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いよいよ今年の9月にオープンする香港ディズニーランド。昨年に引き続き、4月1日よりオープニングキャストの募集が始まる。3000人の募集らしい。募集に際してユニークなのは、ディズニーで働くのは自分の成長も手に入れることができる」と。その証拠に、かつてカリフォルニアのディズニーランドで清掃をしていたキャストが、なんと香港のディズニーランドの設計に参加している、とのこと。こういうのもアメリカンドリームっぽいですね。僕もTDLで清掃してたから、ちょっとジーンときました(笑)。今度、その人に会いに行こうと思います。さて、どのくらいの日本人の採用があるのか?興味ありますね。
2005/03/30
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「一人を熱狂させられない者に万人を熱狂させることはできない」BMWのCEOヘルムート・バンケ氏の言葉============================================================<サーキットの狼>で2002ターボを知ってファンになった。少年にも伝わる魅力なんだから素晴らしい。これは商品でも会社そのものでも通じるものがありますね。販売台数は100万台くらいと聞きますが、なんでも利益率は約10%というからたいしたものです。(1%くらに企業もあるのに)日常の道具、生活必需品を脱して、趣味、道楽の領域に入ると(人によってはレジャー用品の一部なのかもしれない)利益率が10倍になるんだから凄い。ブランド力は台数より利益率にあらわれるのでしょうね。
2005/03/29
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コンサルタントになってからだんだんと研修やらトレーニングなどの仕事が増えてきて…気がつけばその数は1000回を超えた。最近「どうやって勉強したんですか?」と聞かれる。きっかけは自分が<研修オタク>だったことが影響しているのかもしれない。別に研修やトレーニングが好きじゃなかったけど、壁にぶち当たった時に、いいヒントになったことは間違いない。その後、仕事上、段々と講師の必要性が出てきた時に「○○インストラクター研修」だとか、「人材トレーナー○○研修」みたいなものをちょっと受けただけではすまなくなるな、と直感した。社内の人事部部ならいざ知らず、人様の企業に行って教えるのに、他企業の人事部の人たちを一緒に研修を受けていても仕方ないというか、それでは役不足だな、と。それで考えたのは、尊敬するM先生に教わりたいな、と。(以前、セミナーを受講して尊敬していた)けれど、タダで教えてもらえるほど世の中は甘くない。そこで所長は考えた(笑)。M先生の仕事を受注してお願いに行けばよい、と。それである企業で3ヵ年計画の仕事を受注してお願いしに行った。ただし条件は、僕がアシスタントで参加すること。こうして、何だかんだと5年間くらい(約150回くらい)M先生の授業をつぶさに拝見することが出来た。案の定、時代はどんどん変化して、コンサルと言っても「能書きはわかった。やって見せて欲しい」とか、「紙はいいから、ライブでみせて」など、機会は増えていくようになった。そうした流れででどんどん続いて、気がつけば中国でも仕事ができるようになったのだから、あの作戦は正しかった。M先生、謝謝!(笑)【教訓】タダでは教えてくれないかもしれないけど、かといって、スクールに通ってばかりもいかない。仕事を取ってきて教えてもらうのが一番!
2005/03/28
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プロジェクトによって、自営業の方や個人経営の人たちと仕事をすることがある。そこで思うのは、一人なら一人の仕事の仕方がある、ということである。これはうまい人とヘタな人に大きく分かれる。まずは一人の場合、一番怖いのが事故や傷病だ。それでいきなり「ごめんなさい」にならないようにしなければならない。いつもアドバイスするのは、「3人称で仕事しましょう」である。他の知り合いと<3人体制>で受注するように。もちろん、メインはご本人だが、万が一もあるので、必ず3人くらいのメンバーを募って情報を共有しておく。その分、多少でもギャラが発生してしまうが、全部独り占めを目指すと、いつか「穴を開ける」ことになる。ちゃんと保険をかけておかないと、頼む方も頼みづらい。(怖い)小額でもいいから、サポートメンバーにもきちんと支払いをするべきだ。それでリスクヘッジになるなら安いもんだ。先日も現実にそういうことがあった。病気だから仕方ないと言えばそれまでだけど、完全一人で請け負っているわけだから、あとは全部遅れてしまった。(退院するまで)もちろん、大きな損害があったのは言うまでもない。見るに見かねて協力することにしたが、<仕事はチームでやるべき>を再確認した事件だった。自分自身とクライアントのためにも。
