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今時、サリンジャー? なのですが、 2023年の秋 あたりから、ボクのなかではブームです。
「ああ、あれだな。」 と思って借りてきました。
サリンジャー好きやねん! の人向けです。
で、なにが謎なのか? ようやく、今回の 「謎ときサリンジャー」 にもどってきましたが、
「バナナフィッシュにうってつけの日」 というあまりにも有名な J・D・サリンジャー の作品は、一発の銃声で締めくくられる。 と、本書の冒頭で 竹内先生 はおっしゃっています。
フロリダのビーチで少女と戯れながら、海中のバナナ穴でバナナを食べてバナナ熱で死んでしまう奇怪な魚バナナフィッシュの話をする 若い男=シーモア・グラス 。 サリンジャー が後に書き継ぐことになる 〈グラス家のサーガ(物語)〉の最初の一篇 となるこの物語で、男は妻と休暇を楽しんでいたはずだった。まだ三十一歳。だがリゾートホテルの一室で、突然、自分の頭を拳銃で撃ち抜いてしまう。
しかし、それは本当に自殺だったのだろうか — 。
本書はこのような問いからはじまる。
「その時、シーモアはホントに死んだのか?」 と問いを立てることで、 サリンジャー という
作家の「正体」 に迫ろうとしていて、なかなかスリリングでした。
「ないのにある、あるのにない」、 が、 グラスサーガ だけではなくて ライ麦畑 にも、結構、転がっているんですよね。そのあたりを嗅いでいくと・・・(笑)。
「同じなのに別で、別なのに同じ」、
なんだこりゃ?
サリンジャー好きやねん! の人にお任せしますね(笑)。
追記
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