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横やりを入れてきたのは・・・父。この人は、人と深く付き合ったことがないので、事を荒立てないことが”人とうまく付き合っていること”と思い込んでいる。だから、次女のことで弁護士のところに相談に行ってると言うと、最初は 「それは原因を調べないとな」 と、珍しくアグレッシブな発言をしていたのだが、翌日になって電話をかけてきて 「弁護士なんかに言わなくても、直接その講師の先生と話し合うべきだよ」 と言って来た。 話が通じる相手なら、とっくにそうしてるわ!! と、ここ(←喉元)まで出かかったが、とにかく自分の体裁を気にするあまり、”子供を守る”という発想がない父に何を言ってもまさに”通じない”ので、「ふ~ん」と言っておいた。次女の親がこの父でなくて良かった。じゃあ、この父に育てられた私って・・・よくここまで生きて来られたな~。
2017年03月31日

作曲者の川崎祥悦は、母校中学の校歌の作曲者でもあります。自然に対する感性がとても豊かで、その曲調に圧倒されます。 40年前、当時新設校だった母校の校歌が出来上がったとき「校歌発表会」が開かれ、川崎先生がお越しになって指揮をしてくださったことを懐かしく思い出します。 『山のいぶき』
2017年03月30日

ここ数年、神経性胃炎で漢方薬を飲み続けてきましたが、これを飲んだ瞬間、痛みが引くのを実感し 「これは効く!!」 と確信しました。飲み始めて1か月ほど経ちましたが、胃痛もなくなり、心地良い空腹感も戻りつつあります。 ドクター酵素原液
2017年03月28日

毎年恒例になった、春のスキーキャンプに参加する三女(中2)。このキャンプは、三女が移植手術を受けた病院の、移植外科チームのドクターの発案で、3年前から始まった。集合時間が早朝なので、これまた恒例になったホテル前泊のため、二泊三日の荷物を詰め込んだ特大スポーツバッグをたすき掛けにした三女と新宿へ。このホテルは、11年前に三女が手術を受けてから、外来や検査入院の度に宿泊していたおかげで、いつのまにやら"Executive Royal会員"になったよそのため、今回はチェックアウトが「15時」という特典付き。 チェックインしたのは夕方。ホテル内のビュッフェの予約時間まで、部屋でゴロゴロ過ごす・・・といきたいところだが、三女はスキーバスの中でやる余興の準備に余念がない。私は、テレビを横目で見ながら、家から持ってきたパソコンを開いてネットサーフィン(家にいるのと変わらない)それでもまだ夕食までに時間があったので、これまた家から持ってきた『中2英語をひとつひとつわかりやすく。』を三女とやる。 家事から解放され、夕食が準備され、すぐ横になれるベッドがある。こんな生活が毎日では飽きてしまうだろうけど、眼下に見える車の往来をボケ~ッと眺めている時間もいとをかし。 京王プラザホテル ホテルに住みたい(1)
2017年03月27日

そもそも契約不履行の張本人に対して、何を言えというのか。しかも、この講師はすでにこちらにメールで謝罪してきたのだから、その後の初顔合わせになったこの機会では、まずは改めて次女に口頭で謝罪があってしかるべきだろう。しかし、担任から促された次女は仕方なく口を開くこととなり 「レッスンの日程をなかなか組んでもらえなくて断ってしまいましたが、これからも部活を続けるかわかりませんが、そのときはよろしくお願いします・・・」 と言ったそうな。(なんと健気な)それに対して講師は 「音楽や芸能の仕事では、急に仕事が入ることがあるから臨機応変に対応してもらいたかった」 とのたまった。(らしい) だったらレッスンなんか引き受けるなーーーーー!! そもそも「受験するならレッスンしてあげる」と言ってきたのはそっちだろう。それなのに「他の仕事が入っちゃったからレッスンできなくなったけど、そういうのは仕方ないんだから私の仕事に合わせてね」って、一体どこの星の話!?密室で行われている部活では、とんだ勘違いをしたまま生徒を指導している人がいるというのもまた現実です。 『先生や先輩が怖くて辛い思いをしているみなさまへ』
2017年03月24日

長女が高校(女子高)の合唱祭で歌ったときの印象が強いので、私の頭の中では「女声三部」がオリジナルですが、混声もいいですね。 「ひとつの朝」平松混声合唱団
2017年03月24日

