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ときどき、仕事の部屋をきれいに片付ける。 掃除機で入念にチリを吸い取り、 資料類が混沌を演出している机の上を整理し、 パソコンを乗せた机の上のメモ類や、DM類も捨て、 乾いた雑巾でホコリを拭き取る。 本棚の本も整え、 抜きとった本を隙間に戻す。 床の一隅は本、雑誌類で、 ひしゃげたピラミッドのようになっている。 週刊誌、月刊誌、単行本、文庫本毎の高層棟にする。 さて、スッキリしたぞ、 パソコンに向かう。 いつもはシャットダウンしても、 蓋は閉じないままなのに、 ピタッと閉じられ、 表面はピカピカ輝いている。 蓋を開け起動、 でも、何だか微かに落ち着かない。 変換ミスを見逃している。 ちょっと落ち着きの度合いが高くなっている。 仕事部屋が片付きすぎているせいではないか、 と思いあたり、 床の文庫の高層棟を爪先で突いて崩した。 うん、外の世界と不調和な関係に陥っていた心が、 少し調和してきた。 仕事が少し捗り始める。 資料に必要になって、 床の単行本の高層棟の低い部位の本を抜き取る。 その高層棟はザザーッと崩れ、 週刊誌、月刊誌の棟も傾く。 2時間も経つと資料置き場の机も、 パソコン机もいつものように散らかっていました。 原稿の捗りは快調でした。 仕事部屋が自然にほどほどに散らかっていると、 心は逆に整理されて落ち着くのです。 見事に整理整頓された空間では、 心は調和を乱すのです。 水清ければ魚棲まず。 ただ言うまでもありませんが、 散らかし放題で臭くて不潔な有り様だと、 心は荒廃します。 過ぎたるは及ばざるが如しです。
2015.05.29
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「イスラム国」は処刑などの過激な動画をネット配信し、 世界中から若者を集めて戦闘員などに仕立てている。 安部首相の中東歴訪時の発言の言葉尻を巧みに捉え、 拘束中の日本人の画像を流し、 身代金の要求をしながら、 一方でその一連のリアルタイムの配信を、 「イスラム国」宣伝の一大イベントにしている。 「イスラム国」に対する恐怖を植えつけるとともに、 閉塞した状況の中でやり場のない不満と焦燥感に駆られた、 全世界の若いイスラム青年に強烈なアピールを行っている。 「イスラム国」に対しては、 イスラム諸国からかなりの寄付金が流れ込むという。 恐怖効果もあるだろう。 イスラム圏の現状に不満を抱いて、 打破の突破口になってほしいという期待もあるだろう。 15歳少年は親から多額の小遣いを貰っていなかった。 それなのに、 1台約15万円のドローンを飛ばし、 遠距離の移動を行っている。 それを可能にしたのは、 人目を引きそうな動画を複数の動画共有サイトに投稿し、 自身のウェブサイトに口座番号を公開して寄付を募ったことにある。 少年が使っていた動画共有サイトの1つは、 配信元が気に入ってくれた視聴者から、 仮想通貨を受け取れる仕組みがある。 仮想通貨はギフト券に交換して使える。 少年はそのサイトでは有力な配信元の1人だったという。 つまり、少年は配信業者だったのである。 逮捕のきっかけとなったドローン事件では、 三社祭でドローンを飛ばすことをほのめかした動画を投稿した。 ネットで何かを予告し世界の耳目を集めるのは、 「イスラム国」の得意技である。 少年の動画投稿により、 三社祭主催者は右往左往状態になり、 メディアも騒ぎ警察も乗り出した。 少年は警察官とのやりとりをリアルタイムで動画配信した。 「イスラム国」が敵対する国や、組織とのやりとりを、 自分たちの都合いい手口で、 全世界へ向けてネット配信するやり方とよく似ている。 もっとも、「イスラム国」に学ばなくても、 今の若者はバイト先でのイタズラをツイッターで配信し、 騒ぎを起こす術を知っている。 15歳少年はそういう手法をもっと劇的に展開し、 課金させるビジネスモデルを編み出した、 歪んだ起業家なのかもしれない。 更生して将来、世の中の役に立つネット活用法を編み出してほしい、 と期待しておこう。
