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捕獲された女型巨人の断末魔の叫び。 それに引き寄せられ、全方位から一斉に集まる巨人たち。 自分ごと巨人に食わせ、情報を抹殺させてしまおうとしたのです。 調査兵団に、やむを得ず、総員撤退の命令が下ります。 それを追って、またしても女型巨人が出現。 エレンを守る精鋭たちも、次々に倒されていきます。 そして、エレンが巨人となって、遂に激闘が始まりますが、 エレンは力尽き、巨人から取り出され、女型巨人の口の中へ。それを奪還したのが、ミカサとリヴァイ兵士長の最強コンビ。エレンを奪われ、涙する女型巨人。しかし、カラネス区へ帰還した調査兵団を迎える人々の眼差しは、厳しいものでした。そして、エレンの身柄は、敵対勢力に引き渡されることになったのです。
2013.08.31
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通常種でも奇行種でもない、知性のある巨人に追い付かれたアルミン。 しかし、その巨人はアルミンのフードをつまんで顔を確認すると、 その場を立ち去ってしまいます。 アルミンは、この巨人を「巨人の体を纏った人間」、目当てはエレンと考えます。 ライナー、ジャン、アルミンは、その巨人を追いかけ、 撤退までの時間稼ぎに成功。 その後、巨人は兵団の中央後方に向かい、 とうとう、巨大樹の森の中で、エレンたちを追い詰めます。巨大樹の森の中で、馬を駆るエレンたち。それを執拗に追う巨人。そして、その森を抜けたところで、調査兵団は、巨人を生け捕りにすることに成功したのです。そのうなじの中にいるのは、一体誰なのでしょうか?
2013.08.31
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スタートは調査兵団イルゼ・ラングナーの逸話から。 彼女は、何と巨人と意思疎通を図ることに成功していました。 ただし、それは彼女が手帳に記録として残しただけのもので、 それを手にしたのは、リヴァイ兵士長。 一方、エレンは、その身柄を地下牢に拘束されていましたが、 やがて、通常の法が適用されない兵法会議に臨むことに。 そこで、エレンは調査兵団の団員として迎え入れられ ウォール・マリアの奪還を目指すことになります。旧調査兵団本部では、ハンジ分隊長が、街で捕らえた2体の巨人の生態調査を行っていました。エレンも、それに協力するはずだったのですが、何者かによって、2体の巨人は殺されてしまいます。その後、調査兵団はカラネス区の門を開いて壁外調査に出発、そこで、エレンは訓練兵時代の同期の面々との再会を果たします。巨人たちを避けつつ、時に撃退しながら調査兵団は進みますが、そこで、通常種でも奇行種でもない、知性のある巨人に遭遇。アルミンが、その巨人に迫られていた頃、兵団の右翼は、女型の巨人が連れてきた大軍により壊滅させられていました。
2013.08.31
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アルミンの声がエレンに届き、 巨人となったエレンは大岩を運び、扉の穴を防ぐことに成功します。 ところが、アルミンがエレンを巨人の中から引き出そうとしたとき、 他の巨人たちに取り囲まれてしまいます。 そんな絶体絶命のピンチを救ったのは、 調査兵団主力部隊の自由の翼・リヴァイ兵士長。 そのリヴァイ兵士長とエレンたちの出会いを語るべく、 お話しは一転して、訓練兵だった頃のお話しに。何事にも抜群の能力を示すミカサに比べ、エレンは立体機動に悪戦苦闘。体力に劣るアルミンも試練の日々。その他のメンバーの個性も随所に織り込みながら、お話しは進みます。そして最後は現在へ。リヴァイ兵士長がエレンの調査兵団入団を認める場面で、本巻は終了です。
2013.08.31
