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新年度が始まりました。 年度末・年度初日、新しいことがめじろおし、わからないことがめじろおしでした。想定外のことが起こりまくる、刺激的な1週間でした。ここまで自分がわかっていないことやできていないことを痛感させられた日々はなかったです。そのぶん、本当に勉強になりました。 こういうときは、まったく関係ない分野の本を読みたくなります。そういうわけで、今日は小林正観さんの本を2冊、紹介します。仏教系の寓話を多数引用されながら、心の重荷を軽くしてくれる楽しいお話をしてくださる方です。 1冊目『悟りは3秒あればいい』 (小林正観、大和書房、2008、1500円)正観さんは、現実の悩みを、面白い見方や楽しい言い方で、違う視点に持って行ってくれます。たとえばこの本には「人は人の形を見せているだけであって、元々は、 糞の塊が皮をかぶっているだけだ」という表現が紹介されています。(p48)お釈迦様の言葉らしいですが。(笑) こういうのを読むと、肩の力が抜けます。(^^) 2冊目『なぜ、神さまを信じる人は幸せなのか?』(小林正観、イースト・プレス、2015、1500円) ・「ありがとう」という言葉を届けただけで、相手がすごく元気になる。(p94)・自分の口から発する言葉のすべてが、「人に元気を与え」「勇気を与え」「安らぎを与える」 (p95、良寛和尚の「愛語」による)・「言葉には”気”を込められる」(p96)・常に、人に対して「愛語」を考えるだけでも、生活が変わってくる (p96)正観さんは言葉の力について、かなり多くの引用や根拠をもとに、多くの著書で書いておられます。 「こんな簡単なことで」と、勇気と、気づきをもらえます。 ・「思いどおりにされる」という人生もかなり面白いものです。(p170)・すべてのことは思いどおりにならない(p171)・自分が「大したものじゃない」「ろくなもんじゃない」「ちゃんとしたものじゃない」と心を定めることができたら、人間はとても楽に生きることができます。(p173)思いどおりにならないことが多くて落ち込んでいるとき、こういった言葉が、救いになります。 そのとおり、人生は思いどおりにならないものです。 「思いどおりにする」というこだわりから解放され、「ありのまま」を生きること。 思い上がりを正し、思い込みから抜けて、気持ちを緩ませて生きよう!(^0^) ・自分の思うような人であれば受け入れる(好きになる)、自分の思うような人でなければ受け入れない(嫌いになる)という選び方をしている限り、私たちは悩みや苦悩から抜け出すことはできない (p288)・「そこから先は神の領域」(三浦綾子さんから学んだこと) ・すべてのことについて、 「そこから先は神の領域」と考えると、ずいぶん楽になります。(p299) 新年度、またイチからのスタートだ、という思いを強くしています。めぐりあわせがあり、新しい仕事や新しいチャレンジ、新しい出会いをたくさんいただける新年度になりそうです。何が起きるか、想像もつきませんが、思い上がりで勝手に自滅していくことがないよう、誠実に、ありのままを大事にし、何が起きるか楽しむくらいのつもりで、臨んでいきたいと思います。 御縁のある皆様、今年度も、よろしくお願いします。 あ、異動や転勤は、ありませんよ。ただ、ちょっと仕事が増えるだけです。倍ぐらいに。(笑)
2016.04.02
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このブログではたまに、僕が読んでよかった本を紹介しています。皆さんの役に立てば、という思いと、自分が忘れないために、という目的の2つがあります。ところが「読んでよかった本」が、あまりにもたくさんあるんです。僕の本置き場には、「これはブログで紹介しなきゃいけない!」と強い思いにとらわれた本がたまっていきます。あまりにもたまりすぎたので、そろそろ、その中から一冊、紹介します。『ハイ・コンセプト 「新しいこと」を考え出す人の時代』(ダニエル・ピンク著、大前研一訳、三笠書房、2006)これは、ビジネス書の中でも、バイブルみたいな本らしいです。本の中心的な話題や主張については、ほかのブログなどですでにたくさん取り上げられていると思うので、そこは省きます。あくまでも、個人的に印象に残ったところを、挙げます。==============================『ハイ・コンセプト』1(・のあとの太字は、本書からの引用、 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・組織内で最も優れたリーダーとされる人たちには「おもしろい人物」が多いという。 「おもしろい」リーダーたちは、普通の管理職と比べて、3倍もよく笑うらしい。 (p115より)この本はけっこう「笑い」の効用について謳っています。 大事だと思います。 でも、深刻になると、すぐに忘れてしまいます。 そうか! 深刻な場面でも、「笑い」を忘れないというのが、 問題解決の、ひとつのキーなんだな。(^^) ・人は生きるために食糧よりも物語を必要とすることもあるのです。 (p191 バリー・ロペスの言葉)このあたり、もっと追究したいテーマです。 「人は、物語を必要とする」 なんか、わかったような、わからんような。 心理療法で、ナラティブ・セラピー(物語療法)というものがあります。 そういう手法に、実はかなり興味があります。 自分の人生を振り返っても、「物語」が与えた影響は強い、と思います。・「自己理解の大部分は 自分の人生を意味あるものにしてくれる、 自分にふさわしい比喩を探すことにある」 比喩を理解すればするほど、自分自身の理解も深まるのだ。 (p222 「 」は、言語学者ジョージ・レイコフの言葉)なんか、かっこいい! 小学校教師ですので、「国語」を授業で教えているわけですが、 たしかに、「比喩」を理解することが、「意味」を理解することにつながる、という気はします。 キリストやお釈迦様は比喩(たとえ話)がとても上手だったので、人々は彼らの話がとてもよくわかったのだと思います。「わかる」ということは、すなわち「比喩」によってなされるのです!==============================そういうわけで、なんとなく印象に残ったところを3つ紹介しました。本の性格を表している個所ではなく、あくまでも部分的な箇所なので、あくまでも参考程度にしてくださいね。次回はこの本のp277以降、「ゲーム」の効用を謳ったところがありますので、そこからもう少し引用して、コメントしたいと思います。p277には、「米軍が『テレビゲーム』を作ってやらせる意図」という、意味深な見出しがついております。僕は、「ゲーム」はうまく利用すれば非常に価値のあるものだと思っていますので、このあたりはちょっと詳しく紹介したいと思っています。では、また次回! (^0^)
2015.11.20
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正直、ふさぐことが多いです。そんな自分でいいのか? と思うことも、よくあります。自分を見つめなおしたいとき、自分を変えたいときそんなときには、やはり読書ですね。 いろんな良書がありますが、喜多川泰さんの自己啓発系小説は、読みやすくて、読後感もさわやかで、おすすめです。今日は『ライフトラベラー』から、気に入ったフレーズを紹介します。 『ライフトラベラー』(喜多川 泰、ディスカヴァー・トゥエンティワン 、2013、1300縁+税) 『ライフトラベラー人生の旅人-』【電子書籍】===============================『ライフトラベラー』(一部分、特に印象に残っただけを、引用します。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。))・「目の前にやってくることを 選ばないようにしてみたんだ」 (略) 「そうしたらなんと、自分でも不思議だったんだけど、 小学校の低学年のように、毎日が楽しくなっていったんだよ」 (p69より)小さい子どもは、人生を楽しんでいます。 人生を楽しめなくなったら、子どもを見習えばいいですね。(笑) 「目の前にやってくることを、選ばない」 そういえば僕は子供時代からずいぶん長い間、目の前に起きたことを何でも楽しもうとしていたのに、最近はずっと、忘れていました。・「どこへ行っても 自分とは いっしょだ」 (略) 「こんな人といっしょだったら、旅は楽しくなるのになぁと思えるような人に 自分がなるしかないんだ」(p93より)一人でいるときに、一人だと感じるのではなく、「自分と一緒だ」と感じる。なるほどなあ。自分が、自分と一緒で、楽しい、と思えるような、自分になれば、いいんだな。 ・「これから行く先は 天国でもなければ 地獄でもない」 (略) 「起こることを楽しむと決めるんだよ」(p94より)なんでも考え方次第、と言いますが、あまり小難しいことを考えずに、本とかで、スパッと言い切ってもらえると、触発されて、気が楽になる。「起こることを、楽しむ」シンプルだけど、これが大事。==============================こうやって、本からエネルギーをいただきながら、今日も、明日も、明後日も、またまた顔晴っていきます。(^0^) いつも見に来てくださってありがとうございます。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2015.01.19
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『あるがままに-禅のこころ』(ひろさちや、世界文化社、2000、1200円)図書館で「おっ?」と思って手に取った本。ひろさちやさんは、宗教学者さんで、仏教や禅の教えなどをわかりやすく、日常にからめて、しかも「おっ?」と思う角度から教えてくれる方です。悩んでいるときや行き詰っているときに読むと、意外な気づきがあって、スッキリすることがあります。 ===============================ひろさちや『あるがままに』(・以降の太字は本の内容。かなり部分的に抜粋しています。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。) ・どうでもいい問題でも 重大問題でも、 質は同じ。・だからわたしは いつもサイコロでものごとを決めています。いいですね。「サイコロで決める」! 僕は子どもの頃、ボードゲームとか、 サイコロやエンピツを転がしてその面によって何が起こるか決めるゲームで 遊ぶのが、好きでした。こんなのも作って友達と遊んでましたし・・・。 サイコロで決めるというのは、ゲーム性があって、ワクワクします。 この本で一貫して著者が言っているのが、「こだわるな!」ということ。 迷っているんだったら、サイコロに決めてもらうくらいでちょうどいい。 そういう割り切りが、大事なんだろうな、と思います。 人間万事、塞翁が馬、ということわざもありますし。 人生何がどうなってどうなるか、人知の及ぶところではありません。(^^) ・苦しければ 負ければいい・わたしたちが一生懸命がんばってえられるものは、 たかだか社長のポスト程度 ・自分がどう思われるか、どう受け取られるのか、ということにこだわっている。 そのこだわりさえなくしてしまえば、スムーズに話せるようになる。・「しゃべれない自分」というのに、生活のほうをあわせたほうがいい。 周りの環境をそういうふうにつくり替えて、 できるだけしゃべらずにすむ方法を考えていくこと。・なぜ国民が武器を所有する権利をもっているのか。 国家が万が一誤った国になったり 悪政府になった場合、 これを倒すのは市民の団結によるほかない。 しかし、国家は軍隊や警察機構という暴力装置をもっている その国家を倒すには、武器を持って集まるしかない。 それでしか国家の悪と戦えない。今まで、アメリカとか外国は一般市民が銃とかの武器を持っていて、 物騒だ、と思っていました。禁止すればいいのに、と思っていました。 ま、今でも思っていますが・・・。 ただ、何のために一般市民が武器を持つのかについて 説明している記述に出会ったのは初めてでした。 確かに、日本の場合、警察・自衛隊などの国家権力側の特別な人だけが 武器を持つことを許されているので、それは国家が暴走した時に 民衆が戦うことが難しいということを、意味するのかもしれません。 そういう考え方もあるのか、という、ちがうモノサシを示された気分です。 ただ、それでも、民衆が武器を持つことには反対ですし、 戦い方も武器に頼らない戦い方があるとは思いますが・・・。 ・「お互いに量は少なくなるけれども、半分こして一緒に食べたほうがおいしい」 そういう喜びを忘れている。よく損か得かで考えてしまう自分がいます。 子どもには、「1人占めしないで、分けようね」といつも言っていますが、 自分はそれができているかどうか・・・。 そして、「分けようね」の意味を子どもにきちんと説明できているかどうか? ・よく考えてみましょう。 いいとか悪いとかいうのは比較の問題です。「いい」か「悪い」かを、常に判断している気がします。 比較の問題で、相対的に変わってくることだとは 分かっているつもりなのですが。 「いい」「悪い」にこだわりすぎるのは、よくない。 おっと、これではまた「いい」「悪い」にこだわってしまうことになってしまった。 難しいですね。 ・理想的なかたちで解決ができるなんて考えるな、 解決なんかできないんだ、と思うことが大事。なかなか挑戦的な言葉ですが・・・。 「あきらめる」ということは、確かに必要なことだとは、思います。 理想を追求することも大事だと思う一方で・・・。 ・いまのあるがままでいいんだ、いまのあるがままが最高なんだ......。 ものごとはそこから組み立てていかないと、うまくいくはずはない。主題?に入ってきましたね。 「あるがままが最高」というのは、その言葉だけ聞くと、 わかったような気になるのですが、 日常生活のなかで自分や他人に対してそういう見方ができるか、 という難しさがありますね。 ・仏教のほんとうの教えは、ゴミを気にするな、ということ。 ゴミを気にするのは、気にする人間の心のなかにゴミがあるから ・なにか清潔できれいなもの、それがほとけだと考えるのがおかしい 汚ければ汚いでいいじゃないか、こだわるな。それが仏教の教え。 ・そんなゴミなんか気にするな。理想の職場などつくろうと思うな。 いまのあるがままを最高の舞台と考えよ。それが仏教の考え方。禅寺の和尚さんの日常を描いたエッセイマンガを読んだことがあります。 禅寺は常に掃除をしていて、いつもきれいにしています。 お寺というのはそういうものだと思っていましたが、 ひろさちやさんによれば、仏教というのは「ゴミを気にしない」のだという。 これは、「こだわらない」ということを端的な具体例で表していて、 「うん?そうなのか???」となるのですが、 でも、教えとしては、そうなんでしょうね。 では禅寺はなぜいつもきれいに掃除しているのか? それこそ禅問答みたいに頭の中がくるくるしてきました。 今夜はこれを考えながら寝ることになりそうです。(>。<) 〇「諸法実相」・糞は糞で最高だ、味噌は味噌で最高だ、という意味 ・ばばあになれば、ばばあが最高なんだ、 白髪になれば白髪が最高だし、禿げれば禿が最高 ・病気になれば、しっかり病人になることが大事。 病気であるあなたがそのままほとけ。 病気である自分をまるごと認めて、 その病気を楽しむ、というのが、ほとけとしての姿。 ・わたしはなにも、病気になっても病院に行くな、 と言っているのではない。 病気の治療をするな、と言っているわけでもない。 病人である自分を否定するな、と言っている。これはつまり、自己肯定感? 「どんな自分でもOK」と思えることですかね。 「みんなちがって、みんないい」みたいな。 ・ありのままのその人と向かい合ったことがありますか? そうすればおのずから、相手の姿が見えてくるのです。これは、なんかすんなり理解できた気がします。 余計な色眼鏡を排して、あるがままで相手を見、 理解しようと努めてはじめて、相手が見えてくる。 そうですよね? 〇自灯明、法灯明 お釈迦さまは、「法灯明」のまえに「自灯明」をもってこられた。 「自分自身を灯明としなさい」と言われた。 自分自身を灯明にする、というのは、自らに由って立て、という意味。 つまり「自由であれ」ということ。 ・家庭の中においては、自分の女房が、自分の夫が、 自分の子どもが、自分の親が、いまあるがままでいいという、 そこから出発してほしい。 ・がんばる、というのも、世間の奴隷になろうとしていること。 いまの自分を否定して、模範的な奴隷を理想だと考え、それにしばられること。 それは自由じゃない。ちっとも自らに由って立っていない。===============================本の内容は抜粋で引用しましたので、前後関係や文脈などを無視してしまい、中には誤解を受けそうだったり、過激に思われる言葉もあったと思います。ただ、短い言葉の中に、ひろさちやさんの文体のよさが光っている、と思います。やっぱり「いい」「悪い」を判断してしまっていますが、「いい」と思ったことが別の面からみると悪かったり、「悪い」と思ったことが別の面からみるとよかったり、ということが往々にしてあります。 僕は、「モノサシはいろいろある」ということを知るために、ひろさちやさんの本は役に立つのではないかなあ、と思っています。今の、いわゆる「お前ももっと仕事がんばれよ」的な社会風潮とはちがった面からの指摘が、自分のモノサシを増やす、刺激になるのではないでしょうか。
2014.02.05
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『心眼力 柔らかく燃えて生きる30の智恵』(野口嘉則、サンマーク出版、2008、1600円、CD付き)この本の読書メモを書いています。今回は第2回。(第1回はこちら)===============================『心眼力 柔らかく燃えて生きる30の智恵』2(p101~178より。 ★や・以降の太字部分が、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・人生をゲームと考える。 与えられた条件の中で、 自分自身がどこまで成長できるか、 それを楽しむ「成長ゲーム」。・「人生で起きる出来事やさまざまな出逢いは、 自分を成長させるための仕掛けだ」と考える。僕の好きな言葉です。 「成長」 たとえば部活などで激しい練習を続けても、 試合やコンクールなどでは結果につながらないことがあります。 その場合でも、必ず「成長」はしている。 「成長」を重要視する考え方は、 すごく大事だと思います。・ヒマワリの命、つまりヒマワリの本質は 肉眼では見えない。 しかし、ヒマワリの命は明らかに種の中に 内在している。 私たちが種を土に埋めて水をやるのは、 ヒマワリの花が開く姿を想像するから。 これが、「心の目で見る」ということ。・肉眼で見れば、ただの不運なこととしか思えないような出来事。 しかし実は、一粒の小さな種の中に、 やがて大きく美しい花を咲かせる命が内在しているように、 不運な出来事の中に、”幸運の芽”が内在している。 これが人生の真実です!・「君の妻も子も、 天気と同じく、君の思い通りにすることはできん。 自分以外の人間を、 自分の思い通りにしようなどと悩むのは、 天気を思い通りにしようと悩むほど 愚かなこと」思い通りにならないことを思い通りにしようとして悩む、 そればかりを繰り返しています。 達観できると、ラクでしょうね。 ・(花同士が言い争う挿話の後で) 彼らには、自分たちをつなぐ枝や幹が見えていなかった。 他の花を攻撃するということは、自分を攻撃しているのといっしょ。・私たち人間も同じ。 私たちもつながっている。 ところが、この意識のつながりは目に見えない。「集合的無意識」を人類みんなで共有している、 という話は、初めて知ったときはびっくりしました。 でも、目に見えるものだけを信じないとしたら、 そういうことは、ありえるのかもしれません。 だからどうだ、というあたりが、 僕にはまだよくわからないところですが・・・。・相手の感情に共感できないときは、 「この人は、喜びを得たいのか、もしくは苦痛を避けたいんだな。 私と同じだな」 と考えて、その人の意図に共感するようにする。 この訓練をやっていくと、 それまで受け入れられなかった相手の言動を、 受け入れることができるようになる。・「自分」という言葉についての安岡正篤氏の言葉 自分というものはよい言葉である ある物が独自に存在すると同時に、 また全体の部分として存在する、 自分の自の方は独自に存在する、 自分の分の方は全体の部分である。 この円満無碍なる一致を表現して「自分」という。 (『安岡正篤一日一言』<致知出版社>より)「自分」というのはある「部分」である、という考え方。 非常に面白いです。 確かに、「自分」には「分」という漢字が使われています。 そんな意味なんて今まで考えたことなかったです。 (p178(第4章の終わり)まで)============================= 今日はここまで。次の第3回で最終回となります。 それでは、また次回!↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2013.05.05
