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仕事の合間にうつらうつらしておりました。最近、筋トレを開始すると同時にダイエットも復活させて疲れていたのでしょう。椅子に座ってぼうっとしているとハトホルがやってきたのです。ただ、いつもの風貌とは違い、分厚いコートをまとい、頭にはターバンのような布を巻いています。手には錫杖を持っていて、どこにも露出がありません。ちょっと残念だったのですが、案内したいところがあると言うのでそのままついていきました。ここで手短に説明しましょう。このようなとき、私は夢をみてるような感覚になります。ただ、意識はしっかりしてるので現実世界の様子も分かります。両方に意識を分離してるというのが一番正しい表現でしょう。疲れてるとき、精霊が用事のあるときは意識がそっちの世界にぐいぐい引っ張られます。私がつれていかれたのはまさしく砂漠です。砂嵐が常時吹きすさんでいるとんでもない世界です。飛んでくる砂粒の痛いこと。ハトホルが完全防備をしてる理由が分かりました。こっちはそんなことを知らないので軽装だったわけなのですが。目も開けられないほどに強い風の中、迷いそうになるとハトホルが手を伸ばして私を引っ張ります。ようやく大きな岩の影に避難することができました。私はそれが岩だと思っていたのですが、ハトホルが上を指差しています。見ると、いくつもの窓のようなものが見えています。どうやら人工的に作られた建物のようです。ただしそれは数百年、もしかしたらそれ以上の年月を経過してると思われるものです。殺風景でデザインと言うものを無視した作り方、ただ岩肌に穴をくりぬいただけのようなものです。崩れかけて周囲の風景と同化しつつある建物には、小さな扉がありました。それは背を屈めないと中に入れない小さく狭い扉でした。外の喧騒が嘘のように内部は静かです。静寂が辺りを包み込み、床を踏みしめる音が反響しています。ふと見るとハトホルはとっくに服を脱いでおり、いつもの露出狂のような姿になっています。ハトホルはひとつの部屋に近づきました。分厚い石の扉なのですが、窓がありません。ハンドルも動かそうとしてもみしみしと音を出しますが、動きそうもありません。突然、扉が大きく音を出しました。内側から何物かが扉に突進してきたようです。人が出せるような音ではありません。すさまじい轟音で、もし人が同じことをしたら間違いなく大ケガをするでしょう。”罪を犯し、閉じ込められて忘れられた精霊の魂だ”ハトホルはそう説明します。この建物は精霊の監獄であり、すでに監視する者も消え去ったが多くの囚人は出ることも叶わず、ここで朽ち果てるのを待つしかないそうです。ごく稀に脱出するものもいるそうですが、ほとんどは逃げられないような装置を組み込まれているので、動くことすら出来ないものもいるそうです。”なんでここに連れてきた?”ハトホルは黙って歩き出しました。私はあとを追います。建物の内部をぐるぐると歩き回り、最後に到達したのは一番奥まった部屋でした。執務室のような感じです。しつらえてある本棚には何も残っていません。テーブルに近づいたハトホルは、無造作におかれた一冊の本を開いて指差します。そこに書かれていたのは精霊の言葉です。そしてこのように書いてありました。○○年 ○月○日 精霊を収監した。女性 氏名:メイファ雷に打たれたような感覚でした。メイファがここにいた?”確証は無い。だが可能性はある。”これから精霊の世界に散らばったメイファの手がかりを見つけて教えてくれるそうです。
2016.08.31
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暇なので相手をしろ。だから何でお前はいつもいきなりやってくるんだ。こんな風にやってくるのは一人しかいない。ハトホルだ。我々がいちいち連絡を入れると思うか?スマホやLINEでメッセージを入れる必要があると?・・・、まあそれはすっごい違和感を覚えるな。いやしかし、逆に入れて欲しいかも。LINEメッセージがハトホルから入っていたらすごいと思う。お前ら、どこの世界にでも行けるだろう。なんでわざわざ俺のところに来るのだ?簡単な話だ。お前はわれらの姿も見えるし声も聞こえる。ごもっとな意見です。で、何をすれば良い?物理的に何かできるわけではない。だから話をせい。それはいいが、上から目線、ちょっとな~。嫌いなのか?そんなことはないが。っていうかさ、俺の話なんかよりもハトホルの方が面白いだろう。ちょっと驚いたような顔をしたが、いつも能面のように表情が無かったので、こっちがドキドキするくらい新鮮な反応だった。