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決して読書家ではないけれど、本が好き。日本からアメリカへ引っ越す時、山のような本を処分。大事な本は実家へ。アメリカへ持っていった本は、ミカン箱2個に満たない。そのうちの一冊がこれ。"Encyclopedia of Homeopathy"by Andrew Lockie 日本にいたときから、実によく活躍してくれている一冊。とにかく実践的で、使い易い。この本は世界一周したのです。私が日本にいた時に、イギリスのアマゾンから買った。その後、日本から太平洋を渡ってアメリカへ。アメリカからイギリスへの引越しでも、大西洋を横断し、捨てられることなく、紛失することもなく生き抜いた。ちょうど、地球を一周。次の目的地はどこかな。(いや、もう、こんな大掛かりな引越しはまっぴら)
2005年11月30日
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昔つきあっていた彼が、よく私のことを「変なヤツ」と言っていた。彼にとっては、国立大学で数学を勉強している女、というだけで、私は「変なヤツ」だった。彼は、宗教アレルギーで、精神世界やスピリチュアリティの話題は言語道断。カチカチの唯物論者、物質主義者だった。当時若かった私は、14歳年上のオトナの彼に大きな影響を受け、唯物論者になった。今、思えば、あの時、徹底的な唯物論に傾いたお陰で、唯物論を乗り越えることができて、シュタイナーの精神世界を受け入れる準備ができたようにも思う。もし、あの彼が、今の私を知ったら、「ますます変なヤツ」と思うに違いない。
2005年11月30日
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「私が他人と異なる意見をもっているかどうかはどちらでもよい。大切なのは、私のほうから何を付け加えたら、その人が自分で正しい事柄を見出せるようになれるか、ということだ」日本での教員時代。これは、私にとっての大きな教訓だった。人に影響を与える立場の人間(なんて気負うのも嫌なのだけど)として、人に何を言うかがとても大きな問題だった。子どもを成長させるような言葉をかけられるように、日々の会話に気をつけていた。今でも、これは大きな教訓だ。どんな人間関係でも。「その人が自分で正しい事柄を見出せるようになれるか」なんていうのは、ちょっと偉そうな物言いだけれども。日常の人間関係で、自分の発する言葉が、相手にとってどんな意味があるのかを考える。相手を批判することを言っても仕方がない。相手にとって必要なことを言う。おそるべき「いか超」。怪しいだけではない。いいことも言っている。
2005年11月30日
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長男1歳7ヶ月次男5ヶ月1ヶ月前くらいから、二人で遊ぶようになった。男の子の年子を育てるのって、体力いる。でも可愛い。
2005年11月29日
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シュタイナーの提唱したエクササイズに「ルクシャ」というものがあります。日本語では、逆思考とか何とか訳されていたように思うのですが。(明確でなくてごめんなさい)時系列と逆にものを考えるエクササイズです。例えば、一日の終わり、寝る前に、一日の出来事を新しいものから順に追ってみるのです。よく、「思い出が走馬灯のように・・・」という言い方をしますが、その走馬灯と同じように、ただ、逆の順番で、一瞬一瞬の場面を新しい方から古い方へと追っていきます。1週間の終わりには1週間分してもいいし、たまには1か月分、1年分。シュタイナーは、これが人のエーテル体(生命体)を強めるのだと言っています。エーテル体、なんてことは考えなくても、やってみると変化が分かります。たとえば、考え事があって眠れない、なんてことがあったとき。頭から離れない考え事が、ルクシャをすることで離れていきます。一日の雑事と魂が切り離されます。そして、穏やかな眠り、深い眠りが訪れます。そう、ミヒャエル・エンデの「モモ」にも、逆行するシーンがありました。あの逆行には、人智学的な意味がこめられているのです。
2005年11月29日
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長男fake cryingを覚えて早や半年。ちょうど、次男が生まれた頃に始まった。転んだ。あ、泣き出すか、と思って見ると、fakeの泣き顔で私を振り返る。私は、落ち着き払って、ニコニコと「あー、転んじゃったねぇーー。」と。満面の笑みで、長男を見つめる。そんな私を見て、長男もニコニコする。fakeの泣き顔は、あっという間に消える。ひと泣きもしないまま。うそ泣きは注目してほしいしるし---のことが多い。あたたかい目で注目してあげましょう。
2005年11月28日
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今日は、ドイツとイギリスのアマゾンから、注文してあった本が届く。"New Eyes for Plants"by Margaret Colquhoun & Axel Ewaldシュタイナー・カレッジにいたころから気になっていた本。ゲーテの自然観察をするためのワークブック。今、子どもと一緒に絵を描きながら、私に自然観察がとても必要な気がしたのです。霊的な自然や宇宙の理解のため、自分自身の成長のため、植物を観察し絵に描くことが、今の私に必要なエクササイズだと・・・。
2005年11月28日
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寒いと思ってたら、外は雪。今年初めての雪。あーーー。あっという間に、ボタン雪だわ。イギリスでは積もることは滅多にないけれど。いつのまにか庭が真っ白。歩道のアスファルトも真っ白。
2005年11月28日
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先週、夫の誕生日。ちょっと奮発して、Duchy Originalsのビールを購入。彼、Duchy Originalsの大ファン。Duchyの製品で、はずれたことが無い。みな美味しい。ウェールズのチャールズ皇太子のオーガニックビジネス。さすが、UKの最高のオーガニック食材とレシピが勢ぞろい。値段は張るけど、特別な日だもの。夫が喜んでいる顔を見るだけで幸せ。
2005年11月27日
