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2022.07.12
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​​ ​​​​魚豊「チ。 第8集」(スピリッツCOMICS)
2022年 7月 マンガ便 で届きました。 魚豊「チ。 第8集」(スピリッツCOMICS) 最終巻 です。 ヤサイクン も辛抱がいいですね。 シマクマ君 も、 第1巻 の、あまりにグロテスクな絵に、まあ、へきえきという感じだったのですが。結局、 最終巻 第8巻 まで読み終えました(笑)。​​​​

コペ転 という言葉がありますね。 コペルニクス的転回 の省略形ですが、モノの見方が180度変わることをいうのですが、この言葉は哲学者の カント が作った言葉だそうです。まあ、どうでもいいことですが。ご存知だったでしょうか?
 で、 コペ転 という言葉の主は ニコラウス・コペルニクス ですね。 「天球の回転について」 という本で 「地動説」 を唱えて、当時の 西洋キリスト教世界 「コペ転」 させた、 1473年2月19日生まれ で、 1543年5月24日 70歳 で亡くなった ポーランド の人です。
「天球の回転について」 という本は、彼の死んだ日に完成したのだそうで、彼自身は 「コペ転」 した世界の騒ぎ(まあ、それがあったとして)は知らないままあの世に行ったわけですが、実は彼は カトリック教会 司祭 だったってご存知でしょうか。ちなみに、 イマヌエル・カント 18世紀後半 ドイツ の哲学者です。
​​ なんだか、つまらないことをうだうだ書いていますが、 魚豊 の、このマンガ 「チ。」 の舞台は、 コペルニクス が登場する 100年ほど前のヨーロッパ世界 だったようで、最後の最後までたくさんの人が殺されるマンガでしたが、教会によるとんでもない異端狩り、魔女狩りの時代を描いていたのですね。​​
​​​  地動説 という異端学説を巡っての人殺し漫画だったのですが、最後の、この 8巻 で死んだのは、殺すだけ殺してきた 異端審問官ノヴァク と、暗記している 「地動説」 を本にして一儲けしようと夢を見る ドゥラカ という、若い女性でした。​​​
​​​​ この 最終巻 の前半では、 二人の死のシーン が、懇切丁寧に描かれていて、 コペルニクス から ガリレオ にかけて正統化され、 正史 の道を歩むことになる 「地動説」 前史 ともいうべき、あれこれ掛けられていて大変だった、 「チ」の物語 ドゥラカ の命とともに終わりました。これが、彼女の最後のシーンです。​​​​
​​ で、学説保持者と異端狩りの双方が、マンガの舞台から立ち去り、マンガの最後の舞台には、後に コペルニクス の師匠になる ​アルベルト・ブルゼフスキ​ という学者の卵が登場し 「地球の運動」 正史 が始まるところで終わります。​​
​​​ というわけで、 魚豊君 が描きたかったのが、すべてを頭の中に記憶しながら、その学説を、もう一度紙に戻し、出版して、一儲けしようと夢見ながら、かなわないまま死んでしまった ドゥラカの脳の中 に消えてしまった 「チ」まみれの「チ」の歴史 だったことに、ようやく得心した シマクマ君 なのですが、なにせ細かいト書きで語られるお話に、目がついていかなくて難渋しまくったのですが、まあ、なんとか最終巻にたどり着いて メデタシ、メデタシ でした(笑)。
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最終更新日  2022.07.12 02:47:51コメント(0) | コメントを書く


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