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「ちょっとォー、アルカリ色とかなんとかいう本の 宮沢賢治の短歌 とか、いうてへんかったァー?ここにも、 宮沢賢治の短歌 とかいうて、のってるよ。新聞の短歌のとこ。」 朝日歌壇 というページの真ん中にその記事はありました。
「だれ?」
「佐藤とかいう人。」
「あ、その人やで、あの本の編集というか、著者というか、さとうみちまさいう人やろ。」
黒板は赤き傷受け雲垂れてうすくらき日をすすり泣くなり 記事に引用されている、この三つの短歌は、つい先日、目にしたばかりですが、 「黒板」 、 「ゆみはりの月」 、そして 「水銀の川」が流れる世界 そのものに 「歌」の主体 を読み取る紹介を読み直して、 「なるほど」 と感心することしきりです。
ちばしれる
ゆみはりの月
わが窓に
まよなかきたりて口をゆがむる
対岸に
人、石を積む
人、石を
積めどさびしき
水銀の川
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