2015.05.27
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外へ出て話しかけられたい。 自分じゃ話しかけられないから、 そういう願望ってある。 でも、何て答えようか、 って考えると、 面倒くさいなあ、になる。 この近くにコンビニありますか、 って訊かれれば、 すぐ答えると思う。 こんな人と恋をしたいなあ、 というような、 そんな人に、 つきあつて下さい、 なんて話しかけられたら、 何にも答えられなくって、 ブルブル体を震わしちゃう、 嬉しくて歓喜して舞い上がってね。 その人は驚いて離れていく。 ああ、だから、話しかけられると、 面倒・鬱陶しい・怖い。 不思議だ。 親は部屋にこもってると安心するの。 もう普通に学校に行ってくれ、 ってのがホンネなのにね。 部屋にいると安心できる、 と僕が思っているとでも、 思い込んでいるのかなあ。 部屋の半分は闇だもの。 ドアのあるこっち半分は明るい。 そのこっち半分が、 ときにトワイライト・ゾーンになる。 すると、向こうの闇の中へ入ってみたい、 という願望が起きる。 おいでおいでって言ってるの。 でも、行けない。 行ったら戻ってこられなくなりそうで、 勇気なくってただ怖い。 勇気出して行ってみて闇を突き抜けたら、 引きこもる前に僕がいた世界だった、 なんて恐ろしすぎるよ。 こういう状況でもね、 こうして部屋にいて安心されても、 って親に反発感じて、 そっと外出したことがある。 公園の方から、 野球やってる子どもたちの声が届いた。 小学校のときリトルリーグにいてね、 引っ張る強打者だった。 何か懐かしくて、 みんな留守していたから抜けだして見にいった。 ただの練習をやってただけだけど、 木の陰から見ていたの。 球が転がってきて、 それを追って外野手が追ってきて、 あっヤバイと思って逃げようとしたら、 捕ってよ、って言われて、 反射的に体が前へ出て、 捕ってやった。 少し前向きになってきたのかなあ。 いいような嫌なような。
2015.05.25
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別に日本国の国技でなくていいんじゃないの。 地球儀、いや地球技でいいかなあ。 グローバルな時代に国技だなんて閉塞していちゃ駄目だろ。 地球の津津浦浦でみんなが相撲取ったら楽しいじゃないの。 発祥地は日本。 いやモンゴルから待ったがかかるかな、 我が民族は有史以来、 大草原で相撲を取ってきた、と。 そう言えば、野見宿禰の時代の相撲は、 土俵がなかったんだっけ。 ところで、 モンゴル大相撲 日本場所 夏編、 改めて番付を見ると、 小結以上にモンゴル出身者が5人もいる。 横綱に限れば3横綱のすべてがモンゴル出身だもの。 モンゴル大相撲でおかしくないない。 鶴竜は休場で、 白鳳と日馬富士はきれいに11勝4敗で揃い踏み。 3大関は日本人が占めているが、 稀勢の里以外は安定感がない。 琴奨菊は好不調の波が大きい。 豪栄道は大関昇進後の5場所で、 1場所は5勝しかあげられず、 あとの4場所はすべて8勝である。 甘かった昇進例ではなかったか。 それを突っ込まれまいというわけでもなかろうが、 今度は三役在位2場所で照ノ富士が大関になる。 今は性急に大関にしちゃうねえ。 急かされてなって勝ち越しがやっとで、 お後がどんどん上がってきて負け越しが続けば、 否応もなく転落する。 また大関に這い上がるには凄いエネルギーがいる。 大関にならなければまだずっと取れたのに、 と後ろ髪を引かれながら引退する。 照ノ富士は逸材のようだし、 そんなことにはならないだろう。 むしろ、 大関を3場所程度で横綱を張りそうな気配もある。 そうなれば来年の今頃は、 モンゴル4横綱時代が到来する。 真の地球技時代が到来して、 いろんな国籍の横綱が覇を競って欲しいが、 まだ当分はモンゴル大相撲 日本場所 時代が続きそうである。
