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松のある
岩山のいただき近く
仰げば
雲の湧く
つかみ取れそうな
空の青さ、
八木重吉
このブログでは 「小枝ちゃん」
と呼ばせていただいている、お友達の 山形梢さん
が、一才になったばかりのおちびちゃんと暮らしながら、小さな詩集を作りました。
大正時代の詩人 「八木重吉」
の神戸時代の詩を集めたアンソロジー詩集です。装丁からすべて手作りで、20篇余りの詩と、詩人の神戸での足跡が紹介されています。
裏表紙はこんな感じです。
表紙から裏表紙を飾っている、六甲の山並みを感じさせる版画も 「小枝ちゃん」
の作品です。
30ページ足らずの「小さな本」ですが、 編集者山形梢
の最初の一歩。さわやかでりりしい本です。
みづが
ひとつのみちをみいでて
河となってながれてゆくように
わたしのこころも
じざいなるみちをみいでて
うつくしくながれてゆきたい
66歳の シマクマ君
にとっては、 八木重吉
は思い出の詩人です。久しぶりに読み返しながら、 「小枝ちゃん」
と 「フクロウくん」
に 「いずみ」
と名付けられ、ようやく一歳のお誕生日を迎えたばかりのおチビさんの 「こころ」
が、 「うつくしくながれ」
続けることを祈っている本だと思いました。
追記2021・05・21
「小枝ちゃん」
がこの詩集の続編を作りました。感想を書いています。覗いてみてください。
山形梢 編「赤ちゃんと百年の詩人 八木重吉の詩 神戸・育児編」(ほらあな堂) |
追記2020・10・05
「小枝ちゃん」
と 「フクロウくん」
と出会うために、久しぶりに六甲道辺りを歩きました。
灘区の区役所がこんなところに移転していたことさえ知らなかったのですが、新しくオープンしたらしい小さな絵本屋さんに連れて行っていただきました。
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