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台湾に出張したら必ず立ち寄るのが書店です。旅行関連のコーナーをチェックします。毎度、気になるのが旅行関連のコーナーの中で海外で最も面積を有しているのはどの国か?=今回も日本でした。特に関西地方の書籍雑誌が増えてきました。次に、どんな書籍雑誌を買うのか?または、どれが見やすいのか?などを調べます。基本的に日本の旅行雑誌と同じままでは弱いので、台湾人の方々が見たい記事とはどんな書き方なのか?を検証するためです。そして最後に、実際に日本旅行の書籍雑誌を手に取っている人たちに直接、話を聞きいてみます。●訪日は何回目ですか?●行ってみて不便だったことは?●どこに行きたいですか?●メインの目的は?●きっかけは?●誰と?●知りたいことは?…などなど。多少、勇気がいるものの一番確実な情報収集ができます。ちなみに、今回聞いた中で最も印象的だったのが、30歳くらいの女性が「日本は世界一安全で平和だから」とのこと。具体的には「外国人女性が一人旅できる国」とのことでした。その背景には、「偽札(偽物)がない国」「ストリートチルドレンがいない国」…などで、海外旅行をする際の危険度示す指標と解釈していました。また、これらを全て満たしている先進国は圧倒的に日本だけで「日本は超先進国」と表現していました。日本ではほとんど話題にならない「偽札」と「ストリートチルドレン」は中国人客からもたまに聞く言葉です。(上海が発展したと言っても、現実には、偽札、偽物に物乞いが溢れているのが現実と)これら2つを解決できない国が多いのは事実です。彼女曰く、これを達成できてる日本は「国の品格」が違うと。この2つを撲滅するには膨大な努力が必要で、経済で日本に近づいても、「そこから先の1マイルはとても遠い…」と言われる所以だそうです。改めて、安全安心な環境を維持することの重要性を噛み締めました。インバウンドの安全安心の世界基準の目安はこういうことなのかもしれません。★レジャーサービス研究所のホームページ★
2015/02/26
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春節の台湾に来ています。日本国内でインバウンド対応のセミナーを行っていますが、上海、北京など中国本土の春節は何度も体験しましたが実は台湾の春節を体験したことはありませんでした(汗)。現在の訪日観光客数堂々の1位は台湾人です。そこで台湾の人々の春節の過ごし方、中国人客の受け入れ方法、その他の外国人客への対応方法、、、などなど、学ぶことにしました。成果は山のようにありました。今回は特に公園の使い方に注目しました。Disneylandなどのグローバル級の大型施設を持たない台湾は、以前から街中の公園を活用するのがうまい、と言われています(業界内では)。春節の期間は特に大小様々な公園や工場跡地を活用してイベントを実施しています。その企画や運営もユニークで、明らかに広告代理店やイベント会社主導(または丸投げ)、、、というのは少なくて、地元の学生や企業から企画を募ったり実際の運営も学生が担当し、地元のアーティスト出演するなど、色々ミックスされていて、あえて言うなら「街中が文化祭」の様相になります。台湾は様々な分野のアーティストが多いことで有名ですが、それは常にこうして地元で活躍できる場所や機会を作り出していることに起因しています。こういう機会で評価を得た人たちは、その後、自分たちで工房や店を持つようになりさらに街中が文化的な香りが高くなりますます観光客が集まってくる、、、。ざっと言えばこんな感じのサイクルが存在していてそれらは本当にソフトの塊でとても参考になります。(公園の活用の許認可など含めて)日本は、まだまだ大型商業施設と世界遺産を中心としたレベルで、まだまだ地元の中小零細企業に観光の恩恵が行き渡っていません。そういう意味でも巨大施設も世界遺産も持たない台湾は地域の観光活性化に携わる私たちにとっては、まさに「知恵の塊」みたいな場所で、まさに「インバウンドの大学」です。ということで、3か月に一度の台湾インバウンド勉強会の真っ最中です!★レジャーサービス研究所のホームページ★
2015/02/24
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2015年2月6日発売号の週刊トラベルジャーナルの連載記事です。→【週刊トラベルジャーナル 2015年2/16号】外国人客に対して、カタコトの会話を交えつつ、指さしシートを使って接客して販売する…。一昨年くらいから、商業施設などの小売りの現場で行っている「指さしシート接客術」の一部を執筆しました。企業の担当者が「これがあればできるだろう」と指さしシートを作成します。しかし、それを渡された現場のスタッフはなかなか使いこなせないのが実態です。もちろん勇気も必要ですが、問題は「どうやって指さし会話に持ち込むか?」です。その基本事例を紹介しました。15年前、外国語(中国語も英語も)を全く習わずに中国に行って、(だから今でもカタコト中国語)成り行きで現地の店舗の販売員の教育をするようになって…冷や汗を掻きながらもあれこれ実験してみて身に着けたスキル?がこうして人の役に立つようになるとは…感無量です(笑)。「自分が苦労した経験が人の(世の中の)役に立つ(喜ばれる)」よく言われる「やりがい」とは案外、こういうことなのかもしれません。現場で悪戦苦闘する人々の参考になれば幸いです。★レジャーサービス研究所のホームページ★