2015.05.25
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川崎の簡易宿泊所の火災惨事は、 日を追うごとに死者数が増えていった。 宿泊者でない宿泊者がいておかしくないところである。 宿泊者数の割に従業員数が極めて少なく、 宿泊者の管理が行き届かない。 Aという宿泊者がBという宿泊者に入れ替わり、 またAに戻るようなことが、 従業員の知らぬ間に行われていることもある。 それはともかく、 警察が焼死者の家族を突き止めて連絡し、 遺体の引き取りを求めても拒まれる、 というケースが出た。 数10年も交流がなかった家族の場合は、 なかなか引き取りに応じないケースが多い。 家族にとってはもう縁のない人、 死んだも同じ人なのである。 ところで、 一昨年の秋、 高校時代の同級生のMがアパートの一室で独居死した。 死後一週間ほど経っていたのを発見され、 警察がMの家族を突き止め遺体の引き取りを求めたところ、 始め家族は遺体の引き取りを拒否したという。 しかし、説得されて渋々応じたらしいが、 僕はMの死を去年のクラス会に出て知った。 知ってしばらく暗澹たる気持ちになった。 Mは異色の男だった。 高校時代からバイトから思い立って学校に内緒で商売をやり、 それでいて欠席せず、 成績も程々で私立の難関学部に合格した。 学生時代は一端の起業家だった。 ただ、卒業してからは浮き沈みが激しかった。 音沙汰があるときは羽振りがよく、 1代で大業を成す、と大言壮語した。 ここ20年はまったく音沙汰がなかった。 どうしているか、 とたまにMの顔が浮かんだ。 やっと聞こえた音沙汰が独居死だった。 数10年音沙汰のなかった肉親の遺体の引き取りを、 家族が拒否する事例の増加は、 家族間の情が薄くなったためだと見る人がいる。 そうだろうか。 情は常に触れあいがあることで養われていく。 江戸の時代だって、 数10年ぶりに、突然、肉親が戻ってくれば、 一騒動起こる。 しかし、血を分けた者が面倒を見る、 という道徳律が染みついている。 収まるように収まったろう。 収まらなければお上に咎められる。 戻ってきたのが遺体であっても同じだったろう。 周りから白い目や、咎める目を向けられないよう、 家族は気を遣いながら道徳的に処理したろう。 平成の今は地縁社会がほぼ消滅している。 その地縁社会に染みついていた道徳律も希薄になっている。 自己責任が問われる時代である。 社会の仕組みと価値観がまったく様変わりしている。 数10年音沙汰のない人は、 何が起こってもその人の自己責任である。 肉親の間でもその論理は通用する。 社会に偽りの人情が成立する余裕がなくなっている。 このまま行くと、 身許が定かでない遺体は、 さっさと灰にしてかたちばかりの供養をして処理する、 ということになりそうだ。 死んでしまえばみな同じで、 きれいサッパリ後腐れなく生きるしかないか。
2015.05.24
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孤独な人にとってネットの世界は豊穣な畑かもしれない。 鍬を振るって掘り起こせば孤独な仲間とつながることができる。 例えば、ツイッターで趣味、性格まで明かした、 簡単なプロフィールを呟いてリプを乞えば、 あまり間を置かずに、きっと反応がある。 人前で話をすることが苦手な人にとっては、 同じように引っ込み思案の仲間とつながり、 悩みを打ち明けあったり、 悩みについての情報交換もできる。 これは双方にとって有益なつながりを得た、 と言っていいだろう。 ところで、何らかの下心を持って、 誰かとつながろうとする人間にとっても、 ネットは邪悪ながら豊かな実りを約束してくれる畑になる。 その人間が詐欺師的人物なら、 つながった相手は被害者になる虞れが強い。 仲間を求めてのことなら共犯者になるだろう。 隠語を使っての違法な物品の販売も安易に行われる。 ネットでつながって生まれる犯罪は、 明るみに出ていないものを含めれば、 膨大な件数に上るだろう。 