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2022.04.19
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​​​​​山口つばさ「ブルーピリオド 2」(講談社) ​​

山口つばさ 「ブルーピリオド」(講談社AFTENOON KC)第2巻 です。
 はまってます!​​

​​​​​​​​​ 主人公の ​やっくん​ こと ​矢口八虎くん​ 東京藝大志望 は、どうも本気のようです。 高校2年生 で美術部に入った彼の周りには新しいお友達が登場します。カヴァーの中の中表紙に4コマで紹介されています。


 こちらはフィギュアが好きな 海野さん と顧問の 佐伯先生 です。


 こちらは、本書の後半で通い始めた予備校で出会った天才少年 高橋世田介君 と超絶技巧の少女、 桑名マキちゃん です。
 読んでいる シマクマ君 は68歳の元高校教員ですが、最初は抵抗のあった絵柄にも慣れて、美術部の顧問をなさっている 佐伯先生 に惹かれ始めています。​​​​​​​​​

 この方です。
​​ 「・・・なるほど受験絵画ですか」
「・・・俺のやってきたことって絵じゃなくて受験だったんですかね」
「それは違うと思います。 結局矢口さんの絵は矢口さんの絵です し」
「あくまで受験はきっかけでしょう?」
「・・・・でも」 ​​
​ 前のページで、こんな会話から二人の話は始まっています。で、このページの会話です。
「受験である以上は傾向と対策ってあるじゃないですか。 でも絵でしょ?絵なんて人によって評価が変わるモンですよね?」
「だったら・・・どうしたらいいんですか?」
「俺、 このまま」
「矢口さん藝大にはもう行きました?」
「・・・・・え?」
敵情視察は大事ですよ

​​  ​​​​デッサンを始めて半年もたたない 矢口八虎君 「受験絵画」に対する悩み は、いくらなんでもちょっとフルスピードな感じがするのです。あくまでも素人考えですが、 「絵画」 という表象芸術の本質論というか、表現のオリジナリティとか固有性というかに触れているわけですからねえ。
 まあ、そこのところに受験生が引っかかるのが 「東大」 じゃなくて 「芸大」 受験の違いの一つだというのが、作者の 山口つばささん にはあるのでしょうね。​​​​

​​​ で、その答えが 「結局矢口さんの絵は矢口さんの絵です」 というわけで、アドバイスは 「敵情視察は大事ですよ」 なのです。この先生ただものじゃないんですね。​​​
 マンガが、芸術論を、まあ、最初からですけど、孕み始めていて、ただの スポコン受験マンガ じゃなくなりつつあるのですが、あくまでも スポコン・ビルドゥングス路線 の面白さを失わないところに、いい年をした シマクマ君 、目を離せなくなっているのです。
​ 3年生になった やっくん は藝大受験には欠かせない 「東京美術学院」 、芸大受験予備校に通い始めます。​
 当然、新たなる多士済々との出会いが始まりました。紹介したいユニークな登場人物がやたら登場しますが、それはまた次巻でということで(笑)。 3巻 以降の案内もよろしくね。ああ、 1巻の案内 はこちらをクリックしてみてください。 じゃあ、バイバイ。

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最終更新日  2022.04.19 00:39:05
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