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iOSアプリ電子書籍の読書メモ。その続きです。1月1日から続いています。(1月1日にアップしたけど日付は12/31(^^;))藤原和博 『35歳の幸福論』(iOSアプリ、2011、1000円) 『35歳の幸福論 成熟社会を生きる12の戦術』(藤原和博、幻冬舎、2010、1000円)===============================『35歳の幸福論』 2(前回から間を飛ばして、今回はp133~最後まで。 「中学生」への接し方は最後の方に書いてあったものを まとめの流れ上、3番目に持ってきています。)・現代の子どもたちに必要とされていながら、 圧倒的に不足しがちな「ナナメの関係」の復活につながる。 これがもっとも重要なポイント。 「ナナメの関係」というのは、 教師と生徒、親と子といった「タテの関係」や、 同じクラスの友だち同士のような「ヨコの関係」ではない、 異なる立場に立った人との間に結ばれる、自由で個別的な関係。 評価されたり成績をつけられたりすることのない、 利害関係のない第三者との関係。 住宅を建てるときだって、 「タテの関係」=柱、と「ヨコの関係」=梁だけで家を建てたら、 地震が来れば簡単に倒れてしまう。 「ナナメの関係」=筋交いをたくさん入れないといけない。 これと同じです。 「ナナメの関係」が豊かだと、人間関係の揺れにも強い子が育つ。・日本ではなぜか今、 「ナナメの関係」で学ぶべきことまで親や先生に期待されている。 人間がどこで育つかと言えば、 やっぱり、学校や家だけでなく、 コミュニティのなかで起こるコミュニケーションに揉まれて育つ。 だから、よく言われる「教育を再生する」という言葉は誤り。 再生すべきは「新しい公共」とも呼ばれる 「中間集団(コミュニテイ)」。 むしろコミュニティのなかにおけるコミュニケーションを再生し、 その質と量を豊かにしていくことが、子どもたちを育んでいく。著者は考え方だけでなく実践を重ねてこられている方。 地域社会を巻き込んで、地域の人々と公立中学の教育を再生してきた方です。 それだけに、説得力があります。 著者の中学校長としての取組をまとめた『校長先生になろう!』は 今は文庫化され、読みやすくなっています。おすすめの本です。 ・反抗期に精神的なバランスを崩しがちなことも含めて、大人への胎動。 中学生って、学校ではそれほどではなくても、家では不機嫌なことが多い。 だから、お母さんもまいっちゃったりします。 この時期は、ちょっと距離を取って接するくらいがいい。 自分の子を育てるのに熱心なあまり、追いかけても逃げられるだけ。 むしろ、クラスメートとか、先輩や後輩を含めて、 人んちの子を育てるようなつもりでいくと上手くいくと思います。 以下は、「自分の生き方」に関すること。・すべて「物語」が生まれるほうへ、生まれるほうへ、と動くこと。 そうすれば、他者に語るべき材料として増殖していくことがわかる。 たとえば、「部屋の壁に好きな絵を飾ってみる」からスタートすればいい。・30代の後半から40代、50代と年を重ねれば、 みんな、なんらかの障害をもって生きているということ。 赤ちゃんは、自分で考えて行動したり、歩いたりはできない。 その点では、認知症や寝たきりのお年寄りと一緒。 この事実をとらえて、人間は、障害者として生まれ、 障害をもって死んでいくのだと説く人もいる。 その間で、障害をまったく意識しないで済む期間はじつに短い。 つまり「デイスアビリテイー(できないこと)」が人間の常態で、 「テンポラリー・アビリテイー(ときどき、できる)」こともある、という視点。 ちょっと勇気をもらえる考え方だと思いませんか? そう考えると、弱みや痛み、病気や苦悩をかかえながら生きるのが、 当たり前に思えてくる。 病気を味方にする生き方です。・ある行為をしたときに、 自分しかいない場所で、かりに誰にも見つからなかったとしても、 なにものか(亡くなったオジイちゃんでも神様でも仏様でも誰でもいいのですが)に 見られているかもしれない、という感覚。 また、何かが上手くいったとしても、 それをまったく自分の個別具体的な能力の御陰だけとは考えない態度。 こういう感覚のことを「宗教的」という。 つまり、「感謝」と「畏れ」の感覚をもてるか、ということ。 神様にじゃなくてもいいから、 自分が活かされている家庭や職場や自然の環境全体に 「ありがとう!」と言えるのか。 夜中、道ばたにタバコやゴミを捨てようとするようなシチュエーションでも、 「ちょっとヤベエかも」と感じられるかどうか。 これが、すべての宗教に共通する態度。 キーワードは「つながり」。 この「つながり」感が宗教の本質。同じようなことは、ずっと思ってきました。 日本ではわりと「宗教」が毛嫌いされるところがありますが、 キリスト教圏なら「神様が見ているから悪いことはできない」と考えるようなところが 日本では、ポイ捨てなどを「誰も見てないからする」みたいなことが 横行してしまう。 自分自身も、誰も見てないと、手抜きをしたり、遊んだり、 悪いことをしたり、ということをずいぶんしてきました。 (今もしていますが・・・(>。<;)) いい意味でも悪い意味でも、「ひとを気にする社会」です。 それで、自分で自分を律するために、どうすればいいのか、 とずっと考えてきた結果、やはり宗教的な考え方が大事ではないのか、 と思い始めてきました。 具体的には、仏教やキリスト教の考え方を勉強して、 自分の生き方に活かそうとしています。 手塚治虫の『ブッダ』とかは中学生の時に読みましたが、 今読んでも名作だと思います。 学校では宗教教育をしてはいけないことになっていますが、 『ブッダ』の本を図書室に入れるとか、 ある程度時間をかけて「これはいい」と思われてきたものは とり入れる方がいいのではないでしょうか。 特に仏教は、生活上も大きくつながりがあり、 日本史でも習うので、特定宗派に偏らずまんべんなく 「こういう考え方なのですよ」と教えるくらいは 学校でもした方がいいんじゃないかな。・宗教を道具として使え 会社の仕事におけるチームビルデイングでは、 「宗教的」であることが役に立つことがある。 強い組織とは、何らかのカタチで宗教性をもつ。 ある理念の基に結集した集団が強いことには、 疑問の余地がない。 「お客様に他店より一番安いものを提供する」とか 「私たちの下着によって女性を美しくする」とか。 これらの「理念」や「信念」を組織内で共有することは、 願い事を成就させるために行う「お百度参り」や「祈り」の効果と同じ。 なぜ、「宗教的」であったほうがチームが結束し、よりパワーが出るかというと、 構成員(従業員)同士の「つながり」の強度が増すから。============================= 最後は「宗教」のお話にまでいきました。宗教だけでなく、ここでは紹介しなかったファッションや住居など、多岐にわたる分野で、著者の考え方・実践を具体的に知る本でした。興味のある方は、ぜひ手にとってお読みください。(iOSアプリだと著者が自宅で撮影した動画がついてきますが、 特に電子書籍で読まなくても、書籍版で十分だと思います。(^。^) ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング
2013.01.04
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『カミシモ 神々が教える下々の成功のルール』(藤原和博とチーム「カミシモ」、毎日新聞社、2009、1500円)「夢をかなえるゾウ」に触発されて書かれたというエンターテインメント成功小説(成功哲学が盛り込まれた小説)です。小説として大変よくできており、めちゃめちゃ面白い。登場人物(神様含む(笑))のキャラが際立っており、セリフを中心にやりとりが進むので楽しく読めます。内容は、5人の破天荒な神々が「エッ!?」と驚くような課題を次々と出してくる、というもので、他の成功哲学系とは提示の仕方がかなり意外な表現をとっているものもあります。小説の主人公と同化して読みながら、自分でも課題に挑戦していくと、いいんじゃないでしょうか。以下、ネタバレになりますが、僕が付箋を貼った部分です。お話を楽しもうと思われる方は、読まないでください。(^^)逆に、すでにこの本を読まれた方は、お話をおさらいするためにもぜひ読んでみてください。(^。^) ===============================『カミシモ~神々が教える下々の成功のルール~』(最初からp110(課題2の終わり)まで。)・自分で本当に心から好きだって思うことも、 新しいことを始めるときに、生贄にしてやめてみる。 本当に大好きな恋人がいたとしても、 別れることによって新しい世界が見えることだってある。・体を通す。・普段正しいと思っていることをやめてみると、 改めてその大切さを実感することもできるし、 本当に正しいことなのかどうかって考えるようになる。・ピンチを自ら演出する。 自分から苦労の中に飛び込む気概が必要だ。 みんなと同じことをしてたんじゃ、 絶対、「変身」なんてできっこない。 今、あんたがすべきことは、 みんながやりたくないことを率先してやること。(p110まで)============================= 書いてあることは、最初「ムチャクチャだ~」と思うのですが、読み進めていくと、納得できるようになって、自分でも行動を起こそうという、勇気をもらえます。いわゆる「読書療法」にも使える本なのでは。 続きは、また次回!↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.11.03
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『大富豪アニキの教え』(兄貴(丸尾孝俊)、ダイヤモンド社、2012/6、1600円)この本の読書メモを書いています。本日が第7回。最終回です。(第1回はこちら。)本書の最後には、「兄貴に教わったことのふりかえり」があります。これまで紹介したことと重複すると思いますが、僕がその「ふりかえり」を読んで、「やっぱり大事やなあ」と思ったことは、再度紹介させていただきますね。===============================『大富豪アニキの教え』7(p376~最後まで。 ・以降の太字部分は、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・ジグソーパズルにハマる人、おるやん。 あれな、面倒だからこそやりよるねん。 500ピースだから楽しい。 面倒でややこしいからこそ、楽しいんやて。・ゴルフなんてな、たとえば、もし距離が1メートルしかなくて、 穴の大きさが直径50センチとかやったら、 パチ・・・カコン! や。 そら100人やって100人が全員ホールインワン炸裂になってまうで。 それじゃ、カンタンすぎて、誰もやらんやろ。★ややこしくて MAX面倒やからこそ楽しいんや。 面倒なことは、ちゃんとやり切ると、「楽しい」に変わるんや。子育てや教育も、そうですね。 ややこしくて、面倒だから、 涙を流すほどうれしいことがあったり、 感動したりすることがあります。 ややこしくて面倒なことを避けていたら、 感動する人生は送れないですよね。・「神様視点」で考えて、人を豊かにするために、 人にお金を使う。 人とのつながりが育まれない投資はしない。・人間が本当に成長するのは 「失敗したときだけ」。 「常に失敗と共にある日常」を送ること。・人の可能性は「童心にあり」。 一人ひとりの童心には「個性」があって、 一人ひとり違うんや。 「本当の自分を取り戻せ」・人と会いまくるんや。・リミッターが外れているヤツをお手本にしてな、 そいつのように考え、そいつのように振る舞えばええんや。・親に生きるエネルギーを与えることが親孝行============================= これでこの本の紹介は終わりです。勉強になるだけでなく、とってもオモロイので、ぜひ本書を手に取って、読んでみてくださいね。(^^)以下、参考情報です。▼兄貴 公式ホームページ ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.10.21
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長らく空いてしまいました。9月に読んでよかった本を紹介しようと思います。書店で平積みにしてあるのを見かけます。今年の新刊です。 『大富豪アニキの教え』(兄貴(丸尾孝俊)、ダイヤモンド社、2012/6、1600円)ためになる話を、ストーリー形式で、面白く読めます。おすすめです。===============================『大富豪アニキの教え』1(最初~p41より。 ・以降の太字部分は、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・ボーボー質問して、 「相手との共通点」を完全に見つけてかかれ。 出てくるまで必死のパッチでやるんやて。 相手との共通点が出てくるまで 徹底的にバコーンといくんや。・自分と相手が「一致している点」があるから、 団結できる。この教えに対する、主人公(いっちゃん)の返答に、 「兄貴、僕は、今までは、誰かと会ったときに、 相手との共通点よりもむしろ、 『自分と合わないところ』とか、 『自分と違うところ』ばかり探してきたような気がします」 というものがあります。 僕もまさにそうで、 「この人とは合わないな」 「なんか、ちがうな」 と思うことが多かったです。 そうすると、なかなか仲よくなれないですよね。 「必死のパッチで共通点をさがす」というのは、 仲良くなるための、シンプルで強力なワザなのかもしれません。・「相手を自分ごとのように大切にする心」この本の中でたびたび出てくる、キーフレーズです。・行動する姿を見せてこそ、 相手だって感動してくれる。・人のためにお金を使い続ける・「人を豊かにすること」 「人のためにお金を使い続けること」 を繰り返すべき。・恩を返さない、つまり不義理をして、バチが当たるのは相手のほうで、 いっちゃん(主人公)が損することはありえない。 たとえ、その本人から恩が返ってこなくても、 ほかの人からいろんなものが返ってくる。 (p41まで)============================= まだまだ続きます。続きはまた次回。それでは! ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.10.02
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図書館に行くのが好きです。この夏休みは、加西市の図書館や篠山市の図書館に行きました。自分の市ではないので利用者カードは作れませんが、広い館内を歩いているだけで、ワクワクしました。どちらも素晴らしい図書館でした。地元は丹波市ですので、丹波市山南町の図書館にも行きました。そこで「古典コミックシリーズ」なるものを発見。「老子」と「荘子」を借りてきました。(さだまさしの絵本、「償い」も・・・。)「老荘思想」には以前から興味はありましたがよく知らないままでした。マンガなら分かりやすいだろう、という思惑。けっこうよかったです。自分的には特に「老子」がよかったので、その読書メモを書いておきます。 『老子 古典コミックシリーズ』(真崎守、徳間文庫、1995、500円)(▲リンク先は、楽天の古書店です。)===============================『老子 古典コミックシリーズ』・”礼”が ことさら大切にされだすのは 人心が失われていく為で 世の乱れのはじまりといえる。 ――さらに 本質を得る前に うわべの知識にかかずらっていると ”道”からはずれてしまい 愚かしさのはじまりとなる ”徳”ある人は みせかけでなく 内実をそのよりどころとし うわべにとらわれず 本質を芯にさだめて 進んでいく ――だから 仁・義・礼・智に叶いつつも とらわれず ”徳”を尊び ”道”にのっとることを 旨としている・"道"を求めている人は 日々 何かを減らそうとしていく ――すなわち”無為”を心がけ 次第に軽やかさへ向う 減らし減らして さらに減らし ついにすべてを減らしきり ”作為”の消え失せた境地へといたって”無為”となる・「とかく人は なにごとも 良し悪しや 好き嫌いで きめつけたがるから 一方を肯定すると たいてい もう一方を否定する。 しかし それを対立とみるか 調和とみるかは みる人のありようじゃでの」・なべて万物は 堅くて強いものほど ”死”に近く 柔らかなものの方が ”生”に近い この道理があるから 武力があまりに強い国は滅び 樹も 固いものほど 折れやすい・車輪も 容器も 部屋も ”無=空”を設けることで はじめて それぞれの目的に応じた使い方が可能となる ――すなわち ”無のはたらき”によって”有(う)”となる=============================== 老子は、「対立と見ずに調和と見る」「無為の為」といったことを説いた人のような気がします。現代社会でも、本当は調和が求められているのにすぐに対立してしまったり、小さいことにこだわって大事なことが為せなかったりするので、老子のような「大きく見る」ということは、必要だな、と思いました。あんまりしっかりとは理解できていないですが、マンガなのでさらっと読めてよかったです。↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.08.08
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正観さんの本の紹介です。なくなられた後の出版です。 『淡々と生きる』(小林正観、風雲舎、2012/1、1500円)=============================『淡々と生きる』1・なぜ家に寄りつかないで 暴走族や宗教に行くのか。 家の居心地が悪いからです。 わが家にいると 説教されたり文句を言われたりするから、 そんなことを言われないですむ暴走族に入ったりする。 でも自分の家で、 あなたはあなたのままでいいよと言われ、 そこがいちばん居心地がよければ、子どもはそこにいます。・大阪には淀屋橋がありますが、 淀屋さんがお金を出して作ったから 淀屋橋です。 岡田心斎という人がお金を出して作ったので心斎橋です。 安井道頓という人がお金を出して掘り割を作ったので 道頓堀です。 京阪神には「長者の思想」という思想があって、 お金は世のため人のために使うものだったのです。・今日から、口をついて出てくる言葉全部を 「うたしやき」というものにしたらどうでしょうか。 うれしい話・たのしい話・しあわせな話 ・やくに立つ話・きょうみぶかい話 ――それが「うたしやき」。 私は二十歳の頃から、「うたしやき」の話しかしないと 決めてきました。・誰かのために肩代わりをしてもいいと思えたら、 たぶん そこからあなたの人間集団の雰囲気が変わってきます。 人は喜ばれるために存在しているからです。 それは釈迦が二千五百年前に言った 「いい仲間を得ることは、 聖なる道のすべてを手に入れることである」 につながると思います。=============================正観さんは「こころの研究家」です。人間の心や行動について、かなり興味深い考察をされています。 正観さんの本の読書メモはこれまで当ブログでも、たくさん書き残してきました。一番新しいのはこれですかね。▼小林正観『心に響いた珠玉のことば』5~「私の体を通してからにしてください」合わせてお読みいただけると、正観さんの考えがよくわかると思います。ブログを読んでいただいて、感謝いたします。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.03.18
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今日で震災から1年がたちました。被災地からは離れていてほとんどなにもできずにいますが、今自分にできることをしっかりやっていこうと思います。 ここしばらくブログを更新できていませんでしたが、更新していきます。恒例の読書メモです。斎藤孝さんの、「勉強」に対する構えを説いた本をかいつまんで紹介していきます。『おとな「学問のすすめ」』(斎藤孝、筑摩書房、2011/12、1500円)=============================『おとな「学問のすすめ」』1(最初からp102まで。 ・以降の太字は本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・福沢諭吉は、 <門閥制度は親の仇(かたき)でござる> という有名な言葉を残している。 自分の親が生まれによって差別されるのを見ているので、 自分はそうではない社会をつくるのだ、と 若いころから決意をかためていた。「世の中のここをこう変えたい!」 という志があると、いいですね。 人生の目標ができると、仕事や生活にハリができます。・誰かから 「なぜ勉強するのか?」 と聞かれたとき、 「勉強することは、日本のため、世の中のためになるからだ」 という答え方があっていい。・人は ただ生きて生活できればいい というものではない。 子どものころから 「ふつうに暮らせればいい」 などと低い目標しか持たないと、 その目標にさえ到達するのが難しくなる。僕は、「ふつうに暮らす」というのは、 案外低い目標ではないかもしれない、という気がします。 ただ、斎藤孝さんが言われている基本的な考えには、賛成です。 安易な現状維持は、現状をなめています。 当たり前だと思ってそれに安住していると、 「ふつう」なんていうのは、すぐに崩れていくものです。 僕は今まで何度も「当りまえ」を「当りまえ」と思って 失敗してきました。・石川遼は小学校低学年のとき、 すでに「マスターズで優勝する」 という高い目標を掲げていた。 遼君がジュニアの試合の結果で一喜一憂していると、 お父さんは 「お前の目標はそんなレベルだったのか。 マスターズ優勝じゃなかったのか」 と、いつも高い目標を思い出させていた。・福沢は 「自分一人で日本をしょって立つくらいの 高い目標を持ってほしい」という。 「僕は日本をしょって立つ!」 こんな小学生がいたら、頼もしい。・「勉強は自分のためではなく、 世の中のためにするものである」・「世の中の役に立つ人になる」 → 「そのために勉強するんだ」 という動機づけは、奮い立つきっかけになる。よく子どもに「あなたのために言っているのよ」とか、 「勉強は自分のためにするんだ!」という言い方を することがあります。 しかし、 自分以外のもののためにがんばるのが 勉強や仕事というものの本質かもしれません。 そう考えると、子どもへの声かけの中身も 考えないといけませんね。・発表会や試合は、 自分の弱点や苦手をチェックするためにやっている。 いい結果を出して、順位を上げるためではない。 結果よりも過程が大切なのだから、 たとえ結果は出せなくても、 発表会や試合には出るべきだ。・「自分であれこれ考えるのは、 学ぶことに及ばない」 一生懸命勉強し、多くのことを学んだ人が、 正しい判断ができる。・「あれもほしい」「これもほしい」 と物をほしがるのは、 物に支配されているので、 精神が独立しているとは言えない。 ・自分の身の回りのことはみんな周りにやらせておいて、 そのことに自覚がなく、 「ボランティアで人を助けたい」 と言う人がいたら、 「自分のことがちゃんとできない人は、 人のこともちゃんとできない」 と釘をさしてもいい。 余力をもって人助けをするのが筋。(p102(第2章の終わり)まで)=============================阪神淡路大震災で身近な人をなくした子どもや、震災の学習をずっと積み上げてきた兵庫県の小中学生が、「災害に強い町をつくりたい」「災害から人々を守りたい」といった強い動機をもって勉強し、高校でもそのための勉強をしてきた、という例を知っています。そういう高校生たちが、勉強してきたことを生かして、東日本大震災での支援活動にたくさん行かれています。普通のボランティアではありません。知識と技術を身に着け、必要な物を自前で用意し、食べ物や寝るところなど一切を自分たちの中で完結できる被災地支援のスペシャリストチームです。素晴らしいな、と思います。僕も阪神淡路大震災の被災校で、多くのことを勉強してきましたが、そうやって「人の役に立てる」形で、学んできたことを生かしていけるか、というと、大変心もとないです。役に立たない勉強なら、何のために学んできたのか、と思います。こんな自分でも、何かしら世の中のお役にたてるように、少しでも誰かが助かるように、そのために しっかりとした勉強をし、正しい判断の出来る人間になっていきたい、と思っています。 本の続きの内容は、また次回。ブログを読んでいただいて、感謝いたします。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.03.11