2005/03/27
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いよいよ開幕した愛知万博。「万博は成功しますかね?」とか聞かれたり、または、関係者からは、「成功ですよ、きっと。ねっ!」と言われたり…。いずれにしろ、開幕までの紆余曲折の経緯があるだけに、行く、行かない、以前に「成功する、しない」という議論があちこちで聞こえてくる。(仕事柄、そういう人たちが多いから)そういう場合、即答は難しい。この万博はどうなったら成功なのか?がいまいちハッキリしないからか、理解できていないからか。なにしろそれがわからないと「どっちとも言えない」になってしまう。まぁ最低でも入場者数1500万人は必達のはず。これも修正に修正を重ねて下げていったわけだし。その視点から言えば、スタートダッシュは…ちょっと苦しい…と。それから「赤字にしないこと」ならどうか?これはまだわからない。ただ、スタートダッシュの来場者数は低くてよかったのかもしれない。というのも、たいていの場合、会場全体の運営が不慣れで、おまけによく壊れたり…。(システムがいきなりダウンだし…:泣)なにしろ、まだまだ全体の運営がうまく噛みあっていない。パソコンで言えばOSがちゃんと作動していない。「よくフリーズします」というようなもの。だから、目標人数に満たなくても1-2時間待ちが随所に発生するからしばらくは本当の意味での<試運転期間>がある。一ヶ月もすれば段々に慣れてきて、スムーズな運営になっていくから、より多くのお客さんが快適に楽しむことができるようになる…はず(笑)。ただし、毎度のことながら悔しいのは、半年間の期間限定なんだから、ある程度の十分な試運転を開業までに済ませかった。(間に合っていないパビリオンもある)なので、「できればスタートダッシュを決めたかった」が本音だったのなら、開業準備についての評価では成功には少し足りない、となるだろう。いずれにしろ、現時点では開業までについてのことしか言えないですね。
2005/03/26
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先日、ある友人から電話があった。とある地方でのこと。工場で働く人々の集まり(労い会)で、テレビを観ながら食べて飲んでいたらしい。そこで万博のシーンになった。「大阪万博がなつかしいねけ」とおばあちゃんたち(スタッフ)の声。「おもしろかったんですか?」「うーん、わかんねぇ。よく覚えてない!」と(笑)。けれど、インパクトだけは凄かったとのこと。「じゃぁ、愛知万博も楽しみですね」というと…「けど、IT持ってないと入れないじゃろ。持ってないからのぅ」「IT…を持ってるって…?(汗)」そう、情報はそんな風に伝わっていたりする。「ネットで予約できます」「携帯から…」などなどの情報が飛交うと、興味ない人たち、ユーザーではない人たちのところ届く頃には「ITを持っている人が入場できます」 ~「ITを持っていない人は入場で気ません」になっているんだから、広報や宣伝は難しいし奥が深い。専門用語って、業界人の盲点でしょうね。正しい情報を正確に受け取って頂く…ITを駆使したつもりでも…その道は遠いんだな、と(笑)。成功するには、やっぱり<最後の1マイル>なんですね。頑張れ<愛・地球博>!180日間、ビシッと検証します。
2005/03/25
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あのウルトラマンの中国版が年内にもデビューするらしい。背景としては、国内ではかつてのような視聴率が望めなくなってきたこと。中国を中心としたアジア諸国で、今までに散々違法コピーされまくったこと。…などの理由により、であれば、まだまだ子供人口の多い中国で中国人を主人公に中国版のウルトラマンを造ろう…という展開らしい。今、改めてウルトラマンを凄いなぁと思うことは、昭和40年代初頭で、すでに「地球を守る」がテーマになっていること。アジア諸国では、未だに敵国から守る…レベルの番組が多いのに…。そういうのは現在の40才台の人たちから下の人たちには小さな頃からインストールされている。多分、仮面ライダーしかり。ひょっとしたらサリーちゃんも…(笑)。近年だとポケモンやあんぱんマンもそうかな。そういう意味では、主人公の人種はどうあれ、「地球を守る」的思考に導くためにはも、大変有効的なことだと思う。本当に地球のことを考えるようになるには小さい頃の教育が大事なんだろうな。教育といっても別に学校ではなくて、テレビでも構わないわけだ。ちなみに小学生低学年の時の僕らの夢は、ウルトラマンの主人公たちの舞台となる「科学特捜隊」に入ることだった(笑)。次に<サンダーバード>で、「国際救助隊」だった。(マリオネットであることは知りつつも…:笑)ちなみにサンダーバードのファンで大人になって自衛隊に入隊した友人、従兄弟がいるくらいである。そういう意味では、ウルトラマンは巡り巡って本当に地球の平和に役立っているのかもしれない。そこまで考えると、「愛・地球博」にウルトラマンのパビリオンが欲しかった(笑)。ついでにサンダーバード秘密基地…も。
