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2022.04.18
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​​​​​ ​​山口つばさ「ブルーピリオド 1」(講談社)  2022年3月 マンガ便 で、またまた初お目見えのマンガです。 ​山口つばさ​ という人の ​「ブルーピリオド」(講談社AFTENOON KC)​ が8冊入っていました。​​
ヤサイクン 「なんかになる話」 が好きなようで、今回は芸術家、絵描きさんになる話のようです。
​主人公は都内の高校2年生 やっくん こと 矢口八虎くん です。普段はヤンキー(?)ですが学校の成績は抜群で、その上、男前です。まあ、いってしまえばスーパー・スターです。​  こういう男前で、髪の毛は常時金髪で、それでも、高校2年生ですから、高校を出たらどうするのかという、まあ、当然の展開の悩みが一応あって、成績はいいわけですから、ここで、おつむがいいとされるブランド大学の名前が出てくれば、話は始まりません(笑)。
​ 頭がよくて、学校なんのそので、男前で、その上、結構、ママの教育も行き届いていて、育ちもよさそうですが、残念ながら中流なんですね。要するに 「私学」 にノンビリやれるほどのお金がない。それが ​やっくん ​​ の進路決定の条件です。​
​​​​で、マンガはそんな やっくん が、高2までの生活条件、あるいは環境世界の一番外の世界と出会うというお話です。それは何かというと
「芸術」 です
 ​ で、遊びながらでも、学校では優秀という やっくん が目指すことにしたのが ​東京芸術大学​ ​油絵科​ ですね。これは実在の学校の名前です。​​​​​
​​​​ で、マンガの展開ですが、たとえば、お仕事が学校の教員とかということで、少しでも、 ​東京藝大​ の受験の実態を知っている人には、ここからの ​やっくん​ ​ビルドゥングスの物語​ には、実は、何のリアリティもありません。
高校2年生 デッサン も知らない男の子が、いくら何でも ​東京藝大​ の、それも ​油絵科​ に通るはずはないのです。普通なら、あほらしくて放り出すところなのですが、妙に引き留めるものが、この作品にはありますね。
 これが裏表紙ですが、 シマクマ君 がマンガを放り出すことを引き留めている人物が一番下にいます。 ​​​​​​​​このマンガを結構、面白くて読ませる、今のところの ​キー・ウーマン​ ですね。 やっくんの学校 美術部の顧問の先生 です。
 第1巻​
の、ちょっと、はちゃめちゃな展開を読みながら、 シマクマ君 が考えているのは
​​ 「さてこのキー・ウーマンがどこまで話を持たせるのか?」 ​​
 ​ というようなことですが、マンガのなかの ​やっくん​ は美術部でデッサンに挑んでいますよ。
 このマンガは、カバーの下に4コマが仕込んであります。タッチは本文とは違いますが人物紹介ですね。それを貼ってみますね。
​森さん​ というのは ​やっくん​ を絵の世界に引き込んだ先輩です。
 というわけで、どうなるんでしょうねえ、ホントにリアルになるんでしょうか。じゃあ、また 2巻 ​で。
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最終更新日  2024.08.10 21:42:23
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