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2010年の暮れに行った。今も同様。
築地といっても、市場ではなく、築地本願寺近くの路地にある。
雑居ビル群の中の1階に綺麗なたたずまい。
予約してランチで。
中は白木主体で明るく綺麗、カウンターと小テーブルで狭め。
若めの夫婦でやっているが、有名な天ぷらみかわで17年修行しており、評判もかなりいい。
昼の4725円のコース。
天つゆはダシがきいてるがまろやかでおろしはなめらかで甘め、塩は粗くてしょっぱみはそこそこでまろやか、どちらも天ぷらによく合う。お茶はしっかりていねいあつあつ。
店主は、寡黙だが手際よくカウンター上の厳選素材をふるいにかけた上質の粉にまぶし軽めの油でからっとあげていく。
まずは、車えび。
中ぶりでほくほく、甘みあり、衣は黄金色で軽めで油切りもよく食べやすく、具の味が引き立つ。とてもおいしい。
頭は、カリカリに衣も香ばしめに。
きすは、からっと中はほくほくで風味よく、とてもおいしい。
あおりいかは、からっとめで中しっとりやわらか、とてもうまい。
追加の白子は、ばくだん状で衣は厚めしっとりからっとで、ねっとり甘く新鮮な白子がいっぱい、絶品だった。
石巻の超新鮮な風味あふれるたらきくと比べると上品だが、甲乙つけがたし。
あなごは、一匹丸ごとあげて真っ二つにザクッと切って、少し油っぽさが残る感じでカリカリに揚げられ、具は上品やわらかで臭みなし、とてもおいしい。
まあ、いつも食べてるこのりの分厚い超新鮮活穴子天の方が好きだけど。
ここから野菜三種。
満願寺唐辛子は、からっとめで少しぴりっとくるぐらいのピーマン風、うまい。
イモは、からっとほくほく、うまうま。
椎茸は、どでかくて分厚くて少し油は吸ってるが風味抜群しなやか、最後に絶品、さすが。
お新香は、適度な塩と醤油かげんでていねい、うまい。
食事は、貝柱かき揚げを二通りのどちらか。
小天丼は、からっとしっとりめで貝柱いっぱいで甘く、ごはんはつやもっちり、絶品。
しじみ汁は、赤みそが上品で濃く、とてもおいしい。
天茶の方は、ダシのきいた甘めのつゆとあぶらみとかき揚げとご飯が渾然一体となってアクセントにわさびで、笑ってしまうほどの絶品。
以上、1時間ちょっと。
築地というか銀座で、これだけの天麩羅をカウンターで食べて、1人5750円は破格だ。
今まで食べた天ぷらでは最高で、すばらしかった。
ただ、女川のニューこのりの活穴子天丼、石巻のふなやのたらきく天ぷらなども、超一流なのだと再認識した。
また、行ってみたいし、この辺りは日本一の天ぷらの激戦区なので、他も試してみたい。
http://tabelog.com/tokyo/A1313/A131301/13002379/
天麩羅なかがわ
東京都中央区築地2-14-2 築地NYビル1F
03-3546-7335 完全予約制
11:30~13:30 17:00~22:00、月休
駐車場なし
(この辺、駐車場少ないし、満車が多く、やっと停めたが、500円/30分と銀座価格だった。)
路地から大通りに抜けると、築地本願寺。
なんか、バチカンのサンピエトロ寺院を小さくした感じ。
浄土真宗なんだけど、火災で再建したから石造りなのかな。古代インド様式らしい。