2005/03/24
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今回の管理職研修@上海では先日、NHKで放送された<中国のコンビニ戦争>と題した番組のビデオを観ながら進めてみた。舞台は上海で、中国の国営コンビニ企業<好徳>とローソン、ファミリーマートの三つ巴の構図で、日本人が見ても十分に楽しめた。それを通訳さんに所々訳してもらいながら管理職(中国人)の方々にみてもらった。途中でビデオを止めて、一つひとつの違いを挙げてもらう。結果として、日本のコンビニのクオリティは十分に伝わったようだ。コンビニのいい所は、多少の自社開発商品はあるものの、各社同じような商品群で構成されている。陳列技術や接客、清潔感といった小さな違いが大きな差となって現れている。それに皆、コンビニで買い物をした経験があるから身近である。印象的だったのは、好徳の副社長は大学で経営学を教えていたキャリアになっているが、「経営学が実際の商売では活きないんですね」という言葉。「数字は学んでも接客態度までは学べないんだ」と(笑)。やはり正しい事は学習すればわかるんですね。それにしても日本のテレビ番組は素晴らしいとお褒め頂いた。(その他、色々お見せしたので)でも、中国のテレビ局では放映されないんだろうな、きっと。
2005/03/23
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研修終了後、のむてつさんと、お気に入りの日本料理屋へ行く。出張のたびに毎回必ず訪れるお店。約2週間以上、出張や研修が続いているので、身体に優しい食事がしたいのと、もう一つのサービスマインドのシャワーを浴びに通っている。講師をしているくせに…と言われそうだが、だからこそ「素晴らしい!」にも敏感で、ここは日本のサービスマンたちが度肝を抜かれるほど素晴らしい。なので、大変心地よく食事ができる。あれこれと話しながら食事をしていると、何やら大騒ぎしている女性がいた。物凄い剣幕だ。ようは混んでいるからカップルでもカウンターで我慢していたけど、空席ができたらすぐに案内しなさい、ということらしい。よく確認すると、上海人だった。そのうちにマネージャーがかけつける。どんなバトルになるのか?と思いきや、ひたすら低姿勢で謝罪する。すぐに新しい席を用意する。…と、柔らかな対応の中にも、テキパキがあった。ちょっと信じられないくらいの悪態をつく女性客がやっと大人しくなった頃、マネージャーの彼女は僕たちの席に近寄って来た。そして、開口一番「お見苦しい姿をお見せしてしまいました。それにお食事の邪魔も。申し訳ありませんでした」と。(すべてしっかり日本語で)こちらはちょっとビックリしながら「いやー別に僕らは平気ですよ。気にしてませんから」と返事をする。「それにしても凄い剣幕でしたね。よくきちんと対応できますね。素晴らしいですよ」と声をかけると、「いや、まだまだです。私は気が弱いからうまく対応できてないと思います。今後も何かあればご指導をお願いいたします」とのこと。(なんとも感動してしまってジーンと来てしまった)聞けばまだ22歳で、この道4年。こんなに丁寧な日本語を聞くのも久しぶりだし、対応も日本でもなかなか見られないほどのものだった。毎日500名を超えるお客さんが来るお店で、たった3回しか面識がない、出張族の僕の名前もしっかり覚えている。このお店のお陰で中国での教育の仕事が随分助かった。というのも、ちょっと経験のあるスタッフは、すぐに「そういうマナーもわかりますが、中国では誰もやりませんし、喜ばない」とか、「日本式のマナーは中国では敬遠される」とか、何しろ知らないと思って好きに言われる事がある。けれど、こういう場所を知っていると、「別に中国人全てが君と同じ考えではないでしょう」と切り返せたりする。今までこの仕事をやってきて、一番ショックだったのは、ディズニーランドに入社した時とこの店に来た時だ。この店にくれば、中国のサービスの大いなる可能性を満喫できる。人事制度や教育、リーダーの教育があって、しっかり噛みあったマネジメントがあれば…顧客満足、感動、働く価値…と多くが手に入るのは世界共通なんだと。上海では荒々しいサービスとビックリするほど素晴らしいサービスの両方が体験できるから勉強になる。恐るべし小姐たち!