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きょうもせっせと読書メモの続きを書きます。 『斎藤一人あなたは絶対、豊かになれる!』(佐藤修、PHP、2011/12、1500円)今回が第3回。第1回はこちら。=============================『斎藤一人あなたは絶対、豊かになれる!』3(p87~118より。 ・以降の太字は本文の抜粋。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。) )・(一人さんの言葉) 「それがこの星のしくみなんだから、 『比較されるのがイヤだ』 って逃げるんじゃなくて、 『どうぞ比較してください』 って生きていかなきゃダメなの」・他人のことは一切比較せず、自分のことは 「どうぞ比較してください」という、 一人さん。確かに、どんな分野であれ、すぐに他人や他の人のものと 比較されてしまう世の中です。 僕はそれを気にしてしまうことがとっても多いです。 気にせず、逆に開き直って「どうぞ比較してください」と言うぐらいのほうが 楽しく生きられるんですね。 う~む、こりゃあなかなか言えるセリフじゃないなあ。 カッコイイなあ。 ・「感謝してます!」で奇跡を起こした遠藤社長は、 「斎藤一人 感謝の会」の会長をしています。 この会は、100日間、1日3人以上の人に 「感謝してます」と言ってみよう! という会です。「初級編」は人ではなくてモノに言うそうです。 僕は「ありがとう」はよく言いますが 「感謝してます!」はなかなか言っていません。 人に言えなくても、モノには言ってみようかな。 感謝を表すって、大事ですよね。 ・世間では「人には向き・不向き」があると言いますが、 一人さんは「人には向き・向き」があると言います。 つまり、人には向いているものがあるだけで、 不向きとは向いている方向が違うんだけなんだということです。・心の豊かさとは結局、 物事の良いところを見て、 それを活かす心。マイナスを逆に見ればプラスになる。 座標軸みたいにして物事をとらえれば、 マイナスもプラス方向にとらえることが できるかもしれません。 「ほめる達人」はそういう訓練ができている人だそうな。 「人には向き・向きがある」というおもしろい言葉と一緒に、 人を「良いところしかない」という風に見る訓練を 重ねていきたいです。 特に、自分は教育職に従事しているので、 「子どもたちを、常に いいところを持っている存在として見る」 ということを、やっていきたいな、と思っています。 まだまだ道は遠く、 今日も結構怒っちゃいましたけど。(^^;)(p118(第4章の終わり)まで)=============================一人さんの考え方は、人生を楽しむうえでとても参考になります。次回もまた続きを紹介しますね。それでは! ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.02.20
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今日は京都府福知山市に行きました。雪景色を見ながらドライブするのはとても気持ちがいい!しかも空は真っ青に晴れて、大きな雲が出ていて・・・空の青と、雲の白、雪の白がぶわあっと目の前に開けてそれはそれはきれいでした。帰りに寄った「三和荘(みわそう)」の日帰り温泉も赤ちゃん用に紙おむつを捨てるゴミ箱などがあって赤ちゃんに優しいところがとてもよかったです。さて、それでは読書メモの続きを書きます。 『斎藤一人あなたは絶対、豊かになれる!』(佐藤修、PHP、2011/12、1500円)今回が第2回。第1回はこちら。=============================『斎藤一人あなたは絶対、豊かになれる!』2(p79~86より。 ・以降の太字は本文の抜粋。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。) )・私が一人さんのことで一番”ここがすごい!”と思うことは、 ”人を信じる力”です。 ・一人さんは昔から会った人に区別することなく、 誰に対しても一生懸命教えていました。 ・東北道を走っているときに、きれいな形の山を見つけました。 すると一人さんが、 「あの山を修にあげよう。あれは修富士だ」 と言って山をプレゼントしてくれました。 また、休憩所を見つけると、 「あれは修茶屋って名前にしよう」 とか言ってワイワイ楽しむんです。 1円のお金もかけずに 地主になれたり、茶店の主人になれたりするんです。・私の家の前には広い公園があります。 私はその公園のことを「佐藤修公園」と呼んでいます。 ・ゴミが落ちていたら、当然、拾います。 だって自分の庭なんですもの。・一人さんはコンビニのことを、 「ウチの冷蔵庫」と呼びます。 また、洋服屋さんを、 「ウチのタンス」と呼ぶのです。 一人さんは、 「全国に冷蔵庫やタンスを持っていて、 全部預かってもらっている。 お金を出せばそれをいつでも引き出して使うことができるんだ」 って言うんです。見えているものを何でもプレゼントしちゃうのは 一人さんらしい「あそび」の一種ですが、 とても豊かな気分になれますね。 また、公共の場所を自分の場所だと思うと、 その場所にゴミが落ちていたら拾うのが当然、となり、 結果的に「公共心」を持つことになります。 これって、すごくいいことだと思います。 僕の場合、丹波市並木道中央公園というところに とても素敵な古民家の休憩所があるので そこを別荘にしています。 家族で普通に「別荘に行くか」という 会話をしています。 ゴミの話。 僕の場合、ゴミを拾うか拾わないかは、 わりと微妙なちょっとのことで 拾ったり拾わなかったりします。 この間はある公共の場所にゴミが落ちていたのですが 拾おうかなーと思うだけで、通り過ぎてしまいました。 「ここは自分の場所だ」と思う心があれば 拾ってましたね。 まだまだ修行が足りません。(p86まで)=============================一人さんの考え方は、人生を楽しむうえでとても参考になります。次回もまた続きを紹介しますね。それでは! ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.02.19
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今日は午前中は保育園の生活発表会。午後は雪だるま作りやかまくら作りをしました。 非常に充実した、楽しい1日となりました。 さて、今日からはまた新しい本の読書メモです。ちょっと前に出た、一人さんのお弟子さんの本です。一人さん関係の本は最近また相次いで出版されてますね。 『斎藤一人あなたは絶対、豊かになれる!』(佐藤修、PHP、2011/12、1500円)=============================【内容情報】(「BOOK」データベースより)心の豊かさと経済的な豊かさ、両方手に入れるための本。【目次】(「BOOK」データベースより)第1章 豊かになれない理由(億万長者の秘密/私の生い立ち ほか)/第2章 心が豊かになると現象が変わる(どこまでも人の心を豊かにしてくれる一人さん/遠藤社長との再会 ほか)/第3章 「豊かさとは」-斎藤一人特別講義(片寄った豊かさ/幸せの幅は広い ほか)/第4章 人生がみるみる豊かになる一人さんの教え(一人さんの教え方/一〇〇%信じきる力 ほか)/第5章 仕事も家庭も豊かになる一人さんの教え(大切にしたものが残る/一人さん流お金の貯め方 ほか)=============================では、レッツ読書メモ!考え方が、豊かになりますよ。(^0^)=============================『斎藤一人あなたは絶対、豊かになれる!』1(最初~p78より。 ・以降の太字は本文の抜粋。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。) )・一人さんの教え方は、「竹ひご方式」 「竹ひごって、すごく丈夫なんだけど、 急に力を加えたり、無理に力を加えたりすると 折れちゃうんだよ。 曲げるときは、曲げたい部分をろうそくの火でゆっくりとあぶりながら、 徐々に力を入れて曲げるんだよ。 人も同じで 急には変われないんだよ。 ゆっくりゆっくり教えて育てるものなんだよ」一人さんのたとえ話は面白くてわかりやすいです。 竹ひごをあぶったことなんてないですけど、 「おお、そういうものなのかあ!」と思わず納得してしまいます。・一人さんは誰かをいきなり変えようとは絶対しません。 相手のことを否定することも、絶対にないのです。 私の言うことを 「そうだよね。わかるよ」 と聞いてくれた上で、 さりげなく 私の心が変わるような話をしてくれるのです。一人さんの「教え方」は、常に「受容」が先なんですね。 一人さんは、商人ですが、理想的な教師でもあると思います。 どんな人であれ、今のその人のありのままを承認してもらえてこそ、 話を聞く耳を持ってもらえる。 「押し売り」は絶対にハナから拒絶されます。 商人だけに、「承認」がうまい? こりゃまた、失礼いたしました。・(一人さんの話) 「この旅館はいいねっていうのもあれば、ひどいねっていうのもあるんです。 そうするとハズレがあるのも楽しみなんです。 ハズレがあるからアタリも楽しくなるんです。」これは、本当にそうですよね。 ゲームやスポーツが面白いのも、この要素が強いからだと思います。 ギャンブルにはまるのも、これ。 サッカーでばんばん点が入ったらおもしろくないわけです。 シュートを打って外れたり、止められたりすることもあるから、 入った時にめっちゃ感動する。 僕はmixiで「ブラウザ三国志」というゲームをしているのですが、 これはポイントがたまるとカードが引けるんです。 そのカードがなかなかいいのが出ない! だからこそ、たまにいいのが出るとめっちゃうれしくて またやってしまうんです。 アタリハズレのバランスのいいのは、中毒性がありますね。 ・・・こういうのを勉強に応用できれば 「勉強中毒」もつくれそうですが。(^^;)・「いろんな楽しみ方があるんだけど、 結局一番大切なのは、 どんなところでも楽しめる人間になることなんだよ。」・「なんでもうまくいくことだけが、人生のおもしろさじゃないの。」・「間違いのない人生なんてないんです。 また、何が間違いかも他から見たらわからない。」・「これ、旅の心得なんだけど、 普通の部屋で普通の料理が一番いいんだよ。 旬のものが出て一番おいしいんだよ。 特別な料理を頼むとたいがいはガッカリするもんだよ。」いやあ、これまた、全くそのとおりですねえ。 全てのケースがそうとは言えませんけど。 「ぜいたくするよりも、普通が一番」というのは、かなりの名言だと思います。・「俺たちの人生には うれしいか 楽しいかの、どちらかしかないの。」(p78(第3章の終わりまで))=============================一人さんの考え方は、人生を楽しむうえでとても参考になります。次回もまた続きを紹介しますね。それでは! ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.02.18
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『心に響いた珠玉のことば』(小林正観、KKベストセラーズ、2011/9、1500円) この本の読書メモを書いていっています。本日が第5回。最終回です。(第1回はこちら。)=============================『心に響いた珠玉のことば』5(p169~最後まで。 ○印は正観さんが選んだ「珠玉のことば」、 それに続く ・ 以降の太字が正観さんの意見・考え方の部分的抜粋です。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。) ○キリストのことば 「病める者は幸いなり 貧しきものは幸いなり 弱きものは幸いなり 天国は彼らのものである」・悩み、苦しみという名の谷が深ければ深いほど、 普通の山の高さであっても、 喜びがものすごい高さになる。・同じものを食べても、 貧しき者のほうがずっとずっと喜びや幸せが大きい。・弱き者はちょっと何かを手に入れたり、 誰かに味方していただいたり、 応援をいただいたりすることで、 本当にうれしく幸せになる。・弱いからこそ手助けいただいたこと、人、もの、に 本当に心から感謝ができる。・不幸というものは存在しない。 そう思う心があるだけ。 私たちがハンデを背負わされた、不運なことを背負わされたと思う境遇が、 実は神の目から見ると全部、幸運と幸福に満ちているのなのかもしれません。こういう逆転の発想が、大好きです。 「不幸だ」「不運だ」と思ったことが、 実はそうではないかもしれない、という考えは、 人生を明るく照らしてくれます。 これを知ってしまえば、もう不幸になりようがありません。 でも、これ、本当に深く納得するまでには すごく時間がかかりそうです。 ○天皇のことば 「私の体を通してからに してください」・1月1日、早く起きた天皇は東西南北、四方の空に向かってこう言う。 「もし今年、日本に災いが降ってくるのであれば、 まず私の体を通してからにしてください」・病気や事故、不運や災難というものを逃れたい。 自分だけはそういうものに見舞われたくないと思うのが普通です。 当然のことです。 しかし、世の中にはこんなことを考えている方がいるのだ、 ということが私には大いなる衝撃でした。・天皇のこの言葉を知って以来、 病身の我が身には少しずつ変化が起きてきました。 それは病気を忌むべきものと捉えるのではなく、 「病気でもいい、しかも病状が進行し、体が悪くなってもいいかな」 という感情。 私の周りには、数百人のとても素敵な友人がいます。 その友人一人ひとりのために、 私がもし不運や不幸の一部を少しでも担うことができるのであれば、 その友人たちの少しの不幸を我が身に集めてこういう病気になった、 と思ってみたならば、「それでいいかな」と、 不思議に自分の心が楽になり、救われるものがありました。・病状が進行したり、症状が悪くなったり、 身体の調子が悪くなったり、あるいは死に至るとしても、 愛すべき友人たちのためにそうなるのであれば許せる、我慢ができる と思えるようになりました。「天皇は国事行為をする」とか「日本国の象徴だ」ということは 学校で習うのですが、 祭事をつかさどり、国民のために祈るのが仕事だということは あまり知られていません。 「祈る」というのは、実際には何の役にも立たないと思う人もいるでしょうが、 自分のためにではなく他人のために役に立とうとする感情、 これはとても素晴らしいものではないか、と思っています。 考え方はいろいろあっていいのですが、 「病気が重くなる」ということを「他の人の分も引き受けている」というふうに とらえるなんて、今までの僕では想像もできなかったことでした。 僕も30代後半になり、親戚の人が病気になったり亡くなったりすることが 増えてきました。 とても親しい人が重い病気になったり、亡くなったりすると、 とてもショックで、受け入れられない、 こういうことは、よくあることだと思います。 でも、そんなときに、 「もしかして私たちのことを思って、その分を引き受けてくれたのかな」 と思うことで、感謝しながら、前を向いて、 精一杯生きて行こうとすることができるようになるかもしれません。==============================ここまで、いろいろな「珠玉のことば」を紹介してきました。すごく苦しい時に自分を支えてくれることばが今まで紹介してきた言葉のなかにたくさん含まれていると思います。小林正観さんは昨年の10月に亡くなられましたが、この方がたどりつかれた境地を、こういった本で知らせていただけるのを、本当にありがたいことだと思います。 ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.02.15
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『心に響いた珠玉のことば』(小林正観、KKベストセラーズ、2011/9、1500円) この本の読書メモを書いていっています。本日が第3回。(第1回はこちら。)=============================『心に響いた珠玉のことば』3(p104~133より。 ○印は正観さんが選んだ「珠玉のことば」、 それに続く ・ 以降の太字が正観さんの意見・考え方の部分的抜粋です。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。) ○水戸黄門のことば 「吾(われ)唯(ただ)足るを知る」 について・江戸にある後楽園は、水戸家の藩邸であったところ。 「後楽」は、「先憂後楽」からとったことば。・「先憂後楽」の本質的な意味は、 「民に先んじて憂い、民に遅れて楽しむ」。 中国のことば。・何かが自分の思い通りになったら、 それで満足ということは人間にはない。 夢や欲望が叶ったら、 「もっともっと」「まだまだ」と、なおさら望んでしまう。 欲望に火がつき、自分の執着をもっと思い通りにしたくなる。・人間が心穏やかに、楽しく幸せに生きるためには、 「足るを知る心」が必要。「足るを知る」は僕の好きなことばです。 足るを知ることがなければ、永遠に幸せが来ない、というのは 大変うなづける論理です。 いかに今めぐまれているか、幸せであるかに気づくことが、 新しく何かを追い求めるよりも、よっぽど「幸せを感じる」ことになる。 このことばを知って以来、自分の中で振り返りを持つようになりました。 「足るを知っているか?」と。 偶然ですが、ヨメサンの実家があるところが、 「足る」を変化させた地名です。 そこに行くたびに、「すでに満ち足りたり」ということを 意識的に思うようにしています。 おかげで、とても幸せな気分で田舎暮らしができています。(^0^) ○良寛のことば 「災難に逢う時節には 災難に逢うがよく候 死ぬ時節には 死ぬがよく候 是(これ)ハこれ災難をのがるる妙法にて候」 について・流れてくるものを受け入れて、執着をしないこと。 自分の欲求・欲望に執着をしないこと。・「災難に遭いたくない」とか、 「死にたくない」ということも、 その欲求・欲望の中に入るものなのだ。・そういう欲求・欲望までも、自分の中でゼロにしてしまう。 災難に遭ったときには、 そのまんまそれに従えばいいではないですかというのが、 良寛さんの考え方。・仏教の根底は受け入れること。諦観にあるのだ。若い頃は特に、「従う」というのがとてもきらいでした。 「自分は自分なりに考えがあるので、やりたいようにやっていきたい」 というのが、僕の考えでした。 意志は強かったほうかもしれません。 今でもそういうところはあります。 でも、同時に、「そのまんまそれに従えばいい」という考えも、 すんなりと受け入れられるようになってきました。 どう転んだところで、たかだか人間のやることです。 昔は、「自分はすごい」と思っていましたが、 今は割と「自分の出来ることなど、たかが知れている」ということも わかってきました。 自分よりももっと大きなものの視野から見ると、 自分の悪あがきなんて、まったく大したことがない、意味がないものです。 だから、大事に当たっては、運命に身を任せて 自分の卑小な判断や執着なんて、ぽーんと放ってしまえばいい、 と思っています。 実際、追い込まれたときにあがかずにおれるかどうかはさておき、 そういう覚悟をもって冷静にいられる人は、 本気で尊敬します。(~p133まで。続きはまた次回)==============================歴史上の人物で、今の今まで語り継がれてきて、今なお人気のある人物・・・そういった人の考え方にふれると、なるほどその人の素晴らしさの片鱗が分かった気になります。江戸時代なんて、たった500年ほど前に過ぎません。それだけに、今なお残る史料もたくさんあります。だから、非常に詳しく、その人となりに迫ることができます。日本史の教科書でさらっと読んで単に暗記するだけではもったいない。できるだけ身近に感じ、自らの師とすることができれば、どんなにいいでしょう。難しい本を読むのは嫌いなので、昔の実在の人物をとても身近に感じられるように分かりやすくお話をしてもらえる正観さんのような存在はとてもありがたいです。ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.02.13
