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2019.11.17
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​​​​​​​​​​​ ​草間彌生「わたしの芸術」グラフィック社 ​​


草間彌生 「わたしの芸術」 を借りてきました。90歳なんですね。巻頭に評論家の建畠昭のインタビューがあります。
建畠  自己形成期のバックグラウンドは日本だった。でも自分では日本人のアーティストとしてのアイデンティティを掲げてはいない。
​​ 草間  意識したこともない。精神病といわれて日本の美術界から村八分になったわけだからね。ニューヨークに行って戦ってみようと思ったんです。​​
建畠  その頃のニューヨークの動向は草間さんにとってエキサイティングだった?
草間  最初にエンパイア・ステート・ビルのトップに上がってね、見渡したわけよ。この街でやってることを、自分は全部手に納めてスターになりたいと思ったわけよ。当時、3000人のアクション・ペインティングの後継者たちが住んでいたの。でも彼らには興味はなかった。だって同じことやってもしようがないもの。前にあなたがいったじゃない、根本的にアウトサイダーだって。
建畠  アウトサイダーだって自覚はあります?
草間  ありますよ。
​​​  彼女が渡米したのは1957年、昭和三十二年ですね。
 ちょっと話がそれますが、彼女は、今の京都芸大を出た後、いや、出る前からか?地元松本で描き続け、松本の公民館で開いていた個展に 西丸四方 という信州大学の精神科の医者が感動したという逸話があります。
 西丸は 島崎藤村 の姪の子供で、 「こころで見る世界」 (岩波同時代ライブラリィ)の 島崎敏樹 、野草を食べることをすすめた登山家 西丸震哉 は弟。兄二人はこの国の精神医学の草分けですが、島崎藤村の 「夜明け前」 の主人公青山半蔵の生涯に興味を持ったことをきっかけに知りましたが、その西丸四方が草間彌生の最初の理解者だったことは印象深いですね。
草間彌生 は、やがて、ニューヨークで理解され、今では世界的アーティストですが、どの作品もオブセッションというのでしょうか、差し迫ってくる「狂気」を感じさせて、見る人によってはシンドイと思いますが、見始めるとちょっとやめられない感じもあります。我が家では賛否、真っ二つですね。
 「ゆかいな仲間」の「カガククン」一家が住んでいる縁で、松本に行くことがありましたが、 草間彌生美術館 で大きな水玉の動物たちが庭に置かれているのを見ながら、笑っていいのかビビっていいのか、まあ、その感覚が面白いわけです。まあ、それからファンというわけです。
 本書は今年出た本ですが、写真も美しいし、読みでもあります。彼女が選んだ啄木のうたが載せられていました。見開きの隣のページの絵も貼ってみますね。

 NO GREEN NO1
石川啄木
一握の砂から1910

たはむれに母を背負いて
そのあまりに軽きに泣きて
三歩​あゆまず

死ぬことを
持病をのむがごとく我はおもへり
心いためば

高きより飛び下りるごとき心もて
この一生を
​​終わるすべなきか​​

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最終更新日  2020.12.22 17:07:52
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