ネットでつながることの怖さは、 一方的に無意識のうちに、 心のどこかにある邪な願望をそそられることである。 首相官邸の屋上にドローンを落下させたとして、 40歳になる無職の男が威力業務妨害容疑で逮捕された。、 愉快犯的なことをやってみたい、 と心の片隅で願望している少年がいたとして、 ネットのない時代ならこの事件を新聞や、テレビで知っても、 少しその願望をその場限りで刺激されただけで終わったと思う。 新聞や、テレビで報道される事件は、 そういう願望をほんの少し有していたとしても遠い世界のことなのである。 でも、ネット時代の今は違う。 新聞、テレビの報道で心に潜む願望を少し刺激されれば、 ネットで検索して、 この容疑者のブログに行き着くことは簡単である。 ブログをさかのぼって読んで、 一方的に連帯感を抱き自分もやってみよう、 と思うかもしれない。 先の無職男性は「目標を首相官邸に変更」 「帰宅後ニュースをみるが・・・何も報道ない」などと記しているのだ。 このブログの文言に学んで、 2週間もばれなかった首相官邸へ飛ばしてもつまらない、 東京のイベントで最大規模の人出になる三社祭に飛ばそう、 などと考えるだろう。 そうしてネットで予告して実行に及ぼうとして、 無職40歳の男と同じく威力業務妨害容疑で15歳の少年が逮捕された。 15歳の少年を法規制のない中で逮捕したことの是非は、 ここでは問わない。 お騒がせ事件を起こしてヒーローになろう、 というのが主な動機のようである。 問題は心の片隅にある邪な願望を、 実際に起きた事件に一方的に短絡的に共感し連帯して、 実際にそれを真似た事件に走らせる、 ネットの怖い側面に目を向けられるかどうか、 ということである。 今回のドローンがらみの事件は、 どちらも安易な動機で起き、 人を殺傷する意思はなかったろう。 もしも反社会的な動機を持った確信犯的な人間が、 もっと高性能な小型無人飛行機を使い、 大規模な人出の上空で毒物を散布したらどうなるか。 阿鼻叫喚の地獄絵図のような惨事になるだろう。 捜査当局はむろんその他の当該当局には、 数万円で購入可能な玩具のようなドローンの飛行に、 さまざまな規制をかけるよりも、 大量殺人事件につながりそうな芽を、 事前に積むことに大きな努力を注いでほしい。
2015.05.22
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時間は止められない。 つまり、変化、移り変わりは止められない。 昨日の僕と今日の僕は明らかに違う。 1日分、変化している。 老いている。 大型スクリーンに、 自分の顔を100倍に拡大して映せば、 昨日はなかった小さな皺が、 今日はできているのが確認できるのかもしれない。 時間は非情だな、と舌打ちする。 太陽が燃え尽きるまで、 あと何10億年あるのかは知らない。 ちゃんと燃え尽きるのか。 それとも、想定外のことが起きて、 明日にも内部爆発が起きて、 粉々になって四散するのかもしれない。 でも、みんな昨日出た太陽と、 今日、天にある太陽は同じだと思っている。 太陽もちゃんと1日分の変化はしているのだろう。 ただ、人は太陽に時間を見ることはしない。 朝に出て夕に沈み、 地球の万物に恵みを与えている存在だ、 という認識を持っている。 手のひらをしっかり握れば、 その握りこぶしのの中には、 量は少なくても確実に空気が入っている。 空気は物資だ。 時間は物資ではないから、 握りこぶしの中に入れることも、 縛ることも追うこともできない。 しかし、時間は人を縛り人を追う。 サラリーマンは定時まで時間に縛られて仕事をしている。 やることが山積していれば、 縛られるだけでなく時間に追われる。 時間はきちんと澱みなく経過する。 人は経過する時間を様々に感じている。 今夜、7時に嫌な用件で嫌な人に会うことになっている。 仕事に集中できず気持ちも落ち着かない。 でも、刻々刻々と時間は速く7時に向かう。 胸がときめく相手と食事の約束がある。 