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『心に響いた珠玉のことば』(小林正観、KKベストセラーズ、2011/9、1500円)今日、この本を読み終わりました。すごい本でした。僕にとって「いい本」というのは、ある基準を満たした本をいいます。・新しい気づきをくれる本、 または・違った視点を提供してくれる本です。そういう意味で、この本は著者の正観さん自身が、気づきを得たり「すごい」と思われたりした「ことば」ばかりを集めた本なので僕にとっても、やはり「すごい」と思えることが多かったです。今日からこの本の読書メモを書いていきます。=============================『心に響いた珠玉のことば』1(最初~p59まで。 ○ 印は正観さんが選んだ「珠玉のことば」、 それに続く ・ 以降の太字が正観さんの意見・考え方の部分的抜粋です。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。) ○三浦綾子のことば 「神の領分」 について・「こうすると体がよくなるよ」と言われたらやる。 「こうすると体が楽になるよ」と言われたらやる。 やることはやりますが、そこから先は「神の領域」なのです。・やるだけのことはやって、あとは天や宇宙や神に委ねる。 こういう考え方のほうが 人間を楽にしてくれるような気がします。正観さんの基本的考え方は、 執着を捨て、思い通りにしようとせずに、「ゆだねる」「受け入れる」 というところにあると思います。 「やるだけやって、あとはゆだねる」 僕は生まれ育った以上、自分の命を生かすために 何か行動をするべきだ、と思っています。 でも、自分の力で動けることに限界があることも事実です。 やるだけのことはやる。 でも、そのあとのことは、「神の領分」というように達観する。 こういうバランス感覚のある人は、すごいな~と思います。 ”そこから先は「神の領域」”というのは、 絶妙なことばだ、と思いました。 ○釈迦のことば 「一切衆生悉有仏性(いっさいしゅじょう しつうぶっしょう)」 について・釈迦は、 ”すべての者に仏の性、仏の魂、仏の心が入っているのだ。 すべての者が仏の心を持っているのだ” ということを、このことばで言い伝えました。・どんな戦いの日々に身を置いていても、 仏の心は失われていない。・目の前の人はすべて味方であり、 全員が自分にとって支援、応援をしてくださる方々です。「一木一草 師ならざるはなし」も 同じような言葉かと思います。 僕の大好きな言葉です。 直接人から言われたこともあるのですが、 僕は「謙虚さが足りない」と思っています。 本を読んだり、有名な人に学んだりすることはよくしますが、 そうでない物や人に対して、 「学ぶところはない」と思ってしまうことがあります。 それどころか、「僕が正しくてこの人は間違っている」と思うことも よくあります。 情けないことです。 人のことを軽はずみに判断してしまう。 すぐに「それは違う」とか「間違っている」とか判断して 切り捨ててしまう。 有名かどうかで、相手の価値を判断してしまう。 おそらく、釈迦はその逆であったと思います。 誰に対しても自らの命を投げ出すようにして接した。 全ての人が、すべての自然物が、 釈迦にとって ”師”であった。 僕はその何分の1かでも、 人やものに対して「師」と思う心や 敬う心、感謝する気持ちを持ちたいと思います。 ・・・自戒を込めて。(~p59まで。続きは次回)==============================この本で示されている「ことば」に本心から向き合うと、非常に身につまされるものがあります。正観さんが、自らが思われたことを率直につづられているから余計です。正観さんがこの本を出されたことを無駄にせず、この本のなかに「師」が何人もいることを思って自分を見つめ直していきたいと思っています。 ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.02.11
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とても力のあるショートメッセージ。とても惹きこまれる写真。 『未来が輝く魔法の言葉100 一歩前に踏み出したいあなたへ贈る』(福島正伸、玄光社、2011/12、1000円)写真家の野寺治孝さんが、福島さんの言葉を添えて、息子に贈ったプレゼント。それが本になりました。僕が感動した言葉だけ抜きだして集めてみます。==============================『未来が輝く魔法の言葉100』 1(最初~p48まで)第1章 仕事・みんな待っていてくれたんだ 私が本気かどうか見ていてくれたんだ・人の心が動くのは 迷わない人に出会ったとき・私たちがこの会議をしている間にも 病気や飢餓で命を失う子供たちが 世界中にたくさんいる・仕事とは、自分の可能性に挑戦して、 相手の想像を超えること・本気になるほど、ワクワク楽しい人生になる・会社は自分が最も輝く場所 第2章 夢・制約条件は成長条件・支援とは夢をいっしょに持つこと アドバイスされるよりも 話を聞いてくれるだけでいい 問題を解決してくれるよりも 大切なことに気づかせてくれるだけでいい 客観的に評価されるよりも 共感してもらえるだけでいい 自分を信じてくれる人 自分の夢を信じてくれる人 夢に向かっていっしょに歩んでくれる人 そんな人がいれば 人はどんな辛さも耐えられる・夢が叶うと 幸せになるのではなく 夢が叶うまでが幸せ(p48(2章の終わり)まで)==============================僕の仕事の中心は「支援」することにあります。だから、福島さんの「支援とは」に一番惹かれました。「支援とは夢をいっしょに持つこと」なるほど!この考え方、ちょっと前に紹介した教育書『きみ、ひとを育む教師(ひと)ならば』とも共通しているかな、と思います。 次回は第3章「絆」から、名言の数々をご紹介します。それでは、また。ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.02.02
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今日は、3月に生まれた息子を中心に撮ったホームビデオを、12月分まで見ていました。まだ9か月ですが、ずいぶん体が大きくなり、成長したことが分かります。1年に1回、撮りためたホームビデオを家族で見る、これってかなり楽しいです。おじいちゃん、おばあちゃんにはDVDにして差し上げています。さて、それでは昨日の続きです。大平光代さんと鎌田實さんの対談本。その読書メモの後半部分です。『くらべない生き方 人生で本当に大切にするべき10のこと』(大平光代・鎌田實、中央公論新社、2010、1100円)============================『くらべない生き方 人生で本当に大切にするべき10のこと』2(p79(第6話「つくりあげる」)~最後まで 緑文字は僕の個人的なコメントです。)(鎌田さんの言葉) ・空気は読むものではなく、 つくりあげるもの。 空気が読めなくても、周りにある空気を、 いいものにつくりかえることが大事なのです。・その子のなかに いい子以外の部分があるという当たり前のことを、 親がまず認めてあげなければいけないでしょう。 「ダメな自分」は、誰もが抱えているものなんだと、 伝えてあげるだけで違ってくる。・僕は、「自立」という言葉があまり好きではない。 自立することは確かに大事なことですが、 それよりも、誰かといっしょに生きていくことのほうが、 ずっと大事なこと。 つらいときや嬉しいとき、夕日を見て感動するときにだって、 ひとりではなく誰かと共有できるほうが、人生は豊かです。 自立を重んじているいまの社会が、 孤独を生む一因になっていることに、 早く気がついたほうがいい。(大平さんの言葉) ・そのときの環境がどうしようもないからといって、 何もしないでいてはダメです。 訪れたチャンスをつかむためには、 自分にそれをつかめるだけの準備が必要。 休憩しながら、やれることを自分なりにやっておくことも大事です。(鎌田さんのあとがきより) ・人間には、いい面も悪い面もある。 まだらな存在。 自分のことにだって、すっきりとレッテルを貼ることは難しい。「まだら」という表現が独特で、印象深かったです。 一様ではない、まだらである、ということを ちょっと気に留めて生活するだけで、 ワンパターンな決めつけの罠から脱出できるかもしれませんね。============================鎌田實さんの本をほかにも並行して読んでいます。この方はいろいろな方と会っていますね。その出会いの数々を、著書を通じて共有してくださる。これはなかなか、ありがたいことです。 ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2011.12.28
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子どもがいるとなかなか本を読む時間がないですが、寝静まってから読んでいます。今日はこれを読み終わりました。『くらべない生き方 人生で本当に大切にするべき10のこと』(大平光代・鎌田實、中央公論新社、2010、1100円)大平さんと鎌田さんの対談本です。「大切にするべき10のこと」がお2人の体験をもとに語られます。けっこうよかったです。============================内容詳細 だからあなたも頑張らないで。ベストセラー著者2人が贈る、生きづらさを感じる人への応援メッセージ。困難な時代を生きぬく10の対話。目次 : 第1話 くらべない/ 第2話 ゆるす/ 第3話 伝える/ 第4話 無理をしない/ 第5話 繰りかえす/ 第6話 つくりあげる/ 第7話 泣いてみる/ 第8話 さらけだす/ 第9話 寄りかかる/ 第10話 つないでいく============================目次が、そのまま「大切にするべき10のこと」になっています。「ああ、確かに大事だなあ」と思えることばかり並んでいる気がしました。============================『くらべない生き方 人生で本当に大切にするべき10のこと』1(間の緑文字は僕の個人的なコメントです。)(大平さんの言葉) ・いったん「負けてみる」。 そして、どうしようもなくなったら、誰かに助けを求めればいい。「負ける」ということをかたくなに嫌がっていたら、 かえって前に進めないことがありますね。 「負けるが勝ち」というか。 ヨメサンに「負けるが勝ち」と言うと、 「それもまた勝ち負けにこだわっている」と言い返されました。(^^;)・自分とは違う考え方や行動をとる人のことを、認める。 多様性を受け入れるということですね。 それが、人間関係の基盤になっている。・ゆるすことは、こだわりがなくなること。 こだわりから解放されて、初めて、 「あなたも自由」「私も自由」という、 新しい関係をつくることができる。(鎌田さんの言葉)・ゆるすことは、他者を受け入れること。 そして、自分を受け入れることでもあります。「ゆるせない」と思うことが、けっこうあります。 「ゆるす」ことが大事だなーと思ってはいるのですが、 「このことは別!」みたいに思ってしまう自分がいます。 「ゆるす自分」と「ゆるせない自分」、 どっちがいいかな~と、 冷静に客観的に考えてみたいと思います。 他者を受け入れると、たぶんこの世の中、ずいぶん生きやすくなります。 僕は、生きやすいほうがいいです。(笑)(大平さんの言葉) ・ダウン症という障害を持ちながらも 懸命に生きている娘を見ていたら、 「何がなんでもやらなければ」という義務感など 小さなことに思えました。 生きて戻ってこられる保証のない心臓手術を乗り越えた娘と、 こうして自宅で一緒にいられる。 それだけで、ほんとうに幸せだと感じます。・娘の保育園では、毎週金曜日に絵本の貸し出しが行われ、 ひとり1冊リュックに入れられる。 これは、家にまったく本のない家庭があっても、 子どもたちが週末にゆっくり本を読むことができるようにとの 園長先生の配慮です。すばらしい保育園ですね! うちの2歳の娘はまだ字に興味を持っていませんが、 僕が本を読んでいると、じゃましてくることがあります。 まわりでしょっちゅう僕が本を読んでいるので たぶん本を読む子になるだろうなーとは思っているのですが。 「読書」は、人間を成長させるもっとも手軽な方法だと思っています。 保育園の時から、本を読むことに力を入れている園長先生、 すてきです。 ここの保育園の子は、大きくなってからも本を読む習慣がついていそうです。(~p78 第5話「繰りかえす」の終わりまで)============================大平さんも鎌田さんも、過去にかなり壮絶な体験・経験をされてきています。それだけに、人生を語る言葉に、非常に納得できるものがあります。今回は前半だけ参照しました。 続きは、また次回。ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2011.12.27
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今年亡くなられた小林正観さんの遺稿を読みました。たくさん本を出されている方でしたが、もうこれから先新刊を読むことがないと思うと悲しくなります。主として仏教の考え方をとてもわかりやすく伝えてくださる方でした。ご冥福をお祈りします。『豊かな心で豊かな暮らし』(小林正観、2011、1500円)============================『豊かな心で豊かな暮らし』・思い通りになる世界などというものは、 ありません。・私たちができることは、感謝だけです。 感謝の心を惜しみなく投げかけていく。・自分が発振するものが 自分の周りをつくります。・「和顔愛語」(禅の言葉) ・とくに良寛和尚が実践されていました。 良寛さんは、どんな時でも決して愚痴や泣き言、悪口、 批判的な言葉を口にしませんでした。・楽しい話を3年間続けていると、 3年後は楽しい話に囲まれる。・「ありがとう」をたくさん言っていると、 いろんなものの組成構造を少しずつ変えていく。・「愛してる、大好き、ありがとう」を言い続けたら、 トゲトゲしたものは、どんどんなくなっていく。 (サボテンで実験したら、半年ほどでトゲが落ちた。) ・中国の言葉「先憂後楽(せんゆうこうらく)」 「民に先んじて憂い、 民に遅れて楽しむのが 為政者のありようである。」 (水戸光圀が藩主になるときに家臣に言った言葉)・不運だったと思えるような現象からほぼ半年以内に、 それと同じくらいの重さを持つ、 めったに起きないような喜ばしいことが起きます。 =「代償先払い」 ・どうも私たちはなにか面白いこと、楽しいことがやってくる前に、 その代償を先払いするらしいのです。・自分に落ち度はないのに、理不尽な現象が降ってくる。 理不尽なことを言われるという時は、 それを笑顔で受け入れられるような人かどうかを、 宇宙はじっと見守っている。・空腹だと、なんでもおいしい。 おいしく食べるために絶対的に必要なこと。 それは、空腹であること。・どんな食べ物でも、器の縁に指をかけて、 「おいしくなってくださってありがとう」 と言って食べると、突然においしくなります。 食べ物にも心があります。・1つひとつの道具、自分の意志で動けないと思われているものに対して、 なるべく大事に丁寧に接していくと、毎日がとても楽しくなります。 ・ありがたいという気持ちがあり、 それを言葉にして伝え、 心でもそう思っていると、 すべての道具はいざという時に応えてくれる。★心と言葉と行動、 3つが備わって はじめて相手の心に響きます。 ・「愛してる、大好き、ありがとう」が伝わると、 その人は仲間になってくれます。・いい思いができて、充足し満たされているほうの性が生まれる。・風が吹いているか、 川が流れているか。・頼まれごとこそ、人生なのだ という考え方。・どんな仕事がまわってきても、 なにをやる羽目になっても、 愚痴や泣き言を言わず、 ただ一生懸命にやる。 真剣にやる。・好きだとか嫌いだとかを言わずに、 ただ真面目に誠実にやっていく。・なんでも一生懸命にやります、 誠実にやりますという人に、 神や宇宙はにっこりと微笑む。・松下幸之助さんは、 自分は運が強いと言い続ける人でした。 運が悪いとはとらえず、全部運がいい、運が強いととらえる人でした。 ・「徳」 それは自分以外のものに感謝をすること。 自分の力でできることなどは、 たかがしれています。 自分一人でできることなどは、まったくないと言っていいほど。 ○感謝の心を投げかけていくということが、徳。 ○人間一人ひとりに対して尊敬し、大事に思う。 動物や植物に対しても、丁寧になる。 自分の置かれた状況や環境などに、 文句を言わない、愚痴を言わない、泣き言を言わない。・空海さんの座右の銘は、 「他人の短を言うことなかれ。 己の長を説くなかれ」============================これを書いている途中に操作ミスであやうくほとんど全部が消えてしまいそうになりました。文字は別ウインドウにも出していたので無事でしたがコピーすると字の色や大きさは全部一律に。元に戻す作業をしながら、心の中で「文句を言っている」自分がいました。その作業の途中で文字を見ながら、「あ、これか。文句を言わないというのは」と気づきました。なかなか、イヤなことがあったときに平常心を保つことが難しいです。偉いお坊さんみたいに達観することは無理でも、少しでも、心を乱さないように、物事を落ち着いて冷静に考えられるようになりたいです。正観さんが言われるように、どんな人・どんな物・どんな事にも感謝できる人になるのが理想です。ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2011.12.23
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『モリー先生との火曜日』読書メモの続きです。============================『モリー先生との火曜日』2(p84~132より。基本的にモリー先生の考えを紹介する。 モリー先生と著者ミッチのやり取りは、小さい顔の絵文字を使用。 間の緑文字は僕の個人的コメント)・「いずれ死ぬことを認めて、 いつ死んでもいいように準備すること。 そのほうがずっといい。 そうしてこそ、生きている間、 はるかに真剣に人生に取り組むことができる」・死に直面すれば、すべてが変わる? 「そうなんだ。 よけいなものをはぎとって、 かんじんなものに注意を集中するようになる。 いずれ死ぬことを認識すれば、 あらゆることについて見方ががらっと変わるよ」 「いかに死ぬかを学べば、 いかに生きるかも学べる」「生きる」「死ぬ」という言葉は、古今東西の名言に多く見られますね。 「ハムレット」の「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」とか 「葉隠」の「武士道とは死ぬことと見つけたり」とか。(^^;) 聞く方も、「生と死」というフレーズがあるとドキッとします。 死んでしまえば、それから先はないわけだから、 死とは究極の終わりを指している言葉。 人生の終わりを考えることは、 人生を考えること。 いろんな人がいろんな言い方で同じ意味のことを言っていると思いますが 僕も同感です。 でも、自分の人生の終わりを考えたときに、 僕の本当の生きる目的ってなんなのかな、って思います。 何をゴールにして生きるべきか? それが定まれば、それこそ関係ないささいなことに こだわらなくなるのでしょうね。・「他人頼りを楽しむことにしたのさ。 今では、誰かが横向きにねかせてくれたり、 ただれないように尻にクリームをすりこんだりしてくれるときには、 楽しいなと思う。 額を拭いたり、脚をマッサージしてくれるときも、 うれしくてうれしくて。 目をつぶって、味わいつくすっていう感じさ。」これができるかできないかは、大きな差だと思いますね。 決定的な差です。 普通だったら、今までできたことができなくなって 他の人に頼まなければならなくなったら、 ショックですよ。 それを、楽しむ。 これができたら、何でも楽しめるんじゃないかな。・「私自身の中にすべての年齢がまじり合っているんだよ。 3歳の自分、5歳の自分、37歳の自分、50歳の自分ていうように。 そのすべてを経験して、どんなものだかよくわかっている。 子どもであるのが適当な場合には、喜んで子どもになるし、 思慮深い老人であるのがいい場合には、喜んでそうなる。 何にだってなれるんだ! 私はこの年までのどんな年齢でもある。わかるかい?」(p84~132まで)============================深い言葉がいろいろ飛び出してくると思います。ここから学ぶことはいろいろあるな、と感じます。 続きはまた次回。 ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2011.12.15
