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もう一度見たい映画!記憶に残る1本! の地位を獲得しているのが、この 「ミツバチのささやき」 です。
「スペイン内戦とビクトル・エリセ」 という構図でした。この映画が撮られた 1973年 というのは 独裁者フランコ がまだ存命のころです。だから、まあ、そんなに追いかけて読んだわけではありませんが、この映画に対する批評をなぞりながら見た気がします。
ボンヤリ見よう・・・ と思ってやって来ました。
「そうだ、あっこに一人で行ってみよう!」 お腹を空かせて 隠れているおじさん 、 おじさん の手の中に消えた 懐中時計 から聞こえてくる オルゴールの音色 。
「そのオルゴール、どうしてお父さんが持っているの????」
「あの、おじさんのところに行ってみなっくちゃ。」 アナちゃん の瞳の奥に広がっていく 「おどろき」 や 「ふあん」 や 「よろこび」 の中に、 69歳という年齢 を忘れて入っておいでと映画は語っていました。ドキドキしました。
「これは、すごいで、見といたほうがええ思うで。」 あとから見に行った チッチキ夫人 の感想でした。
「あの子供たちのおる大きな家と大人たちって、 ホラー映画 みたいやったわ。おねーちゃん、ホントに死んだんや思ってドキドキしたわ。そんなことが起こりそうな雰囲気やんか。」
「えっ?」
「だから、子ども相手してるのに上からというか、誰もしゃがまへんやん。毒キノコやいうて踏みつぶすし。」
ナルホド! ですね。あの 子どもたち は 二人ボッチ なんですね。
血の塊だけ残していなくなった、あの、おじさん・・・。 生まれて初めて、 いなくなってしまうこと 、よくわからなかった 死んでしまうこと の 不安 のなかをさまよっている アナちゃん を、あの、映画に出ていた 怪物 が救ってくれるんですね。
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