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サビウツボ(Gymnothorax thyrsoideus)。串本で採集した個体。飼育開始から2年9か月ほどが経過した。特にこれといったネタがないサビウツボだが、個人的に好きなので久々に掲載。白い虹彩を持つこの眼が最高に愛くるしい~♪枝状の死サンゴを組み合わせた簡易な隠れ家をもとにいろいろなところから出てくる。エサが欲しいときは水面下まで出てくるが、今は撮影を警戒して様子を伺っているようだ。ちなみにエサは主食がキビナゴにチアミンを中心に栄養添加したもので、副食にオキアミといった感じ。あとはスティック状の人工餌をおやつ感覚で時々与えるぐらい。最近はエサ待ちをしていることが多い。もうちょっと給餌回数を増やしてみてもいいかな。
2022年03月31日
アオボシヤドカリ(Dardanus guttatus)が脱皮をしてからしばらく経過した。少しは大きくなったような気がするが、やや色褪せてしまった印象がある。まぁでも外骨格の炭酸カルシウム沈着は問題なさそうだ。ただ炭酸カルシウム沈着といってもアモルファス状態を維持しており、次の脱皮に備えた状態である。簡単に言うと、次の脱皮のときに脱石灰化と石灰化を行いやすい状態ということ。この個体はアオボシヤドカリとしてはまだまだ小さいので、エサをたっぷりと与えて、次の脱皮がうまくいくことを期待したい。
2022年03月30日
何度も掲載しているベニカエルアンコウ(Antennarius nummifer)。昨年串本で採集した個体。手のような胸鰭を使ってうまく固定し、横向きで上を見上げてエサ待ち状態。なんともかわいらしいやつだ。こうなったらエサを与えずにはいられない。前回分の排泄も終了していることだし…。エサは当初より活きエビ。活きエビの栄養価を高めることは以前に記載した通り。今回は活きエビのサイズ調整のこと。主にサイズ調整は額角や触角、尾扇をハサミでカットして行っている。特に尖っている額角のカットは大切。食べやすくするといった意味合い以外に、損傷を防ぐといった意味合いもある。では上記の方法でカットしてもまだまだ大きい活きエビしかいないときはどうするか…。早めに適したサイズの活きエビを購入する、あるいは採集する。これが一番いい方法。その他の方法としては腹節の一部をハサミで切る。すぐにダメになるわけでもないので、エサとして認識して食べてくれることが大半。でも食べなかったらエビが無駄になるので、自己責任でやってくださいな。
2022年03月29日
2019年7月中旬に行った串本磯採集の回顧録。採集した海水魚の一部を紹介。キンギョハナダイ(Pseudanthias squamipinnis)の雌。淀んだタイドプールで見つけた個体。もともとは浜から離れた、流れがある岩の周りなどにいたのだと思うが、それがたまたまタイドプールに迷い込んでしまったのだろう。このときは波が強かったからなぁ~。それにしてもキンギョハナダイの雌はナガハナダイの雌によく似ている。雄のほうの違いはわかりやすいんだけれどね。アヤヘビギンポ(Helcogramma inclinata)の雌。以前に某博物館の先生に教えていただいてから、時々確認するようにしている。地味で採集対象にならないような魚だが、これが串本にいることが非常に面白い。サツキハゼ(Parioglossus dotui)。クロユリハゼ同様に群れで泳いでいることが多いので、一度にたくさん採集できる。セジロハゼ属の一種(Clariger sp.)。個人的な興味はこのあたり。ここにはイサゴハゼなどもいるし…。ハゼが面白すぎる~。ハコフグ(Ostracion immaculatus)の幼魚。かわいいので採集して撮影はするけれど、いつもすぐにリリースする。キープしていてパフトキシンやホモパフトキシンを出されでもしたら、全滅になりかねないからね。磯採集はこれで終了。その後宿泊先ヘ向かった。宿泊先へ向かう途中の川。雨が降ったためだろう。いつもより増水していた。宿泊先は琴の滝荘。今はもう閉館しているんだけれどね。個人的にお気に入りだったので、とても残念だ…。おわり。
2022年03月28日
2019年7月中旬に行った串本磯採集の回顧録。採集した生体の一部を紹介。アシボソヨコシマムラサキエビ(Athanas dimorphus)。個人的に好きなAthanas属のエビ。小さくて綺麗な種が多く、しかもちょっとレアなのがいい。よく似た種にアシブトヨコシマムラサキエビがいる。スジエビモドキ(Palaemon serrifer)。活きエサとして重宝しているPalaemon属。磯採集に行くときの目的のひとつがこのような活きエビの採集である。ほかは適当に撮影した甲殻類。クモガニの仲間とか、シャコの仲間とか…。たまに興味深い生体がいるが、たいていスルーしている。つづく。