2005/03/22
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上海を中心に中国の大発展の沿岸部の主要都市の経済を支えるものは<小姐>である。(男性陣もいますが、わかりやすく)これが機内での僕が発言した意見である。なるほど日本経済をそうみるのか?と、その視点に驚いた。しかし、「中国はあなたにとってどうみえるか?」の質問にはこのようにお答えした。ちょっと極端過ぎないですか?と突っ込まれたが、一見複雑にみえる経済要素も、同じ国内に1/10-20の賃金で働く人々がいたからたくさんの業種の外資が参入したのである。さらに駐在員や観光客を楽しませる各種観光スポットや商業施設の繁栄も低賃金のなせるわざ。安く作れるノウハウがあるわけではない。格安な賃金があるだけだった。もちろん13億人を超える巨大市場への魅力もあるが、それは最近の事で、その手前は<低賃金>である。日本が大企業を支える勤勉な中小企業で成り立っているのなら、中国は、裕福層を支える低賃金の田舎小姐で成り立っている経済と言える。これがなければこんなに発展しない。いつまでも貧乏な人たちとの<格差>がどんどん大きくなることで、裕福層の優越感もさらに大きくなり、彼らにとっては大変魅力的な街となる。海外からの留学組みが新しいビジネスモデルを次々に…で成功した…みたいな報道が多いが、それも、極端な低賃金労働者がいるからこそなわけで。だから、人事マネジメント面では米国を真似するのはよくわかる。あちらも移民の人々が支えているから。だから、中国のビジネスモデルもこれまた日本では役に立たない。インドとかブラジルであれば参考になるのかもしれないが…。ただ、90年代からの日本では、新卒や社員採用を控えて、なんでもかんでもアルバイトパート化を図っているから、あまり大きなことも言えないかもしれない。(所得格差が大きくなってきた)けれど、この件は話さなかった(笑)。だから僕の意見としては、「バルブが落ち着いて来た後は、きっとまた日本を参考にするようになりますよ」だった。いやすでに極端な発展のためにおいつかないインフラがパンク寸前だから、日本の<省エネ技術>を輸入し始めている。(これからもどんどん増える)量の経済から質の経済への転換期に当たるのかもしれない。A面では日本とは海底油田で喧々諤々やっているが、B面では「省エネ技術を教えてくれませんか?」だからおもしろい。(意地で開発したいが、間に合わないから)もちろんB面について中国国内ではほとんど報道されていないらしい。ちなみに、もし仮に現在の中国のあらゆる電化製品とその関連設備全てを日本のノウハウ駆使すれば、消費電力は1/4-5くらいにはなるらしいから、中国の石油外交は格段に楽になるから、中国がすがりたくなる気持ちはよくわかる。経済発展も省エネも日本次第だから、日本と中国はやはり切っても切れない関係なのかもしれない。そういう話をしたら、あちらも少々ビックリした様子だった(笑)。ただ、そういう話もきちんと聞ける人だったので、こちらも堂々とお話しできたし議論もできた。(鬼の形相になはならない人だった)こういう人がたくさんいればいいのに…と(笑)。話し合えないと先がない…しね。
2005/03/21
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成田から上海に向かう機中で、バリバリの中国人ビジネスマンと隣になった。北京の大学を卒業後、慶応大学へ留学。某商社に勤務。その後、米国に渡りMBAを取得。そのまま某石油系企業のアジア支局へ就職。その後、独立して北京と上海(事務所)と東京とLAにて企業。…と、まぁ大したものだなぁと。けれど、不思議な人で、よくありがちな<ガツガツ&ベラベラ系ビジネスマン>ではなかった。受け答えも質問も穏やかでじっくり考えてから話す30代の好青年だった。無駄遣いもしない。その証拠に、大金持ちなのに僕と同じ<エコノミー>であった。こちらの仕事も根掘り葉掘り聞かれ、大変ユニークで大事なビジネスだと太鼓判を押して頂いた。(特にこれからの中国にとって…)さて、そんな彼にお手本になるビジネスモデルはあるのか?どうか?聞いてみた。すると答えは…「ない!」だった。かつては日本がお手本だったらしい。なにしろ戦後の焼け野原からあれほどの復興を果たした国への興味は大きく、留学もした。けれど、よくよく調べていくとその実態(儲けの仕組み)はあまり好きになれなかったらしい。(国民はいい人だと、念を押していた)「なぜですか?」と聞くと、確かにGDPで世界二位でトヨタも世界のトップ10に入ってきた。製造業では快挙である。その他、多数、高収益な会社がある。しかし、別の視点で検証すると<サービス残業王国>である、と。仮に働き盛りの人々が毎月50hのサービス残業をしているとする。(賃金の発生しない残業)(実態はもう少し多いらしい)日本の95%は、大企業の下請けの中小企業だから、約2000万人くらいはサービス残業をしているらしい。そせに正社員分の残業代に換算していくと、なななんと、年間で約30兆円くらいになると。