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色を体験する。感じる。紙の上に乗った色たちから、形を見つけていきます。絵を完成させることではなくて、絵を描くプロセスが大事。ぬらし絵で、色のにじむ様を感じながら絵を育てていく体験は大好きです。でも、最近は子どもと一緒にクレヨンで色をのせ、絵を育てていくプロセスを楽しんでいます。子どもと一緒に描きました。子どもがグルグル描いている形から得られるインスピレーションで、私がブロッククレヨンで色を乗せてみました。私がブロッククレヨンで描いている様子を見て、息子が更に描き足します。そして私も更に色を乗せます。・・・というように、共同作業で出来上がった作品。これも子どもと一緒に。スティッククレヨンでレムニスケート(8の字型)を描きました。そこから感じられる色をブロックでつけます。私がブロッククレヨンを使う様子を見て、息子もブロッククレヨンで色をつけ始めました。最初に描いたレムニスケートの存在は薄くなって、違う空気が絵の中で育ちます。はじめ、中央に光をのせました。その周りにオレンジの帯を躍らせていったら、それが手に見えてきました。手の中にともる光にしました。というように、具体的な形にしてもいいし、抽象画のままでもいいのです。描くプロセスを楽しみます。
2005年11月26日
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シュタイナーの提唱した6エクササイズの第一段階は「思考」のエクササイズ。<エクササイズ方法>1つ、観察の対象になるものを決める。ただし、人工のもので、シンプルなものを選ぶ。例えば、ペン、コップ、洗濯バサミ、ヘアピン・・・・など。選んだモノを手にとりながら、そのモノのことだけを考える。毎日最低5分。もちろん長い方がいい。思考の訓練で、思考を目覚めさせるので、朝するといい。対象となるモノを毎日変えてもいいし、1週間同じモノを使ってもいい。シュタイナーは、一般論として4週間続けるように言っていますが、それは人それぞれ。次のステップに行く準備ができたら、自分で分かるそうです。*****以前やったときは、苦手なエクササイズだった。ところが、今、楽しんでやっている。私の場合、1週間同じモノについて思考する。最初に選んだのはガラスのコップ。どこにでもある平凡、シンプルなもの。10分はエクササイズをするようにした。一日目はとても苦痛。思考は飛びまくるし、授乳期で頭はボケてるし、集中できない。しかも、こんなシンプルなモノ(シンプルだからこそエクササイズになる)について、何を10分も考えるというのか・・・。ところが、2日目、3日目、、、と、続けるうちに、毎日、新しい考えが浮かぶ。思考がクリアになっていくのがわかる。思考を、そして思考の流れを自分でコントールし始めているのが分かる。今はエクササイズしているうちに、簡単に15分くらい過ぎてしまう。生活の中で、色々なアイデアが浮かぶようになった。まだ、始めて2週間。(三日坊主になってないことだけで自画自賛してしまう)この先も、発見と変化を重ねていく。楽しみ。
2005年11月25日
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今日の読書。"Growing up with bach flower remedies"by Judy Howard実用書として大活躍。子どもの成長、病気や社会性などに合わせたレメディ活用のための情報満載。赤ちゃんから思春期のティーンエイジャーまで。英語の勉強として・・・フラワーレメディの性質上、人の性格、心、精神面などの描写に関する語彙が豊富。人の様子や性格をあらわす形容詞が覚えられそう。実用書は、簡単な構文で読みやすく専門用語が多いので、語彙増強に大活躍です。しかも、必要に合わせて何度も読み返したり参照したりするので、自然と単語が身につきます。
2005年11月25日
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バーミンガムに、毎年ドイツからクリスマスマーケットの一団がやってくる。クリスマス前の6週間、広場にたくさんのお店を広げる。去年に引き続き、今年も家族で出かける。夫はドイツのライブレッド、シュトーレン、ソーセージ、シチュー、ワイン、ステーキなどを食べて大喜び。もう1つ、お目当ては、ラムスキンのルームシューズ。去年は、私と夫に一足ずつ買ったのだけど、今年は長男に。靴下は嫌がって脱いでしまう長男も、このルームシューズは気に入っていて、脱ごうとしない。自然の温かさがホンワリホカホカ。汗も吸い取ってくれて心地良い。もちろん、ドイツの木のおもちゃのお店も。こんなところでも、アンソロ系の会社が作っている木のおもちゃが売られているのはさすがです。
2005年11月24日
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シュタイナーは、肉を食べることに否定的な発言を何度もしています。それで、人智学を学ぶ人たちはベジタリアンが多いのですが、シュタイナーは、人によって必要な栄養は違う、と言っていますし、実は、彼自身、ベジタリアンではありませんでした。私は、お肉もお魚も食べます。お肉も大好きです。でも、先日、シュタイナーの食事に関するレクチャーを読んだら、何故か食欲がなくなってしまいました。お肉も食べる気がしなくて。お陰で、産後のたぷたぷしていたお腹が少し引き締まりました。もしかして、毎日、このレクチャーを読み返したら、ダイエットできちゃうかも。・・・なんて。
2005年11月24日
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シュタイナーは、「7歳までの子どもは全身が感覚器官である」と言いました。比喩的ではあるけれど、本当にそうだと思います。子どもは、彼らにとって、いいものも、わるいものも、全部受け止め、吸収してしまいます。大人は、聞きたくないものを自然に無視してしまうことができますが、子どもはそれができず、全部、彼らの中に入ってきてしまうのです。スーパーやショッピングセンター、人ごみの中に連れ出すと、子どもは、沢山の人、けばけばしい装飾、おびただしい数の商品、たくさんの人の話す声、車の音、音楽などの刺激を全身で浴びてしまうのです。それは大人が想像する以上に、強い刺激で、子ども達を極度に疲れさせます。子どもにとって、ほどよい体の疲れはいいのですが、この場合は神経を疲れさせてしまうのが問題。ですから、私は、子ども達を買い物には滅多に連れて行きません。特に生後5ヶ月の次男は、まだスーパーに行った事がありません。(赤ちゃんをスーパーに連れて行かなくてすむよう、買い物は夫に手伝ってもらいます)人工の強く激しい刺激をできる限り避け、自然の風の香りや動き、草木や石の色や形、そんな良い刺激を、彼らに存分に受け止めてもらいたいと思っています。