2022年03月27日
2019年7月中旬に行った串本磯採集の回顧録。採集したカニダマシの紹介。ケブカカニダマシ(Petrolisthes pubescens)。たくさんいるイソカニダマシとは異なり、比較的少なめのカニダマシ。でもいるところにはたくさんいるんだけれどね。ご覧の通り毛深いカニダマシ。よく似たフサゲカニダマシとは甲の模様などで区別できる。ネジレカニダマシ(Pisidia dispar)。小さなカニダマシ。背景のペットボトルのキャップと比較するとサイズがわかると思う。フトウデネジレカニダマシとの区別に悩むことがあるので、撮影しておいてのちに再確認した。ほかにはオオアカハラなどがいるが、このときの磯採集では見つからなかった。つづく。
2022年03月26日
2019年7月中旬に行った串本磯採集の回顧録。観察・採集したヤドカリの紹介。ベニワモンヤドカリ(Ciliopagurus strigatus)。串本と言えば、個人的にこのヤドカリ。胸脚、やっぱり美しいな。薄い殻口を持つタカラガイ、マガキガイ、イモガイを宿としていることが大半。ちなみにこの個体はイモガイを宿としている。ウスイロサンゴヤドカリ(Calcinus vachoni)。最近はお持ち帰りすることはほぼないけれど、以前は時々お持ち帰りしていた個人的にちょっと好きなヤドカリ。ウスイロサンゴヤドカリ(Calcinus vachoni)の幼稚体。サンゴヤドカリの仲間の幼稚体は白っぽいのでちょっと悩むことがあるが、ハサミや眼柄、第2触角の色彩からウスイロでいいと思う。オイランヤドカリ(Dardanus lagopodes)。イシダタミヤドカリ同様に比較的多く見つかるDardanus属。あまり好きじゃないやつ…。ホシゾラホンヤドカリ(Pagurus maculosus)。このあたりはとりあえずチェックしておく。よく似たヤドカリが多いし、個人的に気になるヤドカリもいるし…。ヤマトホンヤドカリ(Pagurus japonicus)。転石下の常連のひとつ。クロシマホンヤドカリ(Pagurus nigrivittatus)。先程と同様に転石下の常連だが、数で言うとこちらのほうが圧倒的に多い。しばしば非常に大量にいることがある。つづく。
2022年03月25日
2019年7月中旬に行った串本磯採集の回顧録。毎回観察しているガンガゼの仲間。アラサキガンガゼ(Diadema clarki)。そしてガンガゼ(Diadema setosum)。ここではこれら2種が圧倒的に多く、アオスジガンガゼは非常に少ない。ニッポンコシダカウニ(Mespilia levituberculatus)。アクアリウムでお馴染みのウニ。カモフラージュしていることが多いが、部分的に見えていることが大半であり、簡単に見つけられる。アカオニナマコ(Stichopus naso)。めっちゃ糞してるやん。ニセクロナマコ(Holothuria leucospilota)。そこらじゅうにいるナマコ。キュビエ器官を出している。これによく似たクロナマコはキュビエ器官を持たない。 ハナゴウナ科の一種(Eulimidae sp.)。先程のニセクロナマコに寄生していた巻貝。寄生生物好きのホムラspにとってナマコの観察は欠かせないっす。つづく。
2022年03月24日
2019年7月中旬に行った串本磯採集の回顧録。シュノーケリングで観察した生体の一部。アオウミウシ(Hypselodoris festiva)。この場所ではこの時期少なめなのだが…。マガキガイ(Strombus luhuanus)。右眼が出ているところの殻口の縁の凹みがストロンボイドノッチ。こちらは先ほどとよく似ているイモガイの仲間。写真ではわからないが、ストロンボイドノッチはない。(マガキガイとの違いのひとつ。)カサゴ(Sebastiscus marmoratus)。ウッカリカサゴとの区別に悩むことがある種。このときはカサゴが多かった。最初のアオウミウシといい、カサゴといい、紀北に多いやつばっかり。例年より水温が低めだったことが原因なのだろうか。つづく。
2022年03月23日