つまり、世界の各国のGDPランキングでみても、サービス残業の合計だけでロシアやオーストラリアよりも上位になってしまう。(この辺の詳しい説明は長かったのでカット:笑)なにしろ、台湾と同じくらいだ、と。しかも、全部利益になる!これでは儲かって当たり前だから、<ビジネスモデル>として真似するのをやめた、とのこと。つまり、大企業が収益を得るために、信じられないほどの膨大な犠牲が未だ存在するのだから、とても完成されたモデルとは言えない、と。そういうモノの視点にビックリした。日本の工場やサービス現場の生産性は大変すばらしい。おそらく世界一である、と。ところが、ホワイトカラー(オフィスワーカー)の生産性は見るも無残にひどいのではないだろうか?と聞かれた。中国では、サービス現場のトレーニングが重要だけど、日本ではホワイトカラーのトレーニングを徹底的にやったらどうか?と言われた(笑)。凄い提案だ!と驚いていると、何気にちゃっかりICレコーダーで僕たちの会話を録音していたから二度ビックリだ。けれど、「このあなたとの会話を社員に聞かせたい。いいですか?」と許可を求めてくるあたりは、やはり紳士な人だった。「別に構いませんが…参考になりますかね?」と聞くと、「なります!」とキッパリ。聞くところでは、普段から人との会話や議論はできるだけ録音して、部下に聞かせるようにしているらしい。(もちろん許可を取って)教科書よりライブを重視したい、と。それにしても、凄い人材がいるもんです。
2005/03/20
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20代の頃、よく上司のSさんと食べて飲んだ。週に一度はご馳走になってたかな。まぁ酒の席で色々と怒られたり激論もしたけど、結構よろこんでついていった。おまけにたまにはお客さんからの接待なんかもあったりして、美味しいものが食べられたり…で、舌も贅沢になりつつあった。(味覚の成長期だったのかもしれない:笑)ある時、上司は抜きで後輩たちを食事をしつつ軽く飲んでいた。そこに偶然Sさんが友人と登場。「おお!いたんだ」だけで、別の席で飲み食いしていた。翌日、Sさんに呼ばれて、「そういえば、昨日は割勘だったんだって?」と聞かれた。「はい、そうです」と答える。「ふーん、そうか。最近誰かにご馳走したか?」と再び質問がくる。「えーと、最近は…ないですね。しっかりやってます」と若かりし日の所長。(無駄遣いをしていないことを褒められるのかと思っていた)ところが、S「じゃあおまえは黒字なんだ」所「黒字?」S「そうだよ、先輩たちやお客さんからご馳走に預かるだけで自分はしないんだから黒字だろう?」なるほど、まずいなと思った。たまにはお礼に奢らなければ…と。そこで所「そうですね。では、今晩は僕がご馳走します。行きましょう!」と、これまた事態を把握できていない元気な所長。S「バカか、おまえは。そんなこと言いたいんじゃないんだよ。先輩や上司がご馳走してくれるのはそれでよし。けれど、おまえも後輩がいるだろう?お客さん先にも若い人もいるだろう?両親や親戚もいるだろう?そういう人たちにお返しするんだよ」と。そう言えば、Sさんはご馳走になったお客さんの若手社員をこっそり誘ってご馳走していた。S「おまえは<ごちそう黒字>だろう?そういう黒字は貯めちゃダメだぞ。少し赤字くらいでちょうどいいんだ」…と、教えてくださった。それ以来、誰かに奢られたら別の誰かにご馳走する…という習慣になった。そして、それはこの年になっても本当に役に立っている。ちなみにSさんは、その後もよく飲みに誘ってくださった。ありがたい先輩だった。中国にいるとそういうことを思い出す。皆さんちゃんと覚えてるんだなぁと。
2005/03/19
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上海にもやっとデザインチームができた。仕事柄、商品の開発や集客販促のための広告宣伝や商業施設やテーマパークのデザインなどに携わるので、それを具現化するためのデザインチームがどうしても必要だった。(いわゆる広告代理店機能)コンサルタントの役割は、早い話がもっと売上をあげることをお手伝いすること、で、それが販売促進なのか、広告宣伝なのか、サービスでやるのか?いくつもの方法がある。一般的には広告宣伝に偏りがちな傾向にあるが、宣伝した内容に相応しいサービスを保証しなければ顧客満足も売上げも怪しくなる。逆に、どんなに親切で丁寧で明るくサービスをしても肝心の商品や店舗、施設がダサければ…厳しいのも事実。ので、こうした体制が欲しかった。日本には知り合いがいるが、なんでもかんでも日本人で…とはいかないので現地で色んな人を紹介してもらう。が、実際には一緒に仕事をしてみないとわからない。センスも大事だが、仕事の進め方やコミュニケーションが合うか合わないか?も大事なポイントだ。トラブルの元である。今回はそれがうまく機能しているのでうれしい。日本でも広告会社に勤務していた人と台湾や香港で腕を磨いた人などのお陰で、できて来るものがなんとなく新しい。(皆さん、中国人)「上海+台湾+香港+日本÷4」的な感じなのかな?何しろいい感じ。逆に日本に紹介したいくらいだ。いつかはこうした人々が日本の仕事をバンバン取っていくのかな?などと考えてしまう。それほど感性が豊かだ。ある意味で、アジアでクリエイティブ的に恵まれた環境にあるのは上海や香港かも…という見方もできる。何しろエキサイティングだし、外国人との仕事が多種多様にあるから。オフィス開設に続いて、約1年越しでチームができて充実してきた。さらに仕事にもスピード感が出てきた。労働節(GW)に向けて邁進します!(勝負どころなので…)
