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テンポがちょうどいいのです(笑) 。 相羽さん という ご家族の話 で、 お父さん が 日本棋院のプロ棋士 、 お母さん は パート 、 お嬢さん がいらっしゃって 佐江子さん 、私立の 女子高の3年生 、 息子さん は 卓(たかし)君 、 小学校六年生 ですね。
「美味しいものを食べに行くんだから今日はおなかを空かせておかないと」 まあ、こんな感じです。 シマクマ君 の唯一の趣味が、かつては 囲碁 だったこともあって、ときどき出てくる 囲碁用語 や 対局場面 の描写が気にならないというか、むしろ、好きなことも読み続けらる理由かもしれません。作者の 倉多さん は、別に 囲碁 に詳しいわけではないらしいのですが、最後にお描きになったのが 碁打ちの家族漫画 というのも、すこしふしぎです。でも、違和感は全くありません。で、出来事といって、別に何にか起こるわけではありません。食事をしたり、墓参りに行ったり、ああ、それから囲碁の対局のシーンがあったりするだけです。イヤ、ホント、なにも起こりません。
「わたしもご飯いらない 太る」
「久しぶりよねホテルで食事なんてお父さんの稼ぎじゃむりだもんね」
「お前はすぐそういうイヤ味を言う」
父の職業はプロ棋士
つまり碁打ちである
「あらイヤ味じゃなくて事実じゃない せめて五段になってくれたら対局料もちがってくるのに ネ~」
四段で止まったまんまよ
勝負師のくせにピリッとしないの
「じゃあ これふりかける」
「アハハいいかも」
「・・・・ごちそうさま」
「あら卓もういいの」
「うん」
「行ってきまーす」
弟の卓は六年生になってやはりプロ棋士志望である
「お金持った」
「うん」
土日は院生の対局日だ
「終わったら地下鉄のところでまちあわせだから わかった」
「うん」
卓は勝手に日本棋院の院生採用試験を受け合格した
母は卓が弁護士か医者になってくれることを夢見てた
「気を付けて」
「ああ~勉強のできる子だったのに」
わたしはというと二流の短大の付属の女子高に通いとうとう三年生にまってしまった
「漠然とした不安 」
ザンネン! ですね。
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