”弁護士”という文字に慌てふためいたのだと思うが、担任の姿勢は終始受け身だった。しかし、「これからも指導を仰ぐ以上、次回、講師が指導に来る日には、とりあえず話をしなければならないだろう」というのが担任の言い分だった。ちょっと待ってくれ!話も何も、レッスンを引き受けておきながら日程の調整もしてもらえず、挙句に「お嬢さんんの意思なら(レッスンを辞めるのは)仕方がない」という、責任転嫁も甚だしい講師に対して何を言えと言うのか。それでも、担任は「このままというわけにはいきませんから・・・」というので、 「でしたら、その話し合いに立ち会ってください。こちらが先に謝罪する理由はないと考えているので、その点はご理解ください」 と言って、担任との話は終わった。 それから1か月ほど経って、講師が指導に来る日になった。話し合いが終わって帰宅した娘に、そのときの様子を聞くと、担任はまず娘に「では、先に自分の気持ちを伝えなさい」と切り出したそうだ。結局、担任は何も理解していないことがわかった。
2017年03月23日

最寄り駅の改札にある小さなコンビニに、「スタッフ急募」という張り紙あったので近づいて見てみると、勤務時間が「22時~24時」と書いてあった。なるほど、この時間の求人は難しいだろう。しかし、我が家はここまで歩いて1分。この時間だけやるというのも面白いだろうな。娘たちがいいと言ったらやってみようか。ふと、そんなことを考えた自分にちょっとびっくりした。「適正」は年齢や経験とともに変化するものなのかもしれない。高校生の頃、ファミレスのホールのバイトをしていたときは、キッチンの仕事なんてまったく興味がなかったが、今となっては、山のように積み上がった皿を片っ端から洗いまくりたい衝動に駆られることがある。高校生の頃、「将来は保母さんになりたい」という友人のことが理解できなかったが、子供を産んでみたら面白すぎて、勢い余って保育士の資格を取ってしまった。若い頃には考えられなかった仕事の可能性に気づくことは、新しい自分に出会ったようで面白い。
2017年03月22日

整理整頓に余念のない三女は、いつものようにご機嫌な独り言を言いながらの作業なのだが、隣りで聞いているほうは実のところ心中穏やかではない。そこで、三女をリビングに呼ぶ。 「あのさ、独り言のことなんだけど・・・」 三女自身も、身に覚えというか、やめられるならやめたいと思っているようで、スッと表情が硬くなる。 「これから受験もあるし、一人でぶつぶつ言ってると、高校の面接のときとかにそのクセが出たりしたらマズイでしょ・・・」 スライドドアの横に立っている三女の目に、涙がにじんでくるのが見える。 「これから、独り言を言ってたら声をかけるから、すぐやめる練習しよう」 無言でうなずくと、再び机の片づけを始めた。しかし、もう独り言は聞こえてこない。三女にとってはストレスのはけ口だったかもしれない独り言を、無理矢理やめさせることによって、別の問題が起きやしないだろうか。結果が出るのはいつの日だろう。
2017年03月20日

【意味】曲がった角を真っすぐに直そうとして、牛を殺してしまうこと。(→小さな欠点を直そうとして、結果、全体をダメにしてしまうこと) なぜ、そんな言葉が浮かんだかというと、それは三女(中2)の”独り言問題”。先天性のものなのか、それとも生後2か月から入退院を繰り返した環境やストレスのせいかわからないが、しゃべり始めたのは5歳頃で、年相応の会話ができるようになったのは小学校を卒業する頃だった。その反動なのか、中学に入ったらぺらぺらとよく喋るようになった。学校のことも話してくれるが、テレビを観ていても、ゲームをやっていても、お風呂に入っても、いわゆる”心の声”までもが音声化されてしまっている(笑)そんな三女を見て、学校の養護教諭は 「毎年、何人かはそういうお子さんいるんですよ。今年は一クラスに一人いて、1組は〇〇ちゃん、2組は△△さんみたいな(笑)」 そんなもんか・・・気にすることでもないのかな(いや、あるだろ!)。そう思い続けて2年が経ってしまった。相変わらず”心の声”を発信し続ける三女に、周りの友達も慣れてしまったのか、いじめの対象になる様子もなく過ごしてきた。(みんな有難うーーー!!)しかし、来年の高校受験にあたって、これから学校見学や個別相談に臨む機会が出てくる。そんな場所でつい”心の声”を披露してしまっては、心証としてはあまりよろしくない。そこで、新学期に向けてせっせと机を整理している三女に提案してみることにした。 (つづく)
2017年03月19日
なんだか”昭和”な感じの歌い出しですが、最後まで聴いてもらうとちょっと印象が変わるかも。 『樹氷の街』 調布市立神代中学校
2017年03月19日