2005年11月24日
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イギリスに来て困ったのは食べ物。日本食材も手に入りにくいし、イギリスの料理はマズイし。で、イタリア料理を研究しよう!と思い立って買ったのがこの本。Simply Italian by Sophie Braimbridge これが大当たり。どれを作っても美味しい。日本で美味しいと思って食べてたイタリア料理は、やっぱり日本的イタリアンだったのね。もちろん、こちらでは、本場の美味しい食材が手に入る、というのも大きな理由だけれども・・・。
2005年11月22日
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シュタイナーの人生の七年周期という考え方がある。人の人生には7年ごとのサイクルがある・・・と言う考え。シュタイナー教育も、もちろんこの考えをもとにしている。うちの夫、今日、誕生日。第6・七年期のまっただなか。今年は、ムーン・ノードという節目もあったりする。人生の中で二回目のムーン・ノード。どんな節目だっけ?というので、本を見る。Tapestries -- weaving life's journey by Betty StaleyRSCのファウンデーション・コース、ディレクターのベティの本。文学的でない直接的な文章が、彼女の姿や講義、語り口調を思い出させて懐かしい。うまくシュタイナーの言ったことを分かりやすくまとめてあるので、参考書的にとても役立つ一冊だ。ちなみに、私のHPにもまとめてあるので、興味のある方は参照してみてください。7 year rhythm
2005年11月22日
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英語でdinnerといえば夕食のことだと、中学校で習った。それはアメリカでも通用した。イギリスにきて間もないころ。友人が"dinner timeに来るわね"と言った。彼女は、お昼にやってきた。dinnerとは、正確には、一日の中で最も主になる食事のことを言う、と初めて知った。そしてイギリス人にとっては、それが昼食だということも初めて知った。アメリカとイギリスの違い。そして私たちが学校で習った、アメリカ英語とイギリス英語のごちゃまぜの変な英語。海外生活3年半。いつまでたっても、言語に苦しめられる。あああ。
2005年11月22日
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前回の日記で、「質の良いもの」について書きました。質の良いものは、高くない・・・というお話。でも、私が質の良いものを使うのには、もっと大事な意味があります。子どもの、ものを大切にする心を育てたいから。安物のペンなどを学校で使っていたりすると、誰かに貸したら最後、戻ってきません。粗品のペンだけど、私は大事に使っていたんだけどな・・・。でも、いいペンを使っていると、ちゃんと戻ってきます。戻ってこなかったら、貸した人に尋ねます。「あれは、私の死んだ父の形見のペンなの。大事なものだから、無くしなくないんだけど。」「あれは安物だけど、私が20年以上も愛用してて、大事に使っているものなの」などと言うと、ちゃんと帰ってきます。カリフォルニアのシュタイナー学校で教えた時、クラス担任のT先生から、アンティークのとてもすてきな天秤を借りました。年代を感じさせる木目と真鍮が、見るからにいいものだと感じさせます。子ども達は、見ただけで大喜びです。大事なものなので、壊れてしまったら困ります。しかも天秤。とても精密な機械です。だから、子ども達に使わせる前にお話をしました。「これは、T先生が旦那さんとイタリアを旅行したときに、アンティークのお店で見つけたものなの。先生の思い出がいっぱいつまっているものなんですよ。それにT先生の旦那さんが、仕事でバイオリンを作るとき、その塗料を測るのに、この天秤はとても精密に測ることができて、旦那さんがいつも大事に使っているもの。もし分銅が1つでも無くなってしまったら、測れなくなってしまいます。だから、大事に大事に使ってくださいね」いつもは乱雑にモノを使う男の子達も、このときは、大事に大事に天秤を使っていました。彼らには、その大事な天秤が宝物のように思えたのです。そして、その宝物を実際に使わせてもらうことで、彼らが信頼されていることも感じたのです。信頼に答えるべく、彼らの態度は慎重そのものでした。いいものを使うと、大事にものを使うことも覚えます。そしてもうひとつ大事なポイントは、「これは高いものだから大事に使ってね」と値段が高いことを強調するのではなくて、「思い出のあるものだから」「大事にしているものだから」と、彼らの心に訴えること。金銭的なことを言うと「安物は、いい加減につかってもいい」と思ってしまいます。シュタイナー教育では、特に第2七年期までの子ども達に、心に訴える教育をします。モノだけのことではなく、歴史や数学の授業でも心に訴え、子ども達の心を育て、生活態度も学問も、彼らの心を通して根付かせるのです。この記事を評価する
2005年11月21日
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質の良いものが好きです。質のよいものは高い? いいえ、安い、と思います。例えば、ペンケース。職業柄、必需品で、使用頻度も高い。質の良い、しっかりとした作りの、本皮のペンケースを10年以上愛用しています。使えば使うほど、風合いが出て、いい感じ。安物を買って、毎年買い換えるより、よほどお値打ちです。例えば、ウールの毛糸。質の良い、肌触りの良いものを選びます。セーターなどを編んで、何年か着て、気に入らなくなったらほどいて別のものに編みなおします。質がいいので、何度ほどいて編みなおしても、風合いが落ちません。ちょっと値が張っても、結局は安上がりです。そしてシュタイナー教育。お金がかかると言われています。例えば、木のおもちゃ。確かに値段は張るけれど、飽きが来なくて長持ちします。壊れても、修理してまた使えます。プラスチックじゃ、壊れたらおしまいですけどね。木のおもちゃは古くなったら風合いが増します。でも、汚れが気になったら、やすりをかけてワックスを塗れば新品同様です。形が気に入らなくなったら、のこぎりで切ってモデルチェンジもできちゃいます。そうやって、子の代、孫の代まで、または、お友達にまわしてもいいですね。そう考えれば、木のおもちゃ、断然お値打ち。ウールもシルクも再利用できます。そして、値段の高いオーガニックの食材も、体を作るものですから、病気になることを考えれば安いもの。シュタイナー教育は、生きた概念、智恵を子ども達に植付ける教育です。テストの為だけの詰め込み教育にお金をかける方が、よほどお金がかかるってもんです。ほらね。シュタイナー教育、単純にお金がかかるとは言えませんね。