落ち着かないのは同じだが、 時間がゆっくり経過している気配がある。 気がつくと仕事に集中している。 いっぱいあった時間をいっぱいの仕事で費やし、 やっと会えると胸をときめかせて約束の場所に向かう。 時間は魔物のように人を翻弄する。 死刑囚は死刑を執行される日時が決まっていない。 執行されるまでは、 今日も生きた、と毎日思って眠りにつくのだろうか。 例えば、死刑が確定し10年後に執行されたとして、 その10年は死刑囚にとって、 とても、長い時間に感じるのだろうか。 執行日が10年後の何時と決められていたら、 それまでの10年の時間の歩みは、 ドンドコドンドコと速いのだろうか。 早く罪を償いたいという気持ちの人もいるだろうし、 イヤダイヤダという思いの人もいるから、 時間の感じ方はそれぞれだろう。 やはり、時間は魔物だ。 時間との勝負だ、と気張ったところで、 時間は待ってくれない。 時間とは喧嘩しないことだ。 それを教訓にして好きに使おう。 時間はそれにつきあってくれるわけではないが。
2015.05.21
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てらりるれろ坊主 そらそらそらそーら 1 てらてら坊主 てら坊主 仏の御前で何しとる またまたカジノの開帳か テラ銭がっぽりどうするの うるせえなー どうしようが おいらの勝手だろ 満月が2つに裂けたらやめらーな そらそらそらそーら てら坊主 そらそらそらそーら てら坊主 そらそらそらそーら てら坊主 動くな俺達はオレオレ特殊強盗団よ そのテラ銭はすべて頂戴つかまつる どんたくどんたくどんたくどんたく どんたくかーん どんたくどんたくどんたくどんたく どんたくかーん どんたくどんたくどんたくどんたく どんたくかーん てらてら坊主 てら坊主 どんたくかーん 2 てりてり坊主 てり坊主 フライパンを手に何しとる またまたノネコのてりやきか そんなの食べたら罰当たる うるせえなー 我が寺の境内で捕まえたのよ 狩り尽くしゼロになったらやめらーな そらそらそらそーら てり坊主 〃 〃 動くな俺達はシー・シェパード陸戦隊だ 動物虐待の罪でお前をインド洋へ追放する どんたくどんたくどんたくどんたく どんたくかーん 〃 〃 てりてり坊主 てり坊主 どんたくかーん 3 てるてる坊主 てる坊主 軒下に何を吊るしとる またまた閻魔の人形か 地獄がきたって知らねえぞ うるせえなー おいらは今ろれつが回らんのよ ラリラリラリッてる てる坊主じゃ そらそらそらそーら てる坊主 〃 〃 動くなお前を違法薬物使用容疑で逮捕する 薬物を詰めた閻魔大王人形も押収する どんたくどんたくどんたくどんたく どんたくかーん 〃 〃 てるてる坊主 てる坊主 どんたくかーん 4 てれてれ坊主 てれ坊主 真っ赤に照れて何しとる またまた屋根に迷いザル あのメスザルに惚れたのか うるせえなー サルは見ザル聞かザル言わザルよ 人間と違っていたって謙虚じゃ そらそらそらそーら てれ坊主 〃 〃 よく聞け我々は保健所防疫班の者だ そのMARS感染ザルを捕獲する どんたくどんたくどんたくどんたく どんたくかーん 〃 〃 てれてれ坊主 てれ坊主 どんたくかーん 5 てろてろ坊主 てろ坊主 ドローン飛ばして何しとる またまたテロの訓練か よせオスプレイが飛んでくる うるせえなー おいらの寺には古美術品が多いのよ ドローンで泥棒捕まえてやるんじゃ そらそらそらそーら てろ坊主 〃 〃 お聞き私達は受験生の母親行動隊 その騒音ドローンをお引き渡し願います どんたくどんたくどんたくどんたく どんたくかーん 〃 〃 てろてろ坊主 てろ坊主 どんたくかーん 2015・5・16制作
2015.05.16
