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ダブル・ジョーカー前作ジョーカー・ゲームの続編。といっても、D機関の成し遂げたさまざまなミッションが集まっていて、通しでその存在が語られるのは結城だけです。完璧なまでに他者になりきるD機関の精鋭たちが、いろんな場面で裏をかくのは痛快の一言。戦争はイヤだけど、こういう全体的に灰色の世界の中で暗躍する人を描いた話はそれがフィクションだからこそ安心して読めます。これに似たものが本当にあったかもしれないのだけれど。極北クレイマーそういえば今まで読んだどれかの小説の中に北の病院で失職した先生がいたっけなあ…っておぼろげな記憶を手繰りつつ読み始めた冒頭。そのうち、そんなことも忘れ去って、気の毒な今中プーさんに肩入れしながらお話に没頭。(だって、招聘されて外科部長なのに非常勤、契約は1年毎でボーナスなしなんですもん)中程で姫宮が出てきて物語は俄然面白くなり始めます。今まで、何度か姫宮が登場しましたが、いつも鈍いんだかなんだかわからない引っ掻き回し様で、あまり好きではなかったんです。だけど今回は最高でした。そして最後のほうで、速水がチラリと出てきて、「そういえば、何かの小説の最後で速水も北へ向かったんだった!」と今更ながら思い出し、最後の最後に総務省の命でやってきた世良も、「うーんどこかで聞いたことのある名前…」と思いながら、ついに思い出せず。本当にこの消しゴム頭が恨めしいです。世良って誰だっけなあってネットの海を彷徨ってたら、「海堂ワールド」っていうサイトを見つけました。そのおかげで少し思い出せました(笑)。世良はブラックペアンに出てたんですね。ていうか、主人公ですよね(汗)。世良が東城医大の医局長になって以後、この北の大地に来るまでの間の話もきっと、小説になりそうですね。あと、三枝先生のその後とか。クールな清川がTVで援護射撃するくだりは胸がすっとしました。「ひかりの剣」ではスカした奴だと思ってましたが、とんでもなかったです。清川先生、ごめんなさい。ああ~海堂ワールド公式ガイドブックが欲しいです。
Nov 29, 2009
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原因不明のふてくされにより早寝したお兄は、翌朝何事もなかったかのように機嫌よく「おはよう」と起きてきました。なんだそりゃ。伊坂幸太郎を久しぶりに読みました。あるキング今までと似てるようで似てない。視点が変わるところは似てる。王の人物造形はよかったけれど、不条理さがイヤだ。面白くないことはないけど、伊坂作品のなかでは好き度は低いかな。殺伐とした事件が多い今だから、余計にそう思うのかもしれない。もう一度読みたいとは思わないかな。ひかりの剣武士道エイティーンを読んだあとなので、なんとなく剣道のイメージが頭に残っていて、かなり面白く読めた。ジェネラルルージュの速水がまだ医学生だった頃の話。速水とは何もかもが正反対のライバル清川って、どこかで出てきたよなあって思ったらジーンワルツだった。海堂尊の小説は桜ノ宮を中心としてどこかで繋がってるので、すべてを網羅した相関図とかが欲しいなあって思う。私の消しゴム脳みそではなかなか覚えきれなくて、小説の楽しさが半減している気がするから。医学生が主人公だけど全編剣道のことなので、何も難しいことはなく、スポーツ小説として楽しさが詰まっていたかな。
Nov 27, 2009
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ああ、奏ちゃんみたいな息子が欲しい。塾から帰ってくるや否や、「ただいま」だけ呟いてとっととお風呂に入り、とっとと歯を磨き、「おやすみ」だけ言って寝てしまったような息子を持つ身には切実な願いです。何なんでしょうかね。何があったのか、機嫌悪く帰ってきて、どうしたのか訊いても返事もせず。ああ男の子って難しい!!!奏ちゃんみたいな息子が欲しい。今回は、ちょっぴり柄の悪い奏ちゃんでした。それでも、そんなに柄が悪くないところが素敵(笑)。シャツの胸をはだけてポケットに手を入れて立っていても、立ち姿が綺麗過ぎてあれではちょっと、悪い人に見えない…(笑)。組事務所でお母さんから電話がかかってきて、電話を手で覆うところが好きです。あの手が。いつも思うんですが、小栗くんは手のしぐさがきれいです。指を揃えているからなのかなあ?そして、「いまさら?」の声も好きなんですよね。呆れてるけどやさしい声。きっと本当はあんな声だったんでしょうね、話すときはいつも。それがいつからか、低く抑えたトーンで話すようになってしまった。固い殻の中には、やさしい奏がいるんです。神野まであと一歩で悔しくて悔しくて、それでも大久保でドンさまのグッズを買って帰ってあげるような。本当の奏をわかってくれる人が周りにいてくれて、観てるこちらも嬉しいです。ああ!!あんな息子が欲しい~!!!