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巨人の体内から姿を現したエレン。 そして、ミカサとアルミンの三人は、駐屯兵団に囲まれ砲口を向けられます。 そこから榴弾が発射されたとき、三人は、巨人の巨大な骨格の内側に。 エレンが思い出した、父の語った地下室の秘密とは何なのでしょう? 兵士たちに必死の説得を試みるアルミン。 その声に耳を貸そうとしない指揮官。 それを押しとどめたのが、ピクシス司令。 人類の最重要区防衛の全権を託された人物。そして、アルミンが思いついた「巨人になったエレンに大岩を運ばせ、扉を塞ぐ」作戦が実行されることに。けれど、巨人になったエレンは、自分の意志を上手くコントロールできません。そんなエレンを、アルミンは巨人の中から救い出そうとするのですが……それでは、第4巻に進みます。
2013.08.31
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第2巻は、ミカサがどのようにして現在のミカサになったのか、 その原因となった過去の一日が、まずは描かれます。 父に連れられ、ミカサの家を尋ねていったエレンでしたが、 そこでは、ミカサの父母が何者かによって殺されていたのです。 父が憲兵団を呼びに行く間、犯人たちと遭遇したエレンは、 男二人をミカサの目の前で殺害したものの、残った一人に捕まり絶体絶命。 「戦わなければ勝てない…」 ミカサは、その男を背後から心臓を一突きしたのでした。そして、場面は現在へ。迫り来る巨人たちに立ち向かい、次々になぎ倒していくミカサ。しかし、立体機動装置のガスが切れ、巨人を前に死を覚悟したとき、その危機を救ったのは奇行種の巨人でした。その巨人は、次々に別の巨人たちを倒し続け、人間には手を出しません。しかし、その巨人も他の巨人たちに取り囲まれ、餌食となろうとしたとき、最後の力を振り絞って、他の巨人たちを打ち倒し、自らも倒れてしまいました。そして、そこに現れたはエレンだったのです。これは一体、どういうことなのでしょう?続いて、第3巻へと進みます。
2013.08.31
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今、話題の作品。 私は見ていませんが、TVでアニメが放映されてます。 けれど、ちょっと前に、GyaO!で一話だけ見る機会がありました。 すると、これが結構面白い! そこで、アニメじゃなくて、コミックスで読もうと、 何度かTSUTAYAに足を運び、レンタルの書棚を探したのですが、常に不揃い。 やはり人気があるようです。 そして今日、やっと1巻から10巻まで揃った状況に遭遇、即、借りてきました。GyaO!で見たときもそうでしたが、やはり、エレンの母親が、超大型巨人に喰われてしまうシーンは衝撃的。アニメの第1話は、この辺りのお話しで終了したのですが、コミックスの1巻のほうは、まだ続きます。5年後、エレンとミカサは訓練兵を卒業し、配属兵科を決める直前。そこに、あの超大型巨人が現れ、エレンは一人立ち向かうのですが、その格闘の最中、巨人は突然、姿を消してしまいます。そして、次に現れたのは、奇行種。仲間を目の前で喰われ、自らの左足を喰われてしまったエレン。そして、友人のアルミンが口の中に放り込まれると、その絶体絶命の危機を救おうと、エレンは再び立ち上がります。アルミン救出には成功、しかし、自らは巨人に飲み込まれてしまいます。でも、このお話の主人公って、エレンですよね?だったら、エレンは、まだ生きているということ……この状況で、どうやって生きていられるの?では、早速第2巻を読むことに。
2013.08.31
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『オレたち花のバブル組』で、最後どうなったか判然としない半沢直樹。 「異動」は決定的なようだが、その異動先はどこ? もう、こうなったら続きを読むしかない。 ということで、本著を緊急購入。 出向先は、東京中央銀行の系列子会社・セントラル証券、 半沢は、そこで営業企画部長に就任していた。 やがて、IT企業買収を巡り、東京中央銀行証券営業部と衝突。 そして、企業買収の裏に潜んでいた闇を暴き出す。タイトルにある「ロスジェネ」は、半沢と共に行動する若手社員・森山の世代。p.365からp.367にかけて記されている、半沢から森山への語りかけは、バブル世代からロスジェネ世代に向けてのメッセージであり、なかなか感動的なシーンとなっている。また、最後の東京中央銀行取締役会でのやりとりは、まさに大活劇で、現実的には、絶対にありえない光景。そして、その後、中野渡頭取から半沢に辞令が手渡される。今回は、結末がちゃんと分かった上での読了。本作も、また早々にドラマ化されることは間違いない。さらに、原作の続編出版も楽しみだ。