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「小学校のとき、きてくれました」 「幼稚園のとき、児童館で聞きました」 数年前からときどき、 東京、地方を問わず、 思いがけないところで、 子供の頃、僕の読み聞かせを聞いた若い人に、 そんな風に声をかけられることがある。 ツイッターでも読み聞かせ終了後に開いたサイン会で、 サインした絵本の写真付きで、 「大事にしています」 などとリプをいただくことがある。 サインの日付を見ると、 2001年とか、2002年で、 そんなに長くとっといてくれて、 としばし胸を熱くさせられる。 1998年秋に読み聞かせ&講演活動を開始し、 翌1999年夏に「よい子に読み聞かせ隊」を結成した。 現在までに全国各地で開催した回数は1756回、 1回の参加者数はまちまちだが、 平均したら220人前後、 200人で計算しても、 これまでの参加者数は約35万人になる。 このうち4割弱、 約14万人が子どもと見ている。 2000年に小学高学年で聞いてくれたとすれば、 今は20代なかば以上、 年長さんの園児だったとしても、 20歳になる。 ゼロ歳児を抱っこしたお母さんから、 「読み聞かせを始めました」 と、嬉しそうに告げられたこともある。 小学5年のときに「よい子に読み聞かせ隊」が学校へきて、 僕が読み聞かせの合間に、 「皆さんが、将来、お父さんお母さんになったら、 ゼロ歳のときから読み聞かせをしてやってね。賢い子になるからね」 と、言ったのをちゃんと覚えていて実行してくれているのである。 こういうお父さんお母さんが増えていけば、 日本の未来は明るいぞ、と意を強くして自分の励みにした。 「友達から聞かされて読み聞かせに興味を持ちました。 来年春に結婚します。子どもが生まれたらやります」 昨年の秋、若い男性から握手を求められた。 小学校のとき、「よい子に読み聞かせ隊」の読み聞かせを聞いた友達がいて、 そのときのことをよく話す。 そんなにいいことならば、 と、その若い男性は読み聞かせに強い関心を抱いたという。 読み聞かせ活動から生まれる輪は、こんな風に予想を超えた広がりを見せるのか、 と不覚にも目頭が熱くなった。 読み聞かせをライフワークに選んでよかった、 と大きなパワーをいただいた瞬間でもあった。
2015.05.14
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次男下田大気が武蔵野市議選に立候補し、 幸い当選した。 無所属新人で支持母体、支援団体なし、 むろん、地盤もない。 低投票率が予測された。 選挙期間はたったの7日間。 これでは政策、公約を有権者に訴えきれない。 浮動票も掘り起こせず、 現職が圧倒的有利である。 このことを悟ったとき、 僕は選挙期間中、 次男と行を共にすることを自分に誓った。 つまり、応援弁士は僕1人。 公約は市が廃止を検討している、 市で唯一の児童館を存続させることに絞り、 子どもに暖かい、高齢者に優しい街づくりを訴えた。 浮動票を掘り起こすためには、 風を吹かさなければならない。 手を振る人や、 歓声を届けてくれる人は大勢いたが、 ミーハー的で風は感じなかった。 無風のままかと少し焦った。 6日目、ようやく風は吹いた。 選挙カーが近づくと子どもたちが現れた。 歓声をあげてくれる。 お母さんたちも現れて手を振る。 遊説していると、 車の窓ガラスを下ろして、 「投票しますよ!」と叫んで通り過ぎる。 風だと直感した。 その風は翌最終日も吹いた。 ああ後3日選挙活動できたらなあ、 と思った。 吹いた風は強くなっていく一方だ、 と国政選挙で何人かの人の応援をしてきた僕には、 よく解っていた。 でも、滑り込みでの当選は間違いない、 と確信した。 結果は定員26名で立候補者数37人中、 22位で当選した。 投票率は46・96%、 有権者には身近な地域の選挙だというのに、 50%にも達していない。 低投票率の原因は、 様々あると思うが、 成人してから各種選挙の投票毎に思うのは、 今やっていることを中断して投票に行くのは、 面倒くさいな、ということである。 仕事の場合もある。 夕方行くことにして小説を読み始め、 やめられなくなり、 読み終えたら投票の締切時間を過ぎていたこともあった。 天気が悪きゃなお面倒になる。 