2005年11月20日
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アメリカでは、洗濯をして乾燥機で乾燥させる。イギリスでは、外で自然乾燥させることが一般的。アメリカ、特に私の住んでいたカリフォルニアでは、夏の間5ヶ月は雨が降らず、乾燥している。ジーンズだって、外に干しておけば2時間で乾く。それでも人々は乾燥機を使う。イギリスは、灰色の空。天気が変わりやすくて、雨の降らない日はほとんどない。イギリス人は、雨が降っても平気。雨が降ってきたから、急いで洗濯物とりこまなきゃ、なんてこともない。外に干した洗濯物は、2日経っても乾かない。私は、家の中に干す。家の中は洗濯物でいっぱいになるけど、暖房で乾燥した部屋が適度に湿度をおびる。異国に住んでいると、なじみのない習慣に出会うことばかり。それとどう共存していくか、が、結構難しい。むやみに従わず、いいところは見習って、納得できない所はマネしない。自分の意見と考えを持って、自分で自分のやり方を決める。でも、批判せず。批判せず、というところが難しい。ジャッジせずに相手を、相手の文化を、習慣を、そのまま事実として受け入れる。私にとっての大きな課題。
2005年11月19日
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初めてのオートミール体験は、2000年カリフォルニアでホームステイした時。ホストマザーが朝食に用意してくれたオートミール。牛乳で少し煮込んだ生暖かいもの。まずくて吐きそうだった。数年たって、子ども達の離乳食にオートミールを取り入れる。あまり食の進まない息子。無理もないわね。こんなマズイもの。ちょっと変えて、お水で煮て、お醤油をたらし、バターを少し。それから、刻みねぎを散らしてみた。パクパク。食べるわ、食べるわ。私も一口味見してみた。あら、美味しいじゃない。日本の味付けは世界に通用するのよ。エッヘン。*****固定概念にしばられずに、色々味付けや調理方法を試してみると、結構、料理の幅が広がる。特に、子どもの舌は敏感。私たち大人よりよっぽど味にはウルサイ。素材の味が活きるシンプルな味付けが一番だけど、美味しく食べる工夫は大事。食事は楽しく・・・ね。
2005年11月19日
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私は編物をする。小学校2年生から編物を始めた。小学校高学年では、セーターを編むようになった。ニットのスーツ、彼のセーター、今は、子どものもの。もう、何枚編んだか分からない。今、子ども達を連れて出かけるとき、子ども達は、私の手編みのものにくるまれる。セーター、セーターとお揃いの帽子、しかも二人お揃いだったり。次男は手編みの寝袋にも包まれて。その上、寝袋とお揃いのブランケット。お陰で、私が編物することは周知の事実。昨日、夫が大きな包みを抱えて帰宅した。2年生のクラス担任から。「いらない毛糸だけど、使えそうだったら使ってね」というカードが添えてあった。開けてみると、新品の美しい毛糸たちが10玉ほど。ウール、アルパカ、モヘア。ドイツ、イタリア、アイスランドの毛糸たち。とってもソフトで、自然な風合い。ああ、幸せ。*****イギリスに来て、実は、毛糸を買うのが一苦労だった。イギリスだったら、質の良いイギリス産ウールがどこでも売ってると思っていたのだけど、実は、お店にあるのは「アクリル100%」とかアクリル混ばかり。私は通信販売で、ヨークシャーからウールを購入する。Texere Yarnsがお勧めのウール屋さん。ウール毛糸だけでなく、コットン毛糸や、シルクの毛糸、詰め物や人形作り、フェルト作りなどの手芸用ウール、草木染め用素材、機織用の毛糸など、豊富です。
2005年11月18日
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昨日の読書。シュタイナーの"Study of Man"(一般人間学)第11講。「母乳は眠れる霊を目覚めさせる唯一の成分。」去年長男を母乳で育てていた時に、この文と出会った。それ以来、授乳の度にこのことを考える。(変な母親だ。)授乳の時、赤ちゃんは特別な恍惚とした表情をする。その表情は、ボトルからformulaを飲むときとも違うし、離乳食を食べる時とも違う、一種独特な表情。何と描写したらいいのか分からないけど。(授乳経験のある人なら分かってもらえると思う)その表情だけ見ても、母乳は、何か特別なものだと実感できる・・・。昨日、また"Study of Man"を読んで、なるほど、と思った。何故、母乳が眠れる霊を目覚めさせるのか・・・分かった気がした。"Study of Man"・・・何度読んでも気づきの多い本だ。いや、シュタイナー、何度読んでも気づきが多い。本や文、人との出会いなど、何でも私に準備ができた時に「出会う」。準備ができていないと、単に見過ごしてしまったり、あまり重要視せずに記憶から消えてしまったりする。一般人間学の母乳の話も、そう。今まで何度も読んでいたのに、心に残らなかった文。私に、それを受け止める準備のできた段階で、もう一度現れて、心に響く。シュタイナーを読んでいると、私がどんな段階にいても、シュタイナーの言葉が角度を変えて私に働きかけるのが分かる。私の、定番シュタイナーは、"Study of Man"「一般人間学」:シュタイナー教師のバイブル的存在"Philosophy of Freedom"「自由の哲学」:この本そのものが思考の訓練。本当の自由とは何か、についての記述が素晴らしい。"Outline of Esoteric Science"「神秘学概論」:シュタイナーの見た壮大な世界。彼の四大著書の中で一番怪しい。
2005年11月18日
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夫はシュタイナー学校の教師。コラリック(胆汁質)で、メラメラと教育に燃えている。火がつくのも早いけど、火がつくともの凄い集中力で頑張る。体がボロボロになるまで頑張っちゃう。マルチな人で何でも器用にこなしてしまう能力と、その熱意で、夫のところに仕事が集まる集まる・・・。先週は、放課後と夜、毎日2回の会議があった。夕食に帰ってきて、休憩する時間もなくまた出かけていく。「疲れたよーー。」って言いながら。「仕方ないけど、行く前に子ども達を抱きしめてあげてね」夫、ちょっとドキッとして、息子を抱き上げてぎゅっぎゅっと抱きしめながら語りかける。「一緒に過ごしてあげられなくてごめんね。ごめんね。」って。ずいぶん長いこと、息子を抱きしめてた。そう、先週あった会議のひとつ。議題は「Mr.V(私の夫)の仕事量をどうやって減らすか」だった。しかし、会議の後も、仕事量は増えつづけている。