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来月1月29日に、兵庫県立芸術文化センター(芸文ホール)でぜひ行きたいお芝居があります。音楽朗読劇「モリー先生との火曜日」 ▼公式サイト http://www.morrie.tv/=======================○ストーリー○ (上の公式サイトより)ミッチ・アルボムは、ある日偶然、テレビで大学時代の恩師の姿をみかける。恩師・モリー先生は、難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)に侵されていた。戸惑いながらも16年ぶりの再会を果たしたミッチは、死に直面したモリー先生が幸せそうな事に驚く。「憐れむより、君が抱えている問題を話してくれないか」。 その日からモリー先生の、心を揺さぶる最後の授業が始まった。テーマは愛、家族、仕事、そして「いかに自分らしく生きるか?」について。それは、この上なく幸せで、歓びに満ちた時間。そして、ミッチは、人生の輝きを取り戻してゆく...。=======================以前音楽座におられた土居裕子さんが出演されます。かなり気になるお芝居です。 でも、家に赤ちゃん2人がいるのでたぶん行けないと思います。代わりに?、その原作を読んでみました。 『モリー先生との火曜日』============================『モリー先生との火曜日』1(モリー先生と彼を訪ねた著者ミッチとのやり取り部分は 顔の絵文字を使用。 かぎかっこを含め、基本的にモリー先生の考えを紹介する。 間の緑文字は僕の個人的コメント)・死を 人生最後のプロジェクト、 生活の中心に据えよう。 誰だっていずれ死ぬんだから、 自分は かなりお役に立てるんじゃないか? 研究対象になれる。 人間教科書に。 ゆっくりと辛抱強く死んでいく私を研究してほしい。 私にどんなことが起こるかよく見てくれ。 私に学べ。 モリーは、生と死の架け橋を渡るその道すがらの話をしようと考えた。モリーの覚悟が痛切に響いてきます。 死を目前にしたからこそ、語れるものが、 確かにあるのでしょうね。・楽しむですって? そう。つまりは、もう一度赤ん坊になるってことさ。 それはまたユニークな見方ですねえ。 まあね。 今となっては人生をユニークに見ないといけない。 まっこうからぶつかるんだ。 私は買い物に行けない。預金の管理もできない。 ごみを出しにも行けない。 だけど、だんだんいのちが残り少なくなっていくなか、 こうして座って、人生で大切だと思われるものに 目を注いでいられる。 そうする時間も――理由も――ある。赤ん坊には赤ん坊の楽しみがある。 僕たちはもうすでに赤ん坊だった時の楽しみを忘れてしまったけれど、 歩けない立てないしゃべれない何もできないときが 確かにあった。 そしてそれは決して不幸ではなかった。 むしろ、最も幸福だったときは、そのときだったかもしれない。 もう一度赤ん坊になるという考え方は、 なんともステキな考え方じゃないか! と、僕は思います。(^0^)・「人生でいちばん大事なことは、 愛をどうやって外に出すか、 どうやって中に受け入れるか、 その方法を学ぶことだよ」・「手をにぎり合う。 それだけで お互いの間にたくさんの愛が流れるだろうな。」(p83まで)============================この本の続きはまたのちほど紹介していきます。音楽朗読劇も、この本も、どちらも魅力的です。映画もあるようです。 [1999年劇場未公開:DVDは廃盤]【VHS】モリー先生との火曜日●監督:ミック・ジャクソン//ジャック・レモン【中古】(ビデオ) ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2011.12.14
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中谷彰宏さんは、「堺・教師ゆめ塾」の塾頭を務めています。堺市の教員志望の方のための塾ですが僕もぜひ受けに行きたい塾です。ここのパンフレットの中で、中谷彰宏さんはこう語っています。「好きなことに、徹底的にのめりこむことで、自分の使命が見つかります。 (略) 子どもたちに伝えるのは、テクニックではなくて、 あなたののめりこむ生き方です。 徹底的にのめりこむ生き方こそが、文化なのです。 子どもたちを育てるということは、生き方の連鎖なのです。」(http://www.city.sakai.lg.jp/kyoiku/_kyousei/img/yumejyuku5_02.pdf)僕も、子どもたちに最も伝えたいのは、知識や技術よりも生き方の部分だと思っています。中谷さんの主張は徹底しています。著書の中で中谷さんの本気に触れ、「自分も頑張ろう」と触発されることは数多くあります。そんな本を紹介します。 『だからあの人のメンタルは強い。』(中谷彰宏、世界文化社、2011/11、1300円)==============================【目次】(「BOOK」データベースより)プロローグ 反省して、忘れる。/第1章 あなたのメンタルは、強くできる。/第2章 メンタルの基礎力を、高める。/第3章 こうして、本番で成功する。/第4章 メンタルが強い理由は、これだ。/第5章 だからあの人のメンタルは強い。/エピローグ ムリなくできることをやる。==============================中谷さんの本は、タイトルも目次も、中身を読みたくなる魅力にあふれています。 このブログを読んでいるあなたも、きっと続きを読みたくて仕方なくなっているはずです。(笑)この本、今ネットで調べたところ、新刊なのに、売り切れみたいですね。amazonも楽天も売り切れで、定価以上の値で中古品が出てます。(^^;)見つけたあなたはラッキーです。============================『だからあの人のメンタルは強い。』1(・太字が本の内容、緑文字は僕の個人的コメントです。)・「めんどくさい」が、 メンタルを弱くする。本をめくっていきなりこの言葉が飛び込んできます。 「なるほどな」と思わされる単刀直入さです。 逆を言うと、「めんどくさい」と思わない強さが、 メンタルの秘訣ということですね。 中谷さんの「好きなことにのめり込む」という主張とも共通します。・ココ一番で、 「全部私のところに持ってきてください。 すべての流れ、すべての洪水は私でとめる」 と言えるのが、本番力のあるリーダーです。・ふだんと本番の境目がない人がリーダーです。 ココ一番の本番で頑張るためには、 どれだけふだんを頑張れているかです。・ふだんできないことが、いきなりできるわけがないのです。 (人と話す時に) 迷ったり悩んだりせず、オドオドしない人は、 ふだんからどうでもいいことをたくさん話しています。・竹刀でも、ホンモノの日本刀を持っているつもりで振ります。・リーダーが女性社員を叱る時は、本気になることです。 女性と子どもは本気で怒ることが大切です。 言葉は関係ありません。 「こんなに怒られるなら、辞めてもいい」 と相手が思うぐらい叱るのです。 ・ここで大切なのは、 「君に嫌われて君が会社を辞めてもいい。 でも、自分の一生のために覚えておいたほうが、 君の人生のためだと思う」 と言うことです。 ・怒られている側が聞いているのは、 論理でも感情でもありません。 本気かどうかです。 ・子どもも同じです。 松岡修造さんは、子どもに向かう時も、本気です。 自分が涙ぐんでいます。 ぶつかるぐらい顔を近づけて目をそらしません。 ・本気とは、生きるか死ぬかなのです。 ・社員も、殺気を飛ばすように叱ります。 「殺されるかもしれない」と思わせるのです。 ごくささいなことでも、 「これはエラいことをしてしまった」 と思えるように怒ることが大切です。・ゲームになったら真剣です。 真剣だから、終わったら「面白かったね」になるのです。(P72(第2章の終わり)まで)============================怒ること、叱ることは一番の苦手です。僕は、めったなことでは怒りません。特に、ささいなことでは絶対に怒りません。これはこれで「徹底して怒らない」という生き方もいいと思うのですが、一方で「本気で怒る」ということへの魅力も感じます。ココ一番を大事にするなら「ふだんこそ大事」、という主張もうなづけます。ココ一番で怒れる人になりたいと思います。そうすると普段からささいなことでも怒れる生き方が必要なのでしょうね。もちろん、何でもかんでも怒るというわけではなく、「あなたのために、これは言っておきたい!」という強い気持ちがあってこそのものです。気持ちがあっても口に出さなければ伝わらない。口に出しても、遠慮がちに言っていたのでは伝わらない。「本気」だからこそ、伝わる。「本気」と書いて「マジ」と読みます。・・・最後につまらないことを言ってしまいました。(^^;)続きはまた次回。 ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2011.12.04
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本の紹介です。『捨てちゃえ、捨てちゃえ』この題名がいいですね。僕は捨てることができないのです。何でもおいておくタイプで・・・。そうすると、部屋とか自分の机とか、ものがたまってしょうがないですね。「捨てる」ことも大事だと思ってるんですが。『捨てちゃえ、捨てちゃえ』(ひろさちや、PHP、2010、1000円)===========================【目次】(「BOOK」データベースより)第1章 「こだわり」を捨てる-「かくあらねばならぬ」ではなく、「いいかげん、ずぼら、ちゃらんぽらん」でちょうどいい(事実以上のこだわり-ありのままに受け容れる「見方革命」を/不愉解な心-思い切り腹を立てて、あとはさらりと忘れてしまう ほか)/第2章 「世間」を捨てる-「成功」や「世間の期待」に踊らされず、「自分の物差し」で生きましょう(他人目-自分は自分と割り切る/独りよがりな親切-相手には余計なお世話 ほか)/第3章 「欲望」を捨てる-希望なんていりません。現在に感謝して楽しむ心を持ちましょう(泥沼にはまる誘惑-最初にきっぱりやめておく/詐欺にかかる強欲-買ってしまうほうにも責任はある ほか)/第4章 「自分」を捨てる-世間の操人形の「自分」など捨てて、あるがままに、ゆったり、のんびり生きる(性格を変えること-短気、怠け心は出てきたときに鎮める/特別な解決法-平凡なあたりまえのことを大切に ほか)===========================この本は軽快です。古典などの引用や、昔の事例を引いて、分かりやすく書いてあります。区切りが早くて、読みやすいです。=============================『捨てちゃえ、捨てちゃえ』 ・わたしたちの迷いの大半は、 どちらでもいいようなことに変にこだわっているから生じてくる。 どちらかでなければならないのであれば、人間は迷いはしない。 迷っているということは、たいていの場合、 その問題がどちらでもいいからなのである。中谷彰宏さんは即断即決だそうです。 僕みたいに迷って迷って時間が過ぎていくタイプは 仕事が遅くなります・・・。 「迷うのは、どっちでもいいから」 これを知ってから、気楽に即断即決できるようになりました。(^0^)・わたしの人生はわたしのもの。 世間に迎合する必要はありません。 しっかりと主体性を確立しましょう。・かりにあなたが地球はサイコロのような形をしていると考えていても かまいはしない。 あなたはあなたで、好きなことを考えていていいのですよ。・そんなに他人のことを気にしなくていい。・漢の高祖の劉邦は「法は三章のみ」と言って人々を喜ばせた。 規則・禁令を多くしないと学校運営ができないということは、 教師たちの愛情がそれだけ弱くなったことを意味しないか。耳が痛いです。 学校には多くの規則がありますが、 「法3章」と比べて、なんと多くあるのか、と思いますね。 規則のいらない学校、というのは、 理想の学校かもしれない、と思います。・嫁と姑が対立していても、 対立したままの2人が幸せに生きることができれば、それでいい。・≪がんばる≫とは、「我に張る」の転。我意を張り通す意。 仏教の教えからすれば がんばってはいけない。 がんばることは 我を張ることで、悪いこと。鎌田實さんも、『がんばらない』という著書を書いておられます。 僕は「がんばれ」という言葉をよく使いますが、 本当は、「がんばらない」ということこそ大事だ、と思っています。 矛盾しますが・・・。・「マイナス心理にマイナス行動をとるな」・わたしたちは、上手に人を憎むことを考えたほうがよい。 あとにあまり尾をひかぬように、さらりと憎むのだ。・不幸があってこそ、はじめてわたしたちは幸福になれる。=============================このあいだから「しあわせ」について考えています。読書メモの最後、「不幸があってこそ、はじめてわたしたちは幸福になれる。」これもまた、真理だと思っています。 ここまで読んでいただいて感謝します。 応援のクリックもいただければ幸せです。 ブログ王ランキング にかとまの読書メモリスト
2011.05.27
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今日は自然学校代休日。心と体のリフレッシュを図ります。午後は学校にも行きますが・・・。精神的には、以下の本を読むことでかなりリフレッシュができました。今話題の本です。『超訳 ブッダの言葉』(小池 龍之介、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2011、1700円)==============================『超訳 ブッダの言葉』・「真の損得」を知る人は、 どんないやな目に遭わされようとも、 嘆かず平常心を保つ。・誰かと敵対して争いが生じそうになったら、 しかと意識してみるといい。 君も相手もやがては死んで、 ここから消え去る、ということを。・君以外の誰も君を傷つけない。・非難や賞賛のかわりに 君が単に、 「欲望にふけらない瞑想をすれば、 苦しむことのない正しい実践になりますね」 という言い方をすれば、 シンプルに法則を語ることになる。 それが、相手のためになり 君のためにもなるだろう。・「欲望とは、苦なり」と体感したならば、 最高の楽しさを「欲しい欲しい」と求める心が静まる。・いやな目に遭っても、逃げもせず拒絶もせず、 「この程度の報いですんでよかった」 と 明るく受け入れるなら、 悪しき業(カルマ)の借金はすうっと解消してゆくだろう。・ノミやシラミのわいた布団ですら不満なく、 リラックスして眠れる。 いつでもどこでも、すっきり安らかに眠れる。 ゆえに、私はしあわせ。・君は、君の心の奴隷であることなく、 君の心の主人であるように。・ヒトやネコや魚やニワトリやカマキリやコオロギなどの 生き物の死体を見つけたときは、 死の瞑想をするきっかけにすること。 「コワイ」「イヤダ」「カナシイ」と条件反射を起こすかわりに 君自身の身体を、その死体になぞらえ念じること。 「やがて死んだら同じになる。私も必ず死ぬ」 こうして死の瞑想を行って、生存本能の呪縛を解くように。==============================自らを解き放つ。一切のしがらみから、自由になる。ブッダの生き方や言葉から学ぶことは多いと思います。自分が、ラクになるために。 『超訳 ブッダの言葉』は、読みやすく、何度も読める本です。おすすめです。 ここまで読んでいただいて感謝します。 応援のクリックもお願いできますか? ありがとうございます。 ブログ王ランキング にかとまの読書メモリスト
2011.05.25
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昨日から読み始めて、「これはすごい本だ」と恐れ入りました。清水克衛『しあわせ読書のすすめ』 本の紹介2で紹介した『少女パレアナ』(ポーター:作/村岡花子:訳、角川文庫、540円) 児童書ですが、大人でもうなる。いや、大人のほうが、忘れていた「やさしさ」や「明るさ」「快活さ」を取り戻せる分、いいかもしれない。ヒロインの少女パレアナは、どんなことにも「喜び」を見つけ出す「喜びのゲーム」を習慣にしています。そもそものこのゲームの始まりは、「人形」が欲しかったのに「松葉づえ」が届けられたところからでした。その場面と、パレアナが気難しくて厳しい叔母さんに対して何の疑いもなく、「心やさしい保護者、慈愛の天使」であるかのように扱う場面が特に印象に残っています。 物語全編を通して、パレアナが相手の憂鬱を引き飛ばすように 明るい話し方でしゃべりまくります。このパレアナの明るさがとてつもない魅力になっています。周囲の人々は、次第にパレアナの「喜びのゲーム」にはまっていく・・・。そう、読者である自分もね。良質な物語は、読者を幸せにしますね。読んでいるときも、そう。読み終わった後も、そう。人生のお供に、良質な読書を!続編は『パレアナの青春』。この2冊の「パレアナ」本は、アメリカ全土の人気を集め、すさまじい売れ行きを示したのだとか。なにしろ「パレアナ」という言葉が「喜び」の代名詞として普通に日常会話の中で交わされ、ウェブスター辞典にも登録されたというのですから、驚きです。続編はまだ読んでいないので、何としても読もうと思います。 ここまで読んでいただいてありがとうございます。 応援していただける方は、ぜひクリックをお願いします。↓ ブログ王ランキング にかとまの読書メモリスト
2011.05.15
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久しぶりに『菜根譚』を読みました。短い言葉で、大事な人生訓が書かれています。『論語』のニューバージョンみたいなものかな?読んだことのない方には、おすすめです。『菜根譚』 =============================『菜根譚』 ・濃厚な味のものは本物の味ではない。 本物の味というものは、きわめて淡泊なものだ。・志というものは淡泊で欲のない生活で磨かれ、 その気概は贅沢によって失われていく。・手柄を立てようとか、成功者になろうとか、 そんなことは考える必要はない。 健康で大きな過ちがなく人生をまっとうできれば、 それで十分成功者である。 また、人と交わるときには、 いくら面倒をみたからといっても恩を売ってはいけない。 人から恨まれなければ、それで十分である。・偉い人であろうと、そうでない人であろうと、 誰もが心の奥には仏様のようなやさしい心をもっている。・人の世話をした場合は、感謝を求めたり、 恩返しを期待してはならない。 世話をさせてもらっただけで価値があるのだから、 もし、見返りを期待したとなれば、 その行為はまったく価値がなくなる。・慎ましい方が幸せ・なまじ才能などないほうが気楽・良いことをして、早くそれを他人に知れるように望んでいる人は、 偽善者である。・楽しみを求めるためにわざわざ外へ出かけることもない。 心を悩ます雑念を取り去れば、楽しみは自然とわいてくる。・人の面倒をみるときは、初めは手薄くして だんだん手厚くするほうがよい。・人に威厳を示すには、初めに厳しくして 後に緩やかにするがよい。・心の出来た人は、苦しみに打ち克つことを楽しみにするので、 その苦しみのおかげで楽しみを手に入れる。・出来の悪い部下に対しても、 どこか畏敬の念をもたなければならない。 そうすれば、自分も謙虚な気持ちが生じるので、 横暴であるとの悪評も立たなくなる。・つい嬉しいからと、 軽はずみに承諾してはならない。・心に執着するところがなければ 俗世間もそのまま仙郷となる。・すべては自然の摂理だと思えばいいのだ。・道を悟った人は、 苦あれば楽あり、楽あれば苦ありの心理を知っているので、 順境も逆境も同じものと見て、 いちいち喜んだり悲しんだりはしない。・人生は増やすことより減らすことを考えたほうが、 その分だけ現実のしがらみから抜け出すことができる。・人は毎日、増やすことばかりを努めているので、 自分から手かせ足かせをはめて自由を束縛している。=============================大きくしたり、色をつけたところは、僕が自分を振り返って、大いに反省しているところです。自分を振り返るためには、こういうものをたまに読むといいですね。 ちなみに、僕が前に読んだ『菜根譚』はこれです。↓『みんなのたあ坊の菜根譚』かわいいシールが付いてきてうれしい。 ここまで読んでいただいてありがとうございます。 応援していただける方は、ぜひクリックをお願いします。↓ ブログ王ランキング にかとまの読書メモリスト
2011.02.27
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『幸せを引き寄せるお金の習慣』(佐藤伝、中経出版、2009、1300円)この本を読み終わりました。役立つ情報がたくさんつまっていました。「お金」のことが中心テーマですが、それ以前の精神論とか、普遍的な行動管理のやり方についても書かれています。自分にとって役立った情報を、例によって複数回に分けて、ブログに書き綴っていきたいと思います。================================『幸せを引き寄せるお金の習慣』1(第1章 「ハッピーを呼び込む『お金』とのつき合い方」より)・「競争のステージ」から抜け出そう 完全な円と 不完全な円を 見比べて・・・ 不完全な円のほうが気になった人へ贈る言葉 「ないもの以外、全部ある!」・緊急なことをやっていたら、 緊急なことをやるだけで人生が終わってしまいます。 緊急ではないけれど自分にとって大切なことは何か? 「自分の根っこ」と向き合って、3分間しっかり考える。△お金を得ることに追われ、人生をまったく楽しめなくなる 「MOTTO・MADAシンドローム」・はじめに、ビジョンあり! ・M (ミッション:使命) ・V (ビジョン:志) ・P (パッション:情熱)△多くの人が”自分の夢”だと思っているものが、 実は”過去への復讐”だった・・・・・・ というケースがよくある。・「夢」よりもレベルが高いのが「志(ビジョン)」 (Dream(夢)をVision(志)に昇華した例) ・「歌手になりたい」が夢だったが・・・ ↓ 「やっぱり歌うのが好き」 「歌い続けられるなら、大勢の注目なんて集めなくても別にかまわない」 「自分の歌を必要としている人に ギフトとして届けることができたら、 それでいい」 =単なる執着であった「夢」を「志」に昇華させた ↓ ○オーディションによってCDデビューの道を探るのではなく、 いろいろな場で生で歌を歌うこと自体に目を向けるように。・人間というのは、それを達成した時に感じる 「ある気持ち」が欲しいために、それに向かうのです。 大切なのは、「私は、どんな気持ちが欲しいの?」 と問いかけてみること。・「夢=職業」ではありません。 それを達成した時の”どんな気持ち”が欲しいのかを 考えてみることが大切(p54(第1章の終わり)まで)================================「夢」をもつのは悪いことではありませんが、その「夢」の背景を知ること。今日紹介した部分を読んだとき、はっとしました。1月から「ボイストレーニング」を受け始めました。「歌がうまくなりたい」という夢をもっています。 半分冗談ながら「5年後に紅白に出るぞ!」と公言しています。(^^)それはいったい何のために?どんな気持ちを味わいたいから?非常に考えさせられました。今日紹介した事例では、「大勢の注目なんて集めなくても別にかまわない」と悟ってから、うまくいきだした例が載っていましたが、正直、自分には「大勢の注目を集めたい」という部分があります。「してほしい」「してもらいたい」という部分以上に、「してあげたい」という気持ちが勝つかどうか、実は、成功して見える人は、そういう部分が僕とは違う気がします。 ここまで読んでいただいてありがとうございます。 応援していただける方は、ぜひクリックをお願いします。↓ ブログ王ランキング