これまでブログランキングに参加してみようか迷ったことはあったけど、”それでどうなるわけでもないし・・・”と思っていた。実は、最大の挫折はバナーの貼り方がよくわからなかったことだったんだけど、再度挑戦してみてやっと達成。 ちょっとデカすぎか?
2017年03月19日

何年か前に友人から、『「普通がいい」という病』という本を紹介してもらって読んだのが始まりだった。最近、それから何冊も新刊が出ていたことに気づき、さっそく購入。その中にはkindleでしか読めないもの(『仕事なんか生きがいにするな』)があったので、今まで敬遠していた電子書籍も挑戦してみたら、意外に読みやすくて新境地を見つけた感じ。(ページの端を折れないのが玉にキズ)これらの本を読むと、これまでの「うつ」や「〇〇依存症」についての理解やアプローチがいかに間違っていたのかがわかる。わかると同時に、間違った対応で病状を悪化させてしまった人がいると思うと、医療とは諸刃の剣だなと痛感する。結局は、自分を傷つけるのも守るのも自分しかないという、身も蓋もない結論に達するのだが、解決の糸口をどこに求めるかで、結果は違ったものになるというのが泉谷先生の本を読んで実感するところだ。あやゆることに関して、相談する相手を間違うととんでもないことになる。 泉谷クリニック <a xhref="//blog.with2.net/link/?1902552"><img title="人気ブログランキング" xsrc="https://blog.with2.net/user-banner/?id=1902552&seq=1"></a>
2017年03月17日