そ、そうか。では何の話をしようかの。珍しく考え込むようなしぐさを見せる。こんな時は妙齢の女の子のように感じるのだが。わかった。聞きたいことがあったんだ。精霊界にいる生物についてなんだけど、面白そうなのはいるかな。ふむ・・・、ではミノタウロスはどうだ。おお、いいね。あれって実在なんだ?そうだな、神話も含め、詳しく話そう********************************主も知っておるであろうが、強力な魔力を溜め込み、一ヶ所で放出すると異世界とのゲートを開くことができる。普段は絶対に繋がるはずの無い精霊界、魔法界、死界、天界などだ。神話ではミノス王の后と牛が交わり、ミノタウロスが生まれたとあるが、実はそうではない。ミノス王は、何人もの人間の命を利用して、精霊界とのゲートを開いてしまったのだ。王はある目的があって精霊の世界から強力な戦士を連れ出そうとしたのだが、手違いでミノタウロスを呼び出してしまったのだ。あの迷宮は異世界との入り口であり、ミノタウロスはその迷宮から出ることはできなかった。人間界では生きられないからだ。ミノタウロスがいる限り、ゲートを閉じることはできず、かといって怪力の持ち主であるミノタウロスを倒すのは至難の技。そこで王は国中に御触れを出してミノタウロスを倒すための戦士を求めた。だがミノタウロスに叶う者は誰一人としていなかった。全員が殴り殺されてしまったわけだ。ミノタウロスは精霊の一種なので、食べ物を食べる必要がない。ただ、人間のマナを得ることで力を得ていたため、男女を問わず、生きている人間を殺してエネルギーを奪った。王は諦めて、迷宮ごと埋めてしまおうとしたのだが、一人の少女が名乗りをあげた。その少女の姉がミノタウロスに殺されていたので、王は少女が復讐するつもりなのだと悟った。だが、屈強な戦士でさえも殺されてしまうのに、年端もいかない女の子に何ができよう。少女は王に願い出て、大きな布と絵の具を用意してもらい、それに何やら絵を描いた。それから丸めた布を持ち、少女は迷宮へと向かった。迷宮に入る直前、少女を案内してきた人に、”私がここに入ってしばらくした後、この糸がほどけて緩んでいたら誰か人を迷宮へ入れてください。ミノタウロスはいなくなっているでしょう。”そう言って少女は入り口の脇にある柱に手に持った糸を結びつけた。それは強く引っ張るとほどけるようになっていた。武器らしいものは何も持たず、ただ大きな布だけを抱えて少女はなかに入っていった。誰も彼女が無事に戻ってくるとは思わなかった。迷宮の奥へ奥へと歩きながら、少女は手に持った糸を伸ばしていく。この糸のおかげで、行き止まりになっても、間違った場所まで戻ることができた。少女がミノタウロスに出会ってしまったら一貫の終わりだ。時々、曲がり角にくると、少女は聞き耳を立てて何か動くものがないか確かめる。順調に最新部まで到達しようかとした時、ついに怪物に出会ってしまった。その姿はとても大きく恐ろしい。頭は大きな角が二本、横に競り出しており、頭髪と一体になった毛が上半身を覆っている。目は小さく血走っており、右手には巨大なこん棒を握りしめていた。左手には人の首をぶら下げている。少女の姿を見つけると、ミノタウロスは奇怪な叫び声をあげて突進してきた。その様子を見て少女はくるりと向きを変え、一番近い曲がり角を急いで曲がった。ミノタウロスがすぐに角を曲がると、少女の姿は何処にも見えない。怪物は恐ろしい声をあげながら道を一目散に走っていった。怪物の姿が見えなくなると、壁際の岩と思われた塊が崩れて、中から少女の姿が現れた。彼女は布を被って岩に化けていたのだ。少女があまりに怪物よりも小さく、怪物の知能も低いために見過ごしてしまったと言うわけだ。このようにして少女は何度か危機を乗り越え、精霊界へと続くゲートの前までたどり着くことができた。そこで少女は糸を強く引き、手応えが無くなったのを確認すると大声をあげて叫んだ。”私はここにいるわ!! さあ、来なさい化け物!!”しばらくすると、地響きをとどろかせてミノタウロスが現れた。血走った眼差しを少女に向けると咆哮をあげつつ肉薄する。少女はミノタウロスの勢いに押されるかのようにゲートへ飛び込む。ミノタウロスも同じように飛び込んだ。二人が入ると同時に、ゲートの光が徐々に弱まり、やがて光が消えた。ゲートのあったところには何も無くなった広場が広がっているだけだった。糸がほどけていたのを見た見張りがその事を王に報告すると、王はすぐに人を迷宮へと向かわせた。死を待つばかりの罪人が中に入れられ、無事に糸の先を見つけてきたら無罪放免にしてやるとの約束で入ったのだ。