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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ チンコ屋のテーマが初演奏される(1900年= 神戸の観艦式=)。◆ 昨日、エヴァ・アンナ・パウラ・ブラウンと結婚したアドルフ・ヒトラーが夫婦揃って心中。結婚した二人を労農赤軍がモスクワへ新婚旅行に招待させようとしたが、そうはさせじと遺言によって二人の遺体は徹底的にローストされた(1945年)。◆ ポケットに入るサイズのラジオをソニーが発売。ポケットに入らないと言う苦情に対しては、ポケットをラジオに合わせれば良いとした(1960年)。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月30日】多くの冒険家が「43歳」に命を落とすのはなぜ? 経験の豊かさと肉体の衰えが交差するとき=4/4= = NewsWeek_Column 2022年4月24日(日) 角幡唯介(ノンフィクション作家 探検家)四十過ぎになると、その人にしか閃(ひらめ)かない、じつに固有度の高いもの≪思いつき≫になってゆく。その意味で四十三歳で思いつく構想は、確実にこれまでで一番自分らしい最高の行為となるはずである。地道にひとつのことをつづけ、世界を深めてゆき、そしてこの年齢に達すると、どうしてもそういう面白い行為を思いついてしまうのだ。ところが、その一方で肉体は衰えはじめ、生命体としてのパワーが下降線をたどり、全体的に勢いがなくなり、この過去最高の表現を実現するだけの時間はもうあまりのこされていないとの自覚もめばえる。その結果どうなるか。当然つぎのような発想になる。今は身体がまだ動くので、なんとかなりそうだ。なら、身体が動くのこり少ないわずかな時間をつかって、この固有度の高い思いつきを実行しなければならない。なにしろ思いついてしまったのだ。思いついてそれをやらなければ、私の人生はそれを思いついたのにやらなかった人生に頽落(たいらく)し、布団のうえで死ぬときにかならず、嗚呼(ああ)オレはあれをやらなかった......と後悔することになる。過酷な旅への原動力でも、やれば人生を肯定できる。その機会を逃したくない。だったら今のうちにやるしかない。今やらないと、もう身体が動かなくなり、この思いついた固有の行為を実行するチャンスを永久に逃してしまうかもしれない。もし今年、まったりと家ですごしてワンシーズンを無駄にしたら、そのつぎのシーズンはもっと気力が衰えているだろうから、そのぶん、その自分由来の行為をものにできる可能性は低くなる。今やるしかないのだ――。四十三歳で多くの冒険家が死亡するのは、たぶん、体力が経験に追いつかなくなることより、むしろのこされた時間が少ないと感じて行動に無理が出るからだ。南極大陸犬橇横断を最終目標としていた植村直己が、やらなくてもいいように思える冬のデナリにあえてむかったのは、なんでもいいから身体を動かしておかないと、南極が、すなわち彼固有の、彼にしか思いつけない最高の行為が遠のくという焦りがあったからだ。北極点から愛媛の自宅に帰るという旅に出発した河野兵市にも、おなじような焦燥があっただろう。すくなくとも、二〇一八年三月に私をシオラパルクにむかわせた原動力として、この年齢の焦りは確実に作用していた。私がやりたかったのは、北極で狩りをしながら長期に漂泊することだ。それは今年やらなければ、もう永久にできないことだと思われた。荒ぶる上海の「白衛兵」、厳し過ぎる防疫措置がコロナ以上に市民の命を奪う実態= NewsWeek_Column_2021年04月26日、 Superpower Satire (CHINA)風刺画で読み解く中国の現実 辣椒(ラージャオ、王立銘/中国人風刺漫画家)& 唐辛子(トウガラシ/コラムニスト) 「何カ所も病院を回ったが、どこからも診察を拒否された。どうにもならない」。4月14日、上海の71歳のバイオリニスト陳順平(チェン・シュンピン)は、急性膵炎の激痛と受診できない絶望の中で、自宅マンションから飛び降りた。4月20日までに新型コロナに感染し亡くなった上海市民は25人。だが、厳しい防疫措置によって死に追いやられた上海市民は、これ以外にも多くいるはずだ。「コロナの感染死ではなく防疫死」が上海ロックダウンの現実である。2600万人が家に閉じ込められ、工場と会社は休業、学校、病院は封鎖。スーパーと百貨店もシャッターを下ろし、公共交通機関も停止。高速道路も封鎖され、他所からの救援物資もなかなか市民の手元に届かない。患者は病院で受診できず、お金があっても野菜を買えない。陽性者が出たら「方舟病院(臨時医療施設)」へ強制連行。2歳の子供も例外ではない......。人類史上前例がない大規模ロックダウンで上海市民の精神的なダメージも大きかった。自殺が続出し、暴力事件も発生。「いつも上品な上海人が今回のロックダウンで台無しになった」と全ての中国人が嘆いた。1842年に開港した上海は、英米仏など欧米諸国の租界が造られ、「東洋のパリ」として発展した。上海と言えばファッションと品位の代名詞で、中国人にとって特別な存在であり、「上海は中国の上海ではなく、世界の上海」が上海人の自慢だ。経済特区を持ち、香港を上回る経済都市でもある。常に国際的な視野を持ち、科学的な合理性を唱える上海は、コロナの感染爆発後も防疫の優等生だった。だが欧米諸国と同じ「ウィズコロナ」という防疫思想は、「ゼロコロナ」を命じる習近平政権の逆鱗に触れた。だから警察の特殊部隊と人民解放軍を含む3万人以上の防疫部隊(最近はその姿と暴力性から「白衛兵」と呼ばれている)が上海に派遣され、厳しすぎるコロナ撲滅運動を展開している。上海でいま行われているのは、コロナ撲滅運動というより、経済優先やウィズコロナという欧米思想の撲滅運動と言ったほうが適切だろう。どれだけ国際的な大都市でも、五星紅旗を掲揚する上海はやはり社会主義の上海なのだ。■白衛兵 / 防疫活動のため上海に派遣された白い防護服姿の警察官や兵士。文化大革命中の紅衛兵にちなむ。有無を言わさず暴力的に強制隔離を実行する映像が次々とSNSに投稿された。 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/30
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ ライト兄弟の初飛行に先立ち、二宮忠八が烏型飛行器(プロペラ式模型飛行機)が飛行に成功(1891年)。以降、金なくスポンサー無きままに開発断念・・・・・。◆ おめでとう!五目並べはオセロに進化した(1973年)!!◆ シンボリルドルフが天皇賞で優勝を飾って五冠馬となり、「第2のシンザン」と呼ばれることに(1985年)。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月29日】多くの冒険家が「43歳」に命を落とすのはなぜ? 経験の豊かさと肉体の衰えが交差するとき=2/4= = NewsWeek_Column 2022年4月24日(日) 角幡唯介(ノンフィクション作家 探検家)グラフから見る「43歳」もし、この二つの曲線を、x軸を年齢、y軸を実行力とする座標上に書いたら、つぎのようなグラフになるだろう(図表1)。若い頃は経験値をしめす線(経験線)がしたで、生命力をしめす線(生命力線)がうえにあり、その差は大きい。しかし経験線が年齢とともに上昇する一方で、生命力線は下降するわけだから、両者のあいだの差はじわじわ縮まっていき、どこかの時点でまじわることになる。そしてこの交点をさかいに両者の位置関係は逆転し、経験線がうえにきて、生命力線がしたにくる。おそらくこの交点は四十歳か四十一歳あたりにくると考えられる。この推察が正しければ四十二歳から四十三歳にかけては、上昇する経験線と下降する生命力線のあいだのひらきが大きくなりはじめる年齢ということになる。その後、加齢にしたがいどんどんひろがっていく。このグラフが意味するものは、肉体にしばられた人間という生き物の悲しい現実だ。ここまで論じたように四十三歳の冒険家は経験値があがり、いろいろなことが想像できるようになり、どんな冒険計画でも実現可能だというある種の万能感をいだいている。若い頃には到底思いもよらなかった大きな規模のことを思いつき、それを実行できる自信がある。思いつく計画はしだいにスケールアップするため、規模は大きくなってゆく。「落とし穴」の正体でも現実としての肉体は衰えはじめている。本人は衰えを認めたくないし、まだ十年前と同じ体力を保持していると思っている、というかそう信じたい。だから、まだまだ行ける、行けるはずだ、おれは......と過去の幻影にしがみつき、そのスケールの大きな冒険を実行することになる。その結果、下降線をたどりはじめた肉体が、拡大するおのれの世界に追いつかないという現実が待っている。そして遭難する。上昇する経験線と下降する生命力線のあいだにひろがる領域は、冒険家にとっては魔の領域だ。この領域にはまると、衰えゆく肉体でスケールの大きな冒険を実行するわけだから、危険度が増す。先ほどのグラフでしめしたように、経験の世界は拡大膨張し、上昇線をえがくが、生命力のほうは下降線をたどりそれに追いついていかず、逆に年齢をかさねるごとに肉体と経験の差はひらく一方となる。すなわち、このゾーンが四十三歳の落とし穴なのである。四十二歳という、まだ四十三歳ではないが四捨五入したら四十三歳みたいな年齢に突入している私は、すでにこの魔の領域に足を踏みいれていることを自覚していた。「魔の領域」に入って初めて気が付いたこと実際、四十になる前から、私はこの四十三歳の落とし穴という人間法則を認識していたので、自分が四十二とか四十三歳の該当年齢になったら決して危ない旅には出ず、家でまったり、のんびりお茶でも飲んですごして、家族でハイキングや温泉旅行を楽しみ、せいぜいライトな沢釣りや雪山に行く程度にとどめよう、などと呑気(のんき)なことを考えていた。現実問題として死の危険が高いことはわかっているのに、なぜ皆わざわざその年齢で危ない冒険に出かけるのか、家でのんびりして四十三歳はやりすごし、四十四歳になったらまた本格的に活動すればいいじゃないか、阿呆ではないか、と心のなかで余裕をかましていた。それに個人的には前の冬に極夜の探検という、四年がかりの大きな探検プロジェクトを終え、それなりの満足感をおぼえていた。常識的に考えたら、そのつぎのシーズンにまた同じ地域で探検活動をおこなう理由はなく、すくなくともワンシーズンぐらいは家で休養し、海で子供と遊んですごすのが道理である。ところが現実に自分がその年齢圏に足を踏みいれると、まるでそんな考えなど忘れたかのように、性懲りもなく、いそいそ北極に来てしまっている自分がいるのである。いったい、どうしてこんなことになるのか?四十三歳が近づき、気がついたことがひとつある。それは、この時期を家でまったりやりすごすことはありえないということだ。実際にその年齢にさしかかると、危ない時期だとわかっていてもやるしかないのである。なぜか?それは焦燥感が生まれるからだ。私は自分がその年齢になるまで、この焦燥感についてまったく想像できていなかった。ここで生まれる人生最高の思いつきくりかえしになるが、人間、ひとつの物事に打ちこみ四十を過ぎると、経験値があがって様々なことを想像できるようになるため、若い頃には考えられなかった、自分だけの壮大な計画を思いつくことができるようになる。この〈思いつき〉というやつは、それまでの独自の経験をふまえているだけに、その人ならではのものとなってゆく。なぜなら経験をつむということは、あ、前回はこういう経験をしたから、つぎはそれをふまえてこういうふうにやったらもっと面白くなるんじゃないか、という発見のくりかえしだからである。こうした気づきと改善をくりかえすうちに、その思いつきは、他の人が思いつくものとは徐々にずれてゆき、結果、四十過ぎになると、その人にしか閃(ひらめ)かない、じつに固有度の高いものになってゆく。その意味で四十三歳で思いつく構想は、確実にこれまでで一番自分らしい最高の行為となるはずである。地道にひとつのことをつづけ、世界を深めてゆき、そしてこの年齢に達すると、どうしてもそういう面白い行為を思いついてしまうのだ。ところが、その一方で肉体は衰えはじめ、生命体としてのパワーが下降線をたどり、全体的に勢いがなくなり、この過去最高の表現を実現するだけの時間はもうあまりのこされていないとの自覚もめばえる。・・・・・・明日に続く・・・ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/29
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ 有名人が産まれる特異日。この日産まれたのには秀吉を苦しめた朝鮮人・孤独好きなアメリカ大統領・ポルトガルを長らく統治した経済学者・女の絵で有名な二科会のドン・神を証明しようとした不完全性定理で有名な数学者・名簿でユダヤ人を救おうとした方・イラクの血生臭いヒゲの親父・平和の船でワイワイやろうと言い出した張本人等々・・・・・◆ スイスへ逃亡中のベニート・ムッソリーニがパルチザンからリア充ぶりを指弾され、爆発させられる。(1945年)◆ ダグラス・マッカーサーが「僕は死にましぇん。ただ消え去るのみです。」と言い放ち、日本を去って美しい国に帰還(1952年)。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月28日】多くの冒険家が「43歳」に命を落とすのはなぜ? 経験の豊かさと肉体の衰えが交差するとき=2/4= = NewsWeek_Column 2022年4月24日(日) 角幡唯介(ノンフィクション作家 探検家)探検のはじまり私が探検、冒険の世界に踏みだしたのは、大学探検部に入ったのがきっかけだった。学生時代に力を入れていたのは沢登りだったが、当然ながら最初は奥多摩や丹沢など東京近郊の小さな沢しか登れなかった。しかし慣れてゆくとまもなく南アルプスや東北地方のちょっと大きくて難しい沢に入渓するようになり、滝やゴルジュ(せまく切り立った淵。中に滝がかかっていたりして突破困難な場合が多い)でロープを使った登攀をおぼえると、今度は登攀自体をもう少し真面目にやりたいと考えるようになる。そして岩登りやアイスクライミング、冬季登攀と登山の指向も変化していく。登山のグレードが上がり、その時々の個人的な限界を超えると、それまでは限界線のちょっとうえにあった山が、急に経験の内側におさまって限界線のしたにくるようになる。そうなると、この前まで必死に登っていた山もさほど難しいものではなくなり、苦もなく登れたりする。忘れもしない奥多摩海沢(うなざわ)でのはじめての沢登り。あのとき私は、最後のIII級の滝を登りながら踵かかとをふるわせ顎をがたがたならし、足下の滝壺に死がとぐろを巻いていることをひしひしと感じたものだ。ところが、つぎの登山で同じ等級の滝に登ってみると、わりと平気になっていて、そのうちIV級、V級とグレードを上げるにしたがい、この前まで死の隣にあったIII級の滝がロープなしでも登れるようになったりする。経験と予測は相関する同じ調子で探検や登山に慣れてくると、今度は海外に行き、よりスケールの大きな舞台をもとめるようになる。チベットの無人の大峡谷を単独で探検したり、さらに北極の氷原を二カ月かけて千キロ歩いたり、カヤックで氷海を航海して海象(せいうち)に襲われて逃げまどったり、太陽の昇らない闇の極夜をひとりで彷徨(ほうこう)したりするうち、世界はさらに大きくひろがっていく。このように経験をつんでいくと、やったことのない行為や、足を踏みいれたことのない未知の現場でも、これまでの経験でいろいろ予測できるようになるため、未経験の分野に挑むことにさほどの抵抗感がなくなる。簡単にいえば、今までこんなことをやったんだから、あれもできるし、これもできるなぁという気がしてくる。実際にできるかどうかより、たぶんできるはずだと思えるようになるところがポイントだ。若くて経験値がひくく想像力が貧困であれば、実際の経験の外側にある未知の世界は、純粋に未知で、予測がつかないぶん恐ろしく、そこに手を出すことなど考えられない。あるのは体力だけ、だから思いつく計画のレベルもたかが知れている。ところが経験値が増して世界が大きくなると、その外側にある未知の領域のこともなんとなく予測できるようになり、いわば疑似既知化できる。予測可能領域がひろがり、本当は未知なのに、なんだか既知の内側にとりこんでしまっているような感覚になり、それなら対応可能だろう、と思えてくるのだ。だからカヤックの経験が皆無でも、北極で長期の旅を何度もこなしていれば、つぎは北極をカヤックで旅するか、という発想がおのずとうまれる。経験と予測の相関関係はこのような仕組みになっている。「なんだってできる」はずなのにその結果、二十代や三十代のときには到底考えられなかったようなスケールの大きい、難度の高い行為も、十分に現実的な対象だととらえられるようになり、今の自分にはそれへの挑戦権があると思えるようになる。経験によってひろがる想像力が幾何級数的にふくらんで、なんとなくいろんなことが予測できるので、困ったことに四十頃になると、オレにはなんでもできる、あの状況になっても対応できるし、この状況になっても死にはしないだろう、という倒錯した万能感さえいだくようになってゆく。ところがちょうど同じ頃、肉体には逆の現象がおとずれる。何かというと、言わずもがな、体力の衰えという厳しい生物学的現実との直面だ。無論、鍛錬をつづければ四十を越えても或る程度の現状維持は可能であろうが、常識的に考えて、二十代や三十代のときのように、やればやるほどぐんぐん強くなってゆく、ということはちょっと考えにくい。それに問題はむしろ体力より気力の低下だろう。気力とは、すなわち生き物としての勢い、といいかえてもよい。二十代や三十代は生命体としての内燃機関の性能が高く、摂取したエネルギーを即座に行動にかえるだけの燃焼力がある。なので何か計画を思いついたら、その衝動につきうごかされるように、すぐに行動に取りかかることができる。むしろ頭では落ちつけ落ちつけとなだめても、身体のほうがもういてもたってもいられなくなって、爆発しそうな勢いでつぎの日には飛び出してしまう、という状態だ。40代が直面する悲しい現実だが四十を過ぎると、どうしたって肉体の燃焼力は低下し、何か行動にとりかかるとしても、自分の尻に鞭をうち、叱咤(しった)激励して自らを鼓舞しなければ実行できない。生命体としての総合的なパワー、すなわち生命力が下降し、なんか面倒くさいなぁと腰が重くなりはじめるわけだ。それが気力の低下とよばれるものである。横綱千代の富士が引退会見の席でのこした名台詞、「体力の限界......気力もなくなり、引退することになりました」とはこのような意味だったと解することができる。正確には千代の富士が引退したのは三十五歳だが、相撲とちがって冒険のほうは瞬発系ではなく持久系の運動なので、行為者としての寿命はもう少し延長され、四十三歳ぐらいでそれがくると考えられるのである。このように四十になると、人の世界は経験によって拡大膨張し、その大きくなった世界をよりどころに様々な局面を想像できるようになり、冒険家にはなんでもできるという自信がうまれる。つまり経験値のカーブは上昇線をえがく。その一方で、肉体は衰えはじめ、体力や勢いや気力などが低下し、個体としての生命力は下降線をしめす。・・・・・・明日に続く・・・ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/28
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ 「よ(4)いつ(2)な(7)」ということでロープデーだが、「し(4)に(2)な(7))」とも読めることから暗に首吊り自殺を薦めているのかも??◆ 金大中が朴正熙をあと一歩のとこまで追い詰めるが敗北(1971年)、恐れを為した朴は側近を使って2年後に仕返しする。◆ 4年前まで塀の中で臭い飯を食っていた黒人の爺さんが、長らく白人が我が物顔で支配していたアフリカ某国の支配者となる(1994年)。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月27日】多くの冒険家が「43歳」に命を落とすのはなぜ? 経験の豊かさと肉体の衰えが交差するとき =1/4= = NewsWeek_Column 2022年4月24日(日) 角幡唯介(ノンフィクション作家 探検家)※本稿は、角幡唯介『裸の大地 第一部 狩りと漂泊』(集英社)の冒頭部「四十三歳の落とし穴」を再編集不吉な死の予言村に来て何日かたったころだった。降りつもる雪を踏みしめて、イラングアが私の家にやってきた。グリーンランド最北の村シオラパルクには今、四十人ほどしか住んでいない。二十代の男はわずか数人で、他の連中は隣のカナックや南部の都市にうつってゆき、日本の山村と同じように過疎化が進んでいる。イラングアは、わずか数人しかいない村の若い男連中のひとりだ。彼が私の家に来るのは、めずらしいことではない。イヌイット社会には伝統的にプラットという、文字通りぷらっと他人の家を訪問してコーヒーを飲んだり、ぺちゃくちゃ喋ったり、賭け事に興じたりする交流、暇つぶしの習慣がある。私は片言の現地語しか話せないし、客人をうまくもてなせるタイプでもないのでプラットにやってくる人は少ないのだが、人づきあいのいい彼は毎日のようにやってくる。そして誰それが猟に出て海豹(あざらし)を二頭獲ったとか、今日は天気が悪いからヘリは来ないよ、といった雑多な生活情報を教えてくれる。愛想がよくていつもケタケタ笑い声をあげ、冗談ばかり言って私をかつぐ、気のいい若者である。そのイラングアがこの日にかぎっては、いくぶん真剣な眼差しでこんなことを言うのだった。「カクハタ、あんた今四十二歳だろ。日本人は皆四十二歳で死ぬから、今年は旅をしないほうがいい。行ったら、あんた、死ぬよ」これから旅に出ようという人間に、よくもそんな縁起でもないことを言えるなあ、と私は変に感心した。「四十二歳は日本人にとって不吉な年なんだろ。ナオミだって死んだ。カナダで氷に落ちて死んだのもいただろ。日本人はみんな四十二歳で死ぬんだ。たぶんあんたも北方の旅から村にもどる途中、イータの地に立ち寄り、そこで命を落とすことになる。あんたの遺体はオレが六月に鴨の卵を取りにボートでイータにむかったときに発見することになるだろう。本当だよ」ナオミというのはグリーンランドで英雄視されている冒険家植村直己のことであり、〈カナダで氷に落ちて死んだ〉というのは河野兵市である。植村直己が厳冬期のアラスカ・デナリで消息を絶ったのは一九八四年、一方、河野兵市は二〇〇一年に北極点から故郷愛媛をめざす壮大なプロジェクトの途上で氷の割れ目から海に落ちた。いずれも亡くなったときの年齢は同じだ。それにしても......と私は不思議だった。どうして彼は、日本人冒険家の死亡年齢のようなマニアックな情報を知っているのだろう。日本の探検・冒険界でさえ、よほど関心のある人しかそんなことは知らないはずなのだが......。千里眼か? といささかうす気味悪くなった。イラングアはにやにやと悪戯(いたずら)っぽい笑みを浮かべた。「ふふふ、オレはアンゲコだからね」アンゲコとはシャーマンのことである。このひと言を聞き、私は彼がいつものように悪ふざけを言っていることがわかった。植村直己と河野兵市のことは、おそらく山崎さんにでも吹きこまれたのだろう。シオラパルクには四十年以上この地で猟師生活をいとなむ大島育雄さんと、冬の半年のあいだ、村で犬橇(いぬぞり)活動をつづける山崎哲秀さんというふたりの日本人がいて、地元民にとけこんでいる。ただ、彼のひと言がイヌイット一流のブラックジョークであることがわかっても、私はちょっと嫌な感じがしたのだった。「嫌な予感」その理由は...イラングアは、植村直己と河野兵市が亡くなったのは四十二歳だと言っていたが、じつはそれはまちがいで正確には四十三歳である。そして私はすでに四十二歳になっており、四十三歳は目前、四十三歳の勢力圏に入ったも同然であり、四捨五入すれば四十三歳みたいなものであった。たしかに四十三歳で遭難する冒険系著名人は少なくない。なぜか不思議なほどにつぎつぎとこの世を去ってゆく。イラングアが言ったとおり、植村直己が行方不明になったのは四十三歳になった直後であり、河野兵市も四十三歳となったその約一カ月後に亡くなった。そして、遭難したのはこのふたりにとどまらない。ヨーロッパアルプス三大北壁冬季単独登頂で有名な長谷川恒男がパキスタンのウルタルII峰で消息をたったのも四十三歳、写真家の星野道夫がカムチャッカ半島で熊におそわれたのも四十三歳、最近でいえばカメット南東壁を初登攀(はつとうはん)し、女性として世界で初めてピオレドール賞を受賞した谷口けいも四十三歳で北海道黒岳で滑落した。冒険家5人の遭難は偶然か四十三歳になると多くの登山家、冒険家が死ぬので、私はかねてからこれを"四十三歳の落とし穴"と勝手に名づけ、ひそかに注目していた。一見ただの偶然のようにも思えるが、しかし偶然で片づけるにはあまりにも一致しすぎている。彼らが死にいたった状況を個別具体的に検証分析したことは、とくにないのだが、自分自身が四十に近づき、そして四十を越え、問題の四十三歳が近づいてくるにつれ、私はこの年齢が人生においていかなる意味あいをもつのか、切実な問題としてとらえるようになっていた。四十歳を過ぎたとき、人はそれまでとは異なる人生の新しい局面に足を踏みいれる。おそらく多くの冒険家が四十三歳で遭難するのは決して偶然ではない。うっかり死の淵(ふち)に迷いこんでしまうだけの理由が、この年齢にはあるのだ。四十三歳――。それは、私の考えを述べれば、経験の拡大に肉体が追いつかなくなりはじめる年齢である。人間誰しもひとつの物事に打ちこみ、経験をつんでいけば、いろいろなことがわかるようになってくる。経験とは何かというと、ひとつには想像力がはたらくようになることだ。・・・・・・明日に続く・・・ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/27