2005年11月17日
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ここは暗くて寒いイギリス。9月になれば、人々は冬のコートを着て歩く。でも、足元を見やると、素足にサンダル。真冬ですよ。おばあさん。寒くないですか。そこのお姉さん。2月だっていうのに、ローライズのジーンズに短いトップス。お腹20cmも出して、見てる私の方が寒くなっちゃいます。イギリス人は低体温の人が多いんですって。そうでしょうね。寒い冬くらい、暖かい格好しましょうよ。せめて、せめて、子どもにはお腹出すファッションはやめて暖かい格好させてあげましょうよ。そこの若いお母さん。*****イギリスのある町では、町に住む女性の10%が18歳以前に出産を経験するそうです。未成年にしか見えない若いお母さんが、タバコを吸いながら、赤ちゃんを連れて歩いてたり、若いお母さんが、この寒い冬に、母子揃ってお腹出して歩いている姿を見ると悲しくなります。ちなみにイギリスで、14%の赤ちゃんは、生後9~10ヶ月で父親と別離するそうです。悲しい。
2005年11月17日
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シンプルなおもちゃはいい。我が家の定番おもちゃ、「お手玉」。手触りを楽しんだり、中で豆のぶつかる音を楽しんだり。もちろん、投げたり。シュタイナー学校でもお手玉は大活躍。モーニング・サークル(ライゲン)でも使うし、治癒教育では必需品。低学年では、詩やゆっくりとしたリズムや音楽に合わせて。高学年では、もっと機械的なジャグリング。私は、メインレッスンのメンタル・マス(暗算のエクササイズ)で、このお手玉を愛用する。生徒達も、本物の豆の入ったお手玉が大好き。この日本のお手玉の形も人気。
2005年11月16日
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疲れちゃった子どもは寝てくれないしパパは忙しいしそんな時は掃除なんか後回し掃除しなくたって、誰も困らないよ家事するエネルギーは子どもに使おう子どもに愛情それは家事より大事、大事ハイ。疲れています。睡眠不足3週間続いています。こんなときは、頑張って家事しちゃうのはやめましょう。最後のエネルギーを振り絞って家事をするよりその貴重なエネルギーは子どもに回しましょう。親は子どもにとって最大の環境ですから。きちんと掃除して後片付けして、きれいな物質的環境を作り上げることよりも、親がリラックスして幸せにニコニコとしている精神的環境の方が、子どもにとってより大事です。疲れているとニコニコするの、難しいですものね。特に、日本の皆さんは働き者ですからね。頑張り過ぎないように、適度にいきましょうね。
2005年11月16日
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「ウォルドルフの動物たち」から。型紙を拡大して作った、20センチくらいのもの。母の古いスカートとコートを利用して作りました。どちらも古い生地だけど、ウールで柔らか。古い資源の再利用ってとこが嬉しい。窓際に置いてあるのですが、外を通る3歳くらいの女の子が立ち止まって見とれていた時には、微笑ましくって嬉しくなっちゃいました。
2005年11月16日
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(以前の話は、カテゴリー「出産」の中にあります)破水!いよいよだ!寝ていた夫を起こす。でも、陣痛はほとんどない。どうしよう?まだ朝5時。痛みがほとんどないから、もうちょっと様子を見てみることに。7時になって、痛みは30分間隔くらいだけど、あまり酷くない。でも、スーザンに電話。スーザン「すぐに行く」と言う。と言っても、彼女の自宅から車で1時間かかる。スーザン、旦那さんのトラックに風呂桶を積んで登場。水中出産の準備。水中出産は、特別私の希望ではないけれど、スーザンのお勧め。お湯につかりたくなったら使えばいい、と思って用意してもらった。必要だと思ったら、そのとき私の体が分かるはず。私は、陣痛の合間に料理。気を紛わせるのと、痛みを和らげるため。せっせと動き回る。出産の時の、助産婦さんたちに食べてもらう料理。お味噌汁、炊き込み御飯のおにぎり。スーザンとおしゃべりしたり、動き回ったり。痛みはくるけど、相変わらず我慢できる程度。初めてなので、「こんなものかな?」なんて思ったり。スーザンは定期的に、私の脈拍を測り、胎児の心音を数える。でも、なかなか陣痛が進まないので、スーザンは「この近所にいるから。何かあったらすぐに携帯に電話してね。」と出て行った。夕方になって、陣痛は20分間隔。スーザンは戻ってきたけど、出産までまだ時間がかかりそう。「一度、家に戻るわ。」と、スーザン帰宅。深夜2時。陣痛が5分間隔になった。痛みが急激に増した。強烈。夫が、スーザンに電話。いつも穏やかなスーザンが、引き締まった声で「すぐに行くから。サヨにも連絡するから。」という。我が家から車で5分程度のところに住んでいるサヨさんは、10分ほどで到着。さすが、はやい。アシスタントのデボラも来た。スーザンも1時間で到着。準備万端。いよいよだ。つづく・・・
2005年11月15日
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プロフィールに写真を載せてみた。愛猫ピースの若かりし頃、theosophy(神智学)を読みながらスヤスヤ。
2005年11月15日