2011.01.30
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今日は午前はボイストレーニング、午後はPTCAの大会と充実した1日でした。 それぞれ詳しく書くと長くなりますのでとりあえず 『斎藤一人の道は開ける』の読書メモ、その続きを書きます。今日で最終回。最終章です。『斎藤一人の道は開ける』(永松茂久、PHP文庫、2010/11、600円) ==============================『斎藤一人の道は開ける』 9(p219~最後まで。 「 」は一人さんの言葉からの抜粋です。)終章 幸福な人生の歩き方 より・「人間の心の奥の奥には 小さな光があるんだよ」 「実はこの小さな光は 神様から分け与えられた光なんだ。 だから人間はみんな神様の子どもなんだよ」 ・「成功っていうのは つまり 『人を助けた数』なんだよ」============================== 今回の引用は短いですが、「人間」をどうとらえるか、「成功」をどうとらえるかは大変重要な、一人さん的考え方のもとになる部分だと思います。 「成功」について書いてある本は、わりかし読んでいます。つい今しがた読み終えたのは中村天風 述『君に成功を贈る』。喜多川泰さんの推薦書の中にあったので読み始めたのですが、一人さんの考え方とかなり重なることが書いてありました。『君に成功を贈る』(中村天風、日本経営合理化協会出版局、1800円)『斎藤一人の道は開ける』も『君に成功を贈る』も、誰かに話しかけた、その言葉が、そのまま本になっています。だから非常に受け取りやすい言葉になっているのですね。天風さんの本では、講談も出てきます。これもまた、読みやすく、おもしろいです。 ここまで読んでいただいてありがとうございます。 応援していただける方は、ぜひクリックをお願いします。↓ ブログ王ランキング
2011.01.15
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3学期開始早々、今の勤務校では一番遅い時間まで仕事をし続けてしまいました。22時前に帰ったら、ヨメサンがご飯の用意をしてくれました。ありがたいです。さて、今日は短くいきます。 連日連夜書いている読書メモの続きです。『斎藤一人の道は開ける』(永松茂久、PHP文庫、2010/11、600円) 今日で第7回。 ==============================『斎藤一人の道は開ける』 7(p173~p184まで。 「 」は一人さんの言葉からの抜粋です。)第6章 道が開ける 一人さん流「幸福論」・「人間は、人に喜んでもらえないと 寂しくなっちゃうの」・「自分の修行からは逃れられない。 それをイヤイヤやるか、 心をコントロールしながら楽しくやるかだけの違い」 ・「大事なことは 自分がまわりに 引きずられないことなんだよ」・「おまえが一晩中 その人のことを思って眠れないとする」 「でもな、相手はおそらく高いびきをかいて寝てる」・「人間の脳は しょせんひとつのことしか考えられないんだから、 いやなものを忘れる努力をするよりも、 自分を幸せにしてくれるものに 心を向ければいいんだよ」 (第6章より(p184まで))============================== それでは、また。 ここまで読んでいただいてありがとうございます。 応援していただける方は、ぜひクリックをお願いします。↓ ブログ王ランキング
2011.01.11
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『斎藤一人の道は開ける』 (永松茂久、PHP文庫、2010/11、600円) この本が、とってもよい本なので、章ごとにみなさんに紹介しているところです。今日で第4回。 ============================== 『斎藤一人の道は開ける』 4(p101~p130まで。 「 」は一人さんの言葉からの抜粋です。)第3章 夢がなくても 道は開ける ・「仕事でも何でも 一生懸命やっていると、 必ずうまくいくんだよ」 「サラリーマンなら 一生懸命やるだけで、 ちゃんと出世する」・「そのポジションを楽しみながらやればいい」・「幸せって、 今すぐならなきゃなれないんだよ」・「おまえ、本当にそれをやりたいのかい?」★今いる所で 必要とされる人になる・「いいかい。この世にも地獄があるんだよ。 それをね、『すごい』地獄っていうんだよ。 人からもっと『すごい』と言われたいがために 物や地位に固執する地獄」・「世の中で すごい と言われるものに あまり価値を置いちゃいけないよ」・(「あんな島のオーナーになれたらすごいよね」という話題に対して) 「日本中が自分の庭だと思ったらどう?」 ・「『すごい』って言われることだけを追っかけるのは 苦しみが多いんだ」 「どうせ追いかけるんだったら 人の笑顔だよな。 人の喜びを追っかけていたら 人生って本当に幸せなんだよ」・「本来仕事って遊びなんだよ。 苦しんでまでやるものじゃないよ」・仕事とは 人生をかけた 遊びである ・夢よりも 使命感を持て★人間は 「何のために」が見えると動き出す ・「使命感には 『何のために』と、 もうひとつ 『誰のために』ってのがあるんだよ」 「人は愛する人のためなら がんばれるものなんだよ」・「今この瞬間から 出会う人を大切にしていったらいいの」 ・フォーユーマインド (第3章より(p130まで)) ============================== 「すごい」地獄、っていうのはかなりドキッとしました。正直、人から「すごい」と言われたいです。「すごい」と言われる人には、会うだけでも値打ちがある、と思っています。人生、「すごい」ことをして、終わりたいです。でも、そこに落とし穴があるのですね。「すごくなくても幸せ」だとしたら、「すごい」を求めなくても、全然かまわないのかもしれません。 「『すごい』と言ってもらえるかな」と人に求めるのではなく、自分のため、人のために、一意専心でやっていきたいと思います。 今日の読書メモは自戒として、たまに何度も参照したいですね。 さて、次回は 第4章です。第4章 「素直に学べば 道は開ける」次回も読んでいただけると、うれしいです。自分のため&読んでくださる人の役に立つために、「読書メモ」は続けていきます。 ここまで読んでいただいてありがとうございます。 応援していただける方は、ぜひクリックをお願いします。↓ ブログ王ランキング
2011.01.08
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今日は、冬休み最後の勤務日でした。始業式は11日なので、新学期準備をゆったり進めています。「防災:震災関係 資料整理、共有環境づくり」「外国語:最初の単元の授業の流れづくり」「3年算数:「表とグラフ」の単元の流し方 打ち合わせ」等を主にしました。夜は恒例のブログ書き。昨日、アクセス数が過去最高の 799 をいただきました。この勢いに乗って、続けていきたいと思います。たびたびのご訪問、ありがとうございます。 『斎藤一人の道は開ける』 (永松茂久、PHP文庫、2010/11、600円) この本を読み返しています。個人的に役立ったところを抜粋して紹介しています。 ============================== 『斎藤一人の道は開ける』 3(p73~p100まで)第2章 出会いを活かせば 道は開ける ・目の前にいる人が一番の財産だ。・「俺たちにとって 最高の縁って、 いま 目の前にいる人 なんだよ」 「一番近くにいてくれるその人たちを心から大切にしていれば、 道っておのずから開けるよ」・「人は誰もがみんな 大きなものを狙おうとして失敗するんだ。 足元を見て、自分にできそうなことを 一つひとつ積み重ねていく、 それが成功の道なんだよ」 「そんな縁もゆかりもない人と会って、 どうして成長できるんだい?」・「出会いっていうのはな、 何も遠くの人に会いに行くことなんかじゃなくて、 日常で目の前にいてくれる人、来てくれる人を大切にした時に 向こうからやってくるものなんだよ」・「魅力さえ上がれば、必ず口コミが起こってくる」★出会いは遠くではなくて 今 目の前にある ・一人さんはどんなに厳しいことを言うときも笑顔を崩さない。 それがなおいっそう言葉に重みを付けるのだ。・ 人を喜ばせる、こんな面白いことはない。・「いま、ここにいる人たちが 最高なんだよ」・「人間って、 大きなことを狙っちゃいけない」 「小さいことのためにどのくらいベストを尽くせるか」・「大切なのは 大きなことより 続けること」・目立たない地味な仕事をコツコツしている人を大切にする・ 心を喜ばすのは 心・「もうちょっと 心を入れようよ。 その第1段階が 笑顔だったりするんじゃないか」・「人に喜んでもらうと、 いまの世の中ではなかなか得られない 『自分の居場所』っていう、 とても大切なものが得られる」(第2章より(p100まで)) ============================== 著者の永松さんは、有名な人、評判のいい人の講演を聞きに行くなど、「出会いを外に求める」ところがあったそうです。これは、僕もそうです。自分が何ともならない状態なのを、「すごい人」に会えば解決しそうな気がして、遠くまで出かけていくこともしょっちゅうです。これを一人さんは戒めます。「目の前の人を大切にしよう」目の前のことも大切にできないで、ほかの何が大切にできるでしょうか。まったく、そのとおりだと 反省しました。 次回は 第3章です。第3章 「夢がなくても 道は開ける」なんだか今日のところもそうですが、一人さんの言葉は、永松さんに言っているんじゃなくて、本当に自分のために言ってくれているような気がしてきました。反省しながら、心を入れて 目の前のことを やっていきます。 ここまで読んでいただいてありがとうございます。 応援していただける方は、ぜひクリックをお願いします。↓ ブログ王ランキング
2011.01.07
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『斎藤一人の道は開ける』(永松茂久、PHP文庫、2010/11、600円) わりと新しい本ですが、もう文庫になっていました。==============================この本には、一人さん渾身の 「人生の授業」が濃密に詰まっています。(amazonの「内容紹介」より)==============================著者の永松氏がICレコーダーに録音しまくった一人さんの教えがギュギュッとつまっています。超お得パックです。通常、一人さんの本は文字が大きくてすぐに読めるのですが、この本は一人さんの著作の4~5冊分ぐらい、分量があります。一人さんの言葉は、そのまま「 」(かぎかっこ)で書いてあります。永松さんの質問やシチュエーションも細かく書いてあるので、その状況に自分がいることをイメージして読むと、一人さんに自分が直接教えてもらっている気になります。冒頭の「はじめに」にこう書いてあります。「あなたが、この気付きを大切な人に伝えること、 そして伝えるためにこの本を読むということ」僕がこの本を読んでからだいぶ経ちましたが、皆さんにこの本での気づきをお伝えするため、読み直していきます。 ==============================『斎藤一人の道は開ける』 1(p38まで) ・ 人を喜ばせる、こんな面白いことはない・ 「うまくいかないのは魅力がないということなんだ」・ 人生の成功者になる方法 「1つは笑顔。 2つ目が、うなずきだな。 3つ目が、ハッピーな言葉。 『ツイてる、うれしい、楽しい』という天国言葉。 この3つさえあれば、大丈夫なんだよ」・ 「最終的に、成功の道って 細やかな愛なの」・「人様に気を使い、目の前にいる人に喜んでもらうことが 成功の秘訣なの」・ 「いいかい、まず自分がやるんだよ。 人は変えられないの。 自分が変わったときに 人って変わるんだよ」・「これぞという師匠を決めて、 その人をモデルにして、徹底的に勉強するほうが早いんだ」 「いろいろな人からファイトのコツを教わっても、 たぶん迷いが出るだけだ」・ 「伝えるということを頭に置いて 話を聞いてほしいんだ。 その方が自分の身になるし、幸せな人が増える」 (序章まで(p38)まで)============================== ここまで読んでいただいてありがとうございます。 応援していただける方は、ぜひクリックをお願いします。↓ ブログ王ランキング
2011.01.05
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さあ、正月も3日ですので、元気を出して、勉強をしていきたいと思います。恒例の、勉強になる本の読書メモですが、今年はより読みやすく楽しくしていきます。キャラクターのてんちゃんです!どうぞ。(^0^)はろー! わたし、天使の「てんちゃん」。 よろしくね! あなたね、ポジティブに考えるのはいいことだけど、 なんでもポジティブにはいかないのよ。 うまくいかないことをネガティブにとらえることも大切。 大事なのはその比率ね。 この本によると、ポジティブとネガティブの比率は 3対1を超えると、飛躍的に「いいことスパイラル」にのっていける、 とあるわ。『ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則』(バーバラ・L.フレデリックソン/高橋由紀子、日本実業出版社、2010、1600円)ポジティブに考えるにはいろいろとコツがあるのよ! 大事なのは何か、わかる?なんだろう。「友だち」とか「仲間」かなあ。 自分一人だけだと、マイナス思考に陥った時に抜け出せないからね。それはとても大事ね! そういうことも含めて、この本には詳しく書いてあるわ。 これを読めば、新年をポジティブにスタートできること うけあいよ♪ ===============================『ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則』・ 「心から」かどうかが結果を左右する。・自分の「本気度」を注視していく・心からのポジティビティを感じる瞬間を数多く持つ・注目すべきは、感情の「ラベル」ではなく、 感情を引き起こす「きっかけ(スイッチ)」・ 他者とともにいるということが、 ポジティビティを上げる有効な手段・気候のいいときに外で時間を過ごす人は、 ポジティビティが高く、視野の広い考え方ができる===============================あなたのポジティビティ比はいくらか、気にならない? 簡単にわかるアンケートテストがあるのよ。 あいにく英語版しかないけど、 翻訳サービスをかませば日本語になるから安心よ。 ▼自分のポジティビティ比をチェックする! 最後に「submit」を押してね。 「送信」っていう意味なの。 ネットではよく使う英語だから覚えて損はないわ。 ポジティビティ比の集計は、この本に載っているアンケートに 答えることで、簡単に出せます。 もちろん、てんちゃんの言っているネット上の集計を使ってもOK。 僕のポジティビティ比は、最初に出したときは 1.34 : 1 でした。 ポジティビティのほうが多いけど、微妙なところでした。 一度集計すると、 「ネガティブにとらえがちな、これとこれはゼロにもっていけるかな」 とか、いろいろ気がつくのでなかなかいいです。 2度目にネットでやったときには 5 : 1 に上がっていました。 こんなふうに集計する意味として、 本書では 「自分を変える努力をする場合には、 比較する基準が必要」 と書いてあります。 「レコーディングダイエット」と一緒ですね。 向上的変容をめざすには、 現状把握と変化の把握を、数値なり目に見える形で はっきりとつかむことが効果的です。 「ポジティブに考える」ということにも それは応用できるわけですね。 あ~、なんだか正月はねむいわあ。 いっぱいねたのにまだねたりないの。 じゃあ、おやすみ~。 ここまで読んでいただいてありがとうございます。 新キャラクターのてんちゃんはいかがでしたか? 応援していただける方は、ぜひクリックをお願いします。↓ ブログ王ランキング
2011.01.03
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喜多川泰さんの小説『手紙屋』を読みました。『手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~』(喜多川泰、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2007、1500円)かなりの感動作です。「手紙」による成長支援、という点では、少し前に読んだ福島正伸さんの『僕の人生を変えた29通の手紙』と、かなり通ずるものがあります。▼ 福島正伸『僕の人生を変えた29通の手紙』 読書メモ福島さんの本もよかったけど、この本もよかった!というわけで、どこがよかったのか、具体的にメモしておきます。============================『手紙屋』読書メモ(・は本の内容、#の緑文字は僕のコメントです。)・出会った人すべてをあなたの味方にする魔法の方法 相手にこうなってほしいという『称号』を与えてしまう (例)”絶対に約束を破らない人” 相手にこうなってほしい、 こういう人でいてほしい、という称号を 初めに与えてしまうところから 人間関係をスタートさせる。・人は与えられた『称号』どおりの人間になろうとする。・あなたが重視しなければならないのは その会社という船の航海の目的が、 乗組員であるあなたをワクワクさせるものかどうか。・今、目の前にあるものに全力を注いでください。 自分の都合で”英語を必死でやりたいから数学は捨てる” なんてことはしないこと。 あなたの目の前にあるものは、 将来絶対に必要だからこそやってきた 神様の贈り物。#「現在」は英語で「プレゼント」=贈り物。 今、目の前にあることを大事にする、ということは 小林正観さんも言われています。・あなたの成功は、成功したあとに出会う たくさんの人たちによって心待ちにされている。・壁の向こうには 10万人の大応援団がいる。 壁を越えたときには、必ず実際に出会うことのできる大応援団。 その声援を感じてください。#この表現に、グッときました! なるほど、壁を乗り越えて成功した後に 「ありがとう」「あなたのおかげです」など 感謝してもらったり、お返しをしてくれたりする、 その人たちの声を、壁を目の前にした今、感じる。 これができたら、グッとやる気が高まりますね。・掃除したあなたの部屋を ずっときれいにし続ける方法 最良の方法は ”掃除を習慣化する”こと。・もう一つ、埃をかぶらずにすむ方法があります。 それは 常に 動き続けること。============================喜多川泰さんの本は、今年になって読み始めました。どれも、はずれはありません。大当たりばっかりです。過去の日記でも紹介しています。 ▼『心晴日和』~第1部 美輝 十四歳 (読書メモ) など 新刊も出ています。 『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』(喜多川泰、サンマーク出版、2010/11、1400円) (^0^)いつも読んでくださって、感謝します! ブログを応援してくださる方はクリックしてください!(^^;) ブログ王ランキング
2010.11.28