2013.08.31
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『オレたちバブル入行組』と2冊まとめて購入。 そして、こちらの方から読み始める。 スタートから身につまされるとても重たい展開。 どろどろに溶けたコールタールが、脳裏にこぼれ、這い出してくる。 どうなってしまうんだ、近藤? しかし、彼は「鉄のカーテン」を自らの意志で解き放つ。 ただひたすら辛いだけの環境、耐えるだけの関係に、 新たな地平が出現し、コールタールがほんのわずかばかり後退した。銀行から出向を命じられた一社員を描くその筆力は、さすが直木賞作家。お話しの展開もテンポ良く、読み心地がすこぶる良い。そして、第4章に突入すると、金融庁検査官・黒崎駿一が登場。しかし、何かおかしい……この記述からすると、黒崎は、ここで初めて、この物語に登場した様子。だが、待てよ……「原作では東京編から登場する黒崎を、ドラマでは大阪編から登場させた」と、何かの記事で見たぞ……、それなのに、何故、一冊目の途中から、早々に登場するんだ?そこで、二冊の第1刷発行日を見比べると、本著が2010年12月10日で、『オレたちバブル入行組』が2007年12月10日。ありゃりゃ……読む順番、間違えた!!ここで、本著の読書を中断して、先に『オレたちバブル入行組』を読み終える。そして、本著の読書を再開、無事読了。それから、TVドラマの第6話を視聴した。原作にかなり忠実に沿っている作りだが、それでも色々変えているところもある。例えば、ドラマでは近藤が立ち直る切っ掛けを、半沢が作ったことになっている。まぁ、それはそれで、納得できる演出で、良かったけれど。 ***さて、私が本著の中で、特に印象に残った記述は、次の二つである。 仕事は二の次で余暇を楽しめればいい。 そう考えたこともある。 しかし、一日の半分以上も時間を費やしているものに見切りをつけることは、 人生の半分を諦めるのに等しい。 誰だって、できればそんなことはしたくないはずだ。 いい加減に流すだけの仕事ほどつまらないものはない。 そのつまらない仕事に人生を費やすだけの意味があるのか?(p.217)これは、本著の影の主役・近藤の心情を描いた一場面であるが、サラリーマンなら、誰もが同じようなことを考えたことがあるに違いない。もう一つは、半沢の心情を描いた一場面。 銀行だけが全てではない。 眼の前の人事一つ全てが決まるわけでは決してなく、 人生というものは結局のところ自分で切り開くものである。 肝心なことは、その時々に自分が全力を尽くし、 納得できるようにふるまうことだ。(p.344)これは、終始一貫した半沢直樹の生き方である。こんな生き方を、誰もがしたいと望んでいるが、なかなか出来るものではない。それを、半沢はやってのける。それも、かなり強引に。そんな姿に、世間は驚嘆し、拍手喝采を送っているのである。しかし、そんな半沢を待ち受けていたのは、組織の論理、「異動」の二文字だった。
2013.08.31
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先々週、初めて話題の『半沢直樹』を見た。 評判に違わず、面白かった。 そして、本著を購入し、早速読書。 原作も、スピーディーな展開で、とにかく面白い。 銀行という組織の中で生き残り、さらに上を目指すことの難しさ。 そこに生じる様々な対人関係と、繰り返される理不尽な人事。 読んでいて背筋がぞっとするほどのリアルが、そこにはあった。 これも、銀行出身の池井戸さんだからこそ、描くことが出来たものだろう。 オレは基本的に性善説だ。 相手が善意であり、好意を見せるのであれば、誠心誠意それにこたえる。 だが、やられたらやり返す。 泣き寝入りはしない。 