2019年7月中旬に行った串本磯採集の回顧録。シュノーケリングで観察した生体の一部。ヒメイワホリイソギンチャク(Telmatactis decora)。転石裏に付着していた個体。そういや以前にも沖縄でTelmatactis属のイソギンチャクらしきものを見たような気がする。今度、過去の写真を再確認してみようっと。グビジンイソギンチャク(Stichodactyla tapetum)。比較的たくさんいるイソギンチャクのひとつ。シュノーケリングにてサンゴとかオオナガレカンザシとかを観察。ハナオレウミケムシ(Eurythoe complanata)。ホムラspが行く場所ではウミケムシのなかで最も多く見つかる。時々刺されて痛い思いをしている…。つづく。
2022年03月22日
2019年7月中旬に行った串本磯採集の回顧録。タイトルに記載している通りで、このときの天候はよくなかった。おまけに波もやや高め。ということで、波が来ないタイドプールを観察。途中になんとなく撮影したアマオブネ(Nerita albicilla)。海水がたまった小さな窪みの周りに集まっていた。窪みの中には多数の卵嚢が認められた。このあとしばらくの間タイドプールを観察し、シュノーケリングを開始した。海の中。かなり濁っていた。あの波だったら仕方ないか…。つづく。
2022年03月21日
深海生体を飼育している水槽にいつの間にか生えていた白い生き物。何なんだろうね、これ。試しにスポイトで液状のエサを与えてみたけれど変化なし。カイメンの仲間なんだろうか?よくわからないや。ちなみに右下に写っている網目状のものは深海のキヌアミカイメンの仲間の骨格。
2022年03月20日
リュウグウハぜ(Pterogobius zacalles)が亡くなった…(涙)飼育期間は7年10か月ほど…。結構長い間飼育していたので、愛着たっぷり…。近付くといつもエサ待ちをしているかわいいやつだった。ショック大っす…。亡くなったこのリュウグウハゼを食している巻貝が写っているが、こちらはアヤボラ(Fusitriton oregonensis)もしくはカブトアヤボラ(F. galea)。熊野灘の深海よりやってきたこの巻貝は飼育開始から7年1か月ほど経過。同時にハッキガイ(Siratus pliciferoides)も近付いてきている。それにしてもショック大っす…(涙)。
2022年03月19日
インディアンマッドスキッパー(Periophthalmus sp.)。飼育開始から1年半以上が経過した。汽水で飼育を行っているが、比重は結構アバウトで、実際のところ計測していない(爆)。海水魚用に作成した人工海水の余りを適当に薄めているだけ…。ただ適当と言っても、Cryptocaryon irritansを発生させないように比重1.008未満にはするようにしている。でも汽水を好むMycobacterium marinumには気を付けないとね。
2022年03月18日
少し前より飼育しているユビナガワモンヤドカリ(Ciliopagurus krempfi)。沖縄の水深100mよりやってきた個体。最近行方不明だったので心配だったが、飼育ケース内を探したところなんとか生存を確認できた。周囲のアスベストみたいなのは深海性カイメンの遺骸。これの下のほうに隠れていた。とりあえず無事で何よりだ。以下、心配した理由っす。現在の飼育水温は本州産の個体に合わせた水温で、当初と比べると5℃ほど低い。この温度差が心配だったが、今のところ問題なさそう。ちなみにこういった水温変化は脱皮のトリガーになってもよさそうだが、いまのところ脱皮はしていない。
2022年03月17日
今日のスイーツはこちら。アトリエうかいのふきよせ。紅白とさくらのふたつ。クッキーとメレンゲが美味しすぎ。でも個人的にはメレンゲのほうが好きかな。
2022年03月16日
オニノツノガニ(Picrocerus armatus)。少し前のブログに掲載した個体。紅藻のカニノテだらけなので、全体像が非常にわかりにくい。でも個人的にはそこが面白いところのひとつ。現在、小型のオーバーフロー水槽で飼育しているが、未だエサを食べているところを確認できていない。給餌棒で強制給餌を試みるべきかもしれない。
2022年03月15日
和歌山の水深200-250mよりやってきた深海性のカニ。数年前より飼育している。といってもこの隔離ケースの主役ではなく、わき役として…。ただ意外と長生きしているので今回掲載した。オウギガニの仲間と思うが、名前はわからないっす。
2022年03月14日