Nov 25, 2009
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ちょっとここ何回か、東京DOGSの感想を書いていませんが、毎週楽しく観ています。昨日も面白いとこあり、かわいいとこあり、源治あり、で満足でした(笑)。今期ドラマはこれとJINしか観ておらず、そのほかの家にいる時間は寝てるか本を読んでいるかです(笑)。やっと読めました!ふう。誰にとってもハッピーエンド、ってわけにはいかないけど、でもそうすることが一番よい方法だったんですね、きっと。エリンにとっても王獣にとってもこの国の人たちにとっても。ジェシが父親に思いをぶつけるところは胸がいっぱいになりました。だって、読者である私も「エリンの一番大切なものは王獣なんじゃないか」って思いましたもん。もちろん、子供が家族が一番大切だってことは頭ではわかってましたが、エリンの行動はそれをわかっていてさえ厳しいものだったし、まだ幼いジェシがそう思うのは無理からぬこと。やはり、父子、母子、夫婦、これらの絆に話が及ぶとどうしても胸が詰まります。この壮大なファンタジー(そのイメージよりずっと大人向きな作品)が、広くいろんな人に読んでもらえればいいなあって思います。それこそ子供から大人まで。
Nov 24, 2009
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もう先週のことになりますが、蛮幽鬼を観てきました。新感線のお芝居は久しぶり…というか、観劇自体がムサシ以来なので久しぶりでした。自分ではチケットが取れなくて、お友達に譲っていただけることになりまして。(Gさんありがとうございました!)全体を観るにはちょうどいいぐらいの列のど真ん中。本当によく見えました。舞台での上川さんを観るのは初めて。やっぱりなんというか、舞台出身の人らしく、堂々たる佇まいでした。一方、堺さんも相変わらず、よく通る声で、華麗な殺陣を見せてくれました。正直、運動嫌いの堺さんなのでどんなふうになるのだろう?と心配な気持ちも半分あったのですが、杞憂でした。私が心配するなんて、失礼な話ですよね(笑)もう一人、初めての方。それは早乙女太一くん。この人も、やはり見せ方を心得てるというか。舞は勿論ですが、剣さばきまでもが舞っているようでした。キレイな、流れるような殺陣。稲盛泉さんは美しかったし、また、山内圭哉さんの怪演も楽しかったです。お話は愛と復讐の大活劇で、これぞ娯楽の殿堂という感じの演劇でした。こういう笑いあり、客席参加ありの舞台も楽しいです。それでいて、お話の芯は普遍的なことですし。久々の演劇、堪能できてよかったです。ただ、横の人が終盤に携帯を開いて時間を見てたのがちょっと…。注意はできない小心者でした(笑)。
Nov 22, 2009
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寒いです。風邪気味です。のど飴持ってマスクをして、万全の態勢で映画を観てきました。「風が強く吹いている」。風が強く吹いている原作を読んだときは、小栗くんにハイジを、カケルを大東くんあたりで、と思ったけれど、今日映画を観てきてこの配役はぴったりでした。私の口を出すことじゃないな、と(笑)。頑ななまでに走るカケルと、穏やかで温かい陽だまりのようなハイジ。小出くんの包み込むような笑顔はハイジそのものでした。アオタケの皆がハイジに感謝していて、ハイジのことを大好きで。そのへんは小説より濃く出てた気がします。そしてカケル演じる林くんの、走る姿のきれいなことといったら!!ランナーとしてスカウトされたのも頷けます。長距離っぽく細くて筋肉のみの身体で、軽やかに、でも速くて。走るために生まれてきたというような。いや、美しい走りを見せて皆を魅了するために生まれてきたような。たすきをつなぐということ、諦めないということ、信じるということ。よかったです、ものすごく。でも、小説を読んでいてよかったなーって思いました。だってもし原作を知らなかったとしたら、あんなにカケルがびゅんびゅん走ってしまったら、この先アクシデントがあるんじゃないかってドキドキしてしまいます。でも、そのあとに起こることを知ってるから、そんなにはドキドキしなくてすみました。そんな見方は邪道かもしれませんが(笑)。公開されてだいぶ経つので、もうすぐ終わっちゃうかもしれないけど、お薦めです!!