十倍返しだ。 そして、- 潰す。 二度とはい上がれないように、 浅野にそれを思い知らせてやるだけのことさ。(p.290)勧善懲悪的なストーリーの明確さが、今回ドラマがヒットした大きな要因だろう。半沢を取り巻く銀行上層部の面々は、時代劇の悪代官そのものである。そして、その横暴に耐えに耐え、最後に大逆転、相手をギャフンと言わす。見る者が、溜まりに溜まったふっぷんを晴らし、爽快な気分になるのは必然。しかし、半沢が、浅野支店長や東田を追い詰める証拠となった、亜細亜リゾート開発への振り込み依頼票は偶然発見したものだが、白水銀行梅田支店の通帳は、支店長室に忍び込んだ上、浅野のカバンの中から抜き取ったもの。また、ニューヨーク・ハーバー証券が東田に発行した証明書のコピーは、板橋を脅迫し、未樹に持ち出させたもの。冷静に見れば、半沢のやっていることも、なかなかのものである。しかし、これがなければ、半沢の行員生活は万事休すだったはずなのも事実。銀行員とは、そしてサラリーマンとは、このような恐ろしき世界に生きている面々なのである。
2013.08.25
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銘和乳業宣伝部広報課課長補佐・川村晶子、37歳、独身。 そして、青葉ピー・アール社営業部契約社員・児島達郎、23歳、独身。 宣伝用フリーペーパーのトラブルが切っ掛けで出会った二人。 以後、児島は積極的に晶子にアプローチを試みるのだが…… 晶子の方はというと、14歳も年下の児島との交際には消極的。 年齢的に、晶子は次の交際相手は、結婚を前提とした男性をと考えており、 また、何年かを経て、さらに年齢を重ねた時、一回り以上年下の児島が、 今と同じ感情を、自分に対し抱き続けていることは難しいと考えているから。読み始めると、結構はまってしまい、どんどん読み進めてしまった。「さすが五十嵐さん、やっぱりイイな」っていう感じ。ただ、最後の仕上げ部分になってからは、私的には「……」。『ダッシュ!』と同じパターンになってしまった。
2013.08.25
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文庫版の表紙は、若い男3人のマンガ。 そして、そこには「キケンとは- 命の危険も顧みず、 理系技術の探究に挑む熱き男たちの魂の記録である!」の説明文。 タイトルに添えて「成南電気工科大学機械制御研究部」の文字。 表紙に描かれているのは、キケンの上野直也と大神宏明、 そして、その後輩の元山高彦(池谷悟も加えてやって欲しかった)。 物語は、2回生の上野と大神の半ば強引な勧誘によって、 新入生の元山と池谷が、キケンに入部するところから始まる。そこで描かれるのは、実に大学生らしい青春の一ページ。日々のクラブ活動や学祭、さらにはイベントで、各キャラが小気味よく踊る。そして、キケンのメンバーには女性がいない(大学自体が男子比率が極高)。それゆえ、このお話しは「男たちの魂の記録」なのである。それを、女性の有川さんが、ものの見事に描いているところが凄い。また、「食」に関する記述は、何時もながら一級品。有川さん自身も、きっと「食」に対する探求心が、とても高い方なのだろう。『植物図鑑』の野草同様、今回はラーメンが無性に食べたくなった。そして、この作品で最も衝撃を受け、感動を覚えるのがp.338~339。この見開きページは圧巻で、この作品の全てが、ここに凝縮されている。
2013.08.11
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かなり過激な記述に終始しているので、 人によっては、読んでいてあまり気分が良くないかも知れない。 また、こんな人もいる、あんな人もいるといった、 困った人たちの様々なパターンを紹介しているだけ、と感じるかも知れない。 それでも、読んでいて「確かにいるなぁ、こういう人が」と、 誰もが、身近にそんな人たちの存在を見出すことが出来るだろう。 そして、そんな人たちに、どう接すればよいのか、 曲がりなりにも、一つ一つ、著者なりの指針を示してくれている。