前回のブログの1枚目の写真の右上にセンナリウミヒドラあるいはヤギ類 etc.の骨格が写っており、これが小さな土台に固着していた。今回はこの土台から見つかった興味深い生体のこと。それがこちらのスズメガイダマシ科の一種(Discinidae sp.)。熊野灘よりやってきたこの生き物は一見するとカサガイのように見えるが、実は腕足動物に属する生きた化石。毛のように見えるのは棘毛で長い棘毛が多く存在する前方部分から海水とともに有機物を取り込んで、濾過摂食している。そういや以前にも熊野灘のライブロックにスズメガイダマシ科の一種が付いていたことがあったが、今回の個体とは異なる種類かもしれない。ほか腕足動物ではホオズキチョウチン(深海性)を以前より飼育しているので、機会があったら掲載したいと思う。
2022年03月13日
オニノツノガニ(Picrocerus armatus)。熊野灘からやってきたカニ。見るのは久々。以前に見たのはいつだったのかと調べてみたら、2013年にエビとカニの水族館で展示されていたのを見たのが最後だった。よって今回はめちゃくちゃうれしいっす。オニノツノガニはご覧の通り、海藻などを付着させてカモフラージュをするカニ。写真の個体は主にサンゴモの仲間のカニノテを付着させている。カニノテは潮下帯に生育するので、その水深で海藻が繁茂する場所を探せば見つかるのかもしれないが、海の中では見たことがない。もっと深いところなんだろうか?それとも観察不足?ちなみにわかりにくいが、左第1歩脚にはシロガヤを付着させている。素手で触ったらあかんやつ。気を付けようっと。こんな感じで海藻などを付着させているので、カニの全体像は非常にわかりにくい。額角は鬼の角のように長く、名前の由来にもなっているが、これもはっきりしない。ちょっと残念。でも眼はわかる。青矢印が示す部位。ここで面白いのが眼の色。なんとピンク色!付着させている海藻も赤っぽい。よって眼が目立たなくなる。カモフラージュ効果あるやん。そういや、2013年に見たオニノツノガニも赤っぽい海藻を付着させていた。ひょっとして選んでいるのか紅藻を。そして紅藻のなかでも赤っぽいものを。もしそうだとしたら非常に興味深いな…。
2022年03月12日
ドフラインイソギンチャク(Exocoelactis actinostoloides)。熊野灘産の深海性イソギンチャク。飼育開始から4年数か月が経過した。エサやりは1週間に1回程度で、しかもほかの生体に与えたエサの残り。個人的には飼育しやすい生体だと思う。ちなみに足盤が付着しているのは水槽前面(左壁)。ずっとこのままなので、写真撮影がやりにくいっす。無理やりはがすわけにもいかんし…。ほかには特にな~んもなし。ブログに掲載するネタが乏しいドフラインイソギンチャクの現状っす。
2022年03月11日
イトマキフグ(Kentrocapros aculeatus)。以前より飼育している深海性のフグで2、3年ぐらいが経過している。消灯時に撮影したので、写真の背景は真っ暗だが、日中も照明なしの薄暗い水槽。当然、給餌もこの薄暗い中で行うので、少しやりにくいのが本音である。さてこのイトマキフグだが、いろいろなエサを食べるが特にゴカイを好んで食べる。ただし最近、活きエビの食いつきがやや悪くなった。栄養価が落ちる前にゴカイを消費しようとして、与えすぎたことが原因かもしれない。ちょっと反省。
2022年03月10日
ある水槽を観察していた際に発見したエビの脱皮殻。ちょうど写真の矢印のところ。エビなんかおったかな?数年前にはここに(たぶん深海性の)テッポウエビの仲間がいたんだけれど、それからはパチンパチンという音を聞いていないし…。う~んよくわからん。
2022年03月09日
エサ用のゴカイ(商品名イシゴカイ)。キープしている活きエサのひとつだが、採集することが多い活きエビとは異なり、こちらはもっぱら購入オンリー。ちなみに魚以外にもいろいろな生体を飼育しているので、ネライストキシンを持つイソメを与えることは避けている。
2022年03月08日
ベニカエルアンコウ(Antennarius nummifer)。給餌前の写真。昨年串本で採集して以来、ずっと活きエビを与えている。活きエビはイソスジエビがメインでこれにスジエビモドキやモエビなどが混じる。それで気になるのは栄養面だが、これは爬虫類飼育でよく行うガットローディングと同じようなことをやって対応している。未掲載だが、カメレオン類などの爬虫類も飼育しているので、活きエサに対してガットローディングやダスティングを行うことはいつものこと。それと同じことを活きエビに対して行うだけ。すなわち栄養添加した練り餌を活きエビに与え、摂餌後すぐにその活きエビをベニカエルアンコウに与える。たったこれだけ。といってもちょっと手間がかかるので、毎回というわけではない。時々こんなことをする程度。栄養以外に抗生物質の投与にも役立つ。当然のことながら、エビが摂餌した後、抗生物質が代謝経路に入ってしまっては遅いので、すぐに与える必要がある。上記の方法は活きエサしか食べない場合において仕方なくやっている方法なので、人工餌や冷凍餌を食べる場合はそちらに栄養や抗生物質を添加すればいい。ちなみにダスティングはやらない。やっても海水に溶けてしまうからね。