ご高齢の方や、 体が不自由な方は大変だろうな、 と20代30代の頃はよく思った。 投票所がすぐそばの人はいいけれど、 離れている人は面倒臭いと思う人も多いのではないか。 そこで提案である。 バス改造型の投票車をポイントに巡回させる。 投票車のやってきたことを知った人は、 何をやっていても、 それを中断して投票にくるだろう。 投票車の内部はむろん立会人も警備員もいて、 投票所とまったく変わらずに機能させる。 これで投票率はかなりアップするだろう。 悪天候時には低投票率阻止の起爆剤になるはずだ。 突飛な提案ではなく、 充分検討に値すると思うが、 既成政党には低投票率を歓迎するところがあるので、 非現実的提案と一蹴されるかな。
2015.05.12
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太宰治の作品は殆ど読んでいる。 どの作品も面白い。 だからと言って、太宰に心酔したわけではない。 好きとか嫌いとかではなく、 そういう感情を揺り起こされない存在だった。 僕の視界で揺れている何だか得体のしれない人、 という印象がある。 僕は4歳のときに耳を悪くした。 当時は埼玉県入間郡の丘陵地帯にある国鉄官舎に住んでいた。 父は国鉄職員だった。 まだ戦中のことで、 列車で2駅3駅行っても、 病院らしい病院はなかった。 母に連れられていったのは、 よぼよぼの医師がやっていた耳鼻科医院だった。 治療が不完全だったのかもしれない。 僕は軽度の難聴になった。 父が転勤になり東京都下の(当時)小金井町の官舎へ引っ越した。 すぐに終戦を迎えた。 翌昭和21年、小学校に入学した。 小学3年のとき、 耳が悪化し耳だれが止まらず、 三鷹の耳鼻科医院に通院を始めた。 住所は小金井町だったが、 当時は東小金井駅がまだなかった頃で、 武蔵小金井駅に行くよりも、 武蔵境駅のほうが少し近かった。 学校から戻ると、 ランドセルを置き、 すぐに武蔵境駅へ急ぎ、 電車に乗り1駅先の三鷹駅で降りた。 南口から線路沿いの道を少し武蔵境駅よりに戻り、 左折するとその耳鼻科医院はあった。 左折しないで少し先に行くと、 屋根のない長い跨線橋が架かっていた。 その跨線橋は今でもある。 当時の三鷹駅南口は、 まっすぐ南へ伸びている商店街通りと、 その商店街通りを挟んで、 左右に細い道が伸びていた。 医院の帰り、僕は気の向くままに、 その3本の道をぶらついた。 駅から見て左手の細い道の角は、 午後からやっている飲み屋だった。 屋根はちゃんとあったが、 大きな屋台といった風情だった。 そこで2回、 印象の強い人が飲んでいるのを見た。 1回は着流し姿で両脇の男性と話をしていた。 座高が高く髪の毛が長く、 横顔の彫りが深かった。 今風に言えばオーラを放っていた。 2回めに見たときは、 開襟シャツ姿だった。 このときは1人で店の人と話をしていた。 その後、道でもう1回会っている。 医院を出て線路沿いの道に出たら、 駅の方からふらふらした歩き方で、 こっちへ歩いてきた。 当時、虚弱で体もクラスで小さかった僕には、 巨人に見えた。 すれ違うとき、 俯いたのは目と目を合わせるのが怖かったからだと思う。 それから何日経ったのか、 それとも1ヶ月は経っていたのか。 学校から戻ると、 母を含めて官舎のおばさんたちが、 何人も道に立って興奮した顔で話をしていた。 人喰い川(玉川上水)で誰かが心中して、 といったような話題だった。 すでに朝刊で大きく報道され、 ラジオでも放送されていたので、 官舎のおばさん方は、 その話で持ちきりだったのである。 家の中に入って朝刊を見ると、 あの人の顔写真が載っていた。 僕の耳鼻科医院通いは、 4年の秋まで続いた。 その年の夏、三鷹事件が起きた。 その翌日か、翌々日が通院日で、 三鷹駅で降りてみると、 南口側のホームが大きくえぐられていて、 まだ前部がぐしゃぐしゃになった電車が、 ホームに傾いた状態でそのまま放置されていた。 縄張りされた通路を通されて、 正規の改札口から大分離れた臨時改札口で外に出た。 玉川上水に架かる橋で陽炎が立ち上っていた。 線路沿いの道を歩いてくる太宰治の姿が浮かんだ。 それは陽炎のように揺れていた。 その年で通院は終わらせたが、 僕は今もって軽度の難聴のままである。