そして、その指針には、「なるほどなぁ」と頷かされる所が思いの外多いのだ。例えば、次の質問。 たとえ相手がバカであろうと、 すべての人に考えを理解してもらう必要があるので、 丁寧に誠意を持って説明する必要がある。(p.72)一般的なビジネス本なら、「当然」のこととして大推奨される姿勢なのだが、本著の答えは、次のようなものである。 すべての人に理解してもらうのは不可能。 相手によっては理解させるよりも 命令するほうがよいこともあることを忘れてはならない。(p.74)バッサリであるが、実感として「そうだよなぁ……」と思わざるを得ないのも事実。本著には、こういう記述があふれている。
2013.08.11
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著者の常見さんは、まだ30歳代の人材コンサルタントで、 本著は、社会に出て数年以内のビジネスマンをターゲットにして書かれています。 これは「青春新書」の一冊ということからすると当然のことで、 読者は、その辺を十分理解した上で、本著を手にするべきでしょう。 本文は、「おわりに」まで含めて187頁。 1頁当たりの文字数も多くないので、スラスラと読み進めることが出来ます。 書かれている内容や、文章の語り口には、易しさと共に優しさが感じられ、 まさに「日々忙しい」と感じ、悩んでいる若手に、元気を与えるための一冊です。まず、第1章と第2章で「忙しさ」について様々なデータを見たうえで、続く第3章と第4章から、「時間術」について考えていきます。第3章では「時間術」に関するベストセラーについて検証していきますが、『7つの習慣』や『君はまだ残業しているのか』等、私が読んだものもかなり紹介されていました。その上での、著者の結論は次のようなもの。 巷にあふれるビジネス書、なかでも時間術の本というのは、 デキる人が、その人の仕事環境においてベストであるやり方を語っているだけです。 もともと、能力が圧倒的に高く、時間に対する考え方が浮世離れしている人、 社長や部長、あるいはフリーランスなど明らかに自分とポジションが違う人が ドヤ顔で時間術を暴露しているものなのです。 ヒットした本は、面白いですし、痛いところをつかれて猛省し、 自分も変わらなくちゃと思うのですが、やってみて限界点に気づくのです。 前提が大きく違うのです。(p.130)そして、著者が「普通の僕らの時間術」として紹介するのが次の3原則で、その後、これらに則して、著者による「時間術」が披露されていきます。1.気持ちよく 2.無理しない 3.怒られない ***さて最後に、本著の中で私が最も印象に残った一文を紹介します。 「お客様は、お前に怒っているんじゃない。お前の仕事に怒ってるんだ」(p.151)著者が若い頃に、先輩から教えてもらったことだそうです。「なるほどなぁ」と、妙に納得してしまいました。
2013.08.11
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高校3年生になった希実のクラスに、転入生がやって来た。 彼の名は、美作孝太郎。 彼の実父は、脳外科医・美作元史。 そして、美作元史は、こだまの実の父でもある。 つまり、孝太郎とこだまは、異母兄弟。 さらに、ここに元史と元同僚の安倍医師も絡んでくる。 彼の診療所では、看護師・サトちゃんとともに、 こだまの母・織絵も働いているという、複雑な関係。お話しの序盤で、第1巻で宙に浮いていた、希実の「いじめ」問題が解決。しかしながら、希実と三木涼香との顛末は、個人的には、「本当にこれでケリをつけてしまって良いのか?」と感じるような、もう一つ、スッキリしないものだった。また、孝太郎と元史の父子の関係や、安倍医師の一連の行動についても、形としては、一応の決着がついてはいるものの、やはり、どこか引っ掛かるものが残ってしまっている。この違和感は、一体何なのだろう?でも、まぁ、お話しとしては、とても楽しめたし、シリーズものとしての次巻には、大いに期待したい。それにしても、クレさんとタッキーのイメージは、どうやっても、繋がらないなぁ……。
2013.08.03