2005/03/17
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上海の浦東空港で出国ゲートで並んでいると、僕の前の男性の友人らしき人たちが4人ぐらい割り込んできた。別に「すまいない」のひと言もなく…。その時、「まだ中国では多いな…」とつぶやいたりしたが、よく耳を澄ますとハングル語だった。韓国人だった。(チョナンカンをたまに見ていてよかった:笑)いくら冬ソナのチェ・ジュウのファンと言えども、こういう場合は話が違う。すでに20分近く待っているのだ。僕は割り込んできた4人を抜いて前に出た。案の定、「何だよお前!」みたいに突っかかってきた。そして、いきなり英語で「ジャップ!」と来たからビックリ。こちらは大人モードで「後ろに並びなさい」と指導してさしあげた(笑)。すると<火に油状態>と化し、凄まじい形相で何やらまくしたててきつつ、再度、僕の前に割り込もうとする。こちらは繰り返し、「後ろに並びなさい。みっともないよ」と。けれど鬼のような形相は変わらない。状況をどの角度からみても…鬼の形相になるほどのことではないはず。日本人だから舐めていたんだろうな、きっと。他国の人を舐めたりしない代わりに、舐められるのも好きじゃない。ちょっと暴力の匂いが漂いだした時、後ろに並んでいた中国人の人たちが「お前たちが悪い。後ろに行け!」とか、「オレは見てたぞ!」とか、何しろ援軍らしい声が多数沸き立ってきた。彼らは仕方なく後方へ…。少しホッとしていると、後ろの中国人のおじさんが、「あなたは日本人でしょう?よく言ったね」と声をかけてくれた。オリンピックや万博を目指して、日々マナーが向上する上海や北京では、マナーがよい人が増えてきていることを肌で実感できる。そうなると、このように逆にマナーの悪い外国人が目立ってくるんでしょうね。こうしてみると、多かれ少なかれ空港ってマナーを見られたり比べられたりしているんのかも、と。まぁあまりカチカチになる必要はないにしても、人に<嫌感>を与えない大人でいたいものです。
2005/03/16
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富士山を横目にできる豊かな自然がすぐ横にあると、人々の生活は朝早くて夜も早い…。素晴らしい…と思った。食事もきちんと取る。コンビニがちな都会人にとは違い、健康そうにも見える。「自然体っていいな!」と願望が大きくなった。郷に入れば郷に従え…ということで、真似してみたいが…結局は、研修終了後に打合せをして、旅館の食事が終わるギリギリ20:00までには済ませて、その後はすぐに寝る。何しろいったん寝る。24:00頃に起きて、上海の仲間たちとチャットにて打合せをする。その後、資料を作成して4:00頃寝る。7:00に起きる。それを繰り返していた。結局、睡眠が細切れになっただけだった(泣)。…ということで、一日中「もっと寝たい」の願望が頭を過ぎるばかりで、あまり快適ではなかった(笑)。自分に相応しい自然体を探すべきなのかな?と。
2005/03/15
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格闘技ファンとしては、まさに「格闘技界には前田日明が足らない…」日々が続いた。少し大きく括らせてもらって、レジャー産業の中でも、日本の格闘技のソフトは世界有数である。アニメ、漫画の次は<格闘技>が続くかもしれない。格闘家としても、その偉業は素晴らしかったが、何といってもファンを離さないのは、彼の生き方であろう。よく言えば<信念の人>で、反対に<不器用>でもある。別に自ら独立して団体の社長になろうという気はなかったが、運命に翻弄されまくる…。多数の<裏切り>の中、何度でも復活する。90年代は日本人たった一人で団体を立ち上げて約10年間もリングスを運営した。そう、一人でもやるのである。その性格上、業界内での摩擦は絶えないが、あまり面と向かって彼に立ち向かう事ができない様子だ。それはアントニオ猪木も一緒。なんだかんだ言いながらも、現在活躍している選手や団体のほとんどは、多かれ少なかれ、前田日明の功績の恩恵に預かっているからだ。どんな業界でも大スターがいないと衰退する。最近の格闘技ブームで、またまた<お調子者>たちがはびこるようになっていたから、久しぶりに、ビシッと筋の入った大物が復活するのはワクワクする。小手先ばかりの<コバンザメ商法>が急増している現在、業界の活性化のためにも<直球ど真ん中のストレート>で突っ走って頂きたい!彼の復活が僕たちの生き方に、早くも影響を与えだした。影響力こそ大物の証!