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ パブロ・ピカソ『ゲルニカ』のモチーフをナチスが手掛ける(1937年)。◆ 国鉄の労働組合が私鉄・バス・タクシーを巻き込んでストを打つ(1966年=戦後最大の交通ゼネラル・ストライキ)。この時の威力に慢心したのか8年後に同じ手を使ったがブーイングを浴びる破目に。◆ ウクライナはキエフの近所にある原子力発電所が火事になり、全世界が放射能による迷惑を被るばかりか大量の放射脳を発生させる結果に(1986年)。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月26日】エネルギーの脱ロシアの先にある中国依存というリスク =後節= = WEDGE REPORT 《World Energy Watch》 2022年04月23日 山本隆三(常葉大学名誉教授) 中国依存という新たなリスク 英仏などは、洋上風力設備に加え太陽光発電設備の増設も計画している。再エネ設備製造には、レアアース、銅、アルミなどさまざまな鉱物資源が必要とされる。その供給の大半を担うのは中国だ。 脱ロシア産化石燃料が生み出すのは、中国依存のエネルギー設備供給だ。風力、太陽光発電設備製造に必要になるいくつかの鉱物資源などの中国とロシアのシェアを図-4(前日記載)に示した。 多くの鉱物、原料を政治体制が異なる中国に依存する結果、安定供給と価格の問題を抱えることになる。洋上風力事業であれば、着手から運開まで数年以上の年月が必要とされる。その間に当初見込みの設備費が値上がりし、発電コストが運開時には大きく上昇することにもなりかねないし、設備の完成が遅れることもあるかもしれない。再エネ市場の不安定化の要因になる。 原子力発電では、燃料の濃縮ウラン供給の問題がある。ウラン鉱石の採掘はカザフスタン、豪州など多くの国で行われているが、ロシアが世界の濃縮能力の4割強を保有している。世界最大のウラン鉱石採掘国カザフスタンで採掘された鉱石がロシアに送られ濃縮されるためだ。核燃料は、数年に一度の装着なのでロシアに常に依存することにはならないが、将来に備えロシア依存ではない設備の建設が必要になる。いまこそ日本の安全保障強化を 安全保障を強化するためには、ロシアにも中国にも依存しないサプライチェーンを構築しなければならない。欧州諸国は電気自動車(EV)の蓄電池、レアアースなどを中国に依存することなく域内で調達する戦略を進めている。 日本は、短期的には化石燃料におけるロシア依存度の引き下げと同時に、米国、豪州など安定した国からの調達比率を増す方策が必要になる。当面世界的にエネルギー価格が高止まりすることは、安全保障強化策の副産物として受け入れざるを得ない。欧州主要国と同様に、政府によるエネルギー価格、電気料金への補助が必要になる可能性もある。 中長期には、再エネと安定供給の視点からも重要性を増している原発の再稼働と新設による電力供給、水素製造により自給率を向上させる必要がある。そのためには中国、ロシアに依存しない原料供給の体制作りを、欧米諸国との協力の下急ぐ必要がある。脱ロシアが中国依存を作り出すのであれば、目も当てられない。「ロシア支援者」のそしりを受けるか、中国に権益を手渡すか...日本の苦しい二択= NewsWeek_Column 2022年04月20日 経済ニュース超解説 加谷珪一日本企業が多く参加するロシアの原油・液化天然ガス(LNG)事業「サハリン2」が、欧米によるロシア制裁の強化で岐路に立たされている。サハリン2は、日本が持つ数少ない天然ガスの権益だが、日本だけが対ロ制裁に協力せず、ロシアから有利な条件で天然ガスの供給を受け続けた場合、国際社会から批判される可能性もある。サハリン2は、ロシア国営ガス会社であるガスプロム、英石油大手シェル、三井物産、三菱商事が出資する原油・天然ガス事業で、1999年から生産を開始している。原油の生産能力は日量15万バレル、天然ガスの生産量は年間960万トンとなっており、日本における天然ガス輸入の約9%がサハリン2からである。日本の輸入額全体に占める割合はそれほど高くないものの、日本企業が権益を持っていることもあり、長期契約で調達価格が割安になっている。ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、西側各国はロシアに対する経済制裁を行っているが、ロシアにとって最も重要な原油と天然ガスの禁輸には踏み込んでおらず、制裁が不十分との声が日増しに高まっている。こうした批判の声を受けてドイツは、ロシアからの原油輸入を今年半ばまでに半減させる方針を明らかにするなど、徐々に根幹部分であるエネルギー分野に制裁を拡大する動きが顕著となっている。ロシアの強力な支援者と見なされかねないこれまでの国際社会では、欧州がロシアの原油や天然ガスに依存していることの是非に議論が集中しており、日本の存在はあまり認識されていなかった。だが、日本は輸入依存度こそ低いものの、ロシアと共同で原油・天然ガス事業を展開しており、場合によってはロシアに対する強力な支援者と見なされかねない状況であることが、徐々に知られるようになってきた。既にシェルはサハリン2から撤退しているし、国際社会と協調してロシアを封じ込めるとの立場で考えれば、撤退も選択肢の1つということになるだろう。だが現実はそう単純ではない。サハリン2からの天然ガスは輸入量全体の10%以下だが、地域のガス会社によっては約半分がロシア産というところもある。価格が安いロシア産の天然ガスの利用をストップし、他の天然ガスに切り替えた場合、確実に調達コストが上昇するため、電気代やガス代がさらに値上がりする可能性がある。もう1つの懸念材料は、仮に撤退した場合、その権益が誰に渡るのかという問題である。日本が手放した権益については、ロシア産の天然ガスを欲しがっている中国が獲得する可能性が高く、そうなると中国を大きく利することになる。日本はかつて、アメリカなど西側各国がイランに対して制裁を実施しているにもかかわらず、独自外交と称してイランとの石油開発プロジェクトを継続した過去がある。結局、アメリカとイランの対立が長く続き、最終的には日本も撤退に追い込まれ、投資を回収することはできなかった。西側が制裁を強化しても、日本は一線を画しロシアとの協力関係を維持するのか、中国にメリットがあっても対ロ制裁を重視するのか、日本は重要な選択を迫られている。厳しい状況だが、今回の一件は日本にとって何が本当の国益なのかを考えるきっかけになる。国民的議論を行うことが重要だろう。【関連記事】 継続か撤退か......ロシア進出の日本企業が苦慮 欧米勢撤退で焦り募る https://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2022/03/post-98236_2.php 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/26
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ アフリカの付け根に運河が出来、アフリカが奴隷をかき集める寄港地から植民地として徹底的に搾取する対象へと変わる切っ掛けになる(1854年=スエズ運河が竣工)。◆ 現憲法施行下で第1回目の総選挙、日本社会党がチャンピオンになるけど全議席の1/3すら取れず以後の展開はお察し下さい(1947年)。◆ シンガーソングライターの尾崎豊が盗んだバイクで冥界へと走り去った(1992年)。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月25日】エネルギーの脱ロシアの先にある中国依存というリスク =中節= = WEDGE REPORT 《World Energy Watch》 2022年04月23日 山本隆三(常葉大学名誉教授) 制裁には化石燃料輸入禁止が必要 ロシア中央銀行が発表した今年の第1四半期の経常収支の黒字額は、昨年同期の2.5倍を超える582億ドル(約7.4兆円)に達した。記録が残る1994年以降最大の四半期黒字額と報道された。 経常収支の黒字を支えたのは昨年から高騰している化石燃料価格だ。貿易・サービス収支の黒字額も過去最高の663億ドル(8.4兆円)に達している。 ロシアへの支払いがウクライナ侵略の戦費を助けることになることから、EU内ではロシアからの化石燃料輸入の禁止が議論されたが、合意には達しなかった。そんな中、欧州委員会はエネルギー供給に占める比率が相対的に低い石炭を対象にロシアからの輸入禁止を提案した。 提案では3カ月の猶予期間を置き輸入禁止となっていたが、ロシア炭輸入量の多いドイツが3カ月の期間に反対し猶予期間を4カ月に修正させ、8月からの禁輸が決まった。さらに、天然ガスとの比較では影響が少ない原油・石油製品の禁輸が議論されたが、EU内では合意をみていない。 EUは石油輸出国機構(OPEC)に対し増産を打診したが、OPECは「ロシアの供給を代替するには1日当たり700万バレル以上の増産が必要になるが、対応することはできない。5月から当初予定通り1日当たり43万2000バレルの緩やかな増産を行うのみ」と回答したと報道された。EU諸国はロシアからの原油・石油製品の輸入量を5月15日頃から減らす予定との報道もあるが、実現するかどうか不透明だ。 ロシアからパイプライン経由で供給されている天然ガスを、他の供給源から調達することは、さらに難しい。米国産液化天然ガス(LNG)の輸入量は増加しており、EUのLNG輸入量はロシアからの輸入量を上回り始めたが、大きなシェアを持つロシア産天然ガスを全て代替することは難しい。 EUの化石燃料輸入におけるロシアのシェアは≪図-1≫の通りだ。国際エネルギー機関によるロシア産天然ガス依存度削減策(『欧州の脱ロシアで輸出先が中国になるって本当か?』)に続き、欧州委員会も脱ロシア産化石燃料の具体案を5月に発表する予定だが、短期間での脱ロシアはやはり難しいだろう。一方、ロシアもEUの脱ロシアの動きに備え始めた。ロシアのEUに代わる輸出先はどこか ロシアは世界の天然ガス輸出市場の20%、石油市場の10%、石炭市場の20%のシェアを持つ(図-2)。ロシア・プーチン大統領は4月14日、石油と天然ガスに関する会議を主催し、「欧州が脱ロシアを図ることは合理的ではないし、短期的にはロシアの天然ガス、石油なしでは欧州は立ち行かない」と発言し、脱ロシアは市場の不安定化と価格上昇を招くだけだとEUを牽制した。 だがロシアも、欧州市場に大きく依存しており≪図-3≫、EU諸国が脱ロシアを図るならば大きな痛手を被ることになる。プーチン大統領は、ロシア産化石燃料の新市場としてアフリカ、アジア太平洋、ラテンアメリカを挙げ、新市場開拓のためのインフラ整備について6月1日までの報告を求め、特に、中国向け天然ガス供給のパイプライン、パワーオブ・シベリアとサハリンからハバロフスク、ウラジオストクを結ぶパイプラインに関する報告が必要とした。 ロシアと欧州諸国は、化石燃料供給の相互依存を図ることにより安定化を図っていたが、いまやお互いに依存関係の解消に乗り出した。欧州需要国の短期的な脱ロシア策は、供給源の多様化とエネルギー消費抑制が主になる。中長期的には、供給源の多様化に加え脱化石燃料を進めることになる。すでに、英国、ドイツ、フランスなどは具体策を発表している。脱ロシアの具体策は原発と洋上風力 英国、フランスなどは、脱ロシアと温暖化対策のため原発の新設と既存設備の継続利用を発表している。フランスは2050年までに最大14基の原発新設、既存設備の50年を超えての運転継続検討を発表。英国は最大8基の原発新設により50年の発電量の25%を原発から供給する計画を発表した。さらに、両国共に小型モジュール炉(SMR)の開発に政府資金の投入を明らかにしている。ベルギーは、1985年に運転開始した2基の原発を2025年に閉鎖予定だったが、脱ロシアの必要性に鑑みさらに10年間運転延長を行うことを決めた。 主要国は再エネ導入も同時に進める予定だ。その中心になるのは洋上風力発電だ。21年に中国に1位の座を譲るまで、世界一の洋上風力設備導入国だった英国は、現在の設備能力1250万キロワット(kW)を30年までに5000万kW、50年までに8500万kWに拡大する計画を発表した。フランスは、今年初めて洋上風力発電所の運転を開始するが、50年までに4000万kWに拡大する計画だ。 現在770万kWの洋上風力発電設備を持つドイツは、30年までに3000万kW、45年までに7000万kWに拡大すると発表した。着手から運転開始まで少なくとも4、5年を要すことから、各国とも認可プロセスの簡略化などの洋上風力設備支援策を導入することも発表している。 原発、再エネともに脱ロシアには貢献するが、効果は直ぐには表れないとの問題がある。さらに大きな問題は、脱ロシア産化石エネルギーには貢献するが、設備の部品の原料を中国に依存する必要があり、中国依存が新たに作られることだ。加えて、運転開始までの間に原料、資材の価格が大きく上昇し、競争力が損なわれるリスクもこれから出てくる。・・・・・・明日に続く・・・ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/25
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ 桜木町駅近くで人間の国電焼き106人前一丁上がりとなる(1951年=国鉄桜木町電車火災事故発生)。なお22年経った同じ日にこの一件で恨み骨髄な連中が、国鉄の労使紛争に絡んで報復(首都圏国電暴動)に走った。◆ ジミー・カーターが支持回復へとイランにデルタフォースを投入するが、慣れない作戦が裏目に出て自滅する(1979年)。◆ アメリカでスペースシャトル「ディスカバリー」打上げ。軌道上でハッブル宇宙望遠鏡を放出(1990年)。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月24日】「アメリカへの核攻撃」を議論しながら、我慢できずに笑いだしたロシア専門家= NewsWeek_Column 2022年4月22日(金) ジェイソン・レモン ロシア国営テレビの番組で、ロシア人の出演者たちがアメリカへの核攻撃の可能性について議論しながら、こらえきれないといった様子で笑い声をあげる姿が放送された。そのやりとりは、4月20日に新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「サルマト」の発射実験を行ったという、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンの発表を受けたものだった。報道によれば、ロシア軍は核弾頭が搭載できるサルマトを、ロシア北西部のプレセツクから発射し、約6000キロメートル離れた極東カムチャッカ半島の目標地点に着弾させた。プーチンはこれについて、待ちに待った武器だとし、「現代のいかなる迎撃ミサイルにも打ち勝てる」と述べた。ロシア国営テレビのチャンネル「ロシア1」の番組では、パネリストがこのサルマトの発射について議論をしていた。そのなかで、1人の専門家がアメリカに向けて発射する可能性について述べ、標的としてニューヨーク市を具体例に挙げると、出演者たちが笑い声をあげた。この映像を最初にツイッターに投稿して広めたのは、米リベラル系ニュースサイト「デイリー・ビースト」のコラムニストで、露メディアによるプロパガンダを監視する「ロシアン・メディア・モニター」を立ち上げたジュリア・デイビスだ。=投稿内容=「ロシア国営テレビでは、番組司会者とパネリストたちがアメリカ本土への核攻撃を議論しながら、こらえきれずに笑っている。アメリカの著名メディアのアンカーたちが、都市を破壊する話をしながら笑っているところを想像できるだろうか」ニューヨークは「完全に破壊される」英語の字幕を見ると、番組中に1人のパネリストが「アメリカは、今も昔もこんなミサイルを保有したことがない」と述べている。そのすぐ横では、サルマトの発射映像が流されていた。別のパネリストが、「このミサイルはどのような目標を破壊できるのか。破壊可能な広さは?」とたずねた。すると最初に発言したパネリストは、「我々のいわゆるパートナー」への攻撃に使用できると述べ、暗にアメリカに言及した。別のパネリストが「パートナーという言葉は非常に重要だ」と口を挟むと、ほかのパネリストたちが笑い出した。「例えばニューヨーク市をターゲットにすれば、この素晴らしい都市は完全に破壊されてしまうだろう」と最初に発言したパネリストが断言し、「このミサイル一発で完全に消滅する」と続けた。ロシアによるICBM発射実験は、ロシア政府と、アメリカをはじめとする北大西洋条約機構(NATO)加盟国のあいだで、ウクライナ侵攻の激化をめぐって緊張関係が続くなかで行われた。2カ月前の2月24日にプーチンがウクライナでの本格的な軍事進攻に着手すると、国際社会からは即座に非難が集まった。プーチンは、サルマト発射実験直後の4月20日、こう発言した。「この類を見ないミサイルが、我がロシア国防軍の戦闘能力を強化し、外部の脅威からロシアの安全を確実に守ってくれるだろう。そして、逆上して攻撃的な発言を繰り返しながら我が国を脅かそうとしている国々に対して、考えるための材料を提供するだろう」プーチンは2月24日、ウクライナ侵攻の直前に演説を行った際に、西側諸国に向けてこう警告している。私たちに干渉しようとすれば「歴史上、いまだかつて直面したことのないような事態に陥るだろう」。その数日後の27日には、核抑止力部隊に対し、厳戒態勢を取るよう命じた。一方、アメリカ大統領ジョー・バイデンは2月28日の記者会見で、核戦争が起きる可能性を懸念する必要はないと述べた。しかし、国連事務総長のアントニオ・グテーレスは3月14日、バイデンとは異なる見方を示した。「かつては考えられなかった核兵器を使った紛争が、可能性があるところにまで戻ってきた」と述べて、危機感を表した。エネルギーの脱ロシアの先にある中国依存というリスク =前節== WEDGE REPORT 《World Energy Watch》 2022年04月23日 山本隆三 (常葉大学名誉教授) ロシアのウクライナ侵略から8週間が経った。侵略以降、欧州連合(EU)27カ国がロシアからの化石燃料輸入に対し支払った額は、370億ユーロ(約5.1兆円)を超えた。EU諸国の昨年のロシアからの化石燃料輸入代金990億ユーロ(約13.8兆円)との比較では、化石燃料価格の上昇を反映し金額は大きく増加している。EUでは、ロシアからの化石燃料輸入の即座中止も議論されたが、「輸入中止がもたらす打撃は、ロシアよりも欧州にとり大きい」と主張するドイツ、ハンガリーが反対し実現しなかった。 昨年から上昇を続けていた化石燃料価格は、侵略後一段と上昇した後下落したが、高止まりしたままだ。欧米日などによるロシアの金融機関に対する制裁で急落したルーブルも、今年第1四半期の貿易・サービス収支の大幅黒字とロシア中央銀行の巧みな通貨防衛策が功を奏し、急激に値を戻した。制裁がロシアの国民生活と経済活動に大きな影響を与えているものの、化石燃料輸出で稼ぐ国有企業への打撃は限られている。 制裁を強化するためには、化石燃料禁輸を行うことが必要になる。欧州委員会は8月からの石炭の禁輸を決めたが、侵略以降ロシアに支払われた石炭の輸入代金は7億8000万ユーロ(約1100億円)。全化石燃料代金の2%に過ぎない。侵略後のロシアへの支払いの約3分の2、240億ユーロ(約3.3兆円)を占めるのは、天然ガス購入代金だ。 EUもロシアに戦費を払い続けることはできないので、脱ロシア産化石燃料の道筋を徐々に付けようとしているが、化石燃料での脱ロシア戦略は鉱物資源での中国への新たな依存を作り出す。加えて、化石燃料に留まらず、全てのエネルギー、つまり再生可能エネルギー、原子力、水素までの価格上昇を引き起こす可能性がある。 われわれは、ロシアあるいは政治体制が異なる中国に資源を依存することのないエネルギー政策を練る必要がある。脱ロシアは簡単には進まない。・・・・・・明日に続く・・・ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/24