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初めて、アメリカ人の友達が子どもに"Do you want to...?" (・・・したい?)と言っているのを聞いた時は感心した。誰かに何かをやってもらいたい時、"Would you...?" や"Could you ...?" (・・・してくれる?)でなく、もちろん命令文でもなく、"Do you want to...?"(・・・したい?)を使うことが多い。「・・・してくれる?」とお願いする、または命令するよりも「・・・したい?」と聞くのだ。「・・・してくれる?」と言われたり、命令されたりすると、言われた側としては、答えがyesのときは、相手を見下す気になったり逆に服従しているような気になったりする。答えがnoだったら、反発しているような気になる。どちらにしても、あまりいい感情が起きない。ところが、「・・・したい?」と聞かれると、yesだったら、進んでやってあげるというポジティブな感情が生まれる。noにしても、自分の意志でのnoなので、"No, I don't want to. But I will do it."(「いや、やりたくないよ。でも、やるよ。」)と、自分の気持ちを素直に表した上で、やりたくないけどやってあげよう、という、これまたポジティブな感情が生まれる。もちろん"No, I don't."(いや、やりたくないよ。)で終わってしまうこともあるが、それはそれで、本人の意志だからいい。とにかく、Do you want to...? で聞くと、聞かれた方は、自分の意志で答えられるので気分がいい。yesといいやすいのだ。同様に、mayの効用・・・というのがシュタイナー教育での1つのテクニック。mayは「・・・してもいいですよ」という許可。許可であって、命令ではないから、言われた側には、自分の意志でするという選択の自由がある。それが、気持ちいい。気持ち言いから、素直に"yes!"となる。日本語に、これにあてはまるような言い方はあるかな?ちょっと思い浮かばない。個人の意志を尊ぶ欧米の言語だから、こういう言い方があるのかもしれない。でも、日本人も学ぶ価値あり、の言い方だと思う。
2005年11月14日
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イギリスで好きなもの-- 牛乳屋さん。牛乳を毎朝配達してくれる。オーガニックのクリームトップの濃くておいしい牛乳。やっぱりヨーロッパの乳製品は美味しい。空き瓶を集めて再利用してくれるから、ゴミも出ないし。配達に電気自動車を使ってるところもマル。配達のおじさんが、とびっきりの笑顔で息子達に手を振ってくれる。
2005年11月14日
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夏のルドルフ・シュタイナー・カレッジには素敵な人たちが各地から集います。数多くの講座を教える先生達と、それに参加する人たちが2000人以上。その中の一人、クラウスは、ドイツから来るクラフトの先生。30年のシュタイナー教師としてのキャリアを持ちます。今は定年退職して、ドイツ、ロシア、ポーランド、エジプト、アメリカなど、世界を飛び回って教えています。ひょうきんでお茶目さん。見た目はちょっと宇津井健風。まん丸メガネをかけて、おどけた表情。でも、教師として、ウッドワーカーとしてはぴか一です。高校では、生徒達はクラウスのクラスで1年間かけてのビック・プロジェクトに挑みます。バイオリン、ビオラ、チェロなどの弦楽器を作るのです。シュタイナー学校ですから、「ギター作成キット」みたいなものは一切使いません。単なる木材を手で彫って作りあげるのです。あるバイオリンの才能をもつ女子生徒は、自分で自分のバイオリンを作りあげました。彼女は、あの有名なニューヨークのジュリアード音楽院に進学するほどの才能の持ち主。ジュリアードに進学する前、彼女は、彼女の才能を活かすことのできるバイオリンを探しました。ところが、納得できるバイオリンがない。よほど、彼女自身が作ったものの方が、良い音なのです。結局、納得できる、というか、彼女作のバイオリンと同等レベルの音のバイオリンを見つけました。なんと1000万円もするモノだったそうです。結局、買うのはやめて、自分のバイオリンを携え、ジュリアードに進学したそうです。彼女の耳が良い、とは言え、やはりいい先生あってこそ、これだけのバイオリンができたのですね。そんなクラウス、何せ30年のキャリアですから、教え子は数知れず。定年退職する時、教え子達が集まってイベントを開きました。コンサートです。シュタイナー学校の卒業生ですから、弦楽器演奏はお手のもの。コンサートで彼らが演奏したのは、全て、彼らがクラウスのクラスで作った、手作りの弦楽器たちでした。そんな、生徒達に愛されているクラウス。毎夏、カリフォルニアに来るたびに、シェラネバダ山脈に小旅行に出かけます。山脈の一部、ホワイト・マウンテン。アメリカの国定公園です。そこには、世界最古の木が今も生存しているのです。国定公園から、自然のものを持ち帰ることは禁止されています。たとえ、石のかけらであろうと、松ぼっくりであろうと、木の切れ端であろうと、ご法度です。でも、クラウスは、許可を得て、その世界最古の木の一部(落ちていたものです)を持ち帰りました。翌夏、カリフォルニアに来たクラウスは、ビオラを携えていました。そして、彼はまたホワイト・マウンテンへ旅をしました。ドイツから持ってきたビオラをもって。そのビオラは、前の年、ホワイト・マウンテンから持ち帰った木で作ったビオラでした。ビオラとして生まれ変わって、生まれた場所に戻ってきた木。クラウスは、ホワイト・マウンテンの世界最古の木々たちの前で、そのビオラを奏でたのでした。なんて、素敵な叔父様クラウス。シュタイナー・カレッジでは、毎年、彼に恋してしまう生徒達が何人もいるのです。それも納得。ドイツには、超美人の奥様がいて、クラウスは彼女を愛してやまないんですけどね。この記事を評価する
2005年11月14日
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私たちの関わっている、エルムフィールド・ルドルフ・シュタイナー・スクールです。
2005年11月13日
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(今までの話は、カテゴリー「出産」の中にあります。)出産予定日は4月18日。2月頃から夫は、シュタイナー学校に就職活動をしていた。イギリスにある学校が、イースター休暇(4月3日から)前に面接に来て欲しいというので、夫は渡英することに。日程は3月26日から4月6日。出産予定日より12日前に帰宅することになる。ちょっと不安だけど、一人目の出産は遅れることが多いって言うし、12日も前だから大丈夫かな。何より面接に行かない訳に行かないし。・・・という訳で、夫はイギリスへ。お願いだから夫の留守中に産まれちゃわないでね、と、お腹の赤ちゃんに話し掛ける日々。でも、その反面、アメリカとイギリスで遠く離れていても、私と夫は繋がっているから、産まれちゃっても大丈夫、という心構えはできていた。もちろん、夫なしでの出産は不安で仕方ない。でも、私にはスーザンという強い味方がいるし、その時はその時。私が強くなるしかない。夫の留守中に、カレッジもイースター休暇に入り、フルタイム学生をしていた私もほっと一息。大きなお腹をかかえてのフルタイム学生は結構大変だった。イギリスの夫から、毎日のように電話がかかる。「まだ大丈夫?産まれてない?」「早く帰りたいよーー。」と。私も「早く帰ってきてーー。」「寂しいよーー。」「不安だよーー。」しかも、面接の日程は全て終了した後も、飛行機の都合で、ロンドンで3日間足止めされているのだから、余計にやきもきしてしまう。4月6日深夜。夫は、1本早い飛行機で帰ってきた。やっと、帰ってきた!もの凄く長く感じた夫の旅行。二人して抱き合って無事の帰宅を喜ぶ。翌日の7日午後。スーザンとのセッション。同日夜、マタニティ・クラスの最終セッション。そしてその翌日。8日朝5時。生温かいものを感じて目が覚める。------破水。・・・つづく。