2022年03月07日
和歌山産のウニ。少し前のブログに棘抜けのことについて書いた個体。現在は写真のごとく、棘抜けは落ち着いたままだが、殻の黒い斑点は気になるところ。個人的には感染症を疑っているんだが…。ただしもし仮に感染症としても、細菌、ウイルス、真菌などといろいろあるわけだし、はっきり言って鑑別困難。さらに鑑別できたとしても治療方法がわからん。困ったもんや。このまま経過を見ていても大丈夫なんだろうか。不安は続く。ちなみにケースの下のほうにリュウグウハゼの一部が写っているが、こっちのほうは何ともない。それよりもこの写真撮影をエサだと思って近寄ってきたようだ。結局このあとエサをあげてしまった。魚にはめっちゃあまいホムラspっす。
2022年03月06日
脱皮したアオボシヤドカリ(Dardanus guttatus)。どうやら無事成功したようだ~♪外骨格の炭酸カルシウム沈着はOKみたい。外骨格といっても石灰化するのは外・内クチクラだけで、さらに脱皮後に石灰化するのは内クチクラだけ…。まぁそんなことはどうでもいいか。とりあえず無事を祝おう。ちなみに脱皮殻は放置したままだった。脱皮殻を食べたり、いったん埋めてから掘り返して食べるヤドカリがいるなか、このアオボシは放置なんやな。実際に飼育してみないとわからないことって多いな。
2022年03月05日
以前より陰日性サンゴを飼育しているのだが、そのなかの数個体が膨らんでいた。センスガイ科の一種(Flabellidae sp.)。四国産の深海性サンゴ。1年ほど飼育している。ご覧のようにふっくらとした状態になっていた。こちらも同様にふっくら。風船のように膨らむキンシサンゴほどではないが、普段と比べるとかなりパンパン。キンシサンゴが膨らむのは流れにのって移動するためと推察されているが、これもそうなんだろうか?でも流されるほど膨らんでいるわけではなさそうなんだが…。
2022年03月04日
隔離ケースで飼育しているヨミノハゼ(Austrolethops wardi)。宮古島からやってきた個体。かなり長生きなので、どれくらいの期間飼育しているのか確認してみたら、6年10か月以上が経過していた。正直なところ、これだけの期間生きているということに驚いている。ライトを照らして観察・撮影を続けたのが良くなかったようだ。ケースの隅っこのほうへと逃げ出した。今日はエサやりの日。またあとでご飯をあげるから許してくれぇ~。
2022年03月03日
最近エサ用のエビの採集に行けていないホムラspっす…。ということでエサ用のエビの補充が出来ず、急遽通販にて購入した。以前よりお世話になっているショップよりやってきたエサ用のエビ。ダメになっているエビが数匹いたが、それを除いていい感じ。ダメになったエビは輸送中に脱皮をした可能性が高そうな感じだった。まぁ仕方ないわな。エサ用として売られているPalaemonの仲間は安価でキープしやすくていい。よく見るとかわいくて飼育したくなるが、そこはグッとがまんしてエサとして使用している。さてとりあえずトリートメント。このあといったん水換えを行って、殺菌消毒目的でポビドンヨードを添加した。ポビドンヨードはヨウ素とポリビニルピロリドンとの複合体。遊離されたヨウ素は細菌、ウイルス、真菌などに対して広い殺菌スペクトルを持っているので、個人的に汎用している。ただ有機物により容易に不活化されるのが難点のひとつかな。ポビドンヨード添加後、しばらく放置し、水換えを施行。その後このバケツ内でキープ。1週間ほど水換えとエサやりを繰り返してから、エサ用のエビをキープしている水槽へ移す予定である。
2022年03月02日
以前より飼育しているアオボシヤドカリ(Dardanus guttatus)が脱皮した。こちらがその脱皮殻。アオボシヤドカリは近くにいなかったが、水槽の奥のほうに宿貝が少し見えていた。脱皮の成否が気になる…。最初に脱皮したと書いたが、まだ脱皮後期かもしれない。すなわち外骨格が軟らかく、石灰化していない可能性がある。よって今は確認せずにそっとしておくことにしよう。
2022年03月01日
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