罪人が無事に糸を全部見つけたことで、ミノタウロスがいなくなったのが証明されたが、少女の姿は迷宮のどこを探しても見つけることはできなかった。人間界の話はこれで終わりなのだが、ミノタウロスと言う生物がなぜ産まれたのかを説明しよう。やつらは人間と別の生物の精が混ざってできたと言うのは本当だが、それはこちらの世界での話ではない。人間界と密接な繋がりのある精霊界で、動物や人間、様々な生物が死んだあとにエネルギーの一部が流れ込む場所があるのだ。わらわも詳しくは知らんが、何かの理由でエネルギーが集まって澱んでいるところがあるのだ。その中に死にかけている精霊や、生まれたての精霊が入ると、強くエネルギーの影響を受けて変化してしまう。それによって様々な異生物が誕生した。ミノタウロスはその一種だ。********************************なかなか興味深い話だ。ところで異世界へのゲートって作れるのか?もちろん可能だぞ。主の中にあるマナをごっそりと消費すればなwつまり、生命力を犠牲にすればってことだよな。じゃあ、止めておこう。
2016.08.18
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昨日、用事があって新宿に行きました。用を済ませて帰ろうとして、地下鉄の駅前に来たとき、路上で占いをしてる人を発見。いつもなら無視して帰るんですが、ちょっと気になって戻っていきました。何が気になったのかと言うと、”霊視、オーラ視できます”これですな。看板をじっと観てると、今ならすぐに視られますよと促されて座りました。相手は20代とおぼしき若い女の子です。なにか悩みはありますかと聞かれて、”なんにもないです”と答えると、相手も警戒しますよね。一応、理由を説明し、オーラを見て欲しいと言いました。早速お願いすると、見える色などを紙に書きます。それ以外にタロットを使うと言うのですけど、これが雑誌の付録風なんですよ、しかもキティちゃんですしwでも中身はタロットじゃなくて、五行を見るためのカードなんです。ささっとカードを切って3枚引いてと言われました。さらにカードを追加して見ていくと、金星だけがありません。火星が2枚でてるんですよね。おかしいおかしいと言いつつ、雑誌を見ながら調べていきます。思いっきり未熟w火星が二枚出てると言うことは、火剋金ですので。そりゃ金星は出ないだろうと思っていましたが口には出さず。金が出ないって事は金生水も生きてこず。よっぽど私の方が観られますwwwまあ、占いはどうでもよかったんですよ。オーラを見るのにどうやってるのか知りたかっただけ。彼女のロウセルフが、私のロウセルフを通じて情報を読み取り、それを色として認識してるだけの話なんですよね。それが分かっただけでも収穫でした。占い料金、10分で1000円でした。興味のある方は教えますのでご連絡ください。
2016.08.09
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テーマを決めずに書けるって楽ですね~wさて。フナと仙道をベースに話をするってのは変わりません。それを応用して何をするかということなのですから。その前にもっと基本的なことも書こうと思います。フナも仙道も呼吸を重要視します。生命力を重視してる以上、肉体維持に欠かせないガス交換は必須ですので。ただ、呼吸法は効果のある人、無い人がいます。これは昔からなんですけど、呼吸をしっかりと行っているはずなのに、気の発生が弱い人がいるのです。マナも同じで、呼吸をしっかりと行ってるはずなのに発生が弱い。で、少し考えてみました。実はリンパドレナージュを最近やっておりまして。中年になると代謝が悪くなるので、リンパの流れが滞りがちです。そこで解剖学の知識も利用しつつ、自分でできる解消法を探していてリンパにたどり着きました。このとき、内臓のリンパを流すって方法があるのですが。とても簡単、親指を立てて内臓をえぐるように動かすwこれがめちゃくちゃ痛い・・・。要するに、内臓に疲労が蓄積して疲れちゃってるんですね。肩凝りなんかと同じなんです。こうなると気の発生どころじゃなくなります。呼吸をやっても気の発生が悪い人は内臓に問題がある可能性があります。別に病気って訳じゃないんですが、働きが弱ってるということです。これの解消はなかなか面倒なんですが、簡単な方法はあります。さっきのリンパドレナージュで内臓を指でごりごりと押すんです。突き立ててはいけません。筋肉の上からえぐるように動かします。最初はとても痛いです。ただ、何度も動かしているとだんだん痛みは消えてきます。すると不思議、体調も回復しますし、血流も良くなる。何日も続けてるとダイエットにもなるんです。呼吸も楽に行えるようになってきますから、ぜひやってみてください。血流は誰でも重要視しますが、リンパの働きや内臓の状態まで素人が知るのは難しい部分があります。ですがこの方法なら、日頃からチェックする事が可能になります。痛かったら悪いってことですから。じっとりと汗ばむくらいやってもらうとむくみも消えていきますし、二日酔いの解消にも使えると言う何とも便利な技です。日頃、運動不足を気にしてる方でも簡単にできますから、日課としてみてください。