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自己成長に役立つ本の紹介。調子ぶっこきシリーズ1『出稼げば大富豪』(クロイワ・ショウ、KKロングセラーズ、2009、1600円)このシリーズは3冊出てます。そのうちの、1冊目です。(たぶん)かんたんにいうと、成功者の考え方が明快に分かる本。おもろいです。===============================【内容情報】(「BOOK」データベースより)ついに見つけた。一発大逆転、人生変える金儲け!24個の成功理論。バリ島で出会った「ばけらった級大富豪」の兄貴が教えてくれた「人を豊かにすること」。【目次】(「BOOK」データベースより)「一カ月弟子入りさせてください」「はよおいで」/バリ島到着/大事なのは気づくこっちゃ/洗濯機の中の地球/キウイとペンギン/株式投資なんか/モノとカチの分離/睡眠は完全に悪/3倍速くやる方法/儲かることって何なんですか〔ほか〕===============================字がでかい、文が短い、わかりやすい、おもしろい。というわけで、「おやつ」のように軽~く読めます。それでいて、かなり人生の核心に迫る名言も飛び出す!あなたも、良かったら、いかがですか。==============================『出稼げば大富豪』読書メモ(・は本の内容、#の緑文字は僕のコメントです。)・豊かというのは 他人様を幸せにすることや・人生はドラクエ#ドラクエ大好きです。(^。^) 人生はドラクエと考えると、人生山あり谷ありでいろいろあっても、 全部楽しめそうです。・「仕事中は テンション高くて、 テンポの良い曲かけるのが鉄則や」#よく分かります。 今は学校の先生が職業なんで、曲はかけれませんけど。 でも、そう思いこまずに、授業に曲を持ちこんでみてもいいかも!?・「なんでも置き換えるてみるねんて。 徹底的に置き換えるねん。 成功してる奴は置き換えまくってるで。 将棋でも駒置き換えていかな勝たれへんやろ」 「一番最初は、自分を他人に置き換えることやな」#「将棋」の例が出てきて、個人的によく分かりました。 最近また将棋をやり出しました。 「駒の置き換え」を想定できるかどうかで、 かなり強さのレベルが変わる気がします。 斎藤孝も「置き換え力」か何か言ってたような・・・。 学力の中でも、かなり中核に位置する力、考え方です。 何でも置き換えてみていると、 アイデアにつまることもなくなりそうです。 「自分を他人に置き換える」は、 人間関係での気づきの基本戦略かもしれません。・「大事なんはは、さわやかや。 合い言葉はさわやか」 「なんでも さわやかやねん」 「何か決める時は、 それがさわやかかどうかで判断せなあかん」#こういったセリフの押しの強さ。 もうたまりません。(^^) ぐいぐいきますね。 ・「意識は肯定にあり。 知識は否定にあり」 ポジティブに考えながらも、 失敗に照準して、その知識を得よ、ということか。#これ、めちゃめちゃ深い!!と思いました。 皆さんは、どうでしょうか。 単なるポジティブ・シンキングではいかん、ということですかね。 もっと深い気がしますが。(p180まで)==============================読み返しているとまた読んでしまいます。それだけ勢いのある文章です。バリ島の大富豪、「兄貴」の語り口、これ、読みだしたら、クセになりまっせ!いつものように続きはまた次回。では! ↓(^0^)いつも読んでくださって、感謝します! ブログを応援してくださる方はクリックしてください!(^^;) ブログ王ランキング
2010.11.04
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『私が一番受けたいココロの授業(講演編)』(比田井和孝/比田井美恵、ごま書房新社、2010/3、1000円)少し前に喜多川泰さんの本をブログで紹介しました。(『心晴日和』『賢者の書』)喜多川さんを知るきっかけとなったのが、この本です。著者の比田井さんは、上田情報ビジネス専門学校(ウエジョビ)でココロの授業をされてきた方。「目からウロコ」のその内容は、『私が一番受けたいココロの授業』に詳しく書いてあります。続編である本書も、いろいろな方の本やエピソードが集約されており、読み応えがあります。参考文献リストが巻末に載っています。僕のように、参考文献でまだ読んでいない本を読んでいくのもいいものですよ。「つながる読書」「つながる勉強」です。=============================【内容情報】(「BOOK」データベースより)2009年11月3日ココロを熱くした講演会を完全再現。【目次】(「BOOK」データベースより)1st stage 「ココロの授業」誕生秘話(すべては学生のために/この出会いは必然だった ほか)/2nd stage 与える者は与えられる(「もらおう」とする人「与えよう」とする人/「与える心」が「いい仕事」をさせる ほか)/3rd stage 歴史に学ぶ「与える心」(Mランドの暗号「05527」の秘密/「与える心」は時を超える ほか)/Final stage 人はいつからでも生まれ変われる(「おはようクラブ」を作った男/「ありがとう」の一言が彼を変えた ほか)=============================以下、読書メモです。今回は第1回ということで、また次回以降にも、続きます。=============================『私が一番受けたいココロの授業(講演編)』読書メモ1(p28まで)(・は本の内容、#の緑文字は僕のコメントです。)・僕はいつでも本気なんです。・「やり方」の前に、もっと大切なものがある。 「やり方」の土台となる「あり方」 「心のあり方」です。・「あり方」がしっかりしていれば、 「やり方」なんて、自分でドンドン考えて行動できる。 私の授業では、いつも「あり方」の話だけなんです。・やっぱり大事なのは「人間性」しかないんじゃないかな。 2003年、「ウエジョビは人間性を育てることに、 本気で取り組んでいきましょう」と決めました。>佐藤芳直 ・「学生は『素材・商品』なんです。 学生が入学する、ということは、『保護者から素材を仕入れる』 ということなんです」・「お客様は、保護者や企業、さらに言えば、社会なんです」○「保護者や社会がお客様だ」と考えれば、 学生達を「保護者や社会が望む人間」に成長させることが 学校の使命や役割になる。 そう思えば、厳しいことも言える。#新しい観点からの言葉で、はっとしました。 学校にとっての「お客様」は、誰か? 『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(書名が長い!(>。<)) という本にも、「顧客は誰か」というドラッカーの問いが出てきました。 これを単純に「学生/子供たち」と考えるより、 保護者や社会と考える方が、 教育の方向性がはっきりするような気がします。 逆に言えば、保護者や社会の応援が得られないような「教育」は 間違っている、ということになります。>Mランド(益田ドライビングスクール)#ここはなかなかおもlしろいドライビングスクールです。 ウエジョビのように、本務よりも「人間教育」のほうに重点を置いている(?)ところが 全国にはあるものなんですね。(^。^)・たった2週間なのに、卒業の日には、 若者達が、泣きながら教官との別れを惜しむ。・この教習所では「あいさつ」を教えている。 「この国のルールは1つ それは『挨拶』 挨拶は自分を変える 世界が変わる」・「何のために、教習所を経営しているのか」が、 全然違う。○ウエジョビは、3つの約束として 「あいさつ、掃除、素直」 を作った。 この3つの約束を ウエジョビは、本気で指導すると決めた。★「3つの約束」 (1)本物の「あいさつ」をする 自分から、笑顔で、大きな声で、心をこめて、相手の目を見て ↓ あなたを見るみんなの目が変わってくる (2)「掃除」はしっかり 「トイレ掃除は心の掃除」 「こんなにきれいにしておけば、 ここを使う人は気持ちいいだろうな」 誰も見ていないところでも、一生懸命、楽しんで掃除をしましょう。 (3)いつでも「素直」(p28まで)=============================続きはまた次回! ブログ王ランキング ▲内容がお役に立ちましたら、ぜひ1クリックをお願いします。
2010.09.26
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『賢者の書 新装版』(喜多川泰、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2009、1200円)この本の読書メモのつづきです。今日は第4章から。「ネタバレ」になりますので、お話を純粋に楽しみたい方は、まず本を読んでから、見てくださいね。=============================『賢者の書』読書メモ2 (p93~ 第4の賢者の教えから最後まで) ・何になるのかを考えるのではない。 どんな人間になるのかのみを考えて生きる。#「職業」や「役職」などの肩書を目指すのではなく、 どんな人間になりたいのか、ということをはっきりさせる、 ということです。 どんな役職や地位に就こうが、 結局は「どんな人間か」という人間性がものをいうわけですからね。・人間は自らが努力して創り上げたものの上にしか、 安心して立つことはできん。 たとえどんなに素晴らしいものであっても、 他人のつくったものの上では落ちつかん。・君の伝記を読んでいる人間が、 今日のページを読んでいるときに、 「ああ、こいつは成功して当然だ」 「この人は、絶対成功する人だ」と 確信できるような一日にすることだ。・(Q)「人生における成功を手にするとはどういうことか」 △「他人があなたを成功したと認めること」 ◎「自分が成功したと認めること」・感動の多い人生を送りたければ、 感動させてもらう側にいては、 本当の感動の半分も手に入れたことにはならない。 感動させる側になって初めて、 真の感動を十二分に味わうことができる。・勇気を手に入れたければ、人に勇気を与える側に。・何かを身につけたければ、それを教わる側ではなく、 教える側に。・人から認められたいのなら、 認められるのを待つ側ではなく、 認める側に。・人から愛されたければ、愛されるのを期待する側ではなく、 愛を与える側に。★本当に手に入れたいものであればあるほど、 どうやって人に与えるかを考えなければならない。・何がきっかけになるかはわからない。 しかし、自分が今日を新しい自分の誕生日とするたびに、 それまでの自分とは違う新しい人生を始めることができる。・真に学ぶ姿勢がある者にとっては、 世の中のありとあらゆる人が師となりうるのだ。 教えた側が賢者なのではない。 学んだ側が賢者だったのだ。#ちょっと前にブログでふれた 「一木一草 師ならざるはなし」 「私の周りは師匠だらけ」 ですね。・これからは、自分の周りにいるあらゆる人を賢者として、 彼らから謙虚に学ぶ生き方をしていこう。=============================物語形式の中で、自分も登場人物のようにして読めたので、よかったです。けっこう、こういう形式の自己啓発小説、あるものですね。これまでに、何冊か読みましたが、どれもよかったです。 ↓(^0^)いつも読んでくださって、感謝します! ブログを応援してくださる方はクリックいただければ、うれしいです。(^^;) ブログ王ランキング
2010.09.22
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『心晴日和』がよかったので、著者の喜多川泰さんの他の本を読んでいます。(▼『心晴日和』の読書メモはこちら)2冊目に手に取ったのは、喜多川さんの最初の著作です。『賢者の書 新装版』(喜多川泰、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2009、1200円)===========================【内容情報】(「BOOK」データベースより)人間は何度だって生まれ変わることができる。そしてその可能性はすべての人にある。少年サイードが9人の賢者から学んだことは、はたしてなんだったのか...?あなたの心を成長させる、ファンタジー自己啓発書。===========================この本のように、主人公が学んでいる姿から、読者が疑似体験的に学べる、というのは、なかなかいい趣向だと思います。ロールプレイング・ゲーム、というのもそうですね。「お勉強」というのも、こういうふうにロールプレイングゲームみたいに、あるいはシミュレーションゲームみたいに企画・提案できたら、面白いなあ、と一人の教師として思います。そういう実践をされている先生もおられますが、僕がこれから新しく学校教育の中でそれをしていくのは、なかなか難しいかな?(なかなか余裕のない現実が・・・^_^;)でも、親としてなら、もしかしたら??なにはともあれ、この本からの僕の学び、読書メモ、残しておきます。「ネタバレ」になりますので、お話を純粋に楽しみたい方は、まず本を読んでから、見てくださいね。=============================『賢者の書』読書メモ1 (p92 第3の賢者の教えまで) ・わかろうとするより、すべてを受け入れようとするのだ。 わかったものを受け入れる、 わからないものは受け入れられない と考えるのではなく、 まずは受け入れるのだ。 ↓ 言っていることはよくわからなかったが、 それでも受け入れることはできるということを学んだ。#このあいだお会いした「表現者たけ」さんから買った ポストカードの一つに、 「愛」について書いたものがあります。 「ありのままの心を、ど真ん中で受けとめるのが”愛”」 今僕のプリウスの運転席の上に、貼ってあります。(^^) (画像引用:上のリンク先、たけさんの作品詳細ページ) ・1つひとつが何であるかはよくわからない。 しかし、全体でひとつの人間の目のように見える。#何でもない部分の記述ですが、僕にはとても印象的でした。 ・行動の結果として手に入るものは、 どんな場合であっても、小さなひとつのピースでしかない。・ビジョンとは、 必ず到達することが約束された場所であり、 そのためにお前の人生があるという 確固とした信念をもとに描かれる絵だ。#昨日の日記に書きましたが、ブリーフセラピーでいう 「『当然こうなっている』という『未来時間イメージ』」 と重なる表現だと思います。 詳しくは ▼ 『<森・黒沢のワークショップで学ぶ>解決志向ブリーフセラピー』 を参照ください。・我々が手にするものは、 一枚の絵を完成させるために必要不可欠な、 パズルのひとピースに過ぎない。・行動を起こすときに何かを期待したり、 失敗することを恐れたりすることには、何の意味もない。・宇宙を見るたびに、 何と自分の心の大きく素晴らしいことかと考えるべきだ。・お前の周りにいるすべての他人を、 これ以上できないほど尊重し、尊敬する心、 それが他尊心だ。 それをどんどん高めるのだ。 → 自尊心は、それと同じ高さまで高めることを許されている。・「私の生活はすべて、 私以外のすべての他人が生み出したもので 埋め尽くされている。 そのおかげで今日も一日幸せに生きてゆける。」・「私にとって、彼ら一人ひとりがかけがえのない存在であり、 もっと尊敬され、尊重されてしかるべき存在である。」 そして自らも同じ人間である。 ということは 自分も 世界中の人々にとって かけがえのない存在になりうるのだ。」(p92 第3の賢者の教えまで) =============================この本では、第9の賢者まで登場します。読書メモ、長くなるのでまた次回へ続きます。 ↓(^0^)いつも読んでくださって、感謝します! ブログを応援してくださる方はクリックいただければ、うれしいです。(^^;) ブログ王ランキング
2010.09.21
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『心晴日和』(喜多川泰、幻冬舎、2010、1300円)今回は、第2部の読書メモです。第1部はこちら。第2部は、第1部のその後(14歳の時のエピソード)があいだあいだに挿入され、その後どうなったのかが次第に明かされていく構成。いわゆる「ネタバレ」になりますので、お話を純粋に楽しみたい方は、まず本を読んでから、見てくださいね。==============================『心晴日和』読書メモ(第二部「美輝 二十八歳」より)#お話がとてもよくできているので、 一部だけ抜き出すというのは無理があるのですが、 ここではその無理を通します。 お話を全然読んでいない人は、はっきり言って、 何が何だか、わかりませんよ!(^0^)・「やめときな。そこはケチるところじゃないよ。」・「だから、考え方が逆だよ。 3千万も払って一生の買い物をするのに、 すぐダメになるものを買っちゃダメだろ。」 「そこで値切っても 十年後には 修理に数百万とられることになるよ。」・「俺はね、自分に起こっていることは すべて 自分が原因で起こっているって思って 生きているんだ」・ 「事実は一つ、解釈は無限」・「自立って なんでしょう?」 「俺は、覚悟だと思っているよ」・「いいじゃない。 年金なんて返ってこなくても、 今の老人たちを支えるために必要なんだから みんなで払えば」・「一人じゃ生きていけないからこそ、 誰かにとって なくてはならない存在になろうとしなくちゃ。 一生、自分は誰かにとって なくてはならない存在として生きる という覚悟をしたとき、自立したことになるんだ」・「(世の中が)変わろうが変わるまいが、どっちでもいいさ。 ただ、俺は 自分がどういう人になりたいかって考えたときに、 世の中のせいにしたり、 文句を言って何もしない奴になるよりも、 自分の努力次第で世の中の人はわかってくれるって信じて 行動をする側になるほうがかっこいいと思った。 ただ、それだけだよ。 世の中は変わるものじゃなく、変えるものさ。」・「いいことをいい、ダメなことをダメだって言うのは 本当に 勇気がいることだ」(第二部「美輝 二十八歳」より)==============================第二部では、「環境」の話も出てきます。その話が、「日本熊森協会」や「地球村」での話にあまりに似ていてびっくり。巻末を見ると、「熊森」の森山まりこさんがこの本のための取材に協力されていました。どおりで。ちなみに僕は「地球村」会員で、「熊森」は元会員です。 最後に、いじめについて。著者の喜多川さんが「あとがき」でこう書いています。「学校は特殊な環境です。」これは、確かにそうだなあ、と思います。斎藤一人さんのお母さんも、「学校向きでないとしたら、社会向きなんだ」ということを言っておられたとか。(^^;)学校で疎外感に苦しんでいる子どもたちには、ぜひ「学校は特殊なところで、社会に出ても同じわけではない」ということも、知っていてもらいたいと思います。『心晴日和』(喜多川泰、幻冬舎、2010、1300円) ↓(^0^)いつも読んでくださって、感謝します! ブログを応援してくださる方はクリックいただければ、うれしいです。(^^;) ブログ王ランキング
2010.09.18
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前回の日記の『ごえんの法則』に続いて、今回は『啼かなくていいホトトギス』の読書メモです。 小林正観著書【メール便で送料無料】『啼かなくていいホトトギス』(小林正観、中経出版、2010/8、1500円)この本の中に、「自分の名前の文字を並び替えると、 生まれてきた使命が見えてくる」というのがあり、やってみました。これかな?というのができました。(^▽^)僕のパソコンのデスクトップにある付箋に貼っています。「やわらか~く、いろんな人と協調していきましょう」というような意味の言葉です。正観さんの提案は、ユニークで、おもしろいです。=============================『啼かなくていいホトトギス』読書メモ(#緑文字は、僕のコメントです。)・気に入らないことを「気に入らない」と言っている間は、 たぶん何も解決しない。・頑張る=我を張る ということ・自我がゼロ状態になり、 おまかせ100%になると、 人生はすごくラクで楽しいものになります。 ・吉田松陰が、牢獄の中で同じ雑居房の人にした提案: 「それぞれに皆さん持ち味がある。 その持ち味をそれぞれに披露し合おう」 「われわれに1つずつ教えてくれないだろうか」 → 雑居房に入った人たち一人ひとりを、とてもとても感激させた。 「自分が上座に座って先生と呼ばれるようなことが、 一生涯あるとは思わなかった」#人のためになることをしたことで救われる、という考え方、 今読んでいる本を通じて、今考えていることにもつながります。 ここのところをポイントにほりさげて、 また今度日記を書こうと思っています。・松陰は一人ひとりを育てようと思っていたのではない。 ただ、松陰の人を見る目がとてもやさしかった。・松陰はその人を見ながら、その人のよいところを見いだして、 それをその人に伝えてあげたということを、一人ひとり丁寧にやり続けた。#これは非常に大きな教育論であると思います。 いわゆる、競争・比較による教育とは全く別の教育について、 正観さんは言っておられます。 吉田松陰という人は幕末の志士に影響を与えた大人物です。 坂本龍馬も尊敬していたとか。 例えば『お~い!竜馬』というマンガの中での描かれ方を見ても 分かりますが、非常に、「たましいの教育」をする方でした。 この方の熱意は、ドラマ・小説・マンガなどで描かれているのに ふれるだけでも、移ります。(^^)・私たちは、自分の中に打出の小づちを持っている。・単純に「ありがとう」という言葉を言い、 それを繰り返せばよい。・「なかなか痛みが取れない。ずっと苦しんでいる」 = 笑わない人たちの共通項 笑っていない人は痛いのです。 ・人間の役割は、名前の中に隠れている。 ・小文字は大文字で使ってもよい。 ・濁音は使っても使わなくてもよい ・松下幸之助さんは ありとあらゆる事件をとらえては、 「わしは運が強い。 わしほど幸運な人間はいない」と言い続けました。・自分がどれほどツイてる、ラッキーであるかと、 認識を続けることです。・空海「一木一草 師ならざるものはなし」#これについて検索したら、表現者「たけ」さんがヒットしました。 こちらの作品です。見てみてください。 「たけ」さんは、この土日、神戸の東急ハンズ三宮店で 個展と実演を開いておられるそうです。 『ありがとうプロジェクト』という題名で 全国の小中学校を回っておられます。 今日初めて知りましたが、かなり気になる人物です。(^^)・良寛「和顔愛語」 自分の口から出てくる言葉は常に贈り物でありたい 辞世の句 「形見とて 何か残さん 春は花 夏ほととぎす 秋はもみぢ葉」・良寛さんは、ありとあらゆるものを全部贈り物として考えていた。・問題点を指摘する人間ではなくて、 楽しい話の側の収集家になろう。・「自分は言っていない。 まわりの人が言っているけど、 その人たちをどうすればいいのか」 と言ったとたんに、もうそのまわりの人たちの悪口を言っています。・「そ・わ・かの法則」 掃除と笑いと感謝を日々毎日行いながら生きていくこと。 これが実践というものです。=============================う~む。他の本とリンクさせながら理解すると、けっこう理解できることが増えてきて、深いです。正観さんの本はずいぶん前から読んでいますが、主張が一貫しているものの、僕が新しく得た知識とか経験とリンクして分かってくることがあり、新刊本を読むときに、同じような主張をされているのですが、新鮮さを持って読むことができます。 斎藤一人さんと小林正観さんの新刊は、だいたいチェックしています。こうやって読書を通じて考えを深められるということは、本当にありがたいことです。 ↓(^0^)いつも読んでくださって、感謝します! ブログを応援してくださる方はクリックいただければ、うれしいです。(^^;) ブログ王ランキング