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ ウィリアム・シェイクスピア『ウィンザーの陽気な女房たち』初演。エリザベス1世が観劇した(1597年)。&so、250年後の豊国、京都御所建春門前に公家の学問所・学習院が開設され、講義を開始。学習院の歴史が始まる。◆ 円=一周=360°から1ドル=360円の固定相場にすることが決まる(1949年)。◆ 終戦後もウクライナで生活していた元日本軍兵士上野石之助が63年ぶりに一時帰国(2006年)。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月23日】プーチン氏、マリウポリの製鉄所の総攻撃中止と徹底封鎖を命じる= 2022/04/21 BBC News=「BBC News(日本語版)」の記事より=ウクライナの軍事侵攻を続けるロシアのウラジーミル・プーチン大統領は21日、制圧を目指す南東部の要衝マリウポリについて、ウクライナ兵がたてこもり徹底抗戦を続けるアゾフスタリ製鉄所への総攻撃を中止し、「ハエ1匹逃げられないよう」封鎖するよう命じた。ロシア政府は同日、ロシア軍がマリウポリを完全に掌握したと発表した。ロシア政府は、プーチン大統領とセルゲイ・ショイグ国防相が会談する様子をテレビで放送。その中でショイグ国防相がロシア軍がマリウポリを掌握したと報告すると、プーチン氏はマリウポリの「解放」を祝い、ロシア軍をたたえた。その上でプーチン氏は国防相に、アゾフスタリ製鉄所への総攻撃を中止し、徹底的に封鎖するよう命じた。大統領は、「この墓所の中によじ上って入り、工業設備の間を縫って地下まで潜る必要はない」と指示。プーチン氏はさらに、広大な工業施設を一気に襲撃するのは「合理的ではない」と述べ、総攻撃を中止するのはロシア兵の命を守るためだと話した。ショイグ氏はこれに先立ち、約2000人のウクライナ兵が製鉄所内にたてこもっていると報告していた。広大な地下シェルターのある同製鉄所内にとどまっているのは、ウクライナ海兵隊と、極右組織とつながりのあるアゾフ大隊。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシアの攻勢を受けながら、マリウポリ防衛を続ける兵士たちを称賛している。________________________________________市民と負傷兵の脱出求める=ウクライナ副首相アゾフスタリ製鉄所の封鎖をプーチン氏が命じた後、ウクライナのイリナ・ウェレシチュク副首相はソーシャルメディアで、製鉄所には「民間人約1000人と負傷兵約500人がいる。全員を今日中にアゾフスタリから脱出させなくてはならない」と要求し、避難用の人道回廊設置をただちに認めるようロシア側に呼び掛けた。20日には製鉄所内にたてこもるウクライナ海兵隊の司令官がBBCに対して、閉じ込められた負傷兵は医薬品などがない状態で「腐りつつある」と訴え、部下たちを他国に出国させる必要があると伝えていた。製鉄所総攻撃はロシアにとって軍事的に不要=元英総司令官英軍統合司令部の元司令官、サー・リチャード・バロンズはロシア政府の発表について、製鉄所に籠城するウクライナ兵士を全滅させる作戦は「双方にとって大損害が出るのは必須」で、それをなくして実現するのはロシアにとって「本当に難しい」ことだったはずだとの見方を示した。港湾都市マリウポリには、ロシアとクリミア半島を結ぶ道路が通るため、ロシア軍にとって制圧が重要な要衝とされてきた。しかしバロンズ元司令官は、マリウポリ攻防戦の勝敗はもはや「それほど重要ではなくなった」と指摘。ロシア政府が現時点で「制圧した」と宣言したのは、ロシア正教のイースター(復活祭)を目前に「一定の成果」を国民に発表することが目的だったのだろうと、元司令官は解説した。「さらに、軍事的に重要ではない製鉄所をめぐる戦いに、軍はこれ以上の兵や装備を費やさずに済む。そして、今となっては本当に重要な、ドンバス戦に傾注できるようになる」とも、元司令官は述べた。ロシアとウクライナの戦争で現状ではどちら有利なのかという質問には、バロンズ元司令官は「非常に微妙なバランスだ」と答えた。________________________________________<解説> ロシア政府の広報マシーンがフル回転――ジェニー・ヒル(モスクワ)クレムリン(ロシア政府)の広報マシーンがフル回転している。プーチン大統領がショイグ国防相と共にテレビに登場し、ロシアがマリウポリを掌握したと発表したのだ。しかし実際には、この数日でとりわけ実質的に変化したことはない。ウクライナの兵士たちはまだアゾフスタリ製鉄所の中にいる。これは、すべてが計画通りに順当に進んでいるとロシア国民に伝えるための、ロシア政府の戦略の一環だ。国営テレビは連日、ロシア軍がいかに前進しているか、いかにウクライナの軍事目標を攻撃し、いかに各地の町や地域を「解放」しているか、快活な調子で伝えている。一方で、ショイグ国防相はあまり姿を見せていなかったので、ウクライナ侵略がうまくいっていないことについて、プーチン大統領の不興を買ったのではないかという憶測も出ていた。しかしそのショイグ氏もこの日は、テレビに登場し、ボスに良い知らせを報告していた。________________________________________<解説> プーチン氏がマリウポリで計画を変更か? その理由は――ポール・アダムズ外交担当編集委員ロシア軍がアゾフスタリ製鉄所爆撃を中止し、徹底封鎖に作戦を変更するのか、プーチン大統領の発言通りになるのかは、今後の展開を見てから信じることにしたい。しかし、もしその通りになるとしたら、なぜ作戦を変更したのか。プーチン大統領は、ウクライナ東部ドンバス地域での大攻勢を早く進めたがっている。マリウポリ攻防戦によってロシアは貴重な資源を失ったほか、多くのロシア軍部隊がここにくぎづけになり、ほかの作戦目標遂行のために回すことができなかった。カルミウス川によってマリウポリ中心部から隔てられている製鉄所は、比較的簡単に孤立させられるはずだが、本当にプーチン氏の言うように「ハエ1匹たりとも逃さない」よう封鎖するには、かなりの軍勢を残す必要がある。加えてゼレンスキー大統領は、マリウポリ守備隊が全滅させられたら和平交渉はあり得ないと誓っている。ということは、プーチン氏は外交プロセスを、少なくとも外交プロセスの外見だけは、残しておきたいのかもしれない。 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/23
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ 大相撲二月場所五日目で観客の多くが焼け出される破目になったので、この日を限りに千秋楽とする(1806年=文化の大火)。◆ ドイツ軍が塩素消毒をしようとしたところ、手違いで敵のフランス軍が大ダメージを被る(1915年=イーペルの戦い、史上初の大規模毒ガス攻撃)。◆ 日本人にとっての「アメリカの翼」がパンアメリカン航空からユナイテッド航空に代わる(1985年)。パンナムが機材・従業員・各種の権利をユナイテッド航空に売却したのである。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月22日】ウクライナ情勢の裏で着実に進む中国の東南アジア進出 =終節= = WEDGE REPORT 《チャイナ・ウォッチャーの視点》 2022年04月17日 樋泉克夫 (愛知県立大学名誉教授) 2014年の11月、北京で開かれたアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議において、中国を起点にユーラシア大陸を東西に結ぶ「シルクロード経済ベルト」(「一帯」)と中国沿海部を起点に南シナ海、インド洋、アフリカ東岸を経てヨーロッパまでを海路で繋ぐ「21世紀海上シルクロード」(「一路」)を打ち上げたのである。以来、「援助とは名ばかりで相手国を借金漬けにするだけ」「質の悪い援助の典型」などの批判を浴びながらも、一帯一路は広がり続ける。=上図参照= たとえば中国が強い影響力を発揮する港湾施設を南太平洋からヨーロッパへと数えてみると(付図参照)、パラオ、ダーヴィン(オーストラリア)、ブルネイ、チャオピュー(ミャンマー)、チッタゴン(バングラデシュ)、ハンバントタ(スリランカ)、モルディブ、グワダル(パキスタン)、ドゥクム(オマーン)、ジプチ、ハイファ(イスラエル)、ピレウス(ギリシャ)、トリエステ(イタリア)、ハンブルク(ドイツ)であり、これに今年4月初旬にはソロモン諸島が加わった。 これらの都市が抱える港湾施設の全てが中国の狙い通りに機能するとも考えられないが、一帯一路を掲げて以来の短期間で一連の海洋ネットワーク構築を進めた事実を軽視するわけにはいかない。天安門事件直後からもつながる ここで時計の針を1989年の天安門事件発生直後に戻してみたい。 当時、共産党政権は経済発展から取り残され貧しい西南地域(雲南省、貴州省、四川省、重慶市など)の経済社会建設を目指していた。さまざまな構想が提示されたが、最終的に浮上したのが雲南省を橋頭保として国境を南に向かって開け放ち、西南地域をその南に繋がる東南アジア大陸部(ミャンマー、ラオス、カンボジア、ベトナム、マレーシア、シンガポール)と結びつける、国境を越えた広域市場構想であった。 かくて李鵬首相(当時)が「西南各省は協力し、改革を進め、開放を拡大し、東南アジアへ向かえ」と檄を飛ばし、雲南省の省都・昆明を起点に鉄道、水路、陸路、航空路で東南アジア大陸部をネットワークするプロジェクトが動き出した。 一方、昆明を起点に重慶、新疆ウイグル自治区、中央アジア、東ヨーロッパを経て西ヨーロッパにまで鉄道を延伸させ、中国を結び目にして東南アジア大陸部とヨーロッパ心臓部を繋げる欧亜大陸橋構想も提示された。90年代初頭に持ち上がったこの構想が40余年の時を経て、すでに現実化し稼働していることを無視するわけにはいかない。 古くから中国は西南地域を経ることで外の世界と交流を続けてきた。共産党政権は敢えて国境を南に向かって開き、西南地域が過去に担っていた役割を復活・拡大させることで経済社会開発を狙った。その柱として構想されたのが「泛亜鉄路」と称する鉄道網である。 泛亜鉄路は昆明に起点にして、(1)西線=ミャンマー(大理⇒マンダレー⇒ネピドー⇒バンコク。支線はネピドー⇒ヤンゴン)経由でバンコクへ。(2)中線=ラオス(ヴィエンチャン)経由でバンコクに繋ぐ。(3)東線=ベトナム(ハノイ⇒ホーチミン)からカンボジア(プノンペン)を経てバンコクに。(4)南線=バンコクからマレー半島を南下し、マレーシア(クアラルンプール)を経てシンガポールに至る。 ここに見られるように泛亜鉄路は昆明とシンガポールを北と南の起点として、中国の西南地域と東南アジア大陸部との一体化を目指す一方で、さらに進んで泛亜鉄路に欧亜大陸橋を繋げ、シンガポールからロンドンまでを鉄道で結んでしまおうとする。 荒唐無稽に近い構想とは思えるが、現実的に欧亜大陸橋は動き出しているし、泛亜鉄路(中線)の一部である昆明とヴィエンチャン間(中老昆万鉄路)は昨年末に完成している。 古くから漢族は新しい生活空間を求め、黄河中流域から南下を繰り返してきた。〝熱帯への進軍〟である。この動きは毛沢東の対外閉鎖策によって小休止していたが、鄧小平が対外開放を掲げることで再び動き出した。中国の動きを天安門事件前後から追ってみるなら、東南アジア大陸部において一帯一路は確実に前進しているのである。 たしかに一帯一路は習近平政権が見せる対外膨張策であることに違いはないだろうが、やはり歴代政権が東南アジア大陸部で進めてきた野心的な試みの延長上に位置づけるべきだ。一帯一路を短兵急に捉えてはならない。天安門事件前後から〝熱帯への進軍〟を見続けてきた筆者の偽らざる思いだ。「一気呵成」VS「子ツツリ子ツツリ」 日清戦争勝利から半年ほどが過ぎた1895(明治28)年10月20日、宮崎滔天(71~1922年)はシャム(タイ)への移民を希望する20人ほどの熊本農民を束ねて神戸を出港する。孫文を援け辛亥革命に奔走する以前である。 宮崎は暫く滞在したバンコクで接した日本人と華僑の日常を比較し、「一気呵成の業は我人民の得意ならんなれども、此熱帯国にて、急がず、躁がず、子ツツリ子ツツリ遣て除ける支那人の気根には中々及ぶ可からず」と記した(「暹羅に於ける支那人」(『宮崎滔天全集』第5巻、平凡社、1971年)。 「我人民の得意」なる「一気呵成の業」に対するに「急がず、躁がず、子ツツリ子ツツリ遣て除ける支那人の気根」との宮崎の指摘は、130年ほどが過ぎた現在でも色褪せたものではない。日本人が慎まなければならないのは、やはり「一気呵成」の判断に日本の進路を委ねてしまうことではないか。 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/22
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ デイリー・メール紙が某外科医の撮ったイタズラ写真をネッシー出現!と大々的に報道(1934年)、世界はトリック写真であったと撮影者が白状するまでの60年間騙された。◆ 特捜検察は政府の都合がいいことしか捜査してはならない、と言うことを一般国民に知らしめた日(1954年=造船疑獄で犬養健法務大臣が指揮権を発動)。◆ 任天堂によって、新型兵器『ゲームボーイ』が発売される(1989年)。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月21日】ウクライナ情勢の裏で着実に進む中国の東南アジア進出 =中節= = WEDGE REPORT 《チャイナ・ウォッチャーの視点》 2022年04月17日 樋泉克夫 (愛知県立大学名誉教授) 2013年以降の中国の展開をみると、胡錦濤政権を襲った習近平政権は「中華民族の偉大な復興」「中国の夢」を掲げ、「一帯一路」をテコにしてユーラシア大陸の全域を海上と陸上で繋げようという大構想をブチあげた。「大風呂敷」との批判を浴びながらも、以後、その実現に向け着々と動いていることは改めて説明するまでもないだろう。 ここで見過ごすことが出来ないのが「安倍ドクトリン」のうちの「3.自由でオープンな、互いに結び合った経済関係の実現」の項目で言及されている「メコンにおける南部回廊の建設など、アジアにおける連結性を高めんとして日本が続けてきた努力と貢献は、いまや、そのみのりを得る時期を迎えています」との主張だ。それというのも「メコンにおける南部回廊」こそが、中国による〝熱帯へ進軍〟のメインルートだからである。 かねてから日本は、メコン流域のミャンマー、ラオス、カンボジアなどの流域諸国の貧困救済のために多くの予算を投入してきた。またアジア開発銀行(ADB)を通じてメコン流域の経済社会開発に投入された多額の援助もまた、その一環と見なすことが出来る。それを導いたのが財務省であり、黒田東彦ADB総裁(現日銀総裁)だった。その〝努力〟の甲斐あってか、21世紀に入って以降、たしかに「そのみのりを得る時期を迎えて」はいた。 だが結果として「そのみのりを得」たのは日本ではなく、中国だったのである。現実を直視するなら、カンボジアにせよラオスにせよ、ましてやミャンマーであっても、それらの国々において急拡大した中国の存在感に比べ、日本のそれが希薄であることは言うまでもないだろう。であるなら、なんのための援助だったのか。 90年代後半だったと記憶するが、財務省で行われたメコン流域開発援助に関する会議に参加し、中国の南進戦略の歴史的経緯を報告したことがある。その際、メコン流域を地政治学的に捉えることも、この地域が経てきた歴史を振り返ることなく、ましてや日本が国家としてメコン流域諸国とどのように向き合うかという基本構想を持たないままに行われる「円の投入」は、ADBという国際機関を介在させるだけに、中国の〝熱帯への進軍〟を正当化するばかりか、却って後押しかねない。結果として日本とメコン流域諸国、ひいてはASEANとの関係にとってマイナスにしかならないと意見を加えた。 すると意外にも財務省側からは、「日中友好の立場から、中国がこの地域における日本の外交努力を無にすることはない」「万に一つ中国を利したとしても、この地域の貧困情況が最終的に改善されるなら、それは日本の政府開発援助の精神に合致している。我が援助外交の成果として前向きに評価できる」との反応が返ってきた。この地域の国際環境の変化に疎すぎると同時に、「福田ドクトリン」の悪しき後遺症と痛感したことを四半世紀程が過ぎた現在でも鮮明に記憶している。すでにバブル経済が破裂してはいたが、世界第2位の経済大国としての影響力を維持していたわけだから、メコン流域への援助など、当時の日本の財政規模からいえば小さかったに違いない。いわば、ドブに捨てたところで惜しくない、といったところだったろう。 一方、香港返還を目前に控えていた中国は経済成長路線に密やかな自信を秘め、「ノーと言える中国」などという論調が起こり始めていたものの、依然として経済的には日本の後塵を拝していた。 そして現在である。世界経済に占める日中両国の立場は逆転し、メコン流域に投入された「円」が稔らせたであろう果実の多くは中国にもぎ取られ、極論するなら雲南省を突破口とする彼らの〝熱帯への進軍〟の地ならしを果たしたに過ぎなかった。それでもなお、「メコンにおける南部回廊の建設など、アジアにおける連結性を高めんとして日本が続けてきた努力と貢献は、いまや、そのみのりを得る時期を迎えています」と〝自画自賛〟を繰り返そうとでも言うのか。 民主党政権(2009~12年)が進めたベトナム向けの新幹線売り込み工作にしても、さらには11年のタン・シュエ軍事政権崩壊を機に「アジアに残された最後のフロンティアー」と歓迎し官民共にミャンマー進出に前のめりになったことも、その後の顛末を振り返れば、この地域の現実を直視する努力を怠っていた好例として上げておきたいものだ。軽視はできない一帯一路 習近平は第二次安倍政権発足直前の12年11月に中国共産党総書記に、「安倍ドクトリン」が明らかになった直後の13年3月に中華人民共和国国家主席に就任し、文字通り中国のトップに立った。 その年の9月、訪問先のカザフスタンで「一帯一路」の原型とも言える「シルクロード経済ベルト」構築を呼び掛けた。1年後の14年11月、北京で開かれたアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議において、中国を起点にユーラシア大陸を東西に結ぶ「シルクロード経済ベルト」(「一帯」)と中国沿海部を起点に南シナ海、インド洋、アフリカ東岸を経てヨーロッパまでを海路で繋ぐ「21世紀海上シルクロード」(「一路」)――周辺国を一帯一路で結んだ国際的な社会経済圏建設構想――を打ち上げたのである。・・・・・・明日に続く・・・ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/21
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ 中国から頂戴した客寄せパンダで賑わう上野動物園に見習い、東京国立博物館もフランスから借りたモナ・リザで客寄せを実施(1974年)。因みに、日本と中華人民共和国が北京で日中航空協定に調印。◆ ソ連が領空内に無断で入ってきた大韓航空機をスパイと認識、有無を言わさずバキューン!!する(1978年)。◆ 朝日新聞が、沖縄で地元ダイバーが珊瑚に「KY」とサインしたと報道したが、後日記者自らがサインした捏造報道だった事が判明した。朝日新聞の未来の"空気を読む"先見性を象徴した出来事である(1989年=朝日新聞珊瑚記事捏造事件)。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月20日】ウクライナ情勢の裏で着実に進む中国の東南アジア進出 =前節= = WEDGE REPORT 《チャイナ・ウォッチャーの視点》 2022年04月17日 樋泉克夫 (愛知県立大学名誉教授) 中国の〝熱帯への進軍〟は、ウクライナ問題の動向に世界の耳目が注がれている間も止むことはない。習近平政権の東南アジア諸国連合(ASEAN)に対する浸透姿勢がこのままジワリジワリと続けば、前世紀半ばから70余年にわたって我が国官民が営々と築いてきた東南アジアとの結びつき――日本の外交的資産であり、日本経済の基盤――は齟齬を来し、国際社会における日本の立ち位置を現状より後退させる恐れは否定できそうにない。 「自由で開かれたインド太平洋」は、膨張する中国の影響力を最前線で受け止め押し返すために構想されたはずだが、東南アジアにおける中国の影響力の伸張ぶりからして、当初の狙い通りに機能することが出来るのか。首を傾げたくなる。むしろ中国の〝風圧〟によって東西に分断される可能性さえ考えられるのである。 そうなった時、東南アジアにおける日本の活動空間も、これまでとは違ってくるだろう。幻に終わった「安倍ドクトリン」 2013年1月、前年末の自民党総裁選で逆転勝利し、政権返り咲きに成功した安倍晋三首相は、ベトナム・タイ・インドネシアを訪問した。最終訪問地のジャカルタにおいて「開かれた、海の恵み――日本外交の新たな5原則――」(首相演説)を発表し、「安倍ドクトリン」と呼ばれる新たなるアジア政策を明らかにするはずであった。 アルジェリアで石化プロジェクトを建設中の日系企業が過激派によるテロ攻撃に巻き込まれたことから、首相は早々と帰国せざるをえなかった。予定通りに外交日程を消化し、自らの肉声で「安倍ドクトリン」を訴えることが出来ていたなら、日本外交の新たな展開と迎えられ、新政権の門出を飾るに相応しく内外から注目されていただろう。 文書として発表された首相演説に拠れば、「安倍ドクトリン」は「万古不易・未来永劫、アジアの海を徹底してオープンなものとし、自由で、平和なものとする」ことを目的とする。それというのも、アジアの海を「法の支配が貫徹する、世界・人類の公共財として、保ち続ける」ことこそが「日本の国益」につながるからである。 そこで「新しい決意」に沿って「日本外交の地平」を拡大するための原則として、次の5項目を掲げていた。1.人類の普遍的価値である思想・表現・言論の自由の十全な実現2.海洋における法とルールの支配の実現3.自由でオープンな、互いに結び合った経済関係の実現4.文化的なつながりの一層の充実5.未来を担う世代の交流の促進 おそらく安倍首相としては、1977年8月に福田赳夫首相(当時)が訪問先のマニラで発表した東南アジア外交3原則(通称「福田ドクトリン」)――①日本は軍事大国とならず世界の平和と繁栄に貢献する、②ASEAN各国と心と心の触れ合う信頼関係を構築する、③日本とASEANは対等のパートナーであり、日本はASEAN諸国の平和と繁栄に寄与する――を踏まえ、ASEANを含むこの地域の新しい国際環境に対応した外交方針として内外に明示することを目指したに違いない。 ここで注目しておくべきは福田ドクトリンが打ち出されたのは毛沢東の死の1年後であり、鄧小平に率いられた中国が対外開放に踏み切る1年ほど前だということ。つまり中国は先行き不透明なうえに依然として国境を閉じたままであり、ASEAN諸国が近隣外交を進める上での具体的な選択肢は日本しかなかった。「福田ドクトリン」を掲げた時代、東南アジアの国際環境は日本外交を展開するうえで有利な条件に恵まれていたのである。 「福田ドクトリン」から「安倍ドクトリン」までの36年ほどの間、中国は対外姿勢を閉鎖から開放へと衝撃的な形で180度転換させる一方で、ASEAN諸国もまた濃淡の差こそあれ中国の変容に対応すべく外交姿勢を転換させた。 たが「福田ドクトリン」発表以降を振り返るに、80年代末期から90年代初頭に展開されたカンボジア和平交渉に見せた積極姿勢以外、日本のASEAN外交に確固とした成果は認め難い。それというのも、この地域の外交ゲームに中国という強力なプレーヤーが参入してきたにも拘わらず、日本外交は旧態依然たる「福田ドクトリン」――敢えて〝温もりのある外交〟と言っておく――を脱することが出来なかったからに違いない。メコン流域での開発支援争い 2012年末の第二次政権発足に当たり、安倍首相は5原則(上記)を基本にして日・米・印・豪を結んでの「中国包囲のセキュリティー・ダイヤモンド戦略」の構築を目指す動きもみせた。であればこそ、「安倍ドクトリン」が12年秋の第18回中国共産党全国大会において胡錦濤総書記(当時)が明確に打ち出した「海洋大国建設」のみならず、地域覇権を超えて国際政治ゲームのルールを自らが作るとまで言い始めた中国への牽制を狙っていたことは想像に難くない。つまり対外膨張時代に入った中国に対し、日本は「安倍ドクトリン」をぶつけたことになる。・・・・・・明日に続く・・・ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/20