2016.08.08
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しばらくブログを放置してたので書き方も忘れておりましたwここ2年ほど、ずっとフナの研究に没頭していました。それなりに収穫もあったし、研究や実験は今後も続けます。ですが、ブログでの情報提供は一旦終了します。基本的なデータに関しては研究会のサイトですべて公開していますし、私にも分からないこともあります。それを追求しつつ、データを披露するのはかなり疲れるので。今後は本来のブログの形態に戻し、時々フナの事も書くようにします。私がベースとしてるのは仙道です。それから派生して魔術的な使い方もするし、精霊魔法も使っています。精霊とバカな話もしていますし、時には無生物とのコンタクトも行います。それらは私の人生になにかの影響を与えてるのかもしれませんし、なにも無いのかもしれない。それはともかく、とても興味深い世界でもありますし、暇潰しには最高の世界です。今はVRが流行っていますけど、瞑想をすれば同じことができます。しかも瞑想であればどんな世界にも入っていけます。過去の世界に戻ることもできますし、未来に行くこともできます。地球の裏側にある異次元にも行けます。精霊の世界は当然のように行き来ができます。3次元の世界では精霊は現実化し難いですが、彼らの世界では現実となります。ロウセルフとのコンタクトが自在にできるようになれば、瞑想も睡眠も自由にできます。しかもほとんど修行らしいことをしなくてもです。生命力を一時的に高めて魔法の効果を強くすることもできますし、病気治療や運命転換もできます。私の人生におけるおもちゃが増えたって感じですね。これらを楽しんでみて、その結果を披露して行くことにしましょう。
2016.08.06
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ちょっと放置ぎみでしたw普段もロウセルフとの対話をやっていますし、マナを使っての実験もしています。ただ、自分にとっては20年以上前に確認したことの焼き直しに過ぎず。その理論的背景が明らかになったので、ためしにやってるだけなんです。新しい発見がないわけではありません。ちょっと面白いのは、子供に対するロウセルフの働きかけです。仕事上、どうしても小児を治療する事が多いのですが。やはり言うことを聴かない子供も多いわけですね。年齢から言うと8才くらいまでは自己制御が不安定なので、泣いたり拒否する事も良くあります。そういうとき、私が子供に触れると、けっこう大人しくなることがあるのです。簡単な話なのですが、私のロウセルフが子供のロウセルフと接触することで制御しているのです。全員に効果があるわけではありませんが、確率的には高い方だと思います。あとは以前にも書きましたが記憶と睡眠ですね。どうしても覚えなくてはいけないようなものはロウセルフの協力を得ると簡単にできます。睡眠はもっと簡単。この暑い時期でも、クーラー無しで熟睡できますよ。体内温度を下げてもらい、すぐに寝ようとジョージに言うだけ。ほぼ寝落ちに近いくらいに寝られます。逆に起きておこうと思ったらいくらでも起きられますね。当然ですが、体力は減ります。ですので、無理をさせることはできません。あくまで副次的な使い方だと思ってください。影物質を使ったマナのコントロールなども改めて練習していますが、これは文章で書くのがとても難しいです。教えれば多分すぐに理解できるのですけど、文字で理解するのは困難なのです。なにしろ感覚の問題ですからね。手のひらから出ている影、アカ物質をどんな風にイメージするのが良いのか、それを制御する場合のロウセルフへの命令は・・・、などです。こう言うのは仙道や気功のセミナーでもさんざんやりました。まあ、練習とイメージだけですぐに効果が出てくれるのがフナの良いところですね。
2016.08.04
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