2010.09.11
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小林正観さんの新刊本を買いました。本屋さんで、2冊。新刊と言っても、ここ3カ月以内に出た本、という意味です。今、2冊目を読み終わろうとしています。しんどいときに、正観さんの本は、なかなかいいです。心の幅が広がります。 1冊目は『ごえんの法則』『ごえんの法則』(1500円)2冊目は『啼かなくていいホトトギス』小林正観著書【メール便で送料無料】『啼かなくていいホトトギス』(1500円)本屋さんで買うときは、いつも立ち読みをして買います。中身をちょろっと読んで、今まで知らなかった「これは!」という話があったので買いました。買ってよかったです。今回は、『ごえんの法則』の読書メモを残しておきます。=============================『ごえんの法則』読書メモ・投げかけたものが返ってくる。・人を観察すること。・今、目の前にいる人を観察してみてください。・(お金を)どのように使えば、 まわりの人に喜ばれるか。・地球上のすべてのものは、 喜ばれたいと思って存在しています。・すべて「喜ばれるため」に存在します。・「自我」を捨て去ることができれば、 神さまがインストールしてくれた7つの要素が、 正常に働き始める。 「明るさ」 「温かさ」 「優しさ」 「厳しさ」(自分に対する厳しさ) 「奥深さ」 「謙虚さ」 「感謝の心」・「自分の意思でお茶を飲んでいる」 というのは傲慢なのです。・「愛する」とは「応援する」ことだ。・「植物」よりもっと高度な機能を持っている「人間」は、 声をかけて応援すれば、どんどん元気になっていく。・宇宙の魂は「喜び」が本質=============================正観さんの本を読んで、通勤中の車の中、この世が天国だと思ったら、本当に天国に見えてきました。なんてすばらしい世界にこれたんだろうと、感謝したくなりました。 なんだか最近ねむいですが、顔晴ります。 ↓(^0^)いつも読んでくださって、感謝します! ブログを応援してくださる方はクリックいただければ、うれしいです。(^^;) ブログ王ランキング
2010.09.09
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「ゲーム」と「きょういく」について もう8年も前のことですが、小学校教師向けのメールマガジンにゲーム擁護論のようなものを投稿して掲載されたことがあります。 いわゆる「ゲーム脳」というキーワードでゲームが悪者にされていたことについての反論です。僕の「ゲーム」の教育的効果に関する基本的な考え方が書いてあります。以下、2002年10月に、「日刊・小学校教師用ニュースマガジン」に掲載された僕の文章を転載します。 もともとは、メルマガ編集長あてにお送りした私信です。(^^)(なお、転載に当たり、リンクアドレスは最新のものに更新しました。)===============================日刊・小学校教師用ニュースマガジン 編集長様いつも楽しく読ませていただいております。にかとまと申します。少し前の号で時間がたっていて申し訳ないのですが、981号で森竹先生がゲームのことを扱われていた件について、私は2年間のゲーム会社勤務経験がありますので、> テレビゲームの会社の見解も聞きたいと思いました。という編集長様のお言葉にお答えすべく、メールいたしました。おそらく、他にはそんな読者はいないだろうとおもいますので(^^;)ゲームに関しては悪者といわれることが多うございますが、特に最近のゲームジャンルは幅広いものがあり、それら全般はTVを使うのは共通しているので「目が悪くなる」というのは納得できるにせよ、「頭が悪くなる」という、内容悪に関することは一概にはいえないと思います。例えば、将棋・オセロに類するような思考を要するゲーム内容もあります。歴史物のシミュレーションなど、事実を模した題材のゲーム内容もあります。反射神経を要するゲーム内容もあります。そういった具合に、ソフトによって全く変わってきます。「ゲームは体を使わない」ということですら今は一概に言えない状況です。(特殊コントローラにより、TVの前で楽器型コントローラを演奏する、 ダンスを踊る、ラケットを振る、体操をする、といったゲーム操作が可能です。)単純に考えて「ソフト」は無数にあるので、そのソフトに応じて使う脳の部分も変わってくると思います。ただ、TVゲームの中のある「ソフト」を取り上げて、これをしたときの脳の状態がどうこう、ということは言えるでしょう。ソフト内容によってはプレイ時間中緊張が持続するものもあり、ベータ波を誘発するかもしれません。一方で、じゃあ逆のソフト内容はないかと探してみれば、クラシック音楽を指揮するゲームなどでは、あんがいアルファ波が出ているかもしれません。(ちょっと強引すぎますが)参考にされていた「ゲーム脳の恐怖」(森昭雄著)ですが、ゲームに詳しい人間からすると、うそを書いていないにしても最初からゲーム脳の悪い面ばかり強調しようとした意図があるようで気になります。この本のレビューをインターネットで検索しますと例えば次のようなものがありました。●ネット書店「アマゾン」のサイトより・最初に仮定ではなく結論ありきですね。自己の用意した結論に都合のよいデータを組み合わせただけの著書に思えます。・一口に「テレビゲームをする」といっても,ソフトも多様であれば,その遊び方も人によって千差万別であるはずだが,そうした多様性を考慮した実験データがない。「アマゾン」のレビューは以下のアドレスで見れますので、ご参考までにご覧いただければと思います。レビューは本を評価するものより批判するものの方が件数は多いようです。(ネットをしている人の層にゲーム擁護派が多いという理由はあると思いますが)http://www.amazon.co.jp/gp/product/4140880368/ref=cm_rdp_product私はTVゲームを完全に擁護するわけではありませんが、基本的には、たとえば「TV番組を見る」というような、ただぼけっと見ていても成り立つような行為とちがって少なくともユーザーが主体的な判断でゲームに関わらなければならないという点で、創造力や思考力は育ちうると思います。また、選択肢を選びながら小説を読み進めていくゲームのように「主体的な読書」と呼べるような内容のものは、いわゆる読書の効用とされる情意面の発達等は同じく発生するものと考えます。私が心配するのは、脳を使う使わないといったことより、やはり子供時代は昔ながらの「友だちと外で遊ぶ」というのが精神的な成長と肉体的な成長のバランスをとるために必要だろうということです。友だちと外でも遊ぶが、中でもTVゲームをして遊ぶ、というのであれば、さほど心配することはないのではと思っています。===============================あなたは「ゲーム」が子どもに与える影響について、どう思われますか? なお、「ゲーム脳」についての論争の詳細についてはWikipediaにある程度まとまった情報が載っています。ご参考までに覗いてみては、いかがでしょうか。(^^)▼ゲーム脳 - Wikipedia ↓応援のクリックを ブログ王ランキング
2010.08.16
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夏休みに入ってから、毎日かなり暑いです。夏休みとはいえ、午前中は子どもを呼んでいます。1時間お勉強をして、1時間プールに入ります。一緒にプールに入って、熱いからはりきって泳いで・・・そして午後にはもう眠くてしょうがないです。(^^;)午後は大体会議や研修なのですが、ちょっと頭が働いていないかも。それはさておき、読書メモの続きを書きます。『感謝するということ-もう、ひとのせいにしない』(ノエル・C.ネルソン/ジェニーン・レメーア・カラバ、 サンマーク出版 、2005、1700円)============================『感謝するということ』読書メモ2 (p69~145まで)(・は本の内容、#の緑文字は僕のコメントです。)・感謝のエネルギーを活用すると、 心からの願いはすべて叶えることができる。・それを実現できると信じられるか。・願望が実現したときの感情を自覚する。・実現したときに味わう感謝の思いを明らかにする。・できるだけ強い感情をかき立てる。 ・わくわく ・興奮 ・うっとり ・・・#僕は「わくわく」という感情が好きで、 この言葉もよく使います。 未来を楽しみにする言葉ですね。・集中し、統合する。・現実になるのをワクワクしながら待ち望み、 その兆しを探しつづけよう。 (小さな変化に注意していよう。) ・「私の望みには価値があり、 あなたの望みにも価値がある。 2人とも正しい」という立場をとる。 → 感謝すると、協力できる。・2人の関係そのものに感謝する。・心の中で、「あなたに感謝します」と言いつづける。・クライアントや顧客に誠心誠意感謝すると、 相手にもそれが伝わる。 ・全員の仕事に価値がある。・自分の現状に感謝する。・職場での自分の感情に、自分で責任を持つ。・あなたは職場にいる価値がある。・あなたが自分に感謝し、 あなたが自分に配慮すればいい。・私たちは感謝することによって成長する。(p145まで)============================ こうやってブログを読んでくださったことに感謝します。 ではまた次回! ブログ王ランキング ▲内容がお役に立ちましたら、ぜひ1クリックをお願いします。
2010.07.22
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『1日1分元気になる法則』(福島正伸、中経出版、2010、1300円)今回が、第9回。最終回です。歴代読書メモの中でも、かなり続いた連載でした。(^^)書いてあることは、シンプルです。でも、具体性もあります。広がりもあります。「今の自分」に言ってもらっているのかな、と思うことがいくつもあります。買うなら、こういう本を買いましょう。(笑)==========================『1日1分元気になる法則』読書メモ9 (p172~)(・は本の記述の抜粋、#の緑文字は僕のコメントです。)・人は自分がイメージした通りの自分になる。・プロボクサーは相手のパンチを、当たりながらよける。 「たとえ、当たってからでもよけることはできるんですよ」・プロボクサーは、力を抜いて、いつでも体を前後左右に動かしています。・相手のパンチの芯を外す#「もう遅い」「もうだめだ」と思うからだめになるのであって、 「今ここから」できることはなんぼでもある、 そういうことを訴えておられるのかな、と思います。 あと、構えすぎないこと。 力を入れすぎないこと。 柔軟性があれば、「もう遅い」と思ったときから 切り抜けられることは、けっこうある気がします。・打つ手はいくらでもある・そこでできる手法は無限にあり、そこから道を切り開くことはできる・どんなに頑張ったつもりでも、実はそれ以上に、 もっと頑張ることができる。・どんなに限界だと思っても、「何か方法はないか」と探せば、 まだできることがいくつもある。・プロボクサー :過酷な減量、 厳しいトレーニング ↑ ★世界チャンピオンになったときの光景が 目に浮かんでいるからこそ、できる。・「これが自分の理想の生き方だ」 と思える生き方をめざしていることが、 それがその人にとっての正解、 つまり真の成功なのだ。 ←→自分らしくないことが問題だった。#自分としては、「自分らしく」にけっこうこだわっています。 このブログも、自分らしくあるためのものならいいのかな、 という気がしています。 よく、人と比べて落ち込んだりするのですが、 「自分らしく」にこだわって、人との比較にはこだわらない生き方を していきたいです。 そして、欠点も前に出して、 自分らしくあることに自信を持っていきたいです。 (蛇足ながら、中学生用の合唱曲で「自分らしく」という歌があります。 初めて知ったときから、かなり気に入っています。 松井孝夫さんの作詞・作曲です。 参考リンク ▼合唱 『自分らしく』 ピアノ伴奏が止まった・・・それでも信じて歌い続けた。)・どうすれば自分の生き方と仕事を結びつけていけるのか・その人自身が「ここで一生懸命やろう」と思える場所であれば、 それがその人にとっての「正解」 (「正解」は、人それぞれ)・どれだけ人に影響を与えたかが、 その人の生きた価値である。・一日中、笑顔で生きているだけでも、 まわりの人たちに大きな勇気を与えます。・特別なことができなくても関係ありません。・「さて、これは何のチャンスだろう」・一切隠さず、反省して感謝の気持ちを持つ・私は毎日、感動しながら生きていきたい。・世の中は感動にあふれている。 ただ、それらに気がついていないことがあるだけ・当たり前と思っていることが、すべて感動になる。==========================この本に興味を持たれた方、福島正伸『キミが働く理由(わけ)』も読んでみてください。過去の読書メモで紹介しています。『キミが働く理由(わけ)』(福島正伸、中経出版、2009、1300円)この本との出会いに、感謝します。 ブログ王ランキング ▲よければ応援のクリックをお願いします。感謝します!
2010.07.02
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続きものの「読書メモ」の続き。 『1日1分元気になる法則』(福島正伸、中経出版、2010、1300円)今回が、第5回です。==========================『1日1分元気になる法則』読書メモ5 (p96~p137)(・は本の記述の抜粋、#の緑文字は僕のコメントです。)・出会えたこと自体が奇跡のようなもの・なにごとも当たり前に思わないことで、 他人との関係がうまくいくようになったり、 自分自身が優しく、強くなったりすることができる。#「おそすぎないうちに」という歌を知って以来、 なにごとも当たり前に思わないようになってきました。 この歌のマイ録音を、本日公開しました。 歌詞の出るフォトムービーがYouTubeで見られます。・「今日が、私の人生で、最後の講演会」 このように考えて行う講演会は、疲れるどころか、 どんどん体の調子も良くなり、会場が一体感に包まれ、 本当に楽しく盛り上がります。・人生最後と思って、大切にいきたい。・コミュニケーションで最も大切なことは、 テクニックではなく、相手に好意を持つことです。・腹が立つのは、自己中心的になっているから。・「電話の取り方で世界が変わる」と思うと、楽しくなる。・「世界を変える打ち合わせだ」と思うと、楽しくなる。・外出するときには、 「世界を、ちょっと変えてきます」と言うようにしています。・「やりたいことは、できること」・なかなか結果が出ないのは、他人と同じやり方をしようとするからです。 自分らしいやり方を見つけていけばいいのです。・一流の人たちは、成果が出たからといっておごらず、 出なかったからといって投げやりになることはありません。・人を信じて、その夢を支援すれば、 自分もまわりからの支援を得られるようになり、 どのような壁にぶつかったとしても、必ず乗り越えられます。・「遅かれ早かれ、あなたは将来、世の中を変える人になると思うので、 自分のペースでやっていけばいいと思います。 私は、あなたを信じます」・壁を感じる地点 = 過去の限界 その先の挑戦する時間はすべて、 新しい自分になることができる素晴らしい時間になる・どんなに頑張っても結果が出ない時間を、 上司や先輩も経験している。・すべての限界は、過去の限界であり、 これからの限界ではありません。(p137まで)==========================この本、学ぶことが多いので、引用が多くなっています。名言のめじろおし。これでもかなり厳選しているのですが・・・。次回の更新も、お楽しみに。(^0^) ブログ王ランキング ▲よければ応援のクリックをお願いします。感謝します!
2010.06.26
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『生きがいの教室 ~人生の意味を問う「生きがい教育」のすすめ』 (飯田史彦、PHP研究所、2004、1400円)この本の紹介、部分抜粋を続けます。(第1回はこちら)==============================『生きがいの教室』読書メモ2(p43~75 #の緑文字は僕のコメントです。)(「生きがい論」の特徴) ・すでに幸福であることに気づくための人生論・「いかなる状況にあっても幸福を実感できるようになった状態」 に至ることが人生の目標・「人生は思い通りにならないからこそ価値がある」という前提・「喜びや楽しみだけではなく、苦悩や悲しみを含む あらゆる体験・感情・思考を通じて成長し、 精神性を高めていくべきである」という観点・物質的成功とは無関係に、 「人生における全ての体験に価値を見出すための精神性」 を身につけようとする人生論#スピリチュアルな観点をとる意義がいろいろと語られます。 小林正観さんや斎藤一人さんなど、 他の「幸せになる考え方」を語られている方と かなり共通する部分が多いです。・他人をうらやましく思うことが、 いかに無意味なことであるのか・私たちは、他人の人生と比べないで、 「自分の人生を生ききること」に徹すれば、それで良い。・「自分の人生に恋すること」が、大切。 自分の人生に恋をしている人は、 「人生の中で起きてくる出来事を、全て楽しんでやろう」という決心が できあがっている。 だから、嫌なことがあったり失敗しても、 「やれやれ、またお出ましになったか」という感じで、 大らかな気持ちで対処することができる。#この表現はおもしろいな、と思ったので引用しました。 「恋をすれば、すべてがハッピー」みたいなことがありますけども(^^;)、 そういうワクワク・ドキドキ、それから 「心の余裕」、 そういったものが、生活を彩る。 こういう考え方・精神状態にいる人にとっては、 「つまらないことなんかない」ということになるのではないでしょうか。(p75(第1章終了)まで)==============================第2章は、ちょっと飛ばしまして、次回は「小学校の試み」の書いてあるページから引用します。(ページで言うと、p217~です。) それでは、また! ブログ王ランキング ▲応援のクリックをお願いします。ブログ継続の力となります。
2010.06.08
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『観音力』(玄侑宗久 ,PHP,2009,1100円)ウイルスにかかっていました。(>。<)なので、ちょっと空いての更新です。前回の続きです。===============================玄侑宗久『観音力』読書メモ2(#の緑文字は僕のコメントです。)・多重人格なら、別人格のときに 老眼が治ったり、右利きが左利きになったりする。・「からだ」は「空(から)だ」 それを使う人によって、いろんなふうに使える。#多重人格の勉強は大学のときにしました。 非常に不思議な現象です。 こういう現象がもし本当だとするなら、 「体は器にすぎなくて、たましいが体に入っているんだ」といったことが うなづけます。・原因を一つに絞ろうとする「単因論」。 仏教が最も嫌うところ。 ・コオロギは完全に鳴くタイミングを(集団で)一致させている。 =「同期」:なぜピタッと合うのか。・人間の体にも「同期」がある。・ベースの部分では、われわれは他の命に合わせようとしている。・仏教が世界の宗教の中で珍しいのは、 大切な徳目として「智慧」というものを置いている。 智慧――「般若」・智慧が持てなければ、慈悲は発現しない。 ・観自在とは「私」から離れて見ること・「不垢不浄」・五木寛之は風呂へ入っても、石けんで体を洗わない。 遠藤周作に教えられた。・汚いというのは、子どもの頃から身につけてきた錯覚の最たるもの。・「不増不減」・増えないし、減らない。・私の財布から1万円が減ったんだけど、誰かのところには、ある。・移動して、元気でやれよと見送れるようなら、大したもの。#「般若心経」の本はいくつか読みましたが、 「不垢不浄」や「不増不減」のこの本の解説は一番分かりやすかったです。・庭を掃くという行為: きれいにするためというより、自分にとっての手入れ。 キリがなければないほどいい。#「キリがない」というのは、今までマイナスにとらえることばかりでした。 「キリがない」ことに「"私"から離れる」というメリットがあるとは、 大きな気づきです。・「真言」を21回唱える。・何回も何回も同じ真言を唱えることで 「私」の状態が変わる。・お釈迦様の教え 「一切、あれを食べないとか、これを食べるとかいう、 そういうことは考えるな。 頂いたものを、何でもありがたくいただく」・一番効率のいいネットワークは、 ご近所をまず知っていることが第一。・これが全体に情報を速やかに伝えるための理想的な形。・うちのお母ちゃんを救いたいときに、 お母ちゃんに直接お供えしたんじゃダメなんです。 「ネットワークの全体に供養しろ」 仏教は、みんながつながっていると考える。===============================これで、この本の紹介を終わります。明日から自然学校に行ってきます。お天気に恵まれるといいな。それでは、また! ブログ王ランキング ▲よければ1クリックお願いします。ブログ継続の力となります。
2010.05.21
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