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ アメリカ合衆国独立のための大規模花火大会がボストンで始まる(1775年=レキシントン・コンコードの戦い)。◆ 上記の花火大会に肖って、FBIとアメリカ司法省がテキサス州でささやかながら花火大会を行う(1993年=FBIの特殊部隊が突入、司法省本部が炎上し児童25名を含む81名が死亡)。◆ 俺ならもっとデカいことをやれると、アメリカの一民兵がオクラホマシティで2年前のよりはデカい花火大会を挙行する(1995年=オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件、168人が死亡)。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月19日】悪夢の「ブチャ虐殺」生存者の証言... 住宅街で起きた処刑、性暴力、拉致の一部始終 =終節== NewsWeek_Report 2022年4月13日(水) エイミー・マッキノン(フォーリン・ポリシー誌記者)、メアリー・ヤン(フォーリン・ポリシー誌記者)真っ先に逮捕・殺害すべき要人リスト既に食料も水も尽きかけているマリウポリの住民にHRMMUが聞き取り調査をしたところ、避難したいならロシアの支配地域へ行けと(ロシア兵から)言われたという複数の証言があった。ウクライナ側に行きたいという願いは拒絶されたという。ヒューマン・ライツ・ウォッチのゴルブノワによると、彼らの調査でも多くのウクライナ市民が、ロシアの支配下にある地域を避難先に選ぶしかなかったと話している。「強制的にバスに乗せられ、ロシアに連行されただけではない。『親ロシアの2州に行くか、ロシアに行くか、さもなければ死だ』と通告された住民もいる」とゴルブノワは言う。ただし現時点ではヒューマン・ライツ・ウォッチも事実関係を調査中であり、どれだけの人が連行されたかは明言できないとした。一方、アメリカ政府が入手した秘密情報によれば、ロシア政府はウクライナに攻め込むに当たり、真っ先に逮捕または殺害すべきウクライナ側の要人や著名人のリストを作成していたらしい。ウクライナの人権団体ZMINAによれば、ロシアによる侵攻後、ジャーナリストや人権活動家、政府職員、教会の指導者など、約90人が行方不明になっている。いずれもロシア軍に拉致されたとみられ、中には解放された人もいるが、今も40人以上の行方が分かっていないとZMINAのタティアナ・ピチョンチック代表は言う。(ZMINAの集計は目撃者からの通報や家族の証言、警察発表などに基づいており、第三者による検証は得られていない)だがキーウ近郊のモティジンでは、4月2日にロシア軍が撤収した後、村長のオルガ・スヘンコとその家族が遺体で発見されている。ZMINAの調査員アナスタシア・モスクビチョバによれば、彼らは3月23日以来、行方不明者リストに載っていた。また拉致の情報はザポリージャやヘルソン、マリウポリなど、ロシア軍に包囲された東部や南部の地域に集中しているとモスクビチョバは言う。地元住民の激しい抵抗が続いている地域ばかりだ。ZMINA代表のピチョンチックに言わせれば、ロシア軍はこれらの地域でジャーナリストや町長などの有力者を標的にして「住民を怖がらせ」、服従させようとしている。またZMINAの把握している情報は一部にすぎず、行方不明者の実数は数百人に上る可能性が高いとも言う。拉致された人々は動画に撮られ、それがロシア国内向けのプロパガンダや、当局者やメディア関係者の家族への脅迫材料に使われることもある。3月にはメリトポルで、地元ニュースサイトの編集長の父親(75)がロシア軍に拉致された。父親は、編集長が同サイトの運営権をロシア側に渡すと同意したことで、ようやく解放された。対ロシア追加制裁の議論が活発化ウクライナ政府や西側の同盟諸国、国際機関などは戦争犯罪の疑いありとして捜査の準備を進め、証拠の収集と保存を行っている。イギリスは戦争犯罪に詳しい国際刑事裁判所の元判事ハワード・モリソンを、ウクライナのベネディクトワ検事総長の独立顧問に起用した。リトアニアとポーランドの検事総長も先週、戦争犯罪の証拠集めに協力すると発表している。目を覆いたくなるブチャの惨状を映像や写真で見て、国際社会は一斉に非難の声を上げた。「ヨーロッパで民間人に対し、このような残虐行為が行われるのは何十年ぶりかのことだ」と言ったのはNATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長だ。ロシアを外交的・経済的に一段と孤立させる方策についての議論も活発化している。ドイツのクリスティーネ・ランブレヒト国防相は3日、EUとしてロシア産天然ガスの輸入禁止を議論すべきだと述べた。ロシアからの輸入はEU域内のガス需要の約40%を占めている。ドイツはこれまで、(自国だけでなく)欧州経済全体への影響を懸念して禁輸に抵抗していたから、これは大きな方針転換と言える。またアメリカのジェイク・サリバン国家安全保障問題担当大統領補佐官も、ロシアに対する追加的な制裁措置をほのめかしている。「国連はまた会議を開いて、ロシアのプーチンに激しい怒りの電子メールでも送り付けるのでしょう」と、前出のウクライナ国会議員ルディクは言った。そもそも国連やNATOは、こうした蛮行を未然に防ぐために設立されたはず。なのに「防げなかった。よく聞いて。あなた方は、あなた方の使命を果たせなかったのです」。 From Foreign Policy Magazine 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/19
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ ニューヨークの地下鉄が走っている直ぐ近所で、ヤンキーの聖地「ヤンキースタジアム」が開場する(1923年)。◆ BBC「本日は特に何もない日/今日はニュースがない」と報道(1930年)。バカ正直だね!!!?◆ ハリウッドの大女優がモナコの大公殿下の奥さんにされ、全米のファンが号泣(1956年)。 &so、半世紀後2006年の本日、二人の長男・アルベール2世が悪友7名とともに北極点到達を果たす。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月18日】悪夢の「ブチャ虐殺」生存者の証言... 住宅街で起きた処刑、性暴力、拉致の一部始終 =中節== NewsWeek_Report 2022年4月13日(水) エイミー・マッキノン(フォーリン・ポリシー誌記者)、メアリー・ヤン(フォーリン・ポリシー誌記者)ブチャで発覚したのは「氷山の一角」キーウを含む北部戦線から撤収したロシア軍はウクライナ東部に転戦するようだ。しかし、彼らの去った後に残された凄惨な状況はロシア軍による蛮行の証しだ。しかも人権団体などによれば、ブチャの惨状はまだ「始まり」にすぎない。他のウクライナ地域でも、侵攻したロシア軍による残虐行為が続々と明るみに出ている。そしてロシアにこの戦争をやめさせるため、ウクライナの同盟諸国がもっと強力な対応をすべきだという声が高まっている。4日にイギリスのエリザベス・トラス外相との共同記者会見に臨んだウクライナのドミトロ・クレバ外相は、ブチャで発覚した残虐行為はウクライナでロシア軍が犯した戦争犯罪の「氷山の一角」にすぎないと糾弾した。アメリカのジョー・バイデン大統領も同日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は戦争犯罪人であり、その罪は法廷で裁かれるべきだという持論を繰り返した。またウクライナ国防省は、最悪の犯罪が行われたときブチャにいたロシア兵の氏名やプロフィールを公表した(ただし客観的な裏付けはない)。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチが3日に発表した報告書には、チェルニーヒウやハルキウ(ハリコフ)、キーウでロシア兵が行った△▲プや処刑、民間人への脅迫など、明らかな戦争犯罪が数多く記されている。例えばロシア軍に占領されていたハルキウ州の村マラヤ・ロハンでは、31歳の女性が避難先の学校の校舎で、ロシア兵から繰り返し△▲プされたと証言している。その校舎の地下室には約40人の民間人が避難していたと言う。被害者による生々しい証言「男は私に(オーラル○○○○セックスを)しろと言った」と、この女性は語っている。「男は私のこめかみに銃口を向け、あるいは顔に押し当てた。そして天井に向けて2度発砲し、もっと『やる気』を出せと私に迫った」(この女性の名は伏せられている)ブチャでもある女性が、ロシア兵によって近隣住民と一緒に広場へ連行されたときの様子を証言している。携帯電話や身分証明書を調べられ、ウクライナの「領土防衛隊」に入っているかと問われた。やがて5人の若い男が引きずり出され、着ていたTシャツを頭にかぶせられた。そして1人が射殺された。「心配するな」とロシア兵の隊長は言った。「おまえらはみんな正常だが、こいつは泥だ。われわれがここへ来たのは、おまえらから泥を落とすためだ」ロシア軍の支配地域には入れないから、今は人権団体の調査員も目撃者の証言や証拠写真から残虐行為の記録をまとめるしかない。それでも、現時点で得られた情報は今回の惨劇のごく一部でしかないとみている。ヒューマン・ライツ・ウォッチの調査員で、今回の報告書作成にも関与したユリア・ゴルブノワが言う。「事態の全容が明らかになるには何日も、何週間も、何カ月もかかるに違いない」ウクライナのイリーナ・ベネディクトワ検事総長は4月3日のフェイスブックへの投稿で、ウクライナ当局はロシア軍が占領していたキーウ周辺だけで410人の遺体を収容し、既に140人の検死を終えたと述べている。人口約3万6000人のブチャでこれほどの殺戮と破壊が行われていたのであれば、もう何週間もロシア軍に包囲されているマリウポリ(侵攻前の人口は50万弱)の惨状は想像を絶するものだろう。「いずれウクライナ軍がマリウポリを奪還したとき、どんな状況を目にするかと思うと恐ろしい」とゴルブノワは言う。ウクライナ政府は、ロシア軍がマリウポリの住民4万人を親ロシア派の支配する東部2州やロシアに強制連行したと非難している。現時点で、筆者らはこの「4万人」という数字を客観的に検証できていない。しかし米宇宙技術企業のマクサー・テクノロジーズ社が公表し、ワシントン・ポストが検証した衛星画像を見ると、マリウポリ東方のノボアゾフスクで親ロシア派の勢力が、マリウポリから「避難」してくる一般市民の収容施設を建設していたことが分かる。国連ウクライナ人権監視団(HRMMU)の広報担当によれば、親ロシア派の武装集団が用意した施設に収容されたとみられるマリウポリ住民の正確な数は把握できていないが、3月下旬の時点で毎日4000個以上の食料パッケージが配布されていた。このことから推定すると「マリウポリからの避難民はかなりの数に上る」。この担当者は電子メールでそう述べた。・・・・・・明日に続く・・・ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/18
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ 白村江の戦いに恐れを為して、天智天皇が首都機能を飛鳥の平野から琵琶湖の畔へ疎開(667年=近江宮に遷都)。◆ 月をめざす最中に事故ったアポロ13号が、何とか地球に帰還。成功するより失敗したほうが世間の話題になり、後には映画化されるという珍事に(1970年)。◆ オランダとイギリスのとある離島が戦争状態であったことが忘れ去られ、ふとしたことでこのことを思い出したのか355年振りに両国間の戦争が終結したことをこの日に合意(1986年=シリー諸島紛争)。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月17日】歴史が示すウクライナの「抵抗」の意味= WEDGE Infinity 【ブラッドランド 上・下(近現代史ブックレビュー)】 2022年4月16日 筒井清忠 (帝京大学文学部長) ウクライナ戦争においてウクライナの国民がロシア軍に激しく抵抗し「奴隷になるよりは死を選ぶ」として戦っていることに対して、日本では「早く降伏した方がいい」と否定的に捉える人がいたことは驚きであった。 これは、ソ連・ロシアに支配されたウクライナの近現代史への無理解が原因と思われる。ウクライナは、ソ連・ロシアから残虐この上ない仕打ちにあったことがあるため、「死を賭した抵抗」という態度に出ているのである。 それを理解するのに最適の書が、近年、ウクライナをはじめポーランド、ベラルーシ、バルト諸国、ルーマニア、ロシア西部地方などの「流血地帯(ブラッドランド)」では、1930年代から第二次世界大戦終了にかけての時代、ヒトラー・ドイツとスターリン・ソ連のために、約1400万人もの人が殺されたことを明らかにした本書である。ウクライナ人が戦う理由 とくに深刻であったウクライナでは、まず1928年から32年にかけての第一次五カ年計画の実施の際、スターリンによって過酷な農業集団化政策が実施された。スターリンは「富農(クラーク)をひとつの階級として抹殺する」と宣言、富農絶滅政策を取ったのである。富農が誰であるかは、恣意的に決められ農民の集団強制移住が実施された。これによってウクライナ人はじめ約170万人が極寒のシベリアなどに何千両もの貨物列車に詰め込まれて送られ、奴隷労働に従事させられ死んでいったのである。 その後、33年から本格的なウクライナ人に対する集団的飢餓政策が始まった。穀倉地帯とまで言われたこの地域に過酷な食糧徴発が科され、そこから深刻な飢餓が始まり、結局約330万人のウクライナ人が餓死したのである。 いくつものおぞましい事例が並べられており、親が子を食べあるいは子ども同士が食べあうという、この世の地獄絵図についての叙述が続いている。食べるものが全くなくなり、「人肉が唯一の肉となった」「ハルキウ地方のある若い共産党員は、人肉を使わなければ自分は食肉徴発目標値を達成できない、と幹部に報告した」。 これが、ソ連・ロシアのためウクライナ人が経験させられ近現代史であった。これを知ったウクライナ人の誰がロシアに降伏するだろうか。「抵抗」を理解できない背景とは 1400万人という数字は、独ソ戦の戦死者とは全く別の飢餓などによる死者数である。あの過酷な強制収容所などの施設に送り込まれた人の数よりも「流血地帯(ブラッドランド)」で殺された人間の数の方がはるかに多いのにもかかわらず、それをほとんど無視してきたこれまでの多くの歴史家の態度も問題となる。 たしかに、書店や図書館で見るとわかるが、この時代を主題にした歴史書において、こうした事実が十分に記述されてきたとは言い難いであろう。飢餓の事実と餓死者の数が書いてあってもそれだけで終わっていることが多い。たまたま見たある新書は良心的で、さすがに「それは第一次世界大戦の死者より多い」という趣旨が書いてあったが、やはりそれで終わってしまっていた。本書でも問題にしているヒトラー・ナチスドイツの蛮行の記述に比すと分量のアンバランスがあまりにも際立っているのである。 また、著者は『全体主義の起源』(みすず書房)を書いたハンナ・アレントの後継者と見なされているが、アレントはスターリン・ソ連とヒトラー・ドイツを共に全体主義として厳しく批判しているにもかかわらず、日本ではアレントについての書物を見ると、この全体主義についての箇所はナチスドイツのことばかりを書いており、ソ連のスターリン主義による独裁・虐殺の問題をほとんど扱っていない。 こうした不均衡が、高等学校の世界史や一般向けの書物における不十分な叙述となり冒頭に述べた事態につながったのであろう。 その意味で本書の衝撃は大きく、出された数字など細部についての検討は今後なされることもあろうが、その大きな問題提起が深く長く続いていくものであることは間違いないところである。悪夢の「ブチャ虐殺」生存者の証言... 住宅街で起きた処刑、性暴力、拉致の一部始終 =前節== NewsWeek_Report 2022年4月13日(水) エイミー・マッキノン(フォーリン・ポリシー誌記者)、メアリー・ヤン(フォーリン・ポリシー誌記者)ほんの1カ月前まで、ブチャは緑豊かな郊外住宅地だった。治安はよく、あちこちに公園がある。首都キーウ(キエフ)に近いので、庭付きの家に住みたい若くて裕福なファミリーが集まっていた。だが4月2日の土曜日、この町を奪還したウクライナ軍の兵士が目にしたのは道路に放置された遺体の山。後ろ手に縛られたものもあった。その場で処刑されたに違いない。市長のアナトリイ・フェドルクは米紙ワシントン・ポストに、2つの集団墓地に270人ほどを埋めたと語っている。添えられた写真には、黒い遺体袋や地面から突き出た遺体の一部が写っていた。キーウの北西に位置するブチャでは、侵攻が始まってすぐ激しい戦闘が行われた。だがロシア軍は激しい抵抗に遭い、少なくとも当座は首都の攻略を断念し、撤退した。市内の目抜き通りには、待ち受けていたウクライナ軍の反撃で破壊されたロシア軍戦車の残骸が散乱している。「第2次大戦の映画で見るような光景だった」。4月3、4日にブチャを視察したウクライナ国会のキラ・ルディク議員はそう言った。破壊され、わずかに庭のフェンスだけが残った家があった。そこで彼女は、「私たちは平和な人間です」という手書きの看板を見つけた。攻撃するなとロシア兵に呼び掛けるメッセージだったのだろうが、残念ながら「役に立たなかった」。・・・・・・明日に続く・・・ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/17
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ ウイリアム・スミス・クラークが札幌農学校を離任し、別れ際にこの大地を侵略する野望を持ちたまえ、少年たち!と煽動。お陰で、細々と暮らしていたアイヌが僻地へ僻地へと追いやられる(1877年)。◆ アルバート・ホフマンがなんだかよく判らない化学物質を試しに弄ってみたところ、人類初のトリップに成功する(1943年=LSDの幻覚作用を発見)。◆ カウンターカルチャーに美しい日本の私が侵食されることに恐れをなした川端康成が、自宅でガスによるトリップに挑むも失敗、死に至る(1972年)。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月16日】実は効いていない「ロシア制裁」...巨大な「抜け穴」とは? 元米財務長官が指摘 = NewsWeek_Column_2022年04月12日、 欧州インサイドReport ・ 木村正人 [ロンドン発] 元米財務長官でハーバード大学のローレンス・サマーズ名誉学長が11日、ZOOMを通じて英有力シンクタンク、王立国際問題研究所(チャタムハウス)の討論に参加し、ウクライナに侵攻したロシアへの制裁、エネルギー価格の高騰、インフレ、膨張する債務、気候変動などについて縦横無尽に語った。米欧が結束して対ロシア制裁を発動したことについて、サマーズ氏は「世界秩序が激変する可能性を予感させた。多国間主義以上に、これまでの制裁のスピードと範囲、レベルに感心した。その一方で、この制裁は戦争の一部なのか、罰としての意思表示なのかという現実的な問題がある」と指摘した。「ロシア中央銀行に対する制裁にもかかわらず、急落したルーブルは戦争前の状態に戻している。ロシア政府がエネルギーの代金としてドルを受け取っているからだ。制裁が求められるレベルまでロシアに苦痛と圧力を与えているとは思えない。ロシア産原油・天然ガスの輸入を断つべきだ。そうしないと制裁に大きな抜け穴ができてしまう」との懸念を示した。「国際秩序を守るためにウクライナ市民が払っている犠牲は私たちの何十倍も大きい。西側に求められている制裁も前の世代が払った犠牲に比べると相対的に小さい。ロシアへの制裁やウクライナへの武器供与が強化されることを私は望んでいる。ウラジーミル・プーチン露大統領の戦争犯罪を問うこと以上にこの戦争での大きな勝利はない」「大砲もバターも」の時代との類似点国際エネルギー機関(IEA)は高騰する原油価格を安定させるためアメリカ6055万9千バレル、日本1500万バレル、韓国723万バレルなど石油備蓄計1億2千万バレルを半年にわたり協調して放出する。アメリカは単独でも1億2千万バレルを放出し、全体の放出量は過去最大規模の計2億4千万バレルにのぼる見込みだ。日本が国家備蓄を放出するのは初めて。サマーズ氏は「ゼロコロナ政策をとる中国の都市封鎖は1カ月前に想像していたよりもさらに広がり、より長い期間必要となるかもしれない。危機の重要な教訓は、過去に何をしたかを基準にするのではなく、いま何が求められているかだ。ロシアの金融をパニックに陥れ、破壊的な打撃を経済に与えるためにできることはまだあるはずだ」と強調する。インフレについて「アメリカのインフレは1960~70年代と類似点が増えている。数カ月前の私の懸念は『大砲もバターも』時代の過ちを再現しているということだった。金融緩和を伴う過度な財政政策が賃金を大幅に上昇させ、急激なインフレを引き起こした。今回はウクライナ戦争による商品価格の高騰や中国の都市封鎖という不運が重なっている」と語る。「アメリカはハイインフレに入る大きなリスクを抱えている。マネタリーポリシーだけで防ぐのは非常にデリケートな問題だ。歴史的に見ても失業率が4%以下で、インフレ率が4%を超えた時、アメリカは2年以内に景気後退に陥っている。マクロ経済政策は需要に影響を与えられる。総合的な政策で需要水準を供給水準に合わせることが課題になる」インフレに向かう世界「現在、アメリカでは賃金のインフレ率が6%を超えている。欧州大陸では状況は多少異なり、極端な労働力不足には至っていない。それほど強力な財政拡張政策がとられたとも思えない。そのためより抑制的でより緩やかな政策が適切だ。世界はインフレという難しい時代に向かっている。イギリスに関しては確実に当てはまる」中国の都市封鎖については「需要の減少から来るデフレ圧力がある一方で、サプライチェーンに大きな支障をきたす恐れがある。インフレに対する正味の影響は確信を持って判断できない」とだけ述べた。全体として見た場合「コロナで経済を閉鎖して再開しただけでは潜在的な生産規模が大きく損なわれることはない」との見方を示した。「アメリカでは人口の半分がコロナを発症していると推測されるが、そのうちの1%が働けなくなれば失業率の1%に相当する。労働力人口が増えれば賃金が下がり、デフレになると言われるが、労働力人口が増え失業率が上がらなければ、働く人、稼ぐ人、使う人が増えることになり、賃金を押し上げる作用がある」コロナでリモートワークが拡大した。「ZOOM会議が増えて移動時間が省略でき、生産性が向上した。一方、病院の看護師は人手不足で疲れ切っている。それが生産性の成長にどのような影響を及ぼすのか。人々には通勤や移動、着替えの時間を減らしたいと望んでいる。ニューヨークやロンドンに住みたい人は少なくなるだろう」と言う。「ドイツの脱原発政策は失敗」一方、債務の持続可能性については「あまり心配していない」と言う。「1990年代前半、ドイツの名目金利は9%、実質金利は5%で、政府債務を国内総生産(GDP)の60%に抑えることを決定した。現在、実質金利はマイナスだ。アメリカで急騰した名目金利も9%に比べると低い。インフレに対する懸念の方が大きい」とインフレ対策を優先させるよう強調した。「私は当分の間、ドルは基軸通貨としての役割を維持すると確信する。ドルでの取引が許されない場合、ユーロや日本円で取引するようになるシナリオは考えにくい。暗号通貨が従来の政府通貨に取って代わる可能性も低い。外貨準備として中国の人民元を増やす人よりも減らす人が多いのではないか」との見方を示した。気候変動対策については「私は終末論を好まない。今後5年間で終末論者が求めることをすべて達成できる可能性は低い。5年後に彼らが地球を救うことはできなかったと宣言することもないだろう。環境分野で私たちが学んだ最も重要な教訓は、技術は進歩し、変化は加速し、私たちの期待より急速に進む傾向があるということだ」と指摘する。「犠牲より技術革新とその促進に重点を置く方がより優れた戦略だ。気候変動を巡るオール・オア・ナッシングのレトリックは問題を解決できないという無力感を生み、逆効果だ。ドイツの脱原発の決定は大きな失敗だった。人々が原子力発電に懸念を抱いていたことは理解できるが、脱原発は脱炭素のコストを大きくする」と話した。【関連記事】 「シャネルなんかいらない」ロシア人セレブが対ロ制裁に過激抗議 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/04/post-98462.php ウクライナ戦争を陰で支える中国に制裁を https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/03/post-98303.php 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/16