2005年11月13日
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母親として、教師として、心にいつも留めていること。それは「プレゼンス」。存在感。アンソロ関係の人はよく「プレゼンス」という言葉を使う。シュタイナー的に言えば、4つの体(肉体、エーテル体、アストラル体、自我)全部で存在すること。「全身全霊」で存在する、という日本の言い方があてはまると思う。TVを見ていたり、コンピュータを使っていたりする人を見ると、意識がTVやコンピュータに奪われていて、体はそこにあるのに、そこにいないかのように感じることがある。私は、その人のアストラルと自我が吸い取られちゃってるのを感じる。そんな時、その人のプレゼンスは失われている。子どもの前にいる時は、全身全霊で存在したい。良いプレゼンスがあること、それは、シュタイナー教師としての必要な資質。教師として教室に立つ時、私は自然に、全ての私で存在し、子どもの前に立つことができる。だけど、母親としてのプレゼンスは、というと、これが意外と難しい。だって、母親は、ほとんど24時間営業みたいなもの。子どもがいるときにずーっと全身全霊で子どもに向かっているなんて、ほとんど不可能。(少なくとも私にはとても難しい)子どもの相手をしつつ、頭の中は他のこと考えてたりすることも多々ある。子どもはそれを敏感に感じ取る。四六時中のプレゼンスは無理だけど、せめて、子どもと遊んでいる時は、晩御飯のメニューのこととか考えずに、シュタイナーのことも考えずに、ただ、精一杯、子どもに向き合っていよう。そんな時間を、一日の中で、少しでも増やそう。・・・そんなことを心がけている。
2005年11月12日
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4ヶ月の次男、キンダーハープで遊ぶ。ちゃんと音を鳴らしてたのにはビックリ。このキンダーハープは、ママの手作り。マホガニーで彫ったもの。表も裏も同じ形で、スパイラルが表から裏へと続いていく。この形、この弦の長さは、一番音が響くんだそうな。物理学的、幾何学的に。これ、パパのキンダーハープ作りのクラスで作ったもの。パパとママが仲良くなったのも、このクラスから。家族みんなにとって、大事な大事なキンダーハープ。
2005年11月11日
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長男、最近ペンに興味をもつ。今朝もボールペンで私の腕にらくがき・・・。そろそろお絵かきしたい年ごろかな、と、ブロッククレヨンを渡して、メインレッスンブックをひらく。初めて手にするブロッククレヨンは、積み木に化ける。しばらくブロッククレヨンで積み木遊びしたあと、ママがクレヨンでお絵かきを始める。ママにとっては、久しぶりのブロッククレヨン。ママのほうが夢中でお絵かき。それを見ていた長男、横でお絵かきを始めた。お絵かきが終わって、ママは長男の名前の手作り消しゴムスタンプをポン。(写真左下)
2005年11月11日
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このブログを開設して1ヶ月経ちました。カウンターももうすぐ2000に届きそうです。熱中しだすと止まらない性格で、いっぱい書き込みました。読んでくださったみなさん、あたたかいメッセージを下さったみなさん、応援してくださっているみなさん、どうもありがとう。でも、性格はサンギン(=多血質)なので、興味のあることがどんどん出てきて、あっちもこっちも、と、手をつけちゃって、1つのことを長続きさせるのは苦手だったりする。はてさて、このブログ、どこまで頑張れるかな。社会復帰しちゃったら、月1更新になっちゃうかも。いや週1更新をめざそう。でも、社会復帰(シュタイナー学校で教えること)しちゃったら、書きたいこと、伝えたいことが今よりいっぱいあると思う・・・。
2005年11月11日
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消しゴムスタンプを久しぶりに作る。二人の息子の名前を漢字で彫る。書道に使う雅号印風。これを、息子達の本や持ち物、絵(落書き?)などに、朱肉でポンポン押すつもり。問題は、漢字なので私以外読めないってこと。意味ないって?
2005年11月10日
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シュタイナーが提唱した霊眼を獲得する為の6エクササイズ。「いか超」や、いくつかのレクチャーに述べられているので、聞いたことある人も多いと思う。留学前、これは霊眼を得るためのものだから「霊眼なんていらない!」って思っていた私は実践しなかった。シュタイナー・カレッジのfoundation yearで、1年かけてこのエクササイズをしたのが最初。1年かけてやったけど、やはり、きちんとやり通せなくて、霊眼を得るところまでは至らなかった。でも、生活レベルで、確かに自分自身の成長には繋がった。ポジティブに考えること、平静を保つこと、などの姿勢が身についた。シュタイナー学校で実際に教壇に立って、霊眼とまではいかなくても、霊的なセンスというのは、シュタイナー教師に必要だ、と思った。子ども達のことを、物質的な観点だけでなく、精神的な目で見ることは大切。授業の準備をしていても、霊的な観点から授業の素材を見ると、生徒達に何が必要か見えてくる。だから、教材研究も大事だけど、霊的な直観を身につけることは、シュタイナー教師にとって不可欠だ、と思う。この直観なしなら、単なるシュタイナー教育の真似、になってしまう。そこで、もう一度、本気でエクササイズをしよう、と決めた。さて、どこまでできるか・・・お楽しみ。エクササイズについて、具体的に述べられているお勧めの本がある。"Enliveining the Chakra of the Heart"by Florin Lowndes日本語に訳されているかな・・・?
