊下をパタパタと歩いていると、お医者さんが「奇跡としか思えんね」と笑う。
2014.05.01
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