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ 百戦錬磨の鋼鉄の霊将にして朝鮮民族の輝ける英雄、偉大なる将軍様の父にして親愛なる総書記の祖父でもある同志、金日成首領様が誕生なされた素晴らしき日(1912年)。&so、タイタニック号が沈没した日でもある。◆ 日本の千葉県は浦安市に千葉ディズニーランドが開業。マリオとミッキーマウスとの、熾烈なアイドル同士の競争の幕開け(1983年)。なおマリオは1996年にアイドルの座を後継者へ譲った。◆ オウム真理教の予告デー。この日、新宿全域で厳戒態勢が敷かれパニックに(1995年)。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月15日】ロシアの侵略 世界の知の巨人と日本の浅薄な論議の違い =後節= = WEDGE REPORT 《田部康喜のTV読本》 2022年04月09日 田部康喜 (コラムニスト)プーチンは民主主義の仮面をすぐ脱いだ ノーベル賞作家のスヴェトラーナ・アレクシエービッチは、ジャーナリストでもある。ウクライナで生まれ3歳までいた。その後、父の故郷であるベラルーシに。その作品は、一貫して、戦争と人間の証言である。 『戦争は女の顔をしていない』(84年)は、女性のソ連兵の言葉を綴った。『アフガン帰還兵の証言』(95年)は、アフガン戦争のロシア帰還兵の言葉である。この中から、番組は、兵士のいくつかの言葉を引用した。「弾丸が人間に突き刺さる。誰も容赦しない。子どもを撃つこともできる」「(帰還してから)2年間は自分を葬る夢を見続けた。自殺するには銃がないという恐怖で目が覚める」 アレクシエービッチは、2年前にベラルーシの独裁政権に反対する運動にかかわって、捜査当局の調べを受け、病気を理由として、事実上ドイツに放逐された。 彼女はいま、YouTubeで兵士たちのさまざまな証言を聞いているという。ウクライナの捕虜になったロシア兵が、自宅に電話した際に盗聴された音声である。「ママ、僕だよ」「どこ?」(母親は、息子がウクライナに派遣されたのではなく、「演習」に行ったと聞かされていた)「ママ、僕たちはここに人を殺しに来たんだ」「どういうこと? どうしてそんなことに?」「虐殺も略奪もした。僕たちはハリコフに爆撃している。ハリコフは、がれきの山になってしまった」「(お前は)嘘をついているのではないか?」 アレクシエービッチは、プーチンのウクライナ侵攻を「ファシズム」と呼んではばからない。 「プーチンは、大ロシア主義に取りつかれた人間だ。それは、大セルビア主義や大ドイツ主義と同様な考え方で、流血しかもたらさい。私たちが目にしているような流血とファシズム以外は生まない。他民族を蔑視し、自民族の優位性を誇ることは、いまロシアで起こっていることは、ファシズムの最初の兆候なのだ」 「権力を握った当初、プーチンは民主主義者を演じた。すぐ、仮面を脱いだ。現在、権力の周辺にいる哲学者や宗教者は、民主的な考え方を拒否したエリートたちです。彼らはカネを崇拝し、偉大なロシアの再来を欲している」悲観的にならず、憎しみでは救われない それでは、知の巨人たちは、世界がこれからロシアに対してどのように接していけばいいいうのか。 思想家のジャック・アタリは語る。 「ネガティブにならない。悲観的にならない。弱気にならない。どんな交渉のチャンスも逃さない。そして、ウクライナやロシアなどの国で抵抗する勇気のある人たちを応援することだ」 ノーベル賞作家のアレクシェービッチは、次のように述べる。 「ウクライナの未来の世代、今の若者たちの子どもたちが成長したとき、ロシアの人々とどうやって話をするのか。救ってくれるのは愛だけだ。憎しみでは救われない」プーチン、「処刑人」ことドゥボルニコフ将軍を総司令官に= NewsWeek_Report 2022年4月11日(月) トーマス・キカロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナ侵攻の司令官として新たにアレクサンドル・ドゥボルニコフ将軍を任命したと複数のメディアが伝えている。ドゥボルニコフは米軍の元幹部から「処刑人」と評される人物だ。米欧州軍の司令官を務めたこともあるマーク・ハートリング米陸軍退役中将はCNNに対し10日、ドゥボルニコフの過去について解説するとともに、プーチンにとって望ましいウクライナ侵攻戦略を遂行するのにぴったりの人材だと思われる理由について語った。ドゥボルニコフは現在、ロシア軍の南部軍管区の司令官を務めているが、南部軍管区にはかつて独立紛争の舞台となったチェチェン共和国や、2014年にロシアが併合したクリミア半島が含まれる。ハートリングによれば、ドゥボルニコフは民間人を攻撃したり混乱の種をまくといったことを含む作戦に長けているという。「過去の戦闘作戦の進め方から、彼は処刑人のような存在だ(と見られている)。シリアでも(チェチェンの)グロズヌイでも、民間人への攻撃や民間施設の破壊、混乱の醸成が非常に多く行われる作戦を実行してきた」とハートリングは語った。「こういう人物が(5月9日の対独戦勝記念日に)モスクワで行われるパレードまでに成果を上げることを求められるわけだ」ロシア軍は2015年、シリア内戦への介入を開始したが、その際に最初に司令官に任命されたのもドゥボルニコフだった。BBCによればドゥボルニコフはアサド政権軍を支援するための爆撃作戦で大きな役割を果たしたという。部隊の立て直しには時間がかかるとの見方も軍事戦略の専門家でNATOのアドバイザーを務めた経験もあるグウィシアン・プリンスは、ドゥボルニコフの司令官任命についてBBCに語った。ロシア軍が当初の作戦で決定的勝利を手にできなかったこと、そしてドゥボルニコフの過去の「実績」からみても、ロシア軍はウクライナ国民を恐怖に陥れる戦略に今後も力を入れるとみられるとプリンスは述べた。もっとも、そんなドゥボルニコフをもってしてもプーチンの掲げる目標を達成できるかどうかは分からないとハートリングは言う。ウクライナ東部に展開しているロシア軍の兵力不足がその理由だ。CNNはこれまで、ロシア軍はウクライナ第2の都市ハルキウ(ハリコフ)への進軍を計画しており、それに向けて同国東部で部隊の再編成を行っていると伝えていた。だがハートリングはこうした報道を疑問視。これまでのロシア軍の兵力面、装備面での損失は大きく、東部に移動して新たな攻撃を行うのは難しいのではとの見方を示した。「ボードゲームやビデオゲームとは違う」とハートリングは言った。「ロシア軍部隊は大きな打撃を受け、ひどい状態だ。それを立て直してもう一度戦場に送り込むのは容易ではない。再び戦闘に従事させられるようにできるとしても、かなりの時間がかかるはずだ。だから私は、ウクライナが優勢だと考える」<関連記事> ・ロシア軍の虐殺の証拠を独情報機関が入手した https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/04/post-98475.php ・ロシア軍、ウクライナの市長と家族を「処刑」 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/04/post-98436.php 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/15
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ 南軍の連中を許してやってくれと南部出身の一役者が大統領に直訴するものの、観劇の邪魔だと言われてブチ切れて銃弾をお見舞いした(1865年=リンカーン大統領暗殺事件)。◆ 三原脩が、南海ホークスとの因縁からかギャラリーを飛び出して相手の一塁走者に拳骨を一発お見舞いする(1949年=三原ポカリ事件)。◆ 1969年-文京区本郷兄弟決闘殺人事件(超エリートの兄弟が・・・・)発生。 &so、バングラデシュで天から重さ1kgもの氷の塊が降ってきて、90人以上がデッドボール(1986年)。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月14日】ロシアの侵略 世界の知の巨人と日本の浅薄な論議の違い =前節= = WEDGE REPORT 《田部康喜のTV読本》 2022年04月09日 田部康喜 (コラムニスト) ETV特集「ウクライナ侵攻が変える世界 私たちは何を目撃しているのか 海外の知性に聞く」(4月2日)は、ノーベル賞作家のスヴェトラーナ・アレクシエービッチ、思想家のジャック・アタリと国際政治学者のイアン・ブレマーにそれぞれインタビューした。 世界の知の巨人たちの深い洞察は、第一次世界大戦と第二次世界大戦以来の歴史、とくに「冷戦」をどう読み解くかによって、今回のロシアの侵攻の根底にあるものを浮かび上がらせる。米国の「軍産複合体」が持つ危険性 思想家のジャック・アタリは、すでに6年前にロシアによるウクライナ侵攻を予言していた。フランスの歴代の大統領の顧問を務めた。1989年にベルリンの壁が崩れ、その後、旧ソ連が崩壊した後は、欧州の復興を提唱して、91年欧州復興開発銀行の初代総裁にもなった。 「米国は、ロシアを民主主義陣営に入れることに消極的だった。欧州復興開発銀行は、民主主義に向かっていない国には融資をしない、という国際機関としては初めての条件を入れた。これについて、当時のロシアも同意していた」 「クレムリンが欧州に入りたいと思えば可能だった。ロシアが、法の支配、腐敗政治からの脱却、完全な民主主義への意欲をみせていたら、欧州はロシアを歓迎した」 欧州復興開発銀行の融資によって、旧東欧諸国のハンガリー、ポーランド、チェコ、スロバキア、ルーマニア、ブルガリア、そしてバルト3国では、民主主義かと経済改革がある程度成功を収めた。 なぜ、ロシアが民主化できなかったのか? ジャック・アタリは答える。 「それは、ロシアが巨大な国だったからだ。支配層の素行が悪く、西側諸国が介入しづらかった」 「また、米国は常に敵を必要としていた。『軍産複合体』は議会から、軍事費をとるには敵が必要だった」 「軍産複合体」とは、米国のアイゼンハワー大統領が退任にあたっての演説のなかで、軍隊と産業がいっしょになって、戦争の危機による利害を共有する体制のことに触れて、警告を放ったものである。 ジャック・アタリは、「軍産複合体」の危険性に驚くべき警鐘を鳴らす。 「(米国の)『軍産複合体』とクレムリンの過激派のなかには、利害関係が一致する人たちがいる」 彼は、3月に自分のホームページで、次のようなメッセージを世界に発信した。 「ロシアの人々を歓迎しよう。いま起こっているのは、前世紀からの冷戦の最後の残骸なのだ。私たちは最悪の事態を避けるために冷静を保つべきだ」 「ロシアのオーケストラや音楽をボイコットするのは、バカげている。もっと関係して、もろ手を挙げて彼らと一緒にやるできです」「最悪の事態」とはなにか? 「ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に加盟していないことから、米国や欧州はロシアに対して直接的な軍事行動はしていない。このことをクレムリンは弱腰だと考えている。ロシアは次にバルト3国を攻撃するかもしれない。また、中国が台湾に侵攻した場合に、米国は武器を取るのか? なにもしなかった場合、今度は日本が米国に守ってもらえないと考えるようになる。そして、日本も自衛のために核保有を主張する。これから起きる最悪のシナリオだ」「侵攻は西側の数十年間にわたる過ちの積み重ね」 国際政治学者のイアン・ブレマーは、冷戦の終結によって、ロシアが受けた心理的な深い傷について指摘する。 「ロシアは、屈辱を味わったと思う。彼らは、自分たちの帝国を失った。(西側は)東欧を発展させたが、ロシアはNATOからはずされた。『G7+1』という言葉を覚えていますか? 『+1』てなんだって話だ。怒りを持って、ロシアは漂流した」 ブレマーは、冷戦後の世界を描いた『「Gゼロ」後の世界』の著者として知られる。米国が「世界の警察官」をやめたときになにが起きるのか。彼は、6月の時点で、ロシアのウクライナ侵攻の可能性を述べていた。 「米国は、プーチンに関心がなかった。今回の侵攻の責任は、西側にある。プーチンは、数週間にわたって戦争犯罪を犯してきた。西側諸国の数十年にわたる過ちの積み重ねの重さについて理解すべきだ」 ブレマーは、いまの事態を〝キューバ危機2.0〟と呼んで、核戦争の可能性に言及した。「キューバ危機」とは、旧ソ連が1962年、米国の鼻先であるキューバに攻撃用ミサイルを持ち込んだ事件だ。核戦争の瀬戸際だったとされる。米国のケネディー大統領と旧ソ連のフルシチョフ首相の秘密裏の交渉によって、旧ソ連はミサイルを撤去した。 「どんな政治的決断においても、今後は核の対立の可能性を考慮しなければなりません。世界大戦の可能性はある。本当に弱ってしまう。ポストモダンとかグローバリゼーションでもない。80億人の人間の命がかかっている」・・・・・・明日に続く 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/14
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ 東京は下谷に日本初の喫茶店「可否茶館」が開店(1888年)。「そういう訳でこの日は喫茶店の日と言うことになっているのです」。◆ ソ連領内に踏み込んだナチスが、ソ連領内カティンの森でポーランド将校4,000人の遺体を発見と報じる(1943年)。当のソ連は「見つけたナチスのエクストリーム・自作自演」と否認していたが、数十年経って「ヨシフ・スターリンと政治局の決定で実行された」と言って認める。◆ 北朝鮮が人工衛星「光明星3号」の発射に成功するが、偉大なる将軍様の思想を理解できない人々が多過ぎて衛星打ち上げの確認ができなかった模様(2012年)。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月13日】ロシアによる大虐殺 プーチンを裁く方法はないのか =後節= = WEDGE REPORT 《世界潮流を読む》 2022年04月08日 樫山幸夫 (元産經新聞論説委員長) プーチンの訴追、出廷は非現実的 しかし、実際にプーチンを含むロシア政府高官、軍将兵をICC法廷に訴追するのは簡単ではない。 ウクライナはICCに未加盟だが、その手続き受け入れを表明すれば、国内で起きた事件の訴追が可能になるため、そうした手段をとるとみられる。しかし、ロシアはICC加盟の取り決めを批准しておらず、プーチンを含むロシア政府高官、軍将兵が取り調べに協力して受け入れることはあり得ず、起訴にこぎつけても、法廷に出廷する可能性もほとんどない。 ただ、ICCの訴追に時効はないため、将来の政権が受け入れた場合、起訴されることはありうる。プーチン氏が訴追を逃れ、職にとどまっていた場合でも、外遊などで加盟国を訪問すれば、ICC裁判官が発行した逮捕状によって身柄を拘束される。外国人が日本の法令に違反した場合、訴追されるのと同じ理屈だ。 ICCの前身は、国連決議に基づいて設置された個別の国際法廷。1993年に設置された旧ユーゴ国際刑事裁判所では、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争などでの集団殺害、戦争犯罪を捜査、ユーゴスラビア(当時)のミロシェビッチ元大統領を訴追(審理途中で死去)した実績がある。 ICCになってからも、30万人が死亡したといわれるスーダンのダルフール紛争で、当時のバシール大統領に2009年に逮捕状を発布する(国内で訴追されたた執行できず)など積極的に活動してきた。プーチン、暗殺やクーデターの危険 戦争犯罪の実態が暴かれたことで、今後のウクライナ情勢はどう展開するのか。ロシアの軍事攻勢がどうなるかなど流動的な要素があるが、ウクライナの安全保障などをめぐって一定の進展を見た和平交渉に影響を与えるのは不可避だろう。当事国のウクライナ、米国をはじめとする西側各国は、ロシア非難を一段と強めており、和平協議においても、これらの問題が無視されることはあり得ないからだ。 今後の帰趨が不透明な中で、確実なことは、ウクライナを〝無力化〟して実質的に勢力下におくというプーチンの当初の目論見はもはや不可能になったということだろう。そして、プーチンの今後の政治的、個人的な立場も、かなり危うくなったということでもある。 米国のバイデン大統領はさきに、プーチンについて「この男を権力にとどめおくべきではない」と述べ、和平協議に影響を与えることを懸念する勢力から批判を浴びた。だが、いまとなっては、だれがプーチンの居座りなど望むだろう。 米国のリンゼー・グラム米上院議員(共和党、サウスカロライナ州)はことし3月3日、テレビ番組、ツイッターへの投稿で、「ロシアにはブルータス、シュタウフェンベルク大佐はいないのか」と呼びかけた。 ブルータスはいうまでもなく、古代ローマの独裁者、シーザーを暗殺した人物。シュタウフェンベルク大佐は、1944年にヒトラーを時限爆弾で殺害しようとして軽傷を負わせ、銃殺されたドイツの将校だ。グラム議員は〝暗殺〟という言葉こそ避けたが、実質的にはそれを呼びかける内容だった。 英国のオンライン新聞「London loves Business」も2月末、英国の安全保障専門家の話として、「側近によって暗殺される可能性がある」と報じた。 暗殺という違法な手段はともかく、クーデターによってプーチンを権力の座から引きずり下ろすことへの待望論も少なくない。 イギリスのジェームズ・クレバリー欧州北米担当相はウクライナ侵攻が強行された2月24日、英テレビのインタビューで、「ロシアの将軍たちは、プーチンの行動を止められる立場にある。われわれは彼らに、それを計画することを求めたい」と明確に、それを呼びかけた。 武力を持つ軍がクーデターの中心になることはミャンマーの例を引くまでもなく、過去の多くの例を見ても明らかだ。大統領の職務遂行も困難に プーチンがウクライナ市民の大量殺害について、指揮し命令を与えたかは明らかではないが、最高指導者たるものはすべての結果について責任を問われる。 全世界からこれほど糾弾されれば、将来とも、そのポストにとどまっておいても、各国から大国の指導者として遇されることはあり得まい。外遊に出れば、ICCからの逮捕状を執行され身柄を拘束されるというのだから、海外で首脳会談を行う機会は大幅に狭められ、大統領としての職務を遂行することはもはや事実上困難だ。 これまでなら、即座に停戦を断行してウクライナ側と和解する方策はあったかもしれない。いったん市民の集団殺害が明らかになったいまとなっては、手遅れというべきだろう。 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/13