2005/03/13
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「あの山本五十六の言葉を知っているか…」と、上司が部下に指導しているシーンに出くわした。学生時代から、何気に「山本五十六のリーダーシップは…」と言うのを目にしたし、名言としてあの「やってみせ…」フレーズをよく目に耳にしていたので、素晴らしいリーダーなのかと思っていた。(先日もある方のお話の中に出てきた:笑)ところが、大人になって戦史をあれこれと自分なりに読みつつ紐を解いていくと…あまり凄くない、というか、逆かも?と。上に対しては評判が良かったのかもしれないが、肝心の側近の部下たちの意見を大事なシーンでは聞き入れていない。(聞き入れていてればあんなことにはならなかった…がたくさんある)戦争の設計ができていないというべきか。知らないのか?欲が優先だったのか?意外と「取りあえず」主義だったことがわかってくる。開発した武器と実際に指示する作戦が合ってないし。「短期決戦だから…」と巨大戦艦でも、兵士の設備は最小限だった。寝床は<ハンモック>というのもあった。短期決戦の武器と装備で、長期戦を戦わされたのだから、兵士たちは本当にかわいそうだった。兵士は優秀でも、武器と作戦が間違っていれば…。短期決戦に持ち込むような戦略を立てなければならないのに、その能力がなかった。こうした人物がなんとなく凄い人物として評判になるのは、やはり戦後教育や情報の捩れの大きさを物語っているのだと実感する。破綻した施設や企業の敗因をみていると、敗因は戦後もあまり変わっていないのだ、と。
2005/03/12
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「こちらがメニューになっております」「マジー?それやっちゃえばいいじゃん!」…仕事でもプライベートでも、改めて会話を聞くと、正しい言葉遣い…は、どんどん退化していくのがわかる。(自分を含めて)ある時に、通訳さんに言われて気になったことは、日本人は言葉を崩ことが多い。どんどん造語が発明されるが、日本人同士でも意味不明な言葉遣いが多い。だから、外国語を学ぶ時にどんどん不利になっているらしい。ようするに、正しい文法そのものが身についていないから、日本語に置き換える、英語に置き換える作業ができないらしい。よく語学は文法ではない…という事を聞くが、それは最低限の基本あってのことで、それが低下してしまうと、やはり語学が身につくのは遅いと。語学教室は当分安泰だ(笑)。
2005/03/10
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これだけ「開けてビックリ玉手箱」のような企業の不祥事が続くと、信頼できる企業ってあるの?と思ってしまう若者の気持ちもわからないでもない。ただ、大企業もトップの交代が恐ろしく遅いところと、5-6年で変わるところでがある。考えてみれば、人があるポジションで旬な能力を発揮できるのって、そうそう長いものではないと思う。課長でも部長でも常務でも社長でも…その時代とか、役割に旬な瞬間があって、集中できる限度もある。賞味期限が永遠に続く事はない。期限が切れていると、腐った事をやるようになる。(または元々「旬」な能力がないのかも…)現在の自分自身の旬は何か?(次の旬がある)そして、その賞味期限はいつくらいまであるのか?切れる前にリレーのバトンを渡したいもの。(こういうの自体も大事な能力である)「旬→旬」のリレーがしっかりできたり配置転換がうまくいくと職場は活性化されていくんでしょうね。
2005/03/08
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仕事で某地方の旅館に宿泊する事に。近隣は、かつては観光地でその名を轟かせた場所である。泊まってみると…、風呂は温泉はうれしい。しかし、「夜は23:00までに入浴を済ませること」朝食&夕食つきはうれしい。しかし、「朝食は8:00-9:00まで」「夕食は18:00-20:00まで」部屋に入ると、「ふとんの上げ下げは自分で行うこと」寒いのでエアコンを入れると、<強・弱>の2つしか温度設定ができない代物。ちなみに、冷房は…と確認すると、なななんと、コイン式で、100円で3h稼動…みたいなものだった。おまけに、「ゆかた、歯ブラシ、タオルは持参」で、忘れた場合は「1Fロビーにて販売中」である。トイレはもちろん共同で、蛍光灯はバチバチと切れる寸前。それで、3000円とか安ければまだ修学旅行モードに戻しせば済む話だが、実際は「8000円なり!」である。「食事は美味しいでしょう!」と言われればそれなりだが、それは近所に食べるところがないからで、外食できるならそちらに行くだろう…。鶏と卵ではないが、観光地が衰退したからこうなったのか?こういう<あぐら経営>が多かったから衰退したのか?いずれにしろ、衰退する所というのも、その理由がちゃんとあるからわかりやすい。
2005/03/07