2015/02/18
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昨年末から毎週のように中国人観光客のグループが訪日しています。(クライアント先の社員、友人、知人など)あいにく今年に入ってからは春節対応の「インバウンドセミナー」の依頼が多く、訪日後にアテンドする時間が十分に取れてません。それで、1日あるいは半日はお付き合いするようにしています。改めて買物動向を見てみると、かつてのように「ブランド品」「高額商品」だけ、というより、炊飯器を始め水筒や電動歯ブラシ、各種スキンケア用品に文房具…など、日用品の買い物が大きく増えたと実感します。セミナーでこういう話をすると、「それでは単価が下がる」と言う意見が出たりします。しかし、私はとても良いことだと考えています。なぜなら、私たちも社会人になってから何度も海外旅行や出張に行きましたが、その土地の日用品を買うことは稀だからです。その国ならではの有名ブランド品や名産品を買うくらいで、ベビー用品や薬まで買おうとは思わないものです。反対に、今、日本でこうした日用品が売れるということは、見方を変えれば私たちが当たり前に使っている日用品そのものが世界的に人気になっていくと言うことです。かつては中国に出張する際に「爪切り」がお土産で喜ばれるようになるとは思いませんでした(笑)。これが諸外国と大きく違う日本の魅力で、無理して伝統文化とか名産とか「観光のブランディング化」とか言わなくても、日常使っている商品や、和食からB級グルメまでが喜ばれるというのは凄いことです。日常生活全般が実は大変な価値になっていたわけです。この50年間くらい、日本はメーカー大国の印象だったわけですが、日常生活の商品とサービスが評価される時代になったのはサービス業に従事している私たちにとっては嬉しいことです。特に中国観光客の場合、10年くらい前は、訪日すると「凄い!」を連発してました。それが近年は「感動」に変わるようになりました。理由は、例えば上海なんかは街中の景色やハード(建物など)はほぼ似たように発展して来て、それで始めて「質の違い」に気づくようになったわけです。上海にも立派な百貨店はたくさんできたけど、日本に来てみると接客の質が全く違う、、、上海でも見慣れたコンビニは入いると、その商品群の豊富さと品質の違いに感動した、、、日本のビジネスホテルは、「必要にして十分」を究極までに極めている、、、しかも、部屋中どこを探しても壊れている不具合が一か所もない、、、タクシーの運転手さんのレベルがまるで違う。日本のタクシーはまるで上海の5つ星のホテルマンのよう、、、総じて「街中プロだらけ」という印象になります。===昔、中学時代に初めてアースウィンドウ&ファイアーが来日して武道館のコンサートに行った時に何しろ凄いと驚きました。その後、自分でベースを弾くようになってから改めてコンサートに行くとそのテクニックのレベルの高さがわかるようになって、何しろ感動したのを覚えています。(より真剣にファンになっていく)同じものを手にしてみると、その質の高さを始めて実感できる、、、そういう感覚と似ているのかもしれません。中国を初めとするアジア諸国が豊かになって、同じような生活環境やハードを手に入れれば入れるほど、日本のサービスソフトが際立って来る、、、そう考えます。★レジャーサービス研究所のホームページ★
2015/02/16
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先日、少し早い春節休暇で訪日旅行に訪れた胡さん一家。出発前日に、旅行中の上着として「軽くて折り畳めて便利だから…」と、上海のユニクロでライトダウンを約600元で購入。福岡に到着して、何気にユニクロに立ち寄ると、ライトダウンがセールで1,500円(くらい?)だった。家族一同「やっ安い!」600元はおよそ11,000円くらいだとして、およそ1/7です。これは驚くでしょうね。多くの日本のブランド(衣料品)は、中国で同じモノを買うとだいたい1.6~2倍になります。だからただでさえ日本で買うと驚きます。「おお!半額だぁ~!!!」と(笑)。さらにセールが加われば「ええ!?」と、つい爆買いしてしまう気持ちはわかる気がします。このユニクロ事件で日本で買うことの安さを実感した胡さん。結局、高いモノを買えば買うほど「得する」ことに気がついたわけです。結局、120万円の腕時計を買いました。この時に胡さんが考えることは、ただ「安い」ではなくて、「上海で買えば約240万円だとすると、、、私は120万円も得したんだ」と。買えば買っただけ「得する」あるいは「儲かった」…そういう感覚になるそうです。そんなこんなで胡さん一家が日本滞在中に購入したお土産の合計は約380万円!(一家6人で)それだけ聞くと「凄い!」と思いますが、胡さんたちは「380万円儲かった!」とニコニコで帰国したわけですから、それで良し!ですね。こうして相手の立場(と価値観)で眺めてみると、「円安」+「免税」のパワーは本当に強力だと言うことがわかります。★レジャーサービス研究所のホームページ★
2015/02/13
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