2015.05.08
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就活中の学生からちょいちょい悩みの相談がくる。 早く決めようと焦れば焦るほど面接で落ちる、 と更に焦る悪循環の人。 面接官には焦りがストレートに伝わる。 息苦しい気持ちにさせられるから、 内定には程遠い評価になる。 同じ会社を受けて、 なぜあいつが内定をもらえて、 あいつより数段優っているおれが落ちるんだ、 と憤懣やるかたない人。 きっと面接官は謙虚な人間を選んだのだと思う。 これからが悲喜こもごもの本番だろう。 ところで、大学4年なのに、 就活もしないで、 ゆうゆうと旧街道歩きをしたり、 何日も固めて映画鑑賞にふけるなどして、 マイペースの日々を楽しんでいる人がいる。 K君と言って有名私大の有力学部に在籍している。 就職する気はないのかと思えば、 そうではなく、 ときどきバイトしている先で、 卒業後、正規採用になることが決まっているという。 「土、日のほか、もう1日休日があります。これはシフトで決まります」 「へえー、週4日働けばいいのか。優雅だねえ」 「でも、月給は15万です」 「えっ、それでやっていけるの?」 「自宅通勤ですから」 K君は自分の時間を大切にして、 余暇を有益に過ごしたいのだという。 何かは言わなかったが、夢も描いている。 「僕から言わせれば日本の会社は、 殆どがブラック企業です。 身を削られて働いているのですから。 仕方なく会社に依存して出世競争にうつつを抜かす以外はない。 多くは敗れてボロボロになっての定年でしょ」 なるほど、と20%の違和感を抱きながら、 80%は納得した。 K君のような考え方をしている人は、 他にもいるらしい。 自分を大事にして自分の精神性を向上させながら働く。 もしかしたら、 この考え方の人は、 これから増えていくのかもしれない。 新しい価値観の登場だ。 やがて、もしそうなったら、 企業が対応して企業も変わらざるを得なくなる。
2015.05.07
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オーディオブックを一言で言えば、 ダウンロードして音で聴く書籍だ。 電子書籍の殆どがダウンロードして活字で読むものなのに対し、 一見、手っ取り早そうに思える。 旧世代オーディオープレーヤーの全盛時代、 音楽だけでなく、 多くの人が小説、エッセイ、落語、実用書、講演を聴いた。 通勤電車の中や、道を歩きながら楽しみ学べる朗読だった。 デジタルオーディオプレーヤーの時代になっても、 朗読のオーディオブックはますます隆盛を極める、と思われた。 ところが、音楽専用のプレーヤーの感さえするほどで、 オーディオブックは逼塞状態に陥った。 電子書籍の冊数は約30万、 オーディオブックはその30分の1を占める程度、 つまり約1万冊に過ぎない。 それにアマゾンが目をつけた。 朗読には臨場感がない。 小説に限らず、幅広いジャンルの書籍を、 内容は変えずにドラマ化したらどうだろう。 脚本に基づいてのドラマ化で、 ラジオドラマに近いコンテンツにして販売しよう、 というのである。 ただの朗読よりコストはかかるが、 アマゾンは外注方式で資金を出すらしい。 脚本のできがよく、 役者が好演し様々な擬音が入れば、 迫真力が出て聴き甲斐がありそうだ。 オデッサ・ファイルや、源氏物語を聴いてみたい。 これが当たれば電子書籍や、 紙の書籍が雪崩を打ってオーディオブック化に向かうだろう。 そうなったら革命で、電子書籍を一変させる。 アマゾンのお手並みを見てみたい。
2015.05.02
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