Nov 18, 2009
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先日は7年目突入の一文にコメント欄やBBSにも書き込みいただきありがとうございました。メッセージをくださった方もいて、毎日の更新もなく大した内容でもないこの日記に皆さんの温かい眼差しが嬉しかったです。これからもぼちぼちと進んでいきたいと思うので、よろしければお付き合いください。獣の奏者の3と4が読みたくて、お兄に頼んで学校図書館にリクエストしてもらい(笑)、やっと3だけ手に入りました。本当はもっと前に2冊とも入荷してたんですけど。リクエストして審査に通ったら買ってもらえて、一番に借りられるんですけど、学級閉鎖やなんやかんやで本を取りに行けない間に取り置き期間を過ぎてしまい、ほかの誰かが借りてしまったんですよねー。その誰かさん、できるだけ早く4を返却してくださいね♪(←呼びかけてみる)1と2で一応の完結を見たわけですが、その後10年ほど経ったエリンのお話になっています。やはり、エリンとイアルは家庭を持っていて、そこが読みたかったのに、中程になるまでイアルはちっとも出てこず、じりじりしました。砂上の楼閣のような危うい幸せもやはり、王国のうねりの中に呑み込まれていくようで、この先どうなるのか…。王獣や王国の行く末を思うエリンの気持ちもですが、エリンとはまた違った角度からのイアルの覚悟が、胸に痛いです。この作者の守り人シリーズもとっても面白いのですけど、今の私の気持ちとしては、獣の奏者シリーズのほうがよりお薦めです。ああ早く4が読みたい!!!
Nov 16, 2009
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このブログを開設していつのまにか6年が過ぎていました。もう7年目なんですか。時が経つのは早いなあ。最近は毎日書いてないし、最盛期(?)に比べると訪問者数も10分の1ですし、あまり書く意味ないのかもと思うこともあるのですけれど。まあ、自分用の覚書みたいなものですね。何かの雑誌でV6の岡田くんがお薦めしていた本を読みました。屋上ミサイルそれぞれの目的で屋上に集まった高校生がひょんなことから「屋上部」を結成して…というお話。世界ではテロで大国の大統領が拉致されていて、この国にもミサイルを打ち込まれそうで世間がざわざわしている中、屋上部の面々も事故や事件に巻き込まれ…。そこへほのかな恋心とか、音楽とかが合わさってなかなか楽しい話でした。でも、読んでいてすごく伊坂幸太郎に似てるなあと思いました。TVのコメンテーターの台詞を引用したあとに場面転換したりとか。この作品は「このミス大賞」受賞作品だったのですが、巻末に選者の評がついていて、そこでも伊坂作品に似てると指摘されていたので、私の気のせいじゃなかったんですね(笑)。モチーフが似ているのならば、文体は違うようにしたほうがよかったですね。でも、人物が生き生きしてるので、ほかの作品も読んでみたいです。こちらは、映画に内野さんが出るっていうので興味を惹かれた作品。(「JIN」を観て、やっぱり内野さんはいいなあって再認識。)悪夢のエレベーターもともと舞台の脚本・演出をやってるということで、非常に舞台っぽい作品でした。ほぼ、エレベーターの中だけで話が進みます。よく考えたら後味のいい話ではないのに、不思議な読後感を残す作品でした。悪夢シリーズ、ほかにもあるようなので読んでみたいと思います。先日、娘の模試が終わる間に読んでいたのがこの本で、読みながらニヤニヤしそうになったり、ちょっと危なかったです。読み終わってリビングに置きっぱなしにしてたら、娘が読んでいました。(小学生に読ませてもよかったんでしょうか?汗)その後なぜか旦那が読んでいて、二人ともマッキーを気に入ってました(笑)。