弁護士事務所に着いてから2時間半が経過しようというころ、ようやく顧問に渡す手紙の内容が完成した。要約すると「下書きの件は、弁護士と相談中につき保留にしてほしい」という内容だが、三行半(この場合”さんぎょうはん”)ほどの文章に、これほど推敲を重ねるとはさすが弁護士。話が始まったときに事務員のおねいさんが持って来てくれたお茶もすっかり冷めてしまったが、暖房がよく効いた部屋での格闘だったのでむしろ美味しくいただいた。弁護士の相談料は「1時間5400円(税込)」となっていたので、”2時間半も経っちゃったから、え~っと5400×2.5で・・・”と頭の中で計算していたら「じゃあ、5400円で」と言ってくれた。離婚調停のときに大金を払った甲斐があったよ(笑)外に出ると街はすっかり夜になっていて、あくびを噛み殺していた次女は、夜風にあたると急に元気になった。弁護士事務所を出てから数メートル歩いたところで、次女が「え~っと・・・」と前置きをして「普通の家にも弁護士っているの?」と聞いてきた。ああ・・・そこね!疑問に思うよね!「あのね、ウチの場合は離婚のときに調停をしないといけなかったから、お母さんが弁護士を探したんだよ。それがなければ弁護士に知り合いはできなかったかもね。」”ふ~ん”と言ったかは聞こえなかったが、その話はそこで終わった。翌日。弁護士と完成させた文章をPCで打ち、淡いブルーの便せんにプリントアウトしたあと、茶封筒に入れて封をし、学校まで車を走らせた。事務局に着いて手紙を差し出すと、「本日、顧問の先生は出向なので、渡すのは明日でもいいですか?」と言われたので了承。これでとりあえず次女に圧力がかかるのは避けられるはずだし、納得できない面は多々あるけどこのままうやむやに終わってもいいかな・・・と思いながら翌朝を迎えた。すると、学校からの着信。 「お母さん、会ってお話ししたいので学校へ来ていただけますか!?」 言って来たのはなんと担任だった
2017年03月16日
自分の親が、愛情深い人ではなかったということはどうやらわかった。それに対して、子供としての寂しさや怒りも感じるし、人として軽蔑することもあった。しかし、親がそういう親にしかなりえなかった原因には、親なりの事情があったからだろう。それを受け入れることが、”親を超える”ということなのかもしれない。
2017年03月14日
意外に思う人もいるかもしれませんが。 「親より早く死ぬなんて親不孝だね」 この言葉です。我が息子の場合、信号無視の車にはねられた不慮の事故で、親としては死なれただけでもショックなのに、その息子を悪者扱いされたようなこの言葉は、傷口に塩を塗られるような気持ちになりました。「親不孝」という言葉を使っていいのは、親が自分の子に 「この親不孝者ーーー!!」 と言う場合と、子が親に 「先立つ不孝をお許しください」 の2パターンのみです。 「じゃあ、非行を繰り返す知人の息子(娘)に、”きみは親不孝だな!”と言うのもだめなの?」 非行の原因が親の可能性も十分あるので、第三者はゆめゆめその言葉を口にしないのが賢明です。
2017年03月11日
明日は、大勢の方が亡くなった日です。 我が息子が死んだのは20年前の8月12日だったので、あの航空機墜落事故で亡くなった方たちの仲間入りをしました。 息子が交通事故に遭って、ほぼ即死だったことがわかった瞬間「人間が生きている中で、こんな悲しいことが起きていいのか!」と思いました。 でも、それは、同じ体験をした遺族の数だけ起きていたということを、遅まきながら気づかされた瞬間でもありました。 それと同時に、こんなにあっけなく人生が終わることがあるというのに、そもそも生きてるって何の意味があるんだろうと思いました。 あれ?ちょっと待てよ・・・この疑問、小学4年生のときに母親に訊いてみた記憶があります。 台所でぬか床をかき混ぜる母の背中に向かって「なんで生きてるの?」と尋ねたところ、母は振り返りもせず「そんなこと考えるなんて愚の骨頂だ!」と返り討ちのような一言を放ちました。 確かにヤブから棒の質問だったので、母もギョッとしたに違いありませんが、あまりに意外な反応だったため「え?」と聞き返してしまったほどでした。 そしてわりと冷静に、”なん~だ、大人もわからないのか”と思いました。 そのモヤモヤを頭の奥の隅っこに押しやったまま、いつしか自分も”大人”になり、32歳の時に息子の死に直面した直後から再びこの問いに向かい合っていたある日、ひとつの文章が前頭葉の電光掲示板に映し出されました。 人は、人のために生きている 自分の幸せだけを願っているから、その幸せが手に入らなかったときに人は失望する。 それなら、無限とも言えるほど存在する他人の幸せのために生きれば、永遠に幸せを感じて生きていける! 「これが子どもの頃から求めてきた、究極の答えだ!!」 と、車の運転中だった私は、思わずハンドルを強く握りしめるほどの興奮を覚えたのですが、このあとさらなる自問自答が20年も続くとは、その時は思いもよりませんでした。 (つづく)
2017年03月10日
自分を人にレンタルするとき、まず考えなければいけないのは”何を提供するか”だ。これといって特技もないけど、人が直面している問題に容赦ないツッコミを入れるのは、結構得意かもしれない。(悪魔か!!)それを受け入れるかどうかはその人次第だし、”変わりたくない”という人を変わらせてあげることはできないので、私の一方的なダメ出しを聞いた上で、その後をどいうするか考えてもらえばいい。心理カウセンラーでもなければ臨床心理士でもないので、依存される危険は少ないと思うけど、レンタルはお1人様1回限り。
2017年03月09日
自分が”ここに、ただ、在る”ということのみで安心感を得られるために生きているのではなかろうかそこへ到達する道筋は、人の数だけあるハウツー本には書かれていない自分の「経験」の中でなされた「思考」を重ねることでしか、そこへ近づく手段はないしかしながら、到達する瞬間は「思考」の量によってではなく、質によって、ワープ的に一気に訪れることもある最も良質な「思考」は、これまでの価値観を「疑う」こと何を真っ先に疑うべきかと言うと ”親の人生観” ただし、 「親の言うことなんか信じなくていい」 という親の意見はその限りではない
2017年03月08日
自分の人生に与えられたものが、すべて宇宙からの恩寵だということに気づくために試練がある。 そして味わった絶望が深ければ深いほど、恩寵の大きさに圧倒される瞬間が訪れようとは、試練の只中にいる時には気づきようもない。 ではどうしたらいいかというと、絶望に見舞われたらまずはこれまで信じて疑わなかった価値観を手放すチャンスだと考える。 同じ価値観のまま嵐の過ぎるのを待つだけの対応しかしないと、また試練が来ても同じ対応しかできないからだ。 試練を「単なる経験」に終わらせるか「貴重な体験」に昇華させるかで、その後の人間味の厚さに大きな差が生まれる。 つまり「未熟なまま」となるか「成熟にすすむ」かは、その試練から逃げるか立ち向かうかの違いに他ならない。 その違いとは、一言で言えば「勇気を出すか出さないか」だ。 勇気を出したことのない人は、自覚のあるなしにかかわらず、いつまでたっても自分の無力感という得体の知れない不安と生き続けることになる。 百歩譲って、不安感だけなら目をつぶったまま生きていれば済むことだが、そういう生き方の人には、どういうわけかその弱点を突いてくる問題が次々湧いて起こる。 まさに今、そんな状況にあって”ああ、もう絶望だ”と感じていたら・・・。 一行目に戻ってください。
2017年03月06日