2005年11月10日
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イギリスは美しい国。でも1つだけ許せないことがある。それは喫煙マナー。歩きタバコは当然、人ごみでも、レストランでもタバコを吸う。16歳からタバコOKなので、制服姿の高校生がタバコを吸いながら歩いてる。でも何より我慢がならないのは、子どもが近くにいても平気でタバコを吸うこと。しかも、幼児を連れている妊婦さんまでタバコを吸っている。賃貸の家には「喫煙者YES、子どもNO」という物件も多い。子どもに優しくない国だ・・・と思う。
2005年11月10日
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(写真:近所の公園にて)今日は、イギリスにしてはめずらしく天気が良かったので、公園までお散歩。ついでに学校によって、パパに会って、ブックストアでweledaのbaby cream買って。おまけに、スーパーにお砂糖を買いに行って、お砂糖買うの忘れて帰ってきました。ああ、milk brain。(授乳してると物忘れがひどくなる現象のことをmilk brainと言います)
2005年11月09日
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昨日、夫が学校のブックストアから木のおもちゃを買ってきた。イギリスのキャンプヒルで作られた、かわいいうさぎ。車輪がついてて、ひもをひっぱると後ろ足がジャンプする。ペイントしてなくて、木目がきれい。夫は長男に買ってきたけど、次男の方がもっと気に入ったみたい。おっきな目が、うさぎを追う。実は、これ、はじめて買ったおもちゃ。今までおもちゃは全部手作りしてきたから。ウォルドルフ人形、あみぐるみ、ボール、プレイシルク、ガラガラ、木の積み木・・・。家にあるもの、何でもおもちゃになっちゃうし。親が手作りしている姿を見ること、一緒に作ること、そんな過程を子どもと共有したいと思って。でも、少し複雑なおもちゃも必要になってきて、おもちゃを買うことに。木のおもちゃを作る技術も道具も場所もあるのに、時間がナイ。もう少し大きくなって二人とも歩けるようになったら、パパの仕事場で一緒に作ろうね。
2005年11月09日
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(自宅出産の話の続きです。カテゴリー「出産」の中に以前の話があります。)出産が近くなって、夫が「出産の時、誰か日本人の友達に立ち合ってもらったら?」と言う。陣痛の痛みで英語なんか忘れちゃうんじゃないか、日本人に通訳として立ち会ってもらった方がいいんじゃないか、と。でも、いくら女性の友達だって、出産に他人に立ち合ってもらうっていうのも、かなり抵抗がある。夫の提案には気乗りせず、その時の話はそこで終わった。その数日後の検診で、スーザンは言った。「私の友達で日本人の助産婦がいて、彼女に出産の時に立ち合ってもらったらどうかと思うんだけど。」先日の夫との会話のことは、スーザンには言っていないのだけど。「病院で助産婦してた時の仲間で、とっても知識のある助産婦なのよ。今も週3日、病院で働いているから、出勤日に当たったら立ち合えないけど、とりあえず話してみるつもりよ。」と。日本人の助産婦さんが、出産に立ち合ってくれるなんて、なんてありがたい話。この、日本から遠く離れたカリフォルニアで!!その次の検診のときには、スーザンは彼女を連れて現れた。出産で初対面じゃ、なんだから、と。彼女はサヨさんという。サヨさんは、カレッジのすぐ近くに住んでいて、家も近い。しかも、私が教育実習で教えていたシュタイナー学校の先生の奥さんだった。つづく・・・
2005年11月09日
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日本語では惑星封印と呼ばれているPlanetary Seals.シュタイナーが描いたドローイングをもとに、第一ゲーテアヌムに彫刻された柱頭に呼応する封印。宇宙の進化をシュタイナーが封印として描いたもの。人智学関連の本に、封印がデザインされていることも多いので、見たことがある人も多いと思う。(宇宙の進化についてはシュタイナーの「神秘学概論」を読んでくださいね)この1ヶ月くらい、この封印のドローイングをしている。色鉛筆でフォームドローイング。(フォーム・ドローイングとは日本語には「フォルメン」として紹介されている。)土星紀、太陽紀、月紀、地球紀(火星、水星)それから未来の形、木星紀、金星紀へと続く。それぞれの形を描きながら、形を感じる。体験する。形に込められたエネルギーを体験する。そして、私は、描いたフォルムに色鉛筆で色をつけている。線で描かれたフォルムの中に生まれた空間に色をつけることで、フォルムの中に生きる力、流れを感じる。色をつけているうちに、線だけのフォルムが、もっとダイナミックに、オーガニックに生きてくる。内から外へ向かう力、外から内へ向かう力、自我の中で安定した穏やかな流れ・・・・。そんなことを感じながら、封印を描き、色をつける。宇宙の進化を感じて。そして、人類の進化も感じる。私自身の進化へと繋げる・・・。参考図書:「フォルメンを描く2」 ルドルフ・クッツリ著 石川恒夫訳"Der Bau" by Carl Kemper"Kleinodienkunst" by Rudolf Steiner
2005年11月08日
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たまには英語で。The book I have been reading is "The Shockwave--countdown to Hiroshima." This was written by an English man. I have read several books about World War 2 since this August. The beginning of the interests for the war was VJ Day in England. I wonder if some of you would have any ideas what "VJ" means... VJ is "victory over Japan." Here in England, they still celebrate the victory of the war even after 60 years. That fact shocked me. Do they not even imagine how Japanese in UK feel about it?After that, I decided to tell the facts about the a-bombs to English people. That is the reason why I started reading about the war...After reading several books, I got tired of the war stories. Those dark wartime stories made me sick. --I can imagine how bad the reality was, since only books could exhaust me...----I don't want to read any war books any more...This book "The shockwave" would be the last book to read for some time. But this was not the right book to finish my reading. This book shows mostly American attitudes during the war. This tells their excitement of inventing and dropping the world first atom bomb! Although the bomb could have a possibility to destroy the whole planet, and they knew the bomb would be dropped over the cities many people live, they were unbelievably excited about the bomb.Now I am half way through. But I am having a really hard time to keep reading this. This book made me feel so bad and scared me. I can not believe human could be so cold-blooded. My husband said it would be the "nature of war." Probably it is. I could not help wishing that mentally normal persons could not be like this.....
2005年11月08日
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シュタイナーは「全ては必然」という。本当にそうだと思う。人との出会い、別れ、事故、病気・・・全ては、起こるべくして起こったこと。それぞれに理由がある。人が生きてると、運命の波、みたいなものに動かされているように感じるときがある。それが、大変そうだったり、不幸そうなことだったりすると、できれば避けて通りたいと思う。そして、回避する道を探したり、抵抗してみたりする。でも、大事なのは、波を避けることではない。波に向かっていくことでもない。波に流されることでもない。波にうまくのることが大事。頭で理屈を考えすぎず、心の声に耳を傾け、本当に大事なことは何か、真実は何か、直観をピーンと研ぎ澄ます。そして、その直観に従いながら、波にのって、波を上手く乗り越えていく。うまく波を乗り越えるための「直観」。人智学は、これを獲得するためのヒントをたくさんくれる。・・・波を乗り越えた時、その理由がわかることも多い。それは、自分の成長に必要だった。真実を知る為に必要だった。・・・など。
2005年11月07日
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子どもが喜んで遊びます。コットン毛糸で編みました。(日本でコットン毛糸って見なかった気がするけど、売ってるのかな?)中にはウールをふんわりつめてあります。色ごとのパーツを縫い合わせてあるのではなく、全部続けて編んであります。軽いので、ふんわり飛んで安全です。シュタイナー学校では3年生のプロジェクト。それまで、先生から直接教えてもらっていたのが、3年生からは、作り方を見て自分で作るようになります。
2005年11月06日
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