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ サムター要塞をバルサン=サムター要塞の戦い=しようとしたつもりが火責めになってしまい、南北戦争が起きる(1861年)。◆ 長らく使われていた丸ビル原器に代わり、霞ヶ関ビル=高さ147メートルで当時日本一=原器が単位として採用される(1968年)。◆ ジンバフェ政府が自国の紙幣に0を付け足す余裕が無くなったため、紙幣の発行自体を止めてしまう(2009年=ジンバブエ・ドルの無期限発行停止)。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月12日】ロシアによる大虐殺 プーチンを裁く方法はないのか =前節= = WEDGE REPORT 《世界潮流を読む》 2022年04月08日 樫山幸夫 (元産經新聞論説委員長) イラスト:国際機関-1ウクライナ国内で市民の惨殺遺体が多数発見された事件は、ロシアによる組織的、計画的な犯行の疑いが指摘されている。死者はさらに増える見込みで、戦後欧州における最悪のジェノサイド(集団殺害)に発展する可能性がある。 ウクライナでの戦争犯罪を捜査している国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)が、今回の虐殺も訴追対象にするとみられる。 ロシアは関与を否定し、プーチン大統領ら政権トップの訴追は簡単ではないが、ボスニア紛争で、旧ユーゴスラビアの大統領が法廷に引きだされたことがあり、〝望み〟がないわけではない。法の裁きを逃れたとしても、クーデターや暗殺を呼びかける動き少なくなく、プーチンの末路はきびしいものになることが予想される。後ろ手に縛られ口に銃弾 激しい戦闘が終わったあとに、戦争犯罪の痕跡が残るのは、現代でもしばしばみられる。1990年代の半ば、旧ユーゴスラビアのボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で、8000人以上のイスラム教徒がセルビア人に虐殺された「セレブレニツァの虐殺」がその典型的な例だ。 キーウ郊外ブチャで多数の遺体が発見された直後は、混乱のなかでもあり、くわしい状況が不明だった。その後、米ABCテレビの映像が日本でも放映されるなど、西側メディアの報道や人権団体の調査によって、次第に惨状が明らかになってきた。 ロシア軍が撤退した後の今月2日、ブチャ(キーウの北東37キロメートル)に入ったロイター通信の取材チームによると、市内には硝煙と死臭と交じり合った強い悪臭が漂っていた。市民らしい遺体が散乱、なかには半分だけ土中に埋まったり、買い物途中に命を落としたのか、ショッピングバッグを握りしめている遺体もあった。 後ろ手に縛られ、口の中に弾丸を撃ち込まれた2人の男性の遺体が放置されていた。 AFP通信によると、ほとんどは、コート、ジーンズ、ジョギングパンツ、スニーカーなど普通の市民の服装。遺体のそばにはウクライナのパスポートなどが散乱していた。 ウクライナ兵士が〝戦利品〟として燃やしたらしいロシア軍装甲車の脇で写真撮影していた光景も見られたという。性的暴行し、顔を切りつけた20歳兵士 米・ニューヨークに本部を置く人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は各地で市民から聞き取り調査を行った。 その報告によると、3月13日、ハルキウ(ハリコフ)の学校に5歳の娘、13歳の妹らを連れて地域の人たちと避難していた31歳の女性が、若いロシア兵士に性的暴行を繰り返し受けた。兵士は自ら「20歳だ」と明かし、女性のノドや顔面をナイフで刺し、切りつけたという。 地下室に避難していた別の女性は、一緒にいた29歳の息子と31歳の義弟がタバコを吸いに地上に出た時にロシア兵に拉致されことを知らされた。 近くの検問所で2人の安否を尋ねたところ、「ちょっと脅して尋問したらすぐ帰す」といわれた。しかし2人は帰らず、翌朝、近くビルの前で縛られて抵抗できない状態にして頭を撃ち抜かれた遺体でみつかった。 こうしたリポートは枚挙にいとまがない。 ブチャのアナトリ―・ペドルク市長らによると、同市などキーウ近郊だけで見つかった市民の遺体は400人を超えており、さらに増えるという。まさに〝悪魔の所業〟というべきだろう。殺害は「偶発的ではなく計画的」、ICCの刑事訴追も ウクライナのゼレンスキー大統領は4月5日、国連安全保障理事会の会合でビデオ演説。 「大人も子供も、家族全員を殺害し遺体を焼こうとした」「ロシア軍と彼らに命令を下した者はただちに裁かれなければならない」と強くロシアを非難。あわせて、ロシアが安保理で拒否権を持つ国連の改革を訴えた。 ブリンケン米国務長官も「殺害、拷問、性的暴行のための組織的な犯行だ」と、混乱の中での偶発的な事件ではなく、計画された戦争犯罪との見方を示した。同様の非難が日本を含む各国から相次いでいる。 ウクライナのクレバ外相は多くの遺体が見つかった直後の4月3日、英メディアのインタビューで、国際刑事裁判所(ICC)と関係国際機関に対し、解放された各地に調査団を派遣し、ウクライナ司法機関と協力して戦争犯罪の証拠を収集することを求めた。これに呼応して、ウクライナ国防省は、関与した疑いのあるロシア軍将兵1600人の名簿を公開、〝国際手配〟した。 戦争犯罪として、関与した者を裁くにあたっては、訴追の強制力を持つICCの動向が焦点となる。ICC検事局は、ロシアの侵略直後の2月末から、職権で戦争犯罪に関する証拠集めを行ってきた。英独仏、日本など約40カ国が3月初めに、告発に当たる訴追の付託を行ったことを受けて、カリム・カーン主任検察官(英国出身)は捜査を開始する方針を正式に表明した。 同検事の声明は、今回の事件が明らかになる以前に発表されたが、「捜査にはあらたな訴えも含まれる」と述べていることから、対象に追加される見込みだ。・・・・・・明日に続く 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/12
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ 3で割り切れない、あまつさえ整数で4分割もできない不便な単位系が公式にゴリ押しされる(1921年)。がしかし、反対運動により施行は無期延期に。◆ ダグラス・マッカーサー元帥がハリー・S・トルーマン大統領によって更迭(1951年)。日本のトップが美国政府のさじ加減で何時でも任免できる前例となる。◆ ガッツポーズの日。「鷹の団」に所属していた当時の鈴木石松が、百人斬りをなしとげた際(1974年)にこのポーズをした事から、マスコミによってこう呼ばれるようになった。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月11日】戦場では「笑っていた」兵士が、帰還後に自ら命を絶つ...戦争が残す深い「傷」= NewsWeek_Column_2022年04月02日、 欧州インサイドReport ・ 木村正人「伍長が地雷を踏んで足が吹っ飛んだ」「わが祖国のために、そこで暮らす人々のためにフォークランド諸島を取り戻す」とマーガレット・サッチャー英首相はアメリカの反対を押し切って戦争を遂行する。まさに「鉄の女」の決断だった。元英陸軍第3空挺大隊のプリウエイテ・ギャレス・ルイス氏(60)はフォークランド諸島の首都スタンリーの港を見下ろすアルゼンチン軍の「最後の砦」となったロングドン山を巡る攻防に参加した。「6月になって大隊の600人が夜襲をかけました。暗闇の中を前進しました。アッという間に伍長の1人が地雷を踏んで足が吹っ飛び、私たちの上に降り注ぎました。ロングドン山を攻略するにはアルゼンチン軍が仕掛けた地雷の中を進まなければならなかったのです。山を登り、塹壕を攻め落とし、敵兵を捕虜にして目標を達成しました」「ロングドン山まで弾薬や水、食料など70キログラム近い装備を担いで80キロメートルも行軍しました。四輪駆動車ランドローバーと大型輸送用ヘリコプター、チヌーク3機が敵の攻撃で海に沈められました。輸送手段がないので、歩いて行くしかなかったんです。戦闘で23人が犠牲になりました。17歳が2人 。18歳が1人、その日は彼の誕生日でした」「夜間照準器を備えたスナイパーの狙撃や迫撃砲にやられました。 ロングドン山を放置しておけば、アルゼンチン軍は高台から周囲を攻撃できました。あの山を取ったのは正しい作戦でした。アルゼンチン軍があの山から撤退していなかったら、戦争に負けていました。間違いなく全ての戦争に負けていました」「恐怖とはおかしなものだ。私たちは笑っていた」当時、20歳だったルイス氏は「恐怖は感じませんでした。恐怖とはおかしなものです。私たちは笑っていました」と言う。「アドレナリンですよ。目標を達成して生き延びる、まさにサバイバルでした。弾薬や食料が尽きても、生き延びるだけです。そうしなければ目標は達成できていませんでした。非常に危なかったと思います。勝敗は紙一重でした」「空挺大隊の兵士はタフで有名です。さまざまな訓練を受けています。訓練に次ぐ訓練で鍛え抜かれているのです。厳しい訓練をすればするほど、戦争は容易になるという古い諺があります。だから、われわれはより厳しい訓練を受けました。それにわが大隊は絶対に屈しません。仮に弾薬が尽きても、死ぬまで戦うことを誓っていました」不屈のエリート兵士を殺すのは戦場の銃弾や砲弾だけではない。フォークランド紛争では戦死者より多くの帰還兵が心的外傷後ストレス障害(PTSD)で自ら命を絶ったとルイス氏は打ち明けた。「これは一生つきまといます。忘れることはありません。ふとしたきっかけで必ず戻ってくるのです。それと一緒に生きる、生きていかなければならないんです」「罪悪感、自ら命を絶った彼らのためにもっと何かできたんじゃないかという罪悪感が湧いてきます。そして迷路に入り込んでしまうのです」。大英帝国の威光を取り戻した戦争で255人の英兵士が死亡し、民間女性3人も犠牲になった(アルゼンチン軍の死者約650人)。あれから40年、イギリスでもフォークランド戦争を正しく理解しているのは成人のわずか4%に過ぎない。「戦争は死んでいくビシネスだ」同じ大隊の軍曹だったトム・ヘリング氏(71)は「作戦を開始した夜は雪や霜でとても寒かったです。橋には地雷が仕掛けられているかもしれないので、川を渡りました。仮設の橋が壊れてズブ濡れになり、体の芯まで凍えました。幸いにも地雷はプラスチック製で寒さのため多くが機能しなくなっていました。危険はみな覚悟していました」と思い起こす。PTSDについて「私自身、間近で見てきました。この間、退役軍人と話している時も、戦術を語り始めると突然、彼が倒れたんです。何が引き金になるのか分かりません。記憶かもしれないし、何かを見たことが引き金になるかもしれない。眠れない時とか、死にかけたことを思い出すとか、友人や仲間が死んだ時のことを思い出すとか、いろいろなことがきっかけになります」と言う。「恐怖を感じることもあれば、悲しみの場合もあります。仕事もせず、食事もとらず、自分の身の回りのこともできず、時に暴力を振るうこともあります。第一次大戦の砲弾ショックと何ら変わりません。しかし2つとして同じPTSDはないのです。風邪の特効薬を探すようなもので、治療法はないけれど緩和することはできます。普通の教育や会話が救済になるのです」ヘリング氏は「戦争は死んでいくビシネスだ」と言う。その意味を問うと「2つの意味があります。まず、戦争で人は死んでいきます。そして戦争を終わらせる戦争が起きます。戦争そのものも死んでいく運命にあります。私たちには抑止力と安全保障が必要であり、そのために軍隊や情報機関などあらゆるものが存在します。戦争をせずに済ませることが本当の勝利なのです」と答えた。「両親は戦争について話すことをためらっていた」フォークランド諸島のジュニア大使を務めるタムシン・マクラウドさん(23)は「両親はずっと戦争について話すことをためらっていました。それは他の島民も同じで、PTSDのため長い間、戦争について話すことができなかったのです。40年たった今、彼らはようやく自分や家族に起こった出来事についてよりオープンに話すようになりました」と打ち明ける。「私の家族が戦争でアルゼンチン軍に捕らえられ、人質として公民館に閉じ込められていたことを知りませんでした。最近になって知ったのです。彼らは戦争を過去のものとして前だけを向いてきました。尊い犠牲を払ってフォークランド諸島は解放され、自由を取り戻したのだから、それを受け入れ、祝いたいです」とタムシンさんは言う。【関連記事】「みんなトラウマになる」「この臆病者を見ろ」「どこの国境でも人種差別」...ウクライナ難民ルポ https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/03/400-14.php 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/11
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ インドネシアのスンバワ島が超特大の屁をこいたため、世界から夏が無くなる(1815年)。◆ 豪華客船『タイタニック』がサウサンプトンからニューヨークに向けて最初で最後の航海に出発(1912年)。YMOメンバーの祖父が数少ない乗客生還者の一人、無論 日本人。◆ 日本の本州と瀬戸大学を結ぶ「瀬戸大学連絡橋」が供用開始した。略称は「瀬戸大橋」。JR瀬戸大学線の児島-瀬戸大学間も同日開業。同年3月13日上映の感動映画『生還トンネル』とあわせ、「一本列島」という名死語も生まれた(1988年)。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月10日】戦争はいずれ終わるが「道徳的排除」は世界から消えない =後節= = NewsWeek_Column 2022年4月7日(木) アルモーメン・アブドーラ(東海大学国際学部教授)ロシアが直面する最大の問題おそらく今回の戦争はロシアの1000年の歴史の中で、同盟国なしで大規模な戦争に突入した数少ない例の1つである。ロシアがこれまでヨーロッパとの軍事衝突において一定の勝利や成功ができたのも、「敵と味方」の構図による同盟関係をうまく利用できていたからだといえる。時には味方を敵に、また敵を味方にという反対の場合もあった。ヨーロッパを親ロシアと反ロシアの二つの陣営に分割するゲームは常にあったのだ。しかし今回の戦争は同盟国のない一人きりのプレーで、ロシアにとって非常に悲惨なことになった。戦争開始前の段階でも、メディア戦において「自国の安全保障を守るため」「ナチス勢力を断ち切るため」といった持論で国際世論を説得できなかった。「ロシアは戦うために生ませんかれた国」である。ロシアのある作家が言う。実際、ロシアが1000年以上にわたって経験してきた「戦争の歴史」とその統計を見ると、フランスに次いで世界で最も戦争を戦っている国であることが分かる。ロシアが「平和」に住んでいた年数と「戦争」に住んでいた年数を調べてみるとこの結果に達する。ある意味で、戦争はロシアの歴史にとって例外的なものではなく、むしろ欠かせない要素だ。そう考えると、ロシアにとって戦争とは、国家の信念(ドクトリン)またはシステムに近いもので、時代とその状況次第で、防衛的な意味合いのときもあれば、攻撃的な意味合いのときもある。こうした戦争の軍事的および歴史的影響はロシア人のメンタリティとマインドにはっきりと現れる。ロシアとロシア人の生活について調べてみると、退役軍人を讃える会や歴史的出来事(戦争や勝利など)を祝う祭日、偉大な将軍の名を冠した道、軍のシンボルと勝利で描かれた建築ファサードを備えた軍事博物館など、軍事的要素とそれを誇ったり祝ったりする様子が人々の暮らしに根付いていることが分かる。戦争は他のことと同様に文化が変われば、その意味合いも変わる。そして、私たちはその意味合いを互いに正しく知り理解することが重要である。むしろ、相互理解より相互知解への努力のほうが必須と言えるかもしれない。今、そしてこの先もロシアが直面する最大の問題は、ロシアの新世代がこの「戦うために生まれた国」という伝統的発想を好まず、西欧社会と同じように「文明を生き、楽しむために生まれた国になりたい」と思うことだ。戦争をしても、この若い世代の認識を変えることはできないと思う。過去の思想や伝統に縛られながら生きるか、それとも新たな形の共同体を築き多様な未来のために生きるか。ロシア人とウクライナ人、ひいてはヨーロッパ人の選択と行動に注目したい。戦場では「笑っていた」兵士が、帰還後に自ら命を絶つ...戦争が残す深い「傷」 =前節== NewsWeek_Column_2022年04月02日、 欧州インサイドReport ・ 木村正人[ロンドン発]英領フォークランド諸島にアルゼンチン軍が侵攻した日から4月2日(ロンドン時間)で40年が経つ。いまロシア軍がウクライナに侵攻する。自分たちの国土、家族、暮らしを守るのに理由は必要ない。しかし正当な戦争でも人的・物的被害、経済的損失だけでなく、人の心に癒えることのない傷が残る。武力は最後の手段であることをフォークランド紛争は改めて私たちに教えてくれる。フォークランド諸島議会で議員を務めるレオナ・ロバーツさんは1982年4月にアルゼンチン軍が攻めてきた時、10歳だった。自分たちの国土を踏みにじられた戦争の記憶は今も鮮明に刻まれている。「私たちは小さな平和な国なのに突然、何千人もの兵士が目の前に現れました。恐ろしい体験でした。全部覚えています」第一世代の祖先がフォークランド諸島で暮らすようになって彼女で6世代目。子供や孫も含めるとフォークランドのロバーツ家には9世代の系譜がある。「侵攻が始まる前の晩、当時はまだテレビがなかったのでラジオで総督が『侵略艦隊がやって来る。明日非常に早い時間に上陸する』と告げました。6時間後にはアルゼンチン軍が上陸しました。最初は英海兵隊や地元の防衛隊が町を守りました。機関銃や小銃の音が鳴り響き、英海兵隊やアルゼンチン軍の兵士が叫んでいるのが聞こえました」「しかし侵略を止めることはできませんでした。アルゼンチン軍の数が圧倒的に多かったからです。家の周辺で戦闘が行われている間、私たち家族は台所の食卓とひっくり返したソファーの下に隠れて夜を過ごしました。その時は、アルゼンチン軍が私たち民間人をどのように扱うか分かりませんでした」「英機動部隊が大西洋を8千マイル(約1万3千キロメートル)南下して到着するまでの間、非常に静かな時間があり、とても緊迫した状況でした。英軍が上陸して戦闘が始まると、それはもう恐ろしいものでした。後で自由のために命を落とした人たちがいたことを知り、悔しくて胸が痛くなりました。最後の数日間は生きるか死ぬか分からない状態でした」と振り返る。・・・・・・明日に続く 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/10
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ 室町幕府の初代~三代の将軍様の木像が、獄門さらし首にされるイタズラが発生(1863年)。別の幕府とは言えども余りにも不敬とのことで、以後こうしたイタズラが起きない様に新撰組が結成される切っ掛けとなる。◆ 戦後初の民間航空機という栄誉に与ったもく星号が突如三原山へダイブ(1952年)。米軍の関与も噂されるが検閲により削除。また30年近く後にはタンカーが米軍の潜水艦に当て逃げされて沈没(1981年)。おまけにこちらの結末も以下略。◆ イラクの首都バグダートにアメリカ軍が乗り込むが、肝心の親玉が見つからなかったのでよく似ていた銅像を引きずり倒して憂さを晴らす(2003年)。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月09日】戦争はいずれ終わるが「道徳的排除」は世界から消えない =前節= = NewsWeek_Column 2022年4月7日(木) アルモーメン・アブドーラ(東海大学国際学部教授) 戦争が終わり、握手を交わすリーダーたち 帰らぬ人となった息子をただただ待ち続ける婆さん あの女性も愛しい主人を今も待ち続ける 子供たちも勇敢な父さんの帰りが待ち遠しい 誰が国を売ったのか知る由もない けれど、その代償を払わされた者は確かにいた(見た)!これはアラブ現代史においてパレスチナ人で最も偉大な詩人の一人、マフムード・ダルウィーシュが残した言葉である。ロシアのウクライナ侵攻の影響か、アラブ諸国のSNS上で再び注目され話題を呼んでいる。戦争はいずれ終わりが来る。しかし戦争が終わった後も、残された破壊の爪痕は計り知れないものだ。戦争は人々の暮らしの全てを変えてしまい、命と国を守ることに必死となる。これこそ、戦争の本質である。『戦争論』とプーチンテレビ画面越しに逃げ惑うウクライナ市民を見て、戦争の理不尽さを改めて突き付けられる。戦争が勃発すると、それはロシアとウクライナの現在の戦争であれ、過去20年間にアラブ地域で起きた戦争であれ、多くの疑問が私たちの脳裏をよぎる。戦争の性質とは何か、また、そもそもなぜ戦争が起きるのか? なぜ人々が平和に暮らせないのか? なぜそこまで人間は理不尽な暴力ができるのか? このように説明の付かない疑問や難問が次々と浮かんでくる。不当な暴力を全て説明できるものはありますか?言語を問わず多くの歴史本を読んでみると、人間が平和に暮らすことは不可能だという率直な印象を抱くことが多い。「戦争とは他の手段をもってする政治の継続である」とプロイセンの軍人だったクラウゼヴィッツは『戦争論』で力説する。これこそ、プーチン大統領の手法を体現している言葉だろう。プーチン政権になってから、ロシアの戦争経験が増えていったのも事実である。今回のウクライナ侵攻は、1999年にウラジーミル・プーチンが首相に就任して以来、6回目の直接軍事介入だ。これらにはコソボ、ウクライナ(クリミア)、グルジア、チェチェンが含まれ、今も続くシリアへの軍事介入は中東で初めてのものである。歴史上の戦争の原因または動機を考えると、そのほとんどは権力拡大のための新しい土地の併合か植民地化、あるいは国家の権力、名声、富を脅す行為への屈辱を晴らし復讐したいという願望だ(最も近い例が、現在のウクライナの戦争だ)。しかし、戦争の一番醜い面は、異常な集団アイデンティティーによる分断と憎悪である。集団アイデンティティーが持つ最も危険な側面の1つは、心理学者が「道徳的排除」と呼ぶものだ。特定のグループに所属するか、そのグループに自分のアイデンティティーを限定することによって自身の考えや精神を定義すると、他のグループとの競争と敵意の感覚が自動的に形成される。この物事の見方は、人々が「グループ内かグループ外か」に基づいて社会や人々を分類し、簡単に対立につながる精神を生み出すことになる。ウクライナの中でも地方によって、ロシアへの帰属感を持つ親ロシア派と、自国やヨーロッパに帰属感を持つウクライナ人がある今の状況を考えれば、集団アイデンティティーの危険性が見えてくる。特に問題となるのは、道徳(モラル)のダブルスタンダード(二重規範)による判断だ。これは自分たちが帰属している集団のメンバーにのみ「道徳的基準/モラル・スタンダード」を適用して、同じモラルの規範を他の集団メンバーへ適応せず排除しようとすること。つまり正義や平等、安全、自由などの人権やモラルを自分にだけ当てはめる。今の状況はまさにそうである......つまり、ロシアのウクライナ人への一種の道徳的排除だ。しかし、ダブルスタンダードによる行動はロシアだけでなく、ヨーロッパやアメリカにも多く見られる。ロシアのウクライナ侵攻を受け入れないとしながら、ロシアのシリア介入を認め、イスラエルによるガザ地区への攻撃も別問題とするなど、国際社会における理不尽なダブルスタンダードの例は後を絶たない。ここで思い出すのは3年前にアフガニスタンで殺害された中村哲医師の言葉である。彼はさまざまな対立の元は国際社会が強いるいろいろな形のダブルスタンダードだとして、常に非難していた。2001年9月の同時多発テロを受け、アメリカは10月にアフガニスタンに対して空爆を行った。そのときも中村医師は、超大国アメリカの武力による解決を批判した。アフガニスタンへの自衛隊派遣についても「有害無益」だとして批判的な考えだった。今の世界の多くの国では、「王様は裸だ」と言えない状況になっている。また、国際社会は偽善であふれている。欧米の人々が言う人権、平等、自由などは偽善にしか見えない。・・・・・・明日に続く 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/09