Nov 14, 2009
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娘が「この頃ママ天地人観てへんなあ?」って言いました。すると横からお兄が「もう関が原で天地人は終わってん。な?」と。そのとおりでございます。私の中では天地人は過去の作品になってしまっています(笑)。さて。今日はとってもいいお天気で、暑いぐらいでした。父の命日なのでお墓参りに行ってきました。11年前の今日、父は急逝したのでした。あの日もとってもいいお天気でした。父はゴルフ、母は法事で四国へ、私は友達の結婚式。そんなことはめったにないのに、家には旦那とコドモたちしかいなくて。そんなあれこれを思い出して、車中で父の思い出話をしていました。あのとき2歳だった息子も、なんとなく覚えてることもあるようで、こんなに可愛がってもらったよっていう話とか。じいじいは社会人でも野球をしていたから、孫とキャッチボールするのが夢だったんだよとか。「わしな、○○(息子)とキャッチボールとかすんのん夢やねん。それまで生きてるかなあ」とかって言うから「あと何年かしたらできるやん。生きてるに決まってるやろ」って言った覚えがあります。頑丈を絵に描いたような人だったので。そしてそんなふうにキャッチボールとかしてたら息子が少年野球とかしてたかもしれないし、そうなるとじいじいが監督とかしてたかも…って話になり、それは「もしも」の話だけど、ひとつ違えばどんどん変わっていくんだなあというのを実感します。もう11年も経つのですね。早いなあ。皆で思い出話をすることが供養になるといいのだけれど。
Nov 8, 2009
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第3回、観ました。9時になったらしっかりTVの前に正座している私です。そして、次の日もう1回観ます。が、アナログにがっかりです。ブルーレイが欲しい!たぶん、客観的に観るとスリーピース(しかもタイピンしてます)はカッコよくないはず。だけどとっても素敵に見えます。チンピラ風のスーツ(シャツをはだけて金ピカネックレス)もお似合いでしたが(笑)。地下駐車場の柱のかげから出てきた奏がいつものスーツで、なんとなく目が安心しました(笑)。先週の終わりには、奏のお父さんは悪者だった?と思いましたが、悪者チームに潜入捜査だったのかもとか、思い直しています。そんな都合よくはいかないかな?でも、奏のがっかりする姿見たくないような気もして。謎が謎を呼んで、毎週起こる事件も「じんの」と関係あるのかないのか、どう繋がっていくのか、楽しみです。ところどころ差し挟まれる小ネタも面白いです。アジフライ定食のあたりはニヤニヤして観ていました。食事の場面は、堅物らしくきれいに食べていますね。そして、犯人に対するときは何があっても動じないのに、クリーニング屋さんでは顔が固まっていて、とってもおかしかったです。マルオに助けを求める顔はコドモみたいでした。(助けてもらうくせに顎で示していましたが・笑)
Nov 3, 2009
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実は今ものすごくヒマです。娘の模試に付き添って、志望校のひとつに来てるんですが、持ってきた本も読み終わり、することがありません(汗)。ANNのMDを聞こうと思ったら、プレイヤーの充電がされておらず、聞けませんでした。うっかりにも程がある~(涙)。うう~。お腹すいたなあ…。
Nov 1, 2009
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