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ボストンバッグを持って逃走中の由井佳乃。 バッグの中身は、大量の札束。 そんな彼女が持っている、もう一つのものが、中学時代に書いた婚姻届。 それを一緒に書いた弘基を尋ね、佳乃はブランジェリークレバヤシに現れた。 彼女は、かつて弘基と付き合っていたが、弘基が佳乃の姉・綾乃と浮気。 それが切っ掛けとなって、別れたらしい。 そして、この姉妹、お話しが進むなかで、双子だったことが判明する……。 とりあえず現在、佳乃は結婚詐欺をはたらいて、何人かの男に追われている。今回、その調査能力の高さを遺憾なく発揮して、存在感を見せつけるのが斑目氏。『バクマン。』で言うと、平丸的な存在だが、実にヨイ。そして、平丸と同じように、最後にはチャッカリ彼女をゲットしてしまう。まぁ、変態ストーカーだが、もともとは結構力量のある脚本家だしね。さらに、危ない方面担当として、今巻から登場する多賀田も、ちょっとしたスパイス的存在で、いいキャラ。さらに今巻は、本筋のお話しと並行して、弘基、陽介と美和子の過去の逸話も披露され、三人の関係が明らかになるなど、次巻に向けてスムーズな展開となっている。
2013.08.03
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スタートの篠崎希実のお話しは、かなり重たいモノ。 これは、結構きつい作品を引き当ててしまったと、少々後悔。 以前から、本屋さんに平積みしてあるのを見かけて、少々気になり、 今回、既刊の三冊を、一気に購入していたから。 続く水野こだまのお話しも、なかなかヘビー。 本当に、三冊もこんなお話しにつきあえるのかと、不安感が高まったが、 そんなところに、変態ストーカー・斑目裕也のお話。 ところが、この辺りから、読み手の私も作品のトーンに馴染んできた。そして、続くお話しでは、ニューハーフのソフィアが登場。こだまの母・織絵も含め、かなり個性的なキャラクターのオンパレード。さらにメインキャラの一人、ブランジェ・柳弘基のお話し、ブランジェリークレバヤシのオーナー・暮林陽介のお話しと来て、本巻は終了。気が付けば、バンバン頁を捲り続け、無心で読みふけっていた。最近、何故かミステリー作品を手にすることが多かったが、こういう作品も、良いもんだなと改めて思った。そして、この作品がTVドラマになっていたことも、読み終えてから知った。そして、これも読後に気付いたのだが、何と今巻は、このお話の主要キャラを紹介するための一冊になっている。つまり作者は、最初からこの作品を連続シリーズものとして書くつもりだったということ。何と自信に満ち溢れたスタート、これもこれまでの実績故のことだろう。
2013.08.03
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ドレスローザに到着した麦わらの一味は、 シーザー引き渡しチーム(ウソップ、ロー、ロビン、シーザー)、 サニー号安全確保チーム(モモの助、ナミ、ブルック、チョッパー)、 工場破壊&侍救出チーム(その他のメンバー)に分かれて行動開始。 その他のメンバーは、さらに奪われた「秋水」を追うゾロ、 踊り子・ヴァイオレットと行動を共にすることになったサンジ、 賞品の「メラメラの実」を手に入れるべく、コリーダコロシアムに 正体を隠して乗り込んだルフィーとフランキーに分かれる。さらに、一人はぐれた錦えもんまで、それぞれの行方を追ってお話しは展開。それ故、場面転換がかなり多く、現時点では、やや煩雑な印象。ただし、コリーダコロシアムで行われているバトルロイヤルは、「天下一武道会」っぽく、結構盛り上がっていて、面白い。そして、おもちゃの片足の兵隊に、剣闘士・レヴェッカ、キュロスの像、ロビンやゾロが遭遇した小人たちと、新キャラクターたちには、まだまだ謎が多い。さらに、勝新さんをモデルにしたと思われる海軍本部大将・藤虎は、ドフラミンゴと、どんな風に関わっているのか。今回は、満足感の高いシリーズになりそうだ。
2013.08.03
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