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ ギリシアのとある離島で一百姓が裸婦像を掘り当てる(1820年)。早速アーン♥♥のオカズにしてたところ、当局にボッシュートの破目に。 150年後の本日、東京にて裸体を披露、豊国の独身男性がアーン♥♥。◆ 小田急沿線の山林に玉川学園が開校、最初の授業は校舎の建設だったとか(1929年)。◆ アイドルの岡田有希子がビルの屋上へと登って地上へダイブ(1986年)。文字通り永遠のアイドルとなり殉死の風習までもが復活。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月08日】プーチンが動かす傭兵集団「ワグネル」の汚い役割 = NewsWeek_Report 2022年4月6日(水) ジャック・ダットン、イザベル・ファン・ブルーゲンイギリス国防省は4月4日に公表した新たな分析の中で、ロシアのウラジーミル・プーチンとつながりのあるエリート傭兵組織「ワグネル・グループ」が、ウクライナ東部に派遣されていると明らかにした。同省は分析の中で、「ロシア軍の部隊は統合と再編を繰り返し、ウクライナ東部のドンバス地方での作戦に攻撃を集中させている」と指摘した。「ロシア政府とつながりのある民間軍事会社、ワグネルの傭兵を含むロシア軍の部隊が、ウクライナ東部に移動している」エリート傭兵部隊であるワグネル――「リーガ」の名前でも知られる――は2014年に結成され、同年のクリミア侵攻やドンバス地方での戦闘に参加。2014年から2015年にかけて、親ロシア派の分離主義勢力がドンバス内でドネツク人民共和国・ルガンスク人民共和国の創設を一方的に宣言するのを手助けしたことで、注目を集めるようになった。プーチンは2月24日のウクライナ侵攻前の21日、ドネツクとルガンスクの「独立」を承認する大統領令に署名していた。創設者にはナチスのタトゥーニューヨーク・タイムズ紙によれば、ワグネルという組織名は、ロシア軍参謀本部情報局(GRU)の元メンバーで同組織を設立したドミトリー・ウトキンのコールサイン(呼出符号)に由来する。ウトキンは、ナチスの指導者アドルフ・ヒトラーが好んだ作曲家「ワーグナー(ワグネル)」を自らのコールサインに選び、ナチス関連のタトゥーを複数入れているらしい。ワグネル・グループは単一の企業体ではなく、複数の企業や組織の大規模なネットワークによって構成されている。 アメリカの複数の当局によれば、ワグネル・グループには、プーチンに近い実業家のエフゲニー・プリゴジンが資金提供を行っている。しかしプリゴジン本人は、ワグネルとの一切のつながりを否定。ロシア政府もワグネルへの関与を否定し、ロシアでは民間軍事会社の設立は違法だとして、その存在自体を否定している。西側の複数の国の政府や活動家らは、ワグネル・グループがアフリカでの人権侵害や、リビアおよびシリアでの戦闘に関与したと非難してきた。マリやモザンビーク、スーダンに派遣され、代理戦争を戦ってロシアの影響力を行使し、油田などの戦略的利益を奪取したこともあるという。インターネットメディア「インターセプト」は3月31日、ワグネルの傭兵たちが、シリアなど自分たちが作戦を展開している国々で、さらなる戦闘員を採用していると報じた。また本誌は3月29日に、ワグネル・グループがウクライナ東部に1000人の傭兵を投入予定だと報じた。ウクライナ軍も3月に入ってから、首都キーウ(キエフ)近郊で、ワグネルの傭兵たちと複数回にわたって衝突したことを報告していた。英情報機関・政府通信本部(GCHQ)のジェレミー・フレミング長官は、ワグネルは、ロシア軍側の死者数(公式発表数)を少なく抑えるための「捨て駒」として使われている可能性が高いと指摘した。ワグネルをウクライナに派遣することで、人権侵害行為から距離を置くこともできる。国際行動規範協会のジェイミー・ウィリアムソン事務局長は、ワグネルはロシア軍の元兵士たちを雇い、「軍事請負組織」の機能を果たしていると指摘した。「冷戦初期のような傭兵集団」「ワグネルとロシア政府との間には、支配権と資金の出処という点において、明らかなつながりがある」とウィリアムソンは本誌に語った。「ロシア政府はその存在を認めていないが、ワグネルは軍事請負集団と見なされている。冷戦初期にみられたような傭兵集団に等しい存在であり、アフリカの南部、東部や西部の複数の企業がワグネルに関与しているとみられる」本誌は、傭兵使用に関する国連作業部会のソーチャ・マクラウド議長、および国際的な人権擁護団体ヒューマン・ライツ・ウォッチに、ワグネルについてのコメントを求めたが、本記事の発行時点までに返答はなかった。ウクライナにおけるロシアの軍事作戦は、ウクライナ側の激しい抵抗を受け、停滞している。これまでにウクライナの民間人を含む数千人がこの戦闘で命を落とし、数百万人が避難を余儀なくされている。<関連記事>・EU、ロシア民間軍事会社ワグネルに制裁 拷問など深刻な人権侵害 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/12/eu-280.php ・ウクライナの「ナチ化」を防ぐ、というプーチンの主張はロシア兵にも空虚に響く https://www.newsweekjapan.jp/fujisaki/2022/02/post-34.php 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/08
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ ベートーヴェンが民衆のために戦った革命の英雄に捧げた革命の英雄を僭称した権力欲の山師をdisる交響曲を発表(1805年)。◆ 戦艦大和、沖縄県へ決戦の活躍の雄姿を見せる間もなく米軍の戦闘機にボコられて海の藻屑に(1945年)。◆ 手塚治虫のノンフィクション漫画『豪腕アトム』が、月刊誌「幼年」で掲載開始(1952年)。&so、ジャパニメーションの代表格『機動戦士ガンダム(初代)』、起動する(1979年)。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月07日】世界はプーチンの非道を裁けるか 「戦争犯罪」訴追の壁 = REUTERS_Report 2022年4月4日(月)[ロイター] ブチャの市長は2日、ロシア軍による1カ月間の占領中に住民300人が殺害されたと述べた。ロイターは共同墓地や路上で犠牲者を確認した。 一方、ロシア国防省はウクライナ側の主張を否定。ブチャで撮影した遺体の映像や写真は、ウクライナ政府による「新たな挑発」と退けた。これまでもウクライナと西側同盟諸国は、南東部マリウポリで産科小児科病院や子どもが避難する劇場を爆撃した例を挙げ、ロシア軍が民間人を無差別に標的にしていると批判してきた。しかし、ロシアは民間人を狙ったことを否定し、戦争犯罪に当たるとの指摘をはねつけてきた。プーチン大統領らロシア指導者を戦争犯罪で裁くことは可能なのか。法律の専門家によると、訴追はハードルが高く、時間を要する可能性がある。以下に概要をまとめた。◎戦争犯罪の定義オランダ・ハーグにある国際刑事裁判所(ICC)は、戦争犯罪を第二次世界大戦後に締結されたジュネーブ諸条約の「重大な違反」と定義している。法律の専門家によると、故意に民間人を攻撃することや、「過大な」民間人の犠牲を伴うであろう正当な軍事目標への攻撃が違反行に含まれる。旧ソ連は1954年のジュネーブ会議の協定を批准した。ロシアは2019年、協約の1つについて承認を無効化したが、その他の協約については今でも署名国だ。◎訴追手続きICCのカリム・カーン主任検察官は先月、ウクライナにおける戦争犯罪の可能性について捜査を開始したと述べた。ロシアはICCに加盟しておらず、法廷を認めていない。ウクライナも加盟していないが、2014年のロシアによるクリミア編入にさかのぼり、ICCが自国領土内での残虐行為を捜査することを認めている。ロシアはICCへの協力を拒む可能性があり、被告が逮捕されるまで審理はずれ込みそうだ。◎戦争犯罪の証明基準戦争犯罪が行われたと「信じるに足る根拠」を検察官らが示すことができれば、ICCは逮捕状を発行する。専門家によると、検察が有罪判決を勝ち取るには、合理的な疑いの余地のない罪を証明しなければならない。大半のケースでは、検察は被告の「意図」を証明する必要がある。攻撃した地域に軍事目標が存在せず、かつ偶発的な攻撃ではなかったことを示すことが、証明の1つの方法だ。米ハーバード法科大学院のアレックス・ホワイティング客員教授は「攻撃が幾度も繰り返され、しかも都市部の民間人を標的にしている戦略のようであれば、意図的に行ったことを示す強力な証拠になり得る」と述べた。◎訴追可能な人物専門家によると、戦争犯罪の捜査対象は兵士、司令官、国家元首などが考えられる。検察官はプーチン大統領など元首による戦争犯罪を追及する場合、違法な攻撃を直接命令した、もしくは戦争犯罪が行われていると知りながら阻止しなかった証拠を示すことができる。◎戦争犯罪裁判で有罪を勝ち取るのが難しい理由法律専門家は、マリウポリの産科小児科病院や劇場への爆撃が、戦争犯罪の定義に当てはまるとみている。しかし有罪を確保するのは困難かもしれない。多くのケースでは、攻撃が意図的だったことや、指導者が個別の攻撃を直接命令したことを証明するのに壁に直面する。また、検察は戦争地帯での証拠集めに苦心する可能性がある。目撃者が怖がったり、話したがらなかったりすることもある。ウクライナの場合、ICCは公に入手可能な動画や写真をくまなく検証するだろう。被告を裁判に引っ張り出すのにも苦心するかもしれない。ロシアが逮捕状に従うのを拒否することは、ほぼ確実だ。ICCは、被告になりそうな人物らが他国に渡航しないか追跡し続ける必要も生じる。◎有罪判決の前例はあるかICCのウェブサイトによると、同裁判所は設立以来30件の事例を扱っており、複数の被告を取り合ったケースもある。戦争犯罪、人道に対する罪、集団殺害犯罪で有罪としたのは5人で、無罪としたのは4人。コンゴ民主共和国(旧ザイール)の武装勢力指導者トマス・ルバンガ受刑囚は2012年に有罪判決を言い渡された。ICCが逮捕状を出したものの、依然として逃亡中の被告もウガンダの反政府武装組織司令官ジョゼフ・コニー被告など数人いる。国連は1993年、旧ユーゴスラビア紛争の戦後処理を目的に、ICCとは別に国際刑事裁判所を設置。161人を訴追し、90人に有罪判決を下した。その1年後、国連はルワンダについても集団殺害などの罪を裁くために国際刑事裁判所を設置し、93人を訴追し、62人に有罪判決を下した。ウクライナにおける戦争犯罪の検証に際しても、国連もしくは何らかの協定を通じて個別の裁判所が設立される可能性がある、と法律専門家は指摘している。 (Jacqueline Thomsen記者、 Mike Scarcella記者) 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/07
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ 1868年-五箇条の御誓文発布。14年後、御誓文は立憲政治の実現を公約したものと信奉する板垣退助が遊説先で斬りつけられる。板垣が「板垣死ストモ自由ハ死セズ」と叫んだ事で一躍有名に。なお板垣は命に別状はなかったが、「自由さん」はのちに死亡(1882年)。◆ 児玉清が手の平を広げてアタックチャンス!と呟くクイズ番組が放映開始(1975年)。◆ 旧制四高漕艇部員11名が琵琶湖で練習中に突風で遭難・死亡(1941年)。「琵琶湖哀歌」が女学生の必須唱歌に。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月06日】ロシア軍、ウクライナの市長と家族を「処刑」 = NewsWeek_Column 2022年4月4日(月) ナタリー・コラロッシウクライナのキーフ(キエフ)近郊の都市で、女性市長とその家族が、処刑スタイルでロシア軍に殺害されたことが住民の証言で明らかになった。遺体は穴に投げ込まれたという。4月3日のAP通信の報道によると、キーフ近郊に位置するモティジン市のオルガ・スチェンコ市長は、ロシア側の要求を拒否したため、夫と息子と共に射殺されたという。この証言をした住民については、安全を確保するために「オレグ」という名の男性とだけ報じられた。オレグがAP通信に語ったところでは、ロシア軍はモティジン全域の地方公務員を標的にし、協力しない者を殺害した。市長とその家族は射殺された後、ロシア軍が占拠していた3軒の家屋の裏の敷地にある穴に投げ込まれたという。オレグの証言以前、スチェンコとその家族は3月23日にロシア軍に誘拐されたと報告されていた、とAP通信は指摘した。ウクライナのイリーナ・ベレシュチュク副首相は、この報道を受けて、市長が殺害されたことを確認し、現在ウクライナ全土で、11人の市長や地域のリーダーがロシアに拘束されていると述べた。市民の遺体が散乱今回の市長一家の殺害に限らず、ここ数日、ロシア軍が撤退した後に虐殺されたウクライナ市民の遺体が見つかるなどその戦争犯罪が明らかになっている。AP通信によると、ウクライナ当局は、ロシア軍撤退後のキーフ近郊で民間人少なくとも410人の遺体が散乱していたと発表した。ウクライナ国防省は、ロシア軍がキーウの北西に位置する町ブチャで市民を虐殺したと非難した。両手を背後で縛られ後ろから撃たれた死体や、庭、車、道路沿いで発見された数十人の死体など、生々しい画像が公開された。国際的な人権擁護団体ヒューマン・ライツ・ウォッチの報告書も、ロシア軍がウクライナ市民をレイプし、拷問し、略奪を行ったと非難している。これに対してロシアは、戦争犯罪の疑いを否定し、死体が転がる恐ろしい映像はウクライナによる「挑発」や「演出」だと主張している。アメリカをはじめとする西側諸国はロシアの行動を非難し、複数の議員がこうした報道を「野蛮」「ぞっとする」と語り、ロシア政府に対するさらなる制裁を要求している。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は3日、ロシアの行動は「ジェノサイド(大量虐殺)」に近いと述べ、CBSニュースに対し、ロシアはウクライナ国民を破壊し、絶滅させようとしていると訴えた。ロシア軍の撤退したキーウ近郊に民間人410人の遺体 ウクライナ「大虐殺」と強く非難= REUTERS_Report 2022年4月4日(月)ウクライナは3日、ロシア軍が撤退した後の首都キーウ(キエフ)近郊のブチャで民間人とみられる多数の遺体が見つかったことについて、ロシアによる「大虐殺」だと強く非難した。欧米各国からは、対ロ制裁をさらに強化すべきだとの声が高まった。ウクライナの検察当局は3日、ブチャを含むキーウ近郊の複数の地域で計410人の遺体を発見したと明らかにした。ブチャの市長は、ロシア軍の支配下で住民300人が殺害されたと述べた。ゼレンスキー大統領は、米CBSの番組でロシア軍による「ジェノサイド(集団殺害)だ」と批判した。ウクライナのクレバ外相はツイッターへの投稿で「ブチャの虐殺は意図的だった」と強く非難。ロシアによる戦争犯罪の証拠を集めるよう国際刑事裁判所(ICC)要請したと明らかにした。ブリンケン米国務長官は、殺害された人々の映像は大きな衝撃だと述べ、戦争犯罪に対する責任を追及する必要があると強調した。グテレス国連事務総長も映像に「大きな衝撃」を受けていると述べ「独立した調査によって、説明責任がしっかりと果たされることが不可欠だ」と指摘した。ドイツのランブレヒト国防相は、欧州連合(EU)がロシア産ガスの輸入禁止を議論すべきだと主張した。一方、ロシア国防省は殺害された人々の映像や写真は「仕組まれたパフォーマンスだ」と非難している。戦闘は3日も続き、ロシア軍は南部オデーサをミサイルで攻撃し、石油精製所を破壊したと発表した。オデーサ市議会は重要なインフラ整備が破壊されたと明らかにした。[ロイター] 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/06
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ 明治天皇が東京へ御遷幸されそのまま留られたことから、東京奠都を公式に発表(1869年)。このため京都は現在に至るまで東京と並ぶ首都の座にある。=東京奠都は“天皇の東京滞在中は太政官を東京に置く”ことのみを決定=◆ 広島の川のほとりにドーム屋根のモダンな建物/広島県産業奨励館が建つ(1915年)。30年後に原子爆弾を落とされて、記憶遺産と化すとは当時誰も予想し得なかった。◆ 毎年の如く現れる怪人と戦う集団の第1作目が放送開始(1975年)。&so、危険なモンスター「もんじゅ」が敦賀市で目を覚ます(1994年)。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月05日】ウクライナ戦争は終わった、アメリカ抜きで =終節== NewsWeek_Column 2022年3月31日(木) ウィリアム・アーキン(元米陸軍情報分析官)双方が勝利宣言できるアメリカ同様、イギリスも現在の停戦協議については懐疑的な見方をしている。イギリスのリズ・トラス外相は「停戦協議の中で、ウクライナがロシアに売られることがあってはならないし、プーチンが侵略によって利益を得ることがあってはならない」と、述べた。「ロシアとの今後のいかなる交渉も、ウクライナを売り渡したり、過去の過ちを繰り返したりする結果にならないようにしなければならない」では全てを手にするか、全てを失うかのどちらかしかないのだろうか。DIAの高官は、「誰が今回の惨事の責任を問われるのかをめぐって、モスクワでは既に深刻な内紛が起きている」と述べ、ロシアの指導部は戦争の終結を視野に入れていると示唆した。「一連の誤算のおかげでプーチンの立場は弱くなっており、ロシア経済は大きな打撃を受けている。全ては一変し、決して元通りになることはないだろう。だが現在進行中の戦争の終結に関して言えば、あらゆる兆候が、事態が正しい方向に進んでいることを示している」またこの高官は、プーチンが勝利を宣言することができるのと同様に、ゼレンスキーとウクライナも勝利を宣言することができると指摘した。ロシア軍を撃退し、独立国家としての揺るぎない自覚を確立した。そして大国に立ち向かう小国の手本を示したのだから。ウォルターズは米議会での証言で、ロシア軍はウクライナ国民の「心に恐怖を植えつける」ことに失敗したと指摘した。だがDIAの高官は、ウクライナはロシアのこれ以上の侵略を阻止することはできるかもしれないが、「ドンバス地方のルガンスクとドネツクをロシア軍が掌握している現状を覆すことはできないだろう」と言う。「もはやこの戦争で誰も勝者になり得ないなか、今週の一連の殺りくはとりわけ愚かなものに感じられた」とこの高官は語る。「一方がどこかでわずかな戦果を勝ち取れば、もう一方がまた別のところでわずかな戦果をもぎ取っている。だがどちらも、相手を完全に圧倒することができる状況にはない。この戦争にはもう何も残っておらず、ただ無実な一般市民が板挟みになっているだけだ」ゼレンスキーはテレグラムに投稿した2つ目のメッセージの中で「もちろん、さまざまなリスクがある。当然ながら、我々に対して戦争を仕掛けてきた国の代表の言葉を、信用する理由はない」と述べた。つまり「事実を検証せずに信じることはない」ということだ。DIAの高官は、「バイデン政権は、この戦争の終結に向けた方針を何も持ち合わせてないように見える」と言う。「戦争犯罪を追及するのもいいだろう。ロシアの撤退を求めるのもいいだろう。だがこうした幻想のような方針以外の何かがあるのだろうか。私たちは、戦争の終結を促すためだけに支援を行っているのではない。停戦協議を意義あるものにするためにできることもたくさんあるはすだ」チェルノブイリで塹壕を掘っていたロシア兵が病院に搬送された──ウクライナ情報= NewsWeek_Column 2022年4月1日(金) ブレンダン・コールウクライナに侵攻したロシア軍によって制圧されたチョルノービリ(ロシア語由来の読み方ではチェルノブイリ)だが、この世界最悪の原発事故の現場周辺で塹壕(ざんごう)を掘っていたロシアの部隊が、その作業後に入院することになったという。ウクライナの当局者がSNSで明かした。ウクライナ立入禁止区域管理庁のヤロスラフ・エメリアネンコ委員はフェイスブックの投稿で、ロシアの「テロリストたち」が、立入禁止区域内にある「赤い森」を掘り返していたと述べている。赤い森という名前は、1986年4月26日の事故で核汚染されて枯死した木々が赤茶色になったことから付けられたものだ。兵士たちは、赤い森の土を掘ったことで「急性放射線症候群」になった可能性があるという報道もあり、ツイッターでは、原子力専門家による議論が巻き起こっている。いずれにせよこの主張は、ウクライナ侵攻に巻き込まれた原子力発電所への懸念を改めて浮き彫りにすることとなった。エメリアネンコによれば、ロシアの部隊は、ベラルーシのホメリにある共和国放射線医療人間生態学研究実践センターに搬送されたという。無謀な行動で放射線に被ばくした可能性エメリアネンコは、部隊を輸送していると見られる車両の画像の横に、「指揮官や兵士に、最低限の知性があれば、このような結果は避けられたはずだ」と書いている。「このセンターには、ロシアの兵士たちが定期的に連れて来られている」環境に関するデータを提供する団体セーフキャストは、手持ちのデータを根拠に、ロシア軍は「無謀な行動により、赤い森で顕著な量の放射線に被ばくした」可能性があるが、「急性放射線症候群になるほどの量ではない」と分析する。ロシア軍は、侵攻初日の2月24日、チョルノービリ原子力発電所を制圧した。現場で働いていた作業員は、その後600時間以上も勤務した後、ようやく人員の交代を認められた。当時の作業員はすでに帰宅したことが確認されている。ロシア軍が、現場で重機を使用したことも懸念されている。ロシアの兵士たちは、立入禁止区域内の最も汚染されたエリアを装甲車で走り、放射性物質の粉じんを巻き上げたとロイターは報じている。キエフ・インディペンデントの報道によれば、米国防総省の担当者は3月30日、ロシア軍がチョルノービリの原子力発電所を離れ、「ベラルーシに移動している」と述べた。前日の29日には、ロシアのアレクサンドル・フォミン国防次官が、戦闘終結に向けた交渉を支援するため、「キエフとチェルニヒウでの軍事活動を縮小」すると発表している。 (翻訳:ガリレオ) 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/05