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日中ビジネス交流会ご縁があって、講師として参加させて頂いた。場所は銀座でありながら、参加者は日本人と中国人はほぼ<5:5>くらいだった。日本から中国に働きに行く方ばかりクローズアップされがちだが、同じように、日本で働くと意気込んでビジネスを展開している人たちもいる、と改めて実感できた。まぁ13億人もいるのだから色んな人がいて当たり前だけど…。立食パーティで学んだことは、僕たちは上海や北京に大注目して「チャンス」を感じているわけだが、彼ら彼女たちは、こうして堂々と日本に来てビジネスができるようになったことがチャンスだと。だから、新しいビジネスを少しずつ立ち上げている。やはり、日本はお金があるし、ビジネスでもじれったいこともあるけれど、あまり騙さないし、安心感がある、と。立場変われば、モノの見方も色々ですね。
2005/03/05
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●入社研修のすすめ職場では多かれ少なかれ色んな問題があって、それは立場や人の価値観で見方、捕らえ方が違ってくる。コンサルをやる時には、この<角度>に注意しなければならない。「スタッフに元気ない」「モチベーションが低い」とかで、研修を依頼されたりすることが多いが、その原因が色々あって、原因がわからなければ何を提供していいのか?わからない。問題が多発する職場の共通点は、入社時に、または入社後も<就業規則>を含めた決まりごとの説明をしっかりしていないからだ。そして、それ通りに運用されていない、など。または伝える事そのものをカットしたりしているから、会社によっては後々大きな問題へと発展したりする。(つまり、やましいことがあるということ)決まりごと=両者の約束で、それで合意できなければ、採用するべきでないし、入社するべきでもない。お互いに不幸になる。これを曖昧にしておくから、<不信感>が塵のように積もっていって、簡単には大掃除できないほどに…。放っておくと、数年後に社会的な問題にも発展することもある。そして、こういうのがお客さまへのサービスや仕事に確実に影響を及ぼしていることは間違いない。顧客からのクレームなどは、こうした根本的な隠れた原因も大きく影響する。なぜなら、入力されたものが出力されるから。職場のモチベーションの低下がこうした<不信感>が原因の場合は、外部講師の教育でなんとかできるものではない。そうならないためにはあくまでも<合意>が必要で、その儀式導入研修の中で行うように進めている。なぜなら、最も最悪なのは<隠す>ことでそれだけ、、バレなきゃいい…という態度。そういうのを見てきたから…。不信感は社会的に見ても致命的だと思う。現に、ご両親が会社に乗り込んできたり、裁判になったり…という展開を目にする事がある。そうならないためにも、入社時には、堂々と伝え、働く人は納得できるまで質問をするべきだ。契約ごとは社会の基本だから、端折ってはいけない。不信感を払拭できたら、それだけで「空気の入れ替え完了!」だから、スタッフから社長、正々堂々と仕事ができる職場が完成する。顧客へのサービスは見違えるようになったりするから、無視できない大事なことだと思っている。顧客満足への大事な一歩と言えるかもしれない。一流企業(大きい小さいではなく)の評価はこういう視点もあるし、一流の人材(アルバイトから社長まで)の評価も同様なんでしょうね。…ということで、「入社研修って何がだいじなんですか?」「職場の不信感を払拭するにはどうしたらいいですか?」というお問合せに対してこのようにお伝えしました。つまり、入社時の導入研修みたいなものは、実は、「教える」というよりはそれ以前問題として「合意」の場であるということが言えるわけです。もちろん、規則やルールが改正になったりするから、年に一度は社内で実施する事をお勧めします。
2005/03/03
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相変わらずの話題のホリエモン氏の文庫本を読んでみた。少し冷やかし半分的な意識もあったのだが、読んでみると「仕事術」として、学ぶべきことが多々あったのがうれしい誤算。社内メールとかメーリングリストの活用法などは、やはり徹底的に使いこなしているんだなぁと。メールだけでもこんなに使い倒せるのか!と。さら、「仕事はためずにたのめ」など、もう大痛感とともに大反省もあった。「100億円…」みたいなタイトルと、あの独特の顔で斜に構えて腕組みしている表紙はあまり好みではないが、どうして中身はビジネス書として硬すぎず、自信の言葉口調で書かれているのでスラスラ読める。ヘンな先入観を捨てれば、すぐにでも実践できる小さくても大事なノウハウが詰まっていた。仕事に追われていると、小さいノウハウが輝いて見えたりするから不思議だ。仕事術って本当に奥行きが深いですね。
2005/03/01
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