朱肉。 4月から三女が中3、次女が高3とW受験の年になります。3年前、次女が中3になったとき、担任教師から 「学校への提出物に押印するときも、シャチ〇タのハンコを押さないようにして、普段から受験に向けての準備をしてください。」 という通達があり、さっそく朱肉を新しくしたことを思い出します。
2017年03月04日
地球誕生を生命の誕生の時と考えれば、今、自分がこの世にいるということは、46億年前から一度もDNAが途切れずに受け継がれてきたということだ。しかも、その遺伝子情報の中には、何百万人もの直系の祖先の経験や思考が詰まっているはず。今、このような容姿でいることの意味、また、どんなことで悩み、何を求めているのか。それを解明することこそ、自分に受け継がれたDNAの悲願なのかもしれない。 今、不運に見舞われたり、病を得たり、人間関係で悩んでいることも、その解決方法を見つけることが、それを体験できずにこの世を去った祖先の悲願ではなかろうか。そう考えれば、今の自分を否定するというのは祖先全員を否定することになる。自分が生まれながらに持っているスペックは、紛れもなくDNAに組み込まれていたものだろう。それに感謝せずにいられるだろうか。
2017年03月03日

昭和ひとケタ生まれの父の口癖は「働かざる者食うべからず」。 実を言うと私はこの言葉が大嫌いだ。 これほど人の罪悪感を煽り、恫喝にも近い言葉はないと思っている。 何よりこの言葉は、発した人自身が感じている不安や葛藤を、利害関係もない人にぶつけて正当化しようとしているからだ。 父の常套句は次のとおり。 「裕福な家を飛び出してきた(離婚した)のはお前の責任なんだから、これから働かないわけにはいかないだろう」 「遊ぶ金くらい自分で稼いがないとダメ!」 さて、ここで問題です。 父は私のことをどう思っているでしょうか? 「俺には貯えがなくて、何かあっても助けてやれないから、今のうちにから将来に備えておけよ」 でしょうか? 残念ながらそうではありません。 なぜなら、父には余るほどの年金と貯金があるからです。 では、なぜそんなことを言うのかというと、その本音は ”俺は何十年も身を粉にして働いてきたのに、お前はまだ50代のくせに仕事もせずに家でのんびり暮らしているなんてずるい!」 です。 しかし、父はそれに気づいていないので、”反論の余地がない”はずの名言を持ち出して、自分の不都合な本音と向き合うことを避けているのです。 そんな父の心理の奥に隠されていた強迫観念が、いつどのように生まれたのか、この本は教えてくれました。 何百年も続いてきた”働いてこそ人としての価値がある”という強迫観念の連鎖を断ち切るのは、”勇気ある不肖の娘(息子)”なのかもしれないと思う不肖の娘です。
2017年03月02日
これまでのいきさつを箇条書きにしてプリントアウトし、娘同伴でいざ弁護士事務所へ。アラフォー独身弁護士に会うのは離婚調停以来・・・と言いたいところだが、昨年バッタリ街中で再会している(笑)。面談室にて、A4用紙3枚分からなる経緯をふんふんと読んだ弁護士は 「う~ん、これは契約不履行というか、債務不履行ですね」 こういうときにも”債務”を使うんだと関係ないことを思いつつ、公平な第三者が見てもそう思うなら、私の感覚はとりあえず法律上は間違ってないということでひとまず安心。しかし今、私が問題視しているのは、顧問の言う「あなたからも講師に直接気持ちを伝えないと」という部分。 しかも、顧問は娘に 「講師が来たら、最初に” 少しお時間いただいてよろしいでしょうか?”と聞いて、自分の気持ちを伝えた後、最後は”よろしくお願いします”と言うのよ」 と指導たらしい。なんじゃそりゃ?一体、娘に何を言わせようとしているのか。契約不履行の相手に対して 「レッスンをしてくだると言っていただいたのに、こちらからお断りしてすみません」 とでも言わせたいのか。それとも 「レッスンをしてくださると言ったのに全然してもらえなくて、先生への信頼もやる気も失せました」 と言っていいのか!だとしたら、最後の”よろしくお願いします”はどういう意味なんだ!? さらに顧問は娘に 「講師に伝えることを下書きして持って来て」 と言ったというので、まずはそれを阻止する。親も子も納得してないことを、相手が先生だからといって盲従はできないからだ。そこで、顧問宛てに手紙を書くことにしたのだが、二行足らずの文章に30分以上も推敲を重ねる弁護士と私。隣りに座っていた娘は、眼鏡の奥の子パンダのような目に涙を溜めならがあくびを噛み殺していた。 (つづく)
2017年03月01日
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