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ 遠山の金さんが北町奉行に着任。刺青を入れた不良が町奉行になるのは前代未聞の快挙(1840年)。水野忠邦の抜擢によるのだが、海賊ドレークがエリザベス女王からナイトの爵位を受けるた(1581年)史実は凄い。◆ かたや、先月起きた婦女暴行殺人事件の容疑者として出っ歯の植木屋の親父が逮捕され、瞬く間にスケベの代名詞となった(1908年)史実などは・・・・・。◆ 全世界のパソコンばかりかITシステムの構築・果てはインターネットまで多大な影響を与える元凶が、大学をドロップアウトしたビル・ゲイツとポール・アレンの2人によって創立(1975年)。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月04日】ウクライナ戦争は終わった、アメリカ抜きで =中節== NewsWeek_Column 2022年3月31日(木)ウィリアム・アーキン(元米陸軍情報分析官)「歩み寄り」はポーズかメジンスキーは、北部における作戦縮小で、ロシアが「ウクライナに歩み寄った」ことを認めつつも、「これは停戦ではない」と釘を刺し、合意に至るには「まだ長い道のりがある」と述べて楽観論を封じ込めた。一方、バイデン大統領は29日にホワイトハウスで行われた記者会見で、ロシア軍の作戦縮小については、その裏にどんな意図があるのか、今後の動きを慎重に見守る必要があると述べた。「今はまだ何とも言えない。彼らがどんな行動を取るか見極めるまでは判断を差し控える」ブリンケン国務長官も、ロシアは「またもや人々の目を逸らし、欺こうとしている」ようだと疑念を露わにした。キーウ攻略の手を緩める代わりに、南部の制圧に兵力を集中させ、その後に再び首都を目指す可能性がある、というのだ。2月24日の侵攻開始以来、ロシア軍の苦戦ぶりとウクライナ軍の強固な抵抗は、軍事と情報の専門家を驚かせてきた。トッド・ウォルターズ米欧州軍司令官は29日、米上院軍事委員会の公聴会で、ロシアの意図を読み損ね、ロシア軍の能力を過大評価していたことは、嘆かわしい「情報ギャップ」であり、徹底的な検証が必要だと述べた。ウォルターズによれば、ロシア軍は物量ではウクライナ軍より圧倒的に有利で、しかも既に兵力の70〜75%をウクライナに投入しているにもかかわらず大苦戦しており、もはや余力はほとんど残っていない。精密誘導弾は既に弾切れとなり、無誘導爆弾を連発するありさま。本国から続々と補給部隊が送り込まれているが、最新型の戦車やその他の兵器をウクライナに投入することを、ロシアはためらっているという。極超音速巡航ミサイルの使用については一部にエスカレーションとの見方もあったが、ウォルターズは、ウクライナを実験場にした新たな兵器の「能力を誇示」だったとの見方を示した。「実験が成功だったとは思わない」またウクライナ軍部隊は「きわめて学習が速く」、ロシア軍を撃退することもできるかもしれないと「楽観的」に考えるようになっている、とも語った。ウクライナ軍参謀本部は2週間前から、ロシア軍の各部隊が「大都市を制圧する」という目標を断念しつつあると指摘してきたが、ウォルターズも「まさにその通りのことを目撃している」と述べた。ベラルーシ軍部隊が帰還アメリカの有識者たちは、ロシア側の消耗や破たんを示す兆候はほかにもあると指摘する。米空軍の元高官で、現在は防衛関連の事業を請け負う人物は、「ロシアの多くの兵士は食料、燃料から士気まで使い果たし、ロシア軍はそれを戦闘能力のある集団と入れ替えることができていない」と本誌に語った。ロシア軍は疲弊した地上部隊を温存するため、「非誘導型の」無差別爆弾や長距離ミサイルを多用した。迫撃砲や多連装ロケット砲の発射頻度を間引きさえした、と指摘する。「弾薬を節約するためだ」と、元高官は言う。ベラルーシ軍の複数の部隊が本拠地に帰還したことが確認されたという事実も、ロシアの戦略転換を伺わせるものだ。前述のDIAの高官は、「ウクライナ当局は何週間も前から、ベラルーシの参戦を警戒してきたが、今ではその可能性は低いように思える」と語った。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、2月24日にウクライナでの「特別軍事作戦」の実施を発表した際、その目的について、ロシアとの国境沿いにあるウクライナ東部のドンバス地方に多く暮らしている、ロシア系住民を守ることだと説明していた。彼はまた、同作戦は「ウクライナの非武装化と非ナチ化のため」だとも述べていた。「この作戦の目的は、8年間にわたってウクライナの政権に虐げられ、ジェノサイド(集団虐殺)に遭ってきた人々を保護することだ」とプーチンは主張した。侵攻当初、ウクライナ全土にわたるより広い領土の制圧を目指すかに見えたロシア軍は、ドンバス地方での支配を確固たるものにすることに重点をシフトさせてきた。西側の複数の有識者はその狙いは、ウクライナを朝鮮半島のように恒久的に分断支配することではないかと推測する。DIAの高官は、別の見方をする。「プーチンはこれで、『ウクライナの非武装化と非ナチ化』という当初の大言壮語をなかったことにして、(ドンバスの解放という)今回の戦争を始めたそもそもの目的を達成したと、勝利宣言することができる。このように限定的な目標に重点を置くやり方は、ウクライナの政権交代を断念したことを目立たせず、またウクライナの占領を『西側諸国による作り話』だと主張するための策略なのかもしれない」ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相は3月29日に会見を行い、特別軍事作戦の最大の目的は常にドンバスの「解放」だったとして、「作戦の第一段階の主な任務は完了した」と述べた。さらに彼は、「ウクライナ軍の戦闘能力は大幅に低下した」と述べ、ウクライナの「非武装化」という目的も達成したかのような言い方をした。だがブリンケンは、「彼らがウクライナの東部や南部『だけ』に集中する」というのは「ごまかし」で、ロシアが戦略転換したという話は信じられないと主張した。「事態が前進している証拠も、ロシアが真剣であることを示す兆候もみられないからだ」・・・・・・明日に続く・・・ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/04
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ 天目山で武田一族が滅亡する(1582年)。だが、その生き残りの子孫が一時期プリキュアの中の人になっていたところ歴史とは皮肉なものであると言う次第。◆ 全国の宗教法人をアンタッチャブルの存在とした悪法が公布された(1950年= 宗教法人法公布)。因みに、販売に自信を付けた豊田自動織機がトヨタ自動車販売を設立。世界市場を視野に入れた戦略開始はこの年。◆ 世界征服を目的としながら何故か幼稚園の送迎バスを襲う謎な組織と戦う正義のバッタ男が放映開始(1971年)。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月03日】ウクライナ戦争は終わった、アメリカ抜きで = NewsWeek_Column 2022年3月31日(木) ウィリアム・アーキン(元米陸軍情報分析官)ロシア軍のウクライナ侵攻開始から1カ月余り。電撃作戦は頓挫し、ロシア軍は疲弊しきっている。戦況は一進一退というより、物量ではるかに勝るロシア軍がウクライナ側の反転攻勢にじわじわと押し返されるありさまで、大量投入されたロシア部隊の人的・物的損害は拡大の一途をたどっている。この状況では、ロシア政府も早急に停戦協議をまとめて消耗戦を終わらせようというウクライナの提案をまともに検討せざるを得ない。その証拠にロシアはウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊に集結していた部隊の一部を撤退させると発表した。「ウクライナ戦争はもう終わりだ」と、米国防総省情報局(DIA)の匿名の高官は本誌に語った。だがアントニー・ブリンケン米国務長官の見方は異なる。3月29日にモロッコで行われた記者会見で、ブリンケンは「ロシアは言うこととやることが必ずしも一致しない。われわれが注目するのは後者のほうだ」と述べた。ブリンケンは交渉の進展を認めず、ロシアに対し「今すぐ侵攻をやめ、戦闘を停止し、部隊を撤収させろ」と呼びかけるばかりだった。交渉は確実に進展バイデン政権はそもそもの初めから停戦協議にはさほど関心を見せず、もっぱらロシアに厳しい制裁措置を科し、さらにはロシア軍の戦争犯罪を認定することに力を入れているようだった。ジョー・バイデン米大統領はロシアのウラジーミル・プーチン大統領への怒りを噴出させ、ポーランドで行なった演説で、とっさに出た言葉とはいえ、ロシアの体制転換を示唆するような発言までした(これにはNATO加盟国も不快感を示し、ホワイトハウスが火消しに追われ、バイデン自身も釈明することになったのだが)。専門家によれば、米政府はもはや停戦を仲介できる立場にない。米政府は裏ルートでロシアに働きかけることもできたはずだし、ウクライナに戦術的な情報だけでなく、プーチンの思考回路を読み解くための情報を提供することもできたはずだが、そのいずれも怠った。ウクライナはアメリカの支援なしにロシアとの交渉を進めている。両国の交渉団は29日、トルコのイスタンブールで3時間余りにわたって対面で話し合い、停戦に向けて、それぞれが受け入れ可能な条件を提示した。注目すべきは、ウクライナがロシアの安全保障上の懸念をなくすため、NATOへの早期加盟を断念することもあり得ると述べたことだ。「ウクライナは、(NATOの集団防衛を定めた)北大西洋条約第5条のような形で(同盟国から)安全を保障されることを条件に、中立の立場を固め、外国の軍隊の駐留を拒否することに同意した」と、ウクライナ代表団のメンバー、アレクサンドル・チャルイは語った。他国から攻撃されたら同盟国が守ってくれると「法的拘束力がある形で、明確に保証されるなら」、ウクライナは安心して「核を持たない非同盟の永世中立国」になれる、というのだ。一方ロシア側は、キーウとチェルニヒウにおける軍事活動を縮小すると約束した。キーウの150キロ北東に位置するチェルニヒウはウクライナ軍の北部作戦司令部がある軍事都市で、ロシア軍が激しい攻撃を続けてきた。地元の自治体職員によると、人口30万人の半分以上が既に避難したという。それでもロシア軍はこの小さな都市を制圧できず、キーウ周辺に大部隊を展開させながらも、この大都市の中心部に進軍もできていない。東部ではウクライナ第2の都市ハルキウ(ハリコフ)もロシア軍の猛攻に耐え続け、南部に位置する第4の都市オデッサも陥落をまぬがれている。その他スムイ、ドニプロ、サボリージャ、ミコライウなどの主要都市もウクライナ側が死守していて、ロシア軍の凄まじい無差別攻撃で廃墟と化したマリウポリもかろうじて持ちこたえている。「ロシア軍は部隊を再編し、再補給を試みているが、ウクライナ軍は効果的な反撃を試み、ロシア軍を押し返している」と、キーウの北と東、さらに南部の戦況についてDIAの高官は言う。ロシア軍は唯一制圧した南部の都市ヘルソン近郊の空軍基地を拠点にし、南部全域への攻撃を強化する作戦を進めていたが、ここでもウクライナ軍の攻撃で将官が次々に死亡するなど、ロシア軍は作戦変更を余儀なくされた。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は29日、国民に向けた演説でキーウ近郊のイルピンを奪還したと発表し、慎重ながらも楽観的な見通しを語った。「今はバランスの取れた賢明な視点で状況を見守る必要がある。戦果が上がっても過剰に興奮せず......戦い続けなければならない......今こそ冷静さが求められる。過大な期待は禁物だ」「歩み寄り」は・・・・・ロシアの交渉団を率いるウラジーミル・メジンスキー大統領補佐官はイスタンブールで交渉を終えた後、ウクライナが「十分に練り上げた明確なプラン」を提示したことに安堵したと語った。ウクライナ側の提案は「精査した上で、国の指導部に報告する」という。「彼らの提案に対する、われわれの提案も示すつもりだ」と、メジンスキーはその後にロシアの国営メディアRTに述べている。メジンスキーはまた、ロシアはウクライナ北部での軍事作戦で、ウクライナ側に「大きく2歩」歩み寄ったと語り、ゼレンスキーとプーチンの首脳会談を計画よりも早期に準備する考えも明らかにした。さらに、ウクライナとの合意にはロシアが併合したクリミアと「ドネツクとルガンスクという親ロ派地域」の処遇は含まれず、これらの地域については2国間の「交渉を通じて、外交的に」解決を探ることになる、とも述べた。・・・・・・明日に続く・・・ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/03
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ 蒼天已に死す、黄天まさに立つべしを合言葉に、高位高官や宦官・外戚の専横に苦しんだ庶民がええじゃないかで大騒ぎ(184年- 黄巾の乱)。&so、オスマン・トルコが、細々と生き永らえていたローマ帝国を潰しにコンスタンティノープルを攻撃開始(1453年)。◆ 新興宗教・国家神道が皇紀2550年を記念して橿原神宮を遷座(1890年)。◆ 「平成」の看板で有名なおっさんが記者に詰め寄られて数分経って、自分の頭脳がOverflowした挙句にシステムダウンする(2000年)、意識不明のままに5月14日に死去。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月02日】孤立したロシア兵、戦車を120万円でウクライナに譲る= NewsWeek_Column 3月31日(木) 青葉やまと孤立したロシア兵が、ウクライナの呼びかけに応じて降伏した。戦車と自身の身柄を差し出し、代償として120万円の報酬とウクライナ市民権の申請権を手にする。ウクライナのビクトル・アンドルシフ内務大臣がFacebookへの投稿を通じて明かし、米ニューヨーク・ポスト紙、英デイリー・メール紙などが報じた。兵士は地面に腹ばいになって降伏姿勢をとり、駆けつけた特殊部隊に身柄を確保された。アンドルシフ内務大臣によるとこの兵士は戦争終結までのあいだ囚人として扱われるが、「TV、電話、キッチンとシャワーのある快適な環境」が用意される。終結後には報酬1万ドル(約120万円)が支払われ、望むならばウクライナ市民権を申請する権利が与えられる。アンドルシフ氏はこの兵士の話として、「(ロシア軍に)食糧はほぼ残っておらず、軍の指揮系統はカオス状態であり、存在しないも同然の状態となっている。戦意喪失は驚くべきレベルだ」との内情を明かした。同じ戦車に乗っていたほかの戦闘員も引き上げてしまい、もはやひとりで戦う理由はないと考えて降伏に至ったという。降伏の合言葉は「ミリオン!」このロシア兵はウクライナ警察とSMSで連絡を取り合い、落ち合う場所と戦車の引き渡し方法を事前に合意していた。ロシア軍の通信網は破綻しており、本来は軍用の暗号化通信を用いるべき場面で個人の携帯電話を用いて連絡を取り合っている。使われているのは、ウクライナで発行された携帯電話番号だ。ウクライナの国家警察は、ここに目をつけた。兵士個人個人にSMSを送信し、警察に自首すれば捕虜待遇を保証し1万ドルの報酬を支払うと呼びかけている。今回身柄を確保されたロシア兵も、これに反応したものだ。特殊部隊はドローンで周辺を警戒しながらポイントに向かい、ロシア側の奇襲作戦ではないことを確認したうえで兵士を確保した。SMSのほかにもウクライナ側は、降伏の手順を説明した文書を配布している。文書によると降伏の意思のあるロシア兵は、はじめに武器を捨て、次に直立姿勢をとり、続いて両手を挙げるまたは白旗を掲げると定めている。ここまでは投降の動作として一般的だが、興味深いのはこれらに続く最後の手順だ。英タイムズ紙によると、文書は最後の手順として「ミリオン!」と叫ぶよう求めている。これは、ロシアルーブル建てでの補償額に由来する符丁だ。ロシア兵はこのワードを叫ぶことで、ウクライナ側が提示する補償額と捕虜待遇への同意を意思表示することができる。ロシアよりも「人間としてまともに扱う」投降後はウクライナ軍の捕虜として扱われ、氏名、階級、生年月日、識別番号を明かす必要がある。捕虜への質問事項としてジュネーブ条約で認められる範囲内での質問に留まっており、人道的な扱いを重視する姿勢がうかがえる。また、貴重品は一時的に回収されるが、解放されロシアに帰還する際には返還が約束されている。こうした「あるべき形」での捕虜待遇は、ゼレンスキー大統領の方針と合致するものだ。ゼレンスキー氏は3月15日の演説ですでに、ロシア兵に対して揺さぶりをかけていた。「生き延びたいことは私もわかっている」「あなた方の会話を傍受しており、この無意味な戦争、この恥辱、そしてあなたの国家について、本当はどう考えているのかが聞こえてきている。」続いてゼレンスキー氏は人間的な扱いを約束し、投降を呼びかけた。「我々の軍に降伏すれば、人としてあるべき形で扱おうではないか。人間としてまともな方法で。あなた方の軍が行わなかったやり方で。」ロシア戦車の獲得続くロシア戦車をめぐっては、ウクライナ領内に残置されていた車両が続々と接収され、ロシアへの攻撃に転用されている。オープンソースのデータベースによると、ロシア軍の戦車少なくとも118台がウクライナ側に渡った。ウクライナ軍の目の前で戦車を乗り捨て、敗走する例も報告されている。あるウクライナ兵は欧州放送局『ラジオ・フリー・ヨーロッパ』の取材に対し、ロシア側の戦車3台を接収した経緯を明かした。兵士の部隊がキエフ郊外の村に向かっていたところ、空中偵察部隊から、近くを3台のロシア戦車が移動しているとの情報が寄せられた。待ち伏せて交戦状態に入ると、「(ロシアの)戦車搭乗員たちはひどく怯え、ギアをリバースに入れて建物のあいだと森を抜け、村まで後退した」という。その後ぬかるみにとらわれ身動きが取れなくなると、ロシアの搭乗員たちは戦車を捨てて逃走した。ウクライナ兵は、「(戦車)1台で乗り込み、3台を手に入れた」と振り返る。豪ニュースサイト『news.com.au』は、「ロシア部隊による放棄が続いた結果、ウクライナによると同国は現在、戦争開始時よりも多くの戦車を保有している」と報じている。士気低下が目立つロシア軍は、兵士と機材の流出に歯止めがかからないようだ。(動画資料) https://youtu.be/LUchUAMN_Bo & https://youtu.be/rjB0CKDug00 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/02
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忘備忘却録/きょうの過去帳・狂貢◆ 馬鹿が馬鹿を見ても見なくてもどっちでもいい日(たいていはみんな馬鹿なことになる)。 &so、宝塚の風呂場で少女たちが桃太郎の芝居をやる(1914年)。これこそ、かの宝塚歌劇の初公演。◆ 1989年のこの日から、売り手も買い手も消費税の計算で悩まされ始まる。最初は3%だったのが次第次第に税率が上がり、今や税率が2ケタになるばかりか軽減税率やらインボイスやらで余計に頭痛の種に。◆ 平成の失われた30年の後始末をする時代の年号として令和が公に発表される(2019年)。「零和」ではなく「令和」である。大事なことなので二度言いました。言ったのは菅義偉内閣官房長官でした。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月01日】自ら基地局を破壊し暗号化できない、携帯使えなくなり民間人の携帯を奪う ......ロシア軍「情報」ダダ漏れ ―後節―= NewsWeek_Column 2022年3月29日(火) ジャック・デッチ(フォーリン・ポリシー誌記者)、エイミー・マッキノン(フォーリン・ポリシー誌記者) ロシア軍の情報伝達システムが予想を超える度合いで機能不全に陥っている。部隊間の情報伝達を阻むもう1つの要素が、ロシア軍による破壊的な爆撃だ。複数の元米当局者や専門家が語ったところでは、ウクライナ東部の主要都市ハリコフ付近では、スマートフォンを暗号化する上で欠かせない3G・4G基地局も破壊され、ロシア軍は機密情報をオープンな状態で送信せざるを得ない。「ロシアは通信インフラをここまで破壊するつもりはなかった」。ワシントンのシンクタンク、ディフェンス・プライオリティーズのロシア・情報戦争専門家で、米国家安全保障会議(NSC)の元ロシア・バルト諸国・カフカス諸国担当責任者であるギャビン・ワイルドはそう指摘する。「一気に侵攻して、ウクライナをほぼ無傷で掌握する事態を望んでいたため、多くの重要インフラを完全に破壊したくはなかったはずだ」広がる混乱と膨らむ死者数現場指揮官の不在も、情報伝達の問題に拍車を掛けている。CNNが先日報じたところによれば、ウクライナに侵攻した十数万人規模のロシア軍を統括するのは誰か、米当局者は特定できていない。大規模な侵攻軍の内訳は徴集兵、チェチェン人部隊、主にウクライナ東部ドンバス地方で戦闘に従事するロシアの民間軍事会社ワーグナー・グループの部隊など、さまざまだ。侵攻前、ウクライナ国境に集結していたロシア軍兵士は戦闘のために隣国に送られるとの通達をほとんど、あるいは全く受けていなかった。そのせいで混乱が広がり、情報伝達体制はさらに悪化した。「侵攻の24時間前に告げられたため、各部隊の配置や連携関係を把握することができず、暗号化通信を可能にする無線の暗号化キーも交換できなかった。従って、無線機を使用するために、オープンシステムでやり取りする結果になった」と、英シンクタンク、王立統合軍事研究所(RUSI)のジャック・ワトリング地上戦担当研究員は言う。暗号化されていない周波数で送られているロシア軍の通信は、アマチュア無線愛好家も、ウクライナや第三国の情報機関も簡単に傍受できる。「ロシア側のやりとりを聞けば、彼らがショック状態で、何が起きているのかを理解していなかったことが明らかだ」と、ワトリングは話す。機能不全の通信体制は、ロシア軍の死者数増加の一因にもなっている。ウクライナ側の推計では、その数は1万5000人超。アメリカなどによる推計も同水準で、イラクとアフガニスタンでの戦争による米軍の合計死者数を既に上回っている。ケータイで電話する兵士「軍隊には古い格言がある。戦場で通信ができないなら、それはただのキャンプだ、と」。元米国防総省副次官補(中東担当)で、元CIA準軍事作戦将校のミック・マルロイはそう言う。「通信が不可能なら、軍事作戦とは言えない」情報機関のウクライナ保安庁は、ロシア軍の兵士や上層部、親族らの通話を多数傍受している。ある兵士は母親への電話で、所属部隊が5階建ての集合住宅を無差別爆撃した、多くの部隊は逃亡したいと思っていると話していた。ロシア国防省に戦力を誇張して報告した、と認める発言も複数の部隊で確認された。暗号化システムの失策は、ウクライナ軍によるロシア軍司令官の殺害件数の増加にもつながっていると、あるヨーロッパ人外交官(最新の軍事情報に関する発言であることを理由に匿名を希望)は指摘する。特筆すべきなのは、ロシア陸軍のビタリー・ゲラシモフ少将の事例だ。オープンソース型の調査報道サイト、ベリングキャットのユーザーらが明らかにしたように、現地のロシア軍偵察将校は上級司令官であるゲラシモフの死亡情報を、暗号化されていない携帯電話回線を使って本国に送っていた。ロシア軍最高幹部の甥とされるゲラシモフは3月7日、ハリコフ近郊での戦闘中にウクライナ軍に殺害されたという。ウクライナ側の予想以上に激しい抵抗も、ロシア軍の通信に打撃を与えている。ウクライナではロシアの携帯電話番号が使えなくなり、ロシア軍は極端な場合、現地の民間人から携帯電話を奪う羽目になっているという。それでも、傍受や部隊の位置特定を回避できていない。「携帯電話での会話はウクライナ人に聞かれている」と、サイバーセキュリティー専門家のドミトリ・アルペロビッチは言う。「ロシア軍は自らの計画や位置を把握する情報能力を、ウクライナに与えている」アルペロビッチによれば、ロシア軍側はワンタイムパッドの利用準備も十分でなかった。ワンタイムパッドは安全性が証明されている暗号化方式で、部隊間のメッセージを秘匿化できるが、事前に設定を行う必要がある。さらに、高周波の軍用無線は長距離での運用が難しく、継続的な訓練が欠かせないという。だが徴集兵中心のロシア軍部隊には、そうした訓練が不足しているようだ。ウクライナが押し返す動きをみせるなか、通信問題は目に見えるものになっている。ある米国防総省高官は先日、今やウクライナにはロシア軍が掌握した地域を奪還する「能力と意思」があると発言した。「正直に言って、大きな衝撃が待っているはずだ」と、元CIAのマルロイは語る。「もっと容易に侵攻できると、ロシアは考えていた」 From Foreign Policy Magazine【話題の記事】 ロシア軍死者数「即座に削除」された、ある情報 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/03/post-98388.php 「これで海から進軍可能に」とロシアが豪語した軍艦、3日後に「破壊」される https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/03/3-309.php 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【喜色一笑;民族・歴史紀行 https://hourou